JPH07254592A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH07254592A JPH07254592A JP4592094A JP4592094A JPH07254592A JP H07254592 A JPH07254592 A JP H07254592A JP 4592094 A JP4592094 A JP 4592094A JP 4592094 A JP4592094 A JP 4592094A JP H07254592 A JPH07254592 A JP H07254592A
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- semiconductor device
- manufacturing
- dielectric constant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層配線における絶縁膜の形成方法に係り、
誘電率の低い絶縁膜を形成する半導体装置の製造方法に
関し、大気中にあっても経時変化の少ないSiOF膜を
堆積する半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 弗素を含有したシリコン酸化膜をプラズマ化
学気相成長法により堆積する半導体装置の製造方法にお
いて、高周波電源16により発生した1MHz以上の高
周波電界と、低周波電源18により発生した1MHz以
下の低周波電界を用いて反応ガスを励起し、半導体ウェ
ーハ20上にSiOF膜を堆積する。
誘電率の低い絶縁膜を形成する半導体装置の製造方法に
関し、大気中にあっても経時変化の少ないSiOF膜を
堆積する半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 弗素を含有したシリコン酸化膜をプラズマ化
学気相成長法により堆積する半導体装置の製造方法にお
いて、高周波電源16により発生した1MHz以上の高
周波電界と、低周波電源18により発生した1MHz以
下の低周波電界を用いて反応ガスを励起し、半導体ウェ
ーハ20上にSiOF膜を堆積する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層配線における絶縁
膜の形成方法に係り、誘電率の低い絶縁膜を形成する半
導体装置の製造方法に関する。
膜の形成方法に係り、誘電率の低い絶縁膜を形成する半
導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高速化の
観点から多層配線における絶縁材料の見直しが行われて
いる。シリコン酸化膜(SiO2膜)は、従来から用い
られてきた半導体装置の絶縁材料であるが、誘電率が
4.1と高いため配線間の寄生容量が大きく、信号遅延
の一つの原因であった。今後、微細化が進むと配線間の
距離がさらに短くなるため、寄生容量はさらに大きくな
り、信号遅延時間を増大させてしまう。誘電率の低い材
料を層間絶縁膜として用いることができれば、配線間の
寄生容量は低下し、半導体装置における信号遅延時間を
短くすることができる。
観点から多層配線における絶縁材料の見直しが行われて
いる。シリコン酸化膜(SiO2膜)は、従来から用い
られてきた半導体装置の絶縁材料であるが、誘電率が
4.1と高いため配線間の寄生容量が大きく、信号遅延
の一つの原因であった。今後、微細化が進むと配線間の
距離がさらに短くなるため、寄生容量はさらに大きくな
り、信号遅延時間を増大させてしまう。誘電率の低い材
料を層間絶縁膜として用いることができれば、配線間の
寄生容量は低下し、半導体装置における信号遅延時間を
短くすることができる。
【0003】最近、プラズマ化学気相成長(CVD)法
によるSiO2膜の成膜において、成膜過程で弗素
(F)原子を含むガスを添加し、F原子を含有するSi
O2(SiOF)膜を形成した例が報告されている。こ
のようにして成膜したSiOF膜の誘電率は3.0〜
3.5程度の値であり、プラズマCVD法により形成し
た従来のSiO2膜の誘電率である4.3と比較して低
く、半導体装置の高速化を図る上で効果がある。
によるSiO2膜の成膜において、成膜過程で弗素
(F)原子を含むガスを添加し、F原子を含有するSi
O2(SiOF)膜を形成した例が報告されている。こ
のようにして成膜したSiOF膜の誘電率は3.0〜
3.5程度の値であり、プラズマCVD法により形成し
た従来のSiO2膜の誘電率である4.3と比較して低
く、半導体装置の高速化を図る上で効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のSiOF膜は、分極の大きいSi−F結合を有するた
めに吸湿性が高く、大気中に放置すると吸湿にともなっ
て誘電率が増加する問題があった。本発明の目的は、大
気中にあっても経時変化の少ないSiOF膜を堆積する
半導体装置の製造方法を提供することにある。
のSiOF膜は、分極の大きいSi−F結合を有するた
めに吸湿性が高く、大気中に放置すると吸湿にともなっ
て誘電率が増加する問題があった。本発明の目的は、大
気中にあっても経時変化の少ないSiOF膜を堆積する
半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、弗素を含有
したシリコン酸化膜をプラズマ化学気相成長法により堆
積する半導体装置の製造方法において、高周波および低
周波を用いて反応ガスを励起することを特徴とする半導
体装置の製造方法により達成される。また、前記低周波
のエネルギーを0.46W/cm2以上印加することを
特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
したシリコン酸化膜をプラズマ化学気相成長法により堆
積する半導体装置の製造方法において、高周波および低
周波を用いて反応ガスを励起することを特徴とする半導
体装置の製造方法により達成される。また、前記低周波
のエネルギーを0.46W/cm2以上印加することを
特徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
【0006】また、前記低周波電源のエネルギーは1.
80W/cm2以下であることを特徴とする半導体装置
の製造方法により達成される。また、前記低周波の周波
数は1MHz以下であることを特徴とする半導体装置の
製造方法により達成される。また、弗素原子を含む前記
反応ガスとして、C2F6、NF3、BF3、CHF3、C4
F8、C2F2、CF4あるいはSiF4を用いることを特
徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
80W/cm2以下であることを特徴とする半導体装置
の製造方法により達成される。また、前記低周波の周波
数は1MHz以下であることを特徴とする半導体装置の
製造方法により達成される。また、弗素原子を含む前記
反応ガスとして、C2F6、NF3、BF3、CHF3、C4
F8、C2F2、CF4あるいはSiF4を用いることを特
徴とする半導体装置の製造方法により達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、プラズマCVDによるSiO
F膜形成過程で、反応ガス励起用の高周波電源に加えて
低周波電源を用いることにより、堆積と同時に膜中に結
合欠陥が導入され、結合欠陥が膜中に吸収されたH2O
の結合を解離してSi−OH結合を形成するため、誘電
率の上昇を制御でき、大気中でも誘電率の安定したSi
OF膜を形成することができる。
F膜形成過程で、反応ガス励起用の高周波電源に加えて
低周波電源を用いることにより、堆積と同時に膜中に結
合欠陥が導入され、結合欠陥が膜中に吸収されたH2O
の結合を解離してSi−OH結合を形成するため、誘電
率の上昇を制御でき、大気中でも誘電率の安定したSi
OF膜を形成することができる。
【0008】
【実施例】本発明は、吸湿によるSiOF膜の誘電率変
化の制御方法を提供するものである。はじめに、本発明
における誘電率制御の機構について説明する。プラズマ
CVDによる成膜は、一般には1MHz以上の高周波を
印加して行われている。これに対して、例えばテトラエ
トキシシラン(TEOS)またはシラン(SiH4)と
O2によるSiO2膜の成膜において、1MHz以上の高
周波と1MHz以下の低周波を成膜過程で印加すると、
膜が緻密化され良質の膜を得ることができる。高周波は
プラズマ中の電子を加速するのに対して、低周波はプラ
ズマ中のイオンを加速する。緻密化は、低周波によって
加速したイオンが堆積した膜に対して衝突を繰り返す
(イオンボンバードメント効果)ことによる。このこと
は、特開昭56−45760号公報、米国特許第453
9068号明細書で既に報告されている。緻密化した膜
は大気中の水分を吸収し難く誘電率は安定である。
化の制御方法を提供するものである。はじめに、本発明
における誘電率制御の機構について説明する。プラズマ
CVDによる成膜は、一般には1MHz以上の高周波を
印加して行われている。これに対して、例えばテトラエ
トキシシラン(TEOS)またはシラン(SiH4)と
O2によるSiO2膜の成膜において、1MHz以上の高
周波と1MHz以下の低周波を成膜過程で印加すると、
膜が緻密化され良質の膜を得ることができる。高周波は
プラズマ中の電子を加速するのに対して、低周波はプラ
ズマ中のイオンを加速する。緻密化は、低周波によって
加速したイオンが堆積した膜に対して衝突を繰り返す
(イオンボンバードメント効果)ことによる。このこと
は、特開昭56−45760号公報、米国特許第453
9068号明細書で既に報告されている。緻密化した膜
は大気中の水分を吸収し難く誘電率は安定である。
【0009】図1は、TEOS+O2系によるSiO2膜
の成膜と、TEOS+O2+C2F6系によるSiOF膜
の成膜過程で、高周波(13.56MHz)と低周波
(350kHz)を印加し、低周波の出力を変化して成
膜した際に、基板にかかる応力を測定した結果である。
基板の応力がコンプレッシブ側になるほど膜の密度は高
く、テンシル側になるほど膜の密度は低くなっているこ
とを示す。
の成膜と、TEOS+O2+C2F6系によるSiOF膜
の成膜過程で、高周波(13.56MHz)と低周波
(350kHz)を印加し、低周波の出力を変化して成
膜した際に、基板にかかる応力を測定した結果である。
基板の応力がコンプレッシブ側になるほど膜の密度は高
く、テンシル側になるほど膜の密度は低くなっているこ
とを示す。
【0010】図1において、SiO2膜を成膜した基板
は低周波出力を増加させると基板の応力はコンプレッシ
ブ側に変化し、膜の密度が高くなっている。一方、Si
OF膜を成膜した基板では、低周波の出力を増加するほ
ど基板の応力はテンシル側に変化し、膜の密度は小さく
なっている。このように、SiOF膜成膜過程で低周波
を印加した場合、膜を緻密化する効果はみられない。S
iOF膜の場合には密度が小さくなっても誘電率の安定
性が図れるが、これは膜に対する低周波の効果が異なる
ことによる。
は低周波出力を増加させると基板の応力はコンプレッシ
ブ側に変化し、膜の密度が高くなっている。一方、Si
OF膜を成膜した基板では、低周波の出力を増加するほ
ど基板の応力はテンシル側に変化し、膜の密度は小さく
なっている。このように、SiOF膜成膜過程で低周波
を印加した場合、膜を緻密化する効果はみられない。S
iOF膜の場合には密度が小さくなっても誘電率の安定
性が図れるが、これは膜に対する低周波の効果が異なる
ことによる。
【0011】以下、SiOF膜形成過程において、低周
波の印加が誘電率の安定化にどのように関与しているの
かを説明する。周波数が1MHz以下になると、プラズ
マ中のイオンは電界の変化に追従できるようになり、加
速する。SiOF膜の成膜において、Fイオンは他のS
iイオンやOイオンよりも化学的に活性であり、加速し
たFイオンは堆積した膜中の原子と衝突してSi−O結
合を分解する。C2F6を添加しない場合には1E17c
mー3程度の欠陥密度であるが、Fイオンによる結合分解
によって膜中には1E20cmー3程度もの密度で欠陥が
発生する。
波の印加が誘電率の安定化にどのように関与しているの
かを説明する。周波数が1MHz以下になると、プラズ
マ中のイオンは電界の変化に追従できるようになり、加
速する。SiOF膜の成膜において、Fイオンは他のS
iイオンやOイオンよりも化学的に活性であり、加速し
たFイオンは堆積した膜中の原子と衝突してSi−O結
合を分解する。C2F6を添加しない場合には1E17c
mー3程度の欠陥密度であるが、Fイオンによる結合分解
によって膜中には1E20cmー3程度もの密度で欠陥が
発生する。
【0012】成膜後、大気中から膜中にH2Oが吸収さ
れると、結合欠陥はH2Oと次に示すような化学反応を
起こす。
れると、結合欠陥はH2Oと次に示すような化学反応を
起こす。
【0013】
【数1】 プラズマ中のFイオンの衝撃により発生したSiの結合
欠陥は、H2Oと反応することでSi−OHを形成し、
膜外にHを放出する。上記反応により膜中に発生したS
i−OHは、誘電率の上昇を制御する上で重要な働きを
もつ。
欠陥は、H2Oと反応することでSi−OHを形成し、
膜外にHを放出する。上記反応により膜中に発生したS
i−OHは、誘電率の上昇を制御する上で重要な働きを
もつ。
【0014】膜中に結合欠陥をもたないSiOF膜中に
H2Oが吸収された場合、HとOの電気陰性度の差によ
って、分子内の電子分布にかたよりが生じている。電子
分布のかたよりは、双極子モーメントと呼ばれるベクト
ル量で表される。膜中に存在するH2O分子は、並進や
回転など運動方向の自由度が高く、印加した交流電源の
電界方向の変化に対して容易にベクトルの方向を追随す
ることができる。このようなベクトル方向の変化が、結
果として誘電率を高くすることになる。
H2Oが吸収された場合、HとOの電気陰性度の差によ
って、分子内の電子分布にかたよりが生じている。電子
分布のかたよりは、双極子モーメントと呼ばれるベクト
ル量で表される。膜中に存在するH2O分子は、並進や
回転など運動方向の自由度が高く、印加した交流電源の
電界方向の変化に対して容易にベクトルの方向を追随す
ることができる。このようなベクトル方向の変化が、結
果として誘電率を高くすることになる。
【0015】しかし、膜中に結合欠陥があると、上記化
学式に示すようにSiの結合欠陥とH2Oが反応してS
iOHを形成することになる。Siと結合した−OHも
双極子モーメントを有するため、印加した交流電源の電
界方向にベクトルを揃えようとするが、−OHはSi原
子に固定されているために方向を変えることができず、
結果として誘電率には寄与しなくなる。
学式に示すようにSiの結合欠陥とH2Oが反応してS
iOHを形成することになる。Siと結合した−OHも
双極子モーメントを有するため、印加した交流電源の電
界方向にベクトルを揃えようとするが、−OHはSi原
子に固定されているために方向を変えることができず、
結果として誘電率には寄与しなくなる。
【0016】上述した機構を利用し、本発明では、Si
OF膜成膜時に高周波電源を用いてプラズマを励起し、
低周波電源により堆積と同時に膜中に結合欠陥を形成す
ることで、SiOF膜の吸湿性を制御し、大気中にあっ
ても経時変化の少ないSiOF膜を堆積する半導体装置
の製造方法を提供する。次に、本発明の一実施例による
半導体装置の製造方法を図2乃至7を用いて説明する。
OF膜成膜時に高周波電源を用いてプラズマを励起し、
低周波電源により堆積と同時に膜中に結合欠陥を形成す
ることで、SiOF膜の吸湿性を制御し、大気中にあっ
ても経時変化の少ないSiOF膜を堆積する半導体装置
の製造方法を提供する。次に、本発明の一実施例による
半導体装置の製造方法を図2乃至7を用いて説明する。
【0017】図2は、本実施例に用いるSiOF膜成膜
装置の概略図である。図3は、本実施例により成長した
SiOF膜中のSi欠陥密度の低周波出力依存性を示し
ている。図4乃至図7は、本実施例により種々の条件で
形成したSiOF膜の誘電率の経時変化を示したもので
ある。まず、本実施例に用いるSiOF膜成膜装置につ
いて図2を用いて詳細に説明する。
装置の概略図である。図3は、本実施例により成長した
SiOF膜中のSi欠陥密度の低周波出力依存性を示し
ている。図4乃至図7は、本実施例により種々の条件で
形成したSiOF膜の誘電率の経時変化を示したもので
ある。まず、本実施例に用いるSiOF膜成膜装置につ
いて図2を用いて詳細に説明する。
【0018】SiOF膜を成膜する反応室10は真空パ
イプ32を介して真空ポンプ34に接続されている。反
応室10の内部には、互いに対向する位置にシャワーヘ
ッド12およびプレート14が設置されており、堆積の
際にはプラズマを発生する対向電極として使用する。シ
ャワーヘッド12には、高周波電源16および低周波電
源18が接続されている。プレート14は接地されてお
り、また、SiOF膜を堆積すべきシリコンウェーハ2
0を支持する役割も担う。さらに、堆積の際、プレート
14はランプ加熱により昇温することができる(図示せ
ず)。
イプ32を介して真空ポンプ34に接続されている。反
応室10の内部には、互いに対向する位置にシャワーヘ
ッド12およびプレート14が設置されており、堆積の
際にはプラズマを発生する対向電極として使用する。シ
ャワーヘッド12には、高周波電源16および低周波電
源18が接続されている。プレート14は接地されてお
り、また、SiOF膜を堆積すべきシリコンウェーハ2
0を支持する役割も担う。さらに、堆積の際、プレート
14はランプ加熱により昇温することができる(図示せ
ず)。
【0019】原料ガスは、それぞれのボンベ22、2
4、26より供給され、パイプ28を通して混合され、
シャワーヘッド12へ送られる。なお、堆積するSiO
FにおけるSi成分を供給するTEOSは、容器30中
に液体状で封入されており、容器30中にArガスを吹
き込むことでTEOSを気化し、その気体分子をシャワ
ーヘッド12に送っている。
4、26より供給され、パイプ28を通して混合され、
シャワーヘッド12へ送られる。なお、堆積するSiO
FにおけるSi成分を供給するTEOSは、容器30中
に液体状で封入されており、容器30中にArガスを吹
き込むことでTEOSを気化し、その気体分子をシャワ
ーヘッド12に送っている。
【0020】シャワーヘッド12に導入された原料ガス
は、シャワーヘッド12の開口部から反応室10に導入
され、シャワーヘッド12−プレート14間に印加され
た高周波電源16によりプラズマを発生する。さらに、
プラズマ中のイオンはシャワーヘッド12−プレート1
4間に印加した低周波電源18により加速され、堆積膜
中に結合欠陥を生成するための担体となる。
は、シャワーヘッド12の開口部から反応室10に導入
され、シャワーヘッド12−プレート14間に印加され
た高周波電源16によりプラズマを発生する。さらに、
プラズマ中のイオンはシャワーヘッド12−プレート1
4間に印加した低周波電源18により加速され、堆積膜
中に結合欠陥を生成するための担体となる。
【0021】次に、種々の条件により形成したSiOF
膜の特性を以下に示す。表1に、本実施例におけるSi
OF膜の成膜条件をまとめる。
膜の特性を以下に示す。表1に、本実施例におけるSi
OF膜の成膜条件をまとめる。
【0022】
【表1】 表1に示す4つの成膜条件について、低周波電源18の
出力に対するSi欠陥の密度変化を示したものが図3で
ある。Si欠陥の密度は、電子スピン共鳴(ESR)ス
ペクトルを元に算出した。低周波電源18の出力が0.
36W/cm2以下の場合、膜中のSi欠陥密度は低周
波電源18を用いない場合とほぼ等しい2.3E17c
mー3であるが、0.46W/cm2以上加えることによ
り急激に増加し、8.2E19cmー3に達する。
出力に対するSi欠陥の密度変化を示したものが図3で
ある。Si欠陥の密度は、電子スピン共鳴(ESR)ス
ペクトルを元に算出した。低周波電源18の出力が0.
36W/cm2以下の場合、膜中のSi欠陥密度は低周
波電源18を用いない場合とほぼ等しい2.3E17c
mー3であるが、0.46W/cm2以上加えることによ
り急激に増加し、8.2E19cmー3に達する。
【0023】図4は、上記試料を大気中に放置し、Si
OF膜の誘電率の経時変化を調べた結果である。低周波
電源18の出力を加えないときと、低周波電源18の出
力を0.36W/cm2とした場合、誘電率は放置時間
とともに増加し、10時間後に誘電率はそれぞれ5.1
と4.7であった。これに対し、低周波電源18の出力
が0.46,0.77W/cm2のときには10時間放
置後でも誘電率の増加は確認できなかった。
OF膜の誘電率の経時変化を調べた結果である。低周波
電源18の出力を加えないときと、低周波電源18の出
力を0.36W/cm2とした場合、誘電率は放置時間
とともに増加し、10時間後に誘電率はそれぞれ5.1
と4.7であった。これに対し、低周波電源18の出力
が0.46,0.77W/cm2のときには10時間放
置後でも誘電率の増加は確認できなかった。
【0024】このことから、SiOF膜の誘電率を大気
中において安定化させるためには、低周波電源18の出
力は少なくとも0.46W/cm2以上必要であること
がわかった。この結果は、図3に示したSi欠陥密度の
測定において、0.46W/cm2以上の出力でSi欠
陥が急激に増加したことと一致する。つまり、Siの欠
陥が誘電率の安定化に大きく関与していることがわか
る。
中において安定化させるためには、低周波電源18の出
力は少なくとも0.46W/cm2以上必要であること
がわかった。この結果は、図3に示したSi欠陥密度の
測定において、0.46W/cm2以上の出力でSi欠
陥が急激に増加したことと一致する。つまり、Siの欠
陥が誘電率の安定化に大きく関与していることがわか
る。
【0025】低周波電源18の出力の増加とともにSi
欠陥密度は増加するが、過剰に低周波出力を加えるとイ
オンによる膜のエッチングが顕著になるため、エッチン
グが問題とならない0.46〜1.80W/cm2程度
の範囲で成膜を行うことが望ましい。大気放置によって
SiOF膜の構造がどのように変化しているのかをフー
リエ変換赤外吸収スペクトル(FT−IR)を用いて調
べた結果を表2に示す。
欠陥密度は増加するが、過剰に低周波出力を加えるとイ
オンによる膜のエッチングが顕著になるため、エッチン
グが問題とならない0.46〜1.80W/cm2程度
の範囲で成膜を行うことが望ましい。大気放置によって
SiOF膜の構造がどのように変化しているのかをフー
リエ変換赤外吸収スペクトル(FT−IR)を用いて調
べた結果を表2に示す。
【0026】
【表2】 表2は、3600cmー1のSi−OHと、2800〜3
500cmー1のH2Oに基づく吸収に着目し、成膜直後
と大気中10時間放置後のSiOF膜の構造を調べた結
果をまとめたものである。表中の数値は、各吸収ピーク
について、(放置後の吸収強度−成膜直後の吸収強度)
/成膜直後の吸収強度×100%の式に基づき算出した
ものである。
500cmー1のH2Oに基づく吸収に着目し、成膜直後
と大気中10時間放置後のSiOF膜の構造を調べた結
果をまとめたものである。表中の数値は、各吸収ピーク
について、(放置後の吸収強度−成膜直後の吸収強度)
/成膜直後の吸収強度×100%の式に基づき算出した
ものである。
【0027】表2において、低周波電源18の出力を加
えないときと、低周波電源18の出力を0.36W/c
m2とした場合、大気放置後にSi−OHの吸収に比べ
てH2Oの吸収が大きく増加していることがわかる。一
方、低周波電源18の出力が0.46,0.77W/c
m2のときには、大気放置後にH2Oの吸収よりもSi−
OHの吸収が大きく増加していることがわかる。
えないときと、低周波電源18の出力を0.36W/c
m2とした場合、大気放置後にSi−OHの吸収に比べ
てH2Oの吸収が大きく増加していることがわかる。一
方、低周波電源18の出力が0.46,0.77W/c
m2のときには、大気放置後にH2Oの吸収よりもSi−
OHの吸収が大きく増加していることがわかる。
【0028】このような両者の違いは、図3に示したよ
うに、膜中の欠陥密度と関係している。すなわち、膜中
に拡散してきたH2OがSiの欠陥と反応するとSi−
OHが生成し、膜中のH2Oは大幅に減少する。低周波
電源18の出力が0.46W/cm2以上の場合にSi
−OHの吸収強度の増加が大きかったのは、膜中のSi
の欠陥が多く含まれていたことによる。上述したよう
に、H2OがSi−OHに変化することによって誘電率
の増加が制御される。
うに、膜中の欠陥密度と関係している。すなわち、膜中
に拡散してきたH2OがSiの欠陥と反応するとSi−
OHが生成し、膜中のH2Oは大幅に減少する。低周波
電源18の出力が0.46W/cm2以上の場合にSi
−OHの吸収強度の増加が大きかったのは、膜中のSi
の欠陥が多く含まれていたことによる。上述したよう
に、H2OがSi−OHに変化することによって誘電率
の増加が制御される。
【0029】図5は、C2F6ガス流量のみを上記実施例
の倍である700sccmとしたときの、低周波電源1
8の出力に対するSiOF膜の誘電率の経時変化を示し
たものである。図からわかるように、流量が350sc
cmの場合と同様に、誘電率の安定化には0.46W/
cm2以上の低周波電源18の出力が必要であった。図
6は、上記実施例において弗素系ガスとしてC2F6のか
わりにNF3を用いたときの誘電率の経時変化を示した
ものである。ガス流量は350sccmである。図から
わかるように、弗素源としてNF3ガスを用いた場合に
も同様に、誘電率の安定化には0.46W/cm2以上
の低周波電源18の出力が必要であった。
の倍である700sccmとしたときの、低周波電源1
8の出力に対するSiOF膜の誘電率の経時変化を示し
たものである。図からわかるように、流量が350sc
cmの場合と同様に、誘電率の安定化には0.46W/
cm2以上の低周波電源18の出力が必要であった。図
6は、上記実施例において弗素系ガスとしてC2F6のか
わりにNF3を用いたときの誘電率の経時変化を示した
ものである。ガス流量は350sccmである。図から
わかるように、弗素源としてNF3ガスを用いた場合に
も同様に、誘電率の安定化には0.46W/cm2以上
の低周波電源18の出力が必要であった。
【0030】弗素系ガスとしては上記C2F6やNF3の
他に、BF3、C4F8、C2F2、CHF3、SiF4など
を用いてもよい。その際も、低周波電源18の出力を
0.46W/cm2以上にすることで誘電率の安定化を
図ることができる。図7は、上記実施例において高周波
電源16の出力のみ1.28W/cm2に変化した際の
誘電率の経時変化を示したものである。図からわかるよ
うに、高周波電源16の出力を1.28W/cm2に増
加した場合にも誘電率の安定化には0.46W/cm2
以上の低周波電源18の出力が必要であった。この他に
も高周波電源16の出力を変化させて実験を行ったが、
誘電率の安定性への高周波電源16の出力の影響はない
ことがわかった。
他に、BF3、C4F8、C2F2、CHF3、SiF4など
を用いてもよい。その際も、低周波電源18の出力を
0.46W/cm2以上にすることで誘電率の安定化を
図ることができる。図7は、上記実施例において高周波
電源16の出力のみ1.28W/cm2に変化した際の
誘電率の経時変化を示したものである。図からわかるよ
うに、高周波電源16の出力を1.28W/cm2に増
加した場合にも誘電率の安定化には0.46W/cm2
以上の低周波電源18の出力が必要であった。この他に
も高周波電源16の出力を変化させて実験を行ったが、
誘電率の安定性への高周波電源16の出力の影響はない
ことがわかった。
【0031】このように本実施例によれば、プラズマC
VDによるSiOF膜形成過程で、反応ガス励起用の高
周波電源16に加えて低周波電源18を用いることによ
り、堆積と同時に膜中に結合欠陥が導入され、その欠陥
が膜中に吸収されたH2Oの結合を解離してSi−OH
結合を形成するため、誘電率の上昇を制御でき、大気中
でも誘電率の安定したSiOF膜を形成することができ
る。
VDによるSiOF膜形成過程で、反応ガス励起用の高
周波電源16に加えて低周波電源18を用いることによ
り、堆積と同時に膜中に結合欠陥が導入され、その欠陥
が膜中に吸収されたH2Oの結合を解離してSi−OH
結合を形成するため、誘電率の上昇を制御でき、大気中
でも誘電率の安定したSiOF膜を形成することができ
る。
【0032】本発明の上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では低周波電源16の
周波数に350kHzを用いたが、本実施例と同様の効
果を得るためには1MHz以下の周波数を用いればよ
い。また、本実施例では、成膜時の反応室10内の圧力
を5Torrとしたが、1〜9Torrの範囲において
成膜実験を行った結果、誘電率を安定化させるために必
要な低周波電源18の出力は変化せず、いずれの圧力に
おいても0.46W/cm2以上必要である。
可能である。例えば、上記実施例では低周波電源16の
周波数に350kHzを用いたが、本実施例と同様の効
果を得るためには1MHz以下の周波数を用いればよ
い。また、本実施例では、成膜時の反応室10内の圧力
を5Torrとしたが、1〜9Torrの範囲において
成膜実験を行った結果、誘電率を安定化させるために必
要な低周波電源18の出力は変化せず、いずれの圧力に
おいても0.46W/cm2以上必要である。
【0033】また、Si源のガスとしてTEOSを用い
たが、シラン、ジシラン、テトラエチルシクロテトラシ
ロキサン、テトラメチルシクロテトラシロキサンのよう
なアルキルシロキサンをはじめとする他の化合物を用い
てもよい。また、TEOSを反応室10内に導入する際
にArガスを用いたが、He,Ne,Xe,N2などの
不活性ガスを用いても良い。
たが、シラン、ジシラン、テトラエチルシクロテトラシ
ロキサン、テトラメチルシクロテトラシロキサンのよう
なアルキルシロキサンをはじめとする他の化合物を用い
てもよい。また、TEOSを反応室10内に導入する際
にArガスを用いたが、He,Ne,Xe,N2などの
不活性ガスを用いても良い。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、プラズマ
CVDによるSiOF膜形成過程で、反応ガス励起用の
高周波電源に加えて低周波電源を用いることにより、堆
積と同時に膜中に結合欠陥が導入され、欠陥が膜中に吸
収されたH2Oの結合を解離してSi−OH結合を形成
するため、誘電率の上昇を制御でき、大気中でも誘電率
の安定したSiOF膜を形成することができるので、半
導体装置の高速化を図ることが可能となる。
CVDによるSiOF膜形成過程で、反応ガス励起用の
高周波電源に加えて低周波電源を用いることにより、堆
積と同時に膜中に結合欠陥が導入され、欠陥が膜中に吸
収されたH2Oの結合を解離してSi−OH結合を形成
するため、誘電率の上昇を制御でき、大気中でも誘電率
の安定したSiOF膜を形成することができるので、半
導体装置の高速化を図ることが可能となる。
【図1】SiO2膜およびSiOF膜を成膜したウェー
ハにかかるストレスと低周波電源の出力との関係を示す
グラフである。
ハにかかるストレスと低周波電源の出力との関係を示す
グラフである。
【図2】本発明の実施例に用いたSiOF膜成膜装置の
概略を示す図である。
概略を示す図である。
【図3】本発明の実施例により形成したSiOF膜中の
Si欠陥密度と低周波電源の出力との関係を示すグラフ
である。
Si欠陥密度と低周波電源の出力との関係を示すグラフ
である。
【図4】本発明の実施例により形成したSiOF膜にお
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例により形成したSiOF膜にお
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例により形成したSiOF膜にお
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
【図7】本発明の実施例により形成したSiOF膜にお
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
ける誘電率の経時変化を示すグラフである。
10…反応室 12…シャワーヘッド 14…プレート 16…高周波電源 18…低周波電源 20…ウェーハ 22…Arボンベ 24…C2F6ボンベ 26…O2ボンベ 28…パイプ 30…容器 32…真空パイプ 34…真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 理華 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 原田 秀樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮澤 久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 幸博 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 弗素を含有したシリコン酸化膜をプラズ
マ化学気相成長法により堆積する半導体装置の製造方法
において、 高周波電界と共に低周波電界を用いて反応ガスを励起す
ることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記低周波電界のエネルギーを0.46W/cm2以上
印加することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記低周波電界のエネルギーは1.80W/cm2以下
であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法において、 前記低周波電界の周波数は1MHz以下であることを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
体装置の製造方法において、 弗素原子を含む前記反応ガスとして、C2F6、NF3、
BF3、CHF3、C4F 8、C2F2、CF4またはSiF4
を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592094A JPH07254592A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592094A JPH07254592A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07254592A true JPH07254592A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12732693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4592094A Pending JPH07254592A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07254592A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH09330926A (ja) * | 1996-03-15 | 1997-12-22 | Applied Materials Inc | ハロゲンドープシリコン酸化物膜の安定性向上のための方法及び装置 |
JPH1064892A (ja) * | 1996-05-13 | 1998-03-06 | Applied Materials Inc | 堆積チャンバ及び低誘電性膜のための方法 |
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JP2020136532A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 株式会社Kokusai Electric | 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP4592094A patent/JPH07254592A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031118 |