JPH07253288A - アルミニウム合金製熱交換器 - Google Patents
アルミニウム合金製熱交換器Info
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- JPH07253288A JPH07253288A JP4355894A JP4355894A JPH07253288A JP H07253288 A JPH07253288 A JP H07253288A JP 4355894 A JP4355894 A JP 4355894A JP 4355894 A JP4355894 A JP 4355894A JP H07253288 A JPH07253288 A JP H07253288A
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- JP
- Japan
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- transfer tube
- heat transfer
- tank
- aluminum alloy
- edge
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送り込み口と取り出し口とを設けたタンク本
体14aが、ろう付けの際に揺動変位する事を防止す
る。これによって、これら送り込み口と取り出し口の方
向が不正である不良品の発生を防止し、歩留の向上によ
る製造コストの低廉化を図る。 【構成】 サイドプレート5aの延出部23a、23b
の中央部に透孔25a、25bを設け、この透孔25
a、25bの内周縁に突縁22a、22bを形成する。
そして、座板13a、13bの端部開口縁24a、24
bに上記突縁22a、22bを突き当て、上記延出部2
3a、23bの先端部内側面21a、21bでタンク本
体14a、14bの端部外面を抑え付ける。これによっ
て上記タンク本体14a、14bの揺動を防止する。
体14aが、ろう付けの際に揺動変位する事を防止す
る。これによって、これら送り込み口と取り出し口の方
向が不正である不良品の発生を防止し、歩留の向上によ
る製造コストの低廉化を図る。 【構成】 サイドプレート5aの延出部23a、23b
の中央部に透孔25a、25bを設け、この透孔25
a、25bの内周縁に突縁22a、22bを形成する。
そして、座板13a、13bの端部開口縁24a、24
bに上記突縁22a、22bを突き当て、上記延出部2
3a、23bの先端部内側面21a、21bでタンク本
体14a、14bの端部外面を抑え付ける。これによっ
て上記タンク本体14a、14bの揺動を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係るアルミニウム合金製
熱交換器は、例えば自動車用空気調和装置に組み込ん
で、車室内の空気を冷却するエバポレータ等として利用
する。
熱交換器は、例えば自動車用空気調和装置に組み込ん
で、車室内の空気を冷却するエバポレータ等として利用
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用空気調和装置には、内
部で冷媒を蒸発させ、外部を流通する空気を冷却するエ
バポレータが組み込まれている。この様な空気調和装置
に組み込まれ、エバポレータとして使用されるアルミニ
ウム合金製熱交換器として、例えば特開昭61−499
95号公報には、図6〜9に示す様な構造のものが開示
されている。
部で冷媒を蒸発させ、外部を流通する空気を冷却するエ
バポレータが組み込まれている。この様な空気調和装置
に組み込まれ、エバポレータとして使用されるアルミニ
ウム合金製熱交換器として、例えば特開昭61−499
95号公報には、図6〜9に示す様な構造のものが開示
されている。
【0003】何れもアルミニウム合金により造られた部
材を組み合わせて成る、このアルミニウム合金製熱交換
器1は、コア部2を有する。このコア部2は、横方向
(図6の左右方向)に適当な間隔をあけて互いに平行に
配置された複数の伝熱管素子3、3と、隣り合う伝熱管
素子3、3の間に挟持されたコルゲート型のフィン4、
4とから成る。そして、上記コア部2の横方向両端側面
に、サイドプレート5、5を添設している。このサイド
プレート5、5の内側面と、両端に位置する伝熱管素子
3、3の外側面との間にも、上記フィン4、4を挟持し
ている。又、上記コア部2の下側には、互いに平行に配
設された1対のタンク6a、6bを設けている。そし
て、これら各タンク6a、6bの内部と、上記各伝熱管
素子3、3の内部とを連通させている。
材を組み合わせて成る、このアルミニウム合金製熱交換
器1は、コア部2を有する。このコア部2は、横方向
(図6の左右方向)に適当な間隔をあけて互いに平行に
配置された複数の伝熱管素子3、3と、隣り合う伝熱管
素子3、3の間に挟持されたコルゲート型のフィン4、
4とから成る。そして、上記コア部2の横方向両端側面
に、サイドプレート5、5を添設している。このサイド
プレート5、5の内側面と、両端に位置する伝熱管素子
3、3の外側面との間にも、上記フィン4、4を挟持し
ている。又、上記コア部2の下側には、互いに平行に配
設された1対のタンク6a、6bを設けている。そし
て、これら各タンク6a、6bの内部と、上記各伝熱管
素子3、3の内部とを連通させている。
【0004】上記各伝熱管素子3、3は、図7に示す様
に、2枚の板材7、7を重ね合わせて成る。この板材
7、7は、アルミニウム合金製の母材の両面に、Siを多
く含むアルミニウム合金であるろう材のクラッド層を設
けた、所謂両面クラッド材である。上記板材7、7は、
長手方向(図7の上下方向)の一端(図7の下端)に互
いに間隔をあけて1対の突出部8a、8bを形成してい
る。又、各板材7、7の片面には倒立U字形の凹部9
を、この凹部9の両端を上記1対の突出部8a、8bの
一端縁(図7の下端縁)に迄連続させた状態で形成して
いる。更に、上記凹部9の内側には多数の突起10、1
0を形成している。この突起10、10は、凹部9によ
って形成される、次述する折り返し流路11の内側を流
れる冷媒の流れを乱し、この冷媒と板材7、7との間の
熱交換効率を向上させる為のものである。
に、2枚の板材7、7を重ね合わせて成る。この板材
7、7は、アルミニウム合金製の母材の両面に、Siを多
く含むアルミニウム合金であるろう材のクラッド層を設
けた、所謂両面クラッド材である。上記板材7、7は、
長手方向(図7の上下方向)の一端(図7の下端)に互
いに間隔をあけて1対の突出部8a、8bを形成してい
る。又、各板材7、7の片面には倒立U字形の凹部9
を、この凹部9の両端を上記1対の突出部8a、8bの
一端縁(図7の下端縁)に迄連続させた状態で形成して
いる。更に、上記凹部9の内側には多数の突起10、1
0を形成している。この突起10、10は、凹部9によ
って形成される、次述する折り返し流路11の内側を流
れる冷媒の流れを乱し、この冷媒と板材7、7との間の
熱交換効率を向上させる為のものである。
【0005】上記板材7、7は、2枚1組とし、互いの
凹部9同士を対向させた状態で最中状に重ね合わせ、各
板材7、7の周縁部同士を互いに液密に接合する事で伝
熱管素子3、3とする。この伝熱管素子3、3は、内部
に上記凹部9により形成される倒立U字形の折り返し流
路11を、長手方向一端に、この折り返し流路11の両
端に位置して端縁部から突出した1対の接合部12a、
12bを、それぞれ有する。
凹部9同士を対向させた状態で最中状に重ね合わせ、各
板材7、7の周縁部同士を互いに液密に接合する事で伝
熱管素子3、3とする。この伝熱管素子3、3は、内部
に上記凹部9により形成される倒立U字形の折り返し流
路11を、長手方向一端に、この折り返し流路11の両
端に位置して端縁部から突出した1対の接合部12a、
12bを、それぞれ有する。
【0006】前記各タンク6a、6bは、それぞれ座板
13a、13bとタンク本体14a、14bとを最中状
に組み合わせて成る。即ち、これら各座板13a、13
bとタンク本体14a、14bとは、やはり両面にろう
材をクラッドした板材をプレス成形する事により、それ
ぞれ略船形状に形成されている。又、上記各座板13
a、13bの開口部の大きさは、上記各タンク本体14
a、14bの開口部の大きさよりも少し大きくしてい
る。これら座板13a、13bとタンク本体14a、1
4bとを組み合わせて、上記各タンク6a、6bとする
場合には、各タンク本体14a、14bの開口部を各座
板13a、13bの開口部に嵌合させる。
13a、13bとタンク本体14a、14bとを最中状
に組み合わせて成る。即ち、これら各座板13a、13
bとタンク本体14a、14bとは、やはり両面にろう
材をクラッドした板材をプレス成形する事により、それ
ぞれ略船形状に形成されている。又、上記各座板13
a、13bの開口部の大きさは、上記各タンク本体14
a、14bの開口部の大きさよりも少し大きくしてい
る。これら座板13a、13bとタンク本体14a、1
4bとを組み合わせて、上記各タンク6a、6bとする
場合には、各タンク本体14a、14bの開口部を各座
板13a、13bの開口部に嵌合させる。
【0007】又、上記各座板13a、13bには、スリ
ット状の接続孔15、15を形成している。これら各接
続孔15、15は、それぞれ上記各伝熱管素子3、3の
接合部12a、12bを大きな隙間なく挿入自在な形状
と大きさとを有する。又、上記1対のタンク6a、6b
のうちの一方のタンク6aの側面には、送り込み口19
と取り出し口20とを設けている。又、このタンク6a
の中間部内側には隔壁16を、座板13aとタンク本体
14aとの間に挟持する状態で設けている。アルミニウ
ム合金製熱交換器の完成時にこの隔壁16は、上記タン
ク6a内を、気密、液密を保持した状態で二分割する。
ット状の接続孔15、15を形成している。これら各接
続孔15、15は、それぞれ上記各伝熱管素子3、3の
接合部12a、12bを大きな隙間なく挿入自在な形状
と大きさとを有する。又、上記1対のタンク6a、6b
のうちの一方のタンク6aの側面には、送り込み口19
と取り出し口20とを設けている。又、このタンク6a
の中間部内側には隔壁16を、座板13aとタンク本体
14aとの間に挟持する状態で設けている。アルミニウ
ム合金製熱交換器の完成時にこの隔壁16は、上記タン
ク6a内を、気密、液密を保持した状態で二分割する。
【0008】前記伝熱管素子3、3と1対のタンク6
a、6bとを結合するには、図9に示す様に、それぞれ
の接合部12a、12bを各タンク6a、6bの接続孔
15、15に挿入する。そして、この様に挿入した状態
で、各接合部12a、12bの外周面と各接続孔15、
15の内周縁とを互いに気密且つ液密にろう付けする。
ろう付けの為のろう材は、前記各板材7、7の両面並び
に座板13a、13bを構成する板材の両面に積層(ク
ラッド)されたろう材が使用される。
a、6bとを結合するには、図9に示す様に、それぞれ
の接合部12a、12bを各タンク6a、6bの接続孔
15、15に挿入する。そして、この様に挿入した状態
で、各接合部12a、12bの外周面と各接続孔15、
15の内周縁とを互いに気密且つ液密にろう付けする。
ろう付けの為のろう材は、前記各板材7、7の両面並び
に座板13a、13bを構成する板材の両面に積層(ク
ラッド)されたろう材が使用される。
【0009】上述の様に構成されるアルミニウム合金製
熱交換器1は、構成各部材の当接部分をろう付けする事
で、これら構成各部材を一体的に結合する。この様な構
成各部材間のろう付け接合は、次の様にして行う。先
ず、上記構成各部材、即ち、それぞれが1対ずつの板材
7、7を重ね合わせて成る伝熱管素子3、3、フィン
4、4、サイドプレート5、5、タンク6a、6bを、
図6に示す様に組み合わせ、図示しない治具により抑え
付けた状態で加熱炉内に入れる。
熱交換器1は、構成各部材の当接部分をろう付けする事
で、これら構成各部材を一体的に結合する。この様な構
成各部材間のろう付け接合は、次の様にして行う。先
ず、上記構成各部材、即ち、それぞれが1対ずつの板材
7、7を重ね合わせて成る伝熱管素子3、3、フィン
4、4、サイドプレート5、5、タンク6a、6bを、
図6に示す様に組み合わせ、図示しない治具により抑え
付けた状態で加熱炉内に入れる。
【0010】そして、この加熱炉中で上記構成各部材
を、前記ろう材の融点よりは高いが、母材(構成各部材
の芯材となり、強度保持を図るアルミニウム合金)の融
点よりは低い温度である、600℃程度に加熱する。こ
れにより、前記クラッド材により構成された部材(サイ
ドプレート5、板材7、7、座板13a、13b、タン
ク本体14a、14b)の表面に存在するろう材が溶
け、上記構成各部材を互いにろう付け接合する。特に、
フィン4、4と相手部材との当接部以外の当接部には、
当該当接部を構成する部材から十分な量のろう材が供給
され、当該当接部が気密且つ液密にろう付けされる。フ
ィン4、4と相手部材との当接部も、気密、液密保持の
必要はないが、伝達性確保とコア部2の強度保持の為、
十分にろう付けされる。
を、前記ろう材の融点よりは高いが、母材(構成各部材
の芯材となり、強度保持を図るアルミニウム合金)の融
点よりは低い温度である、600℃程度に加熱する。こ
れにより、前記クラッド材により構成された部材(サイ
ドプレート5、板材7、7、座板13a、13b、タン
ク本体14a、14b)の表面に存在するろう材が溶
け、上記構成各部材を互いにろう付け接合する。特に、
フィン4、4と相手部材との当接部以外の当接部には、
当該当接部を構成する部材から十分な量のろう材が供給
され、当該当接部が気密且つ液密にろう付けされる。フ
ィン4、4と相手部材との当接部も、気密、液密保持の
必要はないが、伝達性確保とコア部2の強度保持の為、
十分にろう付けされる。
【0011】尚、このろう付けの際にタンク6aの内側
は、前記隔壁16により入口室17と出口室18とに、
気密且つ液密を保持した状態で分割される。前記送り込
み口19は、このうちの入口室17に、前記取り出し口
20は、このうちの出口室18に、それぞれ設けられて
いる。
は、前記隔壁16により入口室17と出口室18とに、
気密且つ液密を保持した状態で分割される。前記送り込
み口19は、このうちの入口室17に、前記取り出し口
20は、このうちの出口室18に、それぞれ設けられて
いる。
【0012】上述の様に構成各部材をろう付けして造ら
れる、前述の様なアルミニウム合金製熱交換器を、例え
ばエバポレータとして使用する際には、上記送り込み口
19を通じて上記入口室17内に、液状の、或は気液混
合状態の冷媒を送り込む。この冷媒は、前記各伝熱管素
子3、3内の折り返し流路11を流れて上記出口室18
に達し、上記取り出し口20から取り出される。上記折
り返し流路11を流れる間に上記冷媒は、周囲の熱を奪
って蒸発する。この結果、前記コア部2の温度が低下す
るので、このコア部2を構成するフィン4、4の間に空
気を流せば、この空気を冷却し、更に除湿を行なえる。
れる、前述の様なアルミニウム合金製熱交換器を、例え
ばエバポレータとして使用する際には、上記送り込み口
19を通じて上記入口室17内に、液状の、或は気液混
合状態の冷媒を送り込む。この冷媒は、前記各伝熱管素
子3、3内の折り返し流路11を流れて上記出口室18
に達し、上記取り出し口20から取り出される。上記折
り返し流路11を流れる間に上記冷媒は、周囲の熱を奪
って蒸発する。この結果、前記コア部2の温度が低下す
るので、このコア部2を構成するフィン4、4の間に空
気を流せば、この空気を冷却し、更に除湿を行なえる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成される従来のアルミニウム合金製熱交換器には、ろ
う付け時に構成各部材の位置関係がずれ動き、送り込み
口19及び取り出し口20の位置が正規位置からずれる
と言った問題が生じる。ろう付け時に上記アルミニウム
合金製熱交換器1を構成する各部材、即ち、それぞれが
板材7、7を重ね合わせて成る伝熱管素子3、3、サイ
ドプレート5、5、フィン4、4、及びそれぞれが座板
13a、13bとタンク本体14a、14bを重ね合わ
せて成るタンク6a、6bは、図6に示す状態に互いに
仮組み付けし、図示しない治具により抑え付けた状態で
加熱炉内に送り込む。そして、この加熱炉内での加熱に
基づき、前述した様なクラッド材の表面から供給される
ろう材によって、上記各部材が互いにろう付け接合され
る。
構成される従来のアルミニウム合金製熱交換器には、ろ
う付け時に構成各部材の位置関係がずれ動き、送り込み
口19及び取り出し口20の位置が正規位置からずれる
と言った問題が生じる。ろう付け時に上記アルミニウム
合金製熱交換器1を構成する各部材、即ち、それぞれが
板材7、7を重ね合わせて成る伝熱管素子3、3、サイ
ドプレート5、5、フィン4、4、及びそれぞれが座板
13a、13bとタンク本体14a、14bを重ね合わ
せて成るタンク6a、6bは、図6に示す状態に互いに
仮組み付けし、図示しない治具により抑え付けた状態で
加熱炉内に送り込む。そして、この加熱炉内での加熱に
基づき、前述した様なクラッド材の表面から供給される
ろう材によって、上記各部材が互いにろう付け接合され
る。
【0014】このろう付けの際に構成各部材同士の位置
関係がずれなければ、特に問題を生じないが、溶融した
ろう材が冷却固化するまでの間は、隣り合う部材同士は
特に結合されておらず、治具により抑え付けられただけ
の状態である。従って、上記各タンク6a、6bを構成
する座板13a、13bに対して各タンク本体14a、
14bは、上記治具により単に押し付けただけであるの
が現状である。一方、ろう付けの為の温度上昇時に、上
記各座板13a、13bの開口部内周面と、上記各タン
ク本体14a、14bの開口部外周面との間には、溶融
した液状のろう材が存在する。この液状のろう材は、一
種の潤滑油的な役割を果たす。この結果、上記各座板1
3a、13bとタンク本体14a、14bとの位置関係
が、比較的軽い力でずれ動いてしまう。特に、これら各
タンク本体14a、14bが座板13a、13bに対し
て、図9に矢印a、bで示す様に揺動変位し易くなる。
そして、タンク6aを構成するタンク本体14aが揺動
変位した場合には、このタンク本体14aに設けた送り
込み口19及び取り出し口20の方向が正規方向からず
れてしまう。
関係がずれなければ、特に問題を生じないが、溶融した
ろう材が冷却固化するまでの間は、隣り合う部材同士は
特に結合されておらず、治具により抑え付けられただけ
の状態である。従って、上記各タンク6a、6bを構成
する座板13a、13bに対して各タンク本体14a、
14bは、上記治具により単に押し付けただけであるの
が現状である。一方、ろう付けの為の温度上昇時に、上
記各座板13a、13bの開口部内周面と、上記各タン
ク本体14a、14bの開口部外周面との間には、溶融
した液状のろう材が存在する。この液状のろう材は、一
種の潤滑油的な役割を果たす。この結果、上記各座板1
3a、13bとタンク本体14a、14bとの位置関係
が、比較的軽い力でずれ動いてしまう。特に、これら各
タンク本体14a、14bが座板13a、13bに対し
て、図9に矢印a、bで示す様に揺動変位し易くなる。
そして、タンク6aを構成するタンク本体14aが揺動
変位した場合には、このタンク本体14aに設けた送り
込み口19及び取り出し口20の方向が正規方向からず
れてしまう。
【0015】この様に送り込み口19及び取り出し口2
0の方向が正規方向からずれた場合には、エバポレータ
等として使用されるアルミニウム合金製熱交換器1と、
リキッドタンク、コンプレッサ等、自動車用空気調和装
置の他の構成要素とを結ぶ配管の接続が行なえなくな
る。従って、この様に送り込み口19及び取り出し口2
0の方向が不正規となったアルミニウム合金製熱交換器
1は、不良品として廃棄しなければならない。又、場合
によってはタンク本体14a、14bの長さ方向端部が
座板13a、13bから浮き上がり、両部材14a、1
4b、13a、13bの重ね合わせ部の気密、液密が不
良となる事もある。この結果、製品の歩留が悪化し、ア
ルミニウム合金製熱交換器1のコストを高くする為、改
良が望まれている。本発明に係るアルミニウム合金製熱
交換器は、上述の様な事情に鑑みて発明したものであ
る。
0の方向が正規方向からずれた場合には、エバポレータ
等として使用されるアルミニウム合金製熱交換器1と、
リキッドタンク、コンプレッサ等、自動車用空気調和装
置の他の構成要素とを結ぶ配管の接続が行なえなくな
る。従って、この様に送り込み口19及び取り出し口2
0の方向が不正規となったアルミニウム合金製熱交換器
1は、不良品として廃棄しなければならない。又、場合
によってはタンク本体14a、14bの長さ方向端部が
座板13a、13bから浮き上がり、両部材14a、1
4b、13a、13bの重ね合わせ部の気密、液密が不
良となる事もある。この結果、製品の歩留が悪化し、ア
ルミニウム合金製熱交換器1のコストを高くする為、改
良が望まれている。本発明に係るアルミニウム合金製熱
交換器は、上述の様な事情に鑑みて発明したものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ム合金製熱交換器は、前述した従来のアルミニウム合金
製熱交換器と同様に、座板とタンク本体とを最中状に組
み合わせて成るタンクと、上記座板に形成された複数の
接続孔と、この接続孔にその端部を挿入した複数の伝熱
管素子と、隣り合う伝熱管素子の側面同士の間に設けら
れてこの伝熱管素子と共にコア部を構成する複数のフィ
ンと、このコア部の両側に添設されたサイドプレートと
を備えている。そして、上記座板とタンク本体との当接
部、上記各接続孔の内周縁と上記各伝熱管素子の端部外
周面との当接部、上記各伝熱管素子の側面と上記各フィ
ンとの当接部、並びに上記コア部の両端に位置するフィ
ンと上記サイドプレートとの当接部をろう付け接合して
成る。
ム合金製熱交換器は、前述した従来のアルミニウム合金
製熱交換器と同様に、座板とタンク本体とを最中状に組
み合わせて成るタンクと、上記座板に形成された複数の
接続孔と、この接続孔にその端部を挿入した複数の伝熱
管素子と、隣り合う伝熱管素子の側面同士の間に設けら
れてこの伝熱管素子と共にコア部を構成する複数のフィ
ンと、このコア部の両側に添設されたサイドプレートと
を備えている。そして、上記座板とタンク本体との当接
部、上記各接続孔の内周縁と上記各伝熱管素子の端部外
周面との当接部、上記各伝熱管素子の側面と上記各フィ
ンとの当接部、並びに上記コア部の両端に位置するフィ
ンと上記サイドプレートとの当接部をろう付け接合して
成る。
【0017】特に、本発明のアルミニウム合金製熱交換
器に於いては、上記サイドプレートの端縁部で上記タン
クの端部に対向する部分に、この端縁部から突出する状
態で形成された延出部と、この延出部の一部で上記座板
の端部開口端縁に対向する部分に形成された突縁とを備
えている。そして、上記延出部の先端部内側面で上記タ
ンク本体の端部外面を抑え付けると共に上記突縁の先端
縁を上記座板の端部開口端縁に突き当てた状態で、上記
各当接部をろう付けしている。
器に於いては、上記サイドプレートの端縁部で上記タン
クの端部に対向する部分に、この端縁部から突出する状
態で形成された延出部と、この延出部の一部で上記座板
の端部開口端縁に対向する部分に形成された突縁とを備
えている。そして、上記延出部の先端部内側面で上記タ
ンク本体の端部外面を抑え付けると共に上記突縁の先端
縁を上記座板の端部開口端縁に突き当てた状態で、上記
各当接部をろう付けしている。
【0018】
【作用】上述の様に構成される本発明のアルミニウム合
金製熱交換器は、延出部の先端部内側面によりタンク本
体が、突縁の先端縁により座板が、それぞれ抑え付けら
れ、サイドプレートに結合される。従って、ろう付けの
為の温度上昇に伴ってこのタンク本体と座板との当接部
に液状のろう材が介在する様になっても、これらタンク
本体及び座板がずれ動かなくなる。又、タンク本体の長
さ方向両端部が座板から浮き上がる事もなくなる。
金製熱交換器は、延出部の先端部内側面によりタンク本
体が、突縁の先端縁により座板が、それぞれ抑え付けら
れ、サイドプレートに結合される。従って、ろう付けの
為の温度上昇に伴ってこのタンク本体と座板との当接部
に液状のろう材が介在する様になっても、これらタンク
本体及び座板がずれ動かなくなる。又、タンク本体の長
さ方向両端部が座板から浮き上がる事もなくなる。
【0019】
【実施例】図1〜3は本発明に係るアルミニウム合金製
熱交換器をエバポレータに適用した第一実施例を示して
いる。尚、前述した従来構造と同等部分には同一符号を
付して重複する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分
を中心に説明する。
熱交換器をエバポレータに適用した第一実施例を示して
いる。尚、前述した従来構造と同等部分には同一符号を
付して重複する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分
を中心に説明する。
【0020】コア部2の左右両端に添設したサイドプレ
ート5aの端縁部でタンク6a、6bに対向する部分
に、この端縁部から突出する状態で、延出部23a、2
3bを形成している。これら、各延出部23a、23b
は、図2に示す様に、タンク本体14a(14b)の端
部外面27a(27b)に向け、内方(図1〜3左方)
に折り曲げている。又、延出部23a、23bの中央部
には透孔25a、25bを形成している。尚、これら各
透孔25a、25bは、座板13a、13bの端部を挿
入できる大きさを有する。又、各透孔25a、25bの
内周縁の片側で、サイドプレート5aの本体部分と反対
側位置には、突縁22a、22bを形成している。
ート5aの端縁部でタンク6a、6bに対向する部分
に、この端縁部から突出する状態で、延出部23a、2
3bを形成している。これら、各延出部23a、23b
は、図2に示す様に、タンク本体14a(14b)の端
部外面27a(27b)に向け、内方(図1〜3左方)
に折り曲げている。又、延出部23a、23bの中央部
には透孔25a、25bを形成している。尚、これら各
透孔25a、25bは、座板13a、13bの端部を挿
入できる大きさを有する。又、各透孔25a、25bの
内周縁の片側で、サイドプレート5aの本体部分と反対
側位置には、突縁22a、22bを形成している。
【0021】又、上記各透孔25a、25bの内周縁の
他側、即ち、サイドプレート5aの本体側には、支持部
26a、26bを形成している。これら支持部26a、
26bは、上記サイドプレート5aの本体部分の内側面
側に、ほぼ90度折り曲げたもので、構成各部材の仮組
み付け時には上記座板13a、13bの端部上面にそれ
ぞれ当接する。尚、上記支持部26a、26bは、座板
13a、13bに形成した接続孔15、15(図7〜
9)に対する、上記各伝熱管素子3、3の接合部の挿入
量を規制するが、この挿入量は、この様な支持部26
a、26bがなくてもある程度規制される。従って、こ
れら支持部26a、26bは、必ずしも形成する必要は
ない。
他側、即ち、サイドプレート5aの本体側には、支持部
26a、26bを形成している。これら支持部26a、
26bは、上記サイドプレート5aの本体部分の内側面
側に、ほぼ90度折り曲げたもので、構成各部材の仮組
み付け時には上記座板13a、13bの端部上面にそれ
ぞれ当接する。尚、上記支持部26a、26bは、座板
13a、13bに形成した接続孔15、15(図7〜
9)に対する、上記各伝熱管素子3、3の接合部の挿入
量を規制するが、この挿入量は、この様な支持部26
a、26bがなくてもある程度規制される。従って、こ
れら支持部26a、26bは、必ずしも形成する必要は
ない。
【0022】本発明のアルミニウム合金製熱交換器1を
組み立てる場合、上記タンク6a、6bを構成すべく、
座板13a、13bとタンク本体14a、14bとを最
中状に組み合わせると共に、上記各延出部23a、23
bに形成した支持部26a、26bの下面に、座板13
a、13bの端部上面を当接させる。又、上記各座板1
3a、13bに形成した接続孔15、15に、コア部2
を構成する各伝熱管素子3、3の接合部12a、12b
を挿入する。
組み立てる場合、上記タンク6a、6bを構成すべく、
座板13a、13bとタンク本体14a、14bとを最
中状に組み合わせると共に、上記各延出部23a、23
bに形成した支持部26a、26bの下面に、座板13
a、13bの端部上面を当接させる。又、上記各座板1
3a、13bに形成した接続孔15、15に、コア部2
を構成する各伝熱管素子3、3の接合部12a、12b
を挿入する。
【0023】前述した様に各延出部23a、23bは、
タンク本体14a、14bの端部外面27a、27bに
向けて内方に折り曲げられている為、弾性力によりこの
延出部23a、23bの先端部内側面21a、21bが
上記端部外面27a、27bに当接し、この端部外面2
7a、27bを弾性的に抑え付ける。又、この状態で、
上記突縁22a、22bの先端縁が座板13a、13b
の上記端部開口端縁24a、24bに突き当たる。
タンク本体14a、14bの端部外面27a、27bに
向けて内方に折り曲げられている為、弾性力によりこの
延出部23a、23bの先端部内側面21a、21bが
上記端部外面27a、27bに当接し、この端部外面2
7a、27bを弾性的に抑え付ける。又、この状態で、
上記突縁22a、22bの先端縁が座板13a、13b
の上記端部開口端縁24a、24bに突き当たる。
【0024】即ち、各サイドプレート5aの延出部23
a、23bにその両端部を対向させたタンク6a、6b
のタンク本体14a、14bの端部外面27a、28b
は、上記各延出部23a、23bの先端部内側面21
a、21bにより抑え付けられる。これと同時に突縁2
2a、22bが、上記端部開口端縁24a、24bに突
き当たる。この結果、タンク6a、6bが、各サイドプ
レート5aに対し結合される。
a、23bにその両端部を対向させたタンク6a、6b
のタンク本体14a、14bの端部外面27a、28b
は、上記各延出部23a、23bの先端部内側面21
a、21bにより抑え付けられる。これと同時に突縁2
2a、22bが、上記端部開口端縁24a、24bに突
き当たる。この結果、タンク6a、6bが、各サイドプ
レート5aに対し結合される。
【0025】この様に、上記延出部23a、23bの先
端部内側面21a、21b及び突縁22a、22bによ
り各サイドプレート5aに結合支持されたタンク本体1
4a、14bは、ろう付けの為の加熱時にも、図9に矢
印a、bで示した様に揺動しない。従って、タンク6a
を構成するタンク本体14aに形成した送り込み口19
及び取り出し口20の方向が正規なものからずれる事が
なくなる。又、上記タンク本体14a、14bの両端部
が座板13a、13bから浮き上がる事もない為、各タ
ンク6a、6b内外の機密、液密も確実に図られる。更
に、上記延出部23a、23bの先端部内側面21a、
21bとタンク本体14a、14bの端部外面27a、
27bとが、上記突縁22a、22bと上記端部開口縁
24a、24bとが、互いにろう付けされる為、結合強
度が向上する。
端部内側面21a、21b及び突縁22a、22bによ
り各サイドプレート5aに結合支持されたタンク本体1
4a、14bは、ろう付けの為の加熱時にも、図9に矢
印a、bで示した様に揺動しない。従って、タンク6a
を構成するタンク本体14aに形成した送り込み口19
及び取り出し口20の方向が正規なものからずれる事が
なくなる。又、上記タンク本体14a、14bの両端部
が座板13a、13bから浮き上がる事もない為、各タ
ンク6a、6b内外の機密、液密も確実に図られる。更
に、上記延出部23a、23bの先端部内側面21a、
21bとタンク本体14a、14bの端部外面27a、
27bとが、上記突縁22a、22bと上記端部開口縁
24a、24bとが、互いにろう付けされる為、結合強
度が向上する。
【0026】図4〜5は、本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例では、各サイドプレート5bの端縁部
で、上記タンク6a、6bに対向する部分に、この端縁
部から突出する状態で延出部28a、28bを形成して
いる。この延出部28a、28bの先端部29a、29
bは、上記タンク本体14a、14bの端部外面27
a、27bの形状にほぼ類似させた半円形状としてい
る。又、各延出部28a、28bの基端部若しくは中間
部が内方(図4〜5左方)に折り曲げられている。
いる。本実施例では、各サイドプレート5bの端縁部
で、上記タンク6a、6bに対向する部分に、この端縁
部から突出する状態で延出部28a、28bを形成して
いる。この延出部28a、28bの先端部29a、29
bは、上記タンク本体14a、14bの端部外面27
a、27bの形状にほぼ類似させた半円形状としてい
る。又、各延出部28a、28bの基端部若しくは中間
部が内方(図4〜5左方)に折り曲げられている。
【0027】本実施例では内方に折り曲げられた延出部
28a、28bの先端部29a、29bの内側面31
a、31bが、上記タンク本体14a、14bの端部外
面27a、27bのほぼ全面に亙り当接し、この端部外
面27a、27bを抑え付ける。又、この先端部29
a、29bの内端縁部30a、30bが、上記座板13
a、13bの端部開口縁24a、24bに突き当たる。
この為に上記各先端部29a、29bと延出部28a、
28bの基端寄りの幅狭部分とは少し折れ曲がり、上記
内端縁部30a、30bを内方に突出させている。この
結果、タンク6a、6bを各サイドプレート5bに対し
結合する事ができる。その他の構成及び作用は、第一実
施例と同様である。尚、本実施例では第一実施例の場合
の様な支持部26a、26bは設けていない。
28a、28bの先端部29a、29bの内側面31
a、31bが、上記タンク本体14a、14bの端部外
面27a、27bのほぼ全面に亙り当接し、この端部外
面27a、27bを抑え付ける。又、この先端部29
a、29bの内端縁部30a、30bが、上記座板13
a、13bの端部開口縁24a、24bに突き当たる。
この為に上記各先端部29a、29bと延出部28a、
28bの基端寄りの幅狭部分とは少し折れ曲がり、上記
内端縁部30a、30bを内方に突出させている。この
結果、タンク6a、6bを各サイドプレート5bに対し
結合する事ができる。その他の構成及び作用は、第一実
施例と同様である。尚、本実施例では第一実施例の場合
の様な支持部26a、26bは設けていない。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るアルミニウム合金製熱交換
器は、上述の様に構成され作用するので、コア部とタン
クとの間のろう付け接合時にタンク本体が揺動し、送り
込み口や取り出し口がずれる事を防止できる。この結
果、不良品の発生を防止して歩留を向上させ、製造コス
トの低減を図れる。
器は、上述の様に構成され作用するので、コア部とタン
クとの間のろう付け接合時にタンク本体が揺動し、送り
込み口や取り出し口がずれる事を防止できる。この結
果、不良品の発生を防止して歩留を向上させ、製造コス
トの低減を図れる。
【図1】本発明の第一実施例を示す要部斜視図。
【図2】同要部側面図。
【図3】同サイドプレートの延出部を示す要部斜視図。
【図4】本発明の第二実施例を示す要部斜視図。
【図5】同サイドプレートの延出部を示す要部斜視図。
【図6】従来のアルミニウム合金製熱交換器を示す斜視
図。
図。
【図7】同じく部分分解斜視図。
【図8】別のタンクを示す部分分解斜視図。
【図9】タンクと伝熱管素子との接合状態を示す図6の
A−A断面図。
A−A断面図。
1 アルミニウム合金製熱交換器 2 コア部 3 伝熱管素子 4 フィン 5、5a、5b サイドプレート 6a、6b タンク 7 板材 8a、8b 突出部 9 凹部 10 突起 11 折り返し流路 12a、12b 接合部 13a、13b 座板 14a、14b タンク本体 15 接続孔 16 隔壁 17 入口室 18 出口室 19 送り込み口 20 取り出し口 21a、21b 先端部内側面 22a、22b 突縁 23a、23b 延出部 24a、24b 端部開口縁 25a、25b 透孔 26a、26b 支持部 27a、27b 端部外面 28a、28b 延出部 29a、29b 先端部 30a、30b 内端縁部 31a、31b 内側面
Claims (1)
- 【請求項1】 座板とタンク本体とを最中状に組み合わ
せて成るタンクと、上記座板に形成された複数の接続孔
と、この接続孔にその端部を挿入した複数の伝熱管素子
と、隣り合う伝熱管素子の側面同士の間に設けられてこ
の伝熱管素子と共にコア部を構成する複数のフィンと、
このコア部の両側に添設されたサイドプレートとを備
え、上記座板とタンク本体との当接部、上記各接続孔の
内周縁と上記各伝熱管素子の端部外周面との当接部、上
記各伝熱管素子の側面と上記各フィンとの当接部、並び
に上記コア部の両端に位置するフィンと上記サイドプレ
ートとの当接部をろう付け接合して成るアルミニウム合
金製熱交換器に於いて、上記サイドプレートの端縁部で
上記タンクの端部に対向する部分に、この端縁部から突
出する状態で形成された延出部と、この延出部の一部で
上記座板の端部開口端縁に対向する部分に形成された突
縁とを備え、上記延出部の先端部内側面で上記タンク本
体の端部外面を抑え付けると共に上記突縁の先端縁を上
記座板の端部開口端縁に突き当てた状態で、上記各当接
部をろう付けした事を特徴とするアルミニウム合金製熱
交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355894A JPH07253288A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | アルミニウム合金製熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355894A JPH07253288A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | アルミニウム合金製熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253288A true JPH07253288A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12667087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355894A Pending JPH07253288A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | アルミニウム合金製熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07253288A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004009415A1 (de) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmeübertrager mit Seitenteilen |
KR100833478B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2008-05-29 | 한라공조주식회사 | 열교환기 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP4355894A patent/JPH07253288A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100833478B1 (ko) * | 2001-12-06 | 2008-05-29 | 한라공조주식회사 | 열교환기 |
DE102004009415A1 (de) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmeübertrager mit Seitenteilen |
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