JPH07253057A - 内燃機関の排気還流制御装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流制御装置

Info

Publication number
JPH07253057A
JPH07253057A JP6043909A JP4390994A JPH07253057A JP H07253057 A JPH07253057 A JP H07253057A JP 6043909 A JP6043909 A JP 6043909A JP 4390994 A JP4390994 A JP 4390994A JP H07253057 A JPH07253057 A JP H07253057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
solenoid valve
exhaust gas
gas recirculation
duty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6043909A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Miwa
博通 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6043909A priority Critical patent/JPH07253057A/ja
Publication of JPH07253057A publication Critical patent/JPH07253057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負圧源の負圧の変動による影響を防止すると
共に、排気還流弁の制御応答性を向上する。 【構成】 機関の運転条件に基づいて排気還流弁4の目
標開度を設定する手段6と、排気還流弁4の実開度を検
出する手段7と、負圧源8からの負圧を導く負圧源通路
9と、負圧源通路9から排気還流弁4の制御負圧室に導
く負圧を大気で希釈制御可能な負圧制御電磁弁10と、
排気還流弁4の実開度が目標開度に一致するように負圧
制御電磁弁10をデューティ制御する制御手段11とを
備える内燃機関の排気還流装置において、前記負圧源8
から負圧源通路9を介して負圧制御電磁弁10に送る負
圧を大気で希釈制御可能な三方デューティ電磁弁12
と、その駆動制御手段13とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の排気還流
(EGR)制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンでは、排気中のNOxを低減す
るために、排気の一部を排気還流通路を介して吸気系に
還流する排気還流装置を採用している。
【0003】この排気還流通路に設けられる排気還流弁
には負圧応動型(ダイヤフラム式)のものが用いられる
が、排気還流量を精度良く制御するために、排気還流弁
に開度(リフト)センサを設けたものがある。
【0004】これは、エンジンの各運転条件毎に割付け
られた目標EGR量(目標弁開度)に、排気還流弁の開
度が一致するように、負圧源から排気還流弁に導く負圧
を大気と希釈させる負圧制御電磁弁のデューティ駆動に
よって制御して、要求の排気還流を行うようになってい
る(特開昭64ー66459号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな排気還流装置にあっては、負圧源の負圧が変動する
と、負圧制御電磁弁による希釈率が一定(デューティ比
が一定)でも、得られる負圧に影響する。
【0006】このため、ディーゼル車のように、機関に
より駆動される負圧ポンプを負圧源に用いた場合、機関
の回転数によって、また負圧を用いるブレーキの操作状
態等によって、負圧源の負圧が変動することにより、排
気還流弁開度が変動するようになる。したがって、目標
弁開度に対する排気還流弁開度の収束性が悪化すること
が避けられない。
【0007】この場合、ブレーキ操作時には負圧制御電
磁弁のデューティ比を相対的に増加するが、ブレーキ操
作後、加速運転に入ったときには、その状態から排気還
流弁の開度を小さくするべく負圧制御電磁弁のデューテ
ィ比を減少するのに対し、加速(機関の回転数の上昇)
によって負圧源の負圧が急激に増大するため、デューテ
ィ比の減少にかかわらず負圧制御電磁弁により得られる
負圧が増大して、逆に排気還流弁の開度が増大しかねな
い。したがって、排気エミッション、運転性の悪化を招
くことにもなる。
【0008】また、負圧変動によって排気還流弁開度が
変動するため、排気還流弁に設けた接触型のリフトセン
サの摩耗が進行するという心配がある。
【0009】この発明は、このような負圧源の負圧変動
の影響を回避すると共に、排気還流弁の高い動作応答を
得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように機関の排気通路1と吸気通路2とを連通する排
気還流通路3と、排気還流通路3の途中に設けられた負
圧応動型の排気還流弁4と、機関の運転条件を検出する
手段5と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁4の目
標開度を設定する手段6と、排気還流弁4の実開度を検
出する手段7と、負圧源8からの負圧を導く負圧源通路
9と、負圧源通路9から排気還流弁4の制御負圧室に導
く負圧を大気で希釈制御可能な負圧制御電磁弁10と、
排気還流弁4の実開度が目標開度に一致するように負圧
制御電磁弁10をデューティ制御する制御手段11とを
備える内燃機関の排気還流装置において、前記負圧源8
から負圧源通路9を介して負圧制御電磁弁10に送る負
圧を大気で希釈制御可能な三方デューティ電磁弁12
と、三方デューティ電磁弁12の駆動制御手段13とを
設ける。
【0011】第2の発明は、前記駆動制御手段13が、
負圧源9を駆動する機関の回転数、負圧源9の負圧を用
いるブレーキの使用状態に基づき、三方デューティ電磁
弁12をデューティ制御する。
【0012】第3の発明は、前記駆動制御手段13が、
機関の所定の運転条件範囲内では負圧源8から負圧制御
電磁弁10に送る負圧を略一定に保つように、三方デュ
ーティ電磁弁12をデューティ制御する。
【0013】第4の発明は、前記駆動制御手段13が、
機関の所定の過渡運転時には負圧源8から負圧制御電磁
弁10に送る負圧を所定期間増減するように、三方デュ
ーティ電磁弁12をデューティ制御する。
【0014】第5の発明は、前記駆動制御手段13が、
三方デューティ電磁弁12を駆動する電源の電圧に基づ
き、三方デューティ電磁弁12をデューティ制御する。
【0015】
【作用】第1の発明では、負圧源から負圧制御電磁弁に
送る負圧を三方デューティ電磁弁によって補正すること
で、排気還流弁の制御負圧室に導かれる負圧への、負圧
源の負圧の変動による影響を抑えることが可能となる。
これによって排気還流弁の安定した開度制御が得られ
る。
【0016】第2の発明では、第1の発明における負圧
源が機関によって駆動される場合、またその負圧がブレ
ーキに用いられる場合、機関の回転数、ブレーキの使用
状態に基づいて、三方デューティ電磁弁をデューティ制
御することで、負圧源の負圧の変動が的確に補正され
る。
【0017】第3の発明では、第1、第2の発明におい
て、機関の所定の運転条件範囲内では負圧源から負圧制
御電磁弁に送る負圧を略一定に保つように、三方デュー
ティ電磁弁をデューティ制御することで、負圧制御電磁
弁による排気還流弁の開度制御が精度良く行われる。
【0018】第4の発明では、第1〜第3の発明におい
て、機関の所定の過渡運転時には負圧源から負圧制御電
磁弁に送る負圧を所定期間増減するように、三方デュー
ティ電磁弁をデューティ制御、つまり目標開度が小さく
なるのに、負圧源の負圧が低下していた状態から急激に
増大するようなときは、負圧制御電磁弁への負圧を所定
期間強制的に減少させ、また目標開度が大きくなるの
に、負圧源の負圧が増大していた状態から急激に低下す
るようなときは、負圧制御電磁弁への負圧を所定期間強
制的に増加させ、これによって排気還流弁の高い動作応
答が確保される。
【0019】第5の発明では、第1〜第4の発明におい
て、電源電圧に基づいて三方デューティ電磁弁をデュー
ティ制御することで、電源電圧が変化しても、負圧源か
ら目標の負圧を負圧制御電磁弁に送ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0021】図2において、20はディーゼルエンジ
ン、21は吸気通路、22は排気通路、23は排気通路
22を吸気通路21に接続する排気還流通路である。
【0022】排気還流通路23の途中には、負圧応動型
の排気還流弁(EGR弁)24が設けられる。
【0023】EGR弁24は、通路部に介装された弁体
25がダイヤフラム26に連結され、ダイヤフラム26
で隔成された制御負圧室27に導入される負圧に応じて
開かれる。
【0024】制御負圧室27には、エンジン20によっ
て駆動される負圧ポンプ28(負圧源)からの負圧が負
圧源通路29、負圧通路30を介して導かれるが、この
負圧源通路29には三方デューティ電磁弁31が、負圧
通路30の途中には負圧制御電磁弁32が設けられる。
【0025】三方デューティ電磁弁31上流の負圧源通
路29には、負圧ポンプ28の負圧が車両のブレーキに
も用いられるため、負圧量を制限するオリフィス33が
設けられる。
【0026】三方デューティ電磁弁31と負圧制御電磁
弁32の間の負圧通路30には、サージタンク34およ
びオリフィス35が設けられ、負圧制御電磁弁32下流
の負圧通路30には、オリフィス36を介して大気に開
口される希釈通路37が接続される。
【0027】負圧制御電磁弁32に導かれる負圧は、負
圧制御電磁弁32の開弁時間比(デューティ比)にした
がって希釈通路37より導入される大気で希釈され、負
圧通路30を介してEGR弁24の制御負圧室27に導
かれる。
【0028】オリフィス35,36は、負圧制御電磁弁
32のデューティ比が最大のとき、サージタンク34か
らの負圧が最小でも、EGR弁24が最大開度となるよ
うに設定される。
【0029】負圧ポンプ28から三方デューティ電磁弁
31に送られる負圧は、三方デューティ電磁弁31の開
弁時間比にしたがってポート38のオリフィス39から
導入される大気で希釈され、サージタンク34に導かれ
る。
【0030】オリフィス39は、オリフィス33との組
み合わせによって適正な負圧が得られるように選定され
る。
【0031】三方デューティ電磁弁31のデューティ制
御によって、負圧制御電磁弁32への負圧が制御され、
負圧制御電磁弁31のデューティ制御によって、EGR
弁24の制御負圧室27への負圧が制御され、これによ
りEGR弁24の開度が制御される。
【0032】この三方デューティ電磁弁31のデューテ
ィ比により得られる負圧(2次負圧)の特性を図3に、
負圧制御電磁弁31のデューティ比により得られる負圧
(制御負圧)の特性を図4に、その制御負圧とEGR弁
24の開度の関係を図5に示す。
【0033】EGR弁24には、開度(リフト)を検出
するリフトセンサ40が設けられ、その信号がコントロ
ールユニット41に入力される。
【0034】一方、エンジン20の運転条件を検出する
センサとして、エンジンの回転数を検出する回転数セン
サ42、エンジンの燃料噴射量やアクセル開度等からエ
ンジンの負荷を検出する負荷センサ43、エンジンの冷
却水温を検出する水温センサ44等が設けられ、これら
の信号がコントロールユニット41に入力される。
【0035】また、ブレーキ(図示しない)の操作を検
出するブレーキセンサ45が設けられ、その信号もコン
トロールユニット41に入力される。
【0036】マイクロコンピュータにて構成されるコン
トロールユニット41によって、前記各センサ40,4
2〜45からの信号に基づき、三方デューティ電磁弁3
1、負圧制御電磁弁32が制御され、EGRが制御され
る。
【0037】次に、コントロールユニット41による制
御内容を図6〜図8のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0038】図6は負圧制御電磁弁32の制御フローを
示すもので、ステップ1でエンジン回転数Neを、ステ
ップ2でエンジン負荷Qを、ステップ3で水温Twを読
み込む。
【0039】ステップ4では、水温Twが所定値以上か
を判定し、所定値未満のときは,ステップ5で目標EG
R弁開度 T_VL に0を設定する。
【0040】水温Twが所定値以上のときは、ステップ
6でエンジン回転数Neとエンジン負荷Qに基づき、図
9に示す開度マップからマップ値を読み込み、目標EG
R弁開度 T_VL に設定する。
【0041】ステップ7では、EGR弁24のリフトセ
ンサ40の出力 S_VL を読み込み、ステップ8にて目標
EGR弁開度 T_VL とリフトセンサ出力 S_VL との差X
を求める。
【0042】ステップ9では、目標EGR弁開度 T_VL
とリフトセンサ出力 S_VL との差Xの絶対値を所定値と
比較し、Xの絶対値が所定値以上のときはステップ1
0,11に進む。
【0043】ステップ10,11では、目標EGR弁開
度 T_VL とリフトセンサ出力 S_VLとの差Xの絶対値を
基にPI(比例積分)定数を設定し、次式(1)にて負
圧制御電磁弁32のデューティ比を演算する。
【0044】 Duty比=前回のDuty比+(KP+KI)×X ‥‥(1) PI定数のKPは比例分を、KIは積分分を示し、それ
ぞれXの絶対値に対して図10、図11のように割り付
けてある。
【0045】ただし、KPは、前回のXの符号と今回の
Xの符号が反転したときにのみ値を取り、その他のとき
は0とする。KIは、前回のXの符号と今回のXの符号
が反転したときは0とし、その他のときに値を取る。
【0046】ステップ9にて、目標EGR弁開度 T_VL
とリフトセンサ出力 S_VL との差Xの絶対値が所定値未
満の場合はステップ12に進む。
【0047】ステップ12では、前回のデューティ比を
負圧制御電磁弁32のデューティ比とする。
【0048】これらのデューティ比の制御信号を、ステ
ップ13にて負圧制御電磁弁32に出力する。
【0049】即ち、EGR弁24の目標開度と実際の開
度との差に基づいて、その差が大きい場合は制御速度の
高いPI制御を行い、差が小さくなるとデューティ比を
一定にして、制御負圧室27に導く負圧を制御すること
で、EGR弁24を目標開度に速やかに、またハンチン
グを起こすことなく制御する。
【0050】このように負圧制御電磁弁32の制御を行
うが、この場合負圧ポンプ28の負圧が変動すると、制
御負圧室27への負圧が変動するようになり、これを三
方デューティ電磁弁31によって補正する。
【0051】図7、図8は三方デューティ電磁弁31の
制御フローを示すもので、ステップ21でエンジン回転
数Neを、ステップ22でエンジン負荷Qを、ステップ
23でバッテリ電圧Vbを、ステップ24でブレーキの
操作信号Brを読み込む。
【0052】ステップ25では、エンジン回転数Neに
基づき、図12に示すテーブルから三方デューティ電磁
弁31の基本デューティ比B_Dutyを読み込む。
【0053】基本デューティ比B_Dutyは、エンジ
ン回転数Neが低回転数のとき100%に、エンジン回
転数Neが高くなるのに応じて減少設定する。これは、
エンジン回転数Neが高くなるほど負圧ポンプ28によ
り得られる負圧が大きくなるためである。
【0054】この場合、所定のエンジン回転数以上では
EGRを行わないため、基本デューティ比B_Duty
を100%(希釈せず)として、負圧の無駄な消費を防
止する。
【0055】ステップ26では、図13に示すテーブル
からバッテリ電圧Vbに対する補正量KVbを読み込
む。これは、バッテリ電圧Vbによる電磁弁の特性によ
って図14のようにデューティ比と得られる負圧との特
性が変わるためである。
【0056】ステップ27では、ブレーキ操作信号の入
力時にブレーキ補正係数KBr=1.0を、非入力時に
ブレーキ補正係数KBr=所定の一定値(<1.0)を
読み込む。
【0057】これは、ブレーキの使用時に負圧ポンプ2
8からの負圧が低下するためである。なお、ブレーキセ
ンサ45がブレーキの踏込み代を検出するものであれ
ば、踏込み代に応じて図15のようにブレーキ補正係数
KBrを設定することも可能である。
【0058】ステップ28では、エンジン負荷Qの変化
量ΔQを演算する。
【0059】ステップ29では、エンジン負荷変化量Δ
Qを負の所定値と比較し、所定値以下のときは一定以上
の減速と判定してステップ30に進み、これ以外のとき
はステップ39に進む。
【0060】ステップ29からステップ30に進んだ場
合、後述の加速判定カウンタC_ACを0にし、ステッ
プ31では、フラグAcをリセットする。
【0061】ステップ32では、後述の減速判定カウン
タC_DCが0かどうかを見、0の場合は、ステップ3
3に進み、フラグDcがセットされてないとき、ステッ
プ34で減速判定カウンタC_DCに所定値Aを入力
し、ステップ35でフラグDcをセットする。
【0062】減速判定カウンタC_DCが0でない場合
は、ステップ36に進み、減速判定カウンタC_DCを
減算(−1)する。
【0063】次に、ステップ37では、減速補正係数K
Dc(所定の一定値)を読み込み、ステップ38では、
バッテリ補正量KVb、ブレーキ補正係数KBr、減速
補正係数KDc、減速判定カウンタC_DCから、次式
(2)にて減速時のデューティ係数K_Dutyを演算
する。
【0064】 K_Duty =KVb×KBr+KDc×(C_DC÷所定値A)‥(2) 減速に入ると、減速補正係数KDcを加算することで、
デューティ係数K_Dutyを増加方向に補正すると共
に、補正を徐々に小さくしながら、減速判定カウンタC
_DCが0になる所定期間が過ぎると、減速補正を終了
する。
【0065】ステップ29からステップ39に進んだ場
合、エンジン負荷変化量ΔQを正の所定値と比較し、所
定値以上のときは一定以上の加速と判定してステップ4
0に進み、そうでないときはステップ49に進む。
【0066】ステップ40では、フラグDcをリセット
し、ステップ41では、減速判定カウンタC_DCを0
にする。
【0067】ステップ42では、加速判定カウンタC_
ACが0かどうかを見、0の場合は、ステップ43に進
み、フラグAcがセットされてないとき、ステップ44
で加速判定カウンタC_ACに所定値Bを入力し、ステ
ップ45でフラグAcをセットする。
【0068】加速判定カウンタC_ACが0でない場合
は、ステップ46に進み、加速判定カウンタC_ACを
減算(−1)する。
【0069】次に、ステップ47では、エンジン回転数
Neに基づき、図16に示すテーブルから加速補正係数
KAcを読み込み、ステップ48では、バッテリ補正量
KVb、ブレーキ補正係数KBr、加速補正係数KA
c、加速判定カウンタC_ACから、次式(3)にて加
速時のデューティ係数K_Dutyを演算する。
【0070】 K_Duty =KVb×KBr−KAc×(C_AC÷所定値B)‥(3) 加速に入ると、加速補正係数KAcを減算することで、
デューティ係数K_Dutyを減少方向に補正すると共
に、補正を徐々に小さくしながら、加速判定カウンタC
_ACが0になる所定期間が過ぎると、加速補正を終了
する。
【0071】一方、ステップ49に進んだ場合、ステッ
プ49,50で加速判定カウンタC_AC、減速判定カ
ウンタC_DCを0にし、ステップ51,52でフラグ
Dc、フラグAcをリセットする。
【0072】次に、ステップ53でバッテリ補正量KV
b、ブレーキ補正係数KBrから、次式(4)にて定常
運転時のデューティ係数K_Dutyを演算する。
【0073】 K_Duty =KVb×KBr ‥‥(4) 定常運転時は、デューティ係数K_Dutyをバッテリ
補正量KVb、ブレーキ補正係数KBrのみにより補正
する。
【0074】そして、ステップ54にて、求めたデュー
ティ係数K_Dutyを基本デューティ比B_Dutyに
乗算して三方デューティ電磁弁31のデューティ比を決
定し、ステップ55にてそのデューティ比の制御信号を
三方デューティ電磁弁31に出力する。
【0075】このような構成により、負圧ポンプ28の
負圧がエンジン回転数やブレーキの操作状態等によって
変動しても、負圧ポンプ28から負圧制御電磁弁32に
送られる負圧は三方デューティ電磁弁31によって的確
に制御される。
【0076】即ち、定常運転時には、エンジン回転数に
基づき三方デューティ電磁弁31の基本デューティ比が
設定されると共に、基本デューティ比がブレーキ操作状
態およびバッテリ電圧によって補正され、そのデューテ
ィ比にて三方デューティ電磁弁31が制御されるため、
負圧ポンプ28の負圧の変動等に影響されず、一定の負
圧が負圧制御電磁弁32に送られる。
【0077】このため、負圧制御電磁弁32のデューテ
ィ制御によって、EGR弁24が目標開度に速やかに精
度良く制御される。
【0078】一方、加速に入ると、エンジン回転数に基
づく三方デューティ電磁弁31の基本デューティ比が、
ブレーキ操作状態およびバッテリ電圧によって補正され
るのに加えて、所定期間加速に基づく減少補正が行わ
れ、そのデューティ比にて三方デューティ電磁弁31が
制御される。即ち、三方デューティ電磁弁32のデュー
ティ比が強制的に減少される。
【0079】加速時には、EGR弁24の目標開度が急
激に小さくなる一方、エンジン回転数の急激な上昇によ
って負圧ポンプ28の負圧が急激に増大するが、その三
方デューティ電磁弁32のデューティ比の強制的な減少
によって、負圧制御電磁弁31への負圧が速やかに減少
(減圧)される。
【0080】このため、急加速時あるいはブレーキ操作
後の加速時等に、負圧制御電磁弁31のデューティ比の
減少にかかわらず、EGR弁24への負圧の減少が遅れ
て、EGR弁24の閉動作が遅れたり、あるいはEGR
弁24の開度が逆に増大してしまうといったことを回避
でき、EGR弁24の的確な動作応答が確保される。
【0081】また、減速に入ると、エンジン回転数に基
づく三方デューティ電磁弁31の基本デューティ比が、
ブレーキ操作状態およびバッテリ電圧によって補正され
るのに加えて、所定期間減速に基づく増加補正が行わ
れ、三方デューティ電磁弁32のデューティ比が強制的
に増加される。
【0082】このとき、EGR弁24の目標開度が急激
に大きくなる一方、エンジン回転数の急激な低下によっ
て負圧ポンプ28の負圧が急激に低下するが、そのデュ
ーティ比の強制的な増加によって、負圧制御電磁弁31
への負圧が速やかに増加(増圧)される。
【0083】このため、減速時に、負圧制御電磁弁31
のデューティ比の増加にかかわらず、EGR弁24への
負圧の増加が遅れてしまうといったことを回避でき、E
GR弁24の的確な動作応答が確保される。
【0084】なお、これらの加速補正、減速補正は、所
定期間に徐々に小さくするので、その補正後、エンジン
回転数に基づく補正(基本デューティ比の設定)にスム
ーズに移行する。
【0085】このように、常にEGR弁24の開度を的
確に制御できると共に、高い制御応答性を確保すること
ができ、したがってEGRを適正制御でき、排気性能な
らびに運転性能を向上できる。また、負圧変動によるE
GR弁24の変動を防止でき、リフトセンサ40の摩耗
を低減できる。
【0086】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、機関
の排気通路と吸気通路とを連通する排気還流通路と、排
気還流通路の途中に設けられた負圧応動型の排気還流弁
と、機関の運転条件を検出する手段と、機関の運転条件
に基づいて排気還流弁の目標開度を設定する手段と、排
気還流弁の実開度を検出する手段と、負圧源からの負圧
を導く負圧源通路と、負圧源通路から排気還流弁の制御
負圧室に導く負圧を大気で希釈制御可能な負圧制御電磁
弁と、排気還流弁の実開度が目標開度に一致するように
負圧制御電磁弁をデューティ制御する制御手段とを備え
る内燃機関の排気還流装置において、前記負圧源から負
圧源通路を介して負圧制御電磁弁に送る負圧を大気で希
釈制御可能な三方デューティ電磁弁と、三方デューティ
電磁弁の駆動制御手段とを設けたので、三方デューティ
電磁弁によって負圧源の負圧の変動による排気還流弁の
開度制御への影響を防止でき、排気還流弁の良好な開度
制御を確保できる。
【0087】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、負圧源を駆動する機関の回転数、負圧源の負圧を用
いるブレーキの使用状態に基づき、三方デューティ電磁
弁をデューティ制御するので、負圧源の負圧の変動を的
確に補正できる。
【0088】第3の発明によれば、第1、第2の発明に
おいて、機関の所定の運転条件範囲内では負圧源から負
圧制御電磁弁に送る負圧を略一定に保つように、三方デ
ューティ電磁弁をデューティ制御するので、排気還流弁
の開度の高い制御精度を得ることができ、適正な排気還
流を確保できる。
【0089】第4の発明によれば、第1〜第3の発明に
おいて、機関の所定の過渡運転時には負圧源から負圧制
御電磁弁に送る負圧を所定期間増減するように、三方デ
ューティ電磁弁をデューティ制御するので、過渡運転時
に高い制御応答性を確保でき、負圧源の負圧の変動の大
きいときにも、的確な排気還流制御を確保できる。
【0090】第5の発明によれば、第1〜第4の発明に
おいて、電源電圧に基づいて三方デューティ電磁弁をデ
ューティ制御することで、電源電圧が変化しても、負圧
源から目標の負圧を負圧制御電磁弁に送ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成図である。
【図2】実施例の構成断面図である。
【図3】三方デューティ電磁弁のデューティ比と2次負
圧の関係を示す特性図である。
【図4】負圧制御電磁弁のデューティ比と制御負圧の関
係を示す特性図である。
【図5】制御負圧とEGR弁の開度の関係を示す特性図
である。
【図6】制御内容を示すフローチャートである。
【図7】制御内容を示すフローチャートである。
【図8】制御内容を示すフローチャートである。
【図9】排気還流弁の開度マップを示す特性図である。
【図10】負圧制御電磁弁のPI制御の比例データを示
す特性図である。
【図11】負圧制御電磁弁のPI制御の積分データを示
す特性図である。
【図12】三方デューティ電磁弁の基本デューティ比の
データを示す特性図である。
【図13】バッテリの補正データを示す特性図である。
【図14】バッテリ電圧に対する三方デューティ電磁弁
の特性図である。
【図15】ブレーキ操作に対する補正データを示す特性
図である。
【図16】加速補正データを示す特性図である。
【符号の説明】
20 エンジン 21 吸気通路 22 排気通路 23 排気還流通路 24 排気還流弁 27 制御負圧室 28 負圧ポンプ 29 負圧源通路 30 負圧通路 31 三方デューティ電磁弁 32 負圧制御電磁弁 33 オリフィス 34 サージタンク 35 オリフィス 36 オリフィス 37 希釈通路 39 オリフィス 40 リフトセンサ 41 コントロールユニット 42 回転数センサ 43 負荷センサ 44 水温センサ 46 ブレーキセンサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の排気通路と吸気通路とを連通する
    排気還流通路と、排気還流通路の途中に設けられた負圧
    応動型の排気還流弁と、機関の運転条件を検出する手段
    と、機関の運転条件に基づいて排気還流弁の目標開度を
    設定する手段と、排気還流弁の実開度を検出する手段
    と、負圧源からの負圧を導く負圧源通路と、負圧源通路
    から排気還流弁の制御負圧室に導く負圧を大気で希釈制
    御可能な負圧制御電磁弁と、排気還流弁の実開度が目標
    開度に一致するように負圧制御電磁弁をデューティ制御
    する制御手段とを備える内燃機関の排気還流装置におい
    て、前記負圧源から負圧源通路を介して負圧制御電磁弁
    に送る負圧を大気で希釈制御可能な三方デューティ電磁
    弁と、三方デューティ電磁弁の駆動制御手段とを設けた
    ことを特徴とする内燃機関の排気還流制御装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段は、負圧源を駆動する
    機関の回転数、負圧源の負圧を用いるブレーキの使用状
    態に基づき、三方デューティ電磁弁をデューティ制御す
    る請求項1に記載の内燃機関の排気還流制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動制御手段は、機関の所定の運転
    条件範囲内では負圧源から負圧制御電磁弁に送る負圧を
    略一定に保つように、三方デューティ電磁弁をデューテ
    ィ制御する請求項1または2に記載の内燃機関の排気還
    流制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動制御手段は、機関の所定の過渡
    運転時には負圧源から負圧制御電磁弁に送る負圧を所定
    期間増減するように、三方デューティ電磁弁をデューテ
    ィ制御する請求項1〜3のいずかに記載の内燃機関の排
    気還流制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動制御手段は、三方デューティ電
    磁弁を駆動する電源の電圧に基づき、三方デューティ電
    磁弁をデューティ制御する請求項1〜4のいずかに記載
    の内燃機関の排気還流制御装置。
JP6043909A 1994-03-15 1994-03-15 内燃機関の排気還流制御装置 Pending JPH07253057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6043909A JPH07253057A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 内燃機関の排気還流制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6043909A JPH07253057A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 内燃機関の排気還流制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07253057A true JPH07253057A (ja) 1995-10-03

Family

ID=12676850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6043909A Pending JPH07253057A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 内燃機関の排気還流制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07253057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927256A (en) * 1996-07-16 1999-07-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Flow control device of an engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927256A (en) * 1996-07-16 1999-07-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Flow control device of an engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5381775A (en) System for controlling an internal combustion engine
JPH0347454A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2017031825A (ja) エンジンの制御装置
JPS6088839A (ja) 内燃エンジンの作動制御手段の動作特性量制御方法
JPH0763124A (ja) 内燃機関の制御方法および制御装置
JPH07253057A (ja) 内燃機関の排気還流制御装置
JPH0692757B2 (ja) 内燃機関のバイパス空気量制御方法
JPH08193534A (ja) ディーゼル機関の排気還流制御装置
JPH08218946A (ja) ディーゼル機関の排気還流制御装置
JPH08210195A (ja) ディーゼル機関の排気還流制御装置
JP4020117B2 (ja) ディーゼル機関の排気還流制御装置
JPH09209798A (ja) エンジンの排気還流装置及びその方法
JP2858285B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
US11680533B2 (en) Method of estimating actual EGR ratio in EGR system and EGR system
JP2005061283A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH02275055A (ja) エンジンの排気ガス還流制御装置
JPH07217475A (ja) エンジンの制御装置
JP3374507B2 (ja) 内燃機関の排気還流制御装置
KR100428174B1 (ko) 디젤 엔진의 초기 시동시 매연 저감 제어 방법
JPH07253056A (ja) 内燃機関の排気還流制御装置
JPH08200117A (ja) 過給機付ディーゼルエンジンの過給圧検出装置
JP2000205053A (ja) Egr制御装置
JPH04241736A (ja) タ−ボチャ−ジャの過給圧制御方法
JPS6085233A (ja) 内燃機関のアイドリング制御装置
JPH07243353A (ja) エンジンの排気還流装置