JPH07252875A - 地中埋設貯留槽及びその製造方法 - Google Patents
地中埋設貯留槽及びその製造方法Info
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- JPH07252875A JPH07252875A JP6066658A JP6665894A JPH07252875A JP H07252875 A JPH07252875 A JP H07252875A JP 6066658 A JP6066658 A JP 6066658A JP 6665894 A JP6665894 A JP 6665894A JP H07252875 A JPH07252875 A JP H07252875A
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Abstract
設貯留槽(貯留槽)を、既設の単独又は合併式の家庭用
の浄化槽本体を利用して、安価に製造する。 【構成】 家庭等の個別箇所に設置されている既設の浄
化槽本体内に別に設けられる貯留槽であって、その貯留
槽は、ゴムからなる袋状物であり、その袋状物の外形形
状を縮小変形させて浄化槽本体内に挿入し、次いで、そ
の袋状物を膨張させて製造する。
Description
箇所から排出される生活排水を地中に埋設された貯留槽
内に受入れた後、下水道施設へ送出するようにした生活
排水送出装置に用いられるような地中埋設貯留槽及びそ
の製造方法に関する。
52号において、地中に埋設されている曝気装置や沈澱
設備等を備えた単独又は合併式の家庭用浄化槽本体を地
中埋設貯留槽(以下、貯留槽という)に転用し、生活排
水を公共の下水道本管に送出することのできる生活排水
送出装置を提案している。
うにしなければならないために、浄化槽本体の内壁に補
強材を張設したり、又は浄化槽本体内に貯留槽としての
所定の容積を確保してコンクリートや砂利等の充填物を
充填して構成される。
浄化槽本体を埋め戻すことなく、しかもその浄化槽本体
を利用できるので、低コストに実施できる特長がある。
定の容積を確保する際、直径450mm程度のマンホー
ルの開口部を介して貯留槽の製造を行う必要があるが、
このような容量の貯留槽を外部で製造し、これを開口部
から浄化槽本体内に挿入することができない。このた
め、軟質の熱硬化性の樹脂の袋を開口部から挿入した
後、その袋を硬化させるようにしている。しかし、この
場合、ボイラー等の大掛かりな設備が必要であり、か
つ、作業に長時間を要し、その生産性が劣るという問題
があった。
水性の貯留槽を、簡単に短時間で製造することのできる
貯留槽と、その製造方法を提供することを目的としてい
る。
上記目的を達成するために、家庭等の個別箇所に設置さ
れている既設の浄化槽本体内に別に設けられる貯留槽で
あって、その貯留槽は、ゴムからなる袋状物であること
を特徴としている。
上記目的を達成するために、家庭等の個別箇所に設置さ
れている既設の浄化槽本体内に別に設けられる貯留槽の
製造方法であって、ゴムからなる袋状物の外形形状を縮
小変形させて前記浄化槽本体内に挿入し、次いで、その
袋状物を膨張させて製造することを特徴としている。
状物で構成される。そして、その袋状物は、外部から力
を加えて、又は内部の気体が吸引されるなどして外形形
状が小さくされて浄化槽本体に挿入される。次いで、そ
の袋状物が膨張されて所定容量の貯留槽が製造される。
する。図1は、本発明に係る貯留槽1を用いた下水道シ
ステムの概略図である。この貯留槽1は、路面(地面)
Gの地下に埋設され、流入管2を介して家庭から排出さ
れる生活排水を受入れ、その受入れた生活排水をポンプ
P及び流出管3を介して貯留槽1よりも高所に埋設され
ている下水本管4に排出できるように構成されている。
らなり、ポンプPが設けられても、さらに、生活排水が
充填されても変形しない厚さ及び硬度(強度)に決めら
れていて、既設の単独又は合併式の家庭用の浄化槽本体
a内に設けられている。
うに、浄化槽本体(曝気装置等の内部機器を除去するこ
とが好ましいが、浄化槽本体内に一定容量を確保でき、
モルタル,砂利等で強化できていれば必ずしも全ての内
部機器を除去する必要はない。)a内に、後述の製造方
法で製造した貯留槽1を設け、さらに浄化槽本体aと貯
留槽1との空間にモルタル,砂利等(図2でa′はモル
タル、a″は砂利を示している)を充填して構成されて
いる。
から、ポンプPが挿入されて設置される。ここで用いら
れるポンプPはグラインダーポンプからなり、例えば、
生活排水中に夾雑物を含んでいても、その夾雑物を破砕
でき、かつ所定の圧力で生活排水を流出管3を介して下
水本管4まで送出できる機能を有している。
ベルスイッチにより、流入管2から流入した貯留槽1内
の水位が所定の高位置に達したときにONし、また、そ
の水位が所定の低位置に達したときにOFFするように
制御される。
体aを利用できるので、既設の浄化槽本体の埋め戻しを
行う必要がないため、極めて安価に実施することができ
る。なお、貯留槽1内の生活排水はポンプPで下水本管
4へ圧送するようにしたが、真空式で生活排水を貯留槽
1から汲上げるときは、ポンプPは省略されるととも
に、真空設備が設けられ、貯留槽1内には真空弁が取付
けられる。
造方法について説明する。
るような、所定の容量を有し、かつ硬度(強度)を有す
るゴムからなる袋状物の貯留槽1が製造される。なお、
この貯留槽1は、ポンプP及び所定量の生活排水を貯留
するため、その外形形状は開口部6から入らない大きさ
に形成されている。
ために、開口部6を大きく広げてもよいが、開口部6を
大きくすると、元の形状に復元するのに多くの手間を必
要とし、既設の浄化槽本体aを用いる効果が失われてし
まう。
め、工場において貯留槽1の開口部6に対応するつば部
1′に、バルブVを有する吸引管Aを備えた蓋Bを設
け、このバルブVを開けるとともに、吸引管から図示し
ない真空ポンプで吸引し、貯留槽1の外形形状を図3
(b)に示すように開口部6から挿入できる大きさに変
形さされている。なお、蓋Bとつば部1′とは、図示し
ないクランプを用いて気密状に固定される。また、貯留
槽1の底部は、ポンプPが設置できるよう平坦部に形成
しておくことが望しい。
化槽本体aの開口部6から挿入され、次いで、バルブV
が開かれて貯留槽1内が大気開放される。貯留槽1内が
大気に開放されると、貯留槽1の復元力で図3(a)に
示される元の状態になるが、冬場等の気温が低いとき、
又は迅速な作業が必要となるときは、パイプPを介して
圧縮空気又は水等の流体を圧入して元の形に復元させる
ようにしてもよい。
部から力を加えただけでは縮小変形できない場合であ
り、貯留槽1のゴムの材質が比較的軟らかい場合は、外
部から加えて縮小変形させて開口部6から挿入すること
ができる。
されたのち、余分なつば部1′を除去し、貯留槽1の流
入管2が接続される位置に穴1″が開けられる(図4参
照)。
給用のパイプCを挿入し、貯留槽1内に水を充填した
後、そのパイプCからモルタルa′を排出して、貯留槽
1と浄化槽本体aとの間隙を充填する。モルタルa′が
固化すると、浄化槽本体aは土圧に耐える強度に形成さ
れる。なお、モルタルa′が充填されても貯留槽1内に
水が充填されているので、モルタルa′の圧力で貯留槽
1が押しつぶされることがなく、また、モルタルa′が
固化した後は、貯留槽1から水を排出しても貯留槽1は
所定の容量を有する形状に保たれる。このモルタルa′
は、モルタルグラフトが好ましい。
十分に土圧に耐えることが可能である。なお、充填物
は、必ずしもモルタルに限定されないが、本実施例のよ
うに充填物をモルタルにしたときは、貯留槽1のゴムの
厚さや硬度を小さくすることができる。
槽本体aの貯留槽1の設けられる室と別の室に充填され
て土圧に耐えるようにしたもので、この砂利a″の充填
は、浄化槽本体aに穴a1 を開けて行われる。
ル(図示せず)は、穴1″を利用して、上記図2に示さ
れるように配管され、また、ポンプPが貯留槽1内に設
置される。なお、流出管3は、穴1″を利用したが、排
水の流出方向に合わせて別に配管用の穴を設けるように
してもよい。
貯留槽1を吸引して外形形状を小さくしてから開口部6
から挿入するようにしたので、極めて簡単に貯留槽1を
浄化槽本体a内に設けることができる。
ときの他の例を示すものであって、貯留槽1a′は、工
場において、予め、開口部6から挿入できるような大き
さに形成されている。
に、貯留槽の形状を筒形にしている)を可撓性でかつ気
密性の袋Dに入れ、この袋Dを真空状態にし、貯留槽1
a′の形状を開口部6から挿入できる大きさに予め形成
されている(図5(a)参照)。
本体a内に挿入し、袋Dの下部D′切断するための紐
D″を引いて袋Dの下部D′を開口部6から取出し(図
5(b)参照)、さらに残りの袋Dをも開口部6から取
出すと、貯留槽1a′は元の形に復元することができ
る。
所に設置されている既設の浄化槽本体内に別に設けられ
る貯留槽であって、その貯留槽は、ゴムからなる袋状物
であるので、浄化槽本体の開口部から極めて容易に挿入
することができる。
ゴムからなる袋状物の外形形状を縮小変形させて浄化槽
本体内に挿入し、次いで、その袋状物を膨張させて製造
するので、極めて容易に製造することが可能となる。
概略図である。
る。
上記目的を達成するために、家庭等の個別箇所に設置さ
れている既設の浄化槽本体内に別に設けられる貯留槽で
あって、その貯留槽は、ゴムからなる袋状物であること
を特徴としている。さらに、前記貯留槽と前記浄化槽本
体との間には充填材が充填されることを特徴としてい
る。
うに、浄化槽本体(曝気装置等の内部機器を除去するこ
とが好ましいが、浄化槽本体内に一定容量を確保でき、
モルタル,砂利等で強化できていれば必ずしも全ての内
部機器を除去する必要はない。)a内に、後述の製造方
法で製造した貯留槽1を設け、さらに浄化槽本体aと貯
留槽1との空間にモルタル,砂利等(図2でa′はモル
タル、a″は砂利を示している)の充填材を充填して構
成されている。
給用のパイプCを挿入し、貯留槽1内に水を充填した
後、そのパイプCから充填材としてのモルタルa′を放
出して、貯留槽1と浄化槽本体aとの間隙を充填する。
モルタルa′が固化すると、浄化槽本体aは土圧に耐え
る強度に形成される。なお、モルタルa′が充填されて
も貯留槽1内に水が充填されているので、モルタルa′
の圧力で貯留槽1が押しつぶされることがなく、また、
モルタルa′が固化した後は、貯留槽1から水を排出し
ても貯留槽1は所定の容量を有する形状に保たれる。こ
のモルタルa′は、モルタルグラフトが好ましい。
所に設置されている既設の浄化槽本体内に別に設けられ
る貯留槽であって、その貯留槽は、ゴムからなる袋状物
であるので、浄化槽本体の開口部から極めて容易に挿入
することができる。さらに、貯留槽と浄化槽本体との間
に充填材を充填するようにしたときは、土圧に耐えるこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 家庭等の個別箇所に設置されている既設
の浄化槽本体内に別に設けられる地中埋設貯留槽であっ
て、 前記地中埋設貯留槽は、ゴムからなる袋状物であること
を特徴とする地中埋設貯留槽。 - 【請求項2】 家庭等の個別箇所に設置されている既設
の浄化槽本体内に別に設けられる地中埋設貯留槽の製造
方法であって、 ゴムからなる袋状物の外形形状を縮小変形させて前記浄
化槽本体内に挿入し、次いで、その袋状物を膨張させて
製造することを特徴とする地中埋設貯留槽の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06665894A JP3442461B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 地中埋設貯留槽及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07252875A true JPH07252875A (ja) | 1995-10-03 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127195A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-01 | Niigata Suisetsu Kanri Kk | Method for reconstruction of purifying tank |
JPS55179194U (ja) * | 1979-06-12 | 1980-12-23 | ||
JPS6145527B2 (ja) * | 1978-08-31 | 1986-10-08 | Osaka Gas Co Ltd | |
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JPH068454U (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-04 | ダイキ株式会社 | 家庭用の浄化槽・会所枡のマンホール蓋の目隠しシート |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP06665894A patent/JP3442461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH068454U (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-04 | ダイキ株式会社 | 家庭用の浄化槽・会所枡のマンホール蓋の目隠しシート |
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---|---|
JP3442461B2 (ja) | 2003-09-02 |
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