JPH07185520A - 生活排水送出装置 - Google Patents

生活排水送出装置

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Publication number
JPH07185520A
JPH07185520A JP35411293A JP35411293A JPH07185520A JP H07185520 A JPH07185520 A JP H07185520A JP 35411293 A JP35411293 A JP 35411293A JP 35411293 A JP35411293 A JP 35411293A JP H07185520 A JPH07185520 A JP H07185520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
waste water
domestic wastewater
living waste
filler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35411293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Ootsuka
捷徳 大塚
Motohiko Ishino
元彦 石野
Hirofumi Azuma
宏文 東
Toshihito Shima
敏翁 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikko Co Ltd
Asahi Tec Corp
Nikko KK
Original Assignee
Nikko Co Ltd
Asahi Tec Corp
Nikko KK
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Publication date
Application filed by Nikko Co Ltd, Asahi Tec Corp, Nikko KK filed Critical Nikko Co Ltd
Priority to JP35411293A priority Critical patent/JPH07185520A/ja
Publication of JPH07185520A publication Critical patent/JPH07185520A/ja
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生活排水送出装置を既設の単独又は合併式の
家庭用の浄化槽を利用して安価に製造する。 【構成】 家庭等の個別箇所から排出される生活排水を
地中に埋設された貯留槽内に受入れた後、下水道施設へ
圧力式又は真空式で送出するようにした生活排水送出装
置において、前記貯留槽は、前記家庭等の個別箇所に設
置されていた既設の浄化槽の下部をモルタル等の充填材
で充填して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生活排水送出装置に係
り、特に、既設の浄化槽を利用したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生活排水送出装置は、家
庭等の個別箇所(以下、家庭という)の近くの地中に貯
留槽を埋設し、この貯留槽内に家庭からの生活排水を受
入れるとともに、その受入れた生活排水を貯留槽に設け
たポンプを用いた圧送により、又は真空設備を用いて真
空弁を通しての吸引により、下水本管まで送出するよう
に構成されている。したがって、この生活排水送出装置
を用いれば、下水本管位置よりも遠方に位置する家庭か
らの生活排水でも、公共の下水道に接続することにより
公共の下水道としての下水処理が可能となり、起伏の多
い地形や高低差の大きな地形でも下水道を経済的に普及
させることができるという特長を有している。
【0003】ところで、下水道施設が完備していない地
域においては、曝気装置や沈殿設備等を備えた単独又は
合併式の家庭用の浄化槽を設けて、1戸から数戸の家庭
から排出されるし尿や生活雑排水をその場で簡易に浄化
処理を行っていることが多い。
【0004】このような浄化槽で生活排水を処理してい
る家庭においては、その家庭の地域が終末処理施設を有
する公共の下水道施設が完備されたときには、浄化槽の
処理によらず、本下水道施設で処理することが義務付け
られている。この場合、浄化槽は掘り起こされるか、又
は埋め戻されるとともに、その家庭の生活排水は、管路
により公共の本下水道の本管に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公共の
本下水道本管への接続が可能となった地域の家庭であっ
て、かつ、今まで浄化槽で生活排水処理を行っており、
しかも、公共の下水道本管に、圧力式又は真空式の生活
排水送出装置を設置して排水を送出しなければならない
ときは、既設浄化槽の掘り起こし又は埋め戻しの他に、
生活排水送出装置の貯留槽を新たに設置しなければなら
ないという二重の手間を要し、設備費が高くなる欠点が
あった。
【0006】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、既設の浄化槽
を利用して低コストに実施できる生活排水送出装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解説するための手段】本発明に係る生活排水送
出装置は、上記目的を達成するために、家庭から排出さ
れる生活排水を地中に埋設された貯留槽内に受入れた
後、下水道施設等の処理施設へ送出するようにした生活
排水送出装置において、前記貯留槽は、前記家庭に設置
されていた既設の浄化槽の下部部分をモルタル等の充填
材で充填したものであることを特徴としている。また、
生活排水を排出するポンプの設けられる前記下部部分に
ピットを有することを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、生活排水送出装置は、既設
の浄化槽本体を利用した貯留槽から生活排水を下水道施
設等の処理施設へ送出する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明装置を適用した下水道システムの
概略図である。図中1は貯留槽であって、路面(地面)
Gの地下に埋設され、流入管2を介して家庭から排出さ
れる生活排水を受入れ、その受入れた生活排水をポンプ
P及び流出管3を介して貯留槽1よりも高所に埋設され
ている下水本管4に排出できるように構成されている。
【0010】貯留槽1は、図2,図3に示されるよう
な、既設の単独又は合併式の家庭用の浄化槽10を利用
したものである。すなわち、この浄化槽10は、右側に
曝気室を有し、左側に沈澱室12を有していて、両室1
1,12間は上端部が溢流壁を形成している仕切壁13
で区分されている。
【0011】上記浄化槽10を貯留槽1に形成するに
は、先ず、曝気室11内から、充填材等の内部機器を除
去するとともに、仕切壁13の前後の迂回壁14a,1
4bを除去する。なお、この迂回壁14a,14bはそ
のままにしておいてもよい。
【0012】次いで、図3に示されるように、曝気室
(図3において()の符号は、旧浄化槽における符号を
示している。)に砂又は砂利を充填し、沈澱室12の下
部部分は、沈澱室12のマンホールHの下方に当る部分
にピット5を設けて、モルタル又はコンクリート等の固
化可能な充填材6で充填する。
【0013】充填材6の上面位置は、沈澱室12の深さ
の1/2〜1/10でよい。充填材6の上面位置が1/
2より高いと貯留槽1としての充分な容積が得られず、
また、その上面位置が1/10より下だと貯留槽1が土
圧に耐えられず、充填材6の充填効果が得られない。
【0014】ピット5は、貯留槽1内の汚水を真空設備
で吸引する際は不要である。しかし、図示の実施例のよ
うに、マンホールHからポンプPを垂下させたとき、そ
のポンプPの下端が充填材6に接するときは必要とな
る。
【0015】また、ピット5の上面の径がマンホールH
の径よりも大きいときは、図5に示されるような、分割
したときにマンホールHから挿入可能なピット5の容積
を有する組型からなる型材aをセットした後、充填材6
を充填してピット5が形成される。なお、この型材a
は、風せん等からなる膨張体を用いるようにしてもよ
い。
【0016】なお、ポンプPは、例えば、生活排水中に
夾雑物を含んでいても、その夾雑物を破砕でき、かつ所
定の圧力で生活排水を流出管3を介して下水本管4まで
送出できる機能を有しているものがもちいられる。ま
た、このポンプPは、図示しないが、レベルスイッチに
より、流入管2から流入した貯留槽1内の水位が所定の
高位置に達したときにONし、また、その水位が所定の
低位置に達したときにOFFするように制御される。
【0017】以上のように、本実施例装置は、既設の浄
化槽10に充填材6を充填するだけで貯留槽1として利
用できるので、浄化槽の埋め戻しを行うことなく、極め
て安価に実施することができる。
【0018】なお、本実施例では、貯留槽1内の生活排
水はポンプPで下水本管Pへ圧送するようにしたが、真
空式で生活排水を貯留槽1から汲上げるときは、ポンプ
Pは省略されるとともに、真空設備が設けられ、貯留槽
1内には真空弁が取付けられる。また、貯留槽1は浄化
槽10の沈澱室12を利用していたが曝気室11を利用
してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る生活排水送出装置は、貯留
槽は家庭に設置されていた既設の浄化槽本体を利用した
ので、低コストに実施できる利益がある。また、下部部
分にピトを設けたときは、ポンプの下部が充填材に接し
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を適用した下水道システムの概略図
である。
【図2】既設の浄化槽の縦断面図である。
【図3】貯留槽の縦断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】ピットを成形する際の型材の斜視図である。
【符号の説明】
1 貯留槽 2 流入管 3 流出管 5 ピット 6 充填材 10 浄化槽 P ポンプ
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島 敏翁 埼玉県羽生市北2−6−7

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家庭等の個別箇所から排出される生活排
    水を地中に埋設された貯留槽内に受入れた後、下水道施
    設等の処理施設へ送出するようにした生活排水送出装置
    において、 前記貯留槽は、前記家庭等の個別箇所に設置されていた
    既設の浄化槽の下部部分をモルタル等の充填材で充填し
    たものであることを特徴とする生活排水送出装置。
  2. 【請求項2】 生活排水を排出するポンプの設けられる
    下部部分にピットを有することを特徴とする請求項1記
    載の生活排水送出装置。
JP35411293A 1993-12-27 1993-12-27 生活排水送出装置 Pending JPH07185520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35411293A JPH07185520A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 生活排水送出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35411293A JPH07185520A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 生活排水送出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07185520A true JPH07185520A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18435378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35411293A Pending JPH07185520A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 生活排水送出装置

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JP (1) JPH07185520A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045842A (ja) * 2000-04-28 2002-02-12 Akurosu:Kk 手術室の排液自動排出システム
JP2008279446A (ja) * 2008-07-07 2008-11-20 Hitachi Housetec Co Ltd 合併処理浄化槽

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JP2002045842A (ja) * 2000-04-28 2002-02-12 Akurosu:Kk 手術室の排液自動排出システム
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