JPH0727260A - 輸送用ホース - Google Patents

輸送用ホース

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JPH0727260A
JPH0727260A JP5168074A JP16807493A JPH0727260A JP H0727260 A JPH0727260 A JP H0727260A JP 5168074 A JP5168074 A JP 5168074A JP 16807493 A JP16807493 A JP 16807493A JP H0727260 A JPH0727260 A JP H0727260A
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
transportation
sand
air chamber
inner cylindrical
Prior art date
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Pending
Application number
JP5168074A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakayama
猛 中山
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土砂等が詰まることがなく、輸送能力を一定
に保持できる輸送用ホースを得る。 【構成】 吸引力によって内筒部12内を土砂が輸送さ
れる。口金24から内筒部12と外筒部14との間に形
成された空気室18へ圧縮空気を導入すると、空気室1
8が膨張して弾性変形可能な内筒部12を押圧する。こ
れによって、内筒部12が歪み詰まっていた土砂Sがほ
ぐされ、バキュームタンク内へ輸送される。なお、空気
室18を膨張させるタイミングとしては、周期的に行っ
てもよいし、内筒部12が土砂Sで閉塞した時点で行っ
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削作業等で発生する
土砂を吸引あるいは圧送して所定の場所まで輸送する輸
送用ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管、電気ケーブル、電話ケーブル等
を埋設する小規模な掘削作業では、作業中における道路
の占有面積を少なくし、また作業効率を向上させるた
め、掘削土を輸送用ホースで吸引してバキュウームタン
ク等に輸送する工法が採用されている。
【0003】しかしながら、上記工法では、粘土等のよ
うな粘性物が輸送用ホースの内壁面に付着したり、ま
た、複数の小石が噛み合ったりして、輸送用ホースが詰
まることが頻繁に起こっていた。このため、作用現場で
は、木槌で詰まった部分を叩いたり、また、輸送用ホー
スを外部から圧縮変形させたりして、閉塞物を取り除い
ていた。
【0004】しかし、このように輸送用ホースが詰まる
ようでは、作業が頻繁に中断するばかりか、閉塞物を取
り除く際に、輸送用ホースを無理に変形させるので破損
する恐れがあった。さらに、従来の輸送用ホースでは、
吸引力を高めると、輸送用ホースの通過断面積が縮小し
て、輸送能力の低下を招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、土砂等が詰まることがなく、輸送能力を一定に
保持できる輸送用ホースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の輸送用
ホースは、弾性変形可能な内筒部と、前記内筒部の外周
面を覆う外筒部と、前記内筒部と前記外筒部との間に形
成され膨張可能な空気室と、前記空気室に空気を導入す
る口金と、を有することを特徴としている。請求項2に
記載の輸送用ホースは、前記内筒部及び前記外筒部に補
強層を形成したことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の輸送用ホースは、前記内
筒部の内周面を滑り加工したことを特徴としている。請
求項4に記載の輸送用ホースは、前記内筒部の外周部へ
補強部材を埋設したことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に記載の輸送用ホースでは、空気圧に
よって内筒部内を輸送物が吸引あるいは圧送される。口
金から内筒部と外筒部との間に形成された空気室へ空気
が導入されると、空気室が膨張して弾性変形可能な内筒
部を押圧する。これによって、内筒部が歪み詰まってい
た輸送物がほぐされ、空気圧によって押し出される。な
お、空気室を膨張させるタイミングとしては、周期的に
行ってもよいし、内筒部が閉塞した時点で行ってもよ
い。
【0009】また、輸送用ホースの内筒部へ、通常の輸
送用ホースを挿入して、内筒部を介して通常の輸送用ホ
ースの外周面に圧縮力を加え、通常の輸送用ホースの内
壁に詰まった輸送物をほぐすことも可能である。請求項
2に記載の輸送用ホースでは、内筒部及び外筒部に補強
層が形成されている。これによって、輸送用ホースの折
れ曲がりを原因とする輸送物の詰まりが防止される。
【0010】請求項3に記載の輸送用ホースでは、内筒
部の内周面に滑り加工が施されているので、輸送物が付
着することなくスムーズに流れる。請求項4に記載の輸
送用ホースでは、内筒部の外周部へ補強部材が埋設して
あるので、大きな吸引力を負荷しても、通常の使用状態
では内筒部が内側へ変形して通過断面積を縮小させるこ
とがない。
【0011】
【実施例】図1及び図2には、第1実施例に係る輸送用
ホース10が示されている。この輸送用ホース10は、
土砂等の輸送物が通る筒状でゴム製の内筒部12と、こ
の内筒部12の外周面を覆うゴム製の外筒部14との二
重構造となっている。この内筒部12と外筒部14の両
端部はゴム製の隔壁部16で閉塞され、密閉された筒状
の空気室18を形成している。また、内筒部12、外筒
部14及び隔壁部16にかけて、補強ネット20が埋設
されている。この補強ネット20と外筒部14の外側部
との間には、調整用ゴム22が形成されている。これに
よって、輸送用ホース10の折れ曲がりが防止されてい
る。
【0012】一方、外筒部14の外面からは、一端が外
筒部14を貫通し空気室18に達する空気導入用の口金
24が突出している。この口金24の挿入端部には、フ
ランジ24Aが形成されており、空気室18の外壁側に
貼り付いている。なお、空気室18内側には、離型用の
強化ポリシート26が配設されており、輸送用ホース1
0の製造時に、空気室18の内壁同士が密着しないよう
になっている。
【0013】また、隔壁部16には、リング状の補強金
具28(補強布でもよい)が埋設されており、空気室1
8が膨張した際、輸送用ホース10の両端部に亀裂が生
じないように考慮されている。さらに、内筒部12の内
周面は、超高分子量ポリエチレン56で被覆されてお
り、粘性土が付着し難いようになっている。次に、第1
実施例の輸送用ホース10が掘削作業に使用された例に
ついて説明する。
【0014】図3及び図4に示すように、輸送用ホース
10の内筒部12の一端側には、掘削用のピック30の
口金25が挿入され、バンド32で締付け固定されてい
る。ピック30には、土砂が通過できる図示しない貫通
路が形成されている。このピック30をバックホウ34
のアーム36の先端に取付けて地盤を掘削する。一方、
内筒部12の他端側には、バキュームタンク38の口金
40が挿入され、バンド32で締付け固定されている。
このバキュームタンク38は、吸引ホース42によって
真空ポンプ44に接続されている。この真空ポンプ44
によって、バキュームタンク38を負圧状態として、輸
送用ホース10を介して掘削土砂Sをバキュームタンク
38内へ輸送するようになっている。
【0015】また、輸送用ホース10の外筒部14から
突出した口金24には、コンプレッサー46から延びる
エアホース48が接続されている。このエアホース48
を介してコンプレッサー46から圧縮空気が輸送用ホー
ス10の空気室18(図2参照)に導入されると、輸送
物によって異なるが土砂Sの場合、図5に示すように、
空気室18が膨張し内筒部12が内側へ向かって変形し
て、土砂Sを押し潰す。これによって、内筒部12の内
部に詰まった土砂Sがほぐされ、バキュームタンク38
内へ輸送される。
【0016】なお、圧縮空気を空気室18に導入するタ
イミングとしては、事前に油圧ホース10が閉塞状態と
なることを回避するために、周期的に行ってもよいし、
実際に内筒部12が詰まったときに行ってもよい。ま
た、圧縮空気の圧力としては、輸送物によっても異なる
が、0.1〜0.5kg/cm2 を目安とすればよい。
さらに、真空ポンプ44によって輸送用ホース10に付
加される負圧より、空気室18内の圧力が絶対値で大き
いことが望ましい。
【0017】次に、第2実施例について説明する。図6
に示すように、第2実施例の輸送用ホース50には、内
筒部12に補強ネット20に加えさらに、補強コード5
2が円周方向ヘ螺旋状に埋設されている。この補強コー
ド52の材質としては、ナイロン、ビニロン、ポリエス
テル、ケプラー、銅線等が考えられる。
【0018】このように補強コード52を加えることに
よって、内筒部12内の負圧が−200mm/Hg以上
になっても、通常の使用状態では内筒部12が内側へ変
形することがないので、通過断面積を一定に保持でき
る。この結果、通過断面積が縮小することによる輸送用
ホース50の輸送能力の低下を防止することができる。
また、図7に示すように、短めの輸送用ホース10の内
筒部12へ、通常の輸送用ホース70を挿入して、内筒
部12を介して通常の輸送用ホース70の外周面に圧縮
力を加え、通常の輸送用ホース70の内壁に詰まった土
砂をほぐすことも可能である。
【0019】なお、本実施例では、口金24を外筒部1
4の外周面に取付けたが、隔壁部16に取付けても構わ
ない。また、当然のことながら、本発明の輸送用ホース
の用途は限定されるものではなく、例えば、汚物回収
用、粘性のある原料の搬送用、コンクリートポンプのホ
ースとしても利用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、土砂等が
詰まることがなく、また、輸送能力が低下することもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る輸送用ホースの断面斜視図で
ある。
【図2】第1実施例に係る輸送用ホースの縦断面図であ
る。
【図3】第1実施例に係る輸送用ホースの使用状態を示
した概念図である。
【図4】第1実施例に係る輸送用ホースの接続状態を示
した正面図である。
【図5】第1実施例に係る輸送用ホースに土砂が詰まっ
た状態を示した断面斜視図である。
【図6】第2実施例に係る輸送用ホースの縦断面図であ
る。
【図7】第1実施例に係る輸送用ホースへ通常の輸送用
ホースを挿入した状態を示した縦断面図である。
【符号の説明】
12 内筒部 14 外筒部 20 補強ネット(補強層) 24 口金 52 補強コード(補強部材) 56 超高分子量ポリエチレン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性変形可能な内筒部と、前記内筒部の
    外周面を覆う外筒部と、前記内筒部と前記外筒部との間
    に形成され膨張可能な空気室と、前記空気室に空気を導
    入する口金と、を有することを特徴とする輸送用ホー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記内筒部及び前記外筒部に補強層を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の輸送用ホー
    ス。
  3. 【請求項3】 前記内筒部の内周面を滑り加工したこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の輸送用ホー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記内筒部の外周部へ補強部材を埋設し
    たことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の輸送用ホース。
JP5168074A 1993-07-07 1993-07-07 輸送用ホース Pending JPH0727260A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997042412A1 (en) * 1996-05-06 1997-11-13 Pumping Systems Technologies Pty. Limited Pseudo static peristaltic pump
CN102691833A (zh) * 2012-06-28 2012-09-26 任永斌 一种充气吸水管
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WO2020156910A1 (de) * 2019-01-31 2020-08-06 Daimler Ag Führungseinrichtung zum führen wenigstens einer leitung und/oder wenigstens eines mediums sowie verwendung einer solchen führungseinrichtung

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