JP3331438B2 - 削土吸引ノズル - Google Patents

削土吸引ノズル

Info

Publication number
JP3331438B2
JP3331438B2 JP21924293A JP21924293A JP3331438B2 JP 3331438 B2 JP3331438 B2 JP 3331438B2 JP 21924293 A JP21924293 A JP 21924293A JP 21924293 A JP21924293 A JP 21924293A JP 3331438 B2 JP3331438 B2 JP 3331438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
outer cylinder
nozzle body
slide outer
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21924293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0754375A (ja
Inventor
隆敏 有薗
克巳 荻原
孝二 和泉
好孝 柳原
卓哉 後久
英夫 竹俣
邦夫 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP21924293A priority Critical patent/JP3331438B2/ja
Publication of JPH0754375A publication Critical patent/JPH0754375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3331438B2 publication Critical patent/JP3331438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負圧を利用した排土技
術に関し、より詳細には吸入口等の土塊による目詰まり
を防止し、削土の吸引を行う削土吸引ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】削土の搬出方法として削土自体をホ−ス
を介して負圧吸引する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来技術に
は次のような問題点がある。 <イ> 掘削直後の土砂を吸引すると、ホ−ス内で土塊
が噛み合って閉塞事故を起こしやすい。
【0004】<ロ> ホ−ス内での削土の詰まりを防止
する方法としては、吸引前に土塊を細く破砕しておくこ
とが考えられる。しかしながら削土の吸引作業に先行し
て土塊を破砕するには、多大な労力と時間を必要とする
だけでなく、破砕径にバラツキを生じやすい。
【0005】<ハ> また、削土をスラリ−化して搬送
する方法も知られているが、給水装置や回収後のスラリ
−を脱水する施設等大規模な方法を必要とする。
【0006】<ニ> また、狭小空間域での掘削作業中
に有毒ガスや可燃ガスの発生による事故が報告されてい
る。このような現状に鑑み作業環境を改良できる技術の
提案が望まれている。
【0007】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ホ−ス及
びノズル内での目詰まりを防止し、削土を円滑に搬送で
きる削土吸引ノズルを提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明は、吸引ポンプ
に接続された輸送管の先端に取付けられるノズルであっ
て、前記輸送管に接続するノズル本体と、ノズル本体に
スライド自在に外装したスライド外筒とより構成し、ノ
ズル本体内周に固定ビットを突設し、スライド外筒の内
側に先端ビットを形成したことを特徴とする、削土吸引
ノズルである。
【0009】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0010】<イ>排土施設(図1) 図1に本発明に係る削土吸引ノズル1を用いた排土施設
の概念図を示す。削土吸引ノズル1は立坑5内に配置さ
れ、基端に可撓性を有する排土ホ−ス6が接続されてい
る。排土ホ−ス6の他端は坑外に設置した分離機7を介
して吸引ポンプ8へ接続している。分離機7はノズル1
及びホ−ス6を通じて吸引した削土9を回収できるよう
になっている。また、立坑5の内壁には、順次ライナプ
レ−ト10の設置を行ってゆく。
【0011】<ロ>削土吸引ノズル(図2) 削土吸引ノズル1は、ノズル本体2と、該ノズル本体2
にスライド自在に外装したスライド外筒3とにより構成
される。また、ノズル本体2とスライド外筒3の間にシ
リンダ4が配設されてあり、シリンダ4の伸縮によりス
ライド外筒3がスライドするように構成されている。
【0012】<ハ>ノズル本体(図2、3) ノズル本体2は両端を開放した筒体で、その内側下部に
複数の固定ビット21が突設されている。固定ビット2
1の配置数、配設間隔、突出長は適宜選択して決定す
る。
【0013】<ニ>スライド外筒(図2、4) ノズル本体2の先端部にスライド自在に装着されたスラ
イド外筒3は、両端開放形の筒で、スライド外筒3の開
放端の周縁に複数の周ビット31が設けられていると共
に、スライド外筒3を横断して先端ビット32が設けら
れている。周ビット31は、吸引時の空気流を整える効
果を持ち、先端ビット32は、ノズル本体2の固定ビッ
ト21と協働して土塊を吸引可能な寸法に破砕するため
のビットである。また、ノズル本体2とスライド外筒3
の間にはシリンダ4が配設してあって、シリンダ4の伸
縮によりスライド外筒3がスライドするように構成され
ている。シリンダ4は先端ビット32が固定ビット21
と協働して土塊を破砕できるストロ−クに設定されてい
る。
【0014】
【作用】次に削土の搬送方法について説明する。
【0015】<イ>吸引(図1) 坑外の吸引ポンプ8を稼働すると共に、坑内の削土吸引
ノズル1のシリンダ4の伸縮動作を開始する。この状態
で削土吸引ノズル1先端を削土9へ近づけると、負圧吸
引により削土9が吸引されホ−ス6を経由して分離機7
まで搬送される。
【0016】<ロ>吸引前の土塊の破砕(図2) スライド外筒3に形成された周ビット31の下面より下
方へ突出した先端ビット32を用いて、吸引前の土塊を
突き砕いて土塊を小さくする。そして、小さくなった削
土を吸引して搬送する。
【0017】<ハ>ノズル内での破砕(図2) ノズル本体2の内径より大きな土塊が吸引されると、固
定ビット21の部位で係止され、ホ−ス6内に入ってい
かない。その直後上下動を繰り返している先端ビット3
2が固定ビット21へ接近するときに、係止している土
塊を押し潰して細かく破砕する。破砕された削土は、ホ
−ス6内で閉塞することなく分離機7へ搬送される。
【0018】
【実施例2】実施例1の削土吸引ノズル1において、ノ
ズル本体2に突設される固定ビット21と、スライド外
筒3に形成された先端ビット32は、逆さまの組み合わ
せでも実施が可能である。
【0019】
【実施例3】実施例1の削土吸引ノズル1において、ス
ライド外筒3に形成された周ビット31の下面より下方
へ突出した先端ビット32を用いて土塊の破砕を実施す
ることに対し、先端ビット32を、スライド外筒3に形
成された周ビット31の下面より下方へ突出させない
で、ノズル1内のみで土塊の破砕を実施することも可能
である。
【0020】
【実施例4】 <構成>図5は、掘削機11を装備する自走式クロ−ラ
に削土吸引ノズル1を配備した他の実施例を示す。掘削
機11は図示しないクロ−ラのブ−ムに、昇降及び水平
旋回を許容する状態で垂下され、自転する掘削ビット1
11により回転掘削できる構造になっている。削土吸引
ノズル1は、掘削ビット11の近傍で、図示しないクロ
−ラの他のブ−ムに昇降自在に垂下されていて、掘削ビ
ット111の横移動に追随して運行できるように構成さ
れている。
【0021】<作用・効果>従って本実施例にあって
は、削土吸引ノズル1が掘削機11に追随して移動しな
がら、発生した削土を直ちに吸引して搬出できるため、
立坑掘削を自動化することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0023】<イ> スライド外筒に設けてある先端ビ
ットで吸引前の土塊を吸引し易い大きさに突き砕くこと
が可能である。
【0024】<ロ> ノズル内に土塊が吸引された場合
でも、固定ビットと先端ビットの協働により土塊を破砕
できる。このことによりノズル内及びホ−ス内での土塊
による目詰まりを解消することが可能であり、効率の良
い削土搬送が可能である。
【0025】<ハ> 狭小空間域での掘削作業中に有毒
ガスや可燃ガスが発生しても、ポンプにより削土と共に
吸引するため、従来報告されていた様な坑内事故を避け
ることが可能になり作業環境を改善できる。
【0026】<ニ> 本発明は、掘削具の近傍に一体と
して設置することによって、立坑掘削を自動化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排土設備の全体略図
【図2】 実施例1に係る削土吸引ノズルの縦断面図
【図3】 実施例1に係るI−Iの横断面図
【図4】 削土吸引ノズルのII−IIの下端部説明図
【図5】 実施例3に係る掘削装置の側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後久 卓哉 神奈川県横浜市瀬谷区阿久和町4157 (72)発明者 竹俣 英夫 神奈川県横浜市緑区藤が丘2−3−17 東急55号 (72)発明者 大野 邦夫 神奈川県横浜市緑区すみよし台34−8 ソーラムすみよし台203 審査官 草野 顕子 (56)参考文献 特開 昭57−158537(JP,A) 実開 平3−2053(JP,U) 実開 昭58−140261(JP,U) 特公 昭51−10017(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/88 - 3/92 B65G 53/06 E02F 7/02 E21D 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引ポンプに接続された輸送管の先端に取
    り付けられるノズルであって、 前記輸送管に接続するノズル本体と、 ノズル本体にスライド自在に外装したスライド外筒とよ
    り構成し、 ノズル本体内部より固定ビットを突設し、 スライド外筒の内側に先端ビットを形成したことを特徴
    とする、 削土吸引ノズル。
  2. 【請求項2】吸引ポンプに接続された輸送管の先端に取
    り付けられるノズルであって、前記輸送管に接続するノズル本体とノズル本体にスライド自在に外装したスライド外筒とよ
    り構成し、 スライド外筒の開放端に形成した先端ビットが、 スライド外筒外へ突出させたことを特徴とする、 削土吸引ノズル。
  3. 【請求項3】吸引ポンプに接続された輸送管の先端に取
    り付けられるノズルであって、前記輸送管に接続するノズル本体とノズル本体にスライド自在に外装したスライド外筒とよ
    り構成し、 スライド外筒の開放端に形成した先端ビットが、 ノズル本体の固定ビットと協働して土塊を破砕できるよ
    うに構成したことを特徴とする、 削土吸引ノズル。
  4. 【請求項4】吸引ポンプに接続された輸送管の先端に取
    り付けられるノズルであって、前記輸送管に接続するノズル本体とノズル本体にスライド自在に外装したスライド外筒とよ
    り構成し、 削土吸引ノズルが掘削手段の近傍に配置され、 前記掘削手段と一体移動することを特徴とする、 削土吸引ノズル。
JP21924293A 1993-08-12 1993-08-12 削土吸引ノズル Expired - Fee Related JP3331438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21924293A JP3331438B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 削土吸引ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21924293A JP3331438B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 削土吸引ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0754375A JPH0754375A (ja) 1995-02-28
JP3331438B2 true JP3331438B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=16732449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21924293A Expired - Fee Related JP3331438B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 削土吸引ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3331438B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0754375A (ja) 1995-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105781554B (zh) 一种露天煤矿拉斗铲无运输倒堆工艺开采方法
AU2011267843B2 (en) Method and apparatus for bulk seafloor mining
US4585274A (en) Mineral and metal particle recovery apparatus and method
JPH04227094A (ja) 投棄物の安全化方法およびこの方法を実施するための装置
JP3331438B2 (ja) 削土吸引ノズル
JP3453233B2 (ja) オールケーシング工法用中掘り掘削機
TW294758B (en) The digging construction method and device for tunnel
JPH0932034A (ja) 掘削・排土システム
JP2837602B2 (ja) シールド工法用土砂搬出システム
JP3004436B2 (ja) 水平掘削装置
JP2665325B2 (ja) 下向き急傾斜斜坑掘削機におけるズリ搬出装置
CN219570083U (zh) 一种切割式无尘硬岩掘进机
JP4587219B2 (ja) 既設コンクリート管更新用圧気掘進機とそれを用いた既設コンクリート管の更新工法。
JP2826216B2 (ja) 斜坑における吹付けコンクリート工法
JP3683963B2 (ja) トンネル掘削機
JP2514119B2 (ja) 市街地の協同溝等の堀削物排出処理装置
CN107035373B (zh) 一种露天矿节能型专用土地复垦挖掘装置
TW442596B (en) Excavation assembly, apparatus and method of operating the same
JP4982646B2 (ja) シールド掘進機の固形回収システム
JPS6124633Y2 (ja)
JPH11117683A (ja) トンネル掘削機における排土方法および排土手段の交換方法
JPH10184279A (ja) トンネル掘進機の掘削ズリ搬送装置
JP3540469B2 (ja) オールケーシング工法用中掘り掘削機
CN113738373A (zh) 一种具备双模式出渣的竖井挖掘设备及竖井挖掘工法
CN116291532A (zh) 一种切割式无尘硬岩掘进机

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees