JPH0524618A - ガスの地下貯蔵方法 - Google Patents

ガスの地下貯蔵方法

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JPH0524618A
JPH0524618A JP3184820A JP18482091A JPH0524618A JP H0524618 A JPH0524618 A JP H0524618A JP 3184820 A JP3184820 A JP 3184820A JP 18482091 A JP18482091 A JP 18482091A JP H0524618 A JPH0524618 A JP H0524618A
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gas
cavity
pressure
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stored gas
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JP3184820A
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M Rasin Tek
メーメツト・レイジン・テツク
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G5/00Storing fluids in natural or artificial cavities or chambers in the earth

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】貯蔵ガス(トップガス)とクッションガス(貯
蔵ガスを引出すのに必要な圧力を持つ残存ガスを言い貯
蔵ガスより安価な代替ガスが使用される)の分離は、周
部を地下貯蔵空洞の壁に付設した可撓膜を用いて、空洞
を2つの部分に分割し、クッションガスで充填し膨張さ
れた複数の風船を空洞内に配するか又は1つの大きな袋
をクッションガスで膨張させることにより達成させる。
さらに空洞を複数の部分に分割し、複数のガスを1つの
空洞に貯蔵することができる。 【効果】貯蔵ガスが物理的にクッションガスから分離さ
れ、これらガスの望まれない混合が防止される。これに
より、安価なクッションガスを使用することができ、地
下貯蔵空洞の開発・使用において大きなコストダウンを
達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地下空洞におけるガスの
貯蔵に関する。この貯蔵においては、ガスの一部が地下
空洞に残り、貯蔵ガスを引出すのに必要な圧力を発生す
る。この残存ガスは「クッションガス」と称される。本
発明は、特に、代替(代用・置換)ガスが上記クッショ
ンガスとして用いられるタイプのガスの地下貯蔵方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】天然ガ
スを使用した場合、地下貯蔵方法を用いれば、一定の供
給量で天然ガスパイプラインから送られてくる天然ガス
を色々な要求に組合せて経済的効果を上げることができ
る。天然ガス消費市場が季節的なものであり天候の厳し
さにより大きく変動するものであるために、一般的に、
夏の間はパイプラインで移送されるガスを地下貯蔵部に
貯蔵しておき、冬の間は市場需要がパイプラインの移送
量を超えると地下貯蔵部からガスを引出すことが行われ
ている。地下貯蔵部は、通常、劣下ガス・油田,多孔性
且つ透水・透浸性帯水層及び地下空洞(採掘又は淡水浸
出によりソルトドームに形成されたもの)により形成さ
れる。
【0003】貯蔵部に維持される圧力は、貯蔵ガスが多
い時のガス注入後の最大値と、冬の間の貯蔵ガスの引出
しの終わりにおける貯蔵ガスの少ないときの最小値との
間で変動する。上記最大圧力はキャップロック(帽岩:
cap rock)と表面装置との物理的一体性により制限さ
れ、上記最小圧力は貯蔵部からの必要ガス移送と空洞の
安定性に関連する構造的な条件とにより制限される。貯
蔵に関する操作については、季節の「ピーク日」及び/
または「最終日」の間維持されねばならないガス移送は
平均的圧力によって計測される残留ガス量に大きく依存
する。実際の場合を考えると、これは単に、最小のガス
供給(引出)を継続するのに十分な程に引出されるガス
に圧力を加えるべく、ある量の天然ガスが常に貯蔵器に
維持されていなければならないということを意味する。
塩空洞貯蔵の場合もまた、空洞の体積及び形状を維持
し、屋根部がつぶれないようにするためには、ある程度
の最小ガス圧が必要とされる。
【0004】地下貯蔵部に送られて貯蔵されるガスは
「クッションガス」と呼ばれる。各季節毎に注入され引
出されるガスは「トップガス」と呼ばれる。
【0005】貯蔵場所によっては、貯蔵された最大量の
30%〜60%ものガスがクッションガスとされる。天然ガ
ス貯蔵の場合は、クッションガスとして天然ガスを使用
することは非常に高コストになる。安価な代替ガスをク
ッションガスとして使用することは、帯水層貯蔵や劣化
ガス・油田貯蔵において行われている。窒素ガス(現在
のところ、天然ガスよりもかなり安価)もクッションガ
スとして使用されている。多孔質の貯蔵部(環境)で用
いられる地下貯蔵設備においては、窒素クッションガス
は直接貯蔵設備内へ注入される。典型的な多孔質岩の場
合には、クッションガスは過度の望まれない混合を生ず
ることなくトップガスと併存する。代替不活性クッショ
ンガスの量は、それが天然ガスと混合する傾向(程度)
と、貯蔵ガスの熱価(発熱量)を下げる傾向とにより制
限される。不活性ガスが代替クッションガスの一部とし
て用いられるような実際の室外操業においては、不活性
ガスは全クッションガスの20%を越えることはない。天
然ガス貯蔵でのクッションガスとして用いられる不活性
窒素の量を増やすことにより、かなりの経済的節約が達
成される。
【0006】本発明の目的は、ガスの望まれない混合を
生ずることなくクッションガスの大部分に別のガスを用
いる、ガスの地下貯蔵方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく考
案された本発明によれば、後の引出しのために地下空洞
に貯蔵ガスを貯蔵する方法であって、上記空洞に所定量
の上記貯蔵ガス及び代替ガスを注入してガス圧を生成
し、該ガス圧力が、引出要求に応じた所定流量でガスを
上記空洞から移送する最小圧力により大きな圧力であ
り、可撓手段を用いて、上記代替ガスから上記貯蔵ガス
を物理的に分離して上記代替ガスと上記貯蔵ガスとの望
まれない混合を防止し、上記可撓手段が上記代替ガスが
上記貯蔵ガスと共に引出されるのを防止して上記代替ガ
スがクッションガスとして作用するようにする方法が提
供される。
【0008】
【発明の概要】本発明の効果は、高価なガスが地下空洞
に貯蔵される際、安価な代替クッションガスを用いるこ
とにより、実質的なコスト減を実現できることである。
【0009】本発明によれば、クッションガスは可撓性
且つガス不浸透性の膜によって分離され、クッションガ
スとトップガスとの混合を防止している。本発明は一つ
の比較的大きな閉じられた空間を有する塩空洞のような
浸出あるいは採掘により形成された空洞で最も容易に実
施できる。クッションガスをトップガスから分離する一
つの方法は、可撓性膜を空洞壁の周部に付設することに
より空洞を2つの部分に分割することである。空洞の下
部にはクッションガス充填し、上部にはトップガスを充
填する。ガス分離を行う他の方法は、空洞内下方に延び
るパイプを設けることである。この場合、パイプの一端
には、クッションガスが充填された大きな袋が付設され
る。空洞内の天然ガスの量によって、袋は膨張したり収
縮したりする。2つのガスを分離するさらに別の方法
は、しぼんだ風船を空洞に入れ、この風船をクッション
ガスで膨らませて、空洞内に解き放っておくことであ
る。このプロセスは、十分な量の膨張風船が空洞に散配
され必要なクッションとなるまで繰返される。空洞を複
数の別々の部分に分割することにより複数のガスを同時
に貯蔵することができる。
【0010】本発明のその他の目的、特徴及び効果は以
下の詳細な説明及び特許請求の範囲を添付図面と共に考
察することにより明らかになる。
【0011】
【実施例】本発明に係る塩空洞(ソルトキャバーン:sa
lt cavern)にガスを地下貯蔵する様子が図1に示されて
いる。ガスはソルトドーム12内に形成された複数の塩
空洞を代表する塩空洞10に貯蔵されている。典型的な
地質構造の場合、ソルトドーム12はキャップロック
(帽岩)14に覆われており、キャップロック14はそ
の上の荷重層16に覆われている。空洞10は採掘によ
って形成されるか、炭水を用いて塩を浸出させることに
より形成される(後者の場合の方が多分多い)。飽和塩
水(ブライン)及び他の残留物の小さなプールが、浸出
工程のときから空洞の底に残る。図1の空洞の形状はな
しを逆さにしたものとほぼ同じである。これは浸出塩空
洞の典型的な形状である。空洞の形状は浸出工程によっ
ていくらか調整することができる。浸出工程の間にブラ
ンケット(blanket)流体を使用すると、空洞の天井部は
フラットで水平になる。
【0012】空洞には、コンクリート19によってキャ
ップロック14とソルトドーム12とに強固にセメント
固定された外側ケーシング18を介して出入りできる。
中間ケーシング20は外側ケーシング18を通って延び
ると共に外側ケーシング18から隔てられており、これ
により環状通路21が形成される。ガス管路23は中間
ケーシング20を通って延び、もう一つの環状通路25
を形成する。環状通路21及び25は、空洞が形成され
るときには流体を注入・回収(引出)し、空洞を使用す
るときにはトップガスを注入・引出すのに用いることが
できる。
【0013】空洞中でトップガスをクッションガスから
分離することは、ガスに対して不浸透な可撓性膜22に
よって達成される。膜22は空洞10を上部24と下部
26とに分割する。空洞の下部26は代替クッションガ
スで充填され、上部24はトップガス(例えば天然ガ
ス)で充填される。膜22の位置は図1の上に上げられ
た実線位置と、下に下げられた破線位置の間で変化す
る。膜22がこれら2つの位置の間で動くと、空洞上部
24と下部26の相対体積比が変化する。
【0014】ガス管路23は膜22に融着されたフィラ
ーバルブアッセンブリ27を介して膜22に接続され
る。ガス管路23は下部26をクッションガスで充填す
るのに用いられる。ガス管路23は、所定量のクッショ
ンガスが空洞下部に注入された後にアッセンブリ27か
ら取外すことができる。これとは別に、ガス管路23を
膜22に永久的に固定してもよく、この場合、膜22が
上下に動くと、ガス管路23は中間ケーシング20を出
入りする。
【0015】空洞の上部24は、天然ガス等のトップガ
スで充填され、ガスに対する需要が低い間の貯蔵を可能
にしている。トップガスは、パイプライン移送(供給)
がその時の需要により小さいときのガス需要が高い間、
空洞から取出される。トップガスとしての天然ガスに関
しては、ガス取出しの季節(つまり冬)の終わりには、
天然ガスの大部分が空洞から取外されており、クッショ
ンガスは膜22を図1の上昇位置(実線)へ強制する。
トップガスが引出され空洞圧力が下がると、空洞下部の
窒素が膨張して空洞の体積の大部分を占めるようにな
る。クッションガスの圧力は常にトップガスの圧力と少
しだけ異なる。天然ガスが空洞内に連続的に注入される
と、膜22はトップガスにより次第に図1の下降位置
(破線)へ強制される。クッションガスをトップガスか
ら分離する膜22は2つのガスの混合を防止している。
もしこれらガスが混合すれば、天然ガスを希釈し、その
熱価を下げることになる。膜22を設けることにより、
空洞内のクッションガスのかなりの部分を安価なガスに
することができ、貯蔵空洞に残存しなければならないト
ップガスの量を小さくする。
【0016】塩空洞のガス貯蔵の概念的動作が図1に示
されている。図1においては、塩空洞10は塩空洞の周
部に沿って空洞壁28にシール付設された可撓性膜22
によって上部室と下部室とに分割されている。下部26
に存在するクッションガスの量は所定の固定量とされて
いる。クッションガスの体積は、その圧力と上記膜のす
ぐ上の上部24のトップガスの圧力とにより変化する。
十分なトップガスが空洞内へ注入され圧力が上昇する
と、膜22は図1の下部位置に降下する(この下部位置
において、空洞下部26は最小体積となる)。トップガ
スが空洞から引出され圧力が下がると、膜22は上昇し
実線で示されるもとの位置に戻る。
【0017】膜22は塩化ポリビニール,ポリエチレン
若しくはこれらと同様な強化エラストメリックフィルム
(可撓性を有するが繰返される膨張・収縮に耐える厚さ
は有し、且つ空洞内のクッションガス及びトップガスに
対しては非透過であるもの)から形成することができ
る。膜の上下の圧力差は比較的小さい。膜の材料は約20
0 °F(約93.3℃)の温度に耐え得るものでなければな
らない。
【0018】膜22は幾つかある手法の一つにより空洞
壁に付設することができ、その内の3つが図1A〜図1
Cに示されている。図1Aにおいてはスプリットリング
29が採用されている。このリング29はスクリュ32
若しくは同様の締結部材により空洞壁28に取付けられ
た下部部材30と上部部材31とから構成されている。
適当なエポキシを用いてリング29を空洞壁に取付ける
ようにしてもよい。リング29は空洞の回りに延びる幾
つかの小さなセグメントから成る。これらセグメントは
オーバラップジョイントにより互いに連結されている。
リング29はキャビティ34を区画形成し、このキャビ
ティ34がバンドを膜22の周部に保持し、一方膜22
はスプリットリング29の下部部材と上部部材との間で
内方へ延びている。組立の後、膜22のエッジは上記リ
ングに融着されてシールされ得る。図1Bには、膜22
を空洞壁28へ取付ける別の手法が示されている。この
場合、空洞壁28はウォータジェットにより洗われた棚
部36による溝を有す。棚部36は水平方向の突出部を
形成し、この部分にネジ付ボルト38が螺合され膜を付
設する。ガスケットシール40を用いて膜の空洞壁への
取付けの気密なものにしてもよい。
【0019】第3の取付手法が図1Cに示されている。
この場合は、ネジ付ボルト42は垂直な空洞壁28に水
平に設けられる。プレート44はボルト42とシール4
6との間の荷重を分散するために用いられ、気密なアッ
センブリを形成する。
【0020】空洞充填の第1段階においては、クッショ
ンガスとトップガスを同時に注入し供給するのが望まし
い。これにより、膜22の上下の圧力差は低く若しくは
ゼロに維持される。この方法とは異なり、第1段階の充
填を、空洞が大気圧の状態で且つ空洞の壁及び床に接し
て位置する(膨張前に)のに十分大きな膜が設けられた
状態で始めてもよい。まず空洞の上部に圧力がかけられ
膜を空洞壁に対して押す。所定量のトップガスが注入
(供給)されると、所定量のクッションガスで底部を膨
張させる。トップガスとクッションガスの量は、所定の
最小貯蔵圧が得られるように計算されている。さらにト
ップガスが注入され、空洞の圧力を最大貯蔵圧に上昇す
る。これによりクッションガスが圧縮され、その圧力が
上昇しその体積が減少する。この方法は、また、膜の上
下の圧力差をも最小にする。
【0021】空洞10内のガス圧の変動は、ピーク貯蔵
量のときの最大圧力と、冬のガス引出し季節の終わりの
最小圧力との間を上下するものである。最小圧力は所望
のガス移送流量により決定され、空洞のタイプや深さ及
びその上の荷重の構造的一貫性・完全さ(integrity)に
よっては、空洞の天井がつぶれるのを防ぐのに最小ガス
圧が必要となる。最大圧力はキャップロックの物理的一
貫性(完全さ)により制限されるか、より多くの場合に
は空洞の深さの関数として制限される。
【0022】図1に示されるように、ガス取出し季節の
終わりにあっては、空洞の上部24にはまだいくらかの
貯蔵ガスが残っている(この場合、圧力は最小圧力であ
る)。この残留貯蔵ガスは空洞専用のものであり、した
がって極端にいえば、クッションガスである。代替ガス
に対しクッションガスとして用いられた貯蔵ガスの比率
は、代替ガスがゼロから約20%を超えない値の間に制
限される従来の地下ガス貯蔵の場合よりかなり低い。代
替クッションガスを貯蔵ガスから分離するのに膜22を
使用することにより、より大きな量の代替クッションガ
スを使用することができ、よってかなりのコストダウン
を達成できる。
【0023】別の空洞の場合(人間がケーシング18を
通って空洞中へ出入りできないか若しくは現実的ではな
い場合)、自然位の複数の膨張風船を配して空洞に最小
クッションガス圧を与えることもかなり現実的であろ
う。それが図2Aと2Bに示されている。管路23の端
に設けられて風船50を膨張・シール・放置するための
アッセンブリ48を引き込んで空洞の下方へ降下させる
ことができる。必要なクッションを形成するのに必要な
だけ多くの風船50を空洞10内へ配置することができ
る。十分なトップガスが空洞内へ注入(供給)され圧力
が最大値に達すると、風船50は図2Bに示すようにつ
ぶれて最小体積になる。トップガスが空洞から引出され
て圧力が下がると、風船は大きくなる。風船は空洞10
の底部に落ち着いた状態で図2Aに示されている。空洞
内での風船の実際の位置はクッションガスとトップガス
の相対密度により異なる。貯蔵キャビティの通常の操作
にあっては、風船は窒素が天然ガスより1.6 倍重い場合
に空洞底部に落ち着く。操作手順の問題として、まず空
洞をトップガスで充填することが望ましい(この場合の
トップガスの量はガス引出しシーズンの終わりに空洞に
残る量である)。次に風船が、所定量のクッションガス
で膨張され、空洞内に散在させられる。上記所望量は空
洞の所望最小圧と、トップガスとクッションガスとの比
とに基づいて決定される。
【0024】図3は、クッションガスをトップガスから
分離するその他のシステムを示している。この実施例で
は、一つの袋52が管路23の下端に付設されて空洞1
0内へ挿入される。袋52は、空洞中への降下を可能に
すべく、位置可能な容器(図示せず)内へ折畳み収納さ
れ得る。一旦袋を空洞内へ挿入すれば、袋を配置でき、
所定量のクッションガスで膨張させることができる。符
合52aで示される袋はトップガスが最大貯蔵状態にあ
る空洞の様子を示しており、この場合袋52はつぶれて
最小体積になっている。トップガスが空洞から除去され
圧力が下がると、袋52の体積は大きくなり符合52b
で示された位置に達する(この場合は、トップガスの圧
力は最小)。そして再び、所定の最小量のトップガスに
よる空洞の充填が始められ、その後、袋が所定量のクッ
ションガスで膨張されることになる。
【0025】膨張可能な袋の材料は、折畳可能で可撓性
を有する材料であり、且つガスに対する透過性を有さず
約200 °Fの地下貯蔵温度でも構造的・弾性的一貫性・
完全性を維持する材料でなければならない。十分な厚さ
のポリエチレンフィルム(好ましくはナイロンその他の
強化材料を伴うもの)ならば十分である。袋は、一旦所
定量のクッションガスで膨張された後にシールされる。
袋は管路23に付設されたままでいるが、空洞使用中に
クッションガスの量を増減するものではない。
【0026】クッションガスをトップガスから物理的に
分離することにより、現在可能なものよりもより多量に
安価な不活性ガスをクッションガスとして使用すること
ができる。結果として、従来より少量の貯蔵ガス(ほと
んどの場合天然ガス)が空洞専用になり、地下ガス貯蔵
設備を製作、維持するコストを大きく減少することがで
きる。
【0027】図4及び図5には、複数のガスを同一の空
洞に同時に貯蔵するための他の実施例が示されている。
空洞54は、空洞の壁に周部が取付けられた膜56,5
8,60により4つの部分に分割されている。膜は図1
A〜図1Cに示されたのと同様な手法で取付けられてい
る。空洞の下部62は代替クッションガス(例えば窒
素)用に使用される。その他の空洞の部分64,66,
68は3つのガスを貯蔵するのに用いることができる。
例えば、上部64は天然ガスを貯蔵し、中間部68と6
6はその他のガス(ガス1,ガス2)を貯蔵する。天然
ガスは上述のように注入(供給)・引出が繰返され、窒
素はクッションガスとして下部に永久的に存在するよう
にする。中間部66と68のその他のガス(ガス1,ガ
ス2)も必要に応じて注入・引出が行われる。管路70
は膜60に融着されており、窒素あるいは他の適当なク
ッションガスを空洞に注入するのに用いられる。管路7
2は膜58に融着されており、ガス1の注入・引出に用
いられる。管路74は膜56に融着されており、ガス2
の注入・引出に用いられる。外側ケーシング76はコン
クリート78によってキャップロック14に固定されて
おり、天然ガス若しくはその他のトップガスの注入・引
出に用いられる。
【0028】図5は複数のガスを保存するための同様の
装置を示しているが、ここでは図4の膜ではなく図3の
袋に似たより大きな袋が採用されている。この実施例で
は、管路70の下端の袋80は代替クッションガスとし
て空洞専用に常時用いられる窒素を保存している。袋8
2はガス1を保存するために管路72に接続され、袋8
4はガス2を保存するために管路74に接続されてい
る。空洞の残りの部分86は第1トップガス(例えば天
然ガス)を保存するのに用いられる。ここで再び、ガス
1とガス2が必要に応じて注入・引出される一方で、天
然ガスの注入・引出が繰返し行われる。図4及び図5に
示された両実施例共に、まず種々のガスか同時に注入さ
れ膜または袋に大きな圧力差が作用しないようにしてい
る。
【0029】本発明は上述の構成・方法と全く同一のも
のに限定されるものではなく、本特許請求の範囲の精神
及び範囲から離れることなく色々の変形・修正が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るもので、トップガスをクッション
ガスから分離すべく可撓性膜を具備した塩空洞の断面図
である。
【図1A】図1の膜を空洞壁に付設する一つの方法を描
いた部分断面詳細図である。
【図1B】図1の膜を空洞壁に付設する一つの方法を描
いた部分断面詳細図である。
【図1C】図1の膜を空洞壁に付設する一つの方法を描
いた部分断面詳細図である。
【図2A】図1と同様の塩空洞の断面図であり、貯蔵ガ
スが最小圧力の状態で、トップガスをクッションガスか
ら分離する膨張風船が複数ある場合を示す。
【図2B】図2Aの塩空洞の断面図であり、最大貯蔵圧
力の貯蔵ガスがクッションガス風船をつぶす状態を示し
ている。
【図3】図1及び図2と同様の塩空洞の断面図であり、
トップガスをクッションガスから分離する一つの袋が示
されている。
【図4】図1と同様の塩空洞の断面図であり、複数のガ
スを同時に貯蔵すべく空洞を複数の部分に分割する3つ
の可撓性膜が設けられた場合を示している。
【図5】図3と同様の塩空洞の断面図であり、複数のガ
スを同時に貯蔵するための複数の袋が設けられた場合を
示している。
【符合の説明】
10 塩空洞(ソルトキャバラン) 12 ソルトドーム 14 キャップロック(帽岩) 16 上方荷重層 17 プール 18 外側ケーシング 19 コンクリート 20 中間ケーシング 21 環状通路 22 膜 23 ガス管路 24 10の上部 25 環状通路 26 10の下部 27 フィラーバルブアッセンブリ 28 空洞壁 29 リング 30 29の下部部材 31 29の上部部材 32 スクリュー 34 キャビティ 36 棚部 38 ネジ付ボルト 40 ガスケットシール 42 ネジ付ボルト 44 プレート 46 シール 52,52a,52b 袋 54 空洞 56,58,60 膜 62 空洞の下部 64,66,68 空洞の下部以外の部分 70,72,74 管路 76 外側ケーシング 78 コンクリート 80,82,84 袋 86 空洞の他の部分

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後の引出しのために地下空洞に貯蔵ガス
    を貯蔵する方法であって、 上記空洞に所定量の上記貯蔵ガス及び代替ガスを注入し
    てガス圧を生成し、該ガス圧が、引出要求に応じた所定
    流量でガスを上記空洞から移送する最小圧力により大き
    な圧力であり、 可撓手段を用いて、上記代替ガスから上記貯蔵ガスを物
    理的に分離して上記代替ガスと上記貯蔵ガスとの望まれ
    ない混合を防止し、上記可撓手段が上記代替ガスが上記
    貯蔵ガスと共に引出されるのを防止して上記代替ガスが
    クッションガスとして作用するようにすることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 上記貯蔵ガスが天然ガスである請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 上記代替ガスが窒素である請求項2の方
    法。
  4. 【請求項4】 上記分離が、可撓膜の周部を上記空洞の
    壁に付設することによって上記可撓膜を上記空洞内に設
    けることにより達成される請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 上記代替ガスの注入及び上記ガス同志の
    分離が、上記代替ガスにより複数の風船を上記空洞内で
    膨張させることにより達成される請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 上記代替ガスの注入と上記ガス同志の分
    離が、上記代替ガスにより1つの可撓袋を上記駆動内で
    膨張させることにより達成される請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 後の引出しのために地下空洞に貯蔵ガス
    を貯蔵するための方法であって、 可撓且つガス不透過の膜を上記空洞の壁に付設すること
    により、上記空洞を上記膜で2つの部分に分割し、 所定量の上記貯蔵ガスで上記2つの空洞部分の第1部分
    を充填し、 所定量の第2ガスで上記2つの空洞部分の第2部分を充
    填し、上記ガスのそれぞれの所定量が上記空洞内で所望
    の最小ガス圧を生成するように計算されており、 その後、所蔵ガスを上記第1部分にさらに注入し、貯蔵
    ガスの圧力を最大貯蔵圧力に上昇させ、上記第2ガスを
    圧縮して上記第2部分の体積を減少させると共に上記第
    2ガスの圧力を上昇させ、これにより、上記貯蔵ガスを
    の引出が必要なときには上記第2ガスが圧力を発生して
    上記貯蔵ガスを上記空洞から押出すことを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 上記貯蔵ガスが天然ガスであり、上記第
    2ガスが窒素ガスである請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 必要とあらば上記貯蔵ガスの一部を上記
    第1部分から引出し、 貯蔵ガスを上記第1部分にさらに注入するステップと、
    上記貯蔵ガスの一部を取出すステップとを交互に繰返す
    請求項7の方法。
  10. 【請求項10】 後の引出しのために地下空洞に貯蔵ガ
    スを貯蔵するための方法であって、 所定量の上記貯蔵ガスを上記空洞に注入し、 所定量の第1ガスが充填された複数の風船を上記空洞内
    で膨張させ、上記ガスのそれぞれの所定量が上記空洞に
    おける最小ガス圧となるように計算されており、 その後、最大貯蔵圧力になるまで貯蔵ガスを上記空洞に
    さらに注入し、上記風船内の上記第1ガスを圧縮して上
    記風船の体積を減少し、上記貯蔵ガスの引出しが必要な
    場合には、上記第1ガスが圧力を生成して上記貯蔵ガス
    を上記空洞から押出すことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 必要に応じて上記貯蔵ガスの一部を上
    記空洞から引出すステップと、 貯蔵ガスを上記空洞にさらに注入するステップと、上記
    貯蔵ガスの一部を引出すステップとを交互に繰返す請求
    項10の方法。
  12. 【請求項12】 後の引出しのために地下空洞に貯蔵ガ
    スを貯蔵するための方法であって、 膨張可能な袋を上記空洞に設け、上記袋の内部が上記空
    洞から延びるガス通路と連通しており、 所定量の上記貯蔵ガスを上記空洞に注入し、 上記袋を所定量の第1ガスで膨張させ、上記ガスのそれ
    ぞれの所定量が上記空洞内での最小ガスになるように計
    算されており、 その後、さらに貯蔵ガスを最大貯蔵圧力まで上記空洞に
    注入して、上記風船内の上記第1ガスを圧縮して上記風
    船の体積を減少し、これにより上記貯蔵ガスの引出しが
    必要な場合には上記第1ガスが圧力を生成して上記貯蔵
    ガスを上記空洞から押出すことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 所望の如く上記貯蔵ガスの一部を上記
    空洞から引出し、 貯蔵ガスを上記空洞にさらに注入するステップと、上記
    貯蔵ガスの一部を引出すステップとを交互に繰返す請求
    項12の方法。
  14. 【請求項14】 必要に応じて注入・引出すために貯蔵
    用空洞に複数のガスを同時に貯蔵する方法であって、 可撓隔離部材によって、上記空洞を上記ガスの数より1
    つ多い部分に分割し、所定量の貯蔵ガスを上記部分の1
    つを残した全てに注入し、 所定量のクッションガスを上記部分の残った1つに注入
    し、上記ガスのそれぞれの量が上記空洞の最小ガス圧に
    なるように計算されており、 その後、上記貯蔵ガスを上記部分にさらに注入して上記
    空洞内圧力を最大貯蔵圧に上昇させ、上記クッションガ
    スを圧縮して上記クッションガス貯蔵部分の体積を減少
    させ、これにより、取出しが必要なときは、上記クッシ
    ョンガスが圧力を生成して上記貯蔵ガスを上記空洞から
    押出すことを特徴とする方法。
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