JPH0725225A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Publication number
JPH0725225A
JPH0725225A JP17138493A JP17138493A JPH0725225A JP H0725225 A JPH0725225 A JP H0725225A JP 17138493 A JP17138493 A JP 17138493A JP 17138493 A JP17138493 A JP 17138493A JP H0725225 A JPH0725225 A JP H0725225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
space
air conditioner
vehicle
headlining
Prior art date
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Pending
Application number
JP17138493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Katayama
薫 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP17138493A priority Critical patent/JPH0725225A/ja
Publication of JPH0725225A publication Critical patent/JPH0725225A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のインストルメントパネル回りのスペー
スの有効利用を図る。 【構成】 車両の空調装置において、ルーフ1aとヘッ
ドライニング11との間にルーフ全体に亘り空間12を
形成し、この空間内に所望の温度の空気を吹き出す空調
ユニット25を当該空間内に収納し、ヘッドライニング
に車室の所定の箇所に臨ませて複数の吹出グリルを設け
た構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両例えば、トラックの空調装置は、図
1に示すようにキャブ1のインストルメントパネル2内
に空調ユニット3、ダクト4、5が収納されると共にD
EF、FACE、FOOT等のグリル6〜7等が設けら
れており、DEF、FACE、FOOT等のグリル6〜
8を必要に応じて開閉し、運転席や助手席に所望の温度
の温風や冷風等を吹き出させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調装置は、インストルメントパネル2内に収納されて
いるために当該インストルメントパネル2の内部空間が
空調装置により占有されて他の例えば、情報機器、乗員
安全装置等の機器の収納することが困難である。また、
空調ユニット3に接続された主ダクト4、5に吹き出さ
れた温風又は冷風を各グリル6〜8に導くための多数の
枝ダクトが必要であり、ダクトの形状が複雑である。更
に、インストルメントパネル2のデザイン上の制約も大
きい等の問題がある。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、空調ユニットを天井に設置し、且つヘッドライニン
グとルーフとの間の空間全体を空気流路とし、ヘッドラ
イニングに車室の必要な箇所に臨ませて吹出用のグリル
を設けるようにした車両用空調装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、車両の空調装置において、前記車両
のルーフとヘッドライニングとの間に前記ルーフ全体に
亘り空間を形成し、前記空間内に所望の温度の空気を吹
き出す空調ユニットを前記空間内に配設し、前記ヘッド
ライニングに車室の所定の箇所に臨ませて複数の吹出グ
リルを設けた構成としたものである。
【0006】
【作用】空調ユニットから所望の温度に調整された空気
がルーフとヘッドランニングとの間の空間に吹き出さ
れ、当該吹き出された空気は、ヘッドライニングに開閉
可能に設けられた複数のグリルの中の開口されたグリル
から車室内に吹き出される。これにより多数のダクトが
不要となり、インストルメントパネル回りのスペースの
有効利用が図られる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図2及び図3は、トラックのキャブの概要を
示しキャブ1のルーフパネル1aの内面には全面に亘り
断熱材10が貼着されており、断熱材10とヘッドライ
ニング11との間には全体に亘り広い空間12が形成さ
れている。そして、この空間12全体が空調用の空気流
路とされている。空間12の後部にはバックパネル1b
に近接して空調ユニット25が収納されている。尚、断
熱材10は、ヘッドライニング11の全周のシール機能
も兼ねている。
【0008】ヘッドライニング11は、図4に示すよう
に外周部11aが全周に亘り下方にL状の段差をなし、
中央部11cが前後方向に断面U字状に下方に膨出して
形成され、前端が外周部11aの前部に連通されてい
る。中央部11cの後端11dは、更に下方に膨出して
外周部11aの後部に連通すると共に後方に開口してい
る。
【0009】そして、外周部11aの前縁11bにはフ
ロントガラスに臨んでフロントデフロスタグリル13
が、外周部11aの前部後面、及び中央部11cの前部
下面には夫々運転席及び助手席に臨んでフロントフェー
スグリル14、14’、サイドフェースグリル15、1
5’が、左右両側の前部下面には夫々ドアガラスに臨ん
でサイドデフロテタグリル16、16’が、後部には仮
眠用ベッド9(図2)に臨んでベッドグリル17(図
5)が夫々開閉可能に設けられている。更に、左右のフ
ロントピラーに沿って夫々ダクト18、18’(図5)
が運転席及び助手席の足元まで延出され、各下端にフッ
トグリル19、19’(図5)が開閉可能に設けられて
いる。尚、フットグリル19、19’内にはPCTヒー
タ及びファンモータが内蔵されている。
【0010】前記各グリルには開閉駆動用のモータ(図
示せず)が設けられており、ヘッドライニング11の外
周部11aの運転席側及び仮眠用ベッド9の枕元には夫
々コントロールパネル21、22が設けられている。そ
して、これらのコントロールパネル21又は22によ
り、空調装置を制御すると共に所望のグリルの駆動用モ
ータを制御して自動的に開閉し得るようになっている。
【0011】空調ユニット25は、ヘドライニング11
の中央部11cの後端11d内に収納され、且つバック
パネル1bに固定されており、前端の吹出口(図示せ
ず)が空間12に臨んで開口している。ブロアアセンブ
リ26は、キャブ1の外部に配設されており、バックパ
ネル1bの外面に空調ユニット25と対向して配置さ
れ、当該バックパネル1bに設けられた孔1c、1dを
介して空調ユニット25の空気取り入れ口及びキャブ1
内と連通されている。ブロアアセンブリ26にはリヤカ
バー27が装着されており、外気取り入れ口27aから
外気が取り込まれるようになっている。
【0012】空調ユニット25にはバックパネル1bに
設けられた孔1e、1fを介して冷房用配管28、2
8’暖房用配管29、29’が接続されており、これら
の冷房用配管28、28’、暖房用配管29、29’
は、エンジンルーム内に収納されているヒートポンプ3
0(図5)に接続されている。また、ドレーンホース3
1も設けられている。このように空調装置にヒートポン
プ方式を採用して空調ユニット25内にコンデンサ32
とエバポレータ33を収納して温水配管を除外してい
る。尚、足元付近の暖房フィーリングを向上させるため
に前述したようにフットグリル19、19’内にPCT
ヒータとファンが設けられている。
【0013】以下作用を説明する。コントロールパネル
21が例えば、冷房モードに操作されると、ヒートポン
プ30、ブロアアセンブリ26が作動して空調ユニット
25の吹出口から冷風が空間12に吹き出される。そし
て、運転席に臨むフロントグリル14、サイドフェース
グリル15の操作ボタンが操作されると、これらのフロ
ントグリル14、サイドフェースグリル15が駆動用モ
ータにより自動的に開成される。この結果、空間12内
に吹き出された冷風が、開成されているフロントグリル
14及びサイドフェースグリル15から運転者に向けて
吹き出される。
【0014】尚、図5において実線で示す矢印は、冷房
時におけるヒートポンプ30から空調ユニット25への
冷媒の流れを示し、点線の矢印は、暖房時におけるヒー
トポンプ30から空調ユニット25への冷媒の流れを示
す。また、コントロールパネル21、22は、従来の空
調装置のコントローラと同様に吹出モードの切換の他、
内気循環や冷房の温度調節等を行なうことができる。
【0015】また、仮眠用ベッド9で仮眠する場合に
は、枕元のコントロールパネル22により冷風の吹出グ
リルを選定したり、或いは冷房温度等を調節することが
できる。暖房の場合における温風の吹出用グリルの選
定、温度の設定等も冷房の場合と同様にコントロールパ
ネル21又は22により行なう。また、サイドデフロス
タグリル16、16’は、窓の曇りを防止する他、窓を
開けた場合、或いはドアを開けた場合のエアカーテンと
して使用することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンストルメントパネル内のスペースが自由となり、各種
の情報機器や乗員安全装置等を容易に収納することが可
能となる。また、インストルメントパネルのデザイン上
の制約も無くなり、設計の自由度が大きくなり、斬新な
デザインが可能となる。また、多数のダクトが不要とな
り、空調装置の構成が簡単になる。更に、仮眠用のベッ
ド部の空調や、ドアオープン時におけるエアカーテン機
能を容易に追加することも可能である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトラックのキャブの空調装置の概要を示
す図である。
【図2】本発明に係る空調装置を適用したトラックのキ
ャブの概要を示す図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図2の空調装置の要部分解斜視図である。
【図5】図4の空調装置の構成図である。
【符号の説明】
1 キャブ 1a ルーフ 1b バックパネル 10 断熱材 11 ヘッドライニング 12 空間 13〜17、19 吹出グリル 25 空調ユニット 26 ブロアアセンブリ 27 リヤカバー 28、28’ 冷房用配管 29、29’ 暖房用配管 30 ヒートポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の空調装置において、前記車両のル
    ーフとヘッドライニングとの間に前記ルーフ全体に亘り
    空間を形成し、前記空間内に所望の温度の空気を吹き出
    す空調ユニットを前記空間内に配設し、前記ヘッドライ
    ニングに車室の所定の箇所に臨ませて複数の吹出グリル
    を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
JP17138493A 1993-07-12 1993-07-12 車両用空調装置 Pending JPH0725225A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17138493A JPH0725225A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17138493A JPH0725225A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 車両用空調装置

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JPH0725225A true JPH0725225A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15922179

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JP17138493A Pending JPH0725225A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 車両用空調装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990608