JPH07252011A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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Publication number
JPH07252011A
JPH07252011A JP6042427A JP4242794A JPH07252011A JP H07252011 A JPH07252011 A JP H07252011A JP 6042427 A JP6042427 A JP 6042427A JP 4242794 A JP4242794 A JP 4242794A JP H07252011 A JPH07252011 A JP H07252011A
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JP
Japan
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sheet
tray
sheets
aligning
discharge
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JP6042427A
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English (en)
Inventor
Minoru Kawano
実 川野
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録済のシートを効率良く各部数毎に整
合、綴じ合わせをして高速で排出することを目的とす
る。 【構成】 画像形成装置から排出されたシートPを導入
して給送する給送手段と、給送手段から送り込まれたシ
ートPを所定位置に積載して一時収納する第1のトレイ
426と、第1のトレイ426上のシートPをシート給送方向
に直交する方向に整合する整合手段427と、第1のトレ
イ426上に積載、整合されたシート束Pを綴じるステー
プル手段STと、ステープル綴じされたシート束Pを収
納する第2のトレイTと、第1のトレイ426から第2の
トレイTへシート束Pを移送する排出手段425,429とか
ら構成したシート後処理装置において、シート給送方向
と直交する方向にシート束Pの側端面を当接させてシー
ト束Pを整合させる整合手段427の整合板4270の上部
に、シート積載面上のシートPが上方に移動することを
規制する規制ガイド面部4270Bを一体に設けたシート後
処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置により画
像を記録された記録紙(シート)を、ステープラにより
自動的に綴じ合わせて排出するシート後処理装置に関
し、特に高速処理の画像形成装置に対応出来るシート後
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置より排紙される画像記録済
の複数枚のシートを、コピー部数ごとに丁合してステー
プラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと呼ば
れるシート後処理装置が利用される。
【0003】このフィニッシャは画像形成装置本体と機
能が接続されていて、コピープロセスのシーケンス作動
に対応して駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従ってコピープロセス
を高速で処理することの可能な画像形成装置に対して
は、そのスピードに追従して機能を果すことの出来る高
速処理の可能なフィニッシャが必要とされる。
【0005】このような高速処理の可能なフィニッシャ
に関しては、すでに特開昭60-142359号、同60-158463
号、同62-105846号、同62-239169号さらに特開昭62-288
002号、同63-267667号、同64-75356号、特開平2-276691
号、特公平5-41991号の各公報による提案が開示されて
いるが、ステープラが1個所にのみ設けられる。
【0006】この種のステープラを備えたシート後処理
装置では、シートを順次積載し、ステープル綴じするた
めのステープルトレイ(第1のトレイ)があって、かつ
そのステープル綴じに先立ってステープルトレイ上でシ
ート束を整合する整合手段と、ステープル綴じ済みのシ
ート束を排出して収納する排出トレイ(第2のトレイ)
が設けてある。
【0007】ところが、ステープル済みのシート束をス
テープルトレイから排出トレイに搬送する際に、そのシ
ート束のサイズや枚数によって、ステープルされていな
い側を先端として搬送すると、シート先端がめくり上が
り、ジャムや角折れや皺などの搬送不良が発生する。
【0008】本発明の目的は、この点を解決して改良し
た結果、シート束の搬送不良を解消し、毎分90枚程度の
高速プリントの画像形成装置にも充分対応可能な多数枚
のシートを高速後処理の出来るフィニッシャを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、画像形成装
置から排出されたシートを導入して給送する給送手段
と、該給送手段から送り込まれたシートを所定位置に積
載して一時収納する第1のトレイと、該第1のトレイ上
のシートをシート給送方向に直交する方向に整合する整
合手段と、前記第1のトレイ上に積載、整合されたシー
ト束を綴じるステープル手段と、ステープル綴じされた
シート束を収納する第2のトレイと、前記第1のトレイ
から第2のトレイへ前記シート束を移送する排出手段と
から構成したシート後処理装置において、前記シート給
送方向と直交する方向にシート束の側端面を当接させて
シート束を整合させる整合手段の整合板の上部に、シー
ト積載面上のシートが上方に移動することを規制する規
制ガイド部を一体に設けたことを特徴とするシート後処
理装置によって達成される。
【0010】また、本発明のシート後処理装置の前記整
合板が、シート積載面上のシート束の一方の側端面に接
離可能に圧接する可動整合板および/または前記シート
束の他方の側端面に当接する固定整合板から成る片側基
準の整合手段であることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のシート後処理装置の前記
整合板の規制ガイド部のシート厚さ方向の間隔を、前記
給送手段近傍側が広く、前記排出手段近傍側が狭く形成
したことを特徴とする。
【0012】
【実施例】次に、この発明のシート後処理装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1はシート後処理装置を備えた複写機の
全体構成図であり、100は複写機本体、200は給紙ユニッ
ト(PFU装置)、300は循環式の自動原稿搬送装置
(RDH装置)、400はシート後処理装置(フィニッシ
ャ、以下FNS装置とも称す)である。
【0014】複写機本体100は、走査露光部110、画像形
成部120、給紙部130、搬送部140、定着部150、排紙切換
部160、複数の給紙カセット170および両面記録用シート
再給紙装置(ADU装置)180から構成されている。
【0015】図中一点鎖線はシートPの搬送経路を示
す。複写機本体100下部の給紙カセット170、または給紙
ユニット(PFU装置)200に収容されたシートPが、
画像形成部120により画像形成されたのち、搬送部140
と、定着部150、排紙切換部160を経てFNS装置400に
収容されるメインルートと、前記排紙切換部160から分
岐されたシートPがADU装置180に一旦ストックされ
たのち、再給送されて複写機本体100の給紙部130に至る
循環ルートとから成る。
【0016】RDH装置300の原稿載置台上に積載され
た原稿Dは、複写機本体100の操作パネル上のコピー釦
の操作により、給紙が開始され、給紙部301を経て搬送
ベルト302によりプラテンガラス111上に搬送され露光位
置に設置される。
【0017】該原稿Dは前記走査露光部110の作動によ
り原稿画像の露光走査を受けて読み取りが行われ、読取
終了後に搬送ベルト302が再び回動して給送され、反転
排紙路303を経由して原稿載置台上の原稿束の最下層に
収納される。
【0018】なお、以上原稿Dの循環給紙について述べ
たが、前記RDH装置300は自動原稿給紙装置(AD
F)の機能も備えていて、その場合画像の読み取りを終
えた原稿Dは直進し、排紙ローラを介して排紙トレイ30
4上に排出、積層される。
【0019】露光走査により得られた原稿Dの複写画像
は、複写機本体100の画像処理プロセスを経て給紙カセ
ット170もしくはPFU装置200より給紙されるシートP
に記録される。
【0020】画像を記録したシートPは、前記のADU
装置180に一旦給送されて表裏反転し、画像面を下向に
した姿勢で排紙切換部160より排紙され、本発明のFN
S装置400に給紙される。
【0021】図2は前記FNS装置400の構成を示す断
面図である。該FNS装置400はシートPの受入れロー
ラ401が複写機本体100の排紙口と合致するよう位置と高
さを調節して設置され、複写機本体100の作動に対応し
て駆動されるよう制御系に接続される。
【0022】前記受入れローラ401の後方に接続するシ
ートPの搬送路は上段のオフセット搬送路410(第1搬
送路)と中段の第2搬送路420および下段の第3搬送路4
30の3系統に分岐されていて、切替えゲートG1および
G2の占める角度の選択によりシートPが何れかの搬送
路に給送されるようになっている。Iは上記第1搬送路
を構成する第1ユニット、IIは第2搬送路を構成する第
2ユニット、IIIは第3搬送路を構成する第3ユニット
である。
【0023】前記の第2搬送路420および第3搬送路430
は、搬送下流側の各端部に搬送ローラ421および431、案
内ベルト422および432を備え、シートP後端をステープ
ラ部に送り込む。また各案内ベルト422および432に対向
する位置には、それぞれ排出爪425Aおよび435Aを突設
した排出ベルト425,435と、これ等の各排出ベルト42
5,435を挟む位置に第1スタッカ426および第2スタッ
カ436がそれぞれ所定の傾斜角をもって設置されてい
る。上記案内ベルト422,432を巻回する3回のローラの
うち、最下方のローラを羽根車428,438にすることによ
り、シートPがスイッチバックするとき該羽根車428,4
38の摺接作用によりストッパ423,433に確実に当接する
ようにしてもよい。424,434は除電ブラシである。
【0024】さらに、前記の第1スタッカ426および第
2スタッカ436の各下端部に対向する位置には第1ステ
ープラST1および第2ステープラST2が配置されて
いる。
【0025】一方、FNS装置400の右側部には、複数
のガイドローラ451に係合して上下動する前後に一対の
支持部材450が設けられていて、該支持部材450に第1排
紙トレイT1と第2排紙トレイT2がそれぞれ挟持され
て別々に上下動する。
【0026】前記一対の支持部材450は個別の専用モー
タM1,M2とプーリ441の間に張架した昇降ワイヤ440
に固定されていて、モータM1,M2の回転により前記
の第1排紙トレイT1および第2排紙トレイT2が個別
に上下方向に平行移動されるようになっている。
【0027】複写機本体100の内蔵する制御系は、図3
のブロック図に示すような基本構成により形成されてい
て、コピー操作の開始に先立ち排紙モードが選択され、
原稿枚数とコピー部数の設定が行われる。
【0028】図4は各種排紙モードによるシートPの搬
送経路を示す切替え部の断面図である。
【0029】綴じ合わせ不要のノンソートモード、ある
いはシフト揃えするオフセットモードに設定されたとき
には、図4(A)に示すように、切替えゲートG1,G
2は初期状態に保持されて、シートPは直進して、受入
れローラ401、中間ローラ402、搬送ベルト403、排出ロ
ーラ404により成る第1搬送路(オフセット搬送路)410
を経て機外に排出され上段の第1排紙トレイT1上に載
置収納される。
【0030】排紙モードに綴じ合わせモードが選択され
た場合、前記の切替えゲートG2は支点C2を中心にし
て回動し、図4(B)に示す角度に置かれ、従って受入
れローラ401によって給送されるシートPは直進して第
2の搬送路420に給紙され、搬送ローラ421、案内ベルト
422を介して一旦前記第1スタッカ426の上に押し上げ載
置される。この際シートPの後端部は案内ベルト422の
回転により前記第1ステープラST1の綴じ込み部へと
誘導される。
【0031】前記第1スタッカ426の上に設定された原
稿Dの枚数に該当する1部目のシートPの最終紙がセン
サS1で検知された後、前記の切替えゲートG1が支点
C1を中心として回動して図4(C)に示す角度に転
じ、2部目のシートPは下向きに給送されて第3の搬送
路430に給紙され、前述同様案内ベルト432の作用により
第2スタッカ436の上に押し上げ載置を開始される。
【0032】一方では2部目のシートPの給紙の間に、
積層を終了した前記の1部目のシートPは第1ステープ
ラST1の作動により綴じ合わせが行われ、そのあと受
け渡しレバー475の押し戻し動作により第1スタッカ426
の上を重力に抗して所定の位置まで押し上げ保持され
る。前記の受け渡しレバー475は、綴じ合わせをしたシ
ート束の排出時にのみ往復作動する。
【0033】図5は第2ユニットIIのシート排出部の側
断面図、図6(A)はシート排出部の平面図、図6
(B)はA−A断面図をそれぞれ示す。なお、第1スタ
ッカ426を含む第2ユニットIIと第2スタッカ436を含む
第3ユニットIIIは同一構造をなす。
【0034】前記の第1排出ベルト425が図1に示す矢
示方向に回動を始め、排出爪42AによりシートPの後端
面を押上げて1周して停止する間に綴じ合わせをした1
部目のシートPを排出ローラ429を経て前記の第1排紙
トレイT1の上に排出する。また前記の第1排出ベルト
425もモータM3の動力により歯車g1,g2,g3,
g4と伝達軸425Cを介して左右一対の排出ベルト425,
425が同時に作動される。
【0035】またこの間に2部目のシートPの積層が終
了して前記の切替えゲートG2を再び図4(B)に示す
角度に復帰させると共に、第2ステープラST2の作動
により2部目のシートPの綴じ合わせが行われ、前述同
様ストッパ433の突出と第2排出ベルト435の回動により
綴じ合わせをした2部目のシートPが排出ローラ439
を経て前記の第2排紙トレイT2の上に排出される。
【0036】このように本発明のFNS装置400によ
れば、画像を記録した複数部のシートPの時間差を特に
おくことなく2ケ所で並行して丁合し、綴じ合わせする
ことが出来るのでシートPの後処理が迅速に行われるこ
ととなる。
【0037】シートPの排出量に応じ前記モータM1,
M2が作動して処理枚数に応じただけ前記の第1排紙ト
レイT1および第2排紙トレイT2を下降させてシート
Pの排出を可能とする。
【0038】また排紙モードにオフセットモードが選択
された場合には、前記の切替えゲートG1とG2が図4
(A)に示す角度に置かれ、従ってシートPは上向き給
送されて第1の搬送路410に給紙されて搬送ベルト403お
よび排出ローラ404を介して第1排紙トレイT1の上に
排出される。
【0039】駆動ローラと従動ローラとから成る一対の
前記排出ローラ404は図面に対し垂直方向に往復動の出
来るオフセット駆動部を備えていて、排出されるシート
Pの後端通過検知後にシフト駆動してシートPを部数別
に排紙に対し左右方向にジグザグ状に積み重ねて容易に
仕分け出来るように構成されている。
【0040】なお前記の第1ステープラST1および第
2ステープラST2は、共に第1スタッカ426および第
2スタッカ436のそれぞれ図面手前側に設けることによ
り、シートPを縦長置きにして排出した時に左上1ケ所
をステープルにより綴じ合わせることが出来るが、図面
の奥側にもステープラを追設すれば2箇所のステープル
による綴じ合わせも可能であり、さらにシートPを横長
置きにして排出した場合に左上1ケ所をステープルによ
り綴じ合わせることも出来る。
【0041】第1スタッカ426上に排出されるシートP
の位置は、第1スタッカ426の一体とする基準面部(立
上り面)426Aと、モータM4の作動によりピニオン427
1とラック4272の噛合を介して平行移動される可動整合
板(スライド部材)4270から成る整合手段427とによっ
て規制される。
【0042】前記スタッカ426のシート突き当て用基準
面部426Aの上部は折り曲げられて、規制ガイド面部426
Bとが一体に形成され、コ字形状の断面をなす。該規制
ガイド面部426Bとシート載置面部426Cとの間隔は、搬
送ローラ421と案内ベルト422とから成る給送手段側近傍
の間隔H1が、排出ローラ429側近傍の間隔H2より大
きくなるように形成されている(H1>H2)。従って
規制ガイド面部426Bがシート載置面部426Cに対し傾斜
して、シート搬送方向が狭くなっている。
【0043】一方、整合手段427の可動整合板4270のシ
ート押し当て用立上り面4270Aの上部には規制ガイド面
部4270Bが一体に形成されて、コ字形状の断面をなす。
該規制ガイド面部4270Bと前記規制ガイド面部426Bと
はほぼ同一形状をなし、規制ガイド面部4270Bとシート
載置面部4270Cとの間隔は、前述と同様に、H1>H2
で、傾斜形状をなしている。
【0044】複写機本体100から排出されたシートP
は、シート後処理装置400内の給送経路(第2搬送路42
0)を通って、搬送ローラ421、案内ベルト422の圧接位
置から放出されて、第1スタッカ426のシート載置面部4
26Cと可動整合板4270のシート載置面部4270C上に載置
され、傾斜状の該各シート載置面部426C,4270C上を
滑落して、シートPの後端部がストッパ423に当接して
停止する。上記シート載置面部426C,4270C上のシー
トPは、一枚毎にモータM4の駆動により平行移動する
可動整合板4270のシート押し当て用立上り面4270Aによ
って第1スタッカ426の基準面部426Aに突き当てられて
整合される。シート載置面部426C,4270C上に積載さ
れたシートPが設定枚数に一致したことが検出される
と、後述のステープル綴じが行われる。ステープル綴じ
した後、可動整合板4270は、シートサイズ幅より約2mm
広い幅位置に移動して停止して、シートPの側端の圧接
は解除されフリーになる。この停止状態において、後述
のシート受け渡しレバー475および第1排出ベルト425の
駆動により、ステープル綴じされたシート束Pは傾斜面
を上昇搬送されて排出ローラ429を経て第1排紙トレイ
T1上に排出される。
【0045】前記排出ベルト425上での搬送の際に、可
動整合板4270の規制ガイド面部4270Bおよび第1スタッ
カ426の規制ガイド面部426Bにより、シートPの上方向
へのめくり上がりが押さえられて、排出ローラ429へ良
好に案内することができる。
【0046】前記可動整合板4270は、シートサイズ
(幅)に対応して動くので、各シートサイズの両端部の
めくり上がりを防止することができる。前記可動整合板
4270と一体でない規制ガイド板を別体に設けると、各シ
ートサイズに対応するための大型の規制ガイド板が必要
となり、また該規制ガイド板を開閉する手段も必要とな
り、製造原価高になる欠点がある。また、大型の固定規
制ガイド板にすると、シート載置面の上方からシートを
取り出すことができない。本発明の可動整合板4270の一
端に規制ガイド面部4270Bを設けることにより、シート
載置面部4270C,426Cの上面側に大きな空間が存在
し、容易に積載シートPを取り出すことができるので、
ジャム処理性が著しく向上する。
【0047】また、前記規制ガイド面部426B,4270B
を設けることにより、搬送ローラ421と案内ベルト422と
のニップ位置から第1スタッカ426へシートPを送り込
むときにも、シートPの上方の移動によるめくれが発生
せず、第1スタッカ426上に整列載置される。
【0048】さらに、シート進行方向に高さが、H1>
H2となるようにシート搬送通路が先細りにしているこ
とにより、シート収納時やシート排出時のシート整合性
が向上する。
【0049】前記スタッカ426(436)上に排出されるシ
ートPが多数枚で、かつ高速搬送されるとき、該スタッ
カ426(436)上に次第に積載されるシートPの束が急速
に増して分厚くなり、最終のシートPが傾斜したシート
束の上面に沿って確実に自重落下せず、途中で停止して
シートPの後端がストッパ423(433)に当接せず、正確
にステープルされないことがある。ステープル可能なシ
ート束の枚数が50枚のとき、約25枚目以降に上記シート
Pの不揃いが発生しやすい。25枚以上の分厚いシート束
でも確実に整合して正確な綴じ合わせを可能にするもの
である。以下、整合工程を図5により説明する。
【0050】複写機本体からの通信により複写する部
数と、一部毎のシート枚数の設定値(N1)が送られて
くる。
【0051】シート後処理装置400のスタッカ426(43
6)入口付近に設けたセンサS42(S43)により通過す
るシートPの枚数を順次カウントする(N2)。
【0052】スタッカ426(436)上にシートPが搬送
され、傾斜面を滑落してストッパ423(433)に当接して
停止する。
【0053】この停止位置で、整合手段427のスライ
ド部材(可動整合板)4270が、シートPの幅方向の外方
より約20mm離れた位置から、シートPの側端に向って移
動して、シートPを基準面部426Aに圧接し、さらにシ
ートPの幅より約3mm内側の位置まできて反転して原位
置に戻る。
【0054】シートPが1枚ずつスタッカ426(436)
上に搬送される毎に、可動整合板4270が1往復して上記
ペーパー整合動作を行う。スタッカ426(436)上に積載
されるシートPは、後続のシートPが滑落するとき、先
行のシートPは自重および後続のシートPの摺接とによ
り、ストッパ423(433)側へ滑落する。
【0055】スタッカ426(436)上に搬送されたシー
トPの枚数がセンサS42(S43)によりカウントされ
て、設定値N1に合致(N2=N1)になったことが検
知されると、最終のシートPを積重したシート束に対し
て、可動整合板4270は前記ペーパー整合動作による1往
復移動を行ったのち、再びシート束の側端に移動して、
シート束側端を圧接する(最終整合動作)。
【0056】このシート束圧接状態において、紙押さ
えレバー476が上昇して、シート束の後端を押圧し、ス
テープル動作が行われる。
【0057】シート枚数N2が25枚以下のときは、上
述のシート1枚毎のペーパー整合動作と、最終シート停
止後の最終整合動作を行う。
【0058】シート枚数N2が25枚以上のときには、
上述のペーパー整合動作を行い、最終のシートPがスタ
ッカ426(436)上のシート束上に載置されたのち、約1
秒経過後に最終整合動作を行い、シート束の側端を圧接
した状態で紙押さえレバー476の上昇とステープル動作
とを行う。これは25枚以上の多数枚のシートをスタッカ
426(436)上に積載するとき、最終紙はストッパに当接
しないまま停止するようになる。これに対して、最終整
合動作のためにペーパー整合後に約1秒の余裕時間をお
くことにより、最終のシートPは先行のシートP上を自
重で滑落して、ストッパ423(433)に向って進み停止す
る。このように最終のシートPは確実に滑落して所定の
停止位置へ滑落することができる。特に高速でシート搬
送するときにはこのシート整合結果は大きい。なお、上
記余裕時間約1秒間はこれに限定されるものではなく、
シート搬送速度や、シートの表面摩擦や、シートの重
量、スタッカ426(436)の傾斜角度等により異なり、こ
れらの設定条件により最適の余裕時間が定められる。
【0059】さらに前記の各ステープラST1,ST
2、スタッカ426,436、排出ベルト425,435等は前後一
対の各ユニット基板IIおよびIIIに支持され、それぞれ
に設けた一対のガイドレールR1,R2を介してFNS
装置400内に着脱する構造となっているので、装置の図
示手前側を扉によって開放出来るように構成すれば、前
記のステープラ等をユニットの状態で取り外すことが出
来て、ジャム処理等のメンテナンスを容易に行うことが
出来る。
【0060】図7は上記排出部における各種サイズのシ
ートPを片側基準で載置した状態を示す平面図である。
【0061】片側基準で積載の整合されたシート束を2
本のベルト425の排出爪425Aにのせてシートを搬送する
際、各サイズによりシートPの重心位置が異なるため
に、2本の排出ベルト425が重心を含まない位置にある
と、シート束が傾いてしまい、良好なシート搬送ができ
ない。また、1本の排出ベルトにすると幅の広いベルト
が必要となり、製造コストアップになる。
【0062】本発明のシート後処理装置では、2本の排
出ベルト425を回動可能に配設するとともに、大小各種
サイズを傾くことなく排出可能にした。即ち、大サイズ
のシートを前1ヵ所または後1ヵ所のステープル処理を
行うと、第1ステープラST1と受け渡し部470が前後
に寄ってしまうために、シートの重心位置が受け渡しレ
バー475から外れてしまう。この場合、ステープル処理
後に、移動手段のスライドレール471上をタイミングベ
ルト474の回動によって受け渡しレバー475が重心位置を
含む位置まで移動させてから受け渡し動作を行うように
する。
【0063】このように、ステープル処理後に、第1ス
テープラST1と受け渡し部とを一体に形成したユニッ
トの移動を行うので、シートPの重心を含む位置を押す
ことができるから、シートPが傾くことなく、良好な受
け渡しができる。また、受け渡しレバー475の受け渡し
位置に排出ベルト425等の障害物があっても移動後にシ
ートを排出ベルト425側に受け渡すことにより、任意の
位置にステープルすることが可能となる。
【0064】図8は上述のシート後処理工程のフローチ
ャートを示す。
【0065】図9は本発明に係るシート後処理装置400
のセンサ配置と排出トレイ移動を示す構成図である。
【0066】先ず、FNS装置400のシート導入開口付
近には用紙通過センサS1が設けられ、シートPの通過
によりFNS装置400内にシート有りを検知する。前記
オフセット搬送路410の排出ローラ404の上流側には、シ
ート後端通過検知センサS4があり、オフセットモード
搬送時に、後端通過検知により排出ローラ404は紙面直
角方向にシフトされる。さらに下流側の排出ローラ404
の下流には排紙センサS5があり、シート有りを検知す
る。
【0067】上記オフセット搬送路410の下方の第2の
搬送路420の搬送ローラ421の上流側には用紙通過センサ
S6,S42が設けてあり、シートPの通過を検知する。
センサS8は上段の第1スタッカ426上のシート無しを
検知する。S16は上段の受け渡し部の紙押さえ位置を検
出するセンサである。S24は排出ベルト425のホームポ
ジションセンサである。S9は排紙センサである。
【0068】同様にして第3搬送路430にも、用紙通過
センサS11,S43、紙無し検知センサS12、排紙センサ
S13が設けてある。
【0069】次に、排紙トレイT1,T2の昇降駆動部
には、最上段のオフセット搬送路410の排出口付近にオ
フセット上段検知センサS69、オフセット紙抜き検知セ
ンサS70が配設され、中断の第2搬送路420の排出口付
近及びその下方に第1排紙トレイT1の昇降を制御する
トレイ上限検知センサS27、トレイ紙抜き検知センサS
29、トレイ衝突検知センサS63、トレイ下段位置検知セ
ンサS28が配設され、下段の第3搬送路430の排出口付
近に、第2排紙トレイT2の昇降を制御するトレイ上限
位置検知センサS65、トレイ紙抜き検知センサS30が配
設され、最下段には第2排紙トレイT2の下降を制御す
るトレイ下限位置検知センサS66が配設されている。
【0070】図9において、T1Aは第1排紙トレイT
1のステープル作動時のイニシァライズ位置(初期設定
位置)を、T1Bは最大1500枚のシートを積載してステ
ープル作動時の下限位置を、T1Cは最大2000枚のシー
トを載置したときのオフセット下限位置を、T1Dはオ
フセットイニシァライズ位置をそれぞれ示す。
【0071】また、下段の第2排紙トレイT2の昇降位
置として、T2Aはステープル作動のイニシァライズ位
置を、T2Bは、第1排紙トレイT1に最大2000枚積載
した時の第2排紙トレイ2の退避下限位置を示す。この
第2排紙トレイT2の下限位置T2Bでは第1スタッカ
の426は勿論、第2スタッカ436からの排紙は禁止され
る。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のシ
ートを各部数毎に高速をもって整合して綴じ合わせする
シート後処理装置において、複写機本体から送り込まれ
た記録済みシートを、ステープル処理するため一時収納
するトレイへ給送する際、およびステープル綴じされた
シート束を排出する際に、シートの先端部が上方向にめ
くれ上がって移動することを規制することにより、シー
トの給送導入およびシートの排出ローラへの排出が整然
と搬送され、シートの折れ、皺、紙詰まり等の問題が解
消される。また、シートを搬送方向と直交する方向に整
合する固定整合板および可動整合板の上部に規制ガイド
面部を一体に設けたものであるから、常にあらゆるシー
トサイズのシート両端面を規制することができ、ガイド
用別部材を必要とせず、全シートサイズに対して良好な
規制搬送を行うことができる。さらに、本発明による規
制ガイド面部は、シートの幅方向両端のみを規制するも
のであるから、トレイの上面側中央付近よりシートを容
易に取り出すことができるので、ジャム処理が簡単迅速
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート後処理装置を備えた複写機の全
体構成図。
【図2】シート後処理装置の断面図。
【図3】制御系の基本構成を示すブロック図。
【図4】各種排紙モードによるシート搬送経路を示す切
替え部の断面図。
【図5】シート排出部の側断面図。
【図6】シート排出部の平面図および断面図。
【図7】上記排出部における各種サイズのシートの載置
状態を示す平面図。
【図8】シート後処理工程のフローチャート。
【図9】シート後処理装置のセンサ配置と排出トレイ移
動を示す構成図。
【符号の説明】
100 複写機本体 400 シート後処理装置(FNS装置、フィニッシャ) 401 受入れローラ 402 中間ローラ 403 搬送ベルト 404 排出ローラ 410 オフセット搬送路(第1搬送路) 420(430) 第2(第3)搬送路 421,431 搬送ローラ 422,432 案内ベルト 423,433 ストッパ 424,434 除電ブラシ 425(435) 第1(第2)排出ベルト 426(436) 第1(第2)スタッカ(第1のトレイ) 426A 基準面部 426B 規制ガイド面部 426C シート載置面部 427 整合手段 4270 可動整合板(スライド部材) 4270A シート押し当て用立上り面 4270B 規制ガイド面部 4270C シート載置面部 4271 ピニオン 4272 ラック 429,439 排出ローラ 475 受け渡しレバー 476 紙押さえレバー I 第1ユニット II 第2ユニット III 第3ユニット G1,G2 切替えゲート M1,M2,M3,M4,M5 モータ P シート(記録紙) S1〜S70 センサ ST1 第1ステープラ ST2 第2ステープラ T1 第1排紙トレイ(第2のトレイ) T2 第2排紙トレイ(第2のトレイ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出されたシートを導
    入して給送する給送手段と、該給送手段から送り込まれ
    たシートを所定位置に積載して一時収納する第1のトレ
    イと、該第1のトレイ上のシートをシート給送方向に直
    交する方向に整合する整合手段と、前記第1のトレイ上
    に積載、整合されたシート束を綴じるステープル手段
    と、ステープル綴じされたシート束を収納する第2のト
    レイと、前記第1のトレイから第2のトレイへ前記シー
    ト束を移送する排出手段とから構成したシート後処理装
    置において、前記シート給送方向と直交する方向にシー
    ト束の側端面を当接させてシート束を整合させる整合手
    段の整合板の上部に、シート積載面上のシートが上方に
    移動することを規制する規制ガイド部を一体に設けたこ
    とを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記整合板が、シート積載面上のシート
    束の一方の側端面に接離可能に圧接する可動整合板およ
    び/または前記シート束の他方の側端面に当接する固定
    整合板から成る片側基準の整合手段であることを特徴と
    する請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記整合板の規制ガイド部のシート厚さ
    方向の間隔を、前記給送手段近傍側が広く、前記排出手
    段近傍側が狭く形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載のシート後処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7000912B2 (en) * 2002-02-21 2006-02-21 Konica Corporation Sheet finisher with ejection roller control

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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