JPH07252002A - 紙葉類搬送装置の搬送路切替機構 - Google Patents

紙葉類搬送装置の搬送路切替機構

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JPH07252002A
JPH07252002A JP6041023A JP4102394A JPH07252002A JP H07252002 A JPH07252002 A JP H07252002A JP 6041023 A JP6041023 A JP 6041023A JP 4102394 A JP4102394 A JP 4102394A JP H07252002 A JPH07252002 A JP H07252002A
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JP
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switching
solenoid
plunger
spring
voltage value
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JP6041023A
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Hisao Konno
久郎 近野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録紙、転写紙等の搬送路の多段階切り替えを
1個のソレノイドにより行い、しかも従来技術の不具合
を解消した紙葉類搬送装置の搬送路切替機構を提案す
る。 【構成】ソレノイド20への入力電圧を複数の値に変化
させ、各入力電圧値に対応してソレノイド20のプラン
ジャ21の位置が変化することにより、このプランジャ
に結合された切替爪23a、23bが切り替えられ、所
定の搬送路が選定される。両切替爪23a、23bは、
ばね26、28によりそれぞれ第1位置に保持され、切
替爪23aはばね25によりプランジャ21と結合さ
れ、第1入力電圧値で第2位置となり、切替爪23bは
第2入力電圧値にてプランジャの先端部に取り付けた連
結リンクを介し第2位置に持ち来される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いる記録紙、転
写紙等の紙葉類搬送装置の搬送路切替機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置における記録紙、転写紙等
の紙葉類搬送装置の搬送路切替機構には、一般にソレノ
イドが用いられる。この場合、搬送路の切り替えには、
複数個のソレノイドが必要である。このような従来例
を、図面に示すレーザプリンタにより説明する。
【0003】図8に示すレーザプリンタにおいて、装置
本体1に2個の給紙カセット2a、2bが装着され、そ
れら給紙カセットの1つから送り出された用紙3は、レ
ジストローラ対4によりタイミングをとって感光体ドラ
ム5へ搬送される。
【0004】感光体ドラム5は、図8にて時計方向に回
転し、帯電装置6により表面を均一に帯電され、光学系
7からの照射により表面に静電潜像が形成される。この
静電潜像は現像装置8により可視像化され、この可視像
は前述のように送られてきた用紙3に転写チャージャ9
により転写される。可視像を転写された用紙3は、定着
装置10にて定着された後、切替爪11の位置に達す
る。転写後の感光体ドラム5は、クリーニング装置12
により残留トナーを除去される。
【0005】用紙3の搬送路は、切替爪11のところで
3つの分岐搬送路A、B、Cに分岐されており、後述す
るように、用紙3は切替爪11の切替位置に従って前記
分岐搬送路A、B、Cのいずれかへ導かれる。16は排
紙トレーである。
【0006】図9において、切替爪11a、11bはそ
れぞれ軸13a、13bの周りに旋回可能に取付けら
れ、さらに各切替爪11a、11bにはソレノイド14
a、14bのプランジャが結合されている。ばね15
a、15bの1端が各切替爪11a、11bに係止さ
れ、それらの他端は機枠に係止されている。ばね15
a、15bは、ソレノイド14a、14bが作動すると
き、その作動力に抗する作用を切替爪に及ぼしている。
【0007】図9の切替爪11a、11bの切り替え制
御を、図10に示す表を参照して以下に説明する。
【0008】図9において、実線で示す両切替爪11
a、11bは、ソレノイド14aがオフでありソレノイ
ド14bがオンのとき、切替爪11aは実線の位置にあ
り、そして切替爪11bは二点鎖線の位置となり、この
とき用紙3は分岐搬送路Aへ導かれ、排紙トレー16に
送られる。
【0009】ソレノイド14aおよびソレノイド14b
が共にオンのとき、両切替爪11a、11bは共に二点
鎖線の位置にあり、このとき用紙3は分岐搬送路Bに導
かれ、レーザプリンタ1より水平に排出される。
【0010】ソレノイド14aがオンでありソレノイド
14bがオフのとき、切替爪11aは二点鎖線の位置に
あり、そして切替爪11bは実線の位置となり、このと
き用紙3は分岐搬送路Cに導かれ、図示していない両面
印字のための給紙装置に送られる。
【0011】図9に示す搬送路切替機構では、各切替爪
11a、11bに対しそれぞれ1つのソレノイド14
a、14bを設けている。これは、ソレノイドがオン、
オフの2つの値しかとり得ないためであるが、ソレノイ
ドのこの構造的条件は装置内の各部品の配置およびコス
トの面で大きな制約となっている。
【0012】これに対し、複数の形状記憶合金ばねを直
列に配列し、これらばねの温度を個別に昇降させるため
の温度制御手段を設けることにより、1個のソレノイド
のみを用い、そのプランジャ位置を3段階以上の多段階
に切り替え、従って記録紙、転写紙等の搬送路の多段階
切り替えを前記1個のソレノイドにより行うようにした
ものは、既に提案されている(特開平1−117164
号公報参照)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した複数の形状記
憶合金ばねを用いる公知の提案は、これら形状記憶合金
ばねの昇温および降温には時間を要し、速やかな対応が
期待できない不具合がある。さらに、形状記憶合金ばね
が比較的高価であり、またその昇温のための電力消費が
大きい欠点が避けられない。
【0014】本発明の課題は、記録紙、転写紙等の搬送
路の多段階切り替えを1個のソレノイドにより行い、し
かも前述した公知の提案の不具合を解消した紙葉類搬送
装置の搬送路切替機構を提案することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、請求項1
により、ソレノイドへの入力電圧を複数の値に変化さ
せ、各入力電圧値に対応してソレノイドのプランジャ位
置が変化することにより、このプランジャに結合された
切替手段が切り替えられ、所定の搬送路が選定されるこ
とにより解決される。
【0016】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、請求項1における切替手段が互いに対向して配置
された2つの切替爪を備え、これら両切替爪はそれぞれ
保持ばねの作用により第1位置に保持され、第1の切替
爪がばねを介して前記プランジャと結合され、第2の切
替爪が特定の電圧値におけるプランジャ位置でのみプラ
ンジャと結合関係になり、それによって前記第1および
第2の切替爪がソレノイドへの入力電圧値に従って第1
位置または第2位置をとり、前記両切替爪の第1位置ま
たは第2位置の組合せにより紙葉類搬送路が選定される
ことを提案する。
【0017】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記ソレノイドのプランジャの先端部に連結リン
クを取り付け、前記第2の切替爪が通常は保持ばねの作
用下に第1位置にあり、特定の電圧値の印加時における
プランジャ位置では、前記連結リンクを介して第2位置
に持ち来されることを提案する。
【0018】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記第1および第2の切替爪をそれぞれ第1位置
に保持するための保持ばねの力をF26、F28、第1の切
替爪を前記プランジャと結合する前記ばねの力をF25
ソレノイドへの第1および第2入力電圧値のときのソレ
ノイドの作動力をFV1およびFV2とするとき、次式 F25>F2626<FV1<F25+F26+F28(第1入力電圧値におい
て) FV2>F25+F26+F28 (第2入力電圧値におい
て) が成立することを提案する。
【0019】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、請求項1における切替手段が互いに対向して配
置された2つの切替爪を備え、前記ソレノイドのプラン
ジャがテレスコープ式に互いに同軸上に挿着された径の
異なる複数の円筒状プランジャ部分よりなり、各隣接す
る円筒状プランジャ部分の間に相互間隔を保持するよう
に作用するばねを設け、各円筒状プランジャ部分がそれ
ぞれ前記切替爪の1つに連結されていることを提案す
る。
【0020】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、ソレノイドのプランジャがテレスコープ式に互い
に挿着された複数の円筒状プランジャ部分よりなる前記
構成において、第1の切替爪がソレノイドに最も近く位
置するプランジャ部分とばねを介して結合され、ソレノ
イドに最も遠く位置する円筒状プランジャ部分の先端部
に連結リンクを取り付け、第2の切替爪が通常は保持ば
ねの作用下に第1位置にあり、特定の電圧値の印加時に
は、前記連結リンクを介して第2位置に持ち来されるこ
とを提案する。
【0021】
【作用】第1および第2の各切替爪は、それぞれ保持ば
ねの作用により第1位置に保持される。第1の切替爪は
ばねを介して前記プランジャと結合され、第2の切替爪
は特定の電圧値におけるプランジャ位置でのみ、プラン
ジャの先端部に取り付けた連結リンクを介して第2位置
に持ち来され、それによって前記第1および第2の切替
爪が、ソレノイドへの入力電圧値に従って第1位置また
は第2位置をとり、前記両切替爪の第1位置または第2
位置の組合せにより紙葉類搬送路が選定される。
【0022】この場合、ソレノイドへの入力電圧値を2
つとすれば、0の入力電圧値を含めて3段階のプランジ
ャ位置を設定することができる。この3段階のプランジ
ャ位置により、両切替爪の第1位置または第2位置の組
合せを選択することが可能である。
【0023】ソレノイドのプランジャの構成は、本発明
の第2実施例により、テレスコープ式に互いに同軸上に
挿着された径の異なる複数の円筒状プランジャ部分より
なり、各隣接する円筒状プランジャ部分の間に相互間隔
を保持するように作用するばねを設け、第1の切替爪が
ソレノイドに最も近く位置するプランジャ部分とばねを
介して結合され、ソレノイドに最も遠く位置する円筒状
プランジャ部分の先端部に連結リンクを取り付け、第2
の切替爪が通常は保持ばねの作用下に第1位置にあり、
特定の電圧値の印加時には、前記連結リンクを介して第
2位置に持ち来されるように構成することも可能であ
る。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0025】図1に示す第1実施例において、ソレノイ
ド20のプランジャ21の先端部に連結リンク22が取
付けられている。切替爪23aおよび切替爪23bは、
それぞれ軸24aおよび軸24bの周りに旋回可能に装
着され、切替爪23aの1端はばね25を介してプラン
ジャ21の先端部と結合されている。切替爪23aの他
端には、ばね26の1端が係止され、その他端は機枠に
係止される。ばね26は、ソレノイド20のオンのとき
の作動力に抗するように付勢されている。
【0026】切替爪23bの1端のピン27にばね28
の1端が係止され、ばね28の他端は機枠に係止されて
いる。ばね28は、切替爪23bを図にて軸24bの周
りに時計方向に旋回するように付勢されている。前記ピ
ン27は連結リンク22の内部に位置し、ピン27と連
結リンク22のプランジャ21より遠い自由端部との間
には間隔が設けられており、ピン27はこの間隔を移動
することができ、かつ連結リンク22の前記自由端部の
内面に係合可能となっている。
【0027】図1は、ソレノイド20への印加電圧が0
ボルト、すなわちソレノイド20がオフの状態を示す。
従って、プランジャ21は最大ストロークで外方へ出て
おり、切替爪23aはばね26の作用下に時計方向に旋
回した第1位置にある。他方において、切替爪23bは
ばね28の作用下に同じく時計方向に旋回したその第1
位置にある。両切替爪のこの状態では、送られてきた用
紙は第1分岐搬送路T1へ導かれる。
【0028】ソレノイド20へV1ボルトの電圧が印加
されると、プランジャ21は上方へ移動し、それに従っ
て切替爪23aはばね26の作用に抗して反時計方向に
旋回し、図2に示す第2位置となる。このとき、ばね2
5は、初張力の状態のままである。また、連結リンク2
2の自由端部の内面は切替爪23bのピン27に近接す
るも、同ピン27を作動することはなく、切替爪23b
は依然としてその第1位置にある。この結果、送られて
きた用紙は第2分岐搬送路T2へ導かれる。
【0029】前述の場合において、各ばねの力をFn
すれば、 Fn=an+knn (但し a:初張力 k:ばね定数 x:変位
量)となる。前述の実施例においては、 F25>F26 であること、より好ましくは a25>F26 であることが必要である。
【0030】さらに、ソレノイド20へのV1ボルト
(第1入力電圧値)の電圧印加によるソレノイド20の
作動力をFV1とすると、変位量x1において F26<FV1<F26+a25+F28 であることが必要である。このとき、プランジャ21は
中間ストロークで外方へ出ている。
【0031】つぎに、ソレノイド20へV1ボルトより
も大きいV2ボルト(第2入力電圧値)の電圧を印加す
ると、図3に示すように、プランジャ21は連結リンク
22とともにさらに上方へ移動し、プランジャ21のス
トロークは最小となる。このとき、切替爪23bのピン
27は連結リンク22の自由端部の内面により連行さ
れ、切替爪23bはその第2位置に持ち来される。切替
爪23aは、ばね25が伸長することによりさらに反時
計方向へ引張られるも、切替爪23aのこのときの第2
位置は反時計方向旋回の限界位置であるので、切替爪2
3aはその第2位置にとどまり、ばね25のみが伸びる
ことになる。この結果、送られてきた用紙は第3分岐搬
送路T3へ導かれる。このとき、ソレノイド20へのV
2ボルトの電圧印加によるソレノイド20の作動力をF
V2とすると、変位量x2において、式 FV2>F25+F26+F28 が成立する必要がある。
【0032】上述したように、ソレノイド20への印加
電圧を切り替えることにより、第1ないし第3分岐搬送
路T1〜T3のいずれか1つの搬送路を選択して用紙を
送ることができる。
【0033】図4は、前述した力関係を示すグラフであ
り、横軸はソレノイド20のストロークを、そして縦軸
は出力である。V1およびV2の各曲線は、ソレノイド
20へ電圧V1ボルトおよびV2ボルトを印加したとき
のソレノイド20のストローク・出力曲線を示し、負荷
曲線Lは、負荷側のストローク・動作力を示す。
【0034】図5に示す第2実施例において、ソレノイ
ド20のケース20aに設けた円筒孔30に、中空円筒
形の第1プランジャ部分31が摺動可能に挿着されてい
る。第1プランジャ部分31は、円筒孔30より突出す
る端部にフランジ31aを備え、さらに前記円筒孔30
と同心である中空円筒孔31bを備えており、この中空
円筒孔31b内に第2プランジャ部分32がテレスコー
プ式に摺動可能に挿着されている。
【0035】第2プランジャ部分32は、中空円筒孔3
1bより突出する端部にフランジ32aを備えている。
両フランジ31aと32aとの間には圧縮ばね33が配
置されており、この圧縮ばね33は第1、第2プランジ
ャ部分31、32を互いに引き離すように作用し、それ
によって両フランジ31aと32aとの間に一定の間隔
が保持される。第2プランジャ部分32のフランジ32
aの中央に、連結リンク37が取付けられている。フラ
ンジ31aの係合点34が切替爪23aに連結され、連
結リンク37内に位置する係合点35が切替爪23bの
1端のピン27に連結される。
【0036】図5は、ソレノイド20への印加電圧が0
ボルトである図1に示す第1実施例の状態に対応し、こ
のとき送られてきた用紙は第1分岐搬送路T1へ導かれ
る。
【0037】ソレノイド20へV1ボルトの電圧が印加
されると、図6に示すように、第1プランジャ部分31
はケース20aに設けた円筒孔30内に最も引き込まれ
た位置となり、それによって第1プランジャ部分31の
フランジ31aに連結された切替爪23aは図2に示す
第2位置となる。この場合、第2プランジャ部分32は
第1プランジャ部分31とともに移動するが、圧縮ばね
33の作用により第1プランジャ部分31に対しては相
対移動することはない。このため、第2プランジャ部分
32に取り付けられた連結リンク37は、その自由端部
の内面が係合点35に近接するもこれに係合して移動さ
せることはなく、よって切替爪23bは図1に示す第1
位置にとどまる。
【0038】図6における両切替爪23a、23bの位
置は図2の状態に対応し、このとき送られてきた用紙は
第2分岐搬送路T2へ導かれる。
【0039】さらに、ソレノイド20へV2ボルトの電
圧が印加されると、第1プランジャ部分31が円筒孔3
0内の最も引き込まれた位置になるとともに、ソレノイ
ド20の作動力が圧縮ばね33の作用に打ち勝ち、図7
に示すように、第2プランジャ部分32は第1プランジ
ャ部分31の中空円筒孔31b内の最も引き込まれた位
置に持ち来され、それによって係合点35は連結リンク
37の自由端部の内面により連行されるので、切替爪2
3bは図3に示す第2位置に旋回せしめられる。このと
き送られてきた用紙は、第3分岐搬送路T3へ導かれ
る。
【0040】前述の各実施例では、用紙分岐搬送路が3
個の場合について説明したが、ソレノイド20への入力
値をより多段階にし、例えば図1ないし図3の実施例で
はばね数を増やすことにより、また図5ないし図7の実
施例ではプランジャ部分をさらに多軸化することによ
り、3個以上の多数方向における用紙の分岐搬送を可能
にすることができる。
【0041】
【発明の効果】ソレノイドに印加する電圧を複数値とす
ることにより、ソレノイドのプランジャ位置を前記複数
の電圧値に対応する位置となし、それによって両切替爪
の切替位置を制御しているので、単一のソレノイドで複
数の紙葉類搬送路を選定することができる。この結果、
紙葉類搬送装置の搬送路切替機構の所要空間およびコス
トの低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送路切替機構の第1実施例にて
ソレノイドへの印加電圧のないときの要部の説明図であ
る。
【図2】V1ボルトの電圧を印加したときの前記要部の
説明図である。
【図3】V1より大きいV2ボルトの電圧を印加したと
きの前記要部の説明図である。
【図4】各印加電圧値におけるソレノイドのストローク
・出力曲線を示すグラフである。
【図5】ソレノイドへの印加電圧のないときの第2実施
例の要部の説明図である。
【図6】V1ボルトの電圧を印加したときの前記第2実
施例の要部の説明図である。
【図7】V1より大きいV2ボルトの電圧を印加したと
きの前記第2実施例の要部の説明図である。
【図8】紙葉類搬送路装置の搬送路切替機構を有するレ
ーザプリンタの断面図である。
【図9】従来の搬送路切替機構の説明図である。
【図10】図9の搬送路切替機構におけるソレノイドの
オン、オフと搬送路切り替えとの関係を示す表である。
【符号の説明】
20 ソレノイド 20a ソレノイドケース 21 プランジャ 22、37 連結リンク 23a、23b 切替爪 25、26、28、33 ばね 31 第1プランジャ部分 32 第2プランジャ部分 34、35 係合点 V1、V2 第1および第2入力電圧値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイドを用いる紙葉類搬送装置の搬送
    路切替機構において、前記ソレノイドへの入力電圧を複
    数の値に変化させ、各入力電圧値に対応してソレノイド
    のプランジャ位置が変化することにより、このプランジ
    ャに結合された切替手段が切り替えられ、所定の搬送路
    が選定されることを特徴とする搬送路切替機構。
  2. 【請求項2】前記切替手段が、互いに対向して配置され
    た2つの切替爪を備え、これら両切替爪はそれぞれ保持
    ばねの作用により第1位置に保持され、第1の切替爪が
    ばねを介して前記プランジャと結合され、第2の切替爪
    が特定の電圧値におけるプランジャ位置でのみプランジ
    ャと結合関係になり、それによって前記第1および第2
    の切替爪がソレノイドへの入力電圧値に従って第1位置
    または第2位置をとり、前記両切替爪の第1位置または
    第2位置の組合せにより紙葉類搬送路が選定されること
    を特徴とする、請求項1に記載の搬送路切替機構。
  3. 【請求項3】ソレノイドのプランジャの先端部に連結リ
    ンクを取り付け、第2の切替爪が通常は保持ばねの作用
    下に第1位置にあり、特定の電圧値の印加時におけるプ
    ランジャ位置では、前記連結リンクを介して第2位置に
    持ち来されることを特徴とする、請求項2に記載の搬送
    路切替機構。
  4. 【請求項4】前記第1および第2の切替爪をそれぞれ第
    1位置に保持するための保持ばねの力をF26、F28、第
    1の切替爪を前記プランジャと結合する前記ばねの力を
    25、ソレノイドへの第1および第2入力電圧値のとき
    のソレノイドの作動力をFV1およびFV2とするとき、次
    式 F25>F2626<FV1<F25+F26+F28(第1入力電圧値におい
    て) FV2>F25+F26+F28 (第2入力電圧値におい
    て) が成立することを特徴とする、請求項2または請求項3
    に記載の搬送路切替機構。
  5. 【請求項5】前記切替手段が、互いに対向して配置され
    た2つの切替爪を備え、前記ソレノイドのプランジャが
    テレスコープ式に互いに同軸上に挿着された径の異なる
    複数の円筒状プランジャ部分よりなり、各隣接する円筒
    状プランジャ部分の間に相互間隔を保持するように作用
    するばねを設け、各円筒状プランジャ部分がそれぞれ前
    記切替爪の1つに連結されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の搬送路切替機構。
  6. 【請求項6】第1の切替爪がソレノイドに最も近く位置
    するプランジャ部分とばねを介して結合され、ソレノイ
    ドに最も遠く位置する円筒状プランジャ部分の先端部に
    連結リンクを取り付け、第2の切替爪が通常は保持ばね
    の作用下に第1位置にあり、特定の電圧値の印加時に
    は、前記連結リンクを介して第2位置に持ち来されるこ
    とを特徴とする、請求項5に記載の搬送路切替機構。
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JPH07252002A true JPH07252002A (ja) 1995-10-03

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JP6041023A Pending JPH07252002A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 紙葉類搬送装置の搬送路切替機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6988729B2 (en) 2002-05-22 2006-01-24 Ricoh Company, Ltd. Sheet conveying device and image forming apparatus including the same
JP2009021715A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置及び画像形成装置
US8991824B2 (en) 2012-12-12 2015-03-31 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus and image forming apparatus

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