JP2010254385A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハスバ歯車と他の歯車間に設けた連結手段を動力伝達系中に含み、給紙に伴う給紙台の駆動制御において、連結手段の不本意な外れを抑制できる給紙装置を提供する。
【解決手段】給紙台の昇降手段と、昇降手段を駆動する駆動手段と、前記両手段の間に設けられた動力伝達手段とを含み、動力伝達手段は、軸方向移動可能に設けられたハスバ歯車と、ハスバ歯車と同軸上に固設された第1歯車と、ハスバ歯車と第1歯車との間に設けられ、ハスバ歯車の軸方向移動を介して、ハスバ歯車と第1歯車との間の動力伝達系を形成するカップリング手段とを含む給紙装置であって、駆動手段は、所定位置にある給紙台を、最上位の用紙が給紙位置に達するまで上昇させるモード時の第1速度と、給紙によって変位する最上位の用紙位置を、給紙位置に維持するように給紙台を上昇させるモード時の第2速度を持ち、第2速度を前記第1速度よりも遅くした、ことを特徴とする給紙装置。
【選択図】図3

Description

本願発明は、用紙等の転写材を積載収納できる給紙装置および当該給紙装置を搭載した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置動作に係わる。
例えば、感光体ドラムからなる像担持体上に帯電・露光処理を施して静電荷潜像を形成し、現像処理して前記潜像をトナー像に変換し、次いで、前記トナー像を直接、または、間接的に用紙上に転写した後に定着処理する構成の画像形成装置はよく知られている。
また、斯様な画像形成装置には多数枚の用紙を積載・収納でき、かつ、上昇下降可能な給紙台を含む構成の給紙装置が画像形成装置本体に対して挿脱(押し込み、引き出しと同義)可能に備えられている。
そして、給紙制御においては、画像形成装置本体側に設けられている上面位置規制用のセンサの出力が制御手段により監視され、その判断に応じて、最上位の用紙が常に給紙可能な位置に保持されるように給紙台の位置移動制御がなされる。
ここで、給紙台の上昇下降のための動力伝達手段の構成については、画像形成装置本体側に設けられた動力伝達系から分岐して動力を得る方法がある。
別の方法として、モータからなる駆動手段と、駆動手段からの動力を給紙台の昇降手段に伝達する動力伝達手段を、給紙台を支持する給紙台枠に一体的に設ける方法がある。
前者は、給紙装置側の構成は簡素で済む。但し、給紙装置を画像形成装置本体の所定位置に押し込むことにより、装置本体側の動力伝達系と給紙装置側の被動力伝達系とのカップリングを行う構成であり、下記のような問題を有する。
即ち、給紙装置を引き出すと給紙台への駆動伝達が解除され給紙台が降下する構成であるため、給紙装置を短時間で脱挿した場合などに、給紙台の下降する力をカップリング部もしくは駆動伝達部で受けてしまうため、破損する危険性がある。
一方、後者は、専用の動力伝達系を給紙台枠に一体的に備え、給紙装置内に駆動伝達のカップリング部を設けてあるので、給紙装置を短時間で挿脱しても、給紙台が降下する間においてカップリング部が強制的に連結されることはなく、カップリング部及び駆動伝達手段を破損することはない。本願発明に係わる給紙装置は、後者に属する。
上述のように、給紙台を支持する給紙台枠に、動力伝達系を一体的に設けた構成の給紙装置は本願出願人により提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−7166号公報(特に、図1,図2)
特許文献1に開示された給紙装置は有用なものではあるが、まだ改良の余地があることが解った。
換言すれば、特許文献1の給紙装置において、給紙台の昇降駆動は、モータ軸上のハスバ歯車に噛み合うハスバ歯車31と当該ハスバ歯車と同軸上に設けた歯車32上のカップリング手段を介して行われる構成を有する。
このような構成において、例えば、給紙台枠を装置内の所定位置にセットした後、最上位の用紙を給紙可能な位置(給紙位置と同義)にもたらすべく給紙台を上昇駆動する場合、その上昇速度は速ければ速いほど処理が短時間で済むので好ましい。一方、画像形成プロセスに従う給紙の制御において、最上位の用紙の位置を常に給紙可能位置に維持すべく給紙台を繰り返し微少上昇させるのに、上述のような上昇速度で行わせようとするとカップリング部の連結状態が解除されてしまう危険性がある。
即ち、セット位置にある給紙台を上昇させるときのモータ速度を用いて、給紙時における給紙台の繰り返し上昇を行うと、ハスバ歯車31に掛かるイナーシャ(慣性)が大きい影響で、駆動停止時に反発力を受けハスバ歯車31とハスバ歯車Ma間のバックラッシ分でハスバ歯車31が駆動回転方向と反対方向に回転しやすくなる為、ハスバ歯車31が歯車32とのカップリングを解除する方向に動き易い。従って、給紙台の繰り返し微少上昇に伴い、少しずつカップリングが解除される方向に動き、最終的にカップリングが解除されて、給紙が出来なくなってしまうというトラブルを起こしかねない。
本願発明は、上述の如き点に鑑みて成されたものである。そして、主目的は、軸方向移動可能なハスバ歯車と軸固定の歯車、両歯車間に設けたカップリング手段とを動力伝達系中に含み、給紙に伴う給紙台の上昇制御が繰り返されたとき、カップリングが不本意に解除されることを抑制できる給紙装置を提供することにある。
なお、本願においては上述の「給紙可能な位置」のことを、以下、給紙位置と呼称する。また、「給紙位置」なる語は直接的には用紙に係わる位置を示すが、同時に、用紙と一体不可分な関係にあり、当該用紙を給紙位置に保持する給紙台の位置を示すものであるとも言える。そのため、用紙が給紙位置にあるときの給紙台の位置を表すのに、例えば、「給紙台の給紙位置」「給紙位置にある給紙台」のように表現する場合がある。
本願発明に係わる目的は、下記の構成要件によって達成することが出来る。
1.用紙が積載される給紙台と、
前記給紙台を支持する給紙台枠と、
前記給紙台枠に設けられた、前記給紙台を昇降させる昇降手段と、
前記給紙台枠に設けられた、前記昇降手段を駆動する駆動手段と、
前記昇降手段と前記駆動手段との間に設けられた動力伝達手段と、を含み、
前記動力伝達手段は、支持軸に対して軸方向移動可能に設けられたハスバ歯車と、当該ハスバ歯車と同軸上に固設して設けられた第1歯車と、前記ハスバ歯車と第1歯車との間に設けられ、前記ハスバ歯車の軸方向移動を介して、当該ハスバ歯車と前記第1歯車との間の動力伝達系を形成するカップリング手段と、を含む給紙装置であって、
前記駆動手段は、所定位置にある前記給紙台を、最上位の用紙が給紙位置に達するまで上昇させるモード時の第1速度と、給紙によって変位する最上位の用紙位置を、前記給紙位置に維持するように前記給紙台を上昇させるモード時の第2速度を持ち、前記第2速度を前記第1速度よりも遅くした、
ことを特徴とする給紙装置。
2.前記カップリング手段は、前記ハスバ歯車と第1歯車のそれぞれに一体的に形成した係止爪からなることを特徴とする前記1に記載の給紙装置。
3.前記駆動手段は、前記第1速度を出力する第1駆動手段と、第2速度を出力する第2駆動手段とを有することを特徴とする前記1または2に記載の給紙装置。
4.転写材上にトナー像を形成する画像形成手段と、前記1〜3の何れか1項に記載の給紙装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
給紙台をセット位置から給紙位置まで上昇させるときの速度よりも、給紙動作に応じて用紙を給紙位置に保持するように給紙台を上昇させるときの速度を小さくした。
このことにより、給紙台をセット位置から用紙の給紙可能位置までに費やす時間は短いままで、動力伝達手段の不本意な解除を抑制できる。
画像形成装置の一例を示す概略図である。 給紙装置の平面図であり、説明用の概略図である。 動力伝達手段の構成を示す平面図である。 カップリングが解除された状態を示す主要部略図である。 給紙台の上昇駆動制御を説明するための模式図で、図5(a)は用紙が給紙位置にある状態を示し、(b)は用紙が給紙位置にないことを示す図である。 給紙装置の引き出し動作に連動してカップリング解除を行わせる構成を示す模式図である。
以下に、本願発明に係わる実施の形態について図面を基に説明する。
図1は、デジタルカラー複写機からなる画像形成装置の構成を示す概略図である。
図に示す画像形成装置は、装置本体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、内部に画像読み取り部2、画像形成部3、ベルトユニット4のためのベルト設置部、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段7を有している。
自動原稿送り装置1は、原稿載置台101、原稿分離手段103、原稿搬送部105、原稿排紙手段107、原稿排紙台109、および、両面コピーモードにおいて、原稿の表裏面を反転させるためのローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
画像読み取り位置は、原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り部2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送される。
そして、進行方向における原稿の後端を咬んでいる状態で駆動停止された後の原稿反転手段111の逆方向回転により、原稿搬送部105を介して、再び画像読み取り位置に導かれた後、原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
画像読み取り部2は、スリット201、原稿照射用のランプ213と原稿の反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化した第1ミラーユニット205、第2ミラー217と第3ミラー219とを一体化した第2ミラーユニット207を有する。
また、第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、後記する制御手段S内のメモリに蓄積されるようになっている。
自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り部2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
画像読み取り部2によって読み取られ、かつ、画像処理された各色毎の画像情報は、メモリより順次取り出され、静電荷潜像形成手段である各色毎の露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の4組の画像形成手段30(30Y、30M、30C、30BK:以下、画像形成ユニットという)を有する。
各々の画像形成ユニット30は、感光体ドラム310、帯電器320、画像書き込み手段である露光光学系330、現像装置340、転写手段350、クリーニング手段360を主要構成要素とする。なお、露光光学系330はレーザ光学系で構成される露光ユニットである。図においては、イエローの画像形成ユニットを構成する部材にのみ参照符号を付すが、他の画像形成ユニットも基本的に同じ構成を有する。
現像装置340内には、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)と非磁性トナー(以下、単にトナーという)とを含む二成分現像剤が収納されており、当該現像剤は現像スリーブにより現像領域に搬送されるようになっている。
各々の画像形成ユニット30は、縦方向に長く配設された、ベルトユニット4を構成するループ状の中間転写ベルト401の一平面(張設面)Aの進行方向に沿って、上から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の順に配列されている。中間転写ベルト401と、中間転写ベルトを回転可能に懸架する支持ローラ405、406、407、および、バックアップローラ410等がベルトユニット4を構成する。
また、バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで対向配置した可回転の転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成とによる画像形成は次のようになされる。
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム310の表面は帯電器320により所定の極性(ここではマイナス極性)に帯電される。次いで、露光光学系330による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該イエロー(Y)の画像に対応する静電荷潜像が感光体ドラム310上に形成される。静電荷潜像は、現像装置340により反転現像されてイエロー(Y)のトナー像に変換された後、転写手段350の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は、上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の各画像形成ユニット30によってなされる。それぞれの画像形成ユニットで形成された感光体ドラム上の各トナー像は、イエロー(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
転写処理終了後の感光体ドラム310の表面はクリーニング手段360で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
なお、参照符号Sはコンピュータを含む制御手段(以下、制御部ともいう)で、機械作動のプログラムを内蔵し、一連の画像形成プロセスに係わる制御、給紙制御、定着装置の温度制御等を含む全ての制御を行う。
換言すれば、制御手段Sは、演算制御処理を行うCPUと、各種動作プログラムを記憶しているROM、演算結果データを記憶するRAM等を有する。そして、インターフェースを介して各種センサの出力を前記CPUに取り込むとともに、その情報を基にモータ或いは表示手段等を駆動制御する構成を有する。
参照符号P1,P2,P3は、転写材(以下、用紙という)Pを収納する用紙収納部であり、用紙を積載するための給紙台81、当該給紙台81を支持する給紙台枠85等からなる給紙装置8が備えられている。給紙台81はワイヤW1を含む昇降手段を介して昇降するように構成されている。
なお、用紙収納部P1〜P3における給紙装置の構成は基本的に全て同じである。本願発明に係わる給紙装置8についての詳細な説明は後記する。
用紙収納部(P1〜P3)の送り出し部には、給紙ローラ503,513,523、分離ローラ506,516,526、および、搬送ローラR1,R2,R3が備えられ、送り出された用紙Pは搬送ローラR4〜R7が配設されている搬送路に沿って搬送される。
参照符号59はレジストローラで、搬送ローラR7よりも下流であって、二次転写部に近接した位置に設けられている。二次転写部(転写ローラ510のある位置)より下流に設置されているのは、加熱源を内蔵した第1定着ローラT1と、当該第1定着ローラと圧接しながら回転する第2定着ローラT2を主要素とする定着装置Tである。
参照符号600は排紙ローラを示し、650は排紙された用紙を積載収納する排紙トレイを示す。反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段7を構成する用紙搬送路形態、或いは、搬送制御については公知であり、また、本願発明に直接関係しないので説明は割愛する。
次に、中間転写ベルト401上に形成されたカラートナー画像が用紙に転写され、装置外に排紙されるまでの工程について簡単に説明する。
中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、例えば、用紙Pが給紙ローラ503によって給紙される。次いで、用紙Pは、分離ローラ506、および搬送経路上に設けた複数の搬送ローラR1〜R7により挟持搬送されて転写部(転写位置)の手前位置に設けられているレジストローラ59に向けて搬送される。給紙される用紙Pは、記録枚数、記録開始釦、または、記録倍率や画像濃度等を設定することができる操作表示板150上で指定・選択されたサイズのシート材である。
用紙Pは、レジストローラ59にその先端が当接された後、当該レジストローラ59の回転再開により、中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するように再給紙される。次いで、用紙Pは二次転写部においてバックアップローラ410と転写ローラ510とにより中間転写ベルトとともに押圧挟持され、この間に、中間転写ベルト401上のカラートナー画像が用紙P上に転写される。
転写の際、転写ローラ510に適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
トナー像が転写された用紙Pは中間転写ベルト401から分離され、搬送ベルト(不図示)により定着装置Tに向けて搬送され、ここで加熱・加圧処理を受けたトナーは溶融されて用紙P上に定着される。
定着処理が施された用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ600により搬送され、排紙トレイ650上に排出される。
一方、二次転写終了後の中間転写ベルト401の表面は、クリーニング手段40によってクリーニングされ、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
次に、図2を用いて本願発明に係わる給紙装置の概略を説明する。
図2は、給紙装置の平面図であり、説明用の概略図である。
図において、81は用紙Pを積載するための給紙台で、給紙台枠85に支持され、かつ、給紙台枠85に対して昇降可能に構成されている。
給紙台81には、用紙Pの側面を規制する規制部材810,813と、用紙Pの後端を規制する規制部材815が位置移動可能に備えられている。
また、給紙台81の両側方に設けた突部816,817,818,819には、給紙台81を昇降させるためのワイヤW1,W2,W3,W4の一端が固定されている。
突部816に一端が固定されたワイヤW1の他端は、給紙台枠85に設けられているリール820および821を介して、給紙台枠85に設けられた軸J上の巻き付けリール825に固定されている。また、突部817に一端が固定されたワイヤW2の他端は、リール821を介して巻き付けリール825に固定されている。
一方、突部818に一端が固定されたワイヤW3の他端は、給紙台枠85上に設けられているリール822および823を介して、軸J上の巻き付けリール826に固定されている。また、突部819に一端が固定されたワイヤW4の他端は、リール823を介して巻き付けリール826に固定されている。上述の構成により、例えば、軸Jがワイヤを巻き付ける方向に回転されると、給紙台81は給紙台枠85に対して上昇することになる。
斯様な機能からみて、本願明細書においては、ワイヤW1〜W4と軸Jとの組み合わせからなる構成を給紙台81の昇降手段ELと呼称する。昇降手段ELに対する駆動手段90からの駆動力は、動力伝達手段95を介して伝達される。本実施の形態における駆動手段90はDCブラシレスモータとしたが、これに拘束されるものではない。
駆動手段90と軸Jとの間に設けられる動力伝達手段95は、駆動手段(便宜上、以下、モータという)90の出力軸上に設けたハスバ歯車G1を含む減速用のギヤ列Gを有する。ギヤ列の詳細は後記する。軸Jには、ギヤ列Gの動力伝達系路上における最後のギヤと噛み合うように、軸J上に設けられた歯車828を介して動力が付与される。なお、給紙装置8は、画像形成装置本体に対して挿脱可能であり、880は、画像形成装置本体側に設けられた一対のレールを示す。
前述の動力伝達手段95の詳細な構成は図3に示される。図3において、モータ90の出力軸上にはハスバ歯車G1が設けられている。ハスバ歯車G1と噛み合うのは第2のハスバ歯車G2で、支持軸J2に対して、その軸方向に移動可能に設けられている。ハスバ歯車G2には、軸中心で180度位相をズラした2箇所にカップリング手段の一方を構成する係止爪900が一体的に設けられている。
支持軸J2上には、係止爪900と係合する係止爪903(カップリング手段の他方を構成する)を一体的に有する平歯車G3が固設されている。歯車と係止爪との一体的な構成は、装置の小型化に寄与できる。
このような構成において、例えば、ハスバ歯車G2が図示のような下方位置にあるとき、係止爪900,903はカップリング状態となる。一方、ハスバ歯車G2が図示位置よりも所定量だけ上方に移動させられると、係止爪900,903のカップリングは解除される(図4の主要部略図参照)。
本実施の形態においては、カップリングが解除された状態において、給紙台81が自重で降下するようになっている。
ハスバ歯車G1は、ハスバ歯車G2が上述のような状態を作り出すだけの位置移動をしても、常にハスバ歯車G2との噛み合いを維持するだけの歯車長を有する。支持軸J2に設けられたハスバ歯車G2から支持軸J3上に設けられた歯車Gn迄の歯車は、いわば、モータの出力を減速させる歯車列であり、その構成は直接に本願発明に係わるものではないので説明は省略する。
歯車828に噛み合っているのはトルクリミッタ910であり、例えば、給紙台81が給紙位置から自重で給紙台枠85上に降下するときにダンパとして機能する。
また、ハスバ歯車G1に関係づけて設けられている920は一方向クラッチであり、給紙台81を所定の上昇位置に保持する機能を有する。
次に、用紙装填を含めた給紙装置の給紙動作につき図1〜3を参照しながら説明する。給紙装置8は画像形成装置本体から引き出され、用紙Pが給紙台81上に積載された後、画像形成装置内の所定位置(セット位置)にセットされる。
次いで、所定時間後にモータ90が駆動され、係止爪900,903で構成されるカップリング手段(便宜上、以下、カップリング手段KPと呼称する)を含む動力伝達系が駆動される。
モータ90の出力は動力伝達手段95で減速され、歯車828を介して軸Jを所定速度で所定方向に回転させる。軸Jの回転によりワイヤW1〜W4が軸J上の巻き付けリール825,826に巻き付けられ、これに従って、給紙台81がセット位置から上昇され、一方向クラッチ920の作用の基に、給紙位置で停止させられる。
やがて、画像形成プロセスに応じて、例えば、給紙ローラ503が回転されると、給紙台81上の最上位の用紙Pが所定方向に給紙される。このような給紙により、用紙の位置が下がって、最上位の用紙位置が給紙可能な状態から外れるようになると、モータ90が付勢され、給紙台81は最上位紙が給紙位置に達するように上昇されて停止される。
斯様な動作の下に、ジョブ命令に応じた枚数分の給紙動作が繰り返される。給紙動作が終了した後、給紙台81は上述の給紙位置に保持され、次の給紙動作に備えられる。
また、新たな用紙の補填等により、給紙装置8を画像形成装置外に引き出す必要が生じた場合、引き出し動作に連動して、カップリング手段KPの接続が解除され、歯車Gnから遡って平歯車G3までの動力伝達系は回転フリーの状態とされる(詳細構成は後記)。
即ち、ワイヤW1〜W4、および、軸Jを介しての給紙台81の自重による降下が開始され、やがて、給紙台は上昇前の所定位置まで降下する。
なお、上述した給紙台の用紙セット状態を検出したり、それに基づく給紙台の上昇駆動制御、あるいは、最上位の用紙の位置制御等については、適宜の検知センサを用いるとともに、制御手段Sで制御する公知技術で賄うことができる。
図1乃至図4の構成を念頭に説明すると、例えば、下記するような構成が考えられる。
図5は給紙台の上昇駆動制御を説明するための模式図で、図5(a)は用紙が給紙位置にある状態を示し、(b)は用紙が給紙位置にないことを示す。図5に示す如く、支点880を中心に回動しうるようにレバー状の被検知部材863を設け、その一端にフラップ865を配するともに他端に用紙Pと接触するコロ860を可回転に設けておく。用紙Pが給紙位置にあることを示す図5(a)において、被検知部材863は略水平方向に位置し、フラップ865はセンサ870により検知されている。例えば、セット位置から給紙位置までの給紙台の上昇制御において、図5(a)の状態になると、センサ870の出力は制御手段Sで監視され、給紙台81に対する上昇制御は停止される。その後、1回あるいは数回の給紙によって最上位紙の位置が下がると、被検知部材は図において徐々に反時計方向に回動し、最上位紙が給紙可能位置から外れるようになると図5(b)に示すようにフラップ865はセンサ870により検知されなくなる。斯様なセンサ870の出力変化は制御手段Sで判断され、結果、給紙台81に対する上昇駆動制御がなされる。給紙台81が上昇移動されると、コロ860が用紙によって押され、被検知部材863は時計方向に回動する。被検知部材863がセンサ870によって再び検知されるようになると、制御手段Sを介しての給紙台81の上昇制御は終了する。
なお、最上位の用紙を給紙位置にもたらすべく、セット位置にある給紙台を給紙位置まで上昇させる第1モードにおける給紙台の駆動速度と、給紙毎に変位する用紙を給紙位置に維持するように給紙台を上昇させる第2モードにおける給紙台の駆動速度について、本願発明においては、第1モードにおける給紙台の駆動速度(第1速度)よりも第2モードにおける給紙台の駆動速度(第2速度)を遅くしたことを特徴とする。
第1モードにおける駆動速度と第2モードにおける駆動速度とは、モータに対する電流値を制御し、モータの回転数を変えることによりなされる。また、モータ出力の選択的な切り換え制御は制御手段Sを介して行われる。
上記の方法に代えて、第1速度を出力できるモータと第2速度を出力できるモータの2つの動力源を備えるとともに、制御手段を介して選択的に切り換える構成としても、同様の結果を得ることができる。
次に、前述した給紙装置を画像形成装置外に引き出す動作に連動して、カップリング手段KPの接続が解除され、動力伝達系が回転フリーの状態とされる構成について説明する。例えば、用紙の補填が必要になったとき、あるいは、給紙された用紙が給紙ローラ近傍で詰まりを起こした場合など、すぐに給紙装置を画像形成装置本体から引き出して処理できる構成としておくことが望ましい。
そのための構成としては、例えば、給紙装置を引き出す動作に連動するようにカップリング解除部材を設けることによって達成できる。
図6は給紙装置の引き出し動作に連動してカップリング解除を行わせる構成を模式的、かつ部分的に示す図であり、既出の部材と同じ部材、あるいは、同様の機能を果たす部材については同一の参照符号を付してある。
図6において、950はカップリング解除部材(以下、単に解除部材という)で、所定の角度をもって形成した第1アーム部955と第2アーム部956とを有し、ピン951を支点として回動可能になっている。
953はコイルスプリングで、一端952が給紙台81上に設けられた溝等の係止部980に挿入されて係止され、また、ピン951の周囲に間隙をもって旋回された部分を介して、他端(自由端)954は解除部材950の第2アーム部956に掛けられている。
上記構成により、解除部材950は、常時、時計方向に付勢される。換言すれば、カップリング手段KPを解除する方向の力が解除部材950に付与されている。
本実施の形態における解除部材950は図において裏面側に空洞部959を有し、コイルスプリング953の大半は当該空洞部959内に配設されている。
990は画像形成装置本体の固定壁を示し、当該固定壁990と解除部材950との相対的移動を介して、カップリング手段KPの連結がなされたり、連結が解除される。図は、給紙装置8が引き出されることに連動して、引き出し動作直後に前記解除部材950と固定壁990との当接が外れ、カップリング手段KPの連結が解除された状態を示している。
斯様な状態においては、前に述べたように動力伝達手段95の動力伝達系が回転フリーとなり、給紙台は自重で下降を開始する。
上記の状態から、給紙装置8が用紙のセット位置に向けて押し込まれると、押し込み動作に連動して第2アーム部956が固定壁990に当接し、コイルスプリング953の付勢力に抗した力が働いて、解除部材は反時計方向に回動される。即ち、カップリング手段KPの連結が可能な状態となる。
以後、先に述べたように、給紙装置のセット後であって所定時間後にモータ90が駆動されると、カップリング手段KPが連結状態となる。
1 自動原稿送り装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
5 給紙部
81 給紙台
85 給紙台枠
90 駆動手段(モータ)
95 動力伝達手段
880 レール
900,903 係止爪(カップリング手段)
950 解除部材
G1,G2 ハスバ歯車

Claims (4)

  1. 用紙が積載される給紙台と、
    前記給紙台を支持する給紙台枠と、
    前記給紙台枠に設けられた、前記給紙台を昇降させる昇降手段と、
    前記給紙台枠に設けられた、前記昇降手段を駆動する駆動手段と、
    前記昇降手段と前記駆動手段との間に設けられた動力伝達手段と、を含み、
    前記動力伝達手段は、支持軸に対して軸方向移動可能に設けられたハスバ歯車と、当該ハスバ歯車と同軸上に固設して設けられた第1歯車と、前記ハスバ歯車と第1歯車との間に設けられ、前記ハスバ歯車の軸方向移動を介して、当該ハスバ歯車と前記第1歯車との間の動力伝達系を形成するカップリング手段と、を含む給紙装置であって、
    前記駆動手段は、所定位置にある前記給紙台を、最上位の用紙が給紙位置に達するまで上昇させるモード時の第1速度と、給紙によって変位する最上位の用紙位置を、前記給紙位置に維持するように前記給紙台を上昇させるモード時の第2速度を持ち、前記第2速度を前記第1速度よりも遅くした、
    ことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記カップリング手段は、前記ハスバ歯車と第1歯車のそれぞれに一体的に形成した係止爪からなることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記駆動手段は、前記第1速度を出力する第1駆動手段と、第2速度を出力する第2駆動手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 転写材上にトナー像を形成する画像形成手段と、請求項1〜3の何れか1項に記載の給紙装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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