JPH07251984A - レベルレール型リールの枠替え方法及び装置 - Google Patents
レベルレール型リールの枠替え方法及び装置Info
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- JPH07251984A JPH07251984A JP4232594A JP4232594A JPH07251984A JP H07251984 A JPH07251984 A JP H07251984A JP 4232594 A JP4232594 A JP 4232594A JP 4232594 A JP4232594 A JP 4232594A JP H07251984 A JPH07251984 A JP H07251984A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のような切断装置及び粘着テープ供給装
置を不要とするレベルレール型リールの枠替え方法及び
装置を提供する。 【構成】 水平レール10に軸支されたリールドラム1
を介し、同リールドラム1に接しながら下降して、前記
水平レール10上に載置された新スプール11に紙2を
巻付け、このスプール11が満巻状態になると、この満
巻ロール11aをリールドラム1から離れるように移動
させるセカンダリアームを設け、更に満巻ロール11a
の回転を減速させるブレーキ装置27を設け、同ブレー
キ装置27により満巻ロール11aの回転を減速させ、
同満巻ロール11aに巻付けられる紙2をたるませてバ
ルーンを形成させ、このたるんだバルーンをリールドラ
ム1と新スプール11との当接点Pに巻き込み、高い張
力を発生させて破断する。
置を不要とするレベルレール型リールの枠替え方法及び
装置を提供する。 【構成】 水平レール10に軸支されたリールドラム1
を介し、同リールドラム1に接しながら下降して、前記
水平レール10上に載置された新スプール11に紙2を
巻付け、このスプール11が満巻状態になると、この満
巻ロール11aをリールドラム1から離れるように移動
させるセカンダリアームを設け、更に満巻ロール11a
の回転を減速させるブレーキ装置27を設け、同ブレー
キ装置27により満巻ロール11aの回転を減速させ、
同満巻ロール11aに巻付けられる紙2をたるませてバ
ルーンを形成させ、このたるんだバルーンをリールドラ
ム1と新スプール11との当接点Pに巻き込み、高い張
力を発生させて破断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抄紙機、プラスチックシ
ート、フィルム等のウエブの連続巻取装置、オフマシン
コータ等のレベルレール型リールの枠替え方法及び装置
に関するものである。
ート、フィルム等のウエブの連続巻取装置、オフマシン
コータ等のレベルレール型リールの枠替え方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に従来の抄紙機用リール枠
替え装置の側面図及び斜視図を示す。さて図4に示すよ
うなリールドラム1に入る直前の紙2の上方に、紙の走
行方向の下流側から上流側に向かって紙を設定された長
さだけ、平行線状に切断した後、移動装置6(図5)に
て紙巾方向に移動してラッパ状(図7)に紙を切断する
ように、紙の中央部に設置された2組の切断装置3、こ
れら平行線間(以下誘導リボン部と云う)がリールドラ
ム1と新スプール11間の当接点Pを通過する時、両面
粘着テープ4を同当接点Pに挿入する両面粘着テープ供
給装置14を備えたリール15における枠替えは(図4
乃至図8)、リールドラム1上の待機位置で保持されて
いるプライマリアーム10に載置された新スプール11
を、プライマリアーム10を回動して、既に開いている
満巻ロール20とリールドラム1との間に降下させて、
水平レール18上でリールドラム1に当接させた後、枠
替えの指令信号で紙の中央部に待機している2組の紙幅
方向に間隔を置いて設置された切断装置3が作動し、図
8のように流れ方向に約10〜50mmの間隔を置き、平
行線状に切断して誘導リボン部12を作成する。この誘
導リボン部12がリールドラム1と新スプール11の当
接点Pを通過する際、両面粘着テープ4を両面粘着テー
プ供給装置14により当接点Pに挿入し、誘導リボン部
12と新スプール11を接合させる。
替え装置の側面図及び斜視図を示す。さて図4に示すよ
うなリールドラム1に入る直前の紙2の上方に、紙の走
行方向の下流側から上流側に向かって紙を設定された長
さだけ、平行線状に切断した後、移動装置6(図5)に
て紙巾方向に移動してラッパ状(図7)に紙を切断する
ように、紙の中央部に設置された2組の切断装置3、こ
れら平行線間(以下誘導リボン部と云う)がリールドラ
ム1と新スプール11間の当接点Pを通過する時、両面
粘着テープ4を同当接点Pに挿入する両面粘着テープ供
給装置14を備えたリール15における枠替えは(図4
乃至図8)、リールドラム1上の待機位置で保持されて
いるプライマリアーム10に載置された新スプール11
を、プライマリアーム10を回動して、既に開いている
満巻ロール20とリールドラム1との間に降下させて、
水平レール18上でリールドラム1に当接させた後、枠
替えの指令信号で紙の中央部に待機している2組の紙幅
方向に間隔を置いて設置された切断装置3が作動し、図
8のように流れ方向に約10〜50mmの間隔を置き、平
行線状に切断して誘導リボン部12を作成する。この誘
導リボン部12がリールドラム1と新スプール11の当
接点Pを通過する際、両面粘着テープ4を両面粘着テー
プ供給装置14により当接点Pに挿入し、誘導リボン部
12と新スプール11を接合させる。
【0003】次いで2組の切断装置3が、紙の中央部よ
り紙幅の両側に向かって高速で移動を始め、2本の切断
線が紙の両側端に向かって形成され、紙をラッパ状に切
断することにより、前記誘導リボン12の先端部が新ス
プール11に巻き込まれた後、前記の切断線が紙の両側
端に到達することによって紙の切断が完了し、枠替え工
程が完了する。なお、厚紙やクラフト紙等紙力の強い紙
の場合には、誘導リボン部12を破断し易くする為に、
誘導リボン部12にはノッチ16が、切断装置3の上流
側に設けられたノッチ付ロール17にて紙の中央部に入
れられる。
り紙幅の両側に向かって高速で移動を始め、2本の切断
線が紙の両側端に向かって形成され、紙をラッパ状に切
断することにより、前記誘導リボン12の先端部が新ス
プール11に巻き込まれた後、前記の切断線が紙の両側
端に到達することによって紙の切断が完了し、枠替え工
程が完了する。なお、厚紙やクラフト紙等紙力の強い紙
の場合には、誘導リボン部12を破断し易くする為に、
誘導リボン部12にはノッチ16が、切断装置3の上流
側に設けられたノッチ付ロール17にて紙の中央部に入
れられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の枠替え方法
により、スプールへの紙の巻き付きが極めてスムーズに
でき、欠陥部分の極めて少ない良好な巻取りが安定して
得られるが、この場合には切断装置及び両面粘着テープ
供給装置を必要として、コスト高となる問題があった。
また前記従来方法では、設定された誘導リボン部分の幅
に合わせて2組の切断装置の間隔を調整したり、両面接
着テープの幅の中心を、誘導リボン部の幅の中心に合わ
せ、またこのリボン部の長さ内に入るように粘着テープ
供給装置の左右及び前後の位置決めを行ったり、切断装
置にて誘導リボン部に繋がるラッパ状の部分の切断線が
適正になるように、紙の走行速度に合わせて切断装置の
紙幅方向の移動速度を設定したりする作業が必要である
が、これらの作業は煩わしく、また手間取ると共に、メ
ンテナンスも割合と面倒であった。また切断装置が高速
で紙幅方向に移動するので、停止間際の衝撃を少なくす
るためのダンパー等の装置が必要であり、更に作業者が
怪我をしないようにカバーを設ける等対物、対人の安全
対策を講ずる必要があった。更に枠替え直前では、満巻
ロールをニップ(押付け力)なしで巻取る為、伴流エア
の巻き込み等により良好な巻取りが得られないので、高
速運転ができない等の欠点があった。本発明は前記従来
の問題を解決しようとするもので、安価でメンテナンス
が容易な、レベルレール型リールの枠替え方法及び装置
を提供しようとするものである。
により、スプールへの紙の巻き付きが極めてスムーズに
でき、欠陥部分の極めて少ない良好な巻取りが安定して
得られるが、この場合には切断装置及び両面粘着テープ
供給装置を必要として、コスト高となる問題があった。
また前記従来方法では、設定された誘導リボン部分の幅
に合わせて2組の切断装置の間隔を調整したり、両面接
着テープの幅の中心を、誘導リボン部の幅の中心に合わ
せ、またこのリボン部の長さ内に入るように粘着テープ
供給装置の左右及び前後の位置決めを行ったり、切断装
置にて誘導リボン部に繋がるラッパ状の部分の切断線が
適正になるように、紙の走行速度に合わせて切断装置の
紙幅方向の移動速度を設定したりする作業が必要である
が、これらの作業は煩わしく、また手間取ると共に、メ
ンテナンスも割合と面倒であった。また切断装置が高速
で紙幅方向に移動するので、停止間際の衝撃を少なくす
るためのダンパー等の装置が必要であり、更に作業者が
怪我をしないようにカバーを設ける等対物、対人の安全
対策を講ずる必要があった。更に枠替え直前では、満巻
ロールをニップ(押付け力)なしで巻取る為、伴流エア
の巻き込み等により良好な巻取りが得られないので、高
速運転ができない等の欠点があった。本発明は前記従来
の問題を解決しようとするもので、安価でメンテナンス
が容易な、レベルレール型リールの枠替え方法及び装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、スプ
ールが紙を巻き取って満巻状態になった時、同スプール
の満巻ロールを水平移動させ、空の新スプールを水平レ
ール上まで降下させて枠替えするレベルレール型リール
の枠替え方法において、前記満巻ロールの回転を減速
し、同満巻ロールに巻取られる紙をたるませ、このたる
んだ紙を前記新スプールが前記水平レール上にてリール
ドラムに当接する点にくい込ませて切断するようにして
なるもので、これを課題解決のための手段とするもので
ある。また本発明は、水平レールに軸支されたリールド
ラムを介し、同リールドラムに接しながら下降して前記
水平レール上に載置された新スプールに紙を巻付け、こ
のスプールが満巻状態になると同満巻ロールをリールド
ラムから離れるように水平移動させるセカンダリアーム
を有するレベルレール型リールの枠替え装置において、
前記満巻ロールの回転を減速させるブレーキ装置を設
け、同ブレーキ装置により満巻ロールの回転を減速さ
せ、同満巻ロールに巻付けられる紙をたるませて前記リ
ールドラムと新スプールとの接点にくい込ませるバルー
ンを形成するようにしてなるものであり、更に前記リー
ルドラムの上流側に走行する紙の全巾に断続的に切目を
入れるノッチ付ロールを設けてなるものであり、また前
記新スプールを水平レール上に載置する空間をあけるた
めに、前記満巻ロールがリールドラムから離れるよう水
平移動する際、同満巻ロールに押付けるライダロールを
備えてなるもので、これを課題解決のための手段とする
ものである。
ールが紙を巻き取って満巻状態になった時、同スプール
の満巻ロールを水平移動させ、空の新スプールを水平レ
ール上まで降下させて枠替えするレベルレール型リール
の枠替え方法において、前記満巻ロールの回転を減速
し、同満巻ロールに巻取られる紙をたるませ、このたる
んだ紙を前記新スプールが前記水平レール上にてリール
ドラムに当接する点にくい込ませて切断するようにして
なるもので、これを課題解決のための手段とするもので
ある。また本発明は、水平レールに軸支されたリールド
ラムを介し、同リールドラムに接しながら下降して前記
水平レール上に載置された新スプールに紙を巻付け、こ
のスプールが満巻状態になると同満巻ロールをリールド
ラムから離れるように水平移動させるセカンダリアーム
を有するレベルレール型リールの枠替え装置において、
前記満巻ロールの回転を減速させるブレーキ装置を設
け、同ブレーキ装置により満巻ロールの回転を減速さ
せ、同満巻ロールに巻付けられる紙をたるませて前記リ
ールドラムと新スプールとの接点にくい込ませるバルー
ンを形成するようにしてなるものであり、更に前記リー
ルドラムの上流側に走行する紙の全巾に断続的に切目を
入れるノッチ付ロールを設けてなるものであり、また前
記新スプールを水平レール上に載置する空間をあけるた
めに、前記満巻ロールがリールドラムから離れるよう水
平移動する際、同満巻ロールに押付けるライダロールを
備えてなるもので、これを課題解決のための手段とする
ものである。
【0006】
【作用】満巻ロールにブレーキをかけると、巻取り速度
が紙の走行速度より低くなるので、紙がたるみ新スプー
ルの周囲の伴流エアにより新スプールの周囲に沿って紙
が袋状(以下バルーンと云う)となり、このバルーンの
先端部が新スプールとリールドラムとの当接点に引込ま
れ、この点における新スプールの巻込み力と満巻ロール
への巻込みが互いに反対方向に作用して紙が切断され
る。この現象をバルーンカットと称することにすると、
バルーンカットされた新スプールの外周に接触している
紙は、新スプールに巻付いて同新スプールへの巻取りを
開始し、同新スプールの外周に接触しているバルーンカ
ットされた上方の紙は、満巻ロールに巻込まれる。薄紙
はバルーンカットのみにて容易に切断されるが、坪量が
約300gr/m2 以上の厚紙では、バルーンカットを確実
にするために断続的紙幅方向にノッチ(切目)を入れ
る。ノッチを入れる位置は、紙がバルーンカットされる
設定位置の前後の複数個所に適宜間隔を置いて設けられ
ていて、バルーンカット位置が設定位置より若干ずれて
も、何れかのノッチにて切断される。またライダロール
にて満巻ロールの外周面を押えつつ紙を巻取るので、満
巻ロールの外層部に従来のように伴流エアが入らず、巻
取り状態が良好となる。
が紙の走行速度より低くなるので、紙がたるみ新スプー
ルの周囲の伴流エアにより新スプールの周囲に沿って紙
が袋状(以下バルーンと云う)となり、このバルーンの
先端部が新スプールとリールドラムとの当接点に引込ま
れ、この点における新スプールの巻込み力と満巻ロール
への巻込みが互いに反対方向に作用して紙が切断され
る。この現象をバルーンカットと称することにすると、
バルーンカットされた新スプールの外周に接触している
紙は、新スプールに巻付いて同新スプールへの巻取りを
開始し、同新スプールの外周に接触しているバルーンカ
ットされた上方の紙は、満巻ロールに巻込まれる。薄紙
はバルーンカットのみにて容易に切断されるが、坪量が
約300gr/m2 以上の厚紙では、バルーンカットを確実
にするために断続的紙幅方向にノッチ(切目)を入れ
る。ノッチを入れる位置は、紙がバルーンカットされる
設定位置の前後の複数個所に適宜間隔を置いて設けられ
ていて、バルーンカット位置が設定位置より若干ずれて
も、何れかのノッチにて切断される。またライダロール
にて満巻ロールの外周面を押えつつ紙を巻取るので、満
巻ロールの外層部に従来のように伴流エアが入らず、巻
取り状態が良好となる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例に係るレベルレール型リール
の枠替え装置を具えたリールの側面図を示す。なお、図
1において図3と同一部分には同一の符号を用いて説明
することにする。さて図1に示すリール21には、リー
ルドラム1の上流側に紙の全幅にわたって断続的にノッ
チ(切目)を入れるノッチ付ロール22、このロール2
2の受台となるブラシロール23、リールドラム1の両
側に、同リールドラム1を回転し得るように支持するプ
ライマリアーム10、このアーム10に軸支された新ス
プール11、満巻ロール20の満巻スプール11aが転
動する水平レール18及び満巻スプール11aの軸を回
転し得るように支承し、水平レール18に平行に近接し
て、図示しない油圧シリンダにて移動するセカンダリア
ーム19が設けられている。
と、図1は本発明の実施例に係るレベルレール型リール
の枠替え装置を具えたリールの側面図を示す。なお、図
1において図3と同一部分には同一の符号を用いて説明
することにする。さて図1に示すリール21には、リー
ルドラム1の上流側に紙の全幅にわたって断続的にノッ
チ(切目)を入れるノッチ付ロール22、このロール2
2の受台となるブラシロール23、リールドラム1の両
側に、同リールドラム1を回転し得るように支持するプ
ライマリアーム10、このアーム10に軸支された新ス
プール11、満巻ロール20の満巻スプール11aが転
動する水平レール18及び満巻スプール11aの軸を回
転し得るように支承し、水平レール18に平行に近接し
て、図示しない油圧シリンダにて移動するセカンダリア
ーム19が設けられている。
【0008】プライマリアーム10は、同アーム10の
扇形歯車をピニオン減速機を介して回動され、リールド
ラム1は駆動装置Aにて、新スプールは駆動装置Bに
て、また満巻ロール20は、ブレーキ装置27を併設し
た駆動装置Cにて駆動される。なお、ブレーキ装置27
の代わりに駆動装置Cの回生制御でも良いし、速度制御
による減速でもよいが、駆動装置A,B,C及びピニオ
ン等の駆動系に介在する部材は図示していない。このリ
ール21における枠替えは、満巻ロール20が設定され
た満巻状態に近くなると、枠替え準備指令が出てリール
ドラム1に当接し、ニップ圧(押付け圧)が作用しなが
ら駆動装置Cにてセンタ駆動されつつ紙を巻取っている
満巻ロール20が、水平レール18上をセカンダリアー
ム19により移動し始め、リールドラム1より離れる
(図3(b))。
扇形歯車をピニオン減速機を介して回動され、リールド
ラム1は駆動装置Aにて、新スプールは駆動装置Bに
て、また満巻ロール20は、ブレーキ装置27を併設し
た駆動装置Cにて駆動される。なお、ブレーキ装置27
の代わりに駆動装置Cの回生制御でも良いし、速度制御
による減速でもよいが、駆動装置A,B,C及びピニオ
ン等の駆動系に介在する部材は図示していない。このリ
ール21における枠替えは、満巻ロール20が設定され
た満巻状態に近くなると、枠替え準備指令が出てリール
ドラム1に当接し、ニップ圧(押付け圧)が作用しなが
ら駆動装置Cにてセンタ駆動されつつ紙を巻取っている
満巻ロール20が、水平レール18上をセカンダリアー
ム19により移動し始め、リールドラム1より離れる
(図3(b))。
【0009】次いで満巻ロール20とリールドラム1が
規定の間隔に開くと、リールドラム1の上方にある待機
位置に保持されているプライマリアーム10に載置され
た新スプール11が、プライマリアーム10をリールド
ラム1の外周に沿って回動させ、水平レール18上にリ
ールドラム1と当接するように載置される(図3
(c))。次に枠替えの指令信号でノッチ付ロール22
がエアシリンダ(図示しない)にて、ノッチを入れる位
置に移動してブラシロール23と共に紙2を挟み、設定
された切断位置の前後に適宜間隔を置いて複数条のノッ
チを紙全幅にわたって断続的に入れ、切断位置が設定切
断位置より若干ずれても何れかの条にて破れるようにす
る。
規定の間隔に開くと、リールドラム1の上方にある待機
位置に保持されているプライマリアーム10に載置され
た新スプール11が、プライマリアーム10をリールド
ラム1の外周に沿って回動させ、水平レール18上にリ
ールドラム1と当接するように載置される(図3
(c))。次に枠替えの指令信号でノッチ付ロール22
がエアシリンダ(図示しない)にて、ノッチを入れる位
置に移動してブラシロール23と共に紙2を挟み、設定
された切断位置の前後に適宜間隔を置いて複数条のノッ
チを紙全幅にわたって断続的に入れ、切断位置が設定切
断位置より若干ずれても何れかの条にて破れるようにす
る。
【0010】一方枠替えの指令信号でブレーキ装置27
が作動し、満巻ロール20の巻取り速度が紙2の走行速
度より遅くなる。よって紙2が満巻ロール20と新スプ
ール11との間でたるむ(図3(d))。新スプール1
1の外周面の伴流エアが、このたるんだ紙を新スプール
11の円周面に沿って上側に凸になる様にふくらませ
(図(e))、紙2はバルーン2′又は袋状を呈した状
態になり、その先端部が新スプール11とリールドラム
1との当接点Pに巻き込まれる(図3(f))。当接点
Pでバルーン2′状の紙は新スプール11の外周面に接
触して巻かれながら、他方では満巻ロール20により巻
込まれる為、紙に高い張力が発生して破断する(図3
(g))。
が作動し、満巻ロール20の巻取り速度が紙2の走行速
度より遅くなる。よって紙2が満巻ロール20と新スプ
ール11との間でたるむ(図3(d))。新スプール1
1の外周面の伴流エアが、このたるんだ紙を新スプール
11の円周面に沿って上側に凸になる様にふくらませ
(図(e))、紙2はバルーン2′又は袋状を呈した状
態になり、その先端部が新スプール11とリールドラム
1との当接点Pに巻き込まれる(図3(f))。当接点
Pでバルーン2′状の紙は新スプール11の外周面に接
触して巻かれながら、他方では満巻ロール20により巻
込まれる為、紙に高い張力が発生して破断する(図3
(g))。
【0011】厚紙の場合は、前記張力のみでは切断しな
い場合が多いので、ノッチ付ロール22にて紙幅方向全
幅にわたって断続的に切目を入れ、剪断面積を少なくし
た状態で引きちぎる。これで枠替えが完了する(図3
(h))。図3は枠替えの順序を示すものである。な
お、枠替え準備指令にて、満巻ロール20がリールドラ
ム1より離れると同時に、ライダロール24が満巻ロー
ル20の外周面に当接する。よって満巻ロール20はラ
イダロール24にて押えられつつ紙2を巻取るので、こ
のロール20の外層部の紙間に伴流エアが進入せず、外
層部も良好な巻取り状態となる。
い場合が多いので、ノッチ付ロール22にて紙幅方向全
幅にわたって断続的に切目を入れ、剪断面積を少なくし
た状態で引きちぎる。これで枠替えが完了する(図3
(h))。図3は枠替えの順序を示すものである。な
お、枠替え準備指令にて、満巻ロール20がリールドラ
ム1より離れると同時に、ライダロール24が満巻ロー
ル20の外周面に当接する。よって満巻ロール20はラ
イダロール24にて押えられつつ紙2を巻取るので、こ
のロール20の外層部の紙間に伴流エアが進入せず、外
層部も良好な巻取り状態となる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、バル
ーンカットを用いたので、空の新スプールへの紙の巻付
きを紙の全幅にわたって極めてスムーズに行うことがで
き、欠陥部分の極めて少ない良好な巻取りを安定して得
ることができる。また従来設置された切断装置及び粘着
テープ供給装置が不要になるので、これら装置のセッテ
ィング作業が省け、かつ機械的構造が簡単になるため、
コストが低減され、メンテナンスも容易になる。更に熟
練者がいなくても確実に枠替え作業ができ、また切断装
置がないので安全である等の多くの優れた効果を奏する
ものである。
ーンカットを用いたので、空の新スプールへの紙の巻付
きを紙の全幅にわたって極めてスムーズに行うことがで
き、欠陥部分の極めて少ない良好な巻取りを安定して得
ることができる。また従来設置された切断装置及び粘着
テープ供給装置が不要になるので、これら装置のセッテ
ィング作業が省け、かつ機械的構造が簡単になるため、
コストが低減され、メンテナンスも容易になる。更に熟
練者がいなくても確実に枠替え作業ができ、また切断装
置がないので安全である等の多くの優れた効果を奏する
ものである。
【図1】本発明の実施例に係るレベルレール型リールの
枠替え方法を実施する抄紙機リールの側面図である。
枠替え方法を実施する抄紙機リールの側面図である。
【図2】図1のノッチ付ロール部における紙の平面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例における枠替えの順序を示す説
明図である。
明図である。
【図4】従来の抄紙機用リールの枠替え装置の側面図で
ある。
ある。
【図5】図4における枠替え装置の斜視図である。
【図6】図4と同じノッチ付ロールによりノッチが付け
られた誘導リボンの切断状態を示す側面図である。
られた誘導リボンの切断状態を示す側面図である。
【図7】図6のX部における詳細平面図である。
【図8】図7におけるY部の詳細図である。
1 リールドラム 2 紙 2a ノッチ 2′ バルーン 10 プライマリアーム 11 新スプール(空) 11a 満巻ロールのスプール 18 水平レール 19 セカンダリアーム 20 満巻ロール 21 リール 22 ノッチ付ロール(紙幅全面用) 23 ブラシロール 24 ライダロール 25 エアシリンダ 26 リンク 27 ブレーキ装置
Claims (4)
- 【請求項1】 スプールが紙を巻き取って満巻状態にな
った時、同スプールの満巻ロールを水平移動させ、空の
新スプールを水平レール上まで降下させて枠替えするレ
ベルレール型リールの枠替え方法において、前記満巻ロ
ールの回転を減速し、同満巻ロールに巻取られる紙をた
るませ、このたるんだ紙を前記新スプールが前記水平レ
ール上にてリールドラムに当接する点にくい込ませて切
断すること特徴とするレベルレール型リールの枠替え方
法。 - 【請求項2】 水平レールに軸支されたリールドラムを
介し、同リールドラムに接しながら下降して前記水平レ
ール上に載置された新スプールに紙を巻付け、このスプ
ールが満巻状態になると同満巻ロールをリールドラムか
ら離れるように水平移動させるセカンダリアームを有す
るレベルレール型リールの枠替え装置において、前記満
巻ロールの回転を減速させるブレーキ装置を設け、同ブ
レーキ装置により満巻ロールの回転を減速させ、同満巻
ロールに巻付けられる紙をたるませて前記リールドラム
と新スプールとの接点にくい込ませるバルーンを形成す
ることを特徴とするレベルレール型リールの枠替え装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載のレベルレール型リールの
枠替え装置において、前記リールドラムの上流側に走行
する紙の全巾に断続的に切目を入れるノッチ付ロールを
設けたことを特徴とするレベルレール型リールの枠替え
装置。 - 【請求項4】 請求項2記載のレベルレール型リールの
枠替え装置において、前記新スプールを水平レール上に
載置する空間をあけるために、前記満巻ロールがリール
ドラムから離れるよう水平移動する際、同満巻ロールに
押付けるライダロールを備えてなることを特徴とするレ
ベルレール型リールの枠替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232594A JPH07251984A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | レベルレール型リールの枠替え方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232594A JPH07251984A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | レベルレール型リールの枠替え方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251984A true JPH07251984A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12632864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4232594A Withdrawn JPH07251984A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | レベルレール型リールの枠替え方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07251984A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110015582A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-07-16 | 湖北金天门包装材料有限公司 | 一种卷烟纸生产用的卷绕机构及其使用方法 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP4232594A patent/JPH07251984A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110015582A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-07-16 | 湖北金天门包装材料有限公司 | 一种卷烟纸生产用的卷绕机构及其使用方法 |
CN110015582B (zh) * | 2019-04-09 | 2024-06-07 | 湖北金天门包装材料有限公司 | 一种卷烟纸生产用的卷绕机构及其使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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