JPH0725178A - 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 - Google Patents
感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置Info
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- JPH0725178A JPH0725178A JP16931193A JP16931193A JPH0725178A JP H0725178 A JPH0725178 A JP H0725178A JP 16931193 A JP16931193 A JP 16931193A JP 16931193 A JP16931193 A JP 16931193A JP H0725178 A JPH0725178 A JP H0725178A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- lithographic printing
- printing plate
- gum
- photosensitive lithographic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不感脂化剤及びリンス剤中の微生物によるこ
れら処理剤の劣化及び印刷物の汚れの発生を防止する改
善された技術を提供する。 【構成】 感光性平版印刷版を自動現像機で現像した
後、不感脂化剤又はリンス剤で処理する感光性平版印刷
版の処理方法において、該不感脂化剤又はリンス剤に殺
菌操作(塩素系殺菌剤又は酸素系殺菌剤の添加、紫外線
の照射及び/又はオゾンの吹き込み等)を施す処理方
法。 感光性平版印刷版を現像後、不感脂化剤又はリンス剤
で処理する手段を有する感光性平版印刷版の処理装置に
おいて、該処理装置に該不感脂化剤又は該リンス剤に対
して殺菌操作を施す手段(例えば、紫外線照射とオゾン
吹き込み若しくはこれらに殺菌剤の添加の併用)を有す
る処理装置。
れら処理剤の劣化及び印刷物の汚れの発生を防止する改
善された技術を提供する。 【構成】 感光性平版印刷版を自動現像機で現像した
後、不感脂化剤又はリンス剤で処理する感光性平版印刷
版の処理方法において、該不感脂化剤又はリンス剤に殺
菌操作(塩素系殺菌剤又は酸素系殺菌剤の添加、紫外線
の照射及び/又はオゾンの吹き込み等)を施す処理方
法。 感光性平版印刷版を現像後、不感脂化剤又はリンス剤
で処理する手段を有する感光性平版印刷版の処理装置に
おいて、該処理装置に該不感脂化剤又は該リンス剤に対
して殺菌操作を施す手段(例えば、紫外線照射とオゾン
吹き込み若しくはこれらに殺菌剤の添加の併用)を有す
る処理装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性平版印刷版の処
理方法及びそれに用いる処理装置に関し、さらに詳しく
は、感光性平版印刷版を現像の後に施すリンス処理及び
不感脂化処理に用いる処理剤(リンス液及び不感脂化剤
(ガム液))中に発生する微生物による故障を防止する
技術に関する。
理方法及びそれに用いる処理装置に関し、さらに詳しく
は、感光性平版印刷版を現像の後に施すリンス処理及び
不感脂化処理に用いる処理剤(リンス液及び不感脂化剤
(ガム液))中に発生する微生物による故障を防止する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版の不感脂化剤(ガム
液)には、親水性版面保護剤として、アラビアガム、デ
キストリン等の天然物や、セルロース等の半分天然物が
含有されたものが使用されている。また、リンス液とし
てはリン酸等を含有する水溶液が使用されている。しか
し、不感脂化剤は天然物を用いているため、長時間の稼
働や放置、水洗水の持ち込み等により微生物が発生し、
特にかび等は、不感脂化剤の品質を劣化させるだけでな
く、処理後も版面上に残存し乾燥してしまう。このた
め、このような処理剤で処理された平版印刷版で印刷を
行うと、印刷物に汚れが発生する。天然物を含有しない
リンス液にも水洗水からの持ち込みによる微生物の発生
及び長時間の放置による変質が問題となる。このような
微生物による問題に対する対策として、不感脂化剤及び
リンス剤にソルビン酸、p-オキシ安息香酸エチル等の防
腐剤や防かび剤を添加することが知られている(特開昭
62-58252号、特開昭63-179358号、特開平3-71135号各公
報)。
液)には、親水性版面保護剤として、アラビアガム、デ
キストリン等の天然物や、セルロース等の半分天然物が
含有されたものが使用されている。また、リンス液とし
てはリン酸等を含有する水溶液が使用されている。しか
し、不感脂化剤は天然物を用いているため、長時間の稼
働や放置、水洗水の持ち込み等により微生物が発生し、
特にかび等は、不感脂化剤の品質を劣化させるだけでな
く、処理後も版面上に残存し乾燥してしまう。このた
め、このような処理剤で処理された平版印刷版で印刷を
行うと、印刷物に汚れが発生する。天然物を含有しない
リンス液にも水洗水からの持ち込みによる微生物の発生
及び長時間の放置による変質が問題となる。このような
微生物による問題に対する対策として、不感脂化剤及び
リンス剤にソルビン酸、p-オキシ安息香酸エチル等の防
腐剤や防かび剤を添加することが知られている(特開昭
62-58252号、特開昭63-179358号、特開平3-71135号各公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の防腐剤
や防かび剤は持続性はあるが防菌や防かび効果が小さい
欠点があり、微生物による前記処理剤の劣化及び印刷物
の汚れを防止する効果が十分でない問題がある。
や防かび剤は持続性はあるが防菌や防かび効果が小さい
欠点があり、微生物による前記処理剤の劣化及び印刷物
の汚れを防止する効果が十分でない問題がある。
【0004】本発明の目的は、不感脂化剤及びリンス剤
中の微生物によるこれら処理剤の劣化及び印刷物の汚れ
の発生を防止する改善された技術を提供することであ
る。
中の微生物によるこれら処理剤の劣化及び印刷物の汚れ
の発生を防止する改善された技術を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明の構成は下記及びである。
する本発明の構成は下記及びである。
【0006】感光性平版印刷版を自動現像機で現像し
た後、不感脂化剤又はリンス剤で処理する感光性平版印
刷版の処理方法において、該不感脂化剤又はリンス剤に
殺菌操作を施すことを特徴とする感光性平版印刷版の処
理方法。
た後、不感脂化剤又はリンス剤で処理する感光性平版印
刷版の処理方法において、該不感脂化剤又はリンス剤に
殺菌操作を施すことを特徴とする感光性平版印刷版の処
理方法。
【0007】感光性平版印刷版を現像後、不感脂化剤
又はリンス剤で処理する手段を有する感光性平版印刷版
の処理装置において、該処理装置に該不感脂化剤又は該
リンス剤に対して殺菌操作を施す手段を有することを特
徴とする感光性平版印刷版の処理装置。
又はリンス剤で処理する手段を有する感光性平版印刷版
の処理装置において、該処理装置に該不感脂化剤又は該
リンス剤に対して殺菌操作を施す手段を有することを特
徴とする感光性平版印刷版の処理装置。
【0008】以下、本発明について詳述する。
【0009】本発明の殺菌操作は殺かび、防かびの操作
を包含し、不感脂化剤若しくはリンス剤に塩素系殺菌剤
又は酸素系殺菌剤を添加する操作、紫外線を照射する操
作、及びオゾンを接触させる操作から選ばれる少なくと
も1つをいう。
を包含し、不感脂化剤若しくはリンス剤に塩素系殺菌剤
又は酸素系殺菌剤を添加する操作、紫外線を照射する操
作、及びオゾンを接触させる操作から選ばれる少なくと
も1つをいう。
【0010】塩素系殺菌剤としては、次亜塩素酸、二酸
化塩素、アルカリ金属もしくはアルカリ土金属の次亜塩
素酸塩又はアルカリ金属もしくはアルカリ土金属の亜塩
素酸塩が好ましく、アルカリ金属もしくはアルカリ土金
属の次亜塩素酸塩が最も好ましい。塩素系殺菌剤の添加
量は、処理剤の使用液に対して0.001〜0.1%の範囲が好
ましく、その際のpHが2〜5の範囲であることが好ま
しい。
化塩素、アルカリ金属もしくはアルカリ土金属の次亜塩
素酸塩又はアルカリ金属もしくはアルカリ土金属の亜塩
素酸塩が好ましく、アルカリ金属もしくはアルカリ土金
属の次亜塩素酸塩が最も好ましい。塩素系殺菌剤の添加
量は、処理剤の使用液に対して0.001〜0.1%の範囲が好
ましく、その際のpHが2〜5の範囲であることが好ま
しい。
【0011】酸素系殺菌剤としてはリン酸、酢酸等の一
般的な酸でよいが、好ましくはオゾン、過酸化水素水、
または過酸化リチウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリ
ウム、過酸化ルビジウム、過酸化セシウム等の過酸化
物、ペルオキソ硝酸、ペルオキソ-1リン酸、ペルオキ
ソ-2リン酸、ペルオキソ-1硫酸、ペルオキソ-2硫酸、
過酢酸等のペルオキソ酸であり、その中でも最も好まし
いものはオゾン及び過酸化水素水である。酸素系殺菌剤
の添加量は使用液に対して0.00003〜4%が好ましい。
般的な酸でよいが、好ましくはオゾン、過酸化水素水、
または過酸化リチウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリ
ウム、過酸化ルビジウム、過酸化セシウム等の過酸化
物、ペルオキソ硝酸、ペルオキソ-1リン酸、ペルオキ
ソ-2リン酸、ペルオキソ-1硫酸、ペルオキソ-2硫酸、
過酢酸等のペルオキソ酸であり、その中でも最も好まし
いものはオゾン及び過酸化水素水である。酸素系殺菌剤
の添加量は使用液に対して0.00003〜4%が好ましい。
【0012】これらの殺菌剤は単独で使用しても、また
併用してもよく、これらの殺菌剤と共に紫外線照射を併
用するとより好ましい。殺菌剤の添加は、製品包装され
ている不感脂化剤及びリンス剤の開封時ないし使用時に
添加することが好ましい。
併用してもよく、これらの殺菌剤と共に紫外線照射を併
用するとより好ましい。殺菌剤の添加は、製品包装され
ている不感脂化剤及びリンス剤の開封時ないし使用時に
添加することが好ましい。
【0013】不感脂化剤又はリンス剤に殺菌操作を施し
た後、感光性平版印刷版に付与する前にこれらの処理液
を濾過することが好ましく、これにより除菌効果が促進
される。濾過材としてはテフロン、アクリル、モダアク
リル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、PTFE(ポリ4弗化エチレン)、PPS(ポ
リフェニレンサルフェイド)、ポリエステル、セラミッ
ク、珪藻土、アスベスト、溶融ガラス、ガラスファイバ
ー、酢酸繊維素又はポリカーボネートが好ましい。
た後、感光性平版印刷版に付与する前にこれらの処理液
を濾過することが好ましく、これにより除菌効果が促進
される。濾過材としてはテフロン、アクリル、モダアク
リル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、PTFE(ポリ4弗化エチレン)、PPS(ポ
リフェニレンサルフェイド)、ポリエステル、セラミッ
ク、珪藻土、アスベスト、溶融ガラス、ガラスファイバ
ー、酢酸繊維素又はポリカーボネートが好ましい。
【0014】本発明が適用される不感脂化剤は、水溶性
高分子化合物および水を必須成分とし必要に応じて界面
活性剤、酸、水溶性塩類、親油性物質、湿潤剤、有機溶
剤等を含有する液である。
高分子化合物および水を必須成分とし必要に応じて界面
活性剤、酸、水溶性塩類、親油性物質、湿潤剤、有機溶
剤等を含有する液である。
【0015】上記水溶性高分子化合物には天然高分子と
半天然物と合成品が含まれる。天然高分子には、かんし
ょデンプン、ばれいしょデンプン、タピオカデンプン、
小麦デンプン及びコーンスターチ等のデンプン類、カラ
ジーナン、ラミナラン、海ソウマンナン、ふのり、アイ
リッシュモス、寒天及びアルギン酸ナトリウム等の藻類
から得られるもの、トロロアオイ、マンナン、クインス
シード、ペクチル、トラガカントガム、カラヤガム、キ
サンチンガム、グアービンガム、ローカストビンガム、
アラビアガム、キヤロプガム及びベンゾインガム等の植
物性粘質物、デキストラン、グルカン及びレバンなどの
ホモ多糖並びにサクシノグルカン及びザンタンガムなど
のヘテロ多糖等の微生物粘質物、にかわ、ゼラチン、カ
ゼイン及びコラーゲン糖のタンパク質などが挙げられ
る。半天然物(半合成品)にはアルギン酸プロピレング
リコールエステルの他に、ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース及び
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等の繊
維素誘導体並び加工でんぷん等があげられる。加工でん
ぷんには白色デキストリン、黄色デキストリン及びブリ
ティッシュガムなどの焙焼でんぷん、酵素デキストリン
及びシャーディンガーデキストリンなどの酵素変性デキ
ストリン、可溶化でんぷんに示される酵分解でんぷん、
ジアルデヒドスターチに示される酵化でんぷん、変性ア
ルファー化でんぷん及び無変性アルファー化でんぷん、
りん酸でんぷん、脂肪でんぷん、硫酸でんぷん、硝酸で
んぷん、キサントゲン酸でんぷん及びカルバミン酸でん
ぷんなどのエステル化でんぷん、カルボキシアルキルで
んぷん、ヒドロキシアルキルでんぷん、スルホアルキル
でんぷん、シアノエチルでんぷん、アリルでんぷん、ベ
ンジルでんぷん、カルバミルエチルでんぷん及びジアル
キルアミアルキルでんぶんなどのエーテル化でんぷん、
メチロール架橋でんぷん、ヒドロキシアルキル架橋でん
ぷん、りん酸架橋でんぷん及びジカルボン酸架橋でんぷ
んなどの架橋でんぷん、でんぷんポリアクリルアミド共
重合体、でんぷんポリアクリル酸共重合体、でんぷんポ
リ酢酸ビニル共重合体、でんぷんポリアクリロニトリル
共重合体、カチオン性でんぷんポリアクリル酸エステル
共重合体、カチオン酸でんぷんビニルポリマー共重合
体、でんぷんポリスチレンマレイン酸共重合体及びでん
ぷんポリエチレンオキサイド共重合体などのでんぷんグ
ラフト共重合体などがあげられる。合成品にはポリビニ
ルアルコールの他部分アセタール化ポリビニルアルコー
ル、アリル変性ポリビニルアルコール、ポリビニルメチ
ルエーテル、ポリビニルエチルエーテル及びポリビニル
イソブチルエーテルなどの変性ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸エステル部
分けん化物、ポリアクリル酸エステル共重合体部分けん
化物、ポリメタアクリル酸塩及びポリアクリルアマイド
などのポリアクリル酸誘導体及びポリメタクリル酸誘導
体、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンとビニル
アセテートの共重合体、カルボキシビニルポリマー、ス
チロールマレイン酸共重合体物、スチロールクロトン酸
共重合物などが挙げられる。
半天然物と合成品が含まれる。天然高分子には、かんし
ょデンプン、ばれいしょデンプン、タピオカデンプン、
小麦デンプン及びコーンスターチ等のデンプン類、カラ
ジーナン、ラミナラン、海ソウマンナン、ふのり、アイ
リッシュモス、寒天及びアルギン酸ナトリウム等の藻類
から得られるもの、トロロアオイ、マンナン、クインス
シード、ペクチル、トラガカントガム、カラヤガム、キ
サンチンガム、グアービンガム、ローカストビンガム、
アラビアガム、キヤロプガム及びベンゾインガム等の植
物性粘質物、デキストラン、グルカン及びレバンなどの
ホモ多糖並びにサクシノグルカン及びザンタンガムなど
のヘテロ多糖等の微生物粘質物、にかわ、ゼラチン、カ
ゼイン及びコラーゲン糖のタンパク質などが挙げられ
る。半天然物(半合成品)にはアルギン酸プロピレング
リコールエステルの他に、ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース及び
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等の繊
維素誘導体並び加工でんぷん等があげられる。加工でん
ぷんには白色デキストリン、黄色デキストリン及びブリ
ティッシュガムなどの焙焼でんぷん、酵素デキストリン
及びシャーディンガーデキストリンなどの酵素変性デキ
ストリン、可溶化でんぷんに示される酵分解でんぷん、
ジアルデヒドスターチに示される酵化でんぷん、変性ア
ルファー化でんぷん及び無変性アルファー化でんぷん、
りん酸でんぷん、脂肪でんぷん、硫酸でんぷん、硝酸で
んぷん、キサントゲン酸でんぷん及びカルバミン酸でん
ぷんなどのエステル化でんぷん、カルボキシアルキルで
んぷん、ヒドロキシアルキルでんぷん、スルホアルキル
でんぷん、シアノエチルでんぷん、アリルでんぷん、ベ
ンジルでんぷん、カルバミルエチルでんぷん及びジアル
キルアミアルキルでんぶんなどのエーテル化でんぷん、
メチロール架橋でんぷん、ヒドロキシアルキル架橋でん
ぷん、りん酸架橋でんぷん及びジカルボン酸架橋でんぷ
んなどの架橋でんぷん、でんぷんポリアクリルアミド共
重合体、でんぷんポリアクリル酸共重合体、でんぷんポ
リ酢酸ビニル共重合体、でんぷんポリアクリロニトリル
共重合体、カチオン性でんぷんポリアクリル酸エステル
共重合体、カチオン酸でんぷんビニルポリマー共重合
体、でんぷんポリスチレンマレイン酸共重合体及びでん
ぷんポリエチレンオキサイド共重合体などのでんぷんグ
ラフト共重合体などがあげられる。合成品にはポリビニ
ルアルコールの他部分アセタール化ポリビニルアルコー
ル、アリル変性ポリビニルアルコール、ポリビニルメチ
ルエーテル、ポリビニルエチルエーテル及びポリビニル
イソブチルエーテルなどの変性ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸エステル部
分けん化物、ポリアクリル酸エステル共重合体部分けん
化物、ポリメタアクリル酸塩及びポリアクリルアマイド
などのポリアクリル酸誘導体及びポリメタクリル酸誘導
体、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンとビニル
アセテートの共重合体、カルボキシビニルポリマー、ス
チロールマレイン酸共重合体物、スチロールクロトン酸
共重合物などが挙げられる。
【0016】前記界面活性剤としては、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリスチレン
フェニルエーテル、ポリオキシエチリルポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エステ
ル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエリス
リトール脂肪酸部分エステル類、プロピレングリコール
モノ脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸部分エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エステル類、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリグリセリ
ン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレン化ひまし
油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸部分エステ
ル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、N,N-ビス-2-ヒド
ロキシアルキルアミン類、ポリオキシエチレンアルキル
アミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステル、トリア
ルキルアミンオキシドなどの非イオン性界面活性剤、脂
肪酸塩類、アビチエン酸塩類、ヒドロキシアルカンスル
ホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスル
ホこはく酸塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩類、アルキルフェニルキシポリ
オキシエチレンプロピルスルホン酸塩類、ポリオキシエ
チレンアルキルスルホフェニルエーテル塩類、N-メチル
-N-オレイルタウリンナトリウム類、N-アルキルスルホ
こはく酸モノアミド二ナトリウム塩類、石油スルホン酸
塩類、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚油、脂肪酸アルキル
エステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸
エステル塩類、アルキルりん酸エステル塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルりん酸エステル塩類、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテルりん酸エステ
ル塩類、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分けん
化物類、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分け
ん化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類
などのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩類、第
四級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン塩類、ポリエチレンポリアミン誘導体などのカチオ
ン性界面活性剤、カルボキシベタイン類、アミノカルボ
ン酸類、スルホベタイン類、アミノ硫酸エステル類、イ
ミダゾリン類などの両性界面活性剤が挙げられる。
レンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリスチレン
フェニルエーテル、ポリオキシエチリルポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エステ
ル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペンタエリス
リトール脂肪酸部分エステル類、プロピレングリコール
モノ脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸部分エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステル類、ポリ
オキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エステル類、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリグリセリ
ン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレン化ひまし
油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸部分エステ
ル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、N,N-ビス-2-ヒド
ロキシアルキルアミン類、ポリオキシエチレンアルキル
アミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステル、トリア
ルキルアミンオキシドなどの非イオン性界面活性剤、脂
肪酸塩類、アビチエン酸塩類、ヒドロキシアルカンスル
ホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジアルキルスル
ホこはく酸塩類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩類、アルキルフェニルキシポリ
オキシエチレンプロピルスルホン酸塩類、ポリオキシエ
チレンアルキルスルホフェニルエーテル塩類、N-メチル
-N-オレイルタウリンナトリウム類、N-アルキルスルホ
こはく酸モノアミド二ナトリウム塩類、石油スルホン酸
塩類、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚油、脂肪酸アルキル
エステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル
塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸
エステル塩類、アルキルりん酸エステル塩類、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルりん酸エステル塩類、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテルりん酸エステ
ル塩類、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分けん
化物類、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分け
ん化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物類
などのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩類、第
四級アンモニウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン塩類、ポリエチレンポリアミン誘導体などのカチオ
ン性界面活性剤、カルボキシベタイン類、アミノカルボ
ン酸類、スルホベタイン類、アミノ硫酸エステル類、イ
ミダゾリン類などの両性界面活性剤が挙げられる。
【0017】前記酸としては、例えば燐酸、ピロ燐酸、
ポリ燐酸、第一燐酸ナトリウム、硼酸、塩酸、硫酸、硝
酸等の無機酸、或は例えばこはく酸、修酸、くえん酸、
マレイン酸、乳酸、p-トルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸等の有機酸が挙げられる。
ポリ燐酸、第一燐酸ナトリウム、硼酸、塩酸、硫酸、硝
酸等の無機酸、或は例えばこはく酸、修酸、くえん酸、
マレイン酸、乳酸、p-トルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸等の有機酸が挙げられる。
【0018】前記水溶性塩としては、例えば「化学便覧
基礎編II」日本化学会編、昭和47年2月20日第5刷丸善
株式会社発行、1312〜1320頁に記載された緩衝剤、モリ
ブデン酸、硼酸、硝酸、硫酸、燐酸、ポリ燐酸などの無
機酸の塩並びに酢酸、修酸、酒石酸、安息香酸、こはく
酸、くえん酸、りんご酸、乳酸、たんにん酸、p-トルエ
ンスルホン酸などの有機酸の塩が挙げられる。
基礎編II」日本化学会編、昭和47年2月20日第5刷丸善
株式会社発行、1312〜1320頁に記載された緩衝剤、モリ
ブデン酸、硼酸、硝酸、硫酸、燐酸、ポリ燐酸などの無
機酸の塩並びに酢酸、修酸、酒石酸、安息香酸、こはく
酸、くえん酸、りんご酸、乳酸、たんにん酸、p-トルエ
ンスルホン酸などの有機酸の塩が挙げられる。
【0019】前記親油性物質としては、平版印刷用イン
クのベヒクルとして使用される親油樹脂がある。具体的
にはフェノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホル
ムアルデヒド樹脂、t-ブチルフェノールホルムアルデヒ
ド樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、フェノール
とキシレンとをホルムアルデヒドで縮合させたキシレン
樹脂、フェノールとメシチレンとをホルムアルデビトで
縮合させた樹脂、ポリヒドロキシスチレン、ブロム化ポ
リヒドロキシスチレン、カシュー樹脂、スチレンと無水
マレイン酸の共重合体の部分エステル化物、メラミン樹
脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ロジン、水添ロジン及びロジンエステルなどの変性ロジ
ン、ギルソナイトなどの石油樹脂を挙げることができ
る。
クのベヒクルとして使用される親油樹脂がある。具体的
にはフェノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホル
ムアルデヒド樹脂、t-ブチルフェノールホルムアルデヒ
ド樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、フェノール
とキシレンとをホルムアルデヒドで縮合させたキシレン
樹脂、フェノールとメシチレンとをホルムアルデビトで
縮合させた樹脂、ポリヒドロキシスチレン、ブロム化ポ
リヒドロキシスチレン、カシュー樹脂、スチレンと無水
マレイン酸の共重合体の部分エステル化物、メラミン樹
脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
ロジン、水添ロジン及びロジンエステルなどの変性ロジ
ン、ギルソナイトなどの石油樹脂を挙げることができ
る。
【0020】前記湿潤剤としては、多価アルコール、具
体的にはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ペンタンジオール、ヘキシレンクグリ
コール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、グリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリト
ールなどが挙げられる。有機溶剤としては水難溶性のも
の、例えばテレビン油、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、n-ヘプタン、ソルベントナフサ、ケロシン、ミネラ
ルスピリッツ、沸点が約120℃〜約250℃の石油留分、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、ジクロロエチレンなど
のハロゲン化炭化水素、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテルなどのエチレングリコールエ
ーテル類などが挙げられる。
体的にはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ペンタンジオール、ヘキシレンクグリ
コール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、グリセリン、ソルビトール、ペンタエリスリト
ールなどが挙げられる。有機溶剤としては水難溶性のも
の、例えばテレビン油、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、n-ヘプタン、ソルベントナフサ、ケロシン、ミネラ
ルスピリッツ、沸点が約120℃〜約250℃の石油留分、シ
クロヘキサノンなどのケトン類、ジクロロエチレンなど
のハロゲン化炭化水素、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテルなどのエチレングリコールエ
ーテル類などが挙げられる。
【0021】不感脂化液は更にソルビン酸、p-オキシ安
息香酸エチルなどの公知の防腐剤、防黴剤、没食子酸プ
ロピル、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ
-t-ブチル-4-メチルフェノールなどの酸化防止剤を含有
するものを包含する。
息香酸エチルなどの公知の防腐剤、防黴剤、没食子酸プ
ロピル、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ
-t-ブチル-4-メチルフェノールなどの酸化防止剤を含有
するものを包含する。
【0022】本発明が適用されるリンス剤としては界面
活性剤の水溶液が挙げられる。界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン
ポリスチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸
部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペ
ンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレン
グリコールモノ脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸部分エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エス
テル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポ
リグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレ
ン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、N,N-ビ
ス-2-ヒドロキシアルキルアミン類、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステ
ル、トリアルキルアミンオキシドなどの非イオン性界面
活性剤、脂肪酸塩類、アビチエン酸塩類、ヒドロキシア
ルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジア
ルキルスルホこはく酸エステル塩類、直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン
酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキル
フェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテ
ル塩類、N-メチル-N-オレイルタウリンナトリウム類、N
-アルキルスルホこはく酸モノアミド二ナトリウム塩
類、石油スルホン酸塩類、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚
油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アル
キル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エ
ステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキルりん酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテルりん酸
エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルりん酸エステル塩類、スチレン−無水マレイン酸
共重合物の部分けん化物類、オレフィン−無水マレイン
酸共重合物の部分けん化物類、ナフタレンスルホン酸塩
ホルマリン縮合物類などのアニオン性界面活性剤、アル
キルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン塩類、ポリエチレンポリアミン
誘導体などのカチオン性界面活性剤、カルボキシベタイ
ン類、アミノカルボン酸類、スルホベタイン類、アミノ
硫酸エステル類、イミダゾリン類などの両性界面活性剤
が挙げられる。以上挙げた界面活性剤の中でポリオキシ
エチレンとあるものは、ポリオキシメチレン、ポリオキ
シプロピレン、ポリオキシブチレンなどのポリオキシア
ルキレンに読み替えた界面活性剤もまた包含される。
活性剤の水溶液が挙げられる。界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン
ポリスチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸
部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステル類、ペ
ンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プロピレン
グリコールモノ脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸部分エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エス
テル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポ
リグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリオキシエチレ
ン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミド類、N,N-ビ
ス-2-ヒドロキシアルキルアミン類、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、トリエタノールアミン脂肪酸エステ
ル、トリアルキルアミンオキシドなどの非イオン性界面
活性剤、脂肪酸塩類、アビチエン酸塩類、ヒドロキシア
ルカンスルホン酸塩類、アルカンスルホン酸塩類、ジア
ルキルスルホこはく酸エステル塩類、直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アルキルベンゼンスルホン
酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキル
フェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテ
ル塩類、N-メチル-N-オレイルタウリンナトリウム類、N
-アルキルスルホこはく酸モノアミド二ナトリウム塩
類、石油スルホン酸塩類、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脚
油、脂肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩類、アル
キル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸エステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エ
ステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸エステル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエーテル硫酸エステル塩類、アルキルりん酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテルりん酸
エステル塩類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルりん酸エステル塩類、スチレン−無水マレイン酸
共重合物の部分けん化物類、オレフィン−無水マレイン
酸共重合物の部分けん化物類、ナフタレンスルホン酸塩
ホルマリン縮合物類などのアニオン性界面活性剤、アル
キルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン塩類、ポリエチレンポリアミン
誘導体などのカチオン性界面活性剤、カルボキシベタイ
ン類、アミノカルボン酸類、スルホベタイン類、アミノ
硫酸エステル類、イミダゾリン類などの両性界面活性剤
が挙げられる。以上挙げた界面活性剤の中でポリオキシ
エチレンとあるものは、ポリオキシメチレン、ポリオキ
シプロピレン、ポリオキシブチレンなどのポリオキシア
ルキレンに読み替えた界面活性剤もまた包含される。
【0023】リンス剤は、そのpHを1〜12に調整するた
めに、酸および緩衝剤としての水溶性塩のいづれかまた
は両方を含有させた液が包含される。
めに、酸および緩衝剤としての水溶性塩のいづれかまた
は両方を含有させた液が包含される。
【0024】緩衝剤は、例えば「化学便覧基礎編II」日
本化学会編、昭和47年2月20日第5刷、丸善株式会社発
行、1312〜1320頁に記載されたものが挙げられる。
本化学会編、昭和47年2月20日第5刷、丸善株式会社発
行、1312〜1320頁に記載されたものが挙げられる。
【0025】酸と水溶性塩としては、モリブデン酸、ホ
ウ酸、硝酸、硫酸、燐酸、ポリ燐酸などの無機酸、酢
酸、しゅう酸、酒石酸、安息香酸、こはく酸、くえん
酸、りんご酸、乳酸、p-トルエンスルホン酸などの水溶
性有機酸等の酸とその塩が挙げられる。
ウ酸、硝酸、硫酸、燐酸、ポリ燐酸などの無機酸、酢
酸、しゅう酸、酒石酸、安息香酸、こはく酸、くえん
酸、りんご酸、乳酸、p-トルエンスルホン酸などの水溶
性有機酸等の酸とその塩が挙げられる。
【0026】リンス液には更に公知のソルビン酸、p-オ
キシ安息香酸エチルなどの防腐剤、防黴剤、没食子酸プ
ロピル、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ
-t-ブチル-4-メチルフェノールなどの酸化防止剤を含有
させておくことができる。
キシ安息香酸エチルなどの防腐剤、防黴剤、没食子酸プ
ロピル、2,6-ジ-t-ブチル-4-エチルフェノール、2,6-ジ
-t-ブチル-4-メチルフェノールなどの酸化防止剤を含有
させておくことができる。
【0027】リンス液は、親油性物質を含有することが
でき、親油性物質としては、例えばオレイン酸、ラウリ
ン酸、吉草酸、ノニル酸、カプリン酸、ミスチリン酸、
パルミチン酸などのような炭素数が5〜25の有機カルボ
ン酸、ひまし油などが含まれる。
でき、親油性物質としては、例えばオレイン酸、ラウリ
ン酸、吉草酸、ノニル酸、カプリン酸、ミスチリン酸、
パルミチン酸などのような炭素数が5〜25の有機カルボ
ン酸、ひまし油などが含まれる。
【0028】
【実施例】次に、本発明の処理装置の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の処理装置の一実
施例を示す構成図である。 同図において、Aは現像を行
う現像部、Bは水洗部、Cはリンス処理又は不感脂化処
理を行うリンス・ガム部、Dはリンス・ガム部Cに設け
た殺菌装置、PSは感光性平版印刷版又はその搬送路で
ある。
面を参照して説明する。図1は本発明の処理装置の一実
施例を示す構成図である。 同図において、Aは現像を行
う現像部、Bは水洗部、Cはリンス処理又は不感脂化処
理を行うリンス・ガム部、Dはリンス・ガム部Cに設け
た殺菌装置、PSは感光性平版印刷版又はその搬送路で
ある。
【0029】同図において、2、3、4は搬送ローラ、
5は感光性平版印刷版1枚毎に実質的に未使用の現像液
をその感光層面に供給する現像液供給スリットで、2枚
の板材により形成されるスリットをその下端に有し、現
像液供給ノズル6から供給された現像液を該スリットか
ら搬送幅にわたって一様の液厚で搬送されている感光性
平版印刷版の上側表面に供給するように構成されてお
り、その詳細は特開昭64-81943号公報の記載を参照する
ことができる。7は現像液供給スリット5で現像液を塗
布する際に感光性平版印刷版を支持して搬送し、感光性
平版印刷版の不通過時には現像液供給スリット5の下端
と摺接し、この摺接部に現像液溜まりを形成する現像液
塗布ローラである。8は浸漬現像を行うための浸漬現像
バット、9は浸漬現像バット8内へ感光性平版印刷版を
案内する押えローラ、10は現像促進用のブラシローラ、
11a〜11cはスクイズローラ、12はローラ洗浄用現像液
バット、13は搬送中の感光性平版印刷版から流下した現
像廃液を受ける現像廃液受けである。
5は感光性平版印刷版1枚毎に実質的に未使用の現像液
をその感光層面に供給する現像液供給スリットで、2枚
の板材により形成されるスリットをその下端に有し、現
像液供給ノズル6から供給された現像液を該スリットか
ら搬送幅にわたって一様の液厚で搬送されている感光性
平版印刷版の上側表面に供給するように構成されてお
り、その詳細は特開昭64-81943号公報の記載を参照する
ことができる。7は現像液供給スリット5で現像液を塗
布する際に感光性平版印刷版を支持して搬送し、感光性
平版印刷版の不通過時には現像液供給スリット5の下端
と摺接し、この摺接部に現像液溜まりを形成する現像液
塗布ローラである。8は浸漬現像を行うための浸漬現像
バット、9は浸漬現像バット8内へ感光性平版印刷版を
案内する押えローラ、10は現像促進用のブラシローラ、
11a〜11cはスクイズローラ、12はローラ洗浄用現像液
バット、13は搬送中の感光性平版印刷版から流下した現
像廃液を受ける現像廃液受けである。
【0030】現像液供給ノズル6へ送る現像液は濃縮現
像液を水で希釈して調製するように構成されている。即
ち、濃縮現像液タンク18内に入れた濃縮現像液及び希釈
水貯蔵タンク19に入れた希釈用の水がベローズポンプ20
a、20bでそれぞれ所定の希釈比率で調液タンク15へ送
られ混合されて現像液(使用液)が調製されるようにな
っている。調液タンク15は、該タンク内の液面高さを制
御する機構(不図示)を備え、液面高さが所定の下限に
なるとベローズポンプ20a、20bが作動し、濃縮現像液
タンク18と希釈水貯蔵タンク19から濃縮現像液と水がそ
れぞれ所定の比率で送られるようになっている。22は撹
拌機である。
像液を水で希釈して調製するように構成されている。即
ち、濃縮現像液タンク18内に入れた濃縮現像液及び希釈
水貯蔵タンク19に入れた希釈用の水がベローズポンプ20
a、20bでそれぞれ所定の希釈比率で調液タンク15へ送
られ混合されて現像液(使用液)が調製されるようにな
っている。調液タンク15は、該タンク内の液面高さを制
御する機構(不図示)を備え、液面高さが所定の下限に
なるとベローズポンプ20a、20bが作動し、濃縮現像液
タンク18と希釈水貯蔵タンク19から濃縮現像液と水がそ
れぞれ所定の比率で送られるようになっている。22は撹
拌機である。
【0031】希釈水貯蔵タンク19は、図示しない液面高
さ制御機構により、液面が所定の高さ以下になると、電
磁弁23が開いて水道水が希釈水貯蔵タンク19内に流入
し、所定の高さ以上になると電磁弁23が閉じて水道水の
流入が遮断されるようになっており、また、貯蔵された
水の温度を所定の温度に調節する温度調節機構(不図
示)を備えている。
さ制御機構により、液面が所定の高さ以下になると、電
磁弁23が開いて水道水が希釈水貯蔵タンク19内に流入
し、所定の高さ以上になると電磁弁23が閉じて水道水の
流入が遮断されるようになっており、また、貯蔵された
水の温度を所定の温度に調節する温度調節機構(不図
示)を備えている。
【0032】24は現像液一時貯蔵タンクで、図示しない
液面高さ制御機構により、該タンク内の液面が所定の下
限になると電磁弁25が開いて調液タンク15内の現像液が
現像液一時貯蔵タンク24へ流入し、液面が所定の上限に
なると電磁弁25が閉じて調液タンク15からの現像液の流
入が遮断され、上記液の送り込みの間、希釈水と濃縮現
像剤の調液タンク15への送り込みが中止されるように構
成されている。また、処理装置への感光性平版印刷版の
挿入及び感光性平版印刷版の搬送方向長さを検知するせ
ンサ及び制御機構(不図示)により、所定のタイミング
で所定の時間ベロースポンプ20cが作動し、現像液一時
貯蔵高さ24内の現像液が現像液供給ノズル6へ送られ、
この送液の途中で図示しないヒータで所定の温度に調整
されるようになっている。
液面高さ制御機構により、該タンク内の液面が所定の下
限になると電磁弁25が開いて調液タンク15内の現像液が
現像液一時貯蔵タンク24へ流入し、液面が所定の上限に
なると電磁弁25が閉じて調液タンク15からの現像液の流
入が遮断され、上記液の送り込みの間、希釈水と濃縮現
像剤の調液タンク15への送り込みが中止されるように構
成されている。また、処理装置への感光性平版印刷版の
挿入及び感光性平版印刷版の搬送方向長さを検知するせ
ンサ及び制御機構(不図示)により、所定のタイミング
で所定の時間ベロースポンプ20cが作動し、現像液一時
貯蔵高さ24内の現像液が現像液供給ノズル6へ送られ、
この送液の途中で図示しないヒータで所定の温度に調整
されるようになっている。
【0033】現像液塗布ローラ7の下方には未使用現像
液回収バット26を備え、現像液供給スリット5から流出
し実質的に現像に使用されずに下方へ流下した現像液を
受けて現像液一時貯蔵タンク24へ戻し、浸漬現像バット
8及びローラ洗浄用現像液バット12へは未使用現像液回
収バット26内の現像液がポンプ27で送られるように構成
されている。現像廃液受け13で受けた液及びローラ洗浄
用現像液バット12のオーバーフローは図示しない現像廃
液タンクへ収容される。
液回収バット26を備え、現像液供給スリット5から流出
し実質的に現像に使用されずに下方へ流下した現像液を
受けて現像液一時貯蔵タンク24へ戻し、浸漬現像バット
8及びローラ洗浄用現像液バット12へは未使用現像液回
収バット26内の現像液がポンプ27で送られるように構成
されている。現像廃液受け13で受けた液及びローラ洗浄
用現像液バット12のオーバーフローは図示しない現像廃
液タンクへ収容される。
【0034】水洗部Bにおいて、30は搬送ローラ、31は
水洗水タンク、32は水洗水供給ノズル、35aは水洗水タ
ンク31内の水洗水をシャワーノズル32へ送るポンプであ
る。リンス・ガム部Cにおいて、33はリンス液又は不感
脂化液を入れるリンス・ガム液タンク、34はこれらの処
理液を感光性平版印刷版に供給するシャワーノズル、35
bはポンプである。図上、※1と※1、※2と※2、※
3と※3はそれぞれ配管で接続されている。
水洗水タンク、32は水洗水供給ノズル、35aは水洗水タ
ンク31内の水洗水をシャワーノズル32へ送るポンプであ
る。リンス・ガム部Cにおいて、33はリンス液又は不感
脂化液を入れるリンス・ガム液タンク、34はこれらの処
理液を感光性平版印刷版に供給するシャワーノズル、35
bはポンプである。図上、※1と※1、※2と※2、※
3と※3はそれぞれ配管で接続されている。
【0035】次に、図1に示す処理装置の動作について
説明する。処理装置の電源がオンされると、まず、希釈
水貯蔵タンク19の液面高さ制御機構が作動し、希釈水貯
蔵タンク19内の液位が所定の範囲になるまで給水され
る。次いで、希釈水貯蔵タンク19の温度調節機構が作動
し、内部の希釈水が所定の温度に調整される。別に、ベ
ローズポンプ20a、20bの吐き出し量を所定の希釈比率
に、ベローズポンプ20cの吐き出し量を所定の量にそれ
ぞれ調整する。
説明する。処理装置の電源がオンされると、まず、希釈
水貯蔵タンク19の液面高さ制御機構が作動し、希釈水貯
蔵タンク19内の液位が所定の範囲になるまで給水され
る。次いで、希釈水貯蔵タンク19の温度調節機構が作動
し、内部の希釈水が所定の温度に調整される。別に、ベ
ローズポンプ20a、20bの吐き出し量を所定の希釈比率
に、ベローズポンプ20cの吐き出し量を所定の量にそれ
ぞれ調整する。
【0036】感光性平版印刷版が自動現像機に挿入され
ると、センサ及び制御機構により感光性平版印刷版の挿
入及びその搬送長さが検知され、搬送ローラ2、3、3
0、現像液塗布ローラ7、押えローラ9、ブラシローラ1
0、スクイズローラ11a〜11c等が回転し、感光性平版
印刷版が図上右方向へ搬送される。また、所定のタイミ
ングでベローズポンプ20cが作動し、所定量の現像液が
現像液一時貯蔵タンク24から現像液供給ノズル6へ所定
時間送られ現像液供給スリット5から搬送されている感
光性平版印刷版の上面に塗布される。現像液が塗布され
た感光性平版印刷版は浸漬現像バット8内で浸漬現像さ
れ、次いで、ブラシローラ10で感光層面がこすられた
後、スクイズローラ11aでスクイーズされて現像を終了
し、引き続き水洗部Bに搬送される。
ると、センサ及び制御機構により感光性平版印刷版の挿
入及びその搬送長さが検知され、搬送ローラ2、3、3
0、現像液塗布ローラ7、押えローラ9、ブラシローラ1
0、スクイズローラ11a〜11c等が回転し、感光性平版
印刷版が図上右方向へ搬送される。また、所定のタイミ
ングでベローズポンプ20cが作動し、所定量の現像液が
現像液一時貯蔵タンク24から現像液供給ノズル6へ所定
時間送られ現像液供給スリット5から搬送されている感
光性平版印刷版の上面に塗布される。現像液が塗布され
た感光性平版印刷版は浸漬現像バット8内で浸漬現像さ
れ、次いで、ブラシローラ10で感光層面がこすられた
後、スクイズローラ11aでスクイーズされて現像を終了
し、引き続き水洗部Bに搬送される。
【0037】水洗部Bでは、水洗水タンク31中の水洗水
がポンプ35aで圧送されてシャワーノズル32から感光性
平版印刷版の表面へ噴射されて水洗され、スクイズロー
ラ11bでスクイズされて水洗を終了する。水洗に使用さ
れた水は水洗水タンク31に戻り循環して使用される。感
光性平版印刷版は次いでリンス・ガム部Cへ搬送され、
版面にリンス液又は不感脂化液が付与される。
がポンプ35aで圧送されてシャワーノズル32から感光性
平版印刷版の表面へ噴射されて水洗され、スクイズロー
ラ11bでスクイズされて水洗を終了する。水洗に使用さ
れた水は水洗水タンク31に戻り循環して使用される。感
光性平版印刷版は次いでリンス・ガム部Cへ搬送され、
版面にリンス液又は不感脂化液が付与される。
【0038】図2及び図3は、図1中のリンス・ガム部
Cに設けた殺菌装置Dの構成を示す図である。図2及び
図3において、40はUVランプ(250nm、照度200μW/
cm2)、41はUVランプを保護する石英ガラス、42は点
灯装置である。図2はオゾンを主に使用した殺菌装置
で、43はオゾン発生装置、44は散気管である。図3はそ
の他殺菌剤の添加を主にした殺菌装置であり、45は殺菌
剤を入れる殺菌剤タンク、46は殺菌剤の毎分流出量を設
定できる定量ポンプである。
Cに設けた殺菌装置Dの構成を示す図である。図2及び
図3において、40はUVランプ(250nm、照度200μW/
cm2)、41はUVランプを保護する石英ガラス、42は点
灯装置である。図2はオゾンを主に使用した殺菌装置
で、43はオゾン発生装置、44は散気管である。図3はそ
の他殺菌剤の添加を主にした殺菌装置であり、45は殺菌
剤を入れる殺菌剤タンク、46は殺菌剤の毎分流出量を設
定できる定量ポンプである。
【0039】このような装置の稼働中、リンス・ガム液
タンク33内では殺菌装置Dによってリンス・ガム液の殺
菌が行われる。また、殺菌後のリンス・ガム液は、液を
循環させる配管において、ポンプ35b前の濾過装置37に
よって、残存の菌が除菌される。こうして菌やかびの存
在を極めて少なくしたリンス・ガム液が循環使用され
る。
タンク33内では殺菌装置Dによってリンス・ガム液の殺
菌が行われる。また、殺菌後のリンス・ガム液は、液を
循環させる配管において、ポンプ35b前の濾過装置37に
よって、残存の菌が除菌される。こうして菌やかびの存
在を極めて少なくしたリンス・ガム液が循環使用され
る。
【0040】本発明は、平版印刷版の製版分野で使用さ
れる不感脂化剤(ガム液)及びリンス剤に適用すること
ができる。不感脂化剤及びリンス剤としては、例えばK
T−3920に記載のものが挙げられる。
れる不感脂化剤(ガム液)及びリンス剤に適用すること
ができる。不感脂化剤及びリンス剤としては、例えばK
T−3920に記載のものが挙げられる。
【0041】不感脂化剤の好ましい組成(親水性高分子
化合物、酸、界面活性剤、緩衝剤、防腐剤及び親油性物
質)として、特開昭62-58252号公報及び特開平3-71135
号公報に記載されたものが挙げられる。
化合物、酸、界面活性剤、緩衝剤、防腐剤及び親油性物
質)として、特開昭62-58252号公報及び特開平3-71135
号公報に記載されたものが挙げられる。
【0042】次に、本発明の処理方法の実施例を示す。
【0043】実施例1 図1に示す処理装置の濃縮現像液タンク18に現像液SD
−32(コニカ(株)製ネガ・ポジ共通現像液)をセット
し、リンス・ガム液タンク33には下記の処方のガム液1
を水で2倍に希釈したものを10l入れた。
−32(コニカ(株)製ネガ・ポジ共通現像液)をセット
し、リンス・ガム液タンク33には下記の処方のガム液1
を水で2倍に希釈したものを10l入れた。
【0044】 ガム液1 酸素変性デキストリン 200.0重量部 カルボキシメチルセルロース 9.0重量部 ジエチルスホコハク酸エステル 0.3重量部 75%リン酸 5.5重量部 ポリオキシエチレン-15,ノニルフェニルエーテル 1.0重量部 純水 1000.0重量部 図1中の殺菌装置Dとして図2に示す装置を用い、図2
に示す殺菌装置においてオゾンの発生量を3mg/minに
し、またUVランプを点灯した。この条件で画像露光し
たネガ型及びポジ型の感光性平版印刷版をランダムに多
数枚処理した。
に示す殺菌装置においてオゾンの発生量を3mg/minに
し、またUVランプを点灯した。この条件で画像露光し
たネガ型及びポジ型の感光性平版印刷版をランダムに多
数枚処理した。
【0045】得られた平版印刷版にはゴミ、塵、かび等
の付着も見られず、またこの平版印刷版によって印刷を
行ったところ汚れの発生も無く良好な印刷物が得られ
た。
の付着も見られず、またこの平版印刷版によって印刷を
行ったところ汚れの発生も無く良好な印刷物が得られ
た。
【0046】実施例2 図1に示す処理装置において図3に示す殺菌装置を用い
た以外は全て実施例1と同様の実験を行った。なお、図
3において殺菌剤タンク45には、35%過酸化水素水を入
れ、ガム液タンクに20mg/minで流出させた。上記の条
件で実施例同様に感光性平版印刷版を処理した結果、良
好の平版印刷版が得られ、また印刷物にも汚れ等の発生
は無かった。
た以外は全て実施例1と同様の実験を行った。なお、図
3において殺菌剤タンク45には、35%過酸化水素水を入
れ、ガム液タンクに20mg/minで流出させた。上記の条
件で実施例同様に感光性平版印刷版を処理した結果、良
好の平版印刷版が得られ、また印刷物にも汚れ等の発生
は無かった。
【0047】実施例3 殺菌剤タンク45に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を入
れ、ガム液タンクに2g/minで流出させたほかは実施
例2と同様の実験を行った。その結果、良好の平版印刷
版が得られ、また印刷物にも汚れ等の発生が無かった。
れ、ガム液タンクに2g/minで流出させたほかは実施
例2と同様の実験を行った。その結果、良好の平版印刷
版が得られ、また印刷物にも汚れ等の発生が無かった。
【0048】実施例4 図1の処理装置の濃縮現像液タンク18に現像液SD−32
(コニカ(株)製ネガ・ポジ共通現像液)をセットし、リ
ンス・ガムタンク33には下記の処方のリンス液を水で8
倍に希釈したものを10l入れた。
(コニカ(株)製ネガ・ポジ共通現像液)をセットし、リ
ンス・ガムタンク33には下記の処方のリンス液を水で8
倍に希釈したものを10l入れた。
【0049】 リンス液 75%リン液 63重量部 99%水酸化ナトリウム 12重量部 ラウリル硫酸ナトリウム 15重量部 ジ-(2-エチルヘキシル)-スルホコハク酸ナトリウム 75重量部 純水 890重量部 その他は実施例1と同様にネガ型及びポジ型感光性平版
印刷版を処理したところ、得られた平版印刷版にゴミ、
塵、かび等の付着も見られず、また印刷物にも汚れの発
生もなく良好であった。
印刷版を処理したところ、得られた平版印刷版にゴミ、
塵、かび等の付着も見られず、また印刷物にも汚れの発
生もなく良好であった。
【0050】比較例1 ガム液1を下記ガム液2に変え、即ちリンス・ガム液タ
ンク33に下記ガム液2を水で2倍に希釈したものを10l
入れ、図1中の殺菌装置Dを使用しなかったほかは、実
施例1と同様にして、画像露光したネガ型及びポジ型の
感光性平版印刷版を多数枚処理した。その結果、処理さ
れた感光性平版印刷版には、始めのうちは実施例1と同
様にかび等の付着が見られず、印刷物にも汚れは出なか
った。
ンク33に下記ガム液2を水で2倍に希釈したものを10l
入れ、図1中の殺菌装置Dを使用しなかったほかは、実
施例1と同様にして、画像露光したネガ型及びポジ型の
感光性平版印刷版を多数枚処理した。その結果、処理さ
れた感光性平版印刷版には、始めのうちは実施例1と同
様にかび等の付着が見られず、印刷物にも汚れは出なか
った。
【0051】しかし、多数枚の処理をした後では、かび
が版面上に付着するようになり、印刷を行ったところ印
刷物に点状の汚れが発生してしまった。
が版面上に付着するようになり、印刷を行ったところ印
刷物に点状の汚れが発生してしまった。
【0052】 ガム液2 アラビアガム 55重量部 酸素変性デキストリン 230重量部 75%リン酸 10重量部 98%水酸化ナトリウム 3重量部 純水 650重量部 ジラウリルスルホこはく酸ナトリウム 30重量部 2-エチルヘキシルアルコール 20重量部 ソルビタンモノラウレート 30重量部 p-ヒドロキシ安息香酸エチル 0.2重量部
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、不感脂化剤及びリンス
剤中の微生物によるこれらの処理剤の劣化及び印刷物の
汚れの発生が改善される。
剤中の微生物によるこれらの処理剤の劣化及び印刷物の
汚れの発生が改善される。
【図1】本発明の処理装置の実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】図1の殺菌装置の構成図である。
【図3】殺菌装置の別の実施例を示す構成図である。
A 現像部 B 水洗部 C リンス・ガム部 D 殺菌装置 31 水洗水タンク 33 リンス・ガム液タンク 41 UVランプ 43 オゾン発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 真也 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 太田 智久 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内
Claims (2)
- 【請求項1】 感光性平版印刷版を自動現像機で現像し
た後、不感脂化剤又はリンス剤で処理する感光性平版印
刷版の処理方法において、該不感脂化剤又はリンス剤に
殺菌操作を施すことを特徴とする感光性平版印刷版の処
理方法。 - 【請求項2】 感光性平版印刷版を現像後、不感脂化剤
又はリンス剤で処理する手段を有する感光性平版印刷版
の処理装置において、該処理装置に該不感脂化剤又は該
リンス剤に対して殺菌操作を施す手段を有することを特
徴とする感光性平版印刷版の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16931193A JPH0725178A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16931193A JPH0725178A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725178A true JPH0725178A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15884187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16931193A Pending JPH0725178A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725178A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016035342A1 (ja) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 北野 勝久 | 殺菌方法、殺菌用製剤、および殺菌液の製造装置 |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP16931193A patent/JPH0725178A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016035342A1 (ja) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 北野 勝久 | 殺菌方法、殺菌用製剤、および殺菌液の製造装置 |
JP6087029B2 (ja) * | 2014-09-02 | 2017-03-01 | 北野 勝久 | 殺菌方法、殺菌用製剤、および殺菌液の製造装置 |
JPWO2016035342A1 (ja) * | 2014-09-02 | 2017-04-27 | 北野 勝久 | 殺菌方法、殺菌用製剤、および殺菌液の製造装置 |
US10499648B2 (en) | 2014-09-02 | 2019-12-10 | Katsuhisa Kitano | Sterilization method, formulation for sterilization use, and device for producing sterilizing liquid |
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