JPH07250626A - 糖衣組成物及び当該組成物調製用シロップ - Google Patents

糖衣組成物及び当該組成物調製用シロップ

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JPH07250626A
JPH07250626A JP7001593A JP159395A JPH07250626A JP H07250626 A JPH07250626 A JP H07250626A JP 7001593 A JP7001593 A JP 7001593A JP 159395 A JP159395 A JP 159395A JP H07250626 A JPH07250626 A JP H07250626A
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erythritol
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reduced starch
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澄 宮川
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関治 田村
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勝則 山口
Akira Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 層の厚みが均一で表面の結晶が細やかで滑ら
かな新規の糖衣組成物、並びに当該糖衣組成物の調製に
使用するシロップの提供。 【構成】 芯材がエリスリトール及び還元澱粉糖化物を
含む糖衣層で被覆されたことを特徴とする糖衣組成物で
あって、該糖衣組成物中にエリスリトールが62重量%〜
98重量%、還元澱粉糖化物が乾燥物重量で2重量%〜38
重量%添加されており、前記還元澱粉糖化物中、3以上
の糖重合度を有する還元澱粉糖化物の割合が22〜100 重
量%であることを特徴とする糖衣組成物、並びに当該組
成物の調製に用いるシロップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規の糖衣組成物、並び
に当該糖衣組成物の調製用シロップに関する。
【0002】
【従来の技術】固形飲食品材料の表面に被覆層を形成す
るための材料として、エリスリトールが知られている。
このエリスリトールは、シュガーレス材料として用いる
ことが可能である。そして、他の糖アルコールと比較し
てかん下作用が少ないという利点を有している。
【0003】しかしながら、このエリスリトールは水溶
液とした場合の結晶性が高く、かつ結晶化速度が速いと
いう性質を有する。このため、エリスリトールのみを水
に加えた糖衣シロップを用いて糖衣掛けを行った場合
は、均一で滑らかな糖衣層を得ることが困難である。な
お、特開昭64-55140号公報には、このエリスリトールを
加熱溶融させて芯材の周囲を被覆した被覆層を有する
「吸湿性の改善された固形飲食品材料」について開示さ
れている。
【0004】しかしながら、この被覆層はエリスリトー
ルを加熱溶融させて芯材の周囲に付着させたものであ
る。よって、糖衣シロップを用いた糖衣掛けによる糖衣
層と比較して、被覆層が脆く砕けやすく、かつ剥がれ落
ちやすい。さらにこの公報に記載された発明において
は、被覆層の融点を低下させるために他の糖成分を添加
する試みがなされている。しかしながら、上記の被覆層
が脆く砕けやすく、かつ剥がれ落ちやすいという課題は
かかる試みによっては解決されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決す
べき課題は、均一で滑らかで砕けにくく、さらに剥がれ
落ちにくい糖衣組成物、並びに当該組成物調製用シロッ
プを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題の解
決のために鋭意検討を行った結果、エリスリトールに還
元澱粉糖化物を添加することにより、上記課題を解決し
得ることを見出し本発明を完成した。すなわち、本発明
は以下の事項をその要旨とするものである。
【0007】(1)芯材がエリスリトール及び還元澱粉糖
化物を含む糖衣層で被覆されたことを特徴とする糖衣組
成物において、エリスリトールが62重量%〜98重量%、
還元澱粉糖化物が乾燥物重量で2重量%〜38重量%添加
されており、前記還元澱粉糖化物中、3以上の糖重合度
を有する還元澱粉糖化物の割合が22〜100 重量%である
ことを特徴とする糖衣組成物。 (2)エリスリトールを25重量%〜57重量%、及び還元澱
粉糖化物を乾燥物質重量で3重量%〜20重量%含有し、
前記還元澱粉糖化物中、3以上の糖重合度を有する還元
澱粉糖化物の割合が22〜100 重量%であることを特徴と
する、ソフト掛け法において用いる糖衣組成物調製用シ
ロップ。
【0008】(3)エリスリトールを45重量%〜57重量
%、及び還元澱粉糖化物を乾燥物質重量で3重量%〜10
重量%含有し、前記還元澱粉糖化物中、3以上の糖重合
度を有する還元澱粉糖化物の割合が22〜100 重量%であ
ることを特徴とする、ハード掛け法において用いる糖衣
組成物調製用シロップ。 以下、本発明について詳細に説明する。 A.芯材がエリスリトール及び還元澱粉糖化物を含む糖
衣層で被覆されたことを特徴とする糖衣生成物につい
て、本発明において「芯材」とは、エリスリトール及び
還元澱粉糖化物で被覆される対象物のことをいい、元来
エリスリトールで糖衣され得るものであれば如何なるも
のであっても許容される。例えば、チューインガム、チ
ョコレート、キャンディー、グミ、ゼリー等の菓子類;
果実類、ナッツ類;錠剤、丸薬等の医薬品等を挙げるこ
とができる。
【0009】本発明において用いられるエリスリトール
は、式(1)に掲げる構造式を有する四炭糖の糖アルコー
ルで、分子量122、融点119℃、で水溶性であり、非消化
性であり、非う蝕性であり、非褐変性である。
【0010】
【化1】
【0011】なお、エリスリトールの甘味度は、蔗糖の
70〜80%で、蔗糖に近いあっさりした甘味で、結晶性に
優れ、極めて吸湿しにくい性質を有している。また、他
の糖アルコールと比較してかん下作用が弱い性質を有し
ている。さらに本発明において用いられる還元澱粉糖化
物は、澱粉から作られる糖化物を原料とし、これに水素
添加を施したもので、3以上の糖重合度を有する糖化物
を還元澱粉糖化物を 100重量%とした場合に22〜100 重
量%含有する。
【0012】より具体的には、マルトトリイトール等の
3糖アルコール;4以上の糖重合度を有するオリゴ糖ア
ルコール及びポリ糖アルコールからなる群から選ばれる
少なくとも1種を22〜100 重量%含有するものであり、
3以上の糖重合度を有する糖化物以外にソルビトール等
の単糖アルコール;マルチトール等の2糖アルコールを
含有していてもよい。本発明において用いることのでき
る還元澱粉糖化物として、具体的には、PO-20 、PO-3
0、PO-40、又はPO-60(全て東和化成工業株式会社製)
等を挙げることができる。これらの中でPO-20又はPO-30
は、3以上の糖重合度を有する糖アルコールの配合度合
いが高く設定されているという点において、特に好まし
い還元澱粉糖化物として例示することができる。
【0013】上記エリスリトール及び還元澱粉糖化物
は、通常水を溶媒として当該水中に添加し、加熱溶解さ
せたシロップ中に含有させる。また、かかるエリスリト
ール及び還元澱粉糖化物の他に、必要に応じて他の添加
成分を当該シロップ中に含有させることができる。次
に、上記において調製したシロップを用いた芯材を糖衣
層で被覆する代表的な方法を示す。
【0014】当該方法の一つは、「ハード掛け法」とし
て知られる方法である。すなわち、芯材を糖衣釜に投入
し、予め調製したシロップを適量掛けて、全体に行き渡
ったところで送風乾燥する。そして、当該操作を繰り返
して糖衣層を形成する方法である。他の一つの方法は、
「ソフト掛け法」として知られる方法である。
【0015】すなわち、芯材を糖衣釜に投入し、予め調
製したシロップを適量当該芯材に掛けて、全体に行き渡
ったところで微粉末エリスリトールを振り掛け、当該微
粉末が全体に行き渡ったところで送風乾燥する。そし
て、当該操作を繰り返して糖衣層を形成する方法であ
る。上記シロップ中のエリスリトール及び還元澱粉糖化
物の配合比率を、以下のように設定して当該シロップを
調製することができる。
【0016】先ず、前記「ハード掛け法」を糖衣方法と
して採用する場合には、エリスリトールを当該シロップ
に対して、45重量%〜57重量%、好ましくは45重量%〜
55重量%、そしてさらに好ましくは45重量%〜50重量%
配合することができる。還元澱粉糖化物は、乾燥重量で
3重量%〜10重量%、好ましくは5重量%〜10重量%添
加することができる。
【0017】かかる糖衣方法によって調製される、糖衣
層中におけるエリスリトールと還元澱粉糖化物は、エリ
スリトールが81重量%〜95重量%の、そして還元澱粉糖
化物が5重量%〜19重量%の構成比で(上記シロップ中
にエリスリトールが45重量%〜57重量%、還元澱粉糖化
物が乾燥重量で3重量%〜10重量%含まれている場合に
該当する。)、また好ましくはエリスリトールが81重量
%〜92重量%の、そして還元澱粉糖化物が乾燥重量で8
重量%〜19重量%の構成比で(上記シロップ中にエリス
リトールが45重量%〜55重量%の還元澱粉糖化物が乾燥
重量で5重量%〜10重量%含まれている場合に該当す
る。)当該被覆層中に含有される。また、さらに好まし
くはエリスリトールが81重量%〜91重量%の、そして還
元澱粉糖化物が乾燥重量で9重量%〜19重量%の構成比
で(上記シロップ中にエリスリトールが45重量%〜50重
量%、還元澱粉糖化物が乾燥重量で5重量%〜10重量%
含まれている場合に該当する。)当該糖衣層中に含有さ
れる。
【0018】次に、前記「ソフト掛け法」を糖衣方法と
して採用する場合には、エリスリトールを当該シロップ
に対して、25重量%〜57重量%、好ましくは25重量%〜
55重量%、そしてさらに好ましくは40重量%〜50重量%
配合することができる。還元澱粉糖化物は、乾燥重量で
3重量%〜20重量%、好ましくは3重量%〜15重量%、
そしてさらに好ましくは5重量%〜15重量%を添加する
ことができる。
【0019】かかる糖衣方法によって調製される、糖衣
層中におけるエリスリトールと還元澱粉糖化物は、エリ
スリトールが62重量%〜98重量%の、そして還元澱粉糖
化物が乾燥重量で2重量%〜38重量%の構成比で糖衣層
中に存在し得る(上記シロップ5〜12g 中にエリスリト
ールが25重量%〜57重量%、還元澱粉糖化物が乾燥重量
で3重量%〜20重量%含まれており、かつエリスリトー
ル微粉末を1〜4g 振り掛ける場合に該当する。)、ま
た好ましくはエリスリトールが68重量%〜98重量%の、
そして還元澱粉糖化物が乾燥重量で2重量%〜32重量%
の構成比で糖衣層中に存在し得る(上記シロップ5〜12
g 中にエリスリトールが25重量%〜55重量%、還元澱粉
糖化物が乾燥重量で3重量%〜15重量%含まれており、
かつエリスリトール微粉末を1〜4g 振り掛ける場合に
該当する。)。そして、さらに好ましくはエリスリトー
ルが70重量%〜98重量%の、そして還元澱粉糖化物が乾
燥重量で2重量%〜30重量%の構成比で被覆層中に存在
し得る(上記シロップ5〜12g 中にエリスリトールが40
重量%〜50重量%、還元澱粉糖化物が乾燥重量で3重量
%〜20重量%含まれており、かつエリスリトール微粉末
を1〜4g 振り掛ける場合に該当する。)。
【0020】エリスリトール及び還元澱粉糖化物は、通
常はそれぞれを水を溶媒として溶解させて本発明の対象
であるシロップを調製することができる。なお、上記ソ
フト掛け法において、振り掛けるエリスリトール微粉末
は、コーティングするシロップ重量に対して8.3重量%
〜80重量%の範囲で振り掛けることが好ましい。また、
当該エリスリトール微粉末は1回〜3回に分けて振り掛
けることができる。
【0021】なお、当該シロップには、必要に応じて結
合剤を適宜添加することができる。具体的には、デンプ
ン、ゼラチン、アラビアガム、結晶セルロース、プルラ
ン等を挙げることができる。これらの結合剤の中でも結
晶セルロースは、糖衣層表面を平滑にし得るという点に
おいて好ましい。当該シロップの添加量は、添加するシ
ロップの種類にも依存するが、概ね7〜12g 程度が好ま
しい。
【0022】次に、上記シロップを用いた糖衣生成物の
調製について説明する。上記「ハード掛け法」及び「ソ
フト掛け法」の両者の方法(以下、何も断らない場合
は、当該両者の方法に共通の条件であることを示す。)
を通じて、当該調製は、概ね糖衣パン中に芯材を入れ
て、これを回転させつつ、上記シロップを当該芯材にコ
ーティングして、次いでこれを乾燥させることにより行
われる。
【0023】芯材を入れた糖衣パンの回転数は、概ね1
〜30回転/分に設定するのが好適である。なお、上記シ
ロップのコーティングは、当該シロップを通常は20〜70
℃に調製して用いることができる。そして、より好まし
くは芯材の風味や食味、及び形状を維持し、均一な糖衣
層を形成し得るという点から、20〜60℃の範囲で調製し
て用いることができる。
【0024】また、当該シロップの芯材へのコーティン
グ法としては、例えば滴下法、噴霧法等を採用すること
ができる。そして、上記のうち本発明において好ましい
コーティング方法として、均一な糖衣層を形成し得ると
いう観点から、芯材に注射器等でシロップを滴下する滴
下法、又は芯材にスプレー機等でシロップを噴霧する噴
霧法を挙げることができる。
【0025】次いで、糖衣パン等を回転させつつ、当該
コーティング物に送風することにより、これを乾燥す
る。当該乾燥用の送風温度は、通常60℃以下の温度であ
るが、芯材の風味や食味、及び形状を維持し、均一な糖
衣層を形成し得るという観点より、特に20〜40℃の範囲
で行うのが好ましい。また、当該乾燥時間は、コーティ
ングしたシロップの量によっても異なるが、概ね10〜15
分間程度で実行することができる。
【0026】上記「ソフト掛け法」においては、上記シ
ロップが芯材の全体に行き渡ったところで微粉末エリス
リトールを振り掛けることを必須とするが、当該微粉末
エリスリトールの添加量はシロップの量によっても異な
るが、糖衣シロップ5〜12gに対し、通常1〜4g の範
囲で振りかける。当該エリスリトールの振りかけは一度
に行うことも可能であるが、均一な糖衣層を形成し得る
という観点より、3回程度まで分けて振りかけることも
可能である。
【0027】かかる「ソフト掛け法」においては、当該
エリスリトールの振りかけの後に、上記の乾燥工程にコ
ーティング物を処する。上記の芯材の糖衣パンへの投入
から、コーティング・乾燥工程を1サイクルとして、上
記シロップの芯材へのコーティングを行う。当該サイク
ルを行う回数は、企図する最終的な糖衣の形成量によっ
ても異なるが、通常80〜150回繰り返し、0.4〜1.0mmの
厚さの糖衣層を調製する。
【0028】上記のようにして製造した糖衣組成物にた
いして、必要に応じて他の添加成分、例えばフレーバー
や色素、さらにつや出しのためにミツロウ、カルナバロ
ウ等のワックス剤等を添加することもできる。フレーバ
ー及び/又は色素は、適当量を糖衣層の調製工程におい
て任意に適量を添加し得る。また、ミツロウ及び/又は
カルバナロウはつや出し工程で、一般的には糖衣層の調
製の最終工程で、通常は当該糖衣工程の最終工程におい
て、専用のつや出しパンを用いて添加して調製する。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例によりより具体的に説
明するが、本発明の技術的範囲が本実施例により限定し
て解釈されるものではない。 〔実施例1〕ソフト掛けによる本発明糖衣組成物の調製 (1)糖衣組成物の調製 まず、下記の手順によりチューインガムを芯材とする糖
衣組成物を調製した。
【0030】糖衣シロップの調製 エリスリトール(日研化学株式会社製)40g に、還元澱
粉糖化物(商品名:PO-30、固形分70重量%、3以上の
糖重合度を有する糖化物含有率75〜85重量%、東和化成
工業株式会社製)を乾燥物質重量で5g、及び水52.86ml
を加えて加熱しながら撹拌溶解することにより、糖衣
シロップを調製した(当該糖衣シロップは、エリスリト
ールの再結晶を防ぐ目的で保温しておいた)。なおここ
で、本実施例で用いる還元澱粉糖化物(POシリーズ)
は、水分を30重量%含むものであるが、ここでは乾燥物
質重量で示した。
【0031】なお、上記の手順でエリスリトール、若し
くは還元澱粉糖化物の含有率の異なる数種類の糖衣シロ
ップを調製した(表1参照)。
【0032】
【表1】
【0033】表中、用いたエリスリトールは日研化学株
式会社製であり、還元澱粉糖化物は東和化成工業株式会
社製のPO−30を用いた。 糖衣のコーティング 上記で調製した糖衣シロップを用いて糖衣を行った。
すなわち、糖衣パン(畑鉄工所 HU-C型)内に、下表2
の組成を有するチューインガム(各縦12mm、横19mm、厚
さ5mmの枕状に成形したもの)1200gを入れ、糖衣パンを
毎分24回転で回転させながら、約50℃に維持した上記糖
衣シロップ5〜12g を注射器で滴下することにより当該
シロップを供給した。
【0034】このようにして、糖衣シロップを供給した
後、糖衣パンの回転を同様に維持しながら、糖衣シロッ
プがチューインガム全体に行き渡ったところで、当該チ
ューインガムに対し、微粉末エリスリトール1〜4g を
1〜3回に分けて振り掛けた。当該微粉末を振り掛けた
後、回転を同様に維持しながら、糖衣パン内に約22℃の
乾燥風を約10分間送風して当該糖衣コーティング物を乾
燥した。
【0035】当該操作を80〜150回繰り返して、最終的
な糖衣層の厚さが0.4〜1.0mmの本発明糖衣組成物を調製
した。
【0036】
【表2】
【0037】(2) 糖衣組成物の品質評価 上記(1)で得られた糖衣組成物から、ランダムに10試料
を抽出し、以下の手順で品質評価を行った。各糖衣組成
物に関し、糖衣層表面の結晶の細かさ、滑らかさ、均一
性等を総合的に判断することで外観を評価して下記表3
に示す判定を行った。
【0038】なお、対照としてエリスリトールのみから
なる糖衣組成物を調製し、同様に評価を行った。
【0039】
【表3】
【0040】*1:糖衣シロップ中のエリスリトールの
重量% *2:糖衣シロップ中の還元澱粉糖化物の乾燥物質重量
での重量% *3:表中の記号は、下記に示す外観評価である。 ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:不良 かかる表3により、糖衣シロップ中のエリスリトールの
含有率が25〜57重量%、及び還元澱粉糖化物含有率が乾
燥物質重量で3〜20重量%であれば、得られた糖衣組成
物は、エリスリトールのみを用いた場合に比べ、糖衣層
表面の結晶が細かく滑らかであり、層の厚みも均一であ
ることが判明した。
【0041】また、特にエリスリトール含有率が25〜55
重量%、かつ還元澱粉糖化物含有率が乾燥物質重量で3
〜15重量%であれば、より滑らかな糖衣層表面のものが
得られることがわかった。しかし、エリスリトールと還
元澱粉糖化物の含有率がこれらの範囲外である場合であ
ると、滑らかな糖衣層表面は得られないことが判明し
た。 〔実施例2〕ハード掛けによる本発明糖衣組成物の調製 (1) 糖衣組成物の調製 実施例1の(1)と同一のチューインガム(表2参照)を
芯材として、実施例1の(1) で調製した糖衣シロップ
を用いて糖衣を行った。
【0042】すなわち、糖衣パン内にチューインガム12
00g を入れ、糖衣パンを毎分24回転で回転させながら、
約50℃に維持した糖衣シロップ5〜12g を注射器で滴下
することにより供給した。当該糖衣シロップを供給した
後、回転を続けながら糖衣パン内に約22℃の乾燥風を送
風しながら約10分間乾燥した。
【0043】当該操作を8〜150回繰り返して糖衣層の
厚さが0.4〜1.0mmの本発明糖衣組成物を調製した。 (2) 上記(1)において得られた糖衣組成物から、ランダ
ムに10試料を抽出し、実施例1の(2)に従って品質評価
を行った。その結果を下記表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】*1:糖衣シロップ中のエリスリトールの
重量% *2:糖衣シロップ中の還元澱粉糖化物の乾燥物質重量
での重量% *3:表中の記号は、下記に示す外観評価である。 ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:不良 上記表4により、糖衣シロップ中のエリスリトールの含
有率が45〜57重量%、及び還元澱粉糖化物含有率が乾燥
物質重量で3〜10重量%であれば、得られた糖衣組成物
は、エリスリトールのみを使用した場合に比べ、糖衣層
表面の結晶が細かく滑らかであり、かつ層の厚みも均一
であることが判明した。
【0046】また、特にエリスリトールの含有率が45〜
55重量%、かつ還元澱粉糖化物の含有率が乾燥物質重量
で3〜10重量%であれば、より滑らかな糖衣層表面の本
発明糖衣組成物が得られることが判明した。しかし、エ
リスリトールと還元澱粉糖化物の含有率がこれらの範囲
外である場合であると、滑らかな糖衣層表面は得られな
いことが判明した。 〔実施例3〕芯材をチューインガムとし、前記実施例2
における最適条件の一つである、エリスリトール(日研
化学株式会社製)を50重量%、還元澱粉糖化物(商品
名:PO-20 、固形分70重量%、3以上の糖重合度を有す
る糖化物含有率84〜91重量%、東和化成工業株式会社
製)を乾燥物質重量で5重量%含有する糖衣シロップを
用いて、実施例2と同様の手順により本発明糖衣組成物
を調製した。
【0047】得られた糖衣組成物を実施例1(2)に従っ
て評価を行ったところ、エリスリトールのみからなる糖
衣組成物に比べて、滑らかな糖衣層表面と均一な層の厚
みを有していた。
【0048】〔比較例1〕芯材をチューインガムとし、
エリスリトール(日研化学株式会社製)50g、還元麦芽
糖水飴(商品名:アマルティMR-50 、固形分95重量%、
マルチトール含有率93.5重量%以上、東和化成工業株式
会社製)5.26g及び水 44.74gを混合して、糖衣シロッ
プ 100gを調製した。この糖衣シロップ中のエリスリト
ールの割合は、50重量%であり、マルチトールの含有割
合は5重量%であった。この糖衣シロップを用いて、実
施例2と同様の手順により糖衣組成物を調製した。
【0049】得られた糖衣組成物を実施例1(2)に従っ
て評価を行ったところ、糖衣表面は凹凸があって白く粉
がふいてごつごつした岩石様であり、平滑でなく、均一
な層の厚みを有していなかった。
【0050】〔比較例2〕芯材をチューインガムとし、
エリスリトール(日研化学株式会社製)50g、ソルビト
ール液(商品名:ソルビトールL-70、固形分70重量%、
ソルビトール含有率71重量%以上、東和化成工業株式会
社製)7.14及び水 42.86gを混合して、糖衣シロップ 1
00gを調製した。この糖衣シロップ中のエリスリトール
の割合は、50重量%であり、ソルビトールの含有割合は
5重量%であった。この糖衣シロップを用いて、実施例
2と同様の手順により糖衣組成物を調製した。
【0051】得られた糖衣組成物を実施例1(2)に従っ
て評価を行ったところ、糖衣表面は凹凸があり、やや平
滑さに欠け、層の厚みもやや不均一であった。
【0052】尚、実施例2における最適条件の一つであ
る、エリスリトールを50重量%、還元澱粉糖化物(PO-3
0) を乾燥物質重量で5重量%含有する糖衣シロップを
用いて得られた糖衣組成物と、実施例3で得られた糖衣
組成物、比較例1で得られた糖衣組成物、及び比較例2
で得られた糖衣組成物についての品質評価の結果を表5
に示す。
【0053】
【表5】
【0054】*1:糖衣シロップ中のエリスリトールの
重量% *2:糖衣シロップ中の還元澱粉糖化物の乾燥物質重量
での重量% *3:表中の記号は、下記に示す外観評価である。 ◎:非常に良い ○:良い △:普通 ×:不良
【0055】以上のように、還元澱粉糖化物として、PO
-20 又は PO-30を使用すると、単糖類であるソルビトー
ル又は二糖類であるマルチトールを使用した場合と比較
して得られる糖衣組成物の品質がすぐれていることがわ
かる。
【0056】〔実施例4〕芯材をチューインガムとし、
実施例2における最適条件の一つである、エリスリトー
ル(日研化学株式会社製)を50重量%、還元澱粉糖化物
(商品名:PO-60、固形分70重量%、3以上の糖重合度
を有する糖化物含有率26〜36重量%、東和化成工業株式
会社製)を乾燥物質重量で7重量%含有する糖衣シロッ
プを用いて、実施例2と同様の手順により本発明糖衣組
成物を調製した。
【0057】得られた糖衣組成物を実施例1(2)に従っ
て評価を行ったところ、エリスリトールのみからなる糖
衣組成物に比べて、滑らかな糖衣層表面と均一な層の厚
みを有していた。 〔実施例5〕芯材をチューインガムとし、実施例1の最
適条件の一つである、エリスリトール(日研化学株式会
社製)を40重量%、還元澱粉糖化物(商品名:PO-30 東
和化成工業株式会社製)を乾燥物質重量で10重量%、及
び結晶セルロース(商品名:アビセルFD-101 旭化成工
業株式会社製)を1.0重量%に水を添加し、これを加熱
しながら撹拌懸濁して、糖衣シロップを調製した。
【0058】当該糖衣シロップを用いて、実施例1と同
様の手順により本発明糖衣組成物を調製した。ここで得
られた糖衣組成物を実施例1の(2)に従って評価したと
ころ、エリスリトールのみからなる糖衣組成物に比べ、
滑らかな糖衣層表面と均一な層の厚みを有していた。 〔実施例6〕芯材をチューインガムとし、実施例2にお
ける最適条件の一つである、エリスリトール(日研化学
株式会社製)を50重量%、還元澱粉糖化物(商品名:PO
-30東和化成工業株式会社製)を乾燥物質重量で10重量
%含有する糖衣シロップを用いて、実施例2と同様の手
順により本発明糖衣組成物を調製した。
【0059】さらに常法により、ミツロウ及びカルナバ
ロウを塗布したつや出しパン(畑鉄工所製 HU-CP 型)
を用いて、当該つや出しパン内にカルナバロウ微粉末0.
5gとともに本発明糖衣組成物を入れ、20分間回転してつ
や出しを行った。得られた糖衣組成物を実施例1(2)に
従って評価を行ったところ、エリスリトールのみからな
る糖衣組成物に比べて、滑らかな光沢を有する糖衣層表
面と均一な層の厚みを有していた。 〔実施例7〕下記表5の組成を有するゼリーを常法によ
り調製(直径12mmの球形に成形) し、これを芯材とし
た。
【0060】
【表6】
【0061】実施例2における最適条件の一つである、
エリスリトール(日研化学株式会社製)を50重量%還元
澱粉糖化物(商品名:PO-30 東和化成工業株式会社製)
を乾燥物重量で8重量%を含有する糖衣シロップを用い
て、実施例2と同様の手順により本発明糖衣組成物を調
製した。得られた本発明糖衣組成物を実施例1(2)に従
って評価したところ、芯材にチューインガムを使用した
場合と同様に、糖衣層がエリスリトールのみからなる糖
衣組成物と比較して、滑らかな糖衣層表面と均一な層の
厚みを有することが判明した。 〔実施例8〕芯材をアーモンド(商品名:米国産アーモ
ンド 株式会社万直商店製)とし、実施例2における最
適条件の一つであるエリスリトール(日研化学株式会社
製)を50重量%、還元澱粉糖化物(商品名:PO-30 東和
化成工業株式会社製)を乾燥物質重量で8重量%を含有
する糖衣シロップを用いて、実施例2と同様の手順によ
り本発明糖衣組成物を調製した。
【0062】得られた糖衣組成物を実施例1(2)に従っ
て評価を行ったところ、芯材にチューインガムを使用し
た場合と同様に、エリスリトールのみからなる糖衣組成
物と比較して、滑らかな糖衣層表面と均一な層の厚みを
有していた。
【0063】
【発明の効果】本発明により、層の厚みが均一で表面の
結晶が細やかで滑らかな新規の糖衣組成物、並びに当該
糖衣組成物の調製に使用するシロップが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 陽 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社食生活研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材がエリスリトール及び還元澱粉糖化
    物を含む糖衣層で被覆されたことを特徴とする糖衣組成
    物であって、該糖衣組成物中にエリスリトールが62重量
    %〜98重量%、還元澱粉糖化物が乾燥物重量で2重量%
    〜38重量%添加されており、前記還元澱粉糖化物中、3
    以上の糖重合度を有する還元澱粉糖化物の割合が22〜10
    0 重量%であることを特徴とする糖衣組成物。
  2. 【請求項2】 エリスリトールを25重量%〜57重量%、
    及び還元澱粉糖化物を乾燥物質重量で3重量%〜20重量
    %含有し、前記還元澱粉糖化物中、3以上の糖重合度を
    有する還元澱粉糖化物の割合が22〜100 重量%であるこ
    とを特徴とする、ソフト掛け法において用いる糖衣組成
    物調製用シロップ。
  3. 【請求項3】 エリスリトールを45重量%〜57重量%、
    及び還元澱粉糖化物を乾燥物質重量で3重量%〜10重量
    %含有し、前記還元澱粉糖化物中、3以上の糖重合度を
    有する還元澱粉糖化物の割合が22〜100 重量%であるこ
    とを特徴とする、ハード掛け法において用いる糖衣組成
    物調製用シロップ。
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