JPH07250184A - 通信システムの選択的着信制御方法 - Google Patents

通信システムの選択的着信制御方法

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JPH07250184A
JPH07250184A JP6038102A JP3810294A JPH07250184A JP H07250184 A JPH07250184 A JP H07250184A JP 6038102 A JP6038102 A JP 6038102A JP 3810294 A JP3810294 A JP 3810294A JP H07250184 A JPH07250184 A JP H07250184A
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JP
Japan
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communication
condition
call
incoming call
terminal station
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Application number
JP6038102A
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English (en)
Inventor
Tokuyuki Tanaka
徳幸 田中
Susumu Nakayashiki
進 中屋敷
Hisanori Kimoto
寿憲 木元
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着信処理の選択理由を発信側に認識させ、発着
信側双方の持つ通信条件に合わせた通信を開始できるマ
ルチメディア通信システムを提供する。 【構成】通信端局1000aにマルチメディア通信の開
始及び終了を制御するマルチメディア統合制御部110
0を設け、他の通信端局1000b,1000cからの接続
要求に指定された速度及びメディアと、事前に登録した
通信条件との照合結果に従って着信処理を選択し、通信
拒否を選択時には、通信条件を含めた切断通知を他の通
信端局1000b,1000c宛に送信する。 【効果】発着信操作を円滑に進めることができ、必要以
上の回線容量の占有及び不必要なメディアの伝送を防
ぎ、効率の良いマルチメディア通信を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網を通して端末間
で映像,音声,データ等のマルチメディア情報を交換す
るマルチメディア通信システムの選択的着信制御方式に
係り、特に、着信側で実行した着信処理の選択理由を発
信側に認識させ、発着信側双方の持つ通信条件に合わせ
て通信を開始する場合に好適なマルチメディア通信シス
テムの選択的着信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−225665 号公報に記載の
通信システムでは、各端末に複数の電話番号と指定コー
ドを登録した処理テーブルを設け、着信時における発信
側の電話番号が処理テーブルの電話番号に該当する場合
には、指定コードに応じて、呼出メッセージ音を変更す
ることにより発信側を区別したり、FAX接続により不
要なオフフック操作をなくす等の着信処理を実行してい
た。しかし、この従来技術では、着信側で実行した着信
処理の選択理由を発信側に認識させる点については考慮
されていない。
【0003】また、AVシステムの国際標準として規定
されたITU−T勧告H.242 等に記載の通信システ
ムでは、着信を受け付けて発着信側双方の端末間をチャ
ネルで接続した後、接続したチャネル上で発着信側双方
の端末能力を交換し、端末能力に応じた通信モードを指
定してマルチメディア通信を開始することにより、AV
端末間の相互接続を行うことができる。しかし、この従
来技術では、発着信側双方の利用者にとって必要な通信
メディア及び通信速度等の通信条件を合わせてマルチメ
ディア通信を開始する点については考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各端末の処理テー
ブルに着信処理を登録する方式は、着信側では、発信側
の電話番号等に応じて登録した着信処理を実行するもの
の、実行した着信処理の選択理由を発信側に通知しなか
った。このため、着信側で通信を拒否した場合、発信側
では、通信を拒否された事は認識できるものの、通信を
拒否された理由を認識することはできず、通信を拒否さ
れた同一相手に対して、一定時間後再発信等の適切な対
応がとれない問題点があった。
【0005】また、発着信側双方の端末能力を交換する
方式は、発着信側双方の端末能力の範囲内で通信モード
を設定してマルチメディア通信を開始するものの、どの
通信モードを用いるかは規定の範囲外であり、設定され
る通信モードは各端末の仕様に依存する。このため、マ
ルチメディア通信を開始した場合には、発着信側双方の
端末レベルで通信モードが設定されるため、発着信側双
方の利用者にとって必要以上の通信速度で回線容量が占
有されてしまい、別の相手との通信等に利用するための
回線容量が不足したり、占有した回線容量の一部が利用
者にとって不必要なメディアのために割り当てられてし
まい、発着信側双方で伝送不要なメディアが送受信さ
れ、占有した回線容量の利用効率が低下する問題点があ
った。
【0006】本発明の目的は、着信側で実行した着信処
理の選択理由を発信側に認識させ、発着信側双方の利用
者にとって必要な通信条件を合わせてマルチメディア通
信を開始させることを可能とするマルチメディア通信シ
ステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、着信側にお
いて、通信可能な速度,メディア等を示す情報を通信条
件として事前に登録しておき、発信側の要求する速度,
メディア等の条件が登録した条件を満足する時、通信開
始応答を発信側宛に送信することで達成される。また、
発信側の要求する条件が登録した条件を満足しなけれ
ば、着信側の通信条件を示す登録内容を含めた通信拒否
応答を発信側宛に送信する。さらに、発信側で、通信条
件の合わない着信側と通信を開始するために、通信拒否
応答に含まれる通信条件を基に再発信する。さらに、各
端末に優先度を割り当てておき、双方の端末の優先度に
応じて通信条件の優先制御を行う。
【0008】
【作用】本発明によれば、各端末で通信可能な速度,メ
ディア等の通信条件を登録し、他の端末からの着信を検
出した時には、発信側の要求する条件と着信側で登録し
た条件とを照合し、着信側で登録した条件を満足する場
合に通信を開始することにより、通信中における必要以
上の回線容量の占有及び不必要なメディアの伝送を防ぐ
ことができる。
【0009】また、本発明によれば、発信側の要求する
条件が着信側で登録した条件を満足しない場合に通信を
拒否し、着信側で登録した通信条件を発信側へ通知する
ことにより、着信側では応答操作を簡便化でき、発信側
では着信側の拒否理由を認識できる。さらに、通信拒否
応答に含まれる通信条件に基づいて再発信することによ
り、発信側の利用者が通信条件を再設定することなく、
着信側の通信条件に合わせた通信を開始することができ
る。さらにまた、各端末の優先度を設けることにより、
優先度の高い端末の条件に合わせた通信を開始すること
ができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の通信システムの一構成例を示
す。1(1a,1b及び1c)は利用者、1000(1
000a,1000b及び1000c)は各利用者の通
信端局、2000は各通信端局を接続する通信網であ
る。通信端局1000aにおいて、1100はマルチメ
ディア統合制御部、1200は通話者1aを映すカメ
ラ、1300は映像信号を画面表示するモニタ、140
0は通話者1aの音声を集音するマイクロホン、150
0は音声信号を再生するスピーカ、1600は操作卓で
あり、例えば、キーボードである。
【0011】マルチメディア統合制御部1100は、カ
メラ1200から映像信号,マイクロホン1400から
の音声信号及び操作卓1600からの制御信号を取り込
み、通信網2000を介して他の通信端局1000へ送
信する。また、他の通信端局からの映像信号等を受信
し、映像信号をモニタ1300へ出力し、音声信号をス
ピーカ1500へ出力する。
【0012】図2はマルチメディア統合制御部1100
の一構成例を示す。1110は集中制御プロセッサ部、
1120は通信回線インタフェイス(I/F)部、11
30は回線多重分離部、1140は映像CODEC部、
1150は音声CODEC部、1160は映像入出力
部、1170は音声入出力部である。
【0013】集中制御プロセッサ部1110は、プロセ
ッサ,メモリ,バス等を含み、メモリに保持された各種
のプログラムをプロセッサが各々読み出して処理する。
回線I/F部1120は、集中制御プロセッサ部111
0の指示に従い、回線多重分離部1130からの多重信
号を通信網2000へ送信し、通信網2000から受信
する多重信号を回線多重分離部1130へ出力する。回
線多重分離部1130は、映像CODEC部1140,
音声CODEC部1150及び集中制御プロセッサ部1
110からのデータ信号等の各種信号を各々多重化して
回線I/F部1120へ出力し、回線I/F部1120
からの多重信号を分離し、各々、映像CODEC部11
40,音声CODEC部1150及び集中制御プロセッ
サ部1110へ出力する。
【0014】映像入出力部1160は、集中制御プロセ
ッサ部1110の指示に従い、カメラ1200の映像信
号を入力し映像CODEC部1140へ出力すると共
に、映像CODEC部1140からの映像信号を入力し
モニタ1300へ出力する。音声入出力部1120は、
マイクロホン1400からの音声信号を入力し音声CO
DEC部1150へ出力すると共に、音声CODEC部
1150からの音声信号をスピーカ1500へ出力す
る。
【0015】図3は映像入出力部1160の一構成例を
示す。1161は信号スイッチャ、1162はスキャン
・コンバータ機構(あるいは画像信号変換機構)であ
る。信号スイッチャ1161は、集中制御プロセッサ部
1110,カメラ1200,スキャン・コンバータ機構
1162及び映像CODEC部1140間の画面(映
像)信号の入出力組合せを切り換える。集中制御プロセ
ッサ1110は、モニタ1300に映像を表示するため
の同期信号をデータ信号に重畳して送る。
【0016】図4は各通信端局1000の間で通信開始
時に送受信するメッセージフォーマットの一構成例を示
す。100はメッセージの種別を示すメッセージ名、1
10はメッセージに付加する情報を示す情報要素であ
る。100a,100b,100c及び100dはメッセー
ジ名100に対応し、100aは通信の開始を要求する
メッセージ(接続要求)、100bは通信の拒否を通知
するメッセージ(切断通知)、100cは通信の開始を
通知するメッセージ(接続通知)、100cは呼出中の
状態を通知するメッセージ(呼出通知)を示す識別子で
ある。
【0017】111a,112a,113a及び114
aは接続要求の情報要素110に対応し、111aは相
手先の通信端局1000に対応するアドレスを示す相手
局番号、112aは通信開始後に割り当てる速度を示す
通信速度、113aは通信開始後に送受信するメディア
を示す通信メディア、114aは接続要求を送信する通
信端局のアドレスを示す自局番号である。112b及び
113bは切断通知の情報要素110に対応し、112
bは着信側の通信端局1000で通信可能な速度を示す
通信速度、113bは着信側の通信端局1000で通信
可能なメディアを示す通信メディアである。
【0018】図5は各通信端局1000において任意に
設定する通信条件テーブルの一構成例を示す。131は
通信可能な速度を登録する許容速度、132は通信可能
なメディアを登録する許容メディア、133は任意の通
信端局1000のアドレスを示す発信者番号である。こ
こで一行目の登録内容に注目すると、発信者番号133に
10、許容速度131に64kbps、許容メディア132
に音声単独が登録されているため、通信条件テーブルに
は、10のアドレスを持つ通信端局1000からの着信
に対し、通信条件として、通信可能な速度を64kbps、
通信可能なメディアを音声単独メディアに設定してある
ことがわかる。
【0019】図6はマルチメディア統合制御部1100
の集中制御プロセッサ部1110で処理される、二つの
通信端局1000間で通信を開始する場合に対応した発
信処理の一例を示す流れ図である。ステップ2では接続
要求に、相手先の通信端局1000のアドレスを示す相
手局番号111a,自通信端局1000のアドレスを示
す自局番号114aと共に、通信開始直後の通信形態と
して要求する通信速度112a及び通信メディア113
aを設定し、ステップ4ではステップ2で作成した接続
要求を相手先の通信端局1000宛に送信し、ステップ
6では相手先の通信端局1000からのメッセージを監
視し、メッセージを受信すればステップ8へ進み、受信
したメッセージが接続通知かどうかを比較する。接続通
知の場合はステップ10へ進み、接続要求に設定した通
信速度112a及び通信メディア113aに従って通信
を開始する。一方、ステップ8で接続通知以外のメッセ
ージを受信した場合はステップ26へ進み、受信したメ
ッセージが切断通知か呼出通知かを比較する。切断通知
の場合はステップ12へ進み、切断通知に設定された通
信速度112b及び通信メディア113bの内容をモニ
タ1300に表示する。また一方、ステップ26で呼出
通知を受信した場合はステップ28へ進み、呼出中応答
待機処理を行う。
【0020】図7はステップ28の呼出中応答待機処理
の一例を示す流れ図である。ステップ30では呼出中を
示すメッセージをモニタ1300に表示し、ステップ6
では相手先の通信端局1000からのメッセージを監視
し、メッセージを受信すればステップ8へ進み、受信し
たメッセージが接続通知か切断通知かを比較する。接続
通知の場合はステップ10へ進み、接続要求に設定した
通信速度112a及び通信メディア113aに従って通
信を開始する。ステップ8で切断通知を受信した場合は
ステップ32へ進み、通信拒否を示すメッセージをモニ
タ1300に表示する。また一方、ステップ6で相手か
らのメッセージを受信していない場合はステップ34へ
進み、利用者1からの切断指示を待ち、切断指示を検出
した場合はステップ36へ進み、接続要求を受信した通
信端局1000宛に切断通知を送信し、ステップ38で
は呼出中止を示すメッセージをモニタ1300に表示す
る。
【0021】図8はマルチメディア統合制御部1100
の集中制御プロセッサ部1110で処理される、二つの
通信端局1000間で通信を開始する場合に対応した着
信処理の一例を示す流れ図である。ステップ14では他
の通信端局1000からの接続要求を監視し、接続要求
を受信すればステップ40へ進み、接続要求に設定され
た自局番号114aが通信条件テーブルの発信者番号1
33に登録済みかどうかを比較する。
【0022】登録済みの場合はステップ16へ進み、受
信した接続要求に設定された通信速度112aが、通信
条件テーブルにおいて、発信者番号133に対応した許
容速度131で示す条件の範囲内かどうかを比較する。
条件の範囲内の場合はステップ18へ進み、受信した接
続要求に設定された通信メディア113aが、通信条件
テーブルにおいて、発信者番号133に対応した許容メ
ディア132で示す条件の範囲内かどうかを比較する。
【0023】条件の範囲内の場合はステップ20へ進
み、接続要求を送信した通信端局1000へ接続通知を送信
し、ステップ10では受信した接続要求に設定された通
信速度112a及び通信メディア113aに従って通信
を開始する。
【0024】一方、ステップ16で受信した接続要求に
設定された通信速度112aが、通信条件テーブルの許
容速度131で示す条件の範囲外である場合、あるいは
ステップ18で受信した接続要求に設定された通信メデ
ィア113aが、通信条件テーブルの許容メディア13
2で示す条件の範囲外である場合はそれぞれステップ2
2へ進み、通信条件テーブルの許容速度131及び許容
メディア132を切断通知の通信速度112b及び通信
メディア113bに設定し、接続要求を送信した通信端
局1000宛に切断通知を送信する。
【0025】また一方、ステップ40で自局番号114
aが通信条件テーブルの発信者番号133に未登録の場
合はステップ42へ進み、着信応答待機処理を行う。
【0026】図9はステップ42の着信応答待機処理の
一例を示す流れ図である。ステップ44では着信を示す
メッセージをモニタ1300に表示し、ステップ46で
は相手先の通信端局1000からの切断通知を監視し、
切断通知を受信した場合にはステップ38へ進み、呼出
中止を示すメッセージをモニタ1300に表示する。一
方、ステップ46で切断通知を受信しなかった場合はス
テップ48へ進み、利用者1からの指示を監視する。指
示を検出した場合はステップ50へ進み、検出した指示
内容が接続指示か切断指示かを比較する。接続指示の場
合はステップ20へ進み、接続要求を送信した通信端局
1000宛に接続通知を送信し、ステップ10では受信
した接続要求に設定された通信速度112a及び通信メ
ディア113aに従って通信を開始する。また一方、ス
テップ50で切断指示を検出した場合はステップ36へ
進み、接続要求を送信した通信端局1000宛に切断通
知を送信し、ステップ32で通信拒否を示すメッセージ
をモニタ1300に表示する。
【0027】図10は発信者別に通信条件を登録した通
信端局1000bにおいて、通信端局1000aから通
信の開始要求を受信する場合のシーケンスの一例であ
る。まず通信端局1000aは、利用者1aの接続指示
に従い、相手局番号111aに相手先の通信端局100
0bのアドレスを設定すると共に、通信速度112aに
384kbps、通信メディア113aに映像単独メディ
ア、自局番号114aに通信端局1000aのアドレス
を示す10をそれぞれ設定した接続要求を通信端局10
00b宛に送信する。
【0028】次に通信端局1000bは、受信した接続
要求に設定された自局番号114aの10が通信条件テ
ーブルの発信者番号133に登録済みであることを確認
後、受信した接続要求に設定された通信速度112aの
384kbpsと、通信端局1000bの通信条件テーブル
における発信者番号10に対応して登録した許容速度1
31の64kbpsとを比較する。これにより、通信端局1
000bは、通信端局1000aの要求する速度が通信
条件テーブルに登録した条件の範囲外であることを確認
し、通信条件テーブルにおける発信者番号10に対応し
て登録した許容速度131の64kbps及び許容メディア
132の音声単独を、通信速度112b及び通信メディア1
13bにそれぞれ設定した切断通知を通信端局1000
a宛に送信する。そして通信端局1000aは、受信し
た切断通知に設定された通信速度112bの64kbps及
び通信メディア113bの音声単独をモニタ1300に
表示し、通信端局1000bの通信条件として利用者1
aに通知する。
【0029】ここで利用者1aが、例えば、モニタ13
00に表示した再発信ボタンを選択すると、まず、通信
端局1000aは、モニタ1300に表示した通信条件
に基づき、相手局番号111aに相手先の通信端局10
00bのアドレスを設定すると共に、通信速度112a
に64kbps、通信メディア113aに音声単独、自局番
号114aに通信端局1000aのアドレスを示す10
をそれぞれ設定した接続要求を通信端局1000b宛に
送信する。
【0030】次に接続要求を受信した通信端局1000
bは、接続要求に設定された要求条件が、通信条件テー
ブルに登録された通信条件を満足するため、通信端局10
00a宛に接続通知を送信する。この結果、通信端局10
00aと1000bとの間で、通信速度64kbps、音声
単独メディアの通信を開始する。
【0031】なお、通信端局1000aの自局番号が通
信端局1000bの通信条件テーブルに未登録の場合に
は、まず通信端局1000aは通信端局1000b宛に
上記実施例と同様の接続要求を送信する。次に、通信端
局1000bは、受信した接続要求に設定された自局番
号114aが通信条件テーブルの発信者番号133に未
登録であることを確認後、通信端局1000a宛に呼出
通知を送信し、モニタ1300に着信を示すメッセージ
を表示する。そして呼出通知を受信した通信端局100
0aは、呼出中を示すメッセージをモニタ1300に表
示する。
【0032】ここで利用者1bが接続を選択すると、通
信端局1000bから通信端局1000aへ接続通知を
送信し、接続要求の要求条件に従う通信を開始する。一
方、利用者1bが着信拒否を指示する場合あるいは利用
者1aが呼出中止を指示すると、相手の通信端局100
0aあるいは1000bへ切断通知を送信し、通信を開
始することなく発着信を終了する。
【0033】本実施例によれば、各通信端局で任意に通
信条件を設定でき、通信条件に合わない通信開始要求に
対しては利用者を介することなく拒否できるので、着信
側の応答操作を簡便化できる。また、発信側に対して
は、通信路を設定することなく、着信側の通信条件を拒
否理由として提示することができるので、少ない通信コ
ストで、発信側の適切な対応を導くことができる。
【0034】また本実施例によれば、各通信端局で特定
の相手に対応した通信条件を独立に設定でき、通信相手
を差別化できる。
【0035】次に本発明の第二の実施例を説明する。図
1に示すマルチメディア通信システムにおいて、まず各
通信端局1000に接続要求の受信時刻を計測するタイ
マを設ける。次に、各通信端局1000では、通信条件
テーブルに、時間帯に応じた複数の通信条件を登録す
る。そして、ある通信端局1000から接続要求を受信
した通信端局1000では、通信条件テーブルに設定さ
れた時間帯の中から、接続要求の受信時刻を含む時間帯
を検出し、検出した時間帯に対応して登録した通信条件
と接続要求の要求条件とを比較し、通信開始あるいは通
信拒否を選択,実行する。
【0036】例えば、図5に示す通信条件テーブルにお
いて、発信者番号133を時間帯に置き換え、一行目に
11時から13時まで、2行目に15時から17時ま
で、3行目に19時から8時まで、とそれぞれ時間帯を
設定する。この時間帯に応じて任意の許容速度131及
び許容メディア132を登録できる。
【0037】次に、図10の通信開始シーケンスに示す
ように、通信端局1000aが接続要求を通信端局10
00b宛に送信したとする。この場合、まず通信端局10
00aからの接続要求を、通信端局1000bが12時に
受信したとすると、この受信時刻は、前述の通信条件テ
ーブルで登録した時間帯のうち、11時から13時まで
の時間帯に該当する。従って、通信端局1000bで
は、受信した接続要求に設定された通信速度112a
と、通信端局1000bの通信条件テーブルにおける時
間帯「11時から13時」に対応して登録した許容速度
131とを比較する。
【0038】ここで、通信速度112aの示す条件が許
容速度131の示す条件の範囲外であれば、通信条件テ
ーブルにおいて、時間帯「11時から13時」に対応し
て登録した許容速度131及び許容メディア132を通
信速度112b及び通信メディア113bにそれぞれ設
定し、かつ時間帯「11時から13時」の終了時刻であ
る13時を設定した切断通知を通信端局1000a宛に
送信する。そして通信端局1000aは、通信端局10
00bの通信条件及び条件の照合を終了する時刻を利用
者1aに通知する。
【0039】なお、これは通信メディア113aの示す
条件が許容メディア132の示す条件の範囲外である場
合も同様であり、さらに通信速度112a及び通信メデ
ィア113aの示す条件が、共に許容速度131及び許
容メディア132の示す条件の範囲内である場合には、
接続通知を通信端局1000a宛に送信して通信を開始
する。
【0040】次に、通信端局1000aからの接続要求
を、通信端局1000bが14時に受信したとすると、
この受信時刻は、前述の通信条件テーブルで登録した時
間帯のうち、該当する時間帯がない。従って、通信端局
1000a宛に呼出通知を送信し、通信端局1000c
には呼出中、通信端局1000aには着信を示すメッセ
ージをそれぞれ表示する。この後、前述の第一の実施例
と同様に、利用者1bの接続指示により通信を開始し、
利用者1aの呼出中止指示あるいは利用者1bの着信拒
否指示により通信を開始することなく発着信を終了す
る。
【0041】本実施例によれば、着信側の登録した通信
条件を各通信端局で特定の時間に対応した通信条件を独
立に設定でき、利用者の多い時間での帯域の占有を防ぐ
ことができる。
【0042】本実施例では、着信側で通信を拒否した時
には、着信側の通信条件を発信側に通知し、発信者に認
識させる場合について説明したが、着信側の通信条件に
合わせて発信側から再発信させてもよい。この場合の一
実施例を説明する。図10に示す通信開始シーケンスに
おいて、切断通知を受信した通信端局1000aは、モ
ニタ1300に着信拒否を表示することなく、受信した
切断通知に設定された着信側の通信条件、すなわち通信
速度112bの64kbps及び通信メディア113bの音声単
独を、発信側の要求条件、すなわち通信速度112a及
び通信メディア113aにそれぞれ再設定した接続要求
を通信端局1000b宛に再送する。これにより、接続
要求を受信した通信端局1000bでは、接続要求に設
定された要求条件が、通信条件テーブルに登録された通
信条件を満足するため、通信端局1000aへ接続通知
を送信し、通信速度64kbps、音声単独メディアの通信
を開始する。
【0043】本実施例によれば、着信側の条件を満足し
ない場合には、着信側の満足する条件で再発信するの
で、着信側の通信条件に合わせて通信を開始することが
できる。また、着信側の通信拒否に対しては、利用者を
介することなく再発信できるので、発信側の操作を簡便
化できる。
【0044】以上の説明では、着信側で登録した通信条
件を基準に着信処理を選択する場合について説明した
が、本発明はこれに限定するものではなく、発信側の要
求する通信条件を基準に通信を開始する場合にも適用で
きる。この場合の一実施例を説明する。
【0045】図1に示すマルチメディア通信システムに
おいて、まず各通信端局1000に予め優先度を割り当
てておく。次に、各通信端局1000では、自通信端局
1000の持つ優先度を含めた接続要求を通信を開始したい
相手の通信端局1000宛に送信する。この時、接続要
求を受信した通信端局1000では、接続要求の優先度
と、接続要求を受信した通信端局1000の持つ優先度
との比較結果により、前者の優先度の方が高ければ発信
側の要求条件に従って通信を開始し、そうでなければ前
述の実施例と同様に、発信側の要求条件と着信側の通信
条件とを照合した結果に従って、通信開始あるい通信拒
否を選択,実行する。
【0046】例えば、図10に示す通信開始シーケンス
において、まず通信端局1000a,1000bにそれ
ぞれ優先度A,Bを割り当てておく。ここでは優先度B
の方が優先度Aより高いとする。次に通信端局1000
aは、優先度A付きの接続要求を通信端局1000bに
送信する。この時、通信端局1000bでは、接続要求
の優先度Aと通信端局1000bの持つ優先度Bとを比
較し、着信側、すなわち通信端局1000b、の優先度
の方が高いことを確認する。この結果、前述の実施例と
同様に、発信側の要求条件と着信側の通信条件との照合
を行い、接続要求の要求条件が、通信条件テーブルに登
録した通信条件の範囲外である場合には、通信端局10
00bの通信条件を設定した切断通知を通信端局100
0a宛に送信する。
【0047】なお、ここで要求条件が通信条件の範囲内
である場合には、接続通知を通信端局1000a宛に送
信し、通信を開始する。一方、優先度Aの方が優先度B
より高いとする場合、通信端局1000bでは、接続要
求の優先度Aと通信端局1000bの持つ優先度Bとを
比較し、発信側、すなわち通信端局1000a、の優先
度の方が高いことを確認する。この結果、前述の実施例
で説明した発信側の要求条件と着信側の通信条件との照
合を行わず、接続通知を通信端局1000aに送信し、接続
要求の要求条件に従って通信を開始する。
【0048】本実施例によれば、優先度のより高い通信
端局の通信条件に合わせて着信処理を選択できる。
【0049】なお、上記実施例はいずれも登録した通信
条件を着信側で使用する場合について説明したが、本発
明はこれに限定するものではなく、発信側で使用しても
よく、例えば、登録した通信条件の内容に基づいて発信
時の要求条件を設定し、利用者の発信操作を簡便化する
ことも可能である。また、この例では複数の通信条件を
発信者番号対応あるいは時間帯対応に登録する場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、日付別に複数の通信条件を登録したり、発
信者番号と時間帯の組合せ別に複数の通信条件を登録し
たりすることも可能であり、発信者番号等対応する項目
のない通信条件を一つだけ登録してもよい。
【0050】さらに、この例では通信条件として通信速
度及び通信メディアを照合する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
発信者番号そのものを通信条件として登録することによ
り、通信を許可する相手を限定したり、映像及び音声の
符号化方式を通信条件として登録することにより、利用
者レベルで映像及び音声の品質を折衝したり、通話やメ
ール等回線接続後のサービスを通信条件として登録する
ことにより、着信側が不在時に留守番電話機能等を発信
側に提供することも可能である。さらにまた、この例で
は利用者自身の映像及び音声を通信して双方で再生する
場合について説明したが、例えば、VTRの再生する映
像,音声やイメージスキャナで取り込んだ静止画等、通
信する情報の種類にはよらない。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、各端末で任意の通信条
件を登録しておき、着信側において、通信条件を満足す
る通信開始要求に対してのみ通信を開始することによ
り、必要以上の回線容量の占有及び不必要なメディアの
伝送を防ぐことができ、効率の良いマルチメディア通信
を実現できる。
【0052】また、着信側において、通信条件に合わな
い通信開始要求に対して通信を拒否すると共に、着信側
で登録した通信条件を発信側に伝達することにより、発
信側で着信側の拒否理由を把握でき、発着信操作を円滑
に進めることができる。
【0053】さらに、発信側の端末が、着信側から通信
拒否応答により通知された通信条件に基づいて再発信す
ることにより、発信側の利用者が、着信側の通信条件を
確認して要求条件を再設定する操作を不要にし、着信側
の通信条件に合わせた通信を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムのブロック図。
【図2】図1の通信システムにおけるマルチメディア統
合制御部のブロック図。
【図3】図2のマルチメディア統合制御部における映像
入出力部のブロック図。
【図4】図1の通信システムの通信を開始する場合に通
信端局間で送受信するメッセージフォーマットの説明
図。
【図5】図2のマルチメディア統合制御部で、任意の通
信可能速度及び通信可能メディアを登録可能な通信条件
テーブルの説明図。
【図6】図2のマルチメディア統合制御部の発信処理の
一例を示すフローチャート。
【図7】図6の発信処理において、呼出中応答待機処理
の一例を示すフローチャート。
【図8】図2のマルチメディア統合制御部の着信処理の
一例を示すフローチャート。
【図9】図8の着信処理において、着信応答待機処理の
一例を示すフローチャート。
【図10】図1に示す通信システムにおいて、通信端局
間での通信開始時のメッセージ送受信シーケンスの一例
を示す説明図。
【符号の説明】
1…参加者、1000…通信端局、1100…マルチメ
ディア統合制御部、1200…カメラ、1300…モニ
タ、1400…マイクロホン、1500…スピーカ、1
600…操作卓、2000…通信網。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末間で通信網を介して各種通信メ
    ディアの交換を行う通信システムにおいて、優先度を割
    り当てた前記各端末に、通信速度や通信メディア種別等
    の通信属性組合せからなる発信要求条件を選択し得る発
    信条件選択手段と、着信時に発信側の優先度と着信側の
    優先度を比較し前記発信側の優先度の方が高い時に前記
    発信要求条件に従って回線を接続する発信優先回線接続
    手段とを備え、優先度の高い発信側の発信要求条件に従
    って回線を接続することを特徴とする通信システムの選
    択的着信制御方法。
  2. 【請求項2】複数の端末が各種通信メディアを伝送可能
    な通信網に接続された通信システムにおいて、前記各端
    末に、通信速度や通信メディア種別等の通信属性組合せ
    からなる着信許可条件を選択し得る着信条件選択手段
    と、前記通信属性組合せからなる発信要求条件を選択し
    得る発信条件選択手段と、着信時に前記着信許可条件と
    前記発信要求条件を照合する発着信条件照合手段と、前
    記発着信条件照合手段による照合結果が一致の時に回線
    を接続する回線接続手段とを備え、発信側の発信要求条
    件と着信側の着信許可条件とが一致する時に回線を接続
    することを特徴とする通信システムの選択的着信制御方
    法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記各端末に、前記発
    着信条件照合手段による照合結果が不一致の時に前記着
    信許可条件を含む通信拒否を通知する通信拒否手段と、
    前記通信拒否受信時に前記着信許可条件に応じて前記発
    信要求条件を選択する発信条件選択手段とを備え、発信
    側の発信要求条件と着信側の着信許可条件とが一致しな
    い時に通信拒否後、着信側の着信許可条件に従って回線
    を接続する通信システムの選択的着信制御方法。
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Cited By (4)

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