JP3972585B2 - モデム装置およびその着信応答検出方法とプログラム並びにそれを用いた投票集計システム - Google Patents

モデム装置およびその着信応答検出方法とプログラム並びにそれを用いた投票集計システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み込み機器用モデムなどに実装され、パーソナルコンピュータ等の公衆回線との接続制御を行うモデム装置等の、電話回線に接続されデータ通信を行うデータ通信装置に係わり、特に、テレゴングサービス等への適用に好適なデータ通信装置およびその着信応答検出方法とプログラム並びにそれを用いた投票集計システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、放送番組においては、クイズ番組やテレビショッピング、アンケート調査など、視聴者に対して応答要求が提供され、その応答要求に対する応答を、電話やファクシミリが用いて、視聴者から放送側へ送信する視聴者参加型の放送番組が数多く提供されている。
【0003】
このようなサービスの応答技術には、電話投票サービスを用いたものがある。この電話投票サービスは、例えば前述のような視聴者参加型番組は、応答先の電話番号に多数の視聴者が同時に発呼を行なうことができるもので、電話会社により提供されるものであり、テレゴングと称されている。
【0004】
この電話投票サービスは、例えば、テレビやラジオの番組におけるアンケート調査やクイズなどにおいて、1つの設問に対する複数の回答のそれぞれ毎に、受付のための応答先電話番号がそれぞれ割り付けられて、個々の応答先電話番号に対する着信の回数、即ち、視聴者からの応答の件数を発呼側のそれぞれの電話局側でカウントし集計して、放送局側に通知するものである。
【0005】
CS/BSデジタルテレビでのクイズ番組であれば、番組側が視聴者に対して、各クイズに対する複数の回答番号を用意して放送し、その各回答番号毎に特定の電話番号を設定しておき、各視聴者が、TVチューナ(CS/BSデジタルチューナ)/セットトップボックスのリモコンを使用して回答に応じた番号をリモコンから選択すると、TVチューナ(CS/BSデジタルチューナ)の内部において、内部のシステムコントロールCPUが、この選択を解釈して、個々の選択毎に予め決められた電話番号へモデムを使用してダイヤリングを行う。
【0006】
電話局側では、その視聴者の地域の加入者交換局で個々の応答電話番号についての着信を受け、受付完了通知(受付完了メッセージ)を応答者に送ると共に、個々の応答電話番号についての着信数の集計を行ない、全国各地の加入者交換局で収集した着信数を、番組側に伝える。
【0007】
尚、このようなテレゴングサービスに関しては、例えば、特開平8−125624号公報に記載のように、双方向放送番組に対するユーザの応答の返信先の電話番号の情報を、できるだけ少ない情報量として、放送信号に多重化して放送する技術が開示されている。
【0008】
このテレゴングサービスでは、発呼側から電話局へ電話をかけ、着信側が応答した時点で実質的には完了となり、回線を切断することができる。従って、着信側は、応答メッセージを流した後は回線を切断する。勿論、発呼側が、着信側の応答を検出して回線を切断しても良い。
【0009】
例えば、CS/BSデジタルTVチューナでは、セットトップボックスのシステムコントロール側で、回線の極性検出信号のモニタ結果や、モデムからの話中音の検出結果などから着信側が応答したことを判断している。
【0010】
図10は、従来のモデム装置を使った着信側応答検出システムの構成を示すブロック図であり、図11は、通常の公衆回線網における網の動作と回線の状態を示す説明図である。
【0011】
図10において、パーソナルコンピュータやセットトップボックスのコントロールユニット等からなるホスト105とモデム装置101は、R232C等のシリアル通信線で接続される。さらに、モデム装置101はトランス102と接続される。また、モデム装置101は、電話回線との接続を行うオフフック回路103をコントロールする。回線の極性検出回路104の出力信号はホスト105と接続されている。
【0012】
極性検出回路104が接続された回線は、図11に示すように、網の動作に対応して、次の▲1▼〜▲5▼の状態となる。
【0013】
▲1▼回線が閉結されない状態。
【0014】
▲2▼発信側は、回線を閉結し、回線(網)からの発信音が送出される。
【0015】
▲3▼その発信音が検出されると、発信側は、選択信号を送出する(ダイヤリング)。
【0016】
▲4▼着信側には呼出信号が、また、発呼側には呼出音が回線(網)から送出され、ベルが鳴動する。尚、着信側が、呼出信号を検出してすぐに応答した場合、呼出音は、必ずしも発呼側に伝わるとは限らない。
【0017】
▲5▼着信側が応答すると呼出音は停止し、発信側の極性が反転する。
【0018】
このように、着信側が応答すると回線の極性が反転するため、図10におけるホスト105は、極性検出回路104においてダイヤリング後の極性が反転したことを検出することで着信側の応答を検出することができる。
【0019】
従来の構成では、ホスト105は、モデム装置101との通信線以外に、極性検出回路104との極性選出用の入力ポートを必要とし、モデム装置101を通してダイヤリングし、その後の極性検出回路104の出力信号をモニタした結果から着信側が応答したことを検出する必要がある。単にモデム装置101からの応答結果からのみでは着信したかどうかを検出することはできない。
【0020】
セットトップボックスなど、モデム装置101のホスト105となるシステムコントロールCPU(Central Processing Unit)は、モデム装置101の他にコントロールすべき機能が多数在り、極性検出回路104の出力信号をモニタした結果から着信側が応答したことを判別する等の負荷を、少しでも減らすことが必要である。また、極性検出回路104用のポート等、ハード資源も少しでも少ない方が良い。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、例えばCS/BSデジタルTVチューナのセットトップボックス等、モデム装置を使用した上位装置(ホスト)において、ダイヤリング後に相手側が着信したかどうかを、回線の極性検出結果に基づき、判別しなければならない点である。
【0022】
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、回線との接続にモデム装置等を使用するホスト側、例えば、セットトップボックスのシステムコントロール側において、回線の極性検出信号のモニタ結果やモデムからの話中音の検出結果などから着信側が応答したことを判断する必要を無くし、ホストの負荷を減らすことを可能とするデータ通信装置およびその着信応答検出方法とプログラム並びにそれを用いた投票集計システムを提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のデータ通信装置およびその着信応答検出方法は、例えばCS/BSデジタルTVチューナのセットトップボックスなどに使用されているモデム装置(1)であって、セットトップボックスのシステムコントロール(ホスト5側)から指定された宛先へのダイヤリング後に、着信応答制御部1jにより、、極性検出回路(4)による回線極性の反転検出を検知し、その検知結果に基づき、相手側が着信(応答)したことを検出して、その検出結果を、ホスト5側に伝える。これにより、モデム装置(1)をコントロールするホスト(5)側では、ダイヤリングをモデム装置(1)に指示するのみで、相手側が着信したことをモデム装置(1)から伝えられるので、ハード資源も含めホスト(5)側の負担を減らすことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明に係るデータ通信装置としてのモデム装置およびそれを用いた投票集計システムの構成例を示すブロック図である。
【0026】
図1において、1は本発明に係わるモデム装置、2〜4は各々NCU(Network Control Unit)を構成すトランス(2)とオフフック回路(3)および極性検出回路(4)、5はモデム装置1を使用するホストである。
【0027】
本図1では、テレゴングサービスを提供する投票集計システムを利用する例を示しており、ホスト5は、CS/BSデジタルTVチューナのセットトップボックスにおけるコントロールユニットである。このホスト5は、モデム装置1とRS232Cなどのシリアル通信で接続され、モデム装置1を介して、番組配信側が収容された電話局の交換機に発呼する。
【0028】
モデム装置1には、トランス2が接続される。また、モデム装置1は、電話回線の回線閉結を行うオフフック回路3をコントロールする出力ポート6と回線閉結後の回線の極性を示す極性検出回路4用の入力ポート7、および、入力ポート7からの入力に基づき、極性検出回路4による電話回線の極性状態変化の検出結果を検知する極性検知部8と、この検知結果に基づき着信先の応答(オフフック)を検出する応答検出部9と、この検出結果をホスト5に通知する結果通知部10とを有する。
【0029】
このような構成とすることにより、モデム装置1は、ホスト5からの要求に対応してダイヤリングした後、接続された回線上で、着信側応答があったことを検出し、その検出結果をホスト5に出力する。このことにより、従来の着信側応答の判別に係わるホスト5の負荷を減らすことができる。
【0030】
図2は、図1における極性検出回路の構成例を示すブロック図であり、図3は、図2における極性検出回路の極性検出タイミング例を示す説明図である。
【0031】
図2において、20〜22は抵抗、23はフォトカプラ、24はオフフック回路3のオフフックリレーである。オフフックリレー24がOFF(オフ)の場合には、電流が流れないため抵抗20の両端▲1▼,▲2▼には電圧が発生しない。そのため、極性検出出力は、ON(オン)となる。
【0032】
また、オフフックリレー24がONになると、図のような回線の極性の場合、ラインL2からラインL1へ電流が流れる(抵抗20における▲1▼から▲2▼へ)ため、抵抗20の両端に電圧が発生し、抵抗21を通してフォトカプラ23のダイオードに順方向の電流が流れ、フォトカプラ23のトランジスタはONし、極性検出出力は、OFFとなる。
【0033】
回線の極性が変わると、ラインL2が(−)で、ラインL1が(+)になり、▲2▼から▲1▼へ電流が流れる。このように電流の流れる方向が変化するため、フォトカプラ23のダイオードには逆方向の電圧がかかり、フォトカプラ23のトランジスタはOFFとなり、極性反転出力は、OFFからONへ変化する。
【0034】
回線の極性は、電話回線への接続の仕方により、ラインL1とラインL2が逆に接続されることも考えられるため、極性検出回路4の出力は、図3に示すように、オフフック後の状態が逆になる場合もあるが、結局、オフフック後の回路出力が変化することで極性の反転を検出できる。
【0035】
図4は、図1におけるモデム装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0036】
本例のモデム装置1はモデムチップであり、その内部は、DSP(Digital Signal Processor)1aコア、ROM(Read Only Memory)1b、RAM(Random Access Memory)1c、AFE(A/D、D/A変換)1d、2線−4線変換回路1e、通信用I/O1f、NCUコントロール用I/O1gを内蔵している。
【0037】
モデム装置1の通信機能は、DSP1a上でソフトウェア(プログラム)により実現され、そのプログラムはROM1bに内蔵されている。すなわち、ROM1bからのプログラムにより、従来からのモデム機能1h、音声認識機能1iと共に、図1の極性検知部8、応答検出部9、結果通知部10からなる着信応答制御部1jが実現されている。
【0038】
モデム装置1は、通常、ATコマンドを用いてホスト5側からコントロールされる。ホスト5は、ダイヤリングを行うため(選択信号の送出)、「ATDxxxx」(xxxxは、電話番号)コマンドをモデム装置1に送る。モデム装置1は、それに対応してダイヤリングするため、オフフックコントロール線をコントロールしてオフフック回路3をオンにし、回線を閉結する。
【0039】
そして、回線からの発信音確認後、コマンドで示される電話番号(xxxx)のダイヤリングを行う。尚、回線からの発信音を確認しないでダイヤリングする場合もあり、その場合、オフフック後一定時間以上経ってからダイヤリングする必要がある。
【0040】
モデム装置1は、ダイヤリング後、図1の極性検知部8、応答検出部9、結果通知部10からなる着信応答制御部1jにより、回線からの極性検出回路3からの極性を示す信号をモニタし、極性検出回路3からの信号がオフフック後に変化すると、極性が反転したことを認識し、ホスト5へ「ANSWERED」というリザルトコード(ホストへの応答コード)を送る。
【0041】
すなわち、着信応答制御部1jは、極性検知部8により、極性検出回路3からの入力ポート7への入力に基づき電話回線の極性状態の変化を検知し、電話回線の極性状態が変化すると、応答検出部9により、着信先の応答(オフフック)であることを検出し、結果通知部10により、この応答検出部9の検出結果を「ANSWERED」というリザルトコード(ホストへの応答コード)でホスト5に通知する。
【0042】
このリザルトコードにより、ホスト5は、相手側が着信したことが分る。このリザルトコードは、予め決めておけば良いので、任意のコードを使用することができる。また、リザルトコードには、「ANSWERED」のようなキャラクターベースか「99」のような数字の2つの表現方法を持っている。
【0043】
あるいは、リザルトコードではなく、シリアルポートで使用しているモデム装置1からのステータス信号線であるDSRやDCD信号線を使ってホスト5に伝えることでも良い。通常、DCDおよびDSRは、モデム装置1が相手モデムとの接続を確立するとオンとなる信号であるが、ダイヤリング後にオンとなり、相手が着信することが検出されるとオフにし、接続が確立されるとオンになるようにしておけば、ホスト5は、これらの信号の変化に基づき、着信したかどうかを認識することができる。以上のモデム装置1の動作を図5を用いて説明する。
【0044】
図5は、図1におけるモデム装置の本発明に係わる第1の処理動作例を示すフローチャートである。
【0045】
図1のモデム装置1は、オフフック回路3をオンにして回線を閉結し(ステップ501)、回線からの発信音の有無を確認する(ステップ502)。発信音を検出すれば、ホスト5から指示された電話番号のダイヤリングを行い(ステップ503)、DCD信号およびDSR信号をONにする(ステップ504)。
【0046】
その後、図4の着信応答制御部1j(極性検知部8、応答検出部9、結果通知部10)により、回線からの話中音と極性検出回路3からの極性を示す信号をモニタし、極性検出回路3からの信号がオフフック後に変化することを検出する(ステップ505)。
【0047】
回線の極性が反転したことを認識すると、リザルトコード「ANSWERED」を出力して、または、ステータス信号(「DCD信号およびDSR信号」)をOFFにして、図1のホスト5に対して、着信応答を通知する(ステップ506)。
【0048】
このようにして、着信側の応答が判れば、図1のホスト5は、回線を切断する。そのため、ホスト5は、モデム装置1へ任意のキャラクタを送る。モデム装置1は、相手モデムとの接続が完了するまでにキャラクタが送られると、接続動作を中止し回線を切断する。
【0049】
つまり、オフフックコントロール線をオフ(OFF)にして回線を開き、ホスト5には、「NO CARRIER」リザルトコードを出力する。これは、キーアボート動作と呼ばれ、通常のモデムが持っている機能である。
【0050】
このように、着信側の応答を検出すると直ちに回線を切断することにより、通話料を安くすることができる。また、回線の有効利用が可能となる。
【0051】
さらに、このようにホスト5が着信側の応答を知った後に、モデム装置1へ切断動作を指示するのは通常の動作だが、この動作をモデム装置1側が行うことで、より早く回線の切断を行うことができる。
【0052】
すなわち、モデム装置1がダイヤリング後に、極性反転を検出し、着信側が応答したことが分れば、モデム装置1は、着信側の応答をホスト5に通知するが、その後、ホスト5からの切断指示を待たずに切断動作を行う。この切断動作は、ホスト5への着信側の応答の通知と同時に行っても構わない。
【0053】
このように、モデム装置1側で動作を完結化することで、接続時間をさらに短縮することができ、またホストの負荷も減らすことができる。このような動作を、図6に示す。
【0054】
図6は、図1におけるモデム装置の本発明に係わる第2の処理動作例を示すフローチャートである。
【0055】
本例のステップ601〜607における各処理動作内容は、図5におけるステップ501〜507での処理と同じである。すなわち、オフフック回路3をオンにして回線を閉結し(ステップ601)、回線からの発信音の有無を確認し(ステップ602)、発信音を検出すれば、ホスト5から指示された電話番号のダイヤリングを行い(ステップ603)、DCD信号およびDSR信号をONにする(ステップ604)。
【0056】
その後、図4の着信応答制御部1j(極性検知部8、応答検出部9、結果通知部10)により、回線からの話中音と極性検出回路3からの極性を示す信号をモニタし、極性検出回路3からの信号がオフフック後に変化することを検出する(ステップ605)。
【0057】
回線の極性が反転したことを認識すると、リザルトコード「ANSWERED」を出力して、または、ステータス信号(「DCD信号およびDSR信号」)をOFFにして、図1のホスト5に対して、着信応答を通知する(ステップ606)。
【0058】
その後、直ちに、すなわち、ホスト5からの回線切断のための任意のキャラクタの送信を待つことなく、モデム装置1は、接続動作を中止し回線を切断する(ステップ607)。
【0059】
これにより、図5での処理よりも、接続時間をさらに短縮することができ、またホストの負荷も減らすことができる。
【0060】
通常、モデム装置1の動作パラメータは、Sレジスタと呼ばれるパラメータで設定する。例えば、ATコマンドを用いる場合、ホスト5からは、「ATSn=xx」(nはレジスタ番号、xxは0〜255までの数字)というコマンドで、このパラメータ内容を変更できる。また、「ATSn?」(nはレジスタ番号)コマンドでは、Sレジスタの内容を確認することができる。
【0061】
この動作パラメータには、前述したように、モデム装置1で着信側の応答を認識した後に、自動的にオフフックするかどうかの設定や、ホスト5に着信側の応答を知らせるためDCD、DSRの信号を通常と異なる動作をさせるかどうか等の設定がある。この設定により、ホスト5は、モデム装置1の動作を希望する動作に設定することができる。このSレジスタの設定を参照して、モデム装置1は、設定された動作を行う。
【0062】
例えば、テレゴングサービスの場合、着信側は、応答したことと、受け付けたことを示すメッセージを流した後に、通話を切断する場合と、その応答メッセージの後にモデムでの通信を行う場合があり、このような場合には、極性反転の検出のみに基づき着信側の応答を検出して回線を切断したのでは、応答後のモデム通信ができないことになる。
【0063】
このような場合、着信側から回線が切断されたことを確認した後に、ホスト5へ着信側の応答を通知する必要がある。もし、着信側が応答した後にモデム装置1での通信が開始された場合には、通信が確立されデータ通信が行われる。この場合には、ホスト5に対して、着信側が応答したことを通知することはしない。
【0064】
また、着信側が回線を切断すると、発呼側に回線(網)から話中音が出力される。そのため、モデム装置1は、極性反転を検出した後、さらに、話中音が来た際に、着信側が応答したことを、前述のリザルトコード、および、ステータス信号でホスト5へ通知する。このような処理動作を図7に示す。
【0065】
図7は、図1におけるモデム装置の本発明に係わる第3の処理動作例を示すフローチャートである。
【0066】
本例のステップ701〜705における各処理動作内容は、図5におけるステップ501〜505および図6におけるステップ601〜605と同じである。
【0067】
すなわち、オフフック回路3をオンにして回線を閉結し(ステップ701)、回線からの発信音の有無を確認し(ステップ702)、発信音を検出すれば、ホスト5から指示された電話番号のダイヤリングを行い(ステップ703)、DCD信号およびDSR信号をONにする(ステップ704)。
【0068】
その後、図4の着信応答制御部1j(極性検知部8、応答検出部9、結果通知部10)により、回線からの話中音と極性検出回路3からの極性を示す信号をモニタし、極性検出回路3からの信号がオフフック後に変化することを検出する(ステップ705)。
【0069】
本例では、このようにして極性が反転したことを認識した後、さらに、着信側が回線を切断して回線(網)から話中音が出力されるのを待つ(ステップ706)。そして、話中音を検出した後に、着信側が応答したことを、前述のリザルトコード(「ANSWERED」)、および、ステータス信号(「DCD信号およびDSR信号をOFFにする」)でホスト5へ通知する(ステップ707)。その後、「BUSY」信号(話し中の信号)をホスト5に出力した後(ステップ708)、回線を切断する(ステップ709)。
【0070】
次に、電話回線にPBX(Private Branch Exchanger:企業ビル内などに設置して、外線電話と内線電話、および内線電話どうしを交換する装置)を使用している場合を例に説明する。このように、電話回線にPBXを使用している場合、通常起きる着信側が応答したときの極性反転が起きないことがある。
【0071】
これに対応するために、本例のモデム装置1では、図4に示すように、内部に設けた音声認識機能1i(不特定話者用)を用いる。この音声認識機能1iは、DSP上のソフトで実装される。
【0072】
具体的には、テレゴングサービスでは、着信側が応答した後、受け付けられたことを示す応答メッセージを流すため、モデム装置1は、ダイヤリング後に回線から来る特定の音声メッセージを、音声認識機能1iで認識する。
【0073】
その特定のメッセージを認識したことで、着信側が応答したことと判断し、そのことを前述したようにリザルトコード、および、ステータス信号でホスト5へ通知する。
【0074】
ホスト5は、着信側が応答したことが通知されると、キーアボート動作を使用して通話を終了する。勿論、ホスト5は、前述したように、Sレジスタを変更することで、モデム装置1側を、着信側からの音声メッセージを認識することで着信側の応答を認識した後に自動的にオフフック動作するように設定することができる。このような処理動作を図8に示す。
【0075】
図8は、図1におけるモデム装置の本発明に係わる第4の処理動作例を示すフローチャートである。
【0076】
本例のステップ801〜804における各処理動作内容は、図5〜図7のそれぞれにおける各ステップ501,601,701〜504,604,704での処理と同じである。
【0077】
すなわち、オフフック回路3をオンにして回線を閉結し(ステップ801)、回線からの発信音の有無を確認し(ステップ802)、発信音を検出すれば、ホスト5から指示された電話番号のダイヤリングを行い(ステップ803)、DCD信号およびDSR信号をONにする(ステップ704)。
【0078】
そして、本例では、その後、図4の音声認識機能1iにより、回線をモニタして、着信側からの特定の音声メッセージの検出を行う(ステップ805)。
【0079】
当該音声メッセージを検出すると、前述のリザルトコード(「ANSWERED」)、および、ステータス信号(「DCD信号およびDSR信号をOFFにする」)でホスト5へ通知した後(ステップ806)、回線を切断する(ステップ807)。
【0080】
尚、モデム装置1は、ダイヤリング後に、着信側からの応答メッセージを認識し、回線から話中音を検出した後に、着信側が応答したことを、前述したようにリザルトコード、および、ステータス信号でホスト5へ通知することも可能である。このような処理動作を図9に示す。
【0081】
図9は、図1におけるモデム装置の本発明に係わる第5の処理動作例を示すフローチャートである。
【0082】
本例のステップ901〜905における各処理動作内容は、図8におけるステップ801〜805での処理と同じである。すなわち、オフフック回路3をオンにして回線を閉結し(ステップ901)、回線からの発信音の有無を確認し(ステップ902)、発信音を検出すれば、ホスト5から指示された電話番号のダイヤリングを行い(ステップ903)、DCD信号およびDSR信号をONにし(ステップ904)、その後、図4の音声認識機能1iにより、回線をモニタして、着信側からの特定の音声メッセージの検出を行う(ステップ905)。
【0083】
着信側からの特定の音声メッセージを検出すると、以下、図7におけるステップ706〜709での処理と同様に、着信側が回線を切断して回線(網)から話中音が出力されるのを待つ(ステップ906)。
【0084】
そして、話中音を検出した後に、着信側が応答したことを、前述のリザルトコード(「ANSWERED」)、および、ステータス信号(「DCD信号およびDSR信号をOFFにする」)でホスト5へ通知する(ステップ907)。その後、「BUSY」信号(話し中の信号)をホスト5に出力した後(ステップ908)、回線を切断する(ステップ909)。
【0085】
尚、上述したように、回線の極性反転の検出、もしくは、音声メッセージの認識によって、着信側が応答したことをモデム装置1が検出した後、直ぐに、ホスト5へ通知するのか、それとも、回線からの話中音を検出した後に通知するのかは、Sレジスタで設定することが可能である。
【0086】
テレゴングサービスによっては、着信側の応答の後にモデム通信があるかどうか変わるため、このように、ホスト5によりSレジスタで設定できることは、システム設計上のフィレキシビリティ(柔軟性)を高めることができる。
【0087】
また、各例において、着信側が応答したかどうかを検出するのに、回線の極性反転検出と着信側からの特定音声メッセージを認識することの2つを例にして説明したが、この2つの技術は、当然、同じモデム装置1内に実装することが可能であり、このような着信側の応答検出の技術についても、Sレジスタで選択することが可能である。このように、着信側の応答検出の技術について、Sレジスタで選択できれば、使用する回線がPBX回線、実回線に関わらず同じモデムを使用することが可能となる。
【0088】
以上、図1〜図9を用いて説明したように、本例の、CS/BSデジタルTVチューナのセットトップボックスに使用されているモデム装置1では、ホスト5から指示された宛先へのダイヤリング後に、相手側が着信(応答)したことを、回線の極性の変化や、着信側からの応答メッセージの検知に基づき検出し、その検出結果を、データやステータス信号を用いてホスト5側に伝える。
【0089】
これにより、モデム装置1をコントロールするホスト5側では、ダイヤリングをモデム装置1に指示するのみで、後はモデム装置1から、相手側が着信したことが伝えられのを待つだけであり、ハード資源も含めホスト側の負担を減らすことができる。
【0090】
また、着信側の応答を検出した後に回線の切断が必要な場合には、モデム装置1側で回線切断までを行うことができる。これにより、さらに、ホスト5の処理負荷を軽減することができ、かつ、回線を早期に開放でき、回線の有効利用を図ることができる。
【0091】
また、外線もしくはPBXを使用した内線でも、着信側の応答の検出手順を変更することで容易に対応でき、使用される環境に柔軟に対応することができる。さらに、これらのさまざまなモデム機能動作選択は、モデム装置1の動作パラメータであるSレジスタにより設定できるため、システム設計が柔軟になる。
【0092】
尚、本発明は、図1〜図9を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、ホスト5とモデム装置1とは、RS232Cなどのシリアル通信で接続されているが、パラレルの通信ポートで接続することでも良い。
【0093】
また、本発明に係わる投票集計システムは、例示したテレゴングサービスに限らず、選挙投票や人気投票等にも適用可能である。また、図4に示す構成において、モデム装置1にCPUコアがある構成でも良い。また、モデム装置1に限らず、ターミナルアダプタやルータ等の、電話回線でのデータ通信を行うデータ通信装置であれば良い。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、モデム装置やターミナルアダプタあるいはルータ等のデータ通信装置をコントロールするホスト側では、ダイヤリングをモデム装置に指示するのみで、後はモデム装置から、相手側が着信したことが伝えられのを待つだけであり、ハード資源も含めホスト側の負担を減らすことができる。また、着信側の応答を検出した後に回線の切断が必要な場合には、モデム側で回線切断までを行うことができるので、ホストの処理負荷のさらなる軽減、および、回線の早期開放による回線の有効利用を図ることができる。さらに、外線やPBXを使用した内線でも、着信側の応答の検出手順を変更することで容易に対応でき、使用される環境に柔軟に対応ができる。そして、これらのさまざまなモデム機能動作選択は、モデムの動作パラメータであるSレジスタにより設定できるため、システム設計が柔軟になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ通信装置としてのモデム装置およびそれを用いた投票集計システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1における極性検出回路の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2における極性検出回路の極性検出タイミング例を示す説明図である。
【図4】図1におけるモデム装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図5】図1におけるモデム装置の本発明に係わる第1の処理動作例を示すフローチャートである。
【図6】図1におけるモデム装置の本発明に係わる第2の処理動作例を示すフローチャートである。
【図7】図1におけるモデム装置の本発明に係わる第3の処理動作例を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるモデム装置の本発明に係わる第4の処理動作例を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるモデム装置の本発明に係わる第5の処理動作例を示すフローチャートである。
【図10】従来のモデム装置を使った着信側応答検出システムの構成を示すブロック図である。
【図11】通常の公衆回線網における網の動作と回線の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1:モデム装置、1a:DSPコア、1b:ROM、1c:RAM、1d:AFE(A/D、D/A変換)、1e:2線−4線変換回路、1f:通信用I/O、1g:NCUコントロール用I/O、1h:モデム機能、1i:音声認識機能、1j:着信応答制御部、2:トランス、3:オフフック回路、4:極性検出回路、5:ホスト、6:出力ポート、7:入力ポート、8:極性検知部、9:応答検出部、10:結果通知部、20〜22:抵抗、23:フォトカプラ、24:オフフックリレー、101:モデム装置、102:トランス、103:オフフック回路、104:極性検出回路、105:ホスト。

Claims (14)

  1. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした後の回線の極性の変化を検知する第1の手段と、
    該第1の手段による上記回線の極性変化の検知結果に基づき着信先の応答を検出する第2の手段と、
    該第2の手段による上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第3の手段と
    上記第2の手段による着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフック手段と
    を有することを特徴とするモデム装置。
  2. 請求項1に記載のモデム装置であって、
    上記第1の手段による回線極性変化の検知後の話中音を検知する第5の手段と、
    第5の手段による上記話中音の検知に基づき上記着信先の応答を検出する第6の手段と、
    第6の手段と上記第2の手段のいずれかによる着信応答の検出結果を選択するための動作パラメータを設定する第7の手段とを有し、
    上記第3の手段は、上記動作パラメータに基づき選択される側の上記着信先の応答検出結果を出力し、
    上記オフフック手段は、上記動作パラメータに基づき選択される側の着信先応答の検出に基づき回線切断を行う
    ことを特徴とするモデム装置。
  3. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした後の回線の極性の変化を検知する第1の手段と、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした先の着信側からの音声入力を認識する第2の手段と、
    該第2の手段による上記音声入力の認識結果もしくは上記第1の手段による上記回線の極性変化の検知結果のいずれかを選択するための動作パラメータを設定する第3の手段と、
    該第3の手段で設定した動作パラメータで選択された上記認識結果もしくは上記検知結果のいずれかに基づき着信先の応答を検出する第4の手段と、
    該第4の手段による上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第5の手段と
    上記第4の手段による着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフック手段と
    を有することを特徴とするモデム装置。
  4. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした後の回線の極性の変化を検知する第1の手段と、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした先の着信側からの音声入力を認識する第2の手段と、
    該第2の手段による音声入力の認識後の話中音を検知する第3の手段と、
    該第3の手段による上記話中音の検知結果もしくは上記第1の手段による上記回線の極性変化の検知結果のいずれかを選択するための動作パラメータを設定する第4の手段と、
    該第4の手段で設定した動作パラメータで選択された上記話中音の検知結果もしくは上記回線の極性変化の検知結果のいずれかに基づき着信先の応答を検出する第5の手段と、
    該第5の手段による上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第6の手段と、
    上記第5の手段による着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフック手段と
    を有することを特徴とするモデム装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のモデム装置であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータはテレゴングからなることを特徴とするモデム装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のモデム装置であって、
    上記オフフック手段による上記回線切断動作を有効・無効のいずれかに切り替えるための動作パラメータを設定する手段を有し、
    上記動作パラメータの設定に基づき回線切断を制御することを特徴とするモデム装置。
  7. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置の着信応答検出方法であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした後の回線の極性の変化を検知する第1のステップと、
    該第1のステップでの上記回線の極性変化の検知結果に基づき着信先の応答を検出する第2のステップと、
    該第2のステップでの上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第3のステップと
    上記第2のステップでの着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフックステップと
    を有することを特徴とするモデム装置の着信応答検出方法。
  8. 請求項に記載のモデム装置の着信応答検出方法であって、
    上記第1のステップでの回線極性変化の検知後の話中音を検知する第5のステップと、
    第5のステップでの上記話中音の検知に基づき上記着信先の応答を検出する第6のステップと、
    第6のステップと上記第2のステップのいずれかでの着信応答の検出結果を選択するための動作パラメータを設定する第7のステップとを有し、
    上記第3のステップでは、上記動作パラメータに基づき選択される側の上記着信先の応答検出結果を出力し、
    上記オフフックステップでは、上記動作パラメータに基づき選択される側の着信先応答の検出に基づき回線切断を行う
    ことを特徴とするモデム装置の着信応答検出方法。
  9. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置の着信応答検出方法であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした後の回線の極性の変化を検知する第1のステップと、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした先の着信側からの音声入力を認識する第2のステップと、
    該第2のステップでの上記音声入力の認識結果もしくは上記第1のステップでの上記回線の極性変化の検知結果のいずれかを選択するための動作パラメータを設定する第3のステップと、
    該第3のステップで設定した動作パラメータで選択された上記認識結果もしくは上記検知結果のいずれかに基づき着信先の応答を検出する第4のステップと、
    該第4のステップでの上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第5のステップと
    上記第4のステップでの着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフックステップと
    を有することを特徴とするモデム装置の着信応答検出方法。
  10. 電話回線に接続され、発呼指示元のホストコンピュータからの指示 に応じてダイヤリングし、該ダイヤリング先の着信先装置と上記電話回線を介してデータ通信を行うモデム装置の着信応答検出方法であって、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした先の着信側からの音声入力を認識する第1のステップと、
    上記発呼指示元のホストコンピュータからの要求に基づきダイヤルした先の着信側からの音声入力を認識する第2のステップと、
    のステップでの音声入力の認識後の話中音を検知する第3のステップと、
    該第3のステップでの上記話中音の検出結果もしくは上記第1のステップでの上記回線の極性変化の検知結果のいずれかを選択するための動作パラメータを設定する第4のステップと、
    第4のステップで設定した動作パラメータで選択された上記話中音の検知結果もしくは上記回線の極性変化の検知結果のいずれかに基づき着信先の応答を検出する第5のステップと、
    該第5のステップでの上記着信先の応答検出結果を上記発呼指示元のホストコンピュータに出力する第6のステップと、
    上記第5のステップでの着信先応答の検出に基づき回線切断を行うオフフックステップと
    を有することを特徴とするモデム装置の着信応答検出方法。
  11. 請求項7から請求項10のいずれかに記載のモデム装置の着信応答検出方法であって、
    上記オフフックステップでの着信先応答の検出に基づく回線切断動作を有効・無効のいずれかに切り替えるための動作パラメータを設定するステップを有し、
    上記動作パラメータの設定に基づき上記オフフックステップでの回線切断を制御することを特徴とするモデム装置の着信応答検出方法。
  12. コンピュータを、請求項1から請求項のいずれかに記載のモデム装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1から請求項のいずれかに記載のモデム装置を有することを特徴とするセットトップボックス。
  14. 複数の電話機へのそれぞれの着信数を集計して、当該電話機に対応付けられた事項別の投票結果を集計する投票集計システムであって、
    請求項1から請求項のいずれかに記載のモデム装置を介しての上記電話機への着信数を集計することを特徴とする投票集計システム。
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