JPH0725005Y2 - 移動脱穀機の穀粒貯留装置 - Google Patents

移動脱穀機の穀粒貯留装置

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JPH0725005Y2
JPH0725005Y2 JP353889U JP353889U JPH0725005Y2 JP H0725005 Y2 JPH0725005 Y2 JP H0725005Y2 JP 353889 U JP353889 U JP 353889U JP 353889 U JP353889 U JP 353889U JP H0725005 Y2 JPH0725005 Y2 JP H0725005Y2
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JP
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hopper
discharge
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tank
bag
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JP353889U
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▲高▼生 小村
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はコンバイン等の移動脱穀機に装備される穀粒貯
留装置に関し、さらに詳しくはタンク内貯留仕様と袋詰
め仕様とに交換できる移動脱穀機の穀粒貯留装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
大型コンバインは、賃刈り業者または共同利用者等に利
用されることが多い。このため、刈取依頼者または個人
農家によつては、タンク内貯留仕様、あるいは袋詰め仕
様の要求がある。
しかし、タンク内貯留型式のグレンタンクのみが装備さ
れたコンバインでは袋詰め作業ができず、また袋詰め型
式のみが装備されたコンバインではタンク内貯留作業が
できないという問題があつた。
この要求に応ずるものとして、例えば実開昭59-73153号
公報が提案されている。この公報のものは、脱穀機の揚
穀筒に連通する上部ホツパーの下方に、袋詰め仕様の下
部ホツパーと、タンク内貯留仕様のグレンタンクとを交
換自在に設けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した公報のものは、上部ホツパー、下部
ホツパー、グレンタンクがすべて鉄板で製作されている
のて、全体重量が重くなる上に、嵩張る下部ホツパーま
たはグレンタンクを機体の移動に際し同時に運搬しなけ
ねばならず、面倒である上に、取付け取り外しに時間を
要するという問題があつた。
また、排出螺旋を備えた下部ホツパーを鉄板、脱穀装置
の揚穀筒に通ずる上部ホツパーを可撓性のシートから形
成したグレンタンクを備えたものとして実公昭58-17094
2号公報が提案されているが、このグレンタンクでは、
袋詰め仕様には変換できないという問題があつた。
そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、それらの
問題を解消すべく創案されたもので、上部ホツパーと、
上部ホツパーの下方に択一的にに接続するグレンタンク
および袋詰めホツパーをすべて可撓性シートで構成する
ことにより、軽量化を図り得る上、交換が簡単な移動脱
穀機の穀粒貯留装置を提供することを目的として実施す
るものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、脱穀装置側方の機台上に
立設したフレームに、脱穀装置の揚穀筒に接続する可撓
性シートの上部ホツパーを吊設し、上記フレームの略中
央部に位置する機台上に排出螺旋を備えた排出筒を固定
し、該排出筒と上部ホツパーとの間を可撓性シートのグ
レンタンクで接続したタンク内貯留仕様、上部ホツパー
に可撓性シートの袋詰めホツパーを接続した袋詰め仕様
に択一的に交換自在に設け、袋詰めホツパーの取出樋に
開口部が臨む穀粒袋の下方を上記排出筒外側の機台上に
位置させてなるものである。
〔作用〕
したがつて、可撓性シートよりなる上部ホツパー4であ
つても、この上部ホツパー4は、脱穀装置2側方の機台
1上に立設したフレーム3を利用して吊設し得る。
この上部ホツパー4と、フレーム3の略中央部に位置す
る機台1上に固定した排出筒11との間を可撓性シートの
グレンタンク17で接続することで、タンク内貯留仕様20
のグレンタンクに切換え得るが、この場合には、グレン
タンク17の略重心位置に相当する排出筒11位置が機台1
の中央寄りとなつて、機体の左右バランスに影響を与え
る影響を少なくして湿田作業を支障なく行い得る上、こ
の場合でも排出筒11を取付ける必要がなく交換作業が簡
単且つ迅速に行い得る。
また、上部ホツパー4に可撓性シートの袋詰めホツパー
24を接続することで、袋詰め仕様25に交換し得るが、こ
の場合には、袋詰めホツパー4の取出樋30に開口部が臨
む穀粒袋31の下方が排出筒11外側の機台1上に位置し、
穀粒袋31の取出しを排出筒11を避けて位置で容易に行い
得る上、袋詰めホツパー24に交換した場合でも、排出筒
11を取り外す必要がなく交換作業が簡単且つ迅速に行い
得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明す
る。
第1図および第2図に示す如く、コンバインKは図示し
ない左右一対のクローラ上に水平方向の機台1が配設さ
れている。この機台1上には、機体一側の脱穀装置2が
配設されると共に機体他側のフレーム3が立設されてい
る。このフレーム3は、前後左右に夫々立設した四本の
垂直フレーム3aと、この垂直フレーム3aの上部を互いに
連結固定する水平フレーム3bとから構成されており、こ
の水平フレーム3bには、帆布等の可撓性シートで筒状に
形成された上部ホツパー4の上方が吊設されている。
この上部ホツパー4の所定高さだけ垂下する垂下端縁部
には、全周にわたりフアスナー5が取付けれている。こ
の上部ホツパー4の脱穀装置2側には、脱穀装置2に設
けられた一番穀粒螺旋6に接続する揚穀螺旋7aを有する
揚穀筒7の吐出口9が接続されており、また上部ホツパ
ー4の上方開口部は水平フレーム3bに取付けられる帆布
等からなる天板10により被覆されている。
また、上記フレーム3の左右方向における略中央部に
は、機台1上に固定された排出筒11が設けられ、この排
出筒11は前後方向に沿つて設けた扱胴12を支架する扱室
胴軸13と平行と設けられている。この排出筒11内には排
出螺旋14が回転自在に設けられ、この排出筒11の一側に
は上下方向に延びる固定側排出筒(図外)の下端が接続
固定されており、この固定側排出筒の上方には、旋回お
よび昇降自在に駆動される可動側排出16が接続され、こ
れらで穀粒排出筒15が構成されている。(第3図参照) 機台1に固定の排出筒11と、上記上部ホツパー4との間
に、正面視で上方が広幅、下方が狭幅となる略台形に形
成された筒状のグレンタンク17を接続することにより、
第1図に示す下方側のグレンタンク17と上部ホツパー4
とからなるタンク内貯留仕様20のグレンタンクに形成さ
れるが、グレンタンク17の上方開口縁部全周に取付けた
フアスナー5を、上部ホツパーの垂下端縁部側のフアス
ナー5に係止することで両者は接続される。そしてこの
グレンタンク17の下方は排出筒11の上部に取付ボルト、
ナツト、座金等により取付けられているので、このグレ
ンタンク17の着脱を簡単に行うことができる。
このタンク内貯留仕様では、脱穀装置2から穀粒が貯留
されると、可撓性シートからなるグレンタンク17は鎖線
で示すごとく外側に膨出するが、脱穀装置2側は前後の
垂直フレーム3a間を前後方向に結ぶ連結部材19により所
定以上の膨出が規制され、またグレンタンク17の外側
は、ピン21によつて起立姿勢に規制された補助フロア22
の上面22aにそれ以上の膨出が阻止されているので、外
側に膨出して障害物に接触して破損する恐れがない。ま
た、上記補助フロア22は、袋詰め仕様の際には支点軸23
を中心にして第2図に示す水平姿勢に倒伏させて仕様す
る。
第2図に示す如く、袋詰め仕様に交換する場合には、グ
レンタンク17を取り外した上部ホツパー4の下方に、フ
アスナー5により袋詰めホツパー24の上方を接続するこ
とで、袋詰め仕様25に交換できるが、この場合には、連
結部材19に左右で一組となる袋掛杆26を取付け、この左
右の袋掛杆26には穀粒袋31の左右両側に設けた取付け孔
を挿通する。
この袋詰めホツパー24は、上方が広く下方中央部に狭い
取出口27が形成され側面視、および正面視とも台形に形
成される帆布等からなる可性シートで筒状に構成されて
おり、この取出口27の下方にはシヤツター29を有する金
属、または剛性樹脂等からなる剛体の取出樋30が一体的
に接続されている。
袋掛杆26に挿通され上部の開口部が取出樋30に臨む穀粒
袋31の下方は、排出筒11外側の機台1上に位置している
ので、満杯となつた穀粒袋31の取出を容易に行うことが
できる。
また、上部ホツパー4内には、脱穀装置2側の吐出樋9
等に基端が固定されたセンサブラケツト32が設けられ、
このセンサブラケツト32の下方には、上部ホツパー4よ
りも下方に固定された穀粒センサ33は図示しない電源に
連繋されており、上述した袋詰め仕様25にした場合、ま
たはタンク内貯留仕様20にした場合のいずれの場合も、
所定以上の穀粒の貯留状態を検出して警報する。
第3図〜第5図に示す如く、可動側排出筒16の上端には
下向きに穀粒を案内する吐出樋16aが設けられており、
この可動排出筒16の上方には、上面側に複数の切換スイ
ツチ34を有する取付自在スイツチ35が裏面の磁石36によ
り取付けられており、この切換スイツチ34を、運搬車40
側のオペレータHが操作することにより穀粒の運搬車40
への積み込みを能率よく行うことができる。
この取付自在スイツチ35はキヤツプコード38を経由して
コンバインK側に設けられた可動排出筒16を旋回させる
電動器37および昇降させる油圧シリンダ(図外)の切換
バルブ39に連繋されている。
〔考案の効果〕
以上に説明してきたように本考案は、可撓性シートより
なる上部ホツパーであつても、この上部シートは、脱穀
装置側方の機台上に立設したフレームを利用して吊設す
ることができる。
しかも、この上部ホツパーと、フレームの略中央部に位
置する機台上に固定した排出筒との間を可撓性シートの
グレンタンクで接続することにより、タンク内貯留仕様
に交換できるので、グレンタンクの略重心位置に相当す
る排出筒の位置が機台の中央寄りとなつて、機体の左右
バランスに影響を与える影響を少なくして湿田作業を支
障なく行うことができる上、弧の場合でも排出筒を取付
ける必要がなく交換作業を簡単且つ迅速に行うことがで
きる。
さらに、上部ホツパーに袋詰めホツパーを接続すること
で袋詰め仕様に交換できる上、この袋詰め仕様では、袋
詰めホツパーの取出樋に開口部が臨む穀粒袋の下方が排
出筒外側の機台上に位置しているので、穀粒袋の取出し
を排出筒を避けて位置で容易に行うことができると共
に、袋詰めホツパー24に交換する場合でも、排出筒を取
り外す必要がなく交換作業を簡単且つ迅速に行うことが
できる。
したがつて、上部ホツパー、グレンタンク、袋詰めホツ
パーを夫々可撓性シートから形成することにより全体重
量を軽減できる上、交換しない一方の袋詰めホツパー、
あるいはグレンタンクを折り畳んで移動できるので、嵩
張る金属性の下部ホツパーまたはグレンタンクを機体の
移動に際し同時に運搬する必要がなく移動が簡単にでき
ると共に、さらに交換作業を簡単且つ迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はグレンタンク
仕様を示す縦断正面図、第2図は袋詰め仕様を示す縦断
正面図、第3図はグレンタンク内の穀粒を運搬車に排出
する状態を示す正面図、第4図はスイツチボツクスの取
付け状態を示す説明図、第5図はスイツチボツクスの斜
視図である。 1……機台,2……脱穀装置、3……フレーム、5……フ
アスナー、7……揚穀筒、上部ホツパー、14……排出螺
旋、11……排出筒、17……グレンタンク、20……タンク
内貯留仕様、24……袋詰めホツパー、25……袋詰め仕
様、26……袋掛杆、29……シヤツター、30……取出樋、
31……穀粒袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置側方の機台上に立設したフレーム
    に、脱穀装置の揚穀筒に接続する可撓性シートの上部ホ
    ツパーを吊設し、上記フレームの略中央部に位置する機
    台上に排出螺旋を備えた排出筒を固定し、該排出筒と上
    部ホツパーとの間を可撓性シートのグレンタンクで接続
    したタンク内貯留仕様、上部ホツパーに可撓性シートの
    袋詰めホツパーを接続した袋詰め仕様に択一的に交換自
    在に設け、袋詰めホツパーの取出樋に開口部が臨む穀粒
    袋の下方を上記排出筒外側の機台上に位置させてなる移
    動脱穀機の穀粒貯留装置。
JP353889U 1989-01-18 1989-01-18 移動脱穀機の穀粒貯留装置 Expired - Lifetime JPH0725005Y2 (ja)

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JPH0296845U JPH0296845U (ja) 1990-08-01
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