JPH07249574A - 半導体作製方法および薄膜トランジスタ作製方法 - Google Patents

半導体作製方法および薄膜トランジスタ作製方法

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JPH07249574A
JPH07249574A JP27828494A JP27828494A JPH07249574A JP H07249574 A JPH07249574 A JP H07249574A JP 27828494 A JP27828494 A JP 27828494A JP 27828494 A JP27828494 A JP 27828494A JP H07249574 A JPH07249574 A JP H07249574A
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shaped region
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Isamu Kobori
勇 小堀
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁表面を有する基板上に薄膜トランジスタ
のチャネル領域などの半導体デバイスの構成材料として
使用が可能な単結晶シリコン薄膜を得る。 【構成】 絶縁表面を有する基板上に、アモルファスシ
リコン膜を変成し3〜5μm角程度のほぼ単結晶構造を
有する島状領域を形成し、それを結晶核としてその上に
アモルファスシリコン薄膜を設けて固相成長させること
によって、10〜100μm角程度の大きな粒径を有す
る単結晶シリコン薄膜を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁表面を有する基板
上でアモルファスシリコン薄膜を結晶化させて、単結晶
シリコン薄膜を得る方法に関するものである。本発明
は、絶縁表面を有する基板上に設けられ、単結晶シリコ
ン薄膜をチャネル形成領域として用いる薄膜トランジス
タの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス等の絶縁表面を有する基板
上に薄膜トランジスタを形成する場合、そのチャネル形
成領域を構成する半導体薄膜は、基板上にCVD法等で
アモルファスシリコン薄膜、または多結晶シリコン薄膜
を成膜したもの、あるいはその後の工程で加熱を行って
アモルファスシリコン薄膜を多結晶化したり、多結晶シ
リコン薄膜の結晶粒を大型化したりして結晶性を高めた
もの等が用いられていた。しかし、近年の半導体素子に
は、極めて高い動作性能が要求され、主要な素子である
薄膜トランジスタにおいても、より高速度なものが求め
られている。特に、薄膜トランジスタのチャネル領域に
は、高い移動度を有する単結晶シリコン薄膜を用いるこ
とが望まれていた。
【0003】絶縁表面を有する基板上に、結晶性の高い
シリコン薄膜を形成する方法の一つとしては、アモルフ
ァスシリコン薄膜を用いた固相成長法がある。以下、ア
モルファスシリコン薄膜を用いて、結晶性の高いシリコ
ン薄膜を形成するための固相成長法について説明する。
【0004】まず、石英等の絶縁表面を有する基板上に
アモルファスシリコン薄膜が形成される。減圧CVD法
の場合は、図示されていない反応炉内にSi26 ガス
を導入した後、基板の温度を420〜550℃に保持
し、プラズマCVD法の場合は、Si26 ガスまたは
SiH4 ガスを用いて上記基板上にアモルファスシリコ
ン薄膜が形成される。上記各CVD法の場合は、酸素含
有量が1×1019cm-3以下のアモルファスシリコン薄膜
が得られる。このアモルファスシリコン薄膜の膜厚は、
500〜3000Å程度である。
【0005】次にこのアモルファスシリコン薄膜は、図
示されていない反応炉において、に対し500℃〜60
0℃で24時間程度の加熱処理をおこなうと、3μm〜
5μm角程度の大きな粒径を有する多結晶薄膜となる。
【0006】このあと、さらに結晶性を高めるために、
アモルファスシリコン薄膜は、反応炉内で、基板の耐熱
温度に合わせた温度、例えば石英基板の耐熱温度である
約1100℃で2〜3時間のアニールを行うこともあ
る。ただし、多結晶薄膜の結晶粒径は、殆ど変化しな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】絶縁表面を有する基板
上において、多結晶薄膜における結晶粒内の単結晶部分
を用いて、薄膜トランジスタのチャネル領域を形成する
場合、フォトリソグラフィ等の工程を考慮すると、前記
単結晶の粒径は、10μm〜100μm程度が必要であ
る。しかしながら、前述のように従来の固相成長法にお
いては、3μm〜5μm角程度以上の結晶粒径を得るこ
とが極めて困難であった。
【0008】また、多結晶薄膜の単結晶部分は、それが
形成される位置の制御ができなかった。したがって、た
とえば、多結晶結晶薄膜中の単結晶部分をチャネル形成
領域とする薄膜トランジスタを設ける場合であっても、
単結晶部分が必ずしも薄膜トランジスタのチャネル形成
領域となる位置に形成されるわけではない。その結果チ
ャネル領域に結晶粒界が存在してしまい、薄膜トランジ
スタの移動度などの特性の低下や、複数の薄膜トランジ
スタ間の特性のバラツキにつながることがあった。
【0009】一方、結晶成長の核となるシード(種)す
なわち種結晶を用いて、加熱処理により、アモルファス
シリコン薄膜を固相成長させて結晶化する方法が知られ
ている。この方法は、まず、単結晶シリコン基板上に、
一定の大きさの開孔を有する酸化珪素膜を設ける。この
上にアモルファスシリコン薄膜を設け、その後の加熱処
理により、単結晶シリコンとアモルファスシリコンが接
する開孔部分をシードとし、加熱により開孔部分から結
晶成長させ、大きな結晶粒を得ていた。この方法は、開
孔の位置により、単結晶部分が形成される位置の制御は
可能であるが、使用する基板が単結晶シリコン基板に限
られてしまった。
【0010】本発明は、絶縁表面を有する基板上に、薄
膜トランジスタのチャネル領域などの半導体デバイスの
構成材料として使用が可能な、結晶粒径の大きい単結晶
シリコン薄膜が容易に得られる半導体作製方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】また、本発明は、絶縁表面を有する基板上
において、単結晶領域の形成位置を任意に制御できる半
導体作製方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本明細書で開示する第1の発明は、絶縁表面を有す
る基板上に、単結晶またはほぼ単結晶のシリコンよりな
る種結晶を配置し、該種結晶を覆ってアモルファスシリ
コン薄膜を形成し、該種結晶を結晶成長の核として、前
記アモルファスシリコン薄膜を加熱処理により結晶化さ
せること、を特徴とする半導体作製方法である。
【0013】本明細書で開示する第2の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を加工し
て、第1の島状領域を少なくとも1つ形成する工程と、
前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、ア
モルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程
と、前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第
2の薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、を有す
ることを特徴とする半導体作製方法である。
【0014】本明細書で開示する第3の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を加工し
て、第1の島状領域を少なくとも1つ形成する工程と、
前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、ア
モルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程
と、前記第2の薄膜を加工して、前記第1の島状領域に
接する第2の島状領域を少なくとも一つ形成する工程
と、前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第
2の島状領域を加熱処理により結晶化させる工程と、を
有することを特徴とする半導体作製方法である。
【0015】本明細書で開示する第4の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を加工し
て、第1の島状領域を少なくとも1つ形成する工程と、
前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、ア
モルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程
と、前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第
2の薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、前記第
2の薄膜の、前記第1の島状領域を結晶成長の核として
成長した結晶粒を加工して、第2の島状領域を少なくと
も一つ形成する工程と、を有することを特徴とする半導
体作製方法である。
【0016】本明細書で開示する第5の発明は、第2の
発明または第3の発明または第4の発明において、第1
の島状領域は0.1〜3μm角の大きさを有することを
特徴とする半導体作製方法である。
【0017】本明細書で開示する第6の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を、加熱処
理により結晶化する工程と、結晶化された前記第1の薄
膜を加工して、第1の島状領域を少なくとも一つ形成す
る工程と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆っ
て、前記基板上にアモルファスシリコンよりなる第2の
薄膜を形成する工程と、前記第1の島状領域を結晶成長
の核として、前記第2の薄膜を加熱処理により結晶化さ
せる工程と、を有する半導体作製方法である。
【0018】本明細書で開示する第7の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を、加熱処
理により結晶化する工程と、結晶化された前記第1の薄
膜を加工して、第1の島状領域を少なくとも一つ形成す
る工程と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆っ
て、前記基板上にアモルファスシリコンよりなる第2の
薄膜を形成する工程と、前記第2の薄膜を加工して、前
記第1の島状領域に接する第2の島状領域を少なくとも
一つ形成する工程と、前記第1の島状領域を結晶成長の
核として、前記第2の島状領域を加熱処理により結晶化
させる工程と、を有する半導体作製方法である。
【0019】本明細書で開示する第8の発明は、絶縁表
面を有する基板上に、アモルファスシリコンよりなる第
1の薄膜を形成する工程と、前記第1の薄膜を、加熱処
理により結晶化する工程と、結晶化された前記第1の薄
膜を加工して、第1の島状領域を少なくとも一つ形成す
る工程と、前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆っ
て、前記基板上にアモルファスシリコンよりなる第2の
薄膜を形成する工程と、前記第1の島状領域を結晶成長
の核として、前記第2の薄膜を加熱処理により結晶化さ
せる工程と、前記第2の薄膜の、前記第1の島状領域を
結晶成長の核として成長した結晶粒を加工して、第2の
島状領域を少なくとも一つ形成する工程と、を有する半
導体作製方法である。
【0020】本明細書で開示する第9の発明は、第6の
発明または第7の発明または第8の発明において、第1
の島状領域は、第1の薄膜中の平均の結晶粒径より小さ
いこと特徴とする半導体作製方法である。
【0021】本明細書で開示する第10の発明は、第3
の発明または第4の発明または第7の発明または第8の
発明において、結晶化された第2の島状領域を、チャネ
ル形成領域として設けることを特徴とする薄膜トランジ
スタ作製方法である。
【0022】
【作用】
(第1の発明)本出願人は、絶縁表面を有する基板上
に、単結晶シリコンよりなる種結晶、すなわちシード
(種)部を配置し、当該シード部上に形成されたアモル
ファスシリコン薄膜を、シード部を結晶成長の核として
固相成長させることによって、例えば薄膜トランジスタ
のチャネル形成領域に適した単結晶構造が得られること
を発見した。すなわち、本発明の半導体作製方法は、ア
モルファスシリコン薄膜を固相成長させて単結晶シリコ
ン薄膜を得るために、絶縁表面を有する基板上に、単結
晶シリコンよりなる固相成長の核となる部分を設けた。
そして、シード部を覆ってアモルファスシリコン薄膜を
形成し、シード部を結晶成長の核として、アモルファス
シリコン薄膜を加熱処理により結晶化させるものであ
る。
【0023】3〜5μm程度のシード部を、結晶成長の
核として結晶化されたアモルファスシリコン薄膜は、1
0μmないし100μm角程度の大きさの結晶粒を有す
る多結晶薄膜となる。結晶粒は、シード部を結晶成長の
核として、主に横方向に結晶成長しており、、結晶粒の
内部は、ほぼ単結晶構造を有している。すなわち、各結
晶粒は、単結晶領域となっている。この部分を利用し
て、絶縁表面を有する基板上に、例えば、単結晶薄膜を
チャネル形成領域として有する薄膜トランジスタを設け
ることができる。このとき、各結晶粒すなわち単結晶領
域の形成位置は、シード部の位置により任意に制御でき
るため、例えば薄膜トランジスタを用いた集積回路を設
ける場合において、基板上の各薄膜トランジスタのチャ
ネル形成領域となる部分に、単結晶領域が形成されるよ
うにすることが容易に可能となる。
【0024】(第2の発明)本出願人は、アモルファス
シリコンよりなる第1の薄膜から形成された第1の島状
領域を加熱処理して、単結晶またはほぼ単結晶のシード
部を得、当該シード部上に形成されたアモルファスシリ
コンよりなる第2の薄膜を固相成長させることによっ
て、絶縁表面を有する基板上に、たとえば、薄膜トラン
ジタのチャネル形成領域に適した単結晶薄膜が得られる
ことを発見した。すなわち、絶縁表面を有する基板上
に、アモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を固相成
長させて単結晶シリコン薄膜を得るためには、固相成長
の核となる単結晶シリコン部分をシード部(種)として
基板上に設ける必要がある。
【0025】そこで、本発明の半導体装置作製方法にお
いては、基板上に、アモルファスシリコンよりなる第1
の薄膜が形成される。次に、基板上に形成された第1の
薄膜は、例えばエッチングにより加工され、3μm〜5
μm角程度の第1の島状領域が形成される。そして、こ
れらの第1の島状領域は、加熱処理により、ほぼ単結晶
構造となり、シード(結晶核)とみなすことができる。
【0026】以上のようにして得られたほぼ単結晶から
なる第1の島状領域をシード部として、その上に、アモ
ルファスシリコンよりなる第2の薄膜が形成される。そ
の後、加熱処理により、第2の薄膜は多結晶シリコン薄
膜となるが、このとき、第2の薄膜は、10μmないし
100μm角程度の大きさの結晶粒を有している。結晶
粒は、第1の島状領域を結晶成長の核として、主に横方
向に結晶成長しており、結晶粒の内部は、ほぼ単結晶構
造を有している。すなわち、各結晶粒は、単結晶領域と
なっている。単結晶領域が、上記のように10〜100
μm角程度の大きさを有していれば、これを用いて、半
導体デバイス、例えば薄膜トランジスタのチャネル形成
領域を構成する部材として十分に使用できる。
【0027】このとき、第1の薄膜を加工して第1の島
状領域を得る方法として、公知のフォトエッチングプロ
セスを用いることができる。したがって、第1の島状領
域は、基板上の任意の位置に、特別な方法を用いずに設
けることができる。したがって、第2の薄膜における単
結晶領域は、第1の島状領域を核として固相成長するた
め、第1の島状領域を設ける位置を制御することで、絶
縁表面を有する基板上に、単結晶領域を任意の位置に、
容易に設けることができる。
【0028】たとえば、多数の薄膜トランジスタを用い
た集積型の回路を設ける場合において、基板上の、各薄
膜トランジスタのチャネル形成領域を設ける位置に対応
させて、公知のフォトエッチングプロセスによって第1
の島状領域を設けておく。第1の島状領域が結晶成長の
核となるため、第2の薄膜の固相成長において、10〜
100μm角の単結晶領域が、各薄膜トランジスタのチ
ャネル形成領域が設けられる位置に形成される。このよ
うにして、絶縁表面を有する基板上の、各薄膜トランジ
スタのチャネル形成領域となる位置に、単結晶領域を設
けることが容易にできる。そして、各々の薄膜トランジ
スタのチャネル形成領域を、単結晶シリコンにて形成し
た、極めて高速に動作する回路を得ることができる。
【0029】(第3の発明)本出願人は、第2の発明に
おいて、アモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を設
けた際に、当該第2の薄膜を加工して、第1の島状領域
に接する第2の島状領域を少なくとも一つ形成し、加熱
処理により、第1の島状領域を結晶成長の核として、第
2の島状領域を結晶化させることによって、島状の単結
晶シリコン薄膜を得、絶縁表面を有する基板上に、たと
えば、薄膜トランジスタのチャネル形成領域に適した部
材が得られることを発見した。
【0030】本発明の半導体作製方法は、まず、第2の
発明と同様に、ほぼ単結晶の第1の島状領域をシード部
として、その上に、アモルファスシリコンよりなる第2
の薄膜が形成される。その後、第2の薄膜を、たとえば
エッチングにより加工し、第1の島状領域に接して、好
ましくは内部に有するように、第2の島状領域を形成す
る。このとき、第2の島状領域の大きさは、10μm〜
100μm角程度が望ましい。加熱処理により、第2の
島状領域は、第1の島状領域を結晶成長の核として、主
に横方向に結晶成長しており、第2の島状領域は、単結
晶構造を有するシリコン薄膜となる。したがって、この
第2の島状領域を用いて、半導体デバイス、例えば薄膜
トランジスタのチャネル形成領域を構成する部材として
十分に使用できる。
【0031】このとき、第1の薄膜および第2の薄膜を
加工して、第1の島状領域および第2の島状領域を得る
方法として、公知のフォトエッチングプロセスを用いる
ことができる。したがって、第1の島状領域および第2
の島状領域は、基板上の任意の位置に、特別な方法を用
いずに設けることができる。さらに、第2の島状領域
は、第1の島状領域を核として固相成長するため、第2
の島状領域の内部に第1の島状領域を有するように、第
1の島状領域を設ける位置を制御することで、単結晶シ
リコン薄膜である第2の島状領域を、絶縁表面を有する
基板上の任意の位置に、容易に設けることができる。
【0032】たとえば、多数の薄膜トランジスタを用い
た集積型の回路を設ける場合において、基板上の、各薄
膜トランジスタのチャネル形成領域を設ける位置に第2
の島状領域を設けた際に、第2の島状領域の内部に第1
の島状領域が設けられるように、第1の島状領域を公知
のフォトエッチングプロセスによって設ける。次に、第
2の島状領域を、第1の島状領域を内部に有し、各薄膜
トランジスタのチャネル形成領域を設ける位置に対応さ
せて、公知のフォトエッチングプロセスによって設け
る。加熱処理により、第1の島状領域を結晶成長の核と
して、第2の島状領域が単結晶化され、各薄膜トランジ
スタのチャネル形成領域を構成する部材となる。このよ
うにして、各薄膜トランジスタのチャネル形成領域とな
る位置に、第2の島状領域を設けることが容易にでき
る。そして、各々の薄膜トランジスタのチャネル形成領
域を、単結晶シリコンにて形成した、極めて高速に動作
する回路を得ることができる。
【0033】(第4の発明)本出願人は、第2の発明に
おいて、第1の島状領域を結晶成長の核として、加熱処
理により結晶化された第2の薄膜の結晶粒すわなち単結
晶領域を、島状に加工して第2の島状領域を形成するこ
とによって、島状の単結晶シリコン薄膜を得、絶縁表面
を有する基板上に、たとえば、薄膜トランジスタのチャ
ネル形成領域に適した部材が得られることを発見した。
本発明の半導体作製方法は、第2の発明において得られ
た、第1の島状領域を結晶成長の核として結晶化された
第2の薄膜の結晶粒すなわち単結晶領域を、たとえばエ
ッチングにより加工し、単結晶シリコンよりなる第2の
島状領域を形成する。第2の薄膜の単結晶領域は、10
μm〜100μm角程度の大きさを有しており、また第
1の島状領域を結晶成長の核として、主に横方向に結晶
成長しており、単結晶構造を有するシリコン薄膜となっ
ている。したがって、この単結晶領域を加工して設けた
第2の島状領域を用いて、半導体デバイス、例えば薄膜
トランジスタのチャネル形成領域を構成する部材として
十分に使用できる。
【0034】また、第2の発明において、結晶成長の核
となる第1の島状領域の位置を制御することで、単結晶
領域が形成される位置が制御できる。さらに、第2の島
状領域は、単結晶領域に対し、公知のフォトエッチング
プロセスを施すことで形成できる。したがって、第2の
島状領域の、絶縁表面を有する基板上の位置も、任意に
制御できる。したがって、たとえば、多数の薄膜トラン
ジスタを用いた集積型の回路を設ける場合においても、
各薄膜トランジスタのチャネル形成領域となる位置に、
第2の島状領域を設けることができる。そして、各々の
薄膜トランジスタのチャネル形成領域を、単結晶シリコ
ンにて形成した、極めて高速に動作する回路を得ること
ができる。
【0035】(第5の発明)本出願人は、第1の発明か
ら第4の発明における、第1の島状領域の大きさに着目
し、第1の島状領域と単結晶化された第2の島状領域と
の大きさを調べた。その結果、たとえば、薄膜トランジ
スタのチャネル形成領域として最適な大きさである10
μm〜100μm角程度の大きさの粒径を有する単結晶
シリコンを得るためには、第1の島状領域の大きさを、
0.1μm〜3μm角程度の大きさにすれば良いことが
判った。すなわち、本発明の半導体作製方法は、絶縁表
面を有する基板上に、0.1μm〜3μmという小さな
シード部から、10μmないし100μmという大きい
単結晶シリコン薄膜を得ることができた。
【0036】(第6の発明)本出願人は、アモルファス
シリコンよりなる第1の薄膜を加熱処理して多結晶薄膜
とし、当該多結晶薄膜から形成された第1の島状領域を
単結晶またはほぼ単結晶のシード部とし、当該シード部
上に形成されたアモルファスシリコンよりなる第2の薄
膜を固相成長させることによって、絶縁表面を有する基
板上に、たとえば、薄膜トランジスタのチャネル形成領
域に適した単結晶薄膜が得られることを発見した。すな
わち、本発明の半導体装置作製方法は、、第2の発明か
ら第4の発明とは異なり、アモルファスシリコンよりな
る第1の薄膜を多結晶化した後に、該膜を、たとえばエ
ッチングにより加工し、単結晶またはほぼ単結晶構造を
有する第1の島状領域を形成するものである。
【0037】本発明の半導体装置作製方法においては、
基板上に、アモルファスシリコンよりなる第1の薄膜が
形成される。次に、基板上に形成された第1の薄膜は、
加熱処理により、3μm〜5μm角程度の大きさの結晶
粒を有する多結晶薄膜となる。次に、この多結晶化され
た第1の薄膜は、例えばエッチングにより加工され、3
μm〜5μm角程度の第1の島状領域が形成される。こ
のようにして得られた第1の島状領域は、ほぼ単結晶構
造となり、シード(結晶核)とみなすことができる。
【0038】以上のようにして得られたほぼ単結晶の第
1の島状領域をシード部として、その上に、アモルファ
スシリコンよりなる第2の薄膜が形成される。その後、
加熱処理により、第2の薄膜は多結晶シリコン薄膜とな
るが、このとき、第2の薄膜は、10μmないし100
μm角程度の大きさの結晶粒を有している。結晶粒は、
第1の島状領域を結晶成長の核として、主に横方向に結
晶成長しており、結晶粒の内部は、ほぼ単結晶構造を有
している。すなわち、各結晶粒は、単結晶領域となって
いる。単結晶領域が、上記のように10〜100μm角
程度の大きさを有していれば、これを用いて、半導体デ
バイス、例えば薄膜トランジスタのチャネル形成領域を
構成する部材として十分に使用できる。
【0039】このとき、単結晶領域の基板上の形成位置
は、シード部である第1の島状領域を設ける位置を制御
することにより、任意かつ容易に制御できる。すなわ
ち、第1の薄膜を加工して第1の島状領域を得る方法と
して、公知のフォトエッチングプロセスを用いることが
できる。したがって、第1の島状領域は、基板上の任意
の位置に、特別な方法を用いずに設けることができる。
第2の薄膜における単結晶領域は、第1の島状領域を核
として固相成長するため、第1の島状領域を設ける位置
を制御することで、単結晶領域を任意の位置に、容易に
設けることができる。
【0040】たとえば、多数の薄膜トランジスタを用い
た集積型の回路を設ける場合において、基板上の、各薄
膜トランジスタのチャネル形成領域を設ける位置に対応
させて、公知のフォトリソグライフィ技術によって第1
の島状領域を設けておく。第1の島状領域が結晶成長の
核となるため、第2の薄膜の固相成長において、10〜
100μm角の単結晶領域が、各薄膜トランジスタのチ
ャネル形成領域が設けられる位置に形成される。このよ
うにして、各薄膜トランジスタのチャネル形成領域とな
る位置に、単結晶領域を設けることが容易にできる。そ
して、各々の薄膜トランジスタのチャネル形成領域を、
単結晶シリコンにて形成した、極めて高速に動作する回
路を得ることができる。
【0041】(第7の発明)第7の発明は、第6の発明
と同様に、多結晶化した第1の薄膜を加工して、第1の
島状領域を得た後、第3の発明と同様に、第1の島状領
域の上にアモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を設
け、該膜を加工して、第1の島状領域に接するように第
2の島状領域を設け、第1の島状領域を結晶成長の核と
して第2の島状領域を固相成長させ、単結晶シリコン薄
膜としての第2の島状領域を得るものである。このよう
にして、絶縁表面を有する基板上において、たとえば、
薄膜トランジスタのチャネル形成領域に適した、10μ
m〜100μm角程度の大きさの単結晶シリコン薄膜を
設けることができる。また、単結晶シリコン薄膜を、基
板上の任意の位置に、容易に設けることができる。
【0042】(第8の発明)第8の発明は、第6の発明
と同様に、多結晶化した第1の薄膜を加工して、第1の
島状領域を得た後、第4の発明と同様に、第1の島状領
域の上にアモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を設
け、第2の薄膜を多結晶化し、第1の島状領域を結晶成
長の核として結晶化した第2の薄膜の結晶粒を加工し
て、単結晶シリコン薄膜としての第2の島状領域を得る
ものである。このようにして、絶縁表面を有する基板上
において、たとえば、薄膜トランジスタのチャネル形成
領域に適した、10μm〜100μm単結晶シリコン薄
膜を設けることができる。また、単結晶シリコン薄膜
を、基板上の任意の位置に、容易に設けることができ
る。
【0043】(第9の発明)本出願人は、第6の発明か
ら第8の発明において、第1の島状領域の大きさを、多
結晶化した第1の薄膜中の、平均の結晶粒径より小さく
することで、第1の島状領域を良質な結晶成長の核と
し、第2の薄膜または第2の島状領域の良好な結晶成長
をもたらすことを発見した。これは、多結晶化した第1
の薄膜を加工して、第1の島状領域を得るに際し、第1
の薄膜中の結晶粒の粒径より第1の島状領域の大きさを
小さくすることで、第1の島状領域中に含まれる結晶粒
界の数を少なくすることができる。その結果、第1の島
状領域の単結晶性を向上させ、ひいては、第2の薄膜ま
たは第2の島状領域の、第1の島状領域を核とした結晶
成長を良好に行うことができ、第2の薄膜内の結晶粒あ
るいは第2の島状領域を、欠陥の少ない良好な単結晶領
域とすることができる。
【0044】(第10の発明)本出願人は、上記第3の
発明、第4の発明、第7の発明および第8の発明におけ
る、第2の島状領域をチャネル形成領域とする薄膜トラ
ンジスタを設けることで、ガラス基板などの絶縁表面を
有する基板上に、単結晶シリコン薄膜をチャネル形成領
域とする、極めて高速に動作する薄膜トランジスタを得
ることができることを見出した。よって、たとえば、ガ
ラス基板上にアクティブマトリクス回路の他に、周辺駆
動回路をも設けた、モノリシック型の液晶表示装置にお
いて、高速駆動が可能な、すぐれたものを提供すること
ができる。以下に実施例を示す。
【0045】
【実施例】
〔実施例1〕第1実施例においては、横方向に固相成長
した単結晶シリコン薄膜をチャネル領域とした薄膜トラ
ンジスタを作製する例を示す。第1実施例で得られる薄
膜トランジスタは、アクティブ型の液晶表示装置の画素
電極のスイッチング素子や周辺ドライバー回路、さらに
イメージセンサやその他集積回路に利用することができ
る。
【0046】「シード部形成」図1(A)ないし(F)
は、本発明の第1実施例における半導体を作製する工程
順を説明するための図である。図4(A)および(B)
は、第1実施例および第2実施例を説明するための上面
図である。まず、結晶成長の核となるシード(種)部と
して、第1の島状領域を形成する工程を説明する。図1
(A)において、基板1は石英基板から構成される。基
板1としては、石英の他、ガラス、単結晶シリコン、サ
ファイヤ等を用いることができる。また、基板1上に
は、2000Å程度の酸化珪素を下地膜として形成して
もよい。
【0047】まず、基板1上には、アモルファスシリコ
ンよりなる第1の薄膜2が形成される。減圧CVD法で
第1の薄膜2を形成する場合、図示されていない反応炉
にSi26 ガスが導入され、前記基板1を420〜5
50℃に保持される。プラズマCVD法で第1の薄膜2
を形成する場合、Si26 ガスまたはSiH4 ガスが
図示されていない反応炉に導入される。アモルファスシ
リコンよりなる第1の薄膜2の膜厚は、500〜300
0Åここでは1000Åとする。なお、膜中の酸素濃度
は、1×1019cm-3以下とすることが望ましい。
【0048】次に、第1の薄膜2は、通常のフォトエッ
チングプロセスを用いて図1(B)に示すような、シー
ド部となる第1の島状領域3が形成される。島状領域3
の大きさは5μm角以下、特に0.1μm〜3μm角程
度が好ましかった。すなわち、前記の大きさの第1の島
状領域3は、後述の工程によって、薄膜トランジスタの
チャネル形成領域を形成するのに最もふさわしい大きさ
になる。
【0049】次に、この第1の島状領域3は、結晶化の
ための処理が行われる。結晶化は、基板の温度を500
〜600℃ここでは600℃で、24時間の加熱処理を
行うことによって行う。この時点で、各第1の島状領域
3はその全体にわたって単結晶化状態とみなせる状態と
なる。
【0050】この後、さらに基板1に対し、耐熱温度に
合わせた温度で、より高温にてアニール処理が行われ
る。この処理はなくてもよい。このアニール処理は、基
板1が石英の場合、その耐熱温度である約1100℃で
2〜3時間処理され、第1の島状領域3内の欠陥が改善
され、より単結晶性が高められる。このアニール処理、
およびその前の結晶化の工程はレーザー光や強光(例え
ば赤外線)の照射による処理にしてもよい。このように
して、固相成長の核となるシード部である、単結晶化さ
れた第1の島状領域3を形成し、図1(C)を得る。
【0051】「固相成長」次に、基板1および第1の島
状領域3には、図1(D)に示すように、アモルファス
シリコンよりなる第2の薄膜4が覆われるように形成さ
れる。まず、基板1、単結晶化された第1の島状領域3
と、その上に形成される第2の薄膜4との界面を清浄な
ものとするため、1%の弗酸溶液を用いて、基板1およ
び第1の島状領域3は、洗浄される。この後の工程で、
プラズマCVD法で第2の薄膜4を成膜する場合には、
図示されていない真空チャンパー内で水素プラズマ処理
を行ってもよい。
【0052】第2の薄膜4を、減圧CVD法で形成する
場合、図示されていない反応炉に、Si26 ガスを導
入し、基板1を420〜550℃で保持する。第2の薄
膜4を、プラズマCVD法で形成する場合、Si26
ガスまたはSiH4 ガスを導入する。いずれの場合にお
いても成膜されたアモルファスシリコンよりなる第2の
薄膜4の酸素含有量は、1×1019cm-3以下にすると結
晶化を行ない易くなる。アモルファスシリコン薄膜5の
厚さは、500Å〜3000Å、ここでは1500Åと
し、図1(D)に示す状態を得る。
【0053】次に、通常のフォトエッチングプロセスを
用いて、アモルファスシリコンよりなる第2の薄膜4
は、第1の島状領域3を覆った状態で、薄膜トランジス
タにおける所望のチャネル長、チャネル幅が得られる大
きさに形成され、10μm〜100μm角程度の大きさ
を有する第2の島状領域5となる。すなわち、島状領域
6は、図1(E)に示す状態となる。図4(A)は、第
2の島状領域5の内部に第1の島状領域3が存在してい
る状態を示す図である。
【0054】次に、第2の島状領域5のアモルファスシ
リコン部分は、第1の島状領域3を核として固相成長に
より結晶化される。この工程は、500℃〜600℃こ
こでは600℃で24時間の加熱を施すことによって行
われる。この時点で各第2の島状領域5の全体にわたっ
て単結晶化される。領域7は、一様に横方向に結晶成長
された部分である。
【0055】この後、さらに、各第2の島状領域5と第
1の島状領域3を含めた基板1は、基板1の耐熱温度に
合わせた温度により高温で、アニール処理が行われる。
この処理は、なくてもよい。上記アニール処理は、11
00℃で、2〜3時間行われ、第2の島状領域5内の欠
陥を改善し、より単結晶性を高める。以上のようにし
て、図1(F)に示すように、単結晶構造を有する第2
の島状領域5が得られる。このアニール処理、およびそ
の前の結晶化の工程はレーザー光や強光(例えば赤外
線)の照射による処理にしてもよい。上記アニール処理
の前、または後において、第2の島状領域5内の、第1
の島状領域3が存在する部分を、通常のフォトエッチン
グプロセスにより、取り除いてもよい。このようにする
ことで、第2の島状領域5の上面がより平坦となり、薄
膜トランジスタの活性領域として使用することに、より
適したものとなる。
【0056】このようにして形成された単結晶シリコン
薄膜の領域6は、薄膜トランジスタの活性領域を構成す
る。図3(A)および(B)は、第1実施例および第2
の実施例によって得られたチャネル形成領域から構成さ
れる薄膜トランジスタを説明する図である。図3(A)
に示すように、薄膜トランジスタは、ゲイト絶縁膜7、
ゲイト電極8、チャネル形成領域9、ソース領域10、
ドレイン領域11、電極12、層間絶縁膜13等が通常
の工程にて形成される。そして、チャネル形成領域9、
ソース領域10、ドレイン領域11は、活性領域14を
構成している。
【0057】こうして得られた薄膜トランジスタは、チ
ャネル形成領域9が、ほとんど単結晶とみなせる結晶状
態を有しているので、優れた特性を得ることができる。
【0058】〔実施例2〕第1実施例と、第2実施例と
は、別の工程で同様な薄膜トランジスタを作製した別の
例を示す。第2実施例で得られる薄膜トランジスタは、
アクティブ型の液晶表示装置の画素電極のスイッチング
素子や周辺ドライバー回路、さらにはイメージセンサや
その他集積回路に利用することができる。
【0059】「シード部形成」図2(A)ないし(F)
は、本発明の第2実施例における半導体を作製する工程
順を説明するための図である。まず、結晶成長の核とな
るシード(種)部として、第1の島状領域を形成する。
図2(A)において、基板21は、石英基板から構成さ
れる。基板21としては石英の他、ガラス、単結晶シリ
コン、サファイヤ等を用いることができる。また、基板
21上には、2000Å程度の酸化珪素を下地膜として
形成してもよい。
【0060】まず、基板21上には、アモルファスシリ
コンよりなる第1の薄膜22が形成される。減圧CVD
法で第1の薄膜を形成する場合、図示されていない反応
炉にSi26 ガスが導入され、基板21が420〜5
50℃に保持される。プラズマCVD法で第1の薄膜2
2を形成する場合、Si26 ガスまたはSiH4 ガス
が、図示されていない反応炉に導入される。いずれの場
合においても、成膜されたアモルファスシリコンよりな
る第1の薄膜22の酸素含有量が、1×1019cm-3以下
となるようにすることが重要である。この第1の薄膜2
2膜の膜厚は、500〜3000Å、ここでは1000
Åとする。
【0061】次に、第1の薄膜22は、固相成長法によ
り多結晶化される。まず、基板の温度を500〜600
℃ここでは600℃で保持し、24時間の加熱処理を施
し、第1の薄膜22が結晶化される。この時点で、図2
(B)に示すように、第1の薄膜22は、5μm角程度
の粒径を有する結晶が、結晶粒界23を介して多数存在
している多結晶シリコン薄膜となる。
【0062】この後、さらに基板の耐熱温度に合わせた
温度で、より高温にてアニールが行われる。この処理は
なくてもよい。アニール処理は、基板1が石英の場合、
耐熱温度である約1100℃で2〜3時間処理され、多
結晶シリコン薄膜である第1の薄膜22内の欠陥が改善
され、より結晶性が高められた。このアニール処理、お
よびその前の結晶化の工程は、レーザー光や強光(例え
ば赤外線)の照射による処理にしてもよい。
【0063】次に、第1の薄膜22は、エッチングによ
って、第1の島状領域24が形成される。ここでは通常
のフォトエッチングプロセスを用いて、第1の島状領域
24が形成され、これが、シード部となる。第1の島状
領域24は、できるだけ小さい方が、内部に結晶粒界が
存在する確率が少なくなり、より単結晶に近いものが得
られるため、シード部として好ましいものとなる。その
ため、3μm角程度以下の大きさを有するように形成す
ることが望ましい。ただし、第1の島状領域24の大き
さの下限は、膜厚と同程度、すなわち本実施例の場合、
1000Å角(0.1μm角)ぐらいまでが、良好な固
相成長を行うためには好ましい。このようにして、固相
成長の核となるシード部である、第1の島状領域24
は、図2(C)に示すように形成される。
【0064】「固相成長」次に、基板21および第1の
島状領域24には、図2(D)に示すように、アモルフ
ァスシリコンよりなる第2の薄膜25が、覆われるよう
に形成される。まず、基板21、第1の島状領域24
と、その上に形成されるアモルファスシリコンよりなる
第2の薄膜25との界面を清浄なものとするため、1%
の弗酸溶液を用いて、基板21およびシード部25を洗
浄する。この後の工程で、プラズマCVD法で第2の薄
膜25を成膜する場合には、図示されていない真空チャ
ンバー内で水素プラズマ処理を行ってもよい。
【0065】第2の薄膜25を減圧CVD法で形成する
場合、開示されていない反応炉に、Si26 ガスを導
入し、基板1を420〜550℃に保持する。第2の薄
膜25をプラズマCVD法で形成する場合、の場合、S
26 ガスまたはSiH4ガスを導入する。いずれの
場合においても成膜されたアモルファスシリコンよりな
る第2の薄膜25の酸素含有量は1×1019cm-3以下で
あることが、結晶化を行いやすくするために重要であ
る。この第2の薄膜25の厚さは500Å〜3000
Å、ここでは1500Åとする。こうして図2(D)に
示す状態を得る。
【0066】次に、第2の薄膜25は、第1の島状領域
24を核とした固相成長により結晶化される。この固相
成長は、500〜600℃ここでは600℃で24時間
の加熱を行うことによって行う。この結晶化工程で第2
の薄膜25は、各第1の島状領域24を中心とした粒径
10〜100μmの結晶粒を有する多結晶シリコン薄膜
となる。結晶化された状態において、各シード部の中間
付近は、結晶粒界26を有している。また、領域27
は、横方向に成長した単結晶シリコン状態を呈してい
る。
【0067】この後、さらに、多結晶化した第2の薄膜
25と第1の島状領域24を含む基板21は、基板21
の耐熱温度に合わせた温度により高温でアニール処理が
行われる。この処理はなくてもよい。上記アニール処理
は、ここでは1100℃で、2〜3時間行われ、単結晶
状の各結晶粒内の欠陥を改善し、より結晶性を高める。
このアニール処理、およびその前の結晶化の工程はレー
ザー光や強光(例えば赤外線)の照射による処理にして
もよい。以上のようにして、図2(E)に示すように、
欠陥の少ない10μm〜100μm角程度の結晶粒を有
した、多結晶シリコンよりなる第2の薄膜25が得られ
る。
【0068】次に、図2(F)に示すように、第2の薄
膜25は、通常のフォトエッチングプロセスを用いて、
所望のチャネル長、チャネル幅が得られる大きさに第2
の島状領域28が形成される。本実施例では、このと
き、第1の島状領域24も同時に除去され、横方向成長
した領域27が残される。この状態を図4(B)に示
す。図4(B)に示す状態において、実際には第1の島
状領域24は除去されており存在していない。図4
(B)には、第1の島状領域24があった場所から離れ
て、単結晶とみなせる第2の島状領域28が形成されて
いる状態が示されている。第1の島状領域24は、第2
の島状領域28内に残してもよいが、図4(B)のよう
に、第1の島状領域24が除去されている方が、第2の
島状領域28の上面が平坦になり、薄膜トランジスタの
活性領域として使用することに、より適したものとな
る。
【0069】このようにして形成された第2の島状領域
28は、薄膜トランジスタの活性領域を構成する。図3
(B)に示すように、薄膜トランジスタは、ゲイト絶縁
膜29、ゲイト電極30、チャネル形成領域31、ソー
ス領域32、ドレイン領域33、電極34、層間絶縁膜
35、チャネル形成領域37等が通常の工程により形成
される。そして、チャネル形成領域31、ソース領域3
2、ドレイン領域33、活性領域36を構成する。図3
(B)において、36で示される部分が活性領域であ
り、図2の第2の島状領域29に当たる。
【0070】こうして形成された薄膜トランジスタは、
第1実施例で作製したものと同様、チャンネル形成領域
が単結晶状態とみなしてよい構成とすることができるの
で、極めて高い特性を有した薄膜トランジスタを得るこ
とができる。
【0071】なお、本実施例におけるシード部形成工程
を第1実施例のシード部形成工程に置き換えてもよいこ
とは言うまでもない。また本実施例の固相成長工程を第
2実施例の固相成長工程と置き換えてもかまわない。
【0072】
【発明の効果】本発明により、絶縁表面を有する基板上
に、アモルファスシリコン薄膜から形成されたシード部
を基にして固相成長させた、10〜100μm角程度の
極めて大きな単結晶シリコン薄膜を得ることができるた
め、薄膜トランジスタ等の半導体デバイスを構成する部
材として用いることができる。
【0073】従来は、多結晶シリコン薄膜の結晶粒が形
成される位置が制御が出来なかったが、本発明の方法に
より、結晶粒の形成位置を制御して、単結晶シリコン薄
膜を、絶縁基板表面上の任意の場所に形成できる。した
がって、基板面積が大きく複雑な回路構成を有する集積
型の半導体デバイス等であっても、必要な箇所に単結晶
シリコン薄膜を設けることができ、何等問題なくデバイ
スを形成することができる。
【0074】本発明にれば、絶縁表面を有する基板上に
形成されたシード部の大きさを、0.1μm〜3μm各
程度にすることによって、半導体デバイスに適した活性
領域を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例における半導体を作製する工程順
を説明するための図である。
【図2】 第2実施例における半導体を作製する工程順
を説明するための図である。
【図3】 第1実施例および第2の実施例によって得ら
れたチャネル形成領域から構成される薄膜トランジスタ
を説明する図である。
【図4】 第1実施例および第2実施例を説明するため
の上面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・基板 2・・・・・・・・第1の薄膜 3・・・・・・・・第1の島状領域 4・・・・・・・・第2の薄膜 5・・・・・・・・第2の島状領域 6・・・・・・・・領域 7・・・・・・・・ゲイト絶縁膜 8・・・・・・・・ゲイト電極 9・・・・・・・・チャネル形成領域 10・・・・・・・ソース領域 11・・・・・・・ドレイン領域 12・・・・・・・電極 13・・・・・・・層間絶縁膜 14・・・・・・・活性領域 21・・・・・・・基板 22・・・・・・・第1の薄膜 23・・・・・・・結晶粒界 24・・・・・・・第1の島状領域 25・・・・・・・第2の薄膜 26・・・・・・・結晶粒界 27・・・・・・・領域 28・・・・・・・第2の島状領域 29・・・・・・・ゲイト絶縁膜 30・・・・・・・ゲイト電極 31・・・・・・・チャネル形成領域 32・・・・・・・ソース領域 33・・・・・・・ドレイン領域 34・・・・・・・電極 35・・・・・・・層間絶縁膜 36・・・・・・・活性領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 21/336

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁表面を有する基板上に、 単結晶またはほぼ単結晶のシリコンよりなる種結晶を配
    置し、 該種結晶を覆ってアモルファスシリコン薄膜を形成し、 該種結晶を結晶成長の核として、前記アモルファスシリ
    コン薄膜を加熱処理により結晶化させること、 を特徴とする半導体作製方法。
  2. 【請求項2】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領域を少なくと
    も1つ形成する工程と、 前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
    と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、アモル
    ファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、 を有することを特徴とする半導体作製方法。
  3. 【請求項3】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領域を少なくと
    も1つ形成する工程と、 前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
    と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、アモル
    ファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程と、 前記第2の薄膜を加工して、前記第1の島状領域に接す
    る第2の島状領域を少なくとも一つ形成する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    島状領域を加熱処理により結晶化させる工程と、 を有することを特徴とする半導体作製方法。
  4. 【請求項4】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領域を少なくと
    も1つ形成する工程と、 前記第1の島状領域を、加熱処理により結晶化する工程
    と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、アモル
    ファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、 前記第2の薄膜の、前記第1の島状領域を結晶成長の核
    として成長した結晶粒を加工して、第2の島状領域を少
    なくとも一つ形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体作製方法。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3または請求項4に
    おいて、第1の島状領域は0.1〜3μm角の大きさを
    有することを特徴とする半導体作製方法。
  6. 【請求項6】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を、加熱処理により結晶化する工程と、 結晶化された前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領
    域を少なくとも一つ形成する工程と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、前記基
    板上にアモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成
    する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、 を有する半導体作製方法。
  7. 【請求項7】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を、加熱処理により結晶化する工程と、 結晶化された前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領
    域を少なくとも一つ形成する工程と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、前記基
    板上にアモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成
    する工程と、 前記第2の薄膜を加工して、前記第1の島状領域に接す
    る第2の島状領域を少なくとも一つ形成する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    島状領域を加熱処理により結晶化させる工程と、 を有する半導体作製方法。
  8. 【請求項8】絶縁表面を有する基板上に、アモルファス
    シリコンよりなる第1の薄膜を形成する工程と、 前記第1の薄膜を、加熱処理により結晶化する工程と、 結晶化された前記第1の薄膜を加工して、第1の島状領
    域を少なくとも一つ形成する工程と、 前記第1の島状領域の少なくとも一つを覆って、前記基
    板上にアモルファスシリコンよりなる第2の薄膜を形成
    する工程と、 前記第1の島状領域を結晶成長の核として、前記第2の
    薄膜を加熱処理により結晶化させる工程と、 前記第2の薄膜の、前記第1の島状領域を結晶成長の核
    として成長した結晶粒を加工して、第2の島状領域を少
    なくとも一つ形成する工程と、 を有する半導体作製方法。
  9. 【請求項9】請求項6または請求項7または請求項8に
    おいて、第1の島状領域は、第1の薄膜中の平均の結晶
    粒径より小さいこと特徴とする半導体作製方法。
  10. 【請求項10】請求項3または請求項4または請求項7
    または請求項8に記載の、結晶化された第2の島状領域
    を、チャネル形成領域として設けることを特徴とする薄
    膜トランジスタ作製方法。
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