JPH07249459A - フィルタ付電気コネクタ - Google Patents

フィルタ付電気コネクタ

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JPH07249459A
JPH07249459A JP6066504A JP6650494A JPH07249459A JP H07249459 A JPH07249459 A JP H07249459A JP 6066504 A JP6066504 A JP 6066504A JP 6650494 A JP6650494 A JP 6650494A JP H07249459 A JPH07249459 A JP H07249459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter unit
contact element
electric connector
shield frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP6066504A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Shimazaki
久義 嶋先
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
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Priority to PCT/JP1995/000125 priority patent/WO1995021475A1/ja
Priority to CA002159357A priority patent/CA2159357A1/en
Priority to CN95190067A priority patent/CN1123065A/zh
Priority to KR1019950704276A priority patent/KR960702197A/ko
Priority to EP95906548A priority patent/EP0692848A4/en
Publication of JPH07249459A publication Critical patent/JPH07249459A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 板バネにより、シールドフレームとアース電
極を電気的接続し、固定具により、フィルター機能の電
極とコンタクト素子を電気的接続して成る半田付け工程
を必要としない簡略な工程で作製される電磁波シールド
効果が高く、且つ、ノイズを減衰する効果に優れたフィ
ルタ付電気コネクタを提供する。 【構成】 フィルタ付電気コネクタは、シールドフレー
ム10・板バネ20・フィルタユニット30・コンタク
ト素子60・固定具40・ボデイ50・止めピン70よ
り成る、半田付け不要の組み立て固定してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ付電気コネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器装置の高機能化、高速処
理化に伴い妨害信号・雑音信号・等を抑制・減衰させる
ことが求められている。このためのフィルタ付電気コネ
クタが多種提案されている。従来の提案は、コンタクト
素子がフィルタユニットに半田付けされ、シールドフレ
ームとフィルタユニットが半田により電気的接続、機械
的保持する構造を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した提案の構造
は、シールドフレームとフィルタユニットが半田により
電気的接続・機械的保持されている。まず、このような
半田付けを行うために要するコストは比較的高い。次
に、半田付け時における熱によりフィルタユニットにク
ラックを生ずることがある。さらに、半田付け時に使用
されるフラックスの残渣が経時変化によりフィルタ付電
気コネクタを構成する部材に悪い影響をもたらす。さら
に、半田付けされた箇所は、リジットに構成されるため
温度サイクルによる膨張・収縮に弱いということがあ
る。また、コンタクト素子をフィルタユニットに半田付
けする機構も前記と同様に半田付けコストが高い、クラ
ックの発生、フラックス残渣、等の問題を残している。
そこで、本発明は、上述したような諸問題点を解消する
フィルタ付電気コネクタを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シールドフレ
ーム・板バネ・コンタクト素子挿入ホールにコンタクト
素子を挿入したフィルタユニット・コンタクト素子60
・固定具・ボデイを止めピンで固定することにより、板
バネがフィルタユニットのアース電極とシールドフレー
ムとを電気的に接続し、また、固定具がコンタクト素子
の各々を押し、フィルタユニットのフィルタ機能の電極
とコンタクト素子が電気的に接続し、止めピンによる固
定で機械的に保持がなされる。このようなフィルタ付電
気コネクタは、半田付けする工程がなく、クラックの発
生もなく、フラックスの残渣もなく、温度サイクルに強
く、全工程数も少なく、諸問題を解決し、且つ電磁波シ
ールド効果が高く、ノイズの減衰効果が優れて、信頼性
の高いフィルタ付電気コネクタを提供するものである。
【0005】以下、本発明に係るフィルタ付電気コネク
タの構成組立について詳述する。図1は、本発明に係る
フィルタ付電気コネクタの一実施構成図であり、図2、
図3は、構成組立の実施例の図であり、図4(A)、
(B)、(C)は、コンタクト素子の形状の例図であ
る。
【0006】本発明に係るフィルタ付電気コネクタは、
シールドフレーム10・板バネ20・コネクタのコンタ
クト素子を挿入するコンタクト素子挿入ホールを有しフ
ィルタ機能35とアース電極31を備えたフィルタユニ
ット30・コンタクト素子60・固定具40、41、4
2・ボデイ50を組み立て、止めピン70で固定する。
板バネ20は、フィルタユニット30のアース電極31
とシールドフレーム10に接触するような形状を備えて
いて、アース電極とシールドフレームを電気的に接続
し、かつ、フィルタユニット・シールドフレーム・ボデ
イの機械的保持を補助している。また、固定具40は、
コンタクト素子60の各々を押し、フィルタユニット3
0のフィルタ機能35の電極とコンタクト素子60を電
気的接続し、且つ、固定している。
【0007】本発明によれば、フィルタユニット30
は、コンタクト挿入ホールを形成したアルミナセラミッ
ク基板の所望位置に下部電極・裏面電極・上部電極・誘
電体層及び保護ガラス層を印刷作製した印刷セラミック
コンデンサより成るフィルタ機能35とアース電極を有
する。また、他のフィルタユニットは、コンタクト挿入
ホールを形成したアルミナセラミック基板の所望位置に
下部電極・裏面電極・上部電極・誘電体層・保護ガラス
層・フェライト層・抵抗体・等の任意組み合わせにより
成るフィルタ機能とアース電極を有することもできる。
また、本発明によるフィルタユニットにおいては、特に
材料・形・構造・製造法・等を限定するものではない。
誘電体層は、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3、Pb(Zn
1/3Nb2/3)O3、PbTiO3、Bi23の少なくとも
一種類を含む組成のものが好ましい。また高静電容量が
必要なフィルタユニットの場合は、多層印刷セラミック
コンデンサにするのが好ましい。
【0008】フィルタ付電気コネクタの組立において
は、シールドフレーム10・板バネ20・フィルタユニ
ット30・コンタクト素子60・固定具40、41、4
2・ボデイ50をサンドイッチ状に組み込み、止めピン
70にて固定する事により、半田付け接続することなく
フィルタ付電気コネクタを作製することができる。
【0009】半田付け接続しないフィルタ付電気コネク
タは、フィルタユニット30のアース電極31とシール
ドフレーム10を板バネ20により電気的接続すると共
に機械的保持しており、組み込み板バネは、形状・材料
・等を限定するものでなく、また、一枚に限定されるこ
となく必要に応じて複数枚使用してもよい。また、固定
具40、41、42は、フィルタユニットのコンタクト
素子挿入ホールに挿入されたコンタクト素子とフィルタ
機能の各々電極を電気的接続すると共に機械的保持して
おり、コンタクト素子・固定具は材料・形状・等を特に
限定するものでなく、コンタクト素子は、図4(A)、
(B)、(C)に示すようなスプリング機構・ストッパ
機構・等を持つことが好ましく、また、コンタクト素子
を押しつける固定具は、ワッシャー・スプリング・ラバ
ー・等が好ましい。このように組み立てられたフィルタ
付電気コネクタは、半田付け時の熱によるクラックを生
じることなく、半田付け時のフラックスの残渣もなく、
また、温度サイクルにも強く、組み立て工程数が少ない
等の特徴がある。
【0010】本発明によるこのようなフィルタ付電気コ
ネクタは、ノイズを嫌う電子装置・電子機器・等に使用
でき、例えば、通信機器・自動車用電子装置・コンピュ
ーター周辺機器・自動販売機・自動発券機・パチンコ・
ゲーム等の電子遊戯装置・等に使用することが有用であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るフィルタ付電気コネクタ
の実施例を説明する。尚、本発明に係るフィルタ付電気
コネクタは、以下の実施例に限るものではない。
【0012】(実施例1)図1、図2によって詳細に説
明する。フィルタユニット30の作製にあたっては、コ
ンタクト素子挿入ホールが形成されたアルミナセラミッ
ク基板の両面とコンタクト素子挿入ホールの内面に、A
g−Pd系導電性ペーストをフィルタ機能35の個々の
電極となるパターンにてスクリーン印刷し、乾燥し85
0℃10分間の焼成を行い下部電極、裏面電極のスルホ
ール電極を形成した。次に、下部電極の上に重なる部分
を有するようにPb(Mg1/3Nb2/3)O3とPbTi
3を主成分とする誘電体ペーストをスクリーン印刷
し、乾燥した。誘電体ペーストのスクリーン印刷は一
回、複数回でもよいが本実施例では、スクリーン印刷・
乾燥を3回行いピーク温度900℃10分間の焼成を行
い誘電体層を形成した。
【0013】更に、下部電極とは直接接触することなく
誘電体層の上にAg−Pd系導電性ペーストをスクリー
ン印刷し、乾燥し900℃10分間の焼成を行い上部電
極・アース電極を形成した。更に、オーバーコート用ガ
ラスペーストをスクリーン印刷し、乾燥し530℃10
分間の焼成を行い保護ガラス層を形成し印刷セラミック
コンデンサによるフィルタ機能35とアース電極31を
備えたフィルタユニット30を作製した。
【0014】次に、フィルタ付電気コネクタの組立にあ
たって、シールドフレーム10・板バネ20・フィルタ
ユニット30・フィルタユニット30のコンタクト素子
挿入ホールにストッパ機構の付いたコンタクト素子60
を挿入し・各々コンタクト素子60にワッシャー42を
通し・ボデイ50をサンドイッチ状に組み立て、止めピ
ン70で組立固定し半田付けしないフィルタ付電気コネ
クタを作製した。このように組み立てられたフィルタ付
電気コネクタは、板バネ20によりフィルタユニットの
アース電極31とシールドフレーム10が電気的に接続
され、また、ワッシャー42に押されたコンタクト素子
60はフィルタユニットのフィルタ機能35の電極と電
気的に接続され、電磁波シールド効果を高め、ノイズの
減衰効果を高め、半田付け工程のない簡略化された組立
工程でありクラックの発生もなく、フラックスの残渣も
なく、温度サイクルにも強く、信頼性も高い。
【0015】 また、ワッシャー42の代わりにスプリ
ングを使用してフィルタ付電気コネクタを作製したとこ
ろ同様の効果・結果を得た。
【0016】(実施例2)図3において詳細に説明す
る。実施例1と略同様にしてフィルタ機能とアース電極
が形成されたフィルタユニット30を作製した。次に、
シールドフレーム10・板バネ20・フィルターユニッ
ト30・フィルタユニット30のコンタクト素子挿入ホ
ールにストッパ機構付きのコンタクト素子60を挿入し
・コンタクト素子挿入用の穴を有するラバー41・ボデ
イ50をサンドイッチ状に組立て、止めピン70にて組
み立て固定し、フィルタ付電気コネクタを作製した。
【0017】このように作製されたフィルタ付電気コネ
クタは、板バネによりアース電極とシールドフレームが
電気的接続され、ラバーによりコンタクト素子とフィル
タ機能の電極が電気的接続され、半田付けする工程もな
く、工程数が少なく、クラックの発生もなく、フラック
スの残渣もなく、温度サイクルにも強く、信頼性が高
く、電磁波シールド効果の高く、ノイズの減衰効果の高
いフィルタ付電気コネクタである。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るフィルタ付電気コネクタで
は、電磁波シールド効果が高く、電磁波信号の不要部分
を減衰させる効果が高い、しかも、半田付け工程がな
く、シールドフレーム・板バネ・フィルタユニット・コ
ンタクト素子・固定具・ボデイを重ね合わせ、止めピン
で固定するだけで電気的接続・機械的保持ができ、コン
タクト素子がしっかり固定され、全組立工程が簡略化で
き信頼性が高い。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルタ付電気コネクタの一実施
構成図である。
【図2】本発明に係るフィルタ付電気コネクタのワッシ
ャー使用の構成組立の実施例の図である。
【図3】本発明に係るフィルタ付電気コネクタのラバー
使用の構成組立の実施例の図である。
【図4(A)、(B)、(C)】本発明に係るフィルタ
付電気コネクタのコンタクト素子の例の図である。
【0020】
【符号の説明】
10 シールドフレーム 20 板バネ 30 フィルタユニット 31 アース電極 35 フィルタ機能 40 固定具 41 ラバー 42 ワッシャー 50 ボデイ 60 コンタクト素子 62 スイッパー 70 止めピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドフレーム・板バネ・フィルタユ
    ニット・ボデイがサンドイッチ構造に組み立て固定され
    ていて、且つ、フィルタユニットの穴に挿入されたコン
    タクト素子が固定具にてフィルタユニットに押しつけら
    れ、該フィルタユニットのフィルタ機能の電極と該コン
    タクト素子が電気的接続されており、またフィルタユニ
    ットのアース電極とシールドフレームが板バネにて電気
    的接続されていることを特徴とするフィルタ付電気コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 コンタクト素子がワッシャー、スプリン
    グまたはラバーにてフィルタユニットに押しつけられて
    なる請求項1記載のフィルタ付電気コネクタ。
JP6066504A 1994-02-03 1994-03-11 フィルタ付電気コネクタ Pending JPH07249459A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6066504A JPH07249459A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 フィルタ付電気コネクタ
PCT/JP1995/000125 WO1995021475A1 (fr) 1994-02-03 1995-01-31 Connecteur a filtre
CA002159357A CA2159357A1 (en) 1994-02-03 1995-01-31 Connector equipped with filter
CN95190067A CN1123065A (zh) 1994-02-03 1995-01-31 带滤波器的电连接器
KR1019950704276A KR960702197A (ko) 1994-02-03 1995-01-31 필터를 갖춘 전기커넥터(electrical connector with filter)
EP95906548A EP0692848A4 (en) 1994-02-03 1995-01-31 FILTER CONNECTOR
US08/785,615 US5704810A (en) 1994-02-03 1997-01-17 Electrical connector with filter

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026886A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Tajimi Musen Denki Kk コンデンサ付きコネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026886A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Tajimi Musen Denki Kk コンデンサ付きコネクタ
JP4662460B2 (ja) * 2005-07-15 2011-03-30 多治見無線電機株式会社 コンデンサ付きコネクタ

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