JPH07249296A - 閾値検出回路 - Google Patents

閾値検出回路

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JPH07249296A
JPH07249296A JP11795A JP11795A JPH07249296A JP H07249296 A JPH07249296 A JP H07249296A JP 11795 A JP11795 A JP 11795A JP 11795 A JP11795 A JP 11795A JP H07249296 A JPH07249296 A JP H07249296A
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JP
Japan
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voltage
transistor
comparator
detection circuit
signal
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JP11795A
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Silvia Padoan
パドアン シルビア
Marco Olivo
オリボ マルコ
Carla Golla
ゴッラ カルラ
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STMicroelectronics SRL
Original Assignee
STMicroelectronics SRL
SGS Thomson Microelectronics SRL
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    • G11C5/143Detection of memory cassette insertion or removal; Continuity checks of supply or ground lines; Detection of supply variations, interruptions or levels ; Switching between alternative supplies
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/147Voltage reference generators, voltage or current regulators; Internally lowered supply levels; Compensation for voltage drops

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準電圧の変化に影響されず,低い閾値電圧
を検出し,出力信号のトリッピング閾値の安定性と,動
作範囲調節可能性を向上させる。 【構成】 電源ライン2と信号アース(GND)間に接
続され,入力端子I1および入力端子I2と出力端子と
を有する比較器3を含んでおり,その出力端子が入力端
子I1に接続されている安定した基準電圧(RIF)の
安定基準電圧発生器8と,電源ライン2に供給電圧(V
dd)と記憶装置へのプログラミング電圧(Vpp)の
値のうち高い方を供給するために設けられた手段である
比較器3の入力端子I2に接続された供給電圧(Vd
d)の分割器9とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,低供給電源状態下で,
電圧の閾値を検出するための閾値検出回路に関するもの
であり,特に,本発明は,半導体に集積され,一定の値
以上の電源が供給され,電源ラインと信号アース(GN
D)との間に接続され,第1または基準入力端子および
第2または信号入力端子と,さらに出力端子を有してい
る比較器を含んでなる記憶装置における閾値の電圧を検
出するための閾値検出回路に関するものである。
【0002】本発明は,特に,半導体に集積され記憶装
置に組み込まれた回路に関するものであり,以下の説明
においては便宜上そうした装置を想定しているが,本発
明は必ずしもそうした例に限定されるものではない。
【0003】
【従来の技術】公知のように,かなり多くの電子回路設
計においては,例えば,回路の誤作動を起こすような供
給電源の低下を検出するための電圧閾値検出器を設けて
いる。ここでは,供給電源が記憶消去およびプログラミ
ング・ステップに悪影響を及ぼす可能性がある半導体に
組み込まれた不揮発性記憶回路を想定する。公知のタイ
プの検出器としては,例えば,米国特許No.4,97
5,883に開示されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,現在に
おいて入手できる検出器は,場合によっては5Vを越え
るようなものもある比較的高いトリッピング閾値を有し
ている電圧比較器を用いており,低い閾値電圧を検出す
ることができなかった。
【0005】さらに,比較の基準となる基準電圧は,例
えば,供給電源の抵抗性分割器から得られるが,こうし
た基準電圧は,温度あるいは供給電源の電圧変化に伴っ
て,一定ではなく,変化するという問題点もあった。
【0006】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,特に,基準電圧の変化に影響されず,低い閾値電
圧を検出することができ,したがって,これまでの方式
に伴う問題点を克服することができる閾値検出回路を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る閾値検出回路は,半導体に集積さ
れ,それに対して一定の値以上の電源が供給される記憶
装置内における閾値電圧を検出する閾値検出回路におい
て,電源ラインと信号アース(GND)間に接続され,
第1または基準入力端子および第2または信号入力端子
と出力端子とを有する比較器を含んでおり,その出力端
子が前記第1または基準入力端子に接続されている安定
した基準電圧(RIF)の発生器と,前記電源ラインに
供給電圧(Vdd)と前記記憶装置へのプログラミング
電圧(Vpp)の値のうち高い方を供給するために設け
られた手段である前記比較器の第2または信号入力端子
に接続された供給電圧(Vdd)の分割器とから構成さ
れているものである。
【0008】また,請求項2に係る閾値検出回路は,前
記発生器が,一方をp−チャンネル・タイプ,他方をn
−チャンネル・タイプとするナチュラルMOSトランジ
スタの対により構成されており,前記基準電圧(RI
F)が,前記トランジスタのそれぞれの閾値電圧
(VT )間の差として得られるものである。
【0009】また,請求項3に係る閾値検出回路は,前
記発生器が,前記電源ラインと信号アース(GND)と
の間に接続され,前記トランジスタのうちp−チャンネ
ル・タイプのトランジスタが抵抗性バイアス・エレメン
ト(RPOL)とアース(GND)との間に接続され,
n−チャンネル・タイプのトランジスタが前記抵抗性バ
イアス・エレメントと前記比較器の第1または基準入力
端子に接続されているものである。
【0010】また,請求項4に係る閾値検出回路は,前
記電源ラインが,直列構成のトランジスタを介してプロ
グラミング電圧(Vpp)電極に接続されているもので
ある。
【0011】また,請求項5に係る閾値検出回路は,前
記電源ラインが,少なくとも1つのトランジスタを介し
て供給電圧(Vdd)電極に接続されているものであ
る。
【0012】また,請求項6に係る閾値検出回路は,前
記分割器が,直列に接続され,ダイオード構成のMOS
トランジスタのシリーズによって構成されているもので
ある。
【0013】また,請求項7に係る閾値検出回路は,前
記第1または基準入力端子および第2または信号入力
が,パワー・ダウン信号(PWD)により可能になった
パスを接続することによって信号アース(GND)に接
続されるものである。
【0014】また,請求項8に係る閾値検出回路は,前
記比較器の出力端子が,直列構成の遅延ブロックのシリ
ーズに接続されているものである。
【0015】また,請求項9に係る閾値検出回路は,前
記分割器と比較器の第2または信号入力端子との間にパ
ワー・ダウン信号(PWD)に動作可能に接続されたデ
カップラー(decoupler)が接続されているも
のである。
【0016】
【作用】本発明は,制御される供給電源Vddの一部と
2つのナチュラルMOSトランジスタの閾値電圧VT
間の差として得られる安定した基準電圧との間の比較を
実行するものである。
【0017】こうした方式に基づいた場合,技術的な課
題は,上記特許請求の範囲における各請求項に定義され
るような回路によって解決される。
【0018】本発明に係る閾値検出回路の特徴と利点
は,本発明の限定ではなく,その例示として開示される
実施例についての以下の詳細な説明と,関連図面を参照
することによって明らかになる。
【0019】
【実施例】以下,本発明に係る閾値検出回路の実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は,本発明を具体
化した閾値検出回路1を示す回路図である。閾値検出回
路1は半導体に集積され,供給電圧Vddおよびプログ
ラミング電圧Vppが供給される不揮発性記憶装置に組
み込まれている。ここで,供給電圧Vddは5V程度で
あり,一方,プログラミング電圧Vppは12V程度で
ある。
【0020】閾値検出回路1は,電界効果トランジス
タ,すなわち,ナチュラルn−チャンネルMOSタイプ
の2つのトランジスタM1およびM2と,p−チャンネ
ルMOSタイプの2つのトランジスタM3およびM4を
含む比較器(ステージ)3により構成されている。
【0021】トランジスタM1およびM2にそれぞれ対
応する制御端子は,比較器3の反転および非反転入力端
子を形成している。具体的には,第1のトランジスタM
1のゲート端子G1が比較器3の反転入力端子I1と一
致しており,第2のトランジスタM2のゲート端子G2
は比較器3の非反転入力端子I2に一致している。
【0022】トランジスタM1とM2は,n−チャンネ
ルタイプのナチュラルMOSトランジスタM5によって
形成される電流発生器を介してアース(GND)に接続
された共通のソース端子S1およびS2をそれぞれ有し
ている。
【0023】トランジスタM28は,トランジスタM5
と並列関係にあり,そのゲート端子は,回路がOFFさ
れた場合に該入力端子I1に存在している電圧をアース
(GND)に放電するために比較器3の入力端子I1に
接続されている。
【0024】トランジスタM1およびM2の,他のある
いはドレイン端子D1およびD2はそれぞれトランジス
タ対M3およびM4のドレイン端子D3およびD4にそ
れぞれ接続され,電流ミラーとして構成されており,M
4はダイオード構成になっている。
【0025】これらのトランジスタM3およびM4のゲ
ート端子G3およびG4は,共に接続されており,一
方,ソース端子S3とS4は電源ライン2に電気的に接
続されている。
【0026】トランジスタM4のドレイン端子D4は,
直列に接続された2つのナチュラルMOSトランジスタ
M6およびM7によりアース(GND)に接続されてい
る。これらのうち,トランジスタM6はそのゲート端子
G6で,その発信源については後で説明する信号PPを
受信する。トランジスタM7はダイオード構成であり,
そのゲート端子G7はドレイン端子D7に接続されてお
り,そのソース端子S7はアース(GND)に接地され
ている。
【0027】比較器3からの出力は,トランジスタM1
のドレイン端子D1によって取り出され,集合的に符号
6により示されている,サイズが段階的に大きくなって
いるバッファ列を構成し,カスケード接続されたインバ
ータN1,N2およびN3に送られる。
【0028】このバッファ列におけるインバータN1,
N2およびN3には電源ライン2から電源が供給され,
その出力端子で,最後のインバータR3の端子OUTと
アース(GND)間の寄生キャパシタンスを示す。イン
バータR3のこの端子OUTから,予め決められた閾値
以下に低下した供給電源を示す論理出力信号VCCLO
Wが取り出される。
【0029】比較器3の出力端子から取り出された信号
は,ラインLOWNを介して,相互に接続されると同時
に,電源ライン2に接続されたボディB8およびソース
端子S8を有するp−チャンネルMOSトランジスタM
8のゲート端子G8に出力される。
【0030】トランジスタM8は,さらに,2つのトラ
ンジスタM9およびM10に直列に接続されており,特
に,そのドレイン端子D8はボディB9およびトランジ
スタM9のソース端子S9に接続されている。トランジ
スタM9のドレイン端子D9はトランジスタM10のド
レイン端子D10および別のMOSトランジスタM11
のゲート端子G11に電気的に接続されている。
【0031】最後に述べたトランジスタM11は,その
ボディB11とソース端子S11が相互に接続されると
同時に,アース(GND)で接地されている。トランジ
スタM11のドレイン端子D11は比較器3の入力端子
I2に接続され,出力信号VCCLOWが低論理レベル
の場合に,入力端子I2にある電圧をアース(GND)
に放電する。
【0032】トランジスタM10のソース端子S10
は,アース(GND)に接続されており,一方,そのゲ
ート端子G10はトランジスタM9のゲート端子G9に
接続されている。これらのゲート端子G9,G10は供
給電源Vddを供給されるインバータN1を介して外部
信号PWDから得られる信号PWDNを受信する。
【0033】インバータN1の出力PWDNも抵抗性の
分割器9とアース(GND)との間に接続されたナチュ
ラル電界効果トランジスタM12のゲート端子G12に
供給される。分割器9は電源VddとトランジスタM1
2のドレイン端子D12との間に直列に接続された第1
(R0)および第2(R1)の抵抗性エレメントを含ん
でいる。
【0034】抵抗性エレメントR0およびR1の接続点
PR1は,NORタイプの論理ゲートPL1からの出力
によってゲート端子G13上において制御されるナチュ
ラルMOSタイプの別のトランジスタM13のドレイン
端子D13に電気的に接続されている。この論理ゲート
PL1は,それぞれ信号PWDおよびTDISを受信す
る2つの入力端A1およびB1を有している。
【0035】上記信号TDISも電源Vddと比較器3
の入力端子I2との間に接続された電界効果トランジス
タM14のゲート電極G14に供給される信号TDIS
Nを出力するニゲータ(negator)N2の入力端
子に供給される。このトランジスタM14のボディB1
4およびソース端子S14電極は相互に接続されると共
に,電源Vddに接続されている。
【0036】トランジスタM14のドレイン端子D14
は,トランジスタM13のソース端子S13および比較
器3の入力端子I2に接続されており,PARTと名づ
けられた信号を伝える。
【0037】比較器3の他の入力端子I1はナチュラル
MOSトランジスタM28により接地されている。トラ
ンジスタM28のソース端子S28およびドレイン端子
D28は相互に接続されていると同時に,アース(GN
D)に接地されている。
【0038】比較器3の入力端子I1は,また,ダイオ
ード構成で直列に接続された第1のナチュラルMOSト
ランジスタM15と第2のナチュラルMOSトランジス
タM16によってアース(GND)に接地されている。
上記第2のトランジスタM16のゲート端子G16およ
びドレイン端子D16は短絡されており,また,そのソ
ース端子S16はアース(GND)に接地されている。
【0039】第1のトランジスタM15のゲート端子G
15には符号7に示す単安定ラインの出力端子が接続さ
れており,信号PPを伝送する。この単安定ライン7は
直列構成の3つのインバータI4,I5,I6と2つの
入力端子A2およびB2を有するNORタイプの論理ゲ
ートPL2を有している。1つの入力端A2は信号PW
Dを受信すると同時にインバータ・カスケードに入力
し,他方の入力端B2はインバータ・カスケード(I
4,I5,I6)からの出力を受信する。
【0040】比較器3の入力端子I1には,符号8によ
り示される安定基準電圧発生器8の出力が接続されてい
る。安定基準電圧発生器8は電源ライン2およびナチュ
ラルMOSトランジスタM18のドレイン端子D18に
接続された抵抗性エレメントRPOLを有しており,そ
のゲート電極G18はドレイン電極D18に短絡されて
いる。ソース電極S18は比較器3の入力端子I1に接
続されている。
【0041】上記ソース電極S18は,直列構成の2つ
のナチュラルトランジスタM19およびM20によって
アース(GND)に接地されており,これら2つのトラ
ンジスタM19,M20のうち,前者のゲート電極G1
9がトランジスタM17のソース電極S17に接続され
ており,後者は単安定ライン7から出力される信号PW
DNによってゲート電極G20上において制御される。
【0042】ナチュラルMOSトランジスタM17のソ
ース端子S17は,トランジスタM18のドレイン端子
D18に接続されており,そのゲート端子G17はアー
ス(GND)に接続されている。トランジスタM17の
ボディ端子B17はソース端子S17およびもう1つの
トランジスタM21のボディ端子B21に短絡されてお
り,残りの端子はすべてアース(GND)に接地されて
いる。
【0043】トランジスタM17のドレイン端子D17
は,アース(GND)の方向に向けて直列で,そのゲー
ト端子G22上において信号PWDNを受信するナチュ
ラルトランジスタM22に接続されている。
【0044】電源ライン2は,電源Vddの極とプログ
ラミング電圧Vppの極の両方に接続されている。電源
Vddへの接続は符号4により示されるトランジスタ・
レッグを介して行われ,このトランジスタ・レッグ4は
MOSトランジスタM23を含んでいる。このトランジ
スタM23は,n−チャンネル・タイプのナチュラルM
OSトランジスタで,そのソース電極S23は電源ライ
ン2に接続されており,そのゲート電極G23はドレイ
ン電極D23および電源Vddに接続されている。
【0045】電源ライン2は,直列構成の3つのMOS
トランジスタM25,M26およびM27により構成さ
れるトランジスタの第2のトランジスタ・レッグ5経由
でプログラミング電圧Vppに接続されており,これら
3つのトランジスタ(M25,M26およびM27)の
うち,最初の2つはn−チャンネル・タイプであり,3
番目のものはp−チャンネル・タイプである。
【0046】トランジスタM25のソース電極S25
は,電源ライン2に電気的に接続されており,そのゲー
ト端子G25およびドレイン端子D25は相互に接続さ
れると同時に,第2のトランジスタM26のドレイン端
子D26に接続されている。
【0047】このトランジスタM26のゲート端子G2
6およびドレイン端子D26は相互に接続されると同時
に,第3のトランジスタM27のドレイン端子D27お
よびゲート端子G27に接続されている。このトランジ
スタM27のソース端子S27とボディ端子B27はプ
ログラミング電圧Vpp電極に接続されている。
【0048】次に,本発明に係る閾値検出回路の動作に
ついて説明する。比較器3は,供給電圧および温度とは
無関係で,その第1の入力端子I1に保持される安定し
た基準電圧RIFを有している。
【0049】この基準電圧は,電圧RIFを,一方がナ
チュラルp−チャンネル・タイプ,他方がナチュラルn
−チャンネル・タイプである2つのMOS,すなわち,
トランジスタM17およびM18のそれぞれの閾値電圧
の差として得られるようにする安定基準電圧発生器8に
よって得られる。この安定した電圧基準を用いることに
より,比較器3のトリッピング閾値を正確に設定するこ
とができる。
【0050】比較器3の第2の入力端子I2には,電源
Vddの抵抗性の分割器9から取り出される電圧信号P
ARTが入力される。電圧信号PARTは供給電源Vd
dに対応して直線的に変化する。
【0051】比較器3の電源ラインにおける電圧値は,
電源Vddの電極と第2のプログラミングVpp電極と
の間のより高い電圧に依存している。実際,電源ライン
2は第1のトランジスタ・レッグ4を介して電源電極
に,さらに,第2のトランジスタ・レッグ5を介してプ
ログラミング電極に接続されている。
【0052】特に,例えば,Vuとして示されている,
電源ライン2の電圧は,以下のうちの最大の値をとる。
すなわち,Vppの値−レッグ5の3つのトランジスタ
M25,M26およびM27の閾値電圧(Vu=Vpp
−2VTn-ch −VTp-ch ),または,Vddの値−ナチ
ュラルn−チャンネル・トランジスタ,この場合はトラ
ンジスタ・レッグ4のトランジスタM23の閾値電圧
(Vu=Vdd−VTn-ch nat ),である。
【0053】この回路を適切に動作させるためには,プ
ログラミング電圧Vppを少なくとも6V程度にしてお
くことが必要である。この稼働率(operation
rating)は,トランジスタ・レッグ5のトラン
ジスタの数を3から2あるいは1つだけに減らす(トラ
ンジスタM25,トランジスタM26の一方を除去する
か,あるいは,その両方を除去する)ことによって下げ
ることができる。しかしながら,電圧値Vuは2.5
V,あるいは,Vuを供給された回路全体が動作できる
ような値以上にあることが必要である。
【0054】比較器3からの出力信号VCCLOWは,
正常な動作状態ではゼロであるが,供給電圧Vddがト
リッピング・レベル以下に低下した場合,あるいは,問
題の回路が2.5V程度,あるいは,ディープ・パワー
・ダウン(PWD)状態になった場合のいずれかに,電
源ライン2上に存在する同じ電圧値Vuに上昇する。
【0055】実際に,回路のすべての要素は,好適に,
ニゲータN1を介して外部信号PWDから得られるネガ
ティブ論理で,信号PWDNによって制御されるMOS
トランジスタ(M9,M10,M12,M20およびM
22)を備えている。この信号PWDNはすべての電流
通路を接地状態にして,出力VCCLOWをVuの値に
することによって,回路における電力消費をゼロにす
る。
【0056】都合よく遅らされたパルスPPは,単安定
ライン7を介して,信号PWDの立ち下がり(trai
ling edge)から得られる。この信号は,通常
の動作状態が始まると,比較器3の入力端子I1をすみ
やかに放電するため,トランジスタM15に好適に提供
される。同様に,信号TDISNによって起動されるト
ランジスタM4は,比較器3の入力端子I2の電圧をV
ddに維持しながら,回路動作を中断させる。正論理信
号TDISは,また,論理ゲートPLIの出力端子を介
して,トランジスタM13にも送られる。
【0057】この回路のユニークな特徴は,それが,供
給電圧Vddの継続的な範囲で動作し,したがって,抵
抗性の分割器を用い,プログラミング電圧Vppを6V
以上の値に保持しつつ,検出回路のトリッピング閾値を
変更できる点にある。
【0058】この必要条件に基づいて,図2に示すよう
なダイオード構成のMOSトランジスタ分割器を,図1
に示した抵抗性の分割器9と置き換えることもできる。
もちろん,こうした方式は,トリッピング閾値が結合ダ
イオード・チェーン閾値より高い場合に適用される。
【0059】この図2には,直列構成の3つの電界効果
トランジスタMR1,MR2およびMR3を電源Vdd
とアース(GND)との間に接続させる抵抗性分割器9
の修正された実施例が示されている。
【0060】これらのトランジスタ(MR1〜MR3)
はダイオード構成であり,すなわち,そのゲート端子G
R1,GR2およびGR3と,ドレイン端子DR1,D
R2およびDR3端子が相互に接続されている。同様
に,ソース端子SR1,SR2およびSR3は相互に接
続されると同時に,その対応するボディ端子BR1,B
R2およびBR3にも接続されている。電圧信号PAR
Tは,第3のトランジスタMR3のソース端子SR3か
ら取り出される。
【0061】この修正された回路は,小さな空間しか必
要としないという利点を有しており,これは特に半導体
への集積を図る際に重要な要素となる。
【0062】本出願者が実施した統計的な分析による
と,トリッピング閾値を幅広い温度範囲(−40度から
+150度)で正確に設定することを可能にし,しか
も,それが変動するプロセス・パラメータの存在の下で
も可能であることが明らかになっている。プログラミン
グ電圧Vpp=12Vの場合,実際,中間値の前後にわ
ずかに広がった一組のトリッピング閾値が得られる。
【0063】トリッピング電圧値は,抵抗性分割器9の
抵抗R0およびR1の値,すなわち,分割比を変更する
ことによって,変化させることができる。
【0064】この回路の最も重要な機能は,プログラミ
ング電圧Vppがプログラミング値(例えば,12V程
度),あるいはそれより高い値で,一方,供給電源Vd
dが低下しつつあるときに明らかになる。この場合,回
路には安定した電源が継続的に供給され,このことはそ
の適切な動作を保証すると同時に,その出力をフェール
セーフ的に高めの電圧に接続されているすべての外部回
路のリセットに用いることができる。
【0065】このことは,例えば,閾値の比較器が記憶
装置内において用いられ,高電圧(通常,プログラミン
グ電圧)に接続されているその回路の制御が失われる
と,一部の記憶セルの内容が消失したり,間違ってプロ
グラムされたりするような場合に必要になる。
【0066】本発明に係る閾値検出回路は,したがっ
て,出力信号VCCLOWのトリッピング閾値の安定性
と,動作範囲調節可能性(operation ran
geability)の両方の意味において新規性があ
る。実際,すべての供給電源Vddの値に対してその性
能が維持され,2V以上の高い電圧が提供される回路を
提供することができる(例えば,Vdd=3VまたはV
dd=5V)。
【0067】
【発明の効果】以上説明した通り,この発明に係る閾値
検出回路にあっては,特に,基準電圧の変化に影響され
ず,低い閾値電圧を検出することができ,出力信号のト
リッピング閾値の安定性と,動作範囲調節可能性(op
eration rangeability)が向上す
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る閾値検出回路の構成を示す回路図
である。
【図2】図1に示した分割器の他の実施例を示す部分回
路図である。
【符号の説明】
1 閾値検出回路 2 電源ライン 3 比較器 4 第1のトランジスタ・レッグ 5 第2のトランジスタ・レッグ 6 インバータ群 7 単安定ライン 8 安定基準電圧発生器 9 分割器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルコ オリボ イタリア国,イ−24100 ベルガモ,ビア トゥレマナ,13 ディ (72)発明者 カルラ ゴッラ イタリア国,イ−20099 ミラノ,セスト サン ジョバンニ,ビア ベッカリア, 5

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体に集積され,それに対して一定の
    値以上の電源が供給される記憶装置内における閾値電圧
    を検出する閾値検出回路において,電源ラインと信号ア
    ース(GND)間に接続され,第1または基準入力端子
    および第2または信号入力端子と出力端子とを有する比
    較器を含んでおり,その出力端子が前記第1または基準
    入力端子に接続されている安定した基準電圧(RIF)
    の発生器と,前記電源ラインに供給電圧(Vdd)と前
    記記憶装置へのプログラミング電圧(Vpp)の値のう
    ち高い方を供給するために設けられた手段である前記比
    較器の第2または信号入力端子に接続された供給電圧
    (Vdd)の分割器とから構成されていることを特徴と
    する閾値検出回路。
  2. 【請求項2】 前記発生器が,一方をp−チャンネル・
    タイプ,他方をn−チャンネル・タイプとするナチュラ
    ルMOSトランジスタの対により構成されており,前記
    基準電圧(RIF)が,前記トランジスタのそれぞれの
    閾値電圧(V T )間の差として得られることを特徴とす
    る請求項1記載の閾値検出回路。
  3. 【請求項3】 前記発生器が,前記電源ラインと信号ア
    ース(GND)との間に接続され,前記トランジスタの
    うちp−チャンネル・タイプのトランジスタが抵抗性バ
    イアス・エレメント(RPOL)とアース(GND)と
    の間に接続され,n−チャンネル・タイプのトランジス
    タが前記抵抗性バイアス・エレメントと前記比較器の第
    1または基準入力端子に接続されていることを特徴とす
    る請求項2記載の閾値検出回路。
  4. 【請求項4】 前記電源ラインが,直列構成のトランジ
    スタを介してプログラミング電圧(Vpp)電極に接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の閾値検出回
    路。
  5. 【請求項5】 前記電源ラインが,少なくとも1つのト
    ランジスタを介して供給電圧(Vdd)電極に接続され
    ていることを特徴とする請求項1記載の閾値検出回路。
  6. 【請求項6】 前記分割器が,直列に接続され,ダイオ
    ード構成のMOSトランジスタのシリーズによって構成
    されていることを特徴とする請求項2記載の閾値検出回
    路。
  7. 【請求項7】 前記第1または基準入力端子および第2
    または信号入力がパワー・ダウン信号(PWD)により
    可能になったパスを接続することによって信号アース
    (GND)に接続されることを特徴とする請求項1記載
    の閾値検出回路。
  8. 【請求項8】 前記比較器の出力端子が,直列構成の遅
    延ブロックのシリーズに接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の閾値検出回路。
  9. 【請求項9】 前記分割器と比較器の第2または信号入
    力端子との間にパワー・ダウン信号(PWD)に動作可
    能に接続されたデカップラー(decoupler)が
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の閾値検
    出回路。
JP11795A 1993-12-31 1995-01-04 閾値検出回路 Pending JPH07249296A (ja)

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