JPH0724896Y2 - ワイヤハーネスプロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネスプロテクタ

Info

Publication number
JPH0724896Y2
JPH0724896Y2 JP1990015627U JP1562790U JPH0724896Y2 JP H0724896 Y2 JPH0724896 Y2 JP H0724896Y2 JP 1990015627 U JP1990015627 U JP 1990015627U JP 1562790 U JP1562790 U JP 1562790U JP H0724896 Y2 JPH0724896 Y2 JP H0724896Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spatula plate
wire harness
spatula
plate portion
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990015627U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03106815U (ja
Inventor
肇 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1990015627U priority Critical patent/JPH0724896Y2/ja
Publication of JPH03106815U publication Critical patent/JPH03106815U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0724896Y2 publication Critical patent/JPH0724896Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤハーネスプロテクタを樹脂成形する際
に生じる収縮歪みの緩和を図って、変形や破損を防止し
たワイヤハーネスプロテクタに関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のワイヤハーネスプロテクタを示す斜視
図である。
該ワイヤハーネスプロテクタ13は、合成樹脂を材料とし
て射出成形により、基板14の両側に側板15,16を立設
し、一方の側板15の上縁に薄肉ヒンジ17を介して蓋板18
を設け、該蓋部18と他方の側板16とに係止手段19a,19b
を設けると共に、前記基板14の長手方向前後端部にヘラ
板部20,20を突出連成し、該ヘラ板部20の先端部両側に
テープ止突起21,21を一体に形成して成るものである。
そして、第4図に示すように、前記ワイヤハーネスプロ
テクタ13内にワイヤハーネス22を挿通して蓋板18を閉止
すると共に、ヘラ板部20にワイヤハーネス22をビニルテ
ープ23で巻回固定する。この際、テープ止突起21にビニ
ルテープ23を引っ掛けて、ワイヤハーネス22をヘラ板部
20に確実に固定することができるのである。
第5図は、上記テープ止突起21の変形例として、ヘラ板
部20′の先端部下側に一条のテープ止突起21′を一体に
形成したワイヤハーネスプロテクタ13′を示すものであ
る。該テープ止突起21′も、上記したようにビニルテー
プ23に対する引っ掛け部として作用する。
しかしながら、上記従来のワイヤハーネスプロテクタ1
3,13′にあっては、射出成形の冷却時において、第6図
〜第7図に示すように、図示しない金型中でヘラ板部2
0,20′の樹脂材料が長手方向(矢印イ方向)に収縮し
て、テープ止め突起21,21′に引っ張り方向の応力が作
用し、金型から取り出す際にテープ止突起21,21′に無
理な力がかかって、該テープ止突起21,21′の曲りや付
け根部21a,21a′の脆化(白化)を生じることがあっ
た。そして、それに気が付かずにワイヤハーネス22を組
み付けた場合には、車両走行中の振動等によりテープ止
突起21,21′が折れてしまい、ビニルテープ23がずれて
ワイヤハーネス22が外れてしまうことがあった。なお、
上記した問題は、特に全長の長いワイヤハーネスプロテ
クタに発生しやすい傾向にある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記した点に鑑み、ワイヤハーネスプロテク
タを樹脂成形する際のテープ止突起の変形は脆化を防止
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、樹脂成形により
プロテクタ基板の長手方向端部に、ワイヤハーネスをテ
ープ巻き固定するためのヘラ板部を延設し、該ヘラ板部
の先端部にテープ止突起を形成したワイヤハーネスプロ
テクタにおいて、該ヘラ板部に方形の窪みをヘラ板部長
手方向に複数並列に形成し、ヘラ板部長手直交方向への
該窪みの幅を該ヘラ板部の幅の1/2以上で且つ該ヘラ板
部の幅以下に設定して、該ヘラ板部の周部と該窪みとの
間に補強用縁部を構成すると共に、ヘラ板部長手方向へ
の該窪みの長さを該ヘラ板部の板厚以上に設定し、該窪
みの深さをヘラ板部の板厚の1/4以上に設定して成るこ
とを特徴とする。
〔作用〕
ヘラ板部の長手方向に並列に形成された複数の窪みが樹
脂成形(冷却)時の収縮歪みを順次吸収していく。これ
により金型内でテープ止突起に曲げ力が作用せず、テー
プ止突起の変形や脆化が防止される。また、複数の窪み
がヘラ板部に可撓性を付与し、且つ補強用縁部がヘラ板
部の曲げやこじりに対する強度を向上させる。
〔実施例〕 第1図は、本考案に係るワイヤハーネスプロテクタの一
実施例を示す斜視図である。
該ワイヤハーネスプロテクタ1は、従来と同様に合成樹
脂を材料として射出成形により、基板2の両側に側板3,
4を立設し、一方の側板3の上縁に薄肉ヒンジ5を介し
て蓋板6を設け、前記基板2の長手方向前後端部にヘラ
板部7,7を突出連成すると共に、該ヘラ板部7に対し、
長手方向に複数(図中二つ)の矩形状の窪み8,8を並設
し、該ヘラ板部7の周部と該窪み8,8との間に補強用縁
部7aを構成させ、該ヘラ板部7の先端部両側にテープ止
突起9,9を一体に形成して成るものである。
ここで該窪み8は、長方形状を呈し、ヘラ板部7の幅方
向にその長辺部8aを平行に配しており、該長辺部8aの長
さh1は、ヘラ板部7の幅寸法hに対してh1>1/2hとなる
ように設定するとよい。また、第2図に第1図のA−A
断面図を示すように、窪み8の短辺部8bの寸法sは、ヘ
ラ板部7の板厚tに対してs≧t、窪み8の深さt1>1/
4tとなるように設定する。
この窪み8によって、射出成形の冷却時にヘラ板部7の
中央部分に生じる長手方向の収縮歪み10自体(第1図参
照)を小さく抑えることができると共に、該窪み8の長
辺部8aの壁面8a′で収縮力を受け止め吸収するから、テ
ープ止突起9にまでは収縮歪み10の影響が及ばず、従っ
て、テープ止突起9の変形や脆化(白化)を防ぐことが
できるのである。
〔考案の効果〕
以上の如くに、本考案によれば、ヘラ板部の長手方向に
並列に形成された複数の窪みが樹脂成形(冷却)時の収
縮歪みを順次吸収するから、金型内でテープ止突起に曲
げ力が作用せず、テープ止突起の変形や脆化が防止され
て、ワイヤハーネスプロテクタからのワイヤハーネスの
外れが未然に防止される。また、複数の窪みがヘラ板部
に可撓性と、切欠孔では得られない強さとを付与し、し
かも補強用縁部がヘラ板部の曲げやこじりに対する強度
をアップさせるから、ワイヤハーネスをヘラ板部にテー
プ巻き固定した状態で引っ張ったり曲げたりしても、ヘ
ラ板部が柔軟に対応して、ヘラ板部が破損することがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、 第2図は第1図のA−A断面図、 第3図は従来例を示す斜視図、 第4図はワイヤハーネス組付状態を示す斜視図、 第5図はその変形例を示す要部斜視図、 第6図〜第7図はその問題点を示す斜視図である。 1…ワイヤハーネスプロテクタ、2…基板、7,7′,7″
…ヘラ板部、8…窪み、9…テープ止突起、10…収縮歪
み、11…貫通孔、12…突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂成形によりプロテクタ基板の長手方向
    端部に、ワイヤハーネスをテープ巻き固定するためのヘ
    ラ板部を延設し、該ヘラ板部の先端部にテープ止突起を
    形成したワイヤハーネスプロテクタにおいて、該ヘラ板
    部に方形の窪みをヘラ板部長手方向に複数並列に形成
    し、ヘラ板部長手直交方向への該窪みの幅を該ヘラ板部
    の幅の1/2以上で且つ該ヘラ板部の幅以下に設定して、
    該ヘラ板部の周部と該窪みとの間に補強用縁部を構成す
    ると共に、ヘラ板部長手方向への該窪みの長さを該ヘラ
    板部の板厚以上に設定し、該窪みの深さをヘラ板部の板
    厚の1/4以上に設定して成ることを特徴とするワイヤハ
    ーネスプロテクタ。
JP1990015627U 1990-02-21 1990-02-21 ワイヤハーネスプロテクタ Expired - Lifetime JPH0724896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990015627U JPH0724896Y2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 ワイヤハーネスプロテクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990015627U JPH0724896Y2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 ワイヤハーネスプロテクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03106815U JPH03106815U (ja) 1991-11-05
JPH0724896Y2 true JPH0724896Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31518923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990015627U Expired - Lifetime JPH0724896Y2 (ja) 1990-02-21 1990-02-21 ワイヤハーネスプロテクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724896Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6717879B2 (ja) * 2018-06-04 2020-07-08 住友電装株式会社 プロテクタ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713380Y2 (ja) * 1988-07-13 1995-03-29 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス用プロテクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03106815U (ja) 1991-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08504156A (ja) 分割芯出し案内付き釦型頭部タイ
JPH0724896Y2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタ
JPH0416574Y2 (ja)
JP2950203B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JPH0129717Y2 (ja)
JP2583435Y2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクター
JPS6330809Y2 (ja)
JPH0645983Y2 (ja) 収納箱の名札入れ装置
JP2858722B2 (ja) ロックアームの倒れ防止構造
CN210274759U (zh) 壳体的拉胶结构、壳体及电子设备
JPS6022740Y2 (ja) 配線用ダクト
JP3026715B2 (ja) 樹脂成形品の変形防止構造
JP2536468Y2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2570237Y2 (ja) 机等の天板における縁保護装置
JPS633541Y2 (ja)
JP3031209B2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタ
JPH0130899Y2 (ja)
JP2956742B2 (ja) ハーネスプロテクタ
JPS6140607Y2 (ja)
JPH0616010Y2 (ja) 障子框
JPH0128323Y2 (ja)
JPH0416750Y2 (ja)
JPH044462Y2 (ja)
JP3485872B2 (ja) T字型カミソリの箱状の安全キャップ
JPS6332871Y2 (ja)