JPH07248741A - データシフト回路 - Google Patents
データシフト回路Info
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- JPH07248741A JPH07248741A JP6064432A JP6443294A JPH07248741A JP H07248741 A JPH07248741 A JP H07248741A JP 6064432 A JP6064432 A JP 6064432A JP 6443294 A JP6443294 A JP 6443294A JP H07248741 A JPH07248741 A JP H07248741A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- clock
- terminal
- circuits
- control circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Shift Register Type Memory (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シフトレジスタの消費電流を少なくする。
【構成】 シフトレジスタを構成する複数段のDFF
回路のうち、現在データのシフト動作を行なっていない
DFF回路へのクロック信号供給を停止させる。
回路のうち、現在データのシフト動作を行なっていない
DFF回路へのクロック信号供給を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック信号によって
データを順次シフトする回路に係り、特に消費電流を大
幅に低減させたデータシフト回路に関するものである。
データを順次シフトする回路に係り、特に消費電流を大
幅に低減させたデータシフト回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶駆動回路においては、ドッ
トマトリクス配置のLCD(液晶表示素子)をダイナミ
ック駆動するために、コモンラインを走査するコモン信
号ドライバと表示データに応じて選択された特定のコモ
ンライン上のLDCを駆動するセグメント信号ドライバ
とが設けられる。
トマトリクス配置のLCD(液晶表示素子)をダイナミ
ック駆動するために、コモンラインを走査するコモン信
号ドライバと表示データに応じて選択された特定のコモ
ンライン上のLDCを駆動するセグメント信号ドライバ
とが設けられる。
【0003】このうち、コモン信号ドライバは、個々の
コモンラインを順次繰り返して駆動するよう回路構成さ
れており、例えば、図5に示すようなシフトレジスタの
回路から構成される。図5において、1はイネーブル端
子(データ入力端子)、2はクロック入力端子、3はリ
セット端子、41〜46はDFF回路、51〜56は出
力端子である。
コモンラインを順次繰り返して駆動するよう回路構成さ
れており、例えば、図5に示すようなシフトレジスタの
回路から構成される。図5において、1はイネーブル端
子(データ入力端子)、2はクロック入力端子、3はリ
セット端子、41〜46はDFF回路、51〜56は出
力端子である。
【0004】このシフトレジスタでは、図6のタイムチ
ャートで示すように、イネーブル端子1に入力したイネ
ーブル信号(Hパルス)が、クロック入力端子2にクロ
ック(Hパルス)が入力するごとに、DFF41→DF
F42→・・・・・・→DFF46への転送されてゆ
き、出力端子51〜56に順次Hパルス(クロックの周
期のパルス幅)が現れる。よって、この出力端子51〜
56に現れるHパルスをコモン用の走査信号として使用
することができる。
ャートで示すように、イネーブル端子1に入力したイネ
ーブル信号(Hパルス)が、クロック入力端子2にクロ
ック(Hパルス)が入力するごとに、DFF41→DF
F42→・・・・・・→DFF46への転送されてゆ
き、出力端子51〜56に順次Hパルス(クロックの周
期のパルス幅)が現れる。よって、この出力端子51〜
56に現れるHパルスをコモン用の走査信号として使用
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
シフトレジスタでは、すべてのDFF回路に共通にクロ
ック信号が供給されるので、それらすべてが常時動作す
ることになる。しかし、データのシフトに貢献している
のはその複数のDFF回路のうちの連続する2、3個で
あり、他はデータシフトとは無関係である。
シフトレジスタでは、すべてのDFF回路に共通にクロ
ック信号が供給されるので、それらすべてが常時動作す
ることになる。しかし、データのシフトに貢献している
のはその複数のDFF回路のうちの連続する2、3個で
あり、他はデータシフトとは無関係である。
【0006】すなわち、2、3個以外のDFF回路のス
イッチング動作は全く不要であるにもかかわらず、その
スイッチングによって貫通電流(入力信号がLレベルと
Hレベルとの間で変化するときCMOS回路の電源間に
瞬間的に流れる電流)やFETの入力容量への充放電電
流が消費されることなる。特に、このようなシフトレジ
スタにおけるDFF回路の段数は数十段に及ぶ場合があ
り、無駄な消費電流が多く流れることになる。
イッチング動作は全く不要であるにもかかわらず、その
スイッチングによって貫通電流(入力信号がLレベルと
Hレベルとの間で変化するときCMOS回路の電源間に
瞬間的に流れる電流)やFETの入力容量への充放電電
流が消費されることなる。特に、このようなシフトレジ
スタにおけるDFF回路の段数は数十段に及ぶ場合があ
り、無駄な消費電流が多く流れることになる。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、データシフトに寄与しない回路
のスイッチング動作を停止させて、無駄な電流が消費さ
れないようにしたデータシフト回路を提供することであ
る。
のであり、その目的は、データシフトに寄与しない回路
のスイッチング動作を停止させて、無駄な電流が消費さ
れないようにしたデータシフト回路を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、前段のFF
回路の出力を後段のFF回路の入力とするように複数の
FF回路を縦続接続し、最前段のFF回路に入力したデ
ータをクロック信号に応じて後段のFF回路に順次シフ
トさせるようにしたデータシフト回路において、上記複
数のFF回路を任意数ごとにグループ化し、各グループ
ごとにクロック制御回路を接続し、所定グループの最前
段のFF回路から当該所定グループの次段のグループの
最前段のFF回路に上記データがシフトする期間のみ、
当該所定グループに割り当てられた上記クロック制御回
路が当該所定グループの各FF回路にクロック信号を供
給するようにしたことを特徴とするデータシフト回路に
よって達成される。
回路の出力を後段のFF回路の入力とするように複数の
FF回路を縦続接続し、最前段のFF回路に入力したデ
ータをクロック信号に応じて後段のFF回路に順次シフ
トさせるようにしたデータシフト回路において、上記複
数のFF回路を任意数ごとにグループ化し、各グループ
ごとにクロック制御回路を接続し、所定グループの最前
段のFF回路から当該所定グループの次段のグループの
最前段のFF回路に上記データがシフトする期間のみ、
当該所定グループに割り当てられた上記クロック制御回
路が当該所定グループの各FF回路にクロック信号を供
給するようにしたことを特徴とするデータシフト回路に
よって達成される。
【0009】本発明では、上記クロック制御回路を、ク
ロック入力端子からクロック出力端子へのクロック信号
の通過を制御するゲート手段と、上記データが入力する
ことにより該ゲート手段をゲートオープンし、上記クロ
ック制御回路が割り当てられたグループの次段のグルー
プの最前段のFF回路に上記データがシフトした時点で
ゲートクローズするラッチ手段とから構成することがで
きる。
ロック入力端子からクロック出力端子へのクロック信号
の通過を制御するゲート手段と、上記データが入力する
ことにより該ゲート手段をゲートオープンし、上記クロ
ック制御回路が割り当てられたグループの次段のグルー
プの最前段のFF回路に上記データがシフトした時点で
ゲートクローズするラッチ手段とから構成することがで
きる。
【0010】また、本発明では、上記クロック制御回路
を、クロック入力端子からクロック出力端子へのクロッ
ク信号の通過を制御するゲート手段と、上記データが入
力することにより該ゲート手段をゲートオープンし、上
記通過したクロック数が上記グループのFF回路の段数
+1個に達した時点で上記ゲート手段をゲートクローズ
するラッチ手段とから構成することができる。
を、クロック入力端子からクロック出力端子へのクロッ
ク信号の通過を制御するゲート手段と、上記データが入
力することにより該ゲート手段をゲートオープンし、上
記通過したクロック数が上記グループのFF回路の段数
+1個に達した時点で上記ゲート手段をゲートクローズ
するラッチ手段とから構成することができる。
【0011】
【作用】本発明では、クロック信号を出力しているクロ
ック制御回路に対応するグループのFF回路のみがスイ
ッチング動作し、他のグループのFF回路は対応するク
ロック制御回路によってクロック信号供給が停止される
のでスイッチング動作しない。
ック制御回路に対応するグループのFF回路のみがスイ
ッチング動作し、他のグループのFF回路は対応するク
ロック制御回路によってクロック信号供給が停止される
のでスイッチング動作しない。
【0012】
【実施例】以下、本発明について詳しく説明する。図1
は本発明の一実施例のデータシフト回路であるシフトレ
ジスタを示す回路である。図5に示したものと同一のも
のには同一の符号を付した。このシフトレジスタでは、
初段にクロック制御回路6Aを設け、その後段に連続3
段のDFF回路41〜43を設け、その後段に別のクロ
ック制御回路6Bを設け、その後段に連続4段のDFF
回路44〜47を設けている。最終段のDFF回路47
はクロック制御回路6Bへの帰還信号を作成するための
ダミー用である。
は本発明の一実施例のデータシフト回路であるシフトレ
ジスタを示す回路である。図5に示したものと同一のも
のには同一の符号を付した。このシフトレジスタでは、
初段にクロック制御回路6Aを設け、その後段に連続3
段のDFF回路41〜43を設け、その後段に別のクロ
ック制御回路6Bを設け、その後段に連続4段のDFF
回路44〜47を設けている。最終段のDFF回路47
はクロック制御回路6Bへの帰還信号を作成するための
ダミー用である。
【0013】クロック制御回路6A、6Bは図2に符号
6で示す構成の回路であり、クロック入力端子61、イ
ネーブル端子62、帰還端子63、リセット端子64、
及びクロック出力端子65を有する。図2において、6
6〜69はインバータ、70は2入力ノアゲート、7
1、72は2入力ナンドゲート、73は3入力ナンドゲ
ートである。このうち、ナンドゲート71はクロック通
過用のゲートとして、またナンドゲート72、73はそ
のナンドゲート71のゲートオープン、クローズを制御
するRSラッチ回路として機能する。
6で示す構成の回路であり、クロック入力端子61、イ
ネーブル端子62、帰還端子63、リセット端子64、
及びクロック出力端子65を有する。図2において、6
6〜69はインバータ、70は2入力ノアゲート、7
1、72は2入力ナンドゲート、73は3入力ナンドゲ
ートである。このうち、ナンドゲート71はクロック通
過用のゲートとして、またナンドゲート72、73はそ
のナンドゲート71のゲートオープン、クローズを制御
するRSラッチ回路として機能する。
【0014】このクロック制御回路6は、帰還端子63
がLレベル(帰還信号なし)で且つリセット端子64が
Hレベル(非リセット)時において、イネーブル端子6
bにイネーブル信号入力がある(Hレベル)ときに、ク
ロック入力端子61に入力しているクロックが立ち下が
ると、ノードAの電位がHレベルに立上り、ナンドゲー
ト71をゲートオープンしてクロック入力端子61に入
力しているクロックをクロック出力端子65に出力する
が、帰還端子63の信号がLレベルに立ち下がると、そ
のゲートを閉じる。すなわち、このクロック制御回路6
は、イネーブル信号のHレベルを検出するとクロック信
号をクロック出力端子65に供給し、また帰還信号を検
出するとそのクロック供給を停止する(図3のタイムチ
ャート参照)。
がLレベル(帰還信号なし)で且つリセット端子64が
Hレベル(非リセット)時において、イネーブル端子6
bにイネーブル信号入力がある(Hレベル)ときに、ク
ロック入力端子61に入力しているクロックが立ち下が
ると、ノードAの電位がHレベルに立上り、ナンドゲー
ト71をゲートオープンしてクロック入力端子61に入
力しているクロックをクロック出力端子65に出力する
が、帰還端子63の信号がLレベルに立ち下がると、そ
のゲートを閉じる。すなわち、このクロック制御回路6
は、イネーブル信号のHレベルを検出するとクロック信
号をクロック出力端子65に供給し、また帰還信号を検
出するとそのクロック供給を停止する(図3のタイムチ
ャート参照)。
【0015】さて、図1において、リセット端子3の信
号がHレベル(非リセット)にある状態で、イネーブル
端子1にイネーブル信号(Hレベル信号)が入力する
と、クロック制御回路6Aのクロック入力端子2に入力
するクロック信号の立下がりのタイミングでナンドゲー
ト71がゲートを開いてそのクロック信号がクロック出
力端子65から出力される。なおこのとき、他方のクロ
ック制御回路6Bはイネーブル端子62がLレベルにあ
り、クロック出力端子65からはクロック信号を出力し
ない。
号がHレベル(非リセット)にある状態で、イネーブル
端子1にイネーブル信号(Hレベル信号)が入力する
と、クロック制御回路6Aのクロック入力端子2に入力
するクロック信号の立下がりのタイミングでナンドゲー
ト71がゲートを開いてそのクロック信号がクロック出
力端子65から出力される。なおこのとき、他方のクロ
ック制御回路6Bはイネーブル端子62がLレベルにあ
り、クロック出力端子65からはクロック信号を出力し
ない。
【0016】このため、クロック制御回路6Aのクロッ
ク出力端子65の出力クロックの立上り時に、DFF回
路41が上記イネーブル信号をラッチして若干遅れてQ
出力をHレベルに保持し、出力端子51から出力すると
ともに、これを次段のDFF回路42のD入力に送る。
ク出力端子65の出力クロックの立上り時に、DFF回
路41が上記イネーブル信号をラッチして若干遅れてQ
出力をHレベルに保持し、出力端子51から出力すると
ともに、これを次段のDFF回路42のD入力に送る。
【0017】クロック制御回路6Aのクロック出力端子
65の2回目のクロック立上りタイミングでは、上記D
FF回路42が上記DFF回路41のQ出力(Hレベ
ル)をラッチし若干遅れてQ出力をHレベルに保持し、
出力端子52から出力するとともに、これを次段のDF
F回路43のD入力に送る。なお、上記DFF回路41
のQ出力も若干遅れてLレベルに復帰する。
65の2回目のクロック立上りタイミングでは、上記D
FF回路42が上記DFF回路41のQ出力(Hレベ
ル)をラッチし若干遅れてQ出力をHレベルに保持し、
出力端子52から出力するとともに、これを次段のDF
F回路43のD入力に送る。なお、上記DFF回路41
のQ出力も若干遅れてLレベルに復帰する。
【0018】クロック制御回路6Aのクロック出力端子
65の3回目のクロック立上りタイミングでは、上記D
FF回路43が上記DFF回路42のQ出力をラッチし
若干遅れてQ出力をHレベルに保持し、出力端子53か
ら出力するとともに、これを次段のDFF回路44のD
入力に及びクロック制御回路6Bのイネーブル入力端子
62に送る。なお、上記DFF回路42のQ出力も若干
遅れてLレベルに復帰する。
65の3回目のクロック立上りタイミングでは、上記D
FF回路43が上記DFF回路42のQ出力をラッチし
若干遅れてQ出力をHレベルに保持し、出力端子53か
ら出力するとともに、これを次段のDFF回路44のD
入力に及びクロック制御回路6Bのイネーブル入力端子
62に送る。なお、上記DFF回路42のQ出力も若干
遅れてLレベルに復帰する。
【0019】クロック制御回路6Aのクロック出力端子
65の4回目のクロック立上りタイミングでは、DFF
回路43のQ出力と出力端子53がLレベルに復帰す
る。
65の4回目のクロック立上りタイミングでは、DFF
回路43のQ出力と出力端子53がLレベルに復帰す
る。
【0020】以上から、出力端子51〜53にはクロッ
ク信号の1周期のパルス幅のパルスが順次出力する。以
上の動作中、上記したように、次段のクロック制御回路
6B及びその後段のDFF回路44〜47にはクロック
が供給されないので、そこでのスイッチング動作は行な
われない。
ク信号の1周期のパルス幅のパルスが順次出力する。以
上の動作中、上記したように、次段のクロック制御回路
6B及びその後段のDFF回路44〜47にはクロック
が供給されないので、そこでのスイッチング動作は行な
われない。
【0021】次のクロックタイミング以降では、次段の
クロック制御回路6B及びその後段のDFF回路44〜
47において上記と同様な動作が行なわれるが、このと
きクロック制御回路6A及びDFF回路41〜43では
スイッチング動作は行なわれない。
クロック制御回路6B及びその後段のDFF回路44〜
47において上記と同様な動作が行なわれるが、このと
きクロック制御回路6A及びDFF回路41〜43では
スイッチング動作は行なわれない。
【0022】前段のクロック制御回路6Aは、DFF回
路44のQ出力を帰還端子63に受けることによってナ
ンドゲート71が閉じ、クロック出力を停止する。ま
た、後段のクロック制御回路6Bは、ダミーのDFF回
路47のQ出力を帰還端子63に受けることによって同
様にクロック出力を停止する。いずれの場合も、ナンド
ゲート71が閉じるタイミングはクロック入力端子2に
印加しているクロックの立上りタイミングよりも若干遅
れるので、4個のクロック出力完了の後にそのナンドゲ
ート71が閉じることになる。
路44のQ出力を帰還端子63に受けることによってナ
ンドゲート71が閉じ、クロック出力を停止する。ま
た、後段のクロック制御回路6Bは、ダミーのDFF回
路47のQ出力を帰還端子63に受けることによって同
様にクロック出力を停止する。いずれの場合も、ナンド
ゲート71が閉じるタイミングはクロック入力端子2に
印加しているクロックの立上りタイミングよりも若干遅
れるので、4個のクロック出力完了の後にそのナンドゲ
ート71が閉じることになる。
【0023】図4は別の実施例のシフトレジスタの回路
図である。図1に示した回路と異なる点は、後段のクロ
ック制御回路6Bのイネーブル端子62への入力を2段
目のDFF回路42のQ出力からとるようにした点であ
る。このように構成することによって、後段6Bからの
クロック出力開始タイミングが1クロック分早くなり、
その分だけ図1に示した回路に比べて後段のDFF回路
44〜47のスイッチング停止時間が短くなるが、後段
のクロック制御回路6Bのクロック端子61に入力する
クロック信号に対するイネーブル端子62に入力するイ
ネーブル信号の遅れを補償することができ、高速化に適
する。
図である。図1に示した回路と異なる点は、後段のクロ
ック制御回路6Bのイネーブル端子62への入力を2段
目のDFF回路42のQ出力からとるようにした点であ
る。このように構成することによって、後段6Bからの
クロック出力開始タイミングが1クロック分早くなり、
その分だけ図1に示した回路に比べて後段のDFF回路
44〜47のスイッチング停止時間が短くなるが、後段
のクロック制御回路6Bのクロック端子61に入力する
クロック信号に対するイネーブル端子62に入力するイ
ネーブル信号の遅れを補償することができ、高速化に適
する。
【0024】なお、以上のいずれの実施例においても、
ダミーのDFF回路47は、後段のクロック制御回路6
Bから3個ではなく4個のクロックを出力させてDFF
回路46のQ出力を最終的にLレベルに復帰させるため
に設けたものであるが、同様の目的達成のためには、こ
の手法の他に、このDFF回路47を削除して、その前
段のDFF回路46への入力クロックをクロック入力端
子2から直接入力させたり、あるいはそのDFF回路4
6のQ出力がHレベルに反転した後に1クロック分経過
してからリセット信号をLレベルに復帰させる等の手法
を採ることもできる。
ダミーのDFF回路47は、後段のクロック制御回路6
Bから3個ではなく4個のクロックを出力させてDFF
回路46のQ出力を最終的にLレベルに復帰させるため
に設けたものであるが、同様の目的達成のためには、こ
の手法の他に、このDFF回路47を削除して、その前
段のDFF回路46への入力クロックをクロック入力端
子2から直接入力させたり、あるいはそのDFF回路4
6のQ出力がHレベルに反転した後に1クロック分経過
してからリセット信号をLレベルに復帰させる等の手法
を採ることもできる。
【0025】また、上記実施例で説明したクロック制御
回路6は、ナンドゲート72、73からなるSRラッチ
回路を復帰させるために帰還端子63を設けてそこにD
FF回路44や47のQ出力を取り込むようにしたが、
クロック入力端子61と帰還端子63との間にカウンタ
を設けて、そのカンウタが所定数(上記実施例では4
個)カンウトした時点でその帰還端子63の出力をLレ
ベルからHレベルに変化させて、ラッチ回路を復帰させ
るように構成することもできる。
回路6は、ナンドゲート72、73からなるSRラッチ
回路を復帰させるために帰還端子63を設けてそこにD
FF回路44や47のQ出力を取り込むようにしたが、
クロック入力端子61と帰還端子63との間にカウンタ
を設けて、そのカンウタが所定数(上記実施例では4
個)カンウトした時点でその帰還端子63の出力をLレ
ベルからHレベルに変化させて、ラッチ回路を復帰させ
るように構成することもできる。
【0026】また、以上説明した実施例はDFF回路の
合計段数がわずか6段の場合についてあるが、これは説
明を簡略化するためであり、7段以上任意の段数の場合
に適用できることは勿論である。この場合、前後のクロ
ック制御回路の間に挿入されるDFF回路の段数が少な
いほど、同時にスイッチング動作するDFF回路の個数
が減少するので消費電力低減の観点から好ましい。
合計段数がわずか6段の場合についてあるが、これは説
明を簡略化するためであり、7段以上任意の段数の場合
に適用できることは勿論である。この場合、前後のクロ
ック制御回路の間に挿入されるDFF回路の段数が少な
いほど、同時にスイッチング動作するDFF回路の個数
が減少するので消費電力低減の観点から好ましい。
【0027】また、以上の実施例ではDFF回路を使用
した場合について説明したが、他のFF回路を使用する
場合にも適用できることは勿論である。
した場合について説明したが、他のFF回路を使用する
場合にも適用できることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上から本発明によれば、複数段縦続接
続されたFF回路のうち、データのシフトに寄与しない
部分のスイッチングが停止されるので、消費電流を少な
くすることができ、FF回路の段数が多いほど消費電流
削減の効果が大きくなるという利点がある。
続されたFF回路のうち、データのシフトに寄与しない
部分のスイッチングが停止されるので、消費電流を少な
くすることができ、FF回路の段数が多いほど消費電流
削減の効果が大きくなるという利点がある。
【図1】 本発明の一実施例のシフトレジスタのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】 本実施例のクロック制御回路のブロック図で
ある。
ある。
【図3】 本実施例のシフトレジスタのタイムチャート
である。
である。
【図4】 別の実施例のシフトレジスタのブロック図で
ある。
ある。
【図5】 従来のシフトレジスタのブロック図である。
【図6】 従来のシフトレジスタのタイムチャートであ
る。
る。
1:イネーブル端子、2:クロック入力端子、3:リセ
ット端子、41〜47:DFF回路、51〜56:出力
端子、6、6A、6B:クロック制御回路、61:クロ
ック入力端子、62:イネーブル端子、63:帰還端
子、64:リセット端子、65:クロック出力端子、6
6〜69:インバータ、70:ノアゲート、71〜7
3:ナンドゲート。
ット端子、41〜47:DFF回路、51〜56:出力
端子、6、6A、6B:クロック制御回路、61:クロ
ック入力端子、62:イネーブル端子、63:帰還端
子、64:リセット端子、65:クロック出力端子、6
6〜69:インバータ、70:ノアゲート、71〜7
3:ナンドゲート。
Claims (3)
- 【請求項1】前段のFF回路の出力を後段のFF回路の
入力とするように複数のFF回路を縦続接続し、最前段
のFF回路に入力したデータをクロック信号に応じて後
段のFF回路に順次シフトさせるようにしたデータシフ
ト回路において、 上記複数のFF回路を任意数ごとにグループ化し、各グ
ループごとにクロック制御回路を接続し、所定グループ
の最前段のFF回路から当該所定グループの次段のグル
ープの最前段のFF回路に上記データがシフトする期間
のみ、当該所定グループに割り当てられた上記クロック
制御回路が当該所定グループの各FF回路にクロック信
号を供給するようにしたことを特徴とするデータシフト
回路。 - 【請求項2】上記クロック制御回路を、クロック入力端
子からクロック出力端子へのクロック信号の通過を制御
するゲート手段と、上記データが入力することにより該
ゲート手段をゲートオープンし、上記クロック制御回路
が割り当てられたグループの次段のグループの最前段の
FF回路に上記データがシフトした時点でゲートクロー
ズするラッチ手段とから構成したことを特徴とする請求
項1に記載のデータシフト回路。 - 【請求項3】上記クロック制御回路を、クロック入力端
子からクロック出力端子へのクロック信号の通過を制御
するゲート手段と、上記データが入力することにより該
ゲート手段をゲートオープンし、上記通過したクロック
数が上記グループのFF回路の段数+1個に達した時点
で上記ゲート手段をゲートクローズするラッチ手段とか
ら構成したことを特徴とする請求項1に記載のデータシ
フト回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6064432A JPH07248741A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | データシフト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6064432A JPH07248741A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | データシフト回路 |
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