JPH07248524A - カメラ用シャッタ - Google Patents
カメラ用シャッタInfo
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- JPH07248524A JPH07248524A JP4139694A JP4139694A JPH07248524A JP H07248524 A JPH07248524 A JP H07248524A JP 4139694 A JP4139694 A JP 4139694A JP 4139694 A JP4139694 A JP 4139694A JP H07248524 A JPH07248524 A JP H07248524A
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- JP
- Japan
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- shutter
- base plate
- space
- lens barrel
- gear
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- Granted
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Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合焦用レンズ筒と、それを光軸方向へ移動さ
せるための歯車列と、その移動量を検出する検出手段を
シャッタ地板に取付けたコンパクトな構造のカメラ用シ
ャッタを提供すること。 【構成】 モータ14の回転により歯車17乃至22を
介して筒体12を回転させ、それによって合焦用レンズ
筒を光軸方向に移動させるようにしている。棚部1gは
歯車20,21を軸受けしている。フォトインターラプ
タPIはピン1iに位置決めされ、該棚部1gと仕切板
との間に収容され、歯車19と共に回転する回転板23
により歯車19の回転を検出するようにしている。
せるための歯車列と、その移動量を検出する検出手段を
シャッタ地板に取付けたコンパクトな構造のカメラ用シ
ャッタを提供すること。 【構成】 モータ14の回転により歯車17乃至22を
介して筒体12を回転させ、それによって合焦用レンズ
筒を光軸方向に移動させるようにしている。棚部1gは
歯車20,21を軸受けしている。フォトインターラプ
タPIはピン1iに位置決めされ、該棚部1gと仕切板
との間に収容され、歯車19と共に回転する回転板23
により歯車19の回転を検出するようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ地板に焦点調
節用のレンズ筒を光軸方向に移動可能に取付けたカメラ
用シャッタに関する。
節用のレンズ筒を光軸方向に移動可能に取付けたカメラ
用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラのコンパクト化に対応するため、
焦点調節用のレンズ筒と、前記レンズ筒をモータの回転
によって光軸方向へ移動させるための歯車列を、何れも
シャッタ地板に取付けるようにしたものが知られてい
る。このような焦点調節装置においては、測距された被
写体までの距離に応じ、所定の位置でレンズ筒を停止さ
せるようにするために、レンズ筒の移動位置を検出する
手段が必要となる。しかも、この検出は前記歯車列の高
速回転側で行う程、精度が高くなる。そのため前記歯車
列に被検出部材を連動させ、その移動量又は回転量を検
出手段によって検出するようにし、そのために必要な構
成部材をすべてシャッタ地板に取付けるようにすること
が好ましい。
焦点調節用のレンズ筒と、前記レンズ筒をモータの回転
によって光軸方向へ移動させるための歯車列を、何れも
シャッタ地板に取付けるようにしたものが知られてい
る。このような焦点調節装置においては、測距された被
写体までの距離に応じ、所定の位置でレンズ筒を停止さ
せるようにするために、レンズ筒の移動位置を検出する
手段が必要となる。しかも、この検出は前記歯車列の高
速回転側で行う程、精度が高くなる。そのため前記歯車
列に被検出部材を連動させ、その移動量又は回転量を検
出手段によって検出するようにし、そのために必要な構
成部材をすべてシャッタ地板に取付けるようにすること
が好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、シャッタ
地板には、通常絞り調整機構など種々の部品が配置され
ており、特にシャッタ羽根駆動用のモータやレンズ筒駆
動用のモータが配置される場合などは、上記したような
構成部品の設置スペースを得ることが極めて困難であ
る。また仮に設置のための平面スペースが得られたとし
ても、上記の構成部品を前記歯車列から離れた位置に配
置せざるを得ない場合が多く、そのため部品点数が多く
なりコスト的に不利となってしまう。更に、シャッタ地
板の平面形状の寸法及びシャッタ組立体の光軸方向の寸
法は、カメラの設計上から規制されるため、シャッタの
設計上は、種々のカメラに適用できるようにするため
に、予め所定寸法内にコンパクトに納まるようにしてお
かなければならない。
地板には、通常絞り調整機構など種々の部品が配置され
ており、特にシャッタ羽根駆動用のモータやレンズ筒駆
動用のモータが配置される場合などは、上記したような
構成部品の設置スペースを得ることが極めて困難であ
る。また仮に設置のための平面スペースが得られたとし
ても、上記の構成部品を前記歯車列から離れた位置に配
置せざるを得ない場合が多く、そのため部品点数が多く
なりコスト的に不利となってしまう。更に、シャッタ地
板の平面形状の寸法及びシャッタ組立体の光軸方向の寸
法は、カメラの設計上から規制されるため、シャッタの
設計上は、種々のカメラに適用できるようにするため
に、予め所定寸法内にコンパクトに納まるようにしてお
かなければならない。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、前記歯車列
の輪列構成に設計上特別な考慮を必要とせず、且つ製造
及び組立調整が容易であり、しかもシャッタ全体の平面
形状及び光軸方向への寸法を大きくすることなく、レン
ズ筒の移動位置検出手段を配置できるようにしたカメラ
用シャッタを提供することである。
れたものであり、その目的とするところは、前記歯車列
の輪列構成に設計上特別な考慮を必要とせず、且つ製造
及び組立調整が容易であり、しかもシャッタ全体の平面
形状及び光軸方向への寸法を大きくすることなく、レン
ズ筒の移動位置検出手段を配置できるようにしたカメラ
用シャッタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明のカメラ用シャッタは、光軸方向
に移動できるようにしてシャッタ地板に取付けられた焦
点調節用レンズ筒と、モータによって回転され前記レン
ズ筒を移動させる歯車列と、前記歯車列と連動して回転
する被検出部材と、前記シャッタ地板に該地板との間に
所定の空間を形成するようにして設けられた板状の支持
手段と、前記空間に配置され前記被検出部材を検出する
ことによって前記レンズ筒の移動量を検出する検出手段
とを備え、前記支持手段は、前記空間を形成する面とは
反対側の面により、前記歯車列を構成する少なくとも一
つの歯車を軸受けするようにする。又、好ましくは、前
記被検出部材は、前記歯車列の減速歯車の一つと同心的
に回り止め結合されており且つ光を通過させる部分を形
成した円板部を有する回転体とし、また前記検出手段は
フォトインターラプタとする。更に、好ましくは、前記
空間を、前記支持手段と、前記シャッタ地板にその水平
方向から挿入した仕切板との間で形成するようにする。
成するために、本発明のカメラ用シャッタは、光軸方向
に移動できるようにしてシャッタ地板に取付けられた焦
点調節用レンズ筒と、モータによって回転され前記レン
ズ筒を移動させる歯車列と、前記歯車列と連動して回転
する被検出部材と、前記シャッタ地板に該地板との間に
所定の空間を形成するようにして設けられた板状の支持
手段と、前記空間に配置され前記被検出部材を検出する
ことによって前記レンズ筒の移動量を検出する検出手段
とを備え、前記支持手段は、前記空間を形成する面とは
反対側の面により、前記歯車列を構成する少なくとも一
つの歯車を軸受けするようにする。又、好ましくは、前
記被検出部材は、前記歯車列の減速歯車の一つと同心的
に回り止め結合されており且つ光を通過させる部分を形
成した円板部を有する回転体とし、また前記検出手段は
フォトインターラプタとする。更に、好ましくは、前記
空間を、前記支持手段と、前記シャッタ地板にその水平
方向から挿入した仕切板との間で形成するようにする。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は、図2及び図3に示してある上板2を取り除いた状態
の平面図である。図2は図1のA−A線断面図であり、
図3は図1のB−B線断面図である。シャッタ地板1は
合成樹脂製であり、開口1a,窓1bを有し、図1にお
いて背面にピン1c,1dを植設している。このシャッ
タ地板1には柱1e,1fが形成されており、上板2が
夫々の柱にネジ3で止められている。また図3に明示さ
れているように、シャッタ地板1には棚部1g,1hが
形成され、棚部1gには下方へ向けてピン1iが設けら
れている。このピン1iは棚部1gと別部品で構成して
も構わない。又、シャッタ地板1には溝1j,1kが設
けられており、仕切板4がそれらの溝に挿入されてい
る。その挿入方法は、図1においては右上から光軸方向
に向けて、また図3においては紙面の背部から表面に向
けて行われる。シャッタ羽根5,6は夫々ピン1c,1
dに枢着されている。シャッタ羽根5はスロット5aを
有し、ピン5bを植設している。シャッタ羽根6は開口
1aより僅かに大きい開口6aを有し、ピン5bに嵌合
するスロット6bを有している。押え板7は開口1aと
同じか僅かに大きい開口7aを有しており、シャッタ地
板1との間に羽根室を形成して適宜な方法でシャッタ地
板1に取付けられている。
は、図2及び図3に示してある上板2を取り除いた状態
の平面図である。図2は図1のA−A線断面図であり、
図3は図1のB−B線断面図である。シャッタ地板1は
合成樹脂製であり、開口1a,窓1bを有し、図1にお
いて背面にピン1c,1dを植設している。このシャッ
タ地板1には柱1e,1fが形成されており、上板2が
夫々の柱にネジ3で止められている。また図3に明示さ
れているように、シャッタ地板1には棚部1g,1hが
形成され、棚部1gには下方へ向けてピン1iが設けら
れている。このピン1iは棚部1gと別部品で構成して
も構わない。又、シャッタ地板1には溝1j,1kが設
けられており、仕切板4がそれらの溝に挿入されてい
る。その挿入方法は、図1においては右上から光軸方向
に向けて、また図3においては紙面の背部から表面に向
けて行われる。シャッタ羽根5,6は夫々ピン1c,1
dに枢着されている。シャッタ羽根5はスロット5aを
有し、ピン5bを植設している。シャッタ羽根6は開口
1aより僅かに大きい開口6aを有し、ピン5bに嵌合
するスロット6bを有している。押え板7は開口1aと
同じか僅かに大きい開口7aを有しており、シャッタ地
板1との間に羽根室を形成して適宜な方法でシャッタ地
板1に取付けられている。
【0007】シャッタ羽根駆動用モータ8は、第1コイ
ル枠8a,第2コイル枠8b,ヨーク8c,コイル8d
からなる固定子と、回転軸8e,マグネット8f,駆動
ピン8gからなる回転子で構成され、ネジ9,10でシ
ャッタ地板1に取付けられている。また駆動ピン8g
は、窓1bを貫通してシャッタ羽根5のスロット5aに
嵌合している。焦点調節用のレンズ筒11は、夫々柱1
e,1fに係接する二股状の腕部11a,11bを有し
ており、明示していないが外周面にヘリコイドが形成さ
れている。筒体12は外周部に歯部12aを有してお
り、内周面には明示されていないがヘリコイドが形成さ
れ、レンズ筒11のヘリコイドに噛合している。この筒
体12は、図2において上方への移動を上板2により押
さえられているので、この筒体12が一方向へ回転する
とレンズ筒11をスプリング13に抗して下方へ移動さ
せ、逆方向へ回転するとレンズ筒11を上方へ移動する
ようになされている。
ル枠8a,第2コイル枠8b,ヨーク8c,コイル8d
からなる固定子と、回転軸8e,マグネット8f,駆動
ピン8gからなる回転子で構成され、ネジ9,10でシ
ャッタ地板1に取付けられている。また駆動ピン8g
は、窓1bを貫通してシャッタ羽根5のスロット5aに
嵌合している。焦点調節用のレンズ筒11は、夫々柱1
e,1fに係接する二股状の腕部11a,11bを有し
ており、明示していないが外周面にヘリコイドが形成さ
れている。筒体12は外周部に歯部12aを有してお
り、内周面には明示されていないがヘリコイドが形成さ
れ、レンズ筒11のヘリコイドに噛合している。この筒
体12は、図2において上方への移動を上板2により押
さえられているので、この筒体12が一方向へ回転する
とレンズ筒11をスプリング13に抗して下方へ移動さ
せ、逆方向へ回転するとレンズ筒11を上方へ移動する
ようになされている。
【0008】レンズ筒駆動用モータ14はDCモータで
あって、回転子軸が光軸と平行になるようにしてネジ1
5,16によって棚部1hに取付けられている。モータ
14の出力軸に取付けられたピニオン17は、上板2に
軸支されたアイドルギア18に噛合している。アイドル
ギア18の回転は減速歯車機構19,20,21,22
を介して筒体12に伝えられる。歯車20,21,22
は上板2とシャッタ地板1との間に軸支され、特に歯車
20,21はシャッタ地板1の棚部1gとの間に軸支さ
れている。歯車19は、図3に示すように、上板2とシ
ャッタ地板1との間に軸支されている回転板23の軸に
嵌合されている。この軸は上板2側の半分が断面D状を
しており、歯車19の回転中心には同じく断面D状の穴
が形成され、これらの嵌合により回り止め結合とされて
いる。回転板23は歯車19の大径部と略同じ直径を有
しており、径方向に長い複数のスリット23aが形成さ
れている。
あって、回転子軸が光軸と平行になるようにしてネジ1
5,16によって棚部1hに取付けられている。モータ
14の出力軸に取付けられたピニオン17は、上板2に
軸支されたアイドルギア18に噛合している。アイドル
ギア18の回転は減速歯車機構19,20,21,22
を介して筒体12に伝えられる。歯車20,21,22
は上板2とシャッタ地板1との間に軸支され、特に歯車
20,21はシャッタ地板1の棚部1gとの間に軸支さ
れている。歯車19は、図3に示すように、上板2とシ
ャッタ地板1との間に軸支されている回転板23の軸に
嵌合されている。この軸は上板2側の半分が断面D状を
しており、歯車19の回転中心には同じく断面D状の穴
が形成され、これらの嵌合により回り止め結合とされて
いる。回転板23は歯車19の大径部と略同じ直径を有
しており、径方向に長い複数のスリット23aが形成さ
れている。
【0009】最近では精密部品も合成樹脂製が多くな
り、歯車部品も殆どが射出成形で作られるようになっ
た。しかし、歯車19と回転板23を一体化したような
部品を成形することは極めて難しい。それは回転板23
にスリット23aを形成しなければならないためであ
る。それ故、従来は、このような部品を一体成形する場
合、回転板におけるスリットの位置が歯車の外径より外
側になるように成形していた。しかし、そのように回転
板の直径が不必要に大きくなることは、スペース的に極
めて不都合である。従って、本実施例においては上記の
ように2部品で構成することによって、この問題を克服
している。そのため図1の平面図で分かるように、シャ
ッタ地板1の外径を特に大きくする必要がなく、所定の
面積内に納められている。又、このように回転板23を
歯車19と同軸に、且つシャッタ地板1側に設けたこと
により、減速歯車機構を必要最小限の部品で構成でき、
しかも組立調整が極めて容易な構成となっている。
り、歯車部品も殆どが射出成形で作られるようになっ
た。しかし、歯車19と回転板23を一体化したような
部品を成形することは極めて難しい。それは回転板23
にスリット23aを形成しなければならないためであ
る。それ故、従来は、このような部品を一体成形する場
合、回転板におけるスリットの位置が歯車の外径より外
側になるように成形していた。しかし、そのように回転
板の直径が不必要に大きくなることは、スペース的に極
めて不都合である。従って、本実施例においては上記の
ように2部品で構成することによって、この問題を克服
している。そのため図1の平面図で分かるように、シャ
ッタ地板1の外径を特に大きくする必要がなく、所定の
面積内に納められている。又、このように回転板23を
歯車19と同軸に、且つシャッタ地板1側に設けたこと
により、減速歯車機構を必要最小限の部品で構成でき、
しかも組立調整が極めて容易な構成となっている。
【0010】この実施例には、二つの光検出素子が用い
られている。図1に示されたフォトリフレクタPRはシ
ャッタ羽根の作動状態を確認するためのものであり、シ
ャッタ地板1の凹み部1mに取付けられており、明示し
ていないがシャッタ地板1に貫通された窓部から羽根室
内に投光し、押え板7からの反射光を受光するようにな
されている。又、図3に示されたフォトインターラプタ
PIは市販品であり、光の進行方向と平行に位置決め用
の穴が形成されていて、減速歯車機構の動作状態を確認
するためのものである。本実施例において、このフォト
インターラプタPIを組み込むためには、図3において
下側から挿入し、上記の穴をピン1iに嵌合させた後、
仕切板4をシャッタ地板1に挿入するようにする。この
ように、仕切板4を単に圧入するだけでフォトインター
ラプタPIを固定するので、従来のようにフォトインタ
ーラプタPIをネジ止めしたり、接着剤で固定する場合
に比較して組み込みが極めて簡単である。尚、組み込み
後、抜け止めのために仕切板4をシャッタ地板1との間
で接着し又は溶着することを妨げない。
られている。図1に示されたフォトリフレクタPRはシ
ャッタ羽根の作動状態を確認するためのものであり、シ
ャッタ地板1の凹み部1mに取付けられており、明示し
ていないがシャッタ地板1に貫通された窓部から羽根室
内に投光し、押え板7からの反射光を受光するようにな
されている。又、図3に示されたフォトインターラプタ
PIは市販品であり、光の進行方向と平行に位置決め用
の穴が形成されていて、減速歯車機構の動作状態を確認
するためのものである。本実施例において、このフォト
インターラプタPIを組み込むためには、図3において
下側から挿入し、上記の穴をピン1iに嵌合させた後、
仕切板4をシャッタ地板1に挿入するようにする。この
ように、仕切板4を単に圧入するだけでフォトインター
ラプタPIを固定するので、従来のようにフォトインタ
ーラプタPIをネジ止めしたり、接着剤で固定する場合
に比較して組み込みが極めて簡単である。尚、組み込み
後、抜け止めのために仕切板4をシャッタ地板1との間
で接着し又は溶着することを妨げない。
【0011】又、実施例の場合には、フォトインターラ
プタPIを図3において下方から挿入しているが、垂直
方向(紙面の背部から表面に向う方向)に挿入するよう
にすることも可能である。その場合にはフォトインター
ラプタPIの上面に上記垂直方向に伸びた長溝を形成
し、この長溝内にピン1iを係接させるようにすればよ
い。更に、その場合には、ピン1iを上記垂直方向に伸
びた直線状の突起部とし位置決め用と同時に案内用とし
て構成することが好ましい。そして、このような構成を
複数組設けるようにしても構わない。何れにしても、こ
のようにした場合には、仕切板4が不要となるから、実
施例のように棚部1gと仕切板4とによってフォトイン
ターラプタPIの収納空間を形成する必要がなく、シャ
ッタ地板1のみによって形成すればよい。尚、本発明に
おいては棚部1gをシャッタ地板1と別部品で構成する
ことを妨げるものではない。
プタPIを図3において下方から挿入しているが、垂直
方向(紙面の背部から表面に向う方向)に挿入するよう
にすることも可能である。その場合にはフォトインター
ラプタPIの上面に上記垂直方向に伸びた長溝を形成
し、この長溝内にピン1iを係接させるようにすればよ
い。更に、その場合には、ピン1iを上記垂直方向に伸
びた直線状の突起部とし位置決め用と同時に案内用とし
て構成することが好ましい。そして、このような構成を
複数組設けるようにしても構わない。何れにしても、こ
のようにした場合には、仕切板4が不要となるから、実
施例のように棚部1gと仕切板4とによってフォトイン
ターラプタPIの収納空間を形成する必要がなく、シャ
ッタ地板1のみによって形成すればよい。尚、本発明に
おいては棚部1gをシャッタ地板1と別部品で構成する
ことを妨げるものではない。
【0012】次に、図示した実施例の作動を説明する。
撮影前、レンズ筒11は初期位置、即ち図2において下
端の遠焦点位置にある。カメラをレリーズすると、先ず
撮影に先立って測距装置が作動し、被写体までの距離を
確認する。その後、レンズ筒駆動用モータ14が始動
し、ピニオン17,アイドルギア18,減速歯車19,
20,21,22が回転し、筒体12が回転される。従
って、筒体12はヘリコイド結合により、その運動をレ
ンズ筒11に伝え、レンズ筒11は柱1e,1fをガイ
ドとして近焦点位置へ向かって光軸方向へ直線運動を開
始する。この運動と並行して、被検出部材としての回転
板13は、歯車19と一緒に回転する。そのため、フォ
トインターラプタPIの投光部から発せられた光は、そ
の光路上にスリット23aが面した時には受光部に達
し、スリット間が面した時には遮断される。このように
減速歯車19の回転信号は、デジタル的にフォトインタ
ーラプタPIによって出力され、図示していない計数回
路によってカウントされる。そして、そのカウント数
は、図示していない比較回路によって、予め測距された
距離に相当する信号と比較され、その比較回路からの出
力信号によってモータ14を停止させる。それによって
レンズ筒11の繰り出し運動は停止し、レンズの焦点が
被写体の距離に合致する。
撮影前、レンズ筒11は初期位置、即ち図2において下
端の遠焦点位置にある。カメラをレリーズすると、先ず
撮影に先立って測距装置が作動し、被写体までの距離を
確認する。その後、レンズ筒駆動用モータ14が始動
し、ピニオン17,アイドルギア18,減速歯車19,
20,21,22が回転し、筒体12が回転される。従
って、筒体12はヘリコイド結合により、その運動をレ
ンズ筒11に伝え、レンズ筒11は柱1e,1fをガイ
ドとして近焦点位置へ向かって光軸方向へ直線運動を開
始する。この運動と並行して、被検出部材としての回転
板13は、歯車19と一緒に回転する。そのため、フォ
トインターラプタPIの投光部から発せられた光は、そ
の光路上にスリット23aが面した時には受光部に達
し、スリット間が面した時には遮断される。このように
減速歯車19の回転信号は、デジタル的にフォトインタ
ーラプタPIによって出力され、図示していない計数回
路によってカウントされる。そして、そのカウント数
は、図示していない比較回路によって、予め測距された
距離に相当する信号と比較され、その比較回路からの出
力信号によってモータ14を停止させる。それによって
レンズ筒11の繰り出し運動は停止し、レンズの焦点が
被写体の距離に合致する。
【0013】上記の作動と並行して被写体の輝度測定が
行われており、合焦後はそれに基づき撮影が行われる。
先ず、シャッタ羽根駆動用モータ8のコイル8dに通電
すると、図1において回転子は右旋し、駆動ピン8gが
窓1bの中で右方へ移動する。それによりシャッタ羽根
5はピン1cを軸として右旋し、この運動はピン5bに
よってシャッタ羽根6に伝えられる。従ってシャッタ羽
根6はピン1dを軸として左旋される。このような作動
の初期段階において、シャッタ羽根6がフォトリフレク
タPRの光路を遮断する。そのため、その信号により図
示していない露光時間制御回路が始動する。シャッタ羽
根5,6が全開位置に達し、所定の時間が経過すると、
露光時間制御回路からの出力信号によってコイル8dに
前記とは逆向きの電流が流される。それによって駆動ピ
ン8gは図1の位置に戻り、シャッタ羽根5,6は開口
1aを閉鎖する。
行われており、合焦後はそれに基づき撮影が行われる。
先ず、シャッタ羽根駆動用モータ8のコイル8dに通電
すると、図1において回転子は右旋し、駆動ピン8gが
窓1bの中で右方へ移動する。それによりシャッタ羽根
5はピン1cを軸として右旋し、この運動はピン5bに
よってシャッタ羽根6に伝えられる。従ってシャッタ羽
根6はピン1dを軸として左旋される。このような作動
の初期段階において、シャッタ羽根6がフォトリフレク
タPRの光路を遮断する。そのため、その信号により図
示していない露光時間制御回路が始動する。シャッタ羽
根5,6が全開位置に達し、所定の時間が経過すると、
露光時間制御回路からの出力信号によってコイル8dに
前記とは逆向きの電流が流される。それによって駆動ピ
ン8gは図1の位置に戻り、シャッタ羽根5,6は開口
1aを閉鎖する。
【0014】このようにして行われるシャッタ羽根5,
6の開閉作動は、仕切板4が設けられているにも拘らず
スムーズに行われる。それは図3によって明らかなよう
に、シャッタ地板1と仕切板4の境界部がシャッタ羽根
の作動面より引っ込んだ位置となるように、シャッタ地
板1と仕切板4の面を傾斜させた形状にしているからで
ある。そのため、製造時に多少誤差を生じても、シャッ
タ羽根の端面がこれらの境界部に衝突するようなことは
起こらない。以上のようにして露光が終了すると、フォ
トリフレクタPRは再び反射光を受光し、その信号でモ
ータ8への通電が断たれ、モータ14が再び回転する。
その回転方向は前記の場合と逆であり、レンズ筒11が
原位置に復帰することによって停止する。
6の開閉作動は、仕切板4が設けられているにも拘らず
スムーズに行われる。それは図3によって明らかなよう
に、シャッタ地板1と仕切板4の境界部がシャッタ羽根
の作動面より引っ込んだ位置となるように、シャッタ地
板1と仕切板4の面を傾斜させた形状にしているからで
ある。そのため、製造時に多少誤差を生じても、シャッ
タ羽根の端面がこれらの境界部に衝突するようなことは
起こらない。以上のようにして露光が終了すると、フォ
トリフレクタPRは再び反射光を受光し、その信号でモ
ータ8への通電が断たれ、モータ14が再び回転する。
その回転方向は前記の場合と逆であり、レンズ筒11が
原位置に復帰することによって停止する。
【0015】尚、上記の実施例においては、回転板23
に複数のスリット23aを設けたが、一つであっても構
わない。又、この回転板に反射部を形成し、光透過検出
型検出素子であるフォトインターラプタに代えて光反射
検出型検出素子であるフォトリフレクタを採用してもよ
く、更に回転部分の一部に磁極を設けそれを磁気的に検
出するようにしても構わない。又、歯車19と回転板2
3の結合はDカットの軸で行うことに限定されず、また
2部品で構成することは必須ではない。
に複数のスリット23aを設けたが、一つであっても構
わない。又、この回転板に反射部を形成し、光透過検出
型検出素子であるフォトインターラプタに代えて光反射
検出型検出素子であるフォトリフレクタを採用してもよ
く、更に回転部分の一部に磁極を設けそれを磁気的に検
出するようにしても構わない。又、歯車19と回転板2
3の結合はDカットの軸で行うことに限定されず、また
2部品で構成することは必須ではない。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、シャッタ
地板に、該地板との間に所定の空間を形成するようにし
て支持手段を設け、その空間に検出手段を配置し、該支
持手段に、レンズ筒を移動させるための歯車列のうち少
なくとも一つの歯車を軸支させ、該歯車列の回転を該検
出手段によって検出するようにしたから、歯車列を必要
最小限の輪列で構成でき、且つ組立調整もし易く、しか
もシャッタ組立体の外径寸法を大きくせずコンパクトに
できるという効果がある。
地板に、該地板との間に所定の空間を形成するようにし
て支持手段を設け、その空間に検出手段を配置し、該支
持手段に、レンズ筒を移動させるための歯車列のうち少
なくとも一つの歯車を軸支させ、該歯車列の回転を該検
出手段によって検出するようにしたから、歯車列を必要
最小限の輪列で構成でき、且つ組立調整もし易く、しか
もシャッタ組立体の外径寸法を大きくせずコンパクトに
できるという効果がある。
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って視た断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿って視た断面図である。
1 シャッタ地板 1a,6a,7a 開口 1b 窓 1c,1d,1i,5b ピン 1e,1f 柱 1g,1h 棚部 2 上板 4 仕切板 5,6 シャッタ羽根 5a,6b スロット 7 押え板 8 シャッタ羽根駆動用モータ 8g 駆動ピン 11 レンズ筒 11a,11b 腕部 12 筒体 14 レンズ筒駆動用モータ 19,20,21,22 減速歯車 23 回転板 23a スリット PI フォトインターラプタ PR フォトリフレクタ
Claims (5)
- 【請求項1】 光軸方向に移動できるようにしてシャッ
タ地板に取付けられた焦点調節用レンズ筒と、モータに
よって回転され前記レンズ筒を移動させる歯車列と、前
記歯車列と連動して回転する被検出部材と、前記シャッ
タ地板に該地板との間に所定の空間を形成するようにし
て設けられた板状の支持手段と、前記空間に配置され前
記被検出部材を検出することによって前記レンズ筒の移
動量を検出する検出手段とを備え、前記支持手段は、前
記空間を形成する面とは反対側の面により、前記歯車列
を構成する少なくとも一つの歯車を軸受けするようにし
たことを特徴とするカメラ用シャッタ。 - 【請求項2】 前記被検出部材は、前記歯車列の減速歯
車の一つと同心的に回り止め結合されていることを特徴
とする請求項1に記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項3】 前記空間は前記支持手段と、前記シャッ
タ地板にその水平方向から挿入した仕切板との間に形成
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカ
メラ用シャッタ。 - 【請求項4】 前記仕切板は前記空間を形成する面とは
反対側の面を羽根室に臨ませており、前記シャッタ地板
と前記仕切板には、それらの境界部がシャッタ羽根の作
動面より引き込むように傾斜面が形成されていることを
特徴とする請求項3に記載のカメラ用シャッタ。 - 【請求項5】 前記空間を形成している面の少なくとも
一つの面に前記検出手段の位置決め部材が設けられてい
ることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のカ
メラ用シャッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04139694A JP3347212B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | カメラ用シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04139694A JP3347212B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | カメラ用シャッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248524A true JPH07248524A (ja) | 1995-09-26 |
JP3347212B2 JP3347212B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=12607225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04139694A Expired - Fee Related JP3347212B2 (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | カメラ用シャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347212B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001108882A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-20 | Nidec Copal Corp | レンズシャッタ装置 |
JP2006058666A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Nidec Copal Corp | カメラ用羽根駆動装置のアクチュエータ |
JP2008102342A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Canon Inc | 光量調節装置 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP04139694A patent/JP3347212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001108882A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-20 | Nidec Copal Corp | レンズシャッタ装置 |
JP2006058666A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Nidec Copal Corp | カメラ用羽根駆動装置のアクチュエータ |
JP4549132B2 (ja) * | 2004-08-20 | 2010-09-22 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用羽根駆動装置のアクチュエータ |
JP2008102342A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Canon Inc | 光量調節装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3347212B2 (ja) | 2002-11-20 |
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