JPH0641224Y2 - モ−タ駆動による絞り装置 - Google Patents

モ−タ駆動による絞り装置

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JPH0641224Y2
JPH0641224Y2 JP1986001910U JP191086U JPH0641224Y2 JP H0641224 Y2 JPH0641224 Y2 JP H0641224Y2 JP 1986001910 U JP1986001910 U JP 1986001910U JP 191086 U JP191086 U JP 191086U JP H0641224 Y2 JPH0641224 Y2 JP H0641224Y2
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JP
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cam
aperture
diaphragm
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maximum
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憲一 川本
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Canon Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案はフイルム記録カメラや磁極記録媒体カメラのレ
ンズ鏡筒、特にモータを内蔵し、該モータによつて絞り
装置を駆動するレンズ鏡筒に関する。
(考案の従来技術) レンズ鏡筒内にモータを内蔵し該モータによつてレンズ
鏡筒内の絞り装置又はレンズを駆動する提案は例えば、 USP4100558,USP4152060等が知られている。レンズ鏡筒
内にモータを内蔵し絞り装置(絞り羽根)を駆動する場
合、例えばモータのローターによつて絞り羽根を駆動す
るときにモータのロータ・ユニツトを鏡筒内に安定性良
く、静かに回転できる構造が求められるが、従来のモー
タ内蔵レンズ鏡筒においてはこの点に注目した改善は見
られない。
近年プラスチツク成形加工技術を利用してローターをプ
ラスチツクマグネツト化したプラマグ・ローターが多く
採用されており、プラスチツクマグネツトを採用したモ
ータをレンズ鏡筒に組み込んだ提案も米国出願No.61141
3番,688365番がある。
更に、ステツピングモータで絞り羽根を開閉制御する技
術は実開昭56-32823,実開昭56-32824号公開公報等で知
られている。
(考案の課題) 絞り羽根をステツピングモータで駆動する場合、モータ
への給電を止めるとローターは回転規制を解除され、ロ
ーター自体の慣性によつてレンズ鏡筒を振り廻したり、
動かしたりした場合にローターが回転し、それによつて
絞り羽根が動き、絞り口径が変化する。一眼レフカメラ
や磁極記録式スチールビデオ・カメラの場合、被写体輝
度の測光は絞りを最大絞り口径に開放して測光する。そ
のため測光前に絞り口径が最大絞り口径であることを検
出するか、又は絞りを一旦、最大絞り口径に開成してか
ら絞りを制御する必要がある。
本考案の目的は絞りが最大絞り口径であることを検出す
るスイツチの配置に関し、鏡筒内に内蔵したモータのロ
ーターユニツトとの好適な配置及び構成を提供すること
にある。
更に、絞り羽根の開閉をカム部材で行ない、該絞り羽根
の回動をモータ特にステツピングモータで行なう場合に
は絞り羽根を測光のために一度最大絞り口径位置に駆動
するためモータを絞り込み方向とは逆方向に通電し絞り
羽根を最大絞り口径にする際絞り羽根の最大絞り値の検
出を絞り用カム部材の最大絞り口径位置で検出するよう
にするとモータのローターユニツトの回転慣性モーメン
トの作用により絞り羽根のリバウンド作用を起こし最大
絞り値の検出が実際の最大絞り口径と異なる絞り口径で
検出されることになり測光制御が不正確になる。
(課題を解決するための手段) 本考案は絞り口径を決める複数の絞り羽根と、前記絞り
羽根を最小絞り口径から最大絞り口径に制御する第1の
カムを備えたカム部材と、前記絞り羽根を作動するモー
タと、前記カム部材の第1のカムは絞り口径が最大絞り
口径に達して更に絞り羽根を回動するための延長カムを
設け、前記絞り羽根が前記延長カム部で最大絞り口径に
達した際に第1の状態から第2の状態にスイッチ動作さ
れ前記絞り羽根の最大絞り口径を検出するスイッチ手段
を有し、レリーズ動作時に前記スイッチ手段が第1の状
態にある際に前記モータを絞り口径が最大絞り口径に達
するように前記カム部材を作動させ、前記スイッチ手段
が第2の状態にある際に測光演算を行うようにした。
(実施例の説明) 第1図において符号1は固定筒を示す。
2は不図示カメラ側マウント部材と結合するマウント部
材を示し、その前端にバヨネツトリング2a等の結合部
と、リング状の蓋部2bを有する。4は固定部1とマウン
ト部材2を固定する結合部材を示しビス4a,4bにて相互
に固定する。
6はビス6aにてマウント部材2に固定した外観筒であ
る。8はリレーレンズL9〜L15を保持するレンズ保持筒
を示す。前記レンズ保持筒8はビス8aによつて前記結合
部材4に固定する。
36,12はモータのステーターとローターをそれぞれ示
し、軸受部材14,16と合わせて絞りユニツトDを駆動す
る絞り駆動ユニツトを構成する。絞り駆動ユニツトは第
2図に詳しく説明する。
18はフオーカスレンズL1〜L3を保持するレンズ保持枠、
20はフオーカスレンズ筒を示し保持枠18とビス20aにて
結合する。
22は操作部材を示し、該操作部材22の内側に設けた直進
溝22aにレンズ筒20に植設したピン20bが係合する。
24はバリエーターレンズL4〜L6を保持する保持枠で移動
環26とビス24aで結合する。
28はコンペンセーターレンズL7・L8の保持筒を示し、該
保持筒28の筒部28aは前記固定筒1の内側に嵌装し、植
設ピン28bは固定筒に形成したガイド溝1aに係合する。
上述のフォーカスレンズL1〜L3、バリエーターレンズL4
〜L6、コンペンセーターレンズL7・L8及びリレーレンズL
9〜L15を移動又は保持する鏡筒の構成は特開昭56−5440
8号(US pat 4448496)にて知られている。
前記ローター12は樹脂材料に磁性材を混合したプラスチ
ツクマグネツト(Mg)であり、レンズ鏡筒の鏡筒構成部
材と嵌装し易くするために円筒形にし、円筒部12Aに着
磁する。
該ローター12の一端側にはフランジ部12aを設け、この
フランジ部12aに後述する絞り羽根30に植設したピン30a
を係合する孔12a1を設け、円筒部の外周上には軸受用ボ
ール32を保持する溝又は穴12bを形成する。
10A・10Bはそれぞれボビン34A,34Bに保持された励磁用
コイル、36A1・36A2と36B1・36B2は断面L字形のヨークを
示す。
各ヨークは前記ローター12の円筒部の周面に沿つた長手
方向の極歯を有し、ヨーク36A1と36A2の極歯は互いに交
互に噛合うように配置されている。ヨーク36B1と36B2
極歯も同様に配置する。
前記励磁コイル10A・10Bは前記ヨーク36A1・36A2及び36B
1・36B2がそれぞれ形成する中空部内に収納するように回
巻する。
14はボール32を保持する第1の保持部材を示し、該保持
部材14に円筒部14Aと該円筒部14Aの一端からラジアル方
向に伸びたフランジ部14Bを有し、該フランジ部14Bの先
端にボール32を受ける受面としての傾面14cを設ける。
保持部材14はビス14aによつて固定筒1に固定する。
16は第2の保持部材を示し、保持部材16はリング形状を
し、外周にヘリコウドネジ16aを有し、第1の保持部材1
4の円筒部内径に設けたネジと螺合し、更にボールを受
ける傾面16bを有する。
軸受用ボール32はローターのボール受け用溝と第1及び
第2の保持部材14・16の傾面で囲まれた空間内に保持さ
れる。
38はカム部材でビス38aによつて前記第1保持部材14に
固定される該カム部材38は第5図に示すように絞り羽根
の絞り口径を制御するカム溝38bと光束光路を設ける。
該カム溝38bは最小絞り口径位置を示す38b1から最大絞
り口径位置を示す38b2及び最大絞り口径位置38b2から延
長して伸びる光軸0との半径が同値のカム部38cを有す
る。
30は絞り羽根を示し、該絞り羽根30は前記カム部材38と
前記ローターのフランジ部12aの間の空隙に配置し、絞
り羽根30の表裏にカムフオロワーピン30a・30bを植設
し、前記ピンはそれぞれカム38bと係合孔12a1に係合さ
せる。
40は絞り口径の最大絞り口径状態を検出するスイツチを
示す。該最大絞り口径検出のための手段としては、可動
接片と固定接片からなるリーフ・スイツチや発光素子と
受光素子及びスリツト板からなる光スイツチや、更にロ
ーター12の後端と鏡筒固定部に磁極−抵抗素子と検出素
子を配置しローターの回転により絞り羽根が最大絞り口
径位置に来たときに信号を出力検出する所謂MR素子等種
々のタイプが考えられる。
本考案では鏡筒の小型化を図るため鏡筒内の狭少な隙間
に配置できかつ検出動作の確実なリーフ・スイツチを採
用している。
40a・40bはそれぞれ固定接片と可動接片であり接片保持
枠に保持され、保持枠は前記ヨーク36B2にビス40cで固
定される。尚保持枠は不図示の鏡筒固定部に保持するよ
うにしてもよい。
12Bは前記ローター12の後端の外周上に実設した可動接
片作動部を示し、可動接片40bはローター12の回転によ
り絞り口径が最大絞り口径になつた位置で該実設部12B
に乗り上げて固定接片40aと接触しスイツチが閉成し
(第6図a,b)、スイツチ40の閉成にともなつて最大絞
り口径検出信号を出力する。
上記構成において、シヤツター秒時・絞り値等の露出値
を被写体輝度に応じて算出する場合最大絞り口径の被写
体輝度を測光するため、絞り羽根30・30……が最大開放
状態か否かをスイッチ40で検出する。
カメラ側のレリーズボタンの押下によつて電源供給と測
光動作を開始し、スイツチ40が閉成している場合には絞
りが最大絞り口径であることを検出し、スイツチ40の閉
成信号を確認して測光−露出値算出−露光とシーケンス
が進む。
4a・4b図において、ローター12の回転によつてカム部材
38を介して絞り羽根30・30……が開閉するが、第4b図に
示すように絞り羽根が最大絞り口径位置のときにロータ
ー12の後端のスイツチ作動部12Bに可動接片40bが乗り上
げて可動接片40bを押し上げて固定接片40aと可動接片40
bを接触導通させてスイツチ40の閉成信号を出すように
する。
絞り羽根が最大絞り口径位置より小絞り側に位置してい
る場合には第4a図に示すようにスイツチ40は開成してい
る。
スイツチ40が開成しスイツチ40による最大絞り値信号が
出力しない場合にはレリーズ動作によつて前記励磁コイ
ル10A・10Bへの通電方向を逆方向に流し、ローター12を
最大絞り方向に作動し、スイツチ40を閉じて絞り口径を
最大絞り口径に開き、最大絞り値信号の出力にて測光を
開始する。
以上説明したように、マグネツトローターに案内溝を形
成し、マグネツトローター自身に軸受構造をもたせるこ
とにより、従来の軸受機構部が省略でき、従つて、回転
部のイナーシヤが軽減され、高速駆動が可能となつた。
また、マグネツトローターが直接絞り羽根を駆動すると
いう構造なので、従来のローターと絞りユニツトの連動
部材が省略でき、絞り精度をupすることが可能であると
ともに、耐久性の面でもすぐれた絞り駆動ユニツトを提
供することが可能となつた。また、マグネツトローター
と軸受部の芯出しは、ヨークとローターのクリアランス
が微小なためにむずかしい作業だつたが、ローター自身
に軸受部であるボールベアリングを設けたことにより、
その調芯作用によつて芯出し作業を省略することができ
る。
さらに、絞りと、ローターのステツプ角調整も、ロータ
ー自身が絞りを直接駆動するために、ローターの着磁角
度位相と絞り羽根のダボ穴の角度位相を合わせることに
よつて無調整化が可能である。
更に本考案は固定筒1とレンズ保持筒8の間に前記絞り
駆動ユニツトを配置し、最大絞り値信号を検出するスイ
ツチ40をモータのヨーク36B2の側面に固定する様に配置
したことにより鏡筒構成を簡易化することができた。つ
まり検出スイツチ40を鏡筒内に組み込むとスイツチ40を
作動する作動部材が必要となり該作動部材はモータのロ
ーターの回転と連動させる必要があり鏡筒内におけるス
イツチ40、作動部材の配置位置が問題となるが、本考案
に依ればローター12を樹脂材料による成形加工して作つ
たプラスチツク・マグネツト・ローターとすることによ
りボール32の受け用溝12bと磁石部12A及びスイツチ作動
部12Bを単一部品として一体成形して作ることができ鏡
筒構成を簡易化することができた。又、本考案の場合ス
イツチ40をヨーク36B2の側面にビス40cにて固定するよ
うに配したことによりスイツチの接片40a・40bにつなぐ
不図示リード線の配線処理も繁雑にならずにすむ利点が
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案を適用したレンズ鏡筒の断面図。 第2図は絞り駆動ユニツトの要部断面図。 第3図は第2図の展開斜視図。 第4a図・第4b図はスイツチの作動説明図。 第5図はカム部材の平面図。 第6a図・第6b図はスイツチの動作説明図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絞り口径を決める複数の絞り羽根と、前記
    絞り羽根を最小絞り口径から最大絞り口径に制御する第
    1のカムを備えたカム部材と、前記絞り羽根を作動する
    モータと、前記カム部材の第1のカムは絞り口径が最大
    絞り口径に達して更に絞り羽根を回動するための延長カ
    ムを設け、前記絞り羽根が前記延長カム部で最大絞り口
    径に達した際に第1の状態から第2の状態にスイッチ動
    作され前記絞り羽根の最大絞り口径を検出するスイッチ
    手段を有し、レリーズ動作時に前記スイッチ手段が第1
    の状態にある際に前記モータを絞り口径が最大絞り口径
    に達するように前記カム部材を作動させ、前記スイッチ
    手段が第2の状態にある際に測光演算を行うことを特徴
    とするモータ駆動による絞り装置。
  2. 【請求項2】前記延長カムは第1のカムの最大絞り口径
    位置より更に絞り口径を大きく開く開放カム部を有した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載のモータ駆動による絞り装置。
  3. 【請求項3】前記延長カムの前記開放カム部の先に該開
    放カム部の位置と光軸までの距離を半径とする同じ半径
    の延長部を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(2)項記載のモータ駆動による絞り装置。
JP1986001910U 1986-01-10 1986-01-10 モ−タ駆動による絞り装置 Expired - Lifetime JPH0641224Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122522A (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 Canon Inc 電磁力駆動撮影レンズ構体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122522A (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 Canon Inc 電磁力駆動撮影レンズ構体

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