JPH072479A - 車椅子用踏段付エスカレーター - Google Patents
車椅子用踏段付エスカレーターInfo
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- JPH072479A JPH072479A JP14332993A JP14332993A JPH072479A JP H072479 A JPH072479 A JP H072479A JP 14332993 A JP14332993 A JP 14332993A JP 14332993 A JP14332993 A JP 14332993A JP H072479 A JPH072479 A JP H072479A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、第1の車椅子用踏段6の後輪6d
及びその支持構造を特別強固にする必要をなくして、全
体を安価に構成することを目的とするものである。 【構成】 車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段
6の踏板6b及び可動踏板7a上の荷重の一部を第2の
車椅子用踏段7の後輪7dに伝達するリンク11を、第
2の車椅子用踏段7に設け、第1の車椅子用踏段6の後
輪6dの負担を軽減するようにした。
及びその支持構造を特別強固にする必要をなくして、全
体を安価に構成することを目的とするものである。 【構成】 車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段
6の踏板6b及び可動踏板7a上の荷重の一部を第2の
車椅子用踏段7の後輪7dに伝達するリンク11を、第
2の車椅子用踏段7に設け、第1の車椅子用踏段6の後
輪6dの負担を軽減するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般の乗客及び車椅
子の乗客の両方が共用することができる車椅子用踏段付
エスカレーターに関するものである。
子の乗客の両方が共用することができる車椅子用踏段付
エスカレーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平1−275397号
公報に示されている従来の車椅子用踏段付エスカレータ
ーを示す概略の構成図である。図において、1は主枠、
2は互いに連結されて主枠1内を循環移動する多数の通
常踏段、3は通常踏段1の間に連結されている車椅子用
踏段、4は主枠1上の各踏段2,3の両側に立設されて
いる欄干、5は欄干4に設けられ各踏段2,3に同期し
て移動する移動手摺である。
公報に示されている従来の車椅子用踏段付エスカレータ
ーを示す概略の構成図である。図において、1は主枠、
2は互いに連結されて主枠1内を循環移動する多数の通
常踏段、3は通常踏段1の間に連結されている車椅子用
踏段、4は主枠1上の各踏段2,3の両側に立設されて
いる欄干、5は欄干4に設けられ各踏段2,3に同期し
て移動する移動手摺である。
【0003】図9は図8の車椅子用踏段の傾斜部での状
態を示す構成図、図10は図9の車椅子用踏段に車椅子
が乗っている状態を示す構成図である。図において、6
は水平方向に出没可能なフォーク6aを有する第1の車
椅子用踏段であり、6bはその踏板、6cは前輪、6d
は後輪、6eはフォーク6aを出没させるためのフォー
ク出没機構である。
態を示す構成図、図10は図9の車椅子用踏段に車椅子
が乗っている状態を示す構成図である。図において、6
は水平方向に出没可能なフォーク6aを有する第1の車
椅子用踏段であり、6bはその踏板、6cは前輪、6d
は後輪、6eはフォーク6aを出没させるためのフォー
ク出没機構である。
【0004】7は第1の車椅子用踏段6の後側に連結さ
れている第2の車椅子用踏段であり、この第2の車椅子
用踏段7には、車椅子運転時にフォーク6aにより支持
されて第1の車椅子用踏段6の踏板6bと連続した水平
面を形成する上下動可能な可動踏板7aが設けられてい
る。また、7bは可動踏板7aに出没可能に設けられた
車止め、7c,7dはそれぞれ第2の車椅子用踏段7の
前輪及び後輪である。さらに、8,9はそれぞれ主枠1
に設けられた前輪用レール及び後輪用レールである。
れている第2の車椅子用踏段であり、この第2の車椅子
用踏段7には、車椅子運転時にフォーク6aにより支持
されて第1の車椅子用踏段6の踏板6bと連続した水平
面を形成する上下動可能な可動踏板7aが設けられてい
る。また、7bは可動踏板7aに出没可能に設けられた
車止め、7c,7dはそれぞれ第2の車椅子用踏段7の
前輪及び後輪である。さらに、8,9はそれぞれ主枠1
に設けられた前輪用レール及び後輪用レールである。
【0005】次に、動作について説明する。まず、通常
運転時には、第1及び第2の車椅子用踏段6,7は、他
の通常踏段2と同様の形状となっており、動作も通常踏
段2と同様である。一方、車椅子運転時には、第1及び
第2の車椅子用踏段6,7が乗降口近傍の水平部に位置
した状態でエスカレーターを一時停止させて、車椅子を
載せる。この後、人為操作により駆動装置(図示せず)
を駆動し、その駆動力を第1及び第2の車椅子用踏段
6,7に伝達させる。これにより、第1の車椅子用踏段
6からフォーク6aが突出して可動踏板7aと係合する
とともに、車止め7bが可動踏板7aの上面から突出す
る。
運転時には、第1及び第2の車椅子用踏段6,7は、他
の通常踏段2と同様の形状となっており、動作も通常踏
段2と同様である。一方、車椅子運転時には、第1及び
第2の車椅子用踏段6,7が乗降口近傍の水平部に位置
した状態でエスカレーターを一時停止させて、車椅子を
載せる。この後、人為操作により駆動装置(図示せず)
を駆動し、その駆動力を第1及び第2の車椅子用踏段
6,7に伝達させる。これにより、第1の車椅子用踏段
6からフォーク6aが突出して可動踏板7aと係合する
とともに、車止め7bが可動踏板7aの上面から突出す
る。
【0006】この状態でエスカレーターの運転を再開す
ることにより、第1及び第2の車椅子用踏段6,7は傾
斜部へ移動するが、フォーク6aに支持された可動踏板
7aが第2の車椅子用踏段7の外枠に対して上動するの
で、第1の車椅子用踏段6の踏板6bと可動踏板7aと
は連続した水平面を形成したままとなり、車椅子は安定
した姿勢て運搬される。また、車止め7bにより車椅子
の転落が防止される。
ることにより、第1及び第2の車椅子用踏段6,7は傾
斜部へ移動するが、フォーク6aに支持された可動踏板
7aが第2の車椅子用踏段7の外枠に対して上動するの
で、第1の車椅子用踏段6の踏板6bと可動踏板7aと
は連続した水平面を形成したままとなり、車椅子は安定
した姿勢て運搬される。また、車止め7bにより車椅子
の転落が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の車椅子用踏段付エスカレーターにおいては、車
椅子運転時に第1の車椅子用踏段6の後輪6dが荷重の
大部分を支えることになるため、後輪6dやその支持構
造を特別強固に構成する必要があり、全体が高価になっ
てしまうという問題点があった。
た従来の車椅子用踏段付エスカレーターにおいては、車
椅子運転時に第1の車椅子用踏段6の後輪6dが荷重の
大部分を支えることになるため、後輪6dやその支持構
造を特別強固に構成する必要があり、全体が高価になっ
てしまうという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、第1の車椅子
用踏段の後輪及びその支持構造を特別強固にする必要が
なく、全体を安価に構成することができる車椅子用踏段
付エスカレーターを得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、第1の車椅子
用踏段の後輪及びその支持構造を特別強固にする必要が
なく、全体を安価に構成することができる車椅子用踏段
付エスカレーターを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
椅子用踏段付エスカレーターは、車椅子運転時に変位し
て第1の車椅子用踏段の踏板及び可動踏板上の荷重の一
部を第2の車椅子用踏段の後輪に伝達するリンクを、第
2の車椅子用踏段に設けたものである。
椅子用踏段付エスカレーターは、車椅子運転時に変位し
て第1の車椅子用踏段の踏板及び可動踏板上の荷重の一
部を第2の車椅子用踏段の後輪に伝達するリンクを、第
2の車椅子用踏段に設けたものである。
【0010】請求項2の発明に係る車椅子用踏段付エス
カレーターは、一端部が第2の車椅子用踏段の後輪と同
軸上に回動自在に連結されている第1のリンク、一端部
が可動踏板に他端部が第1のリンクの他端部にそれぞれ
回動自在に連結されている第2のリンク、及び一端部が
車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段の後輪に係
合し他端部が第1及び第2のリンクの他端部に回動自在
に連結されている第3のリンクを有し、車椅子運転時に
踏板及び可動踏板上の荷重の一部を第2の車椅子用踏段
の後輪に伝達する揺動リンクを使用したものである。
カレーターは、一端部が第2の車椅子用踏段の後輪と同
軸上に回動自在に連結されている第1のリンク、一端部
が可動踏板に他端部が第1のリンクの他端部にそれぞれ
回動自在に連結されている第2のリンク、及び一端部が
車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段の後輪に係
合し他端部が第1及び第2のリンクの他端部に回動自在
に連結されている第3のリンクを有し、車椅子運転時に
踏板及び可動踏板上の荷重の一部を第2の車椅子用踏段
の後輪に伝達する揺動リンクを使用したものである。
【0011】
【作用】この発明においては、第1の車椅子用踏段の踏
板及び可動踏板上の荷重をリンクにより分散して、その
荷重の一部を第2の車椅子用踏段の後輪に支持させるこ
とにより、第1の車椅子用踏段の後輪の負担を軽減す
る。
板及び可動踏板上の荷重をリンクにより分散して、その
荷重の一部を第2の車椅子用踏段の後輪に支持させるこ
とにより、第1の車椅子用踏段の後輪の負担を軽減す
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による車椅
子用踏段付エスカレーターの要部を示す構成図であり、
図8〜図10と同一又は相当部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
る。 実施例1.図1は請求項1の発明の一実施例による車椅
子用踏段付エスカレーターの要部を示す構成図であり、
図8〜図10と同一又は相当部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0013】図において、11は第2の車椅子用踏段7
の後輪7dと同軸上に回動自在に取り付けられているリ
ンクであり、このリンク11の一端部には、図2に示す
ように、車椅子運転時に第1の車椅子用踏段6の後輪6
dに係合して後輪用レール9上を転動する車輪11aが
設けられている。また、車輪11aは、通常運転時に
は、図3に示すように、後輪6dから開離するようにな
っている。さらに、リンク11の他端部は、図1に示す
ように、車椅子運転時に可動踏板7aの下面に当接す
る。
の後輪7dと同軸上に回動自在に取り付けられているリ
ンクであり、このリンク11の一端部には、図2に示す
ように、車椅子運転時に第1の車椅子用踏段6の後輪6
dに係合して後輪用レール9上を転動する車輪11aが
設けられている。また、車輪11aは、通常運転時に
は、図3に示すように、後輪6dから開離するようにな
っている。さらに、リンク11の他端部は、図1に示す
ように、車椅子運転時に可動踏板7aの下面に当接す
る。
【0014】次に、動作について説明する。まず、通常
運転時には、従来例と同様に、第1及び第2の車椅子用
踏段6,7が、他の通常踏段2と同様の形状となってお
り、かつ通常踏段2と同様の動作をする。また、リンク
11の車輪11aは図3のように後輪用レール9から外
れており、傾斜部ではリンク11は図1の時計方向へ回
動した状態となる。従って、踏段反転部では、図4に示
すように、リンク11が第1の車椅子用踏段6に干渉す
ることはない。
運転時には、従来例と同様に、第1及び第2の車椅子用
踏段6,7が、他の通常踏段2と同様の形状となってお
り、かつ通常踏段2と同様の動作をする。また、リンク
11の車輪11aは図3のように後輪用レール9から外
れており、傾斜部ではリンク11は図1の時計方向へ回
動した状態となる。従って、踏段反転部では、図4に示
すように、リンク11が第1の車椅子用踏段6に干渉す
ることはない。
【0015】一方、車椅子運転時には、従来例と同様、
第1及び第2の車椅子用踏段6,7が乗降口近傍の水平
部に位置した状態でエスカレーターを一時停止させて、
車椅子を載せ、駆動装置(図示せず)により第1及び第
2の車椅子用踏段6,7を変態させる。このとき、駆動
装置により、リンク11の車輪11aを図2のように後
輪6dに係合させる。
第1及び第2の車椅子用踏段6,7が乗降口近傍の水平
部に位置した状態でエスカレーターを一時停止させて、
車椅子を載せ、駆動装置(図示せず)により第1及び第
2の車椅子用踏段6,7を変態させる。このとき、駆動
装置により、リンク11の車輪11aを図2のように後
輪6dに係合させる。
【0016】この状態でエスカレーターの運転を再開す
ることにより、可動踏板7aと踏板6bとが連続した水
平面を形成したままの状態で、第1及び第2の車椅子用
踏段6,7が傾斜部へ移動する。この水平部から傾斜部
へ移動する際、第2の車椅子用踏段7の形状は、図5の
7A,7B,7Cのように順次変化していく。このと
き、リンク11の車輪11aが後輪用レール9に沿って
移動するため、リンク11の他端部が可動踏板7aの下
面に当接したままの状態となる。なお、図5のリンク1
1は、図1のものと形状がことなるが、動作原理はいず
れの形状のものもほぼ同様である(リンク11の形状は
これらに限定されない。)。
ることにより、可動踏板7aと踏板6bとが連続した水
平面を形成したままの状態で、第1及び第2の車椅子用
踏段6,7が傾斜部へ移動する。この水平部から傾斜部
へ移動する際、第2の車椅子用踏段7の形状は、図5の
7A,7B,7Cのように順次変化していく。このと
き、リンク11の車輪11aが後輪用レール9に沿って
移動するため、リンク11の他端部が可動踏板7aの下
面に当接したままの状態となる。なお、図5のリンク1
1は、図1のものと形状がことなるが、動作原理はいず
れの形状のものもほぼ同様である(リンク11の形状は
これらに限定されない。)。
【0017】このように、車椅子運転時、傾斜部におい
て、第2の車椅子用踏段7の後輪7dと同軸上に回動自
在に取り付けられたリンク11の他端部が、可動踏板7
aの下面に当接している。即ち、傾斜部における後輪6
d,7dの高さの差を利用して、これらの後輪6d,7
dに係合しているリンク11が可動踏板7aの上動を助
ける。このため、踏板6b及び可動踏板7a上の荷重
は、後輪6d,7dに分散して支持されることになり、
これにより第1の車椅子用踏段6の後輪6d及びその支
持構造を特別強固にする必要がなくなり、全体を安価に
構成することができる。
て、第2の車椅子用踏段7の後輪7dと同軸上に回動自
在に取り付けられたリンク11の他端部が、可動踏板7
aの下面に当接している。即ち、傾斜部における後輪6
d,7dの高さの差を利用して、これらの後輪6d,7
dに係合しているリンク11が可動踏板7aの上動を助
ける。このため、踏板6b及び可動踏板7a上の荷重
は、後輪6d,7dに分散して支持されることになり、
これにより第1の車椅子用踏段6の後輪6d及びその支
持構造を特別強固にする必要がなくなり、全体を安価に
構成することができる。
【0018】実施例2.次に、図6は請求項2の一実施
例による車椅子用踏段付エスカレーターの要部を示す構
成図である。図において、12は一端部が第2の車椅子
用踏段7の後輪7dと同軸上に回動自在に連結されてい
る第1のリンク、13は一端部が可動踏板7aに、他端
部が第1のリンク12の他端部にそれぞれ回動自在に連
結されている第2のリンク、14は一端部に車輪14a
が設けられ、他端部が第1及び第2のリンク12,13
の他端部に回動自在に連結されている第3のリンクであ
り、車輪14aは、上記実施例1の車輪11aと同様に
後輪6dに対して係合・解除可能になっている。15は
第1ないし第3のリンク12〜14からなる揺動リンク
である。
例による車椅子用踏段付エスカレーターの要部を示す構
成図である。図において、12は一端部が第2の車椅子
用踏段7の後輪7dと同軸上に回動自在に連結されてい
る第1のリンク、13は一端部が可動踏板7aに、他端
部が第1のリンク12の他端部にそれぞれ回動自在に連
結されている第2のリンク、14は一端部に車輪14a
が設けられ、他端部が第1及び第2のリンク12,13
の他端部に回動自在に連結されている第3のリンクであ
り、車輪14aは、上記実施例1の車輪11aと同様に
後輪6dに対して係合・解除可能になっている。15は
第1ないし第3のリンク12〜14からなる揺動リンク
である。
【0019】上記のような車椅子用踏段付エスカレータ
ーでは、通常運転時には、後輪6dと車輪14aとの係
合が解除され、揺動リンク15は第1の車椅子用踏段6
に干渉しない状態で収納されている。また、車椅子運転
時には、第1及び第2の車椅子用踏段6,7が駆動装置
により変態され、水平部から傾斜部へ移動する際に、図
7の7D,7E,7Fの順で形状が変化する。このと
き、揺動リンク15により、踏板6b及び可動踏板7a
上の荷重の一部が第2の車椅子用踏段7の後輪7dに分
散されるので、上記実施例1と同様、第1の車椅子用踏
段6の後輪6d及びその支持構造を特に強固にする必要
がなくなる。
ーでは、通常運転時には、後輪6dと車輪14aとの係
合が解除され、揺動リンク15は第1の車椅子用踏段6
に干渉しない状態で収納されている。また、車椅子運転
時には、第1及び第2の車椅子用踏段6,7が駆動装置
により変態され、水平部から傾斜部へ移動する際に、図
7の7D,7E,7Fの順で形状が変化する。このと
き、揺動リンク15により、踏板6b及び可動踏板7a
上の荷重の一部が第2の車椅子用踏段7の後輪7dに分
散されるので、上記実施例1と同様、第1の車椅子用踏
段6の後輪6d及びその支持構造を特に強固にする必要
がなくなる。
【0020】また、実施例1では、車椅子運転時に水平
部から傾斜部へ移動する際にリンク11が可動踏板7a
の下面を摺動するので、ある程度の振動が発生するが、
この実施例2では揺動リンク15を使用しているので、
動作がスムーズになり、上記のような振動の発生は防止
される。さらに、揺動リンク15を構成する第2のリン
ク13の一端部が可動踏板7aに連結されているので、
実施例1のような当接状態と比べて安定性が向上する。
部から傾斜部へ移動する際にリンク11が可動踏板7a
の下面を摺動するので、ある程度の振動が発生するが、
この実施例2では揺動リンク15を使用しているので、
動作がスムーズになり、上記のような振動の発生は防止
される。さらに、揺動リンク15を構成する第2のリン
ク13の一端部が可動踏板7aに連結されているので、
実施例1のような当接状態と比べて安定性が向上する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
車椅子用踏段付エスカレーターは、車椅子運転時に変位
して第1の車椅子用踏段の踏板及び可動踏板上の荷重の
一部を第2の車椅子用踏段の後輪に伝達するリンクを、
第2の車椅子用踏段に設けたので、第1の車椅子用踏段
の後輪の負担が軽減され、第1の車椅子用踏段の後輪及
びその支持構造を特別強固にする必要がなく、全体を安
価に構成することができるという効果を奏する。
車椅子用踏段付エスカレーターは、車椅子運転時に変位
して第1の車椅子用踏段の踏板及び可動踏板上の荷重の
一部を第2の車椅子用踏段の後輪に伝達するリンクを、
第2の車椅子用踏段に設けたので、第1の車椅子用踏段
の後輪の負担が軽減され、第1の車椅子用踏段の後輪及
びその支持構造を特別強固にする必要がなく、全体を安
価に構成することができるという効果を奏する。
【0022】また、請求項2の発明に係る車椅子用踏段
付エスカレーターは、一端部が第2の車椅子用踏段の後
輪と同軸上に回動自在に連結されている第1のリンク、
一端部が可動踏板に他端部が第1のリンクの他端部にそ
れぞれ回動自在に連結されている第2のリンク、及び一
端部が車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段の後
輪に係合し他端部が第1及び第2のリンクの他端部に回
動自在に連結されている第3のリンクを有し、車椅子運
転時に踏板及び可動踏板上の荷重の一部を第2の車椅子
用踏段の後輪に伝達する揺動リンクを使用したので、上
記請求項1の発明と同様の効果に加えて、動作がスムー
ズになり、振動の発生を防止することができるととも
に、安定性を向上させることができるなどの効果を奏す
る。
付エスカレーターは、一端部が第2の車椅子用踏段の後
輪と同軸上に回動自在に連結されている第1のリンク、
一端部が可動踏板に他端部が第1のリンクの他端部にそ
れぞれ回動自在に連結されている第2のリンク、及び一
端部が車椅子運転時に変位して第1の車椅子用踏段の後
輪に係合し他端部が第1及び第2のリンクの他端部に回
動自在に連結されている第3のリンクを有し、車椅子運
転時に踏板及び可動踏板上の荷重の一部を第2の車椅子
用踏段の後輪に伝達する揺動リンクを使用したので、上
記請求項1の発明と同様の効果に加えて、動作がスムー
ズになり、振動の発生を防止することができるととも
に、安定性を向上させることができるなどの効果を奏す
る。
【図1】請求項1の発明の一実施例による車椅子用踏段
付エスカレーターの要部を示す構成図である。
付エスカレーターの要部を示す構成図である。
【図2】図1のリンクの車輪が第1の車椅子用踏段の後
輪に係合した状態を示す正面図である。
輪に係合した状態を示す正面図である。
【図3】図1のリンクの車輪が第1の車椅子用踏段の後
輪から開離した状態を示す正面図である。
輪から開離した状態を示す正面図である。
【図4】図1の車椅子用踏段が踏段反転部に位置してい
るときの状態を示す構成図である。
るときの状態を示す構成図である。
【図5】図1の車椅子用踏段が水平部から傾斜部へ移動
する際の様子を示す説明図である。
する際の様子を示す説明図である。
【図6】請求項2の発明の一実施例による車椅子用踏段
付エスカレーターの要部を示す構成図である。
付エスカレーターの要部を示す構成図である。
【図7】図6の車椅子用踏段が水平部から傾斜部へ移動
する際の様子を示す説明図である。
する際の様子を示す説明図である。
【図8】従来の車椅子用踏段付エスカレーターの一例を
示す概略の構成図である。
示す概略の構成図である。
【図9】図8の車椅子用踏段の傾斜部での状態を示す構
成図である。
成図である。
【図10】図9の車椅子用踏段に車椅子が乗っている状
態を示す構成図である。
態を示す構成図である。
2 通常踏段 6 第1の車椅子用踏段 6a フォーク 6b 踏板 6d 後輪 7 第2の車椅子用踏段 7a 可動踏板 7d 後輪 11 リンク 12 第1のリンク 13 第2のリンク 14 第3のリンク 15 揺動リンク
Claims (2)
- 【請求項1】 通常踏段間に連結され、出没可能なフォ
ークを有している第1の車椅子用踏段と、 車椅子運転時に上記フォークにより支持されて上記第1
の車椅子用踏段の踏板と連続した水平面を形成する上下
動可能な可動踏板を有し、上記第1の車椅子用踏段に連
結されている第2の車椅子用踏段と、 この第2の車椅子用踏段に設けられ、車椅子運転時に変
位して上記踏板及び上記可動踏板上の荷重の一部を上記
第2の車椅子用踏段の後輪に伝達するリンクとを備えて
いることを特徴とする車椅子用踏段付エスカレーター。 - 【請求項2】 通常踏段間に連結され、出没可能なフォ
ークを有している第1の車椅子用踏段と、 車椅子運転時に上記フォークにより支持されて上記第1
の車椅子用踏段の踏板と連続した水平面を形成する上下
動可能な可動踏板を有し、上記第1の車椅子用踏段に連
結されている第2の車椅子用踏段と、 一端部が上記第2の車椅子用踏段の後輪と同軸上に回動
自在に連結されている第1のリンク、一端部が可動踏板
に他端部が上記第1のリンクの他端部にそれぞれ回動自
在に連結されている第2のリンク、及び一端部が車椅子
運転時に変位して上記第1の車椅子用踏段の後輪に係合
し他端部が上記第1及び第2のリンクの他端部に回動自
在に連結されている第3のリンクを有し、車椅子運転時
に上記踏板及び上記可動踏板上の荷重の一部を上記第2
の車椅子用踏段の後輪に伝達する揺動リンクとを備えて
いることを特徴とする車椅子用踏段付エスカレーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14332993A JPH072479A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 車椅子用踏段付エスカレーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14332993A JPH072479A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 車椅子用踏段付エスカレーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072479A true JPH072479A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15336254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14332993A Pending JPH072479A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 車椅子用踏段付エスカレーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072479A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6729507B2 (en) | 2002-02-20 | 2004-05-04 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | Liquid filling nozzle and liquid filling apparatus |
EP2354082A2 (en) | 2010-02-01 | 2011-08-10 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | Filling channel opening and closing device for liquid product filling apparatus |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14332993A patent/JPH072479A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6729507B2 (en) | 2002-02-20 | 2004-05-04 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | Liquid filling nozzle and liquid filling apparatus |
EP2354082A2 (en) | 2010-02-01 | 2011-08-10 | Toyo Jidoki Co., Ltd. | Filling channel opening and closing device for liquid product filling apparatus |
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