JPH09221293A - 車いす兼用エスカレータ - Google Patents

車いす兼用エスカレータ

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Publication number
JPH09221293A
JPH09221293A JP3161596A JP3161596A JPH09221293A JP H09221293 A JPH09221293 A JP H09221293A JP 3161596 A JP3161596 A JP 3161596A JP 3161596 A JP3161596 A JP 3161596A JP H09221293 A JPH09221293 A JP H09221293A
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JP
Japan
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link
connecting rod
wheelchair
escalator
lever
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JP3161596A
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English (en)
Inventor
Shigeki Kono
茂樹 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立と保守が容易で軽量化を図ることができる
車いす兼用エスカレータを得ること。 【解決手段】車止め踏段5の可動側踏段5aの踏板の下
面の両側に対して、支え19を垂設し、リンク10Aの片側
とレバー10Bの中間部をピンで支持する。リンク10Aの
他側とレバー10Bの片側を車止め16に連結し、レバー10
Bの他側には、連結棒11の片側を連結する。車止め踏段
5の固定側踏段5bの底部には、減速機15を縦貫し、こ
の減速機15の入力軸には、平歯車12を設け、この平歯車
12を固定枠側のラック21と噛み合わせる。減速機15の出
力軸には、アーム15aを介してリンク18の片側を連結
し、このリンク18の他側は、固定側踏段5bの底部に立
設した支え17に対して中間部が軸支されたリンク10Cの
下端に連結する。このリンク10Cの上端は、連結棒11の
他側に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータに係
り、特に、車いす用踏段が組み込まれた車いす兼用エス
カレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の車いす兼用エスカレータ
の一例を示す概略左側面図で、車いす用踏段が斜行部に
移行した場合を示す図である。図5において、左側の上
階側と右側の下階側の間に架設され詳細省略した山形鋼
材製の図示しない主枠の上階側には、このエスカレータ
の駆動源となる誘導電動機21と、この誘導電動機21に連
結された減速機22などが収納されている。
【0003】このうち、減速機22の右側には、大径の駆
動スプロケット23Aと小径の一対のスプロケット23Bが
図示しない軸を介して設けられている。このうち、大径
の駆動スプロケット23Aには、駆動チェーン26の右側が
巻装され、この駆動チェーン26の左側は、減速機22の出
力軸に挿入された小径のスプロケットに巻装されてい
る。
【0004】図示しない主枠の下階側の端部にも、スプ
ロケット23Bと同径の一対のスプロケット23Cが図示し
ない軸を介して設けられている。これらのスプロケット
23B,23Cの間には、踏段チェーン1が巻装されてい
る。
【0005】なお、スプロケット23A,23Bが挿入され
た図示しない軸には、図示しない移動手すり駆動スプロ
ケットがそれぞれ挿入され、これらの移動手すりスプロ
ケットの間にも、図示しない移動手すり駆動チェーンが
巻装されている。
【0006】このうち、踏段チェーン1には、この踏段
チェーン1に沿って主枠の内部に収納され鎖状に連結さ
れた無端状の踏段2が、この踏段2の内部に収納された
図示しない駆動輪の駆動軸を介して連結されている。
【0007】なお、この駆動輪は、主枠の内部に設けら
れた図示しない踏板レールに案内され、この踏板レール
の斜行部の下側には、車いすエスカレータ専用の図示し
ない案内レールが設けられている。
【0008】主枠の上階側と下階側には、図8で後述す
る踏段作動装置6が設けられている。主枠の上部には、
詳細省略した欄干24の上面に対して、移動手すり25が巻
装されている。
【0009】無端状に連結された踏段2の間には、図
6,図7で以下説明する傾斜踏段3と、この傾斜踏段3
の下階側に連結された支持踏段4と、この支持踏段4の
下階側に連結された車止め踏段5で構成する車いす用踏
段が組み込まれている。
【0010】このうち、上端の傾斜踏段3には、前述し
た駆動輪の駆動軸に対して、前端下部が支持された可動
側踏段3bが、中間部に設けられている。この可動側踏
段3bには、下端に対して、図示しない補助輪が設けら
れ、傾斜踏段3が斜行部に入ると、前述した車いすエス
カレータ専用の案内レールの位置まで補助輪が下がり、
図7に示すように下階側に揺動して傾斜する。
【0011】また、中間部の支持踏段4には、一対の連
結棒4aが蹴あげ面に突き出し自在に設けられ、この連
結棒4aは、支持踏段4が斜行部に入る前に、前述した
踏段作動装置のラックと係合して駆動される駆動機構に
より突出して、下階側の車止め踏段5に組み込まれた可
動側踏段5aの内部に突き出る。
【0012】一方、下端の車止め踏段5には、可動側踏
段5aが上下動自在に収納され、この可動側踏段5a
は、斜行部に入ると、支持踏段4から突き出た連結棒4
aによって支持踏段4の上昇に従って上方に持ち上げら
れ、図7に示すように、上端面が支持踏段4と同一面と
なる。
【0013】さらに、車止め踏段5には、一対の車止め
16が後述する図8で示すように収納され、可動側踏段5
aと支持踏段4の上面に車いすが移載されると、図5で
前述した踏段作動装置6によって、図7に示すように可
動側踏段5aの上面から車止め16Cの爪部16aが上方に
突き出て、上階側に向う車いすの後輪又は、下階側に向
う車いすの前輪が可動側踏段5aから脱落しないように
考慮されている。
【0014】図8は、車止め踏段5の縦断面拡大詳細斜
視図を示し、下階側又は上階側の乗降口で踏段作動装置
6が作動する前の状態を示す。また、図9は、図8の縦
断面で、踏段作動装置6が作動した状態を示す図であ
る。
【0015】図8及び図9において、車止め踏段5に組
み込まれた可動側踏段5aの左端と図示しない右端に
は、踏段面の下側に対して、支え12Aと支え12Bが対称
的に垂設されている。
【0016】これらの支え12A,12Bには、軸13が図示
しない軸受を介して挿入されている。この軸13の中央部
には、車止め16の両側の爪部16aの基端が図示しないキ
ーを介して圧入されている。
【0017】この車止め16の爪部16aは、可動踏段5a
の前端に形成された爪穴5a1に遊嵌し、上端はほぼ同
一面に位置している。
【0018】固定側踏段5bの下端の両端には、ピンと
軸受を介して後輪26が対称的に突設されている。固定側
踏段5bの中央部には、ギヤ箱25が固定され、このギヤ
箱25の底部から下方に突き出た凸部には、大径の傘歯車
25aの軸部が縦貫し、一対の軸受で支持されている。こ
の傘歯車25aの軸部の下端には、平歯車12が図示しない
キーを介して圧入され、この平歯車12は、主枠側に下端
が固定されたラック21に噛み合っている。
【0019】ギヤ箱25の右側面には、傘歯車25aと噛み
合う小径の傘歯車25bの軸部が左右に貫設されている。
この傘歯車25bの軸の右端は、固定側踏段5bの右側に
立設された支持部27に軸受を介して支持されている。傘
歯車25bの軸には、支持部27の左側の位置に平歯車24A
が図示しないキーを介して圧入されている。
【0020】支持部27の上部には、軸28の右端が軸受を
介して支持され、この軸28の左端も図示しない支持部に
軸受を介して支持されている。軸28の右側には、平歯車
24Aと噛み合う大径の平歯車28が図示しないキーを介し
て圧入されている。
【0021】軸28の左端には、左側が任意の方向に揺動
可能な自在継手22が連結されている。この自在継手22の
左端には、スプライン23の右端が連結され、このスプラ
イン23の軸の左端も、右側の自在継手と同一の自在継手
22を介して前述した軸13の右端に連結されている。
【0022】このように構成された車いす用踏段が組み
込まれた車いす兼用エスカレータにおいては、車止め踏
段5が乗降口にさしかかると、踏段作動装置6の固定側
のラック21に平歯車12が噛み合って、この平歯車12が回
転駆動され、この平歯車12の回転に伴って、傘歯車25a
も回転駆動される。
【0023】すると、歯車25bも回転し、この傘歯車25
bの右端に圧入された平歯車24Aも回転し、この平歯車
24Aの回転によって平歯車24Bは回転して、自在継手2
2,スプライン23及び軸13を駆動し、車止め16は軸13を
軸として図8において時計方向に揺動する。この結果、
車止め16の爪部16aは、爪穴5a1から図9に示すよう
に突出する。
【0024】一方、これらの車いす用踏段が斜行部から
上階側の乗場口に達すると、上階側の踏段作動装置6に
よって、図9に示す平歯車12は逆向きに駆動され、軸13
によって、車止め16は逆方向に揺動して、爪部16aは、
可動側踏段5aの上端面と同一となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車止め踏段が組み込まれた車いす兼用エスカ
レータにおいては、平歯車及びラックや傘歯車の数が多
くスプラインも必要となるので、構成が複雑となり組立
に時間がかかるだけでなく、踏段に搭乗する利用者の靴
などから落下する塵埃でスプラインの摺動部分の摩擦も
増える。また、これらの動力伝達機構のために、車止め
踏段の重量が増え、保守・点検にも時間がかかる。そこ
で、本発明の目的は、組立と保守が容易で、軽量化を図
ることのできる車いす兼用エスカレータを得ることであ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
車いす兼用エスカレータは、主枠側の係合部で動作する
駆動部によって上下に進退する車止めが車止め踏段に収
納された車いす兼用エスカレータにおいて、一端が駆動
部に連結され他端が車止めに連結され駆動部の動作によ
り車止めを上昇させるリンク機構を設けたことを特徴と
する。
【0027】また、請求項2に記載の発明の車いす兼用
エスカレータは、リンク機構を、中間部が車止め踏段に
軸支され駆動部によって揺動するリンクと、車止め踏段
の可動側踏段に中間部が軸支され一端が車止めに連結さ
れたレバーと、このレバーの他端に片側が連結され他側
がリンクに連結される連結棒とで構成したことを特徴と
する。
【0028】また、請求項3に記載の発明の車いす兼用
エスカレータは、連結棒の動作前の下向き角と動作後の
上向き角を同一としたことを特徴とする。
【0029】また、請求項4に記載の発明の車いす兼用
エスカレータは、連結棒の他側とリンクを連結する連結
具を案内する案内部を連結棒とリンクの連結部に設け、
リンクの連結部を連結棒の片側方向に押圧するばね具を
設けたことを特徴とする。
【0030】また、請求項5に記載の発明の車いす兼用
エスカレータは、連結棒の片側とレバーを連結する連結
具を案内する案内部を連結棒とレバーの連結部に設け、
レバーの連結部を連結棒の他側方向に押圧するばね具を
設けたことを特徴とする。
【0031】さらに、請求項6に記載の発明の車いす兼
用エスカレータは、ばね具を、片側が連結棒に係止され
他側がリンク又はレバーに係止されるコイルばねとした
ことを特徴とするこのような手段によって、本発明の車
いす兼用エスカレータにおいては、構成部品から露出し
た摺動部分を減らし、塵埃による摩耗を防ぐとともに、
組立時の調整作業を減らす。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車いす兼用エスカ
レータの一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、本発明の車いす兼用エスカレータの第1の実施形態
を示す部分縦断面図で、図9に対応する図である。
【0033】図1において、固定側踏段5bの下部の中
央には、減速機15が貫設され、フランジ部とボルトを介
して固定されている。この減速機15の下端から下方に突
き出た入力軸の下端には、図8,図9と同様に、ラック
21と噛み合う平歯車12が圧入されている。
【0034】減速機15の出力軸には、直交方向にアーム
15aが突設されている。このアーム15aの先端には、段
付きピンを介してリンク18の左端が連結されている。固
定側踏段5bの右端下部には、支え7Bが立設され、こ
の支え7Bの上端には、図示しない軸受を介して軸7a
が紙面直交方向に貫設されている。この軸7aには、リ
ンク10Cの中央部が挿入され、このリンク10Cの下端
は、前述したリンク18の右端にピンを介して連結されて
いる。リンク10Cの上端の連結点bには、連結ロッド11
の右端がピンを介して連結されている。
【0035】可動側踏段5aの上部下面の左端には、支
え7Aが垂設され、この支え7Aの上部の紙面直交方向
の両側には、短いリンク10Aの左端がピンを介して連結
されている。
【0036】このリンク10Aの下側には、L字形の一対
のレバー10Bの角部がピンを介して支え7Aの下部に揺
動自在に設けられ、このレバー10Bとリンク10Aは、平
行を維持した状態でピンを介して車止め16Aにそれぞれ
連結されている。一方、レバー10Bの下端は、連結点a
に挿入されたピンを介して前述した連結棒11の左端に連
結されている。
【0037】ここで、ラック21と噛み合った平歯車12の
回転に従って減速回転するアーム15aによって、リンク
18を介して揺動するリンク10Cは、図1の状態から時計
方向に揺動し、レバー10Bも図2の一点鎖線で示す状態
から実線で示すように揺動するが、リンク10Cの揺動角
度は、レバー10Bの下端のピンの中心aと揺動したリン
ク10Cの上端のピンの中心までの高さHが、可動側踏段
5aの上昇高さ2Hの2分の1となるように設定されて
いる。
【0038】すなわち、図2の鎖線で示す連結棒11の左
下りの傾斜角θと、可動側踏段5aが一定の高さまで上
昇したときの図2の実線で示す連結棒11の右下りの傾斜
角θが等しくなるように設定してある。
【0039】したがって、可動側踏段5aが完全に上昇
した状態においても、車止め16の可動側踏段5aからの
突出高さを、図2の鎖線で示す高さに維持することがで
きる。
【0040】このように構成された車いす兼用エスカレ
ータにおいては、従来の技術で示した図8及び図9のよ
うに、平歯車やスプラインを用いることなく、リンクの
連結のみで構成することができるので、製作が容易とな
るだけでなく、伸縮するスプラインに付着する塵埃によ
る摩擦の増加のおそれも解消することができるので、保
守・点検も容易となる。
【0041】次に、図3は、本発明の車いす兼用エスカ
レータの第2の実施形態を示す部分平面図であり、図4
は、図3の縦断面で、図1に対応する図である。図3及
び図4において、図1及び図2と異るところは、連結棒
と車止め爪の形状で、他は、図1及び図2と同一であ
る。したがって、図1及び図2と同一要素には、同一符
号を付して説明を省略する。
【0042】すなわち、リンク10Cの上端とレバー10B
の下端を連結する連結棒11Aの右端には、左右方向に長
い案内溝11aが形成されている。この案内溝11aには、
ピン11bが遊嵌され、このピン11bを介してリンク10C
の上端は連結棒11Aに連結されている。
【0043】さらに、連結棒11Aには、案内溝11aの左
側の下面に対して、凸部11cが垂設され、この凸部11c
とリンク10Cの上部との間には、自由状態では密着巻の
復帰スプリング14が、後述する所定の張力を与えられた
状態で取り付けられている。
【0044】一方、車止め16Bの右側面の中央部には、
ストッパ8が突設され、左側のレバー10Bの下端と右側
のレバー10Bの下端は、図3で示す連結棒9で連結され
ている。
【0045】このように構成された車いす兼用エスカレ
ータにおいて、前述した復帰スプリング14のばね定数と
取付時の張力は、リンク10Cの図4において、時計方向
への揺動によって、連結棒11Aとレバー10Bを介して車
止め爪16Bを上昇させるときの反力に対しては、僅かに
伸びるよう高いばね定数に設定されている。
【0046】したがって、固定側のラックで駆動される
平歯車12の僅かな回転角度の誤差に対しても、平歯車12
の回転角度が許容値の最小のときにおいても、車止め16
Bのストッパ8の上面が可動側踏段5aの下面に当接す
るように、各リンクやレバーの長さを設定することで、
万一、平歯車12の回転角度が誤差の最大値に増えた場合
には、復帰スプリング14の伸長によって、対応すること
ができる。
【0047】さらに、図4に示す連結棒11Aの状態か
ら、車止め16Bの上昇動作に伴い、連結棒11Aは水平状
態となるまでは右方向に移動し、水平状態から図2に示
したように更に上昇する過程では、逆に左方向に移動す
る。
【0048】この連結棒11Aの左右への揺動に対して
も、復帰スプリング14の復帰によって対応して、車止め
16Bの上下動を防ぐことができるので、連結棒11Aやそ
の他のリンク及びこれらの支点となるピンに対して過大
な応力が加えられるおそれを防ぐことができるだけでな
く、固定側のラックからリンク10A,10Bに至る構成部
品の加工精度を緩和することができるので、加工と組立
が容易となる。
【0049】なお、上記実施例において、リンク10Cの
上端をピン11bを介して連結棒11Aの右端と連結し案内
する案内溝11aは、連結棒11Aの右端に形成した例で説
明したが、案内溝11aは、連結棒11Aの左端に形成して
もよい。
【0050】この場合には、復帰スプリング14の片側を
係止する凸部11cも左側に形成し、連結棒11Aとレバー
10Bの下端を連結する連結具となるピンと、凸部11cと
の間に復帰スプリングを係止すればよい。
【0051】さらに、凸部11cは、連結棒11Aの案内溝
11aよりも内側に形成した例で説明したが、車止め踏段
の内部の収納物の配置によっては、案内溝11aの外側に
形成し、復帰スプリング14の代りに圧縮されるコイルば
ねを採用してもよい。
【0052】さらに、上記実施例では、連結棒11Aは、
爪16の上昇駆動時に引張り力が与えられるようにリンク
機構を構成したが、支え7Aを爪16の内側に垂設するこ
とで、圧縮力が加えられるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
主枠側の係合部で動作する駆動部によって上下に進退す
る車止めが車止め踏段に収納された車いす兼用エスカレ
ータにおいて、一端が駆動部に連結され他端が車止めに
連結され駆動部の動作により車止めを上昇させるリンク
機構を設けることで、構成部品から露出した摺動部分を
減らし、塵埃による摩耗を防ぐとともに、組立時の調整
作業を減らしたので、組立と保守が容易で、軽量化を図
ることのできる車いす兼用エスカレータを得ることがで
きる。
【0054】また、請求項2に記載の発明によれば、リ
ンク機構を、中間部が車止め踏段に軸支され駆動部によ
って揺動するリンクと、車止め踏段の可動側踏段に中間
部が軸支され一端が車止めに連結されたレバーと、この
レバーの他端に片側が連結され他側がリンクに連結され
る連結棒とで構成することで、構成部品から露出した摺
動部分を減らし、塵埃による摩耗を防ぐとともに、組立
時の調整作業を減らしたので、組立と保守が容易で、軽
量化を図ることのできる車いす兼用エスカレータを得る
ことができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明によれば、連
結棒の動作前の下向き角と動作後の上向き角を同一とす
ることで、構成部品から露出した摺動部分を減らし、塵
埃による摩耗を防ぐとともに、組立時の調整作業を減ら
したので、組立と保守が容易で、軽量化を図ることので
きる車いす兼用エスカレータを得ることができる。
【0056】また、請求項4に記載の発明によれば、連
結棒の他側とリンクを連結する連結具を案内する案内部
を連結棒とリンクの連結部に設け、リンクの連結部を連
結棒の片側方向に押圧するばね具を設けることで、構成
部品から露出した摺動部分を減らし、塵埃による摩耗を
防ぐとともに、組立時の調整作業を減らしたので、組立
と保守が容易で、軽量化を図ることのできる車いす兼用
エスカレータを得ることができる。
【0057】また、請求項5に記載の発明によれば、連
結棒の片側とレバーを連結する連結具を案内する案内部
を連結棒とレバーの連結部に設け、レバーの連結部を連
結棒の他側方向に押圧するばね具を設けることで、構成
部品から露出した摺動部分を減らし、塵埃による摩耗を
防ぐとともに、組立時の調整作業を減らしたので、組立
と保守が容易で、軽量化を図ることのできる車いす兼用
エスカレータを得ることができる。
【0058】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
ばね具を、片側が連結棒に係止され他側がリンク又はレ
バーに係止されるコイルばねとすることで、構成部品か
ら露出した摺動部分を減らし、塵埃による摩耗を防ぐと
ともに、組立時の調整作業を減らしたので、組立と保守
が容易で、軽量化を図ることのできる車いす兼用エスカ
レータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車いす兼用エスカレータの第1の実施
形態を示す部分縦断面図。
【図2】図1の作用を示す部分縦断面図。
【図3】本発明の車いす兼用エスカレータの第2の実施
形態を示す部分平面図。
【図4】本発明の車いす兼用エスカレータの第2の実施
形態を示す部分縦断面図。
【図5】従来の車いす兼用エスカレータの一例を示す左
側面図。
【図6】従来の車いす兼用エスカレータの一例を示す部
分拡大斜視図。
【図7】従来の車いす兼用エスカレータの作用を示す部
分拡大斜視図。
【図8】従来の車いす兼用エスカレータの要部を示す部
分拡大斜視図。
【図9】従来の車いす兼用エスカレータの要部を示す部
分縦断面図。
【符号の説明】 1…踏段チェーン、2…通常踏段、3…傾斜踏段、4…
支持踏段、5…車止め踏段、5a…可動側踏段、5b…
固定側踏段、5d…支持板、6…踏段作動装置、7A,
7B…支え、8…ストッパ、9,11,11A…連結棒、10
A,10B,18…リンク、12…平歯車、13…軸、14…復帰
スプリング、15…減速機、16A,16B…車止め。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主枠側の係合部で動作する駆動部によっ
    て上下に進退する車止めが車止め踏段に収納された車い
    す兼用エスカレータにおいて、一端が前記駆動部に連結
    され他端が前記車止めに連結され前記駆動部の動作によ
    り前記車止めを上昇させるリンク機構を設けたことを特
    徴とする車いす兼用エスカレータ。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構を、中間部が前記車止め
    踏段に軸支され前記駆動部によって揺動するリンクと、
    前記車止め踏段の可動側踏段に中間部が軸支され一端が
    前記車止めに連結されたレバーと、このレバーの他端に
    片側が連結され他側が前記リンクに連結される連結棒と
    で構成したことを特徴とする請求項1に記載の車いす兼
    用エスカレータ。
  3. 【請求項3】 前記連結棒の動作前の下向き角と動作後
    の上向き角を同一としたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の車いす兼用エスカレータ。
  4. 【請求項4】 前記連結棒の他側と前記リンクを連結す
    る連結具を案内する案内部を前記連結棒と前記リンクの
    連結部に設け、前記リンクの連結部を前記連結棒の前記
    片側方向に押圧するばね具を設けたことを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の車いす兼用エスカレータ。
  5. 【請求項5】 前記連結棒の片側と前記レバーを連結す
    る連結具を案内する案内部を前記連結棒と前記レバーの
    連結部に設け、前記レバーの連結部を前記連結棒の前記
    他側方向に押圧するばね具を設けたことを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の車いす兼用エスカレータ。
  6. 【請求項6】 前記ばね具を、片側が前記連結棒に係止
    され他側が前記リンク又は前記レバーに係止されるコイ
    ルばねとしたことを特徴とする請求項4又は請求項5に
    記載の車いす兼用エスカレータ。
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