JPH07179285A - 車用踏段付エスカレータ装置 - Google Patents

車用踏段付エスカレータ装置

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JPH07179285A
JPH07179285A JP32698493A JP32698493A JPH07179285A JP H07179285 A JPH07179285 A JP H07179285A JP 32698493 A JP32698493 A JP 32698493A JP 32698493 A JP32698493 A JP 32698493A JP H07179285 A JPH07179285 A JP H07179285A
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JP
Japan
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vehicle
movable
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stop piece
steps
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Application number
JP32698493A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Haruta
康雅 治田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車用踏段からの可動踏板の上昇変位を介して
車止め片が突出する車用踏段付エスカレータ装置を得
る。 【構成】 第3車用踏段(12)に伝動機構(21)を設け、車
用運転時に伝動機構(21)の動作を介して第3車用踏段(1
2)から第3可動踏板(14)が上昇変位することによって車
止め片(25)が突出し、第3車用踏段(12)に第3可動踏板
が(14)下降変位することによって車止め片(25)が引退す
る。 【効果】 主枠に設けられる車止め片作動用の装置が不
要になり製作費を節減することができ、また、伝動機構
を介して車止め片が突出するので、主枠の車止め片作動
用装置の作動不良に起因する車止め片の動作不完全によ
る車椅子の転落、車止め片と乗降口との衝突等の事故を
未然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車椅子及び車椅子に
類似した車類の搬送が可能な車用踏段付エスカレータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、例えば特開平1−31329
7号公報に示されたものに類似した従来の車用踏段付エ
スカレータを概念的に示す要部側面図である。図におい
て、(1)は傾斜して配置されたエスカレータの主枠、(2)
はレールを主体として無端状に構成され主枠(1)に設け
られた循環路で、主枠(1)の上面側に往路(2a)が、端部
に反転部(2b)が、底面側に帰路(2c)がそれぞれ形成され
ている。(3)は主枠(1)の端部に設けられた乗降口、(4)
は循環路(2)に沿って配置された多数の通常踏段、(5)は
通常踏段(4)の相互間に配置された第1車用踏段で、引
退可能に構成された第1支持機構(6)及び第1支持機構
(6)を動作させる第1作動機構(7)が装備されている。
【0003】(8)は通常踏段(4)の相互間に配置されて第
1車用踏段(5)の主枠(1)下端側に設けられた第2車用踏
段で、第1車用踏段(5)の突出した第1支持機構(6)に支
持される第2可動踏板(9)、この第2可動踏板(9)に引退
可能に構成された第2支持機構(10)、第2支持機構(10)
を動作させる第2作動機構(11)が装備されている。(12)
は通常踏段(4)の相互間に配置されて第2車用踏段(8)の
主枠(1)下端側に設けられた第3車用踏段で、第3基体
(13)、第3基体(13)に昇降可能に係合されて第2車用踏
段(8)の突出した第2支持機構(10)に支持される第3可
動踏板(14)、第3可動踏板(14)に装備されて常時は引退
位置に保持された車止め片(15)及び車止め片(15)を動作
させる第3作動機構(16)が装備されている。
【0004】(17)は主枠(1)の乗降口(3)寄りに設けられ
た仕掛け装置で、車用踏段付エスカレータ装置の車用運
転時に動作し乗降口(3)寄り位置における第1車用踏段
(5)、第2車用踏段(8)及び第3車用踏段(12)との相対移
動によって、第1作動機構(7)、第2作動機構(11)及び
第3作動機構(16)に係合して動力を伝達してそれぞれ動
作させる。
【0005】従来の車用踏段付エスカレータは上記のよ
うに構成され、通常運転時には第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)及び第2車用踏段(8)の第2支持機構(10)は
それぞれ引退位置に保持される。また、第2車用踏段
(8)の第2可動踏板(9)及び第3車用踏段(12)の第3可動
踏板(14)はそれぞれ下降位置に保持され、また、車止め
片(15)も下降位置に保持される。この状態で通常踏段
(4)、第1車用踏段(5)、第2車用踏段(8)及び第3車用
踏段(12)がそれぞれ水平姿勢を保って主枠(1)内を循環
昇降移動する。
【0006】また、車椅子使用者等の車類を搬送する車
用運転時には、主枠(1)端部の乗降口(3)において主枠
(1)に設けられた仕掛け装置(17)と第1車用踏段(5)、第
2車用踏段(8)及び第3車用踏段(12)との相対移動によ
って、仕掛け装置(17)を介して第1作動機構(7)、第2
作動機構(11)及び第3作動機構(16)に動力が伝達され
る。これによって、第1作動機構(7)により第1支持機
構(6)が突出して第2可動踏板(9)を支持し、第2作動機
構(11)により第2支持機構(10)が突出して第3可動踏板
(14)を支持する。そして、この状態で例えば車椅子使用
者の車椅子が第1車用踏段(5)、第2車用踏段(8)及び第
3車用踏段(12)の上に搭載されて、車用踏段付エスカレ
ータが車用運転される。
【0007】今、車用踏段付エスカレータが車用上昇運
転されるとすると、通常踏段(4)、第1車用踏段(5)、第
2車用踏段(8)及び第3車用踏段(12)が上昇方向に移動
する。そして、主枠(1)端部の水平移動部では通常踏段
(4)、第1車用踏段(5)、第2車用踏段(8)及び第3車用
踏段(12)がそのまま水平移動し、第3車用踏段(12)が乗
降口(3)縁部から離れた位置において仕掛け装置(17)を
介して第3作動機構(16)が動作し、車止め片(15)が第3
可動踏板(14)面から突出する。
【0008】次いで、第1車用踏段(5)が上昇移動、す
なわち斜行移動に移ると第1支持機構(6)に支持された
第2可動踏板(9)が第1車用踏段(5)の上面と共に上昇
し、また、第2車用踏段(8)が上昇移動、すなわち斜行
移動に移ると第2支持機構(10)に支持された第3可動踏
板(14)が第2車用踏段(8)の第2可動踏段(9)の上面と共
に上昇する。このようにして、第1車用踏段(5)、第2
車用踏段(8)の第2可動踏板(9)及び第3車用踏段(12)の
第3可動踏板(14)によって形成された一つの平面に車椅
子が搭載されて搬送されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
用踏段付エスカレータ装置では、車用運転時に乗降口
(3)において車椅子等の車が第1車用踏段(5)、第2車用
踏段(8)の第2可動踏板(9)及び第3車用踏段(12)の第3
可動踏板(14)に搭載されて車用踏段付エスカレータが運
転されることによって、仕掛け装置(17)を介して第3作
動機構(16)が動作して車止め片(15)が第3可動踏板(14)
面から突出する。この構成は車止め片(15)を動作させる
第3作動機構(16)が必要であり、装置構成が複雑化して
製作費が嵩むことになる。
【0010】また、第3作動機構(16)が仕掛け装置(17)
を介して動作するので、車用運転の開始から車止め片(2
5)の突出までに時間が掛かり、また、車止め片(25)の引
退から車用運転終了までに時間が掛かることになる。こ
のため、車用運転時に乗降口(3)において水平姿勢に配
置される踏段の数が増し4個程度となって、車用運転の
ためにエスカレータ装置の全長が長くなる。したがっ
て、製造費が嵩み、設置のために広いスペースを要する
ことになる。さらに、車止め片(15)の出没動作の信頼性
が必ずしも高くなく、車止め片(15)の不突出による車椅
子の転落、車止め片(15)の不引退による乗降口(3)との
衝突等の事故発生の恐れがあるという問題点があった。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、車止め片が設けられた車用踏段
において可動踏板の車用踏段からの上昇変位を介して車
止め片が突出する車用踏段付エスカレータ装置を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係る車用踏段付エスカレータにおいては、多数
が連結されて傾斜した主枠に配置され水平姿勢を保って
循環昇降移動する通常踏段と、基体及びこの基体に係合
され車用運転時に主枠上端側に隣接した踏段の上昇変位
と共に上昇自在に構成された可動踏板からなり、通常踏
段の間に設けられて循環昇降移動する車用踏段と、一側
が基体に他側が可動踏板に係合され基体からの可動踏板
の上昇変位によって動作する伝動機構と、伝動機構に連
結され常時は引退位置に保持されて伝動機構の動作によ
り突出位置に変位する車止め片とが設けられる。
【0013】また、この発明の請求項2記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、多数が連結され
て傾斜した主枠に配置され水平姿勢を保って循環昇降移
動する通常踏段と、通常踏段の間に設けられ循環昇降移
動する第1車用踏段と、第2基体及びこの第2基体に係
合され車用運転時に第1車用踏段の上昇と共に上昇自在
に構成された第2可動踏板からなり第1車用踏段の主枠
下端側に配置されて循環昇降移動する第2車用踏段と、
第3基体、この第3基体に係合され車用運転時に第2車
用踏段の第2基体の上昇と共に上昇自在に構成された補
助可動体及び第3基体に係合されて補助可動体の上側に
配置され車用運転時に第2車用踏段の第2可動踏板の上
昇と共に上昇自在に構成された第3可動踏板からなり第
2車用踏段の主枠下端側に配置されて循環昇降移動する
第3車用踏段と、一側が第3車用踏段の補助可動体に他
側が第3車用踏段の第3可動踏板に係合され補助可動体
からの第3可動踏板の上昇変位によって動作する伝動機
構と、伝動機構に連結され常時は引退位置に保持されて
伝動機構の動作により突出位置に変位する車止め片とが
設けられる。
【0014】また、この発明の請求項3記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、多数が連結され
て傾斜した主枠に配置され水平姿勢を保って循環昇降移
動する通常踏段と、通常踏段の間に設けられ循環昇降移
動する第1車用踏段と、第2基体及びこの第2基体に係
合され車用運転時に第1車用踏段の上昇と共に上昇自在
に構成された第2可動踏板からなり第2車用踏段の主枠
下端側に配置されて循環昇降移動する第2車用踏段と、
第3基体、この第3基体に係合され車用運転時に第2車
用踏段の基体の上昇と共に上昇自在に構成された補助可
動体及び第3基体に係合されて補助可動体の上側に配置
され車用運転時に第2車用踏段の第2可動踏板の上昇と
共に上昇自在に構成された第3可動踏板からなり第2車
用踏段の主枠下端側に配置されて循環昇降移動する第3
車用踏段と、一側が第3車用踏段の第3基体に他側が第
3車用踏段の第3可動踏板に係合され第3基体からの第
3可動踏板の上昇変位によって動作する伝動機構と、第
3車用踏段の第3可動踏板に設けられ伝動機構に連結さ
れ常時は引退位置に保持されて伝動機構の動作により突
出位置に変位する車止め片とが設けられる。
【0015】また、この発明の請求項4記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置に、主枠上端側に配置された踏段部材に設けられて車
用運転時に可動踏板を上昇させる支持機構が設けられ
る。
【0016】また、この発明の請求項5記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置に、主枠に設けられた作動用レールに案内されて車用
運転時に可動踏板を上昇させる作動機構が設けられる。
【0017】また、この発明の請求項6記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置の、車止め片を動作させる伝動機構を、車用踏段に設
けられたリンク機構からなるものとしたものである。
【0018】また、この発明の請求項7記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置の、車止め片を動作させる伝動機構を、下部車用踏段
に設けられた歯車機構からなるものとしたものである。
【0019】また、この発明の請求項8記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置の、車止め片をばねにより突出方向へ付勢し、車止め
片を動作させる伝動機構を、車用踏段に設けられて常時
はばねによる車止め片の突出を阻止し、車用運転時に車
用踏段と主枠上端寄りの踏段との段差発生によって動作
して車止め片の突出阻止を解除するレバー機構からなる
ものとしたものである。
【0020】また、この発明の請求項9記載の発明に係
る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装
置に、車用踏段に設けられて車用運転時に車用踏段の可
動踏板に設けられた蹴上げ板の上縁寄りから突出する車
止め片が設けられる。
【0021】また、この発明の請求項10記載の発明に
係る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ
装置に、車用運転時の乗降口における車用踏段の停止位
置が、主枠上端寄りの乗降口では車止め片が突出した位
置に設定され、主枠下端寄りの乗降口では車止め片が引
退した位置に設定される。
【0022】また、この発明の請求項11記載の発明に
係る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ
装置に、主枠に設けられ主枠の乗降口よりも主枠端部寄
りに配置されて可動踏板を上昇させる機構を動作させる
仕掛装置が設けられる。
【0023】また、この発明の請求項12記載の発明に
係る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ
装置に、踏段に設けられて車用運転時に可動踏板を上昇
させる機構の動作を確認する動作確認作動片と、主枠に
設けられて非作動の動作確認作動片に係合して動作し、
非作動の動作確認作動片に対応した車用踏段の異常発生
以前に車用運転を停止させる位置に配置された確認スイ
ッチとが設けられる。
【0024】また、この発明の請求項13記載の発明に
係る車用踏段付エスカレータにおいては、請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレータ
装置に、車用踏段に設けられて車用運転時に車止め片を
突出させる機構の動作を確認する動作確認作動片と、主
枠に設けられて非作動の動作確認作動片に係合して動作
し、非作動の車止め片が主枠の乗降口に衝突する前に車
用運転を停止させる位置に配置された車止め片確認スイ
ッチとが設けられる。
【0025】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明では、車用運転時に車用踏段に設けられた伝動
機構の動作を介して、車用踏段の基体から可動踏板が上
昇変位することによって車止め片が突出し、車用踏段の
基体に可動踏板が下降変位することによって車止め片が
引退する。
【0026】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項2記載の発明では、車用運転時に第1車用踏段、
第2車用踏段の第2可動踏板及び第3車用踏段の第3可
動踏板が同平面に配置され、第3車用踏段の第3可動踏
板が第3車用踏段の補助可動体に対して上昇する。この
第3車用踏段の第3可動踏板の上昇変位により伝動機構
の動作を介して車止め片が突出し、また、第3車用踏段
の第3可動踏板が補助可動体に対して下降変位すること
によって車止め片が引退する。
【0027】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項3記載の発明では、車用運転時に第1車用踏段、
第2車用踏段の第2可動踏板及び第3車用踏段の第3可
動踏板が同平面に配置され、第3車用踏段の第3可動踏
板が第3車用踏段の第3基体に対して上昇する。この第
3車用踏段の第3可動踏板の上昇変位により伝動機構の
動作を介して車止め片が突出し、また、第3車用踏段の
第3可動踏板が第3基体に対して下降変位することによ
って車止め片が引退する。
【0028】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項4記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車用運転時に可動踏板が主枠上端側に配置された踏段部
材に設けられた支持機構に支持されることにより上昇す
る。
【0029】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項5記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車用運転時に可動踏板が主枠に設けられた作動用レール
に案内される作動機構に押し上げられることにより上昇
する。
【0030】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項6記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車止め片を動作させる伝動機構が車用踏段に設けられた
リンク機構により構成されて、このリンク機構により車
止め片が動作する。
【0031】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項7記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車止め片を動作させる伝動機構が車用踏段に設けられた
歯車機構により構成されて、この歯車機構により車止め
片が動作する。
【0032】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項8記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車止め片をばねにより突出方向へ付勢し、車止め片を動
作させる伝動機構がレバー機構によって構成されて、常
時はばねによる車止め片の突出が阻止され、車用運転時
に車用踏段と主枠上端寄りの踏段との段差発生によって
動作し、車止め片の突出阻止が解除されて車止め片が突
出する。
【0033】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項9記載の発明では、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、
車用運転時に車用踏段の可動踏板と主枠の下端寄り踏段
との間の段差発生後に、車用踏段における可動踏板の蹴
上げ板の上縁寄りから車止め片が突出する。
【0034】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項10記載の発明では、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置におい
て、車用運転時には、主枠上端寄りの乗降口では車止め
片が突出した位置に車用踏段が停止し、主枠下端寄りの
乗降口では車止め片が引退した位置に車用踏段が停止す
る。
【0035】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項11記載の発明では、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置におい
て、主枠に設けられ主枠の乗降口よりも主枠端部寄りに
配置された仕掛装置によって、可動踏板を上昇させる機
構が動作する。
【0036】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項12記載の発明では、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置におい
て、踏段に設けられて車用運転時に可動踏板を上昇させ
る機構の動作を確認する動作確認作動片により、主枠に
設けられた確認スイッチが非作動の動作確認作動片に係
合して動作し、非作動の動作確認作動片に対応した車用
踏段の異常発生以前に車用運転を停止させる。
【0037】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項13記載の発明では、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置におい
て、車用踏段に設けられて車用運転時に車止め片を突出
させる機構の動作を確認する動作確認作動片により、主
枠に設けられた車止め片確認スイッチが非作動の動作確
認作動片に係合して動作し、非作動の車止め片が主枠の
乗降口に衝突する前に車用運転を停止させる。
【0038】
【実施例】
実施例1.図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図で、前述の図14の要部を拡大して示す相当図、図2
は図1の踏段の昇降移動状態を示す図であり、図1及び
図2の他は図14と同様に構成されている。図におい
て、(5)は通常踏段(4)の相互間に配置された第1車用踏
段で、引退可能に構成された第1支持機構(6)が装備さ
れている。
【0039】(12)は通常踏段(4)の相互間に配置されて
第1車用踏段(5)の主枠(1)下端側に設けられた第3車用
踏段で、第3基体、第3基体(13)に昇降可能に係合され
て第1車用踏段(5)の突出した第1支持機構(6)に支持さ
れる第3可動踏板(14)、第3基体(13)に設けられた蹴上
げ板(18)、第3可動踏板(14)に設けられた蹴上げ板(19)
及び第1車用踏段(5)の第1支持機構(6)が嵌合される支
持部(20)が装備されている。
【0040】(21)は伝動機構で、中間が第3可動踏板(1
4)に枢着されたへ字状のリンク(22)及びリンク(22)の一
端に枢着されて第3基体(13)の水平溝(23)に案内される
転子(24)によって構成されている。(25)は伝動機構(21)
のリンク(22)の反転子(24)側に下端が枢着されて第3可
動踏板(14)の主枠(1)下端寄りの縁部に配置された車止
め片で、常時は引退位置に保持されて伝動機構(21)の動
作により突出位置に変位する。
【0041】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、通常時は第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)は引退位置に、第3車用踏段(12)の第3可
動踏板(14)は下降位置に、また車止め片(25)も図1に示
すように引退位置にそれぞれ保持される。この状態で通
常踏段(4)、第1車用踏段(5)及び第3車用踏段(12)がそ
れぞれ水平姿勢を保って主枠(1)内を循環昇降移動す
る。
【0042】また、車椅子使用者等の車類を搬送する車
用運転時には、図示が省略してあるが主枠(1)端部の乗
降口(3)において主枠(1)に設けられた仕掛け装置(17)と
第1車用踏段(5)との相対移動によって、仕掛け装置(1
7)を介して作動機構(7)に動力が伝達される。これによ
って、作動機構(7)により第1支持機構(6)が突出して第
3可動踏板(14)を支持する。そして、この状態で例えば
車椅子使用者の車椅子が第1車用踏段(5)及び第3車用
踏段(12)の第3可動踏板(14)の上に載置されて、車用踏
段付エスカレータが車用運転される。
【0043】今、車用踏段付エスカレータが上昇運転さ
れるとすると、通常踏段(4)、第1車用踏段(5)及び第3
車用踏段(12)が上昇方向に移動する。そして、主枠(1)
端部の水平移動部では通常踏段(4)、第1車用踏段(5)及
び第3車用踏段(12)がそのまま水平移動する。次いで、
第1車用踏段(5)が上昇移動、すなわち斜行移動に移る
と第1支持機構(6)に支持された第3車用踏段(12)の第
3可動踏板(14)が第1車用踏段(5)の上面と共に上昇す
る。また、第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)が第3
基体(13)から上昇変位することによって、伝動機構(21)
のリンク(22)が図1に示す状態から図1において時計方
向に回動する。
【0044】この伝動機構(21)の動作により、車止め片
(25)が図2に示すように上昇して可動踏板(14)面から突
出する。このようにして、第1車用踏段(5)及び第3車
用踏段(12)の第3可動踏板(14)によって形成された一つ
の平面に車椅子が搭載されると共に、突出した車止め片
(25)によって搭載された車椅子の搭載面からの移動が阻
止される。このような状態によって、車椅子が主枠(1)
の他端の乗降口(3)へ搬送される。
【0045】この構成において、図14に示す車止め片
(25)を動作させるための主枠(1)に設けられた仕掛け装
置(17)及びこの仕掛け装置(17)を介して動作する作動機
構(16)が不要になる。これによって、装置構成が簡素に
なり製作費を節減することができる。また、伝動機構(2
1)を介して車止め片(25)が突出するので、仕掛け装置(1
7)等の作動不全に起因する車止め片(25)の不突出による
車椅子の転落、車止め片(25)の不引退による乗降口(3)
との衝突等の事故発生を未然に防ぐことができる。
【0046】実施例2.図3〜図5は、この発明の他の
実施例を示す図で、図3は前述の図2相当図、図4は図
3における踏段が主枠の乗降口に配置された状態を示す
図、図5は図4における踏段の傾斜移動の初期状態を示
す図であり、図3〜図5の他は図14と同様に構成され
ている。図において、(5)は通常踏段(4)の相互間に配置
された第1車用踏段で、引退可能に構成された第1支持
機構(6)が装備されている。(26)は通常踏段(4)の相互間
に配置されて第1車用踏段(5)の主枠(1)下端側に設けら
れた第2車用踏段で、第2基体(27)、第2基体(27)に昇
降可能に係合されて第1車用踏段(5)の突出した第1支
持機構(6)に支持される第2可動踏板(28)、第2基体(2
7)に設けられた蹴上げ板(29)及び第2基体(27)に設けら
れて引退可能に構成された第3支持機構(30)が設けられ
ている。
【0047】また、第2可動踏板(28)には第1車用踏段
(5)の第1支持機構(6)が嵌合される支持部(31)及び引退
可能に構成された第2支持機構(32)が装備されている。
(12)は通常踏段(4)の相互間に配置されて第2車用踏段
(26)の主枠(1)下端側に設けられた第3車用踏段で、第
3基体(13)、第3基体(13)に昇降可能に係合されて第2
車用踏段(26)の第2可動踏板(28)の突出した第2支持機
構(32)に支持される第3可動踏板(14)、第3基体(13)に
設けられた蹴上げ板(18)、第3可動踏板(14)に設けられ
た蹴上げ板(19)及び第2可動踏板(28)の第2支持機構(3
2)が嵌合される支持部(20)が装備されている。
【0048】(33)は第3基体(13)に昇降可能に係合され
て第3可動踏板(14)の下側に配置され、第2車用踏段(2
6)の突出した第3支持機構(30)に支持される補助可動体
で、中間蹴上げ板(34)及び第2車用踏段(26)の第3支持
機構(30)が嵌合される支持部(35)が装備されている。(2
1)は伝動機構で、中間が第3可動踏板(14)に枢着された
へ字状のリンク(22)及びリンク(22)の一端に枢着されて
補助可動体(33)の水平溝(23)に案内される転子(24)によ
って構成されている。(25)は伝動機構(21)のリンク(22)
の反転子(24)側に下端が枢着されて第3可動踏板(14)の
主枠(1)下端寄りの縁部に配置された車止め片であり、
常時は引退位置に保持されて伝動機構(21)の動作により
突出位置に変位する。
【0049】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、通常時は第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)は引退位置に、第2車用踏段(26)の第2可
動踏板(28)は下降位置に、第2車用踏段(26)の第3支持
機構(30)及び第2支持機構(32)はそれぞれ引退位置に、
第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)及び補助可動体(3
3)はそれぞれ下降位置に、また車止め片(25)も図4に示
すように引退位置にそれぞれ保持される。この状態で通
常踏段(4)、第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)及び第
3車用踏段(12)がそれぞれ水平姿勢を保って主枠(1)内
を循環昇降移動する。
【0050】また、車椅子使用者等の車類を搬送する車
用運転時には、主枠(1)端部の乗降口(3)において図示が
省略してあるが主枠(1)に設けられた仕掛け装置(17)と
第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)及び第3車用踏段
(12)との相対移動によって、仕掛け装置(17)を介して作
動機構(7)に動力が伝達される。これによって、作動機
構(7)により第1支持機構(6)、第3支持機構(30)及び第
2支持機構(32)が突出し、第2可動踏板(28)が第1支持
機構(6)に、第3可動踏板(14)が第2支持機構(32)に、
補助可動体(33)が第3支持機構(30)にそれぞれ支持され
る。そして、この状態で例えば車椅子使用者の車椅子が
第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)及び第3車用踏段
(12)の上面に載置されて、車用踏段付エスカレータが車
用運転される。
【0051】今、車用踏段付エスカレータが上昇運転さ
れるとすると、通常踏段(4)、第1車用踏段(5)、第2車
用踏段(26)及び第3車用踏段(12)が上昇方向に移動す
る。そして主枠(1)端部の水平移動部では図4に示すよ
うに通常踏段(4)、第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)
及び第3車用踏段(12)がそのまま水平移動する。次い
で、第1車用踏段(5)が上昇移動、すなわち図5に示す
ように斜行移動に移ると第1支持機構(6)に支持された
第2車用踏段(26)の第2可動踏板(28)及び第2可動踏板
(28)の第2支持機構(32)に支持された第3可動踏板(14)
が第1車用踏段(5)の上面と共に上昇する。また、第2
車用踏段(26)が斜行移動に移ることよって第3支持機構
(30)に支持された補助可動体(33)が第3基体(13)から上
昇して中間蹴上げ板(34)が第3基体(13)の蹴上げ板(18)
と第3可動踏板(14)の蹴上げ板(19)の間に配置される。
【0052】そして、第3車用踏段(12)の第3可動踏板
(14)が補助可動体(33)から上昇変位することによって、
伝動機構(21)のリンク(22)が前述の図1に示す状態から
図1において時計方向に回動する。この伝動機構(21)の
動作により、車止め片(25)が上昇して第3可動踏板(14)
面から突出する。このようにして、図3に示す状態とな
り第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)の第2可動踏板
(28)及び第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)によって
形成された一つの平面に車椅子が搭載されると共に、突
出した車止め片(25)によって搭載された車椅子の搭載面
からの移動が阻止される。このようにして、車椅子が主
枠(1)の他端の乗降口(3)へ搬送される。
【0053】これによって、図14に示す車止め片(24)
を動作させるための主枠(1)に設けられた仕掛け装置(1
7)及びこの仕掛け装置(17)を介して動作する作動機構(1
6)が不要になる。したがって、装置構成が簡素になり製
作費を節減することができる。また、伝動機構(21)を介
して車止め片(24)が突出するので、仕掛け装置(17)等の
作動不全に起因する車止め片(24)の不突出による車椅子
の転落、車止め片(24)の不引退による乗降口(3)との衝
突等の事故発生を未然に防ぐことができる。
【0054】また、図3〜図5の実施例において、第1
車用踏段(5)のみの上昇移動によって第1支持機構(6)及
び第2支持機構(32)を介して第3車用踏段(12)の第3可
動踏板(14)が補助可動体(33)から上昇変位する。これに
より、伝動機構(21)のリンク(22)が回動して車止め片(2
5)が突出する機構が構成されているので、車用運転時に
第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)及び第3車用踏段
(12)が水平移動し、第1車用踏段(5)のみの斜行移動移
行の初期において車止め片(25)が突出動作する。したが
って車用運転開始の早期に車椅子等の転落防止作用が得
られ安全性を向上することができる。
【0055】なお、第1車用踏段(5)と第3車用踏段(1
2)の補助可動体(33)との間に上下方向位置に差異がある
状態では、伝動機構(21)のリンク(22)が回動して車止め
片(25)が突出する機構が構成されている。このため、車
用運転時に第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)及び第
3車用踏段(12)が主枠(1)の上端部の乗降口(図示しな
い)に接近し、第3車用踏段(12)が傾斜移動中であって
第1車用踏段(5)に対して第3車用踏段(12)の補助可動
体(33)が下降位置にある状態では車止め片(25)が突出位
置に保持される。したがって、車用運転終了の直前まで
車椅子等の転落防止作用が得られ安全性を向上すること
ができる。
【0056】要するに、車用運転時に第1車用踏段(5)
の第1支持機構(6)により第2車用踏段(26)の第2可動
踏板(28)を介して第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)
が支持される。そして、第1車用踏段(5)に対して第3
車用踏段(12)の補助可動体(33)の位置に段差があるとき
には車止め片(25)が突出位置に配置される。したがっ
て、車用運転の方向が上昇、下降のいずれであっても、
車用運転開始の早期から車用運転終了の直前まで車止め
片(25)が突出位置に配置されるので、車用運転行程の大
部分において車椅子等の転落防止作用が得られ安全性を
向上することができる。
【0057】実施例3.図6及び図7も、この発明の他
の実施例を示す図で、図6は前述の図3相当図、図7は
図6における踏段の下降方向傾斜移動の初期状態を示す
図であり、図6及び図7の他は図3〜図5と同様に構成
されている。図において、図3〜図5と同符号は相当部
分を示し、(36)は複数のリンクが相互に枢着されてX字
状に配置されてなる副伝動機構で、下端が第3車用踏段
(12)の第3基体(13)に係合され、上端は第3車用踏段(1
2)の第3可動踏板(14)に係合されている。
【0058】(21)は伝動機構で、副伝動機構(36)のリン
クの一つからなり中間が第3可動踏板(14)に枢着された
へ字状のリンク(22)によって構成されている。(25)は伝
動機構(21)のリンク(22)の反転子(24)側に下端が枢着さ
れて第3可動踏板(14)の主枠(1)下端寄りの縁部に配置
された車止め片で、常時は引退位置に保持されて伝動機
構(21)の動作により突出位置に変位する。
【0059】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、車椅子使用者等の車類を搬送する
車用運転時には、主枠(1)端部の乗降口(3)において図示
が省略してあるが主枠(1)に設けられた仕掛け装置(17)
と第1車用踏段(5)等との相対移動によって、仕掛け装
置(17)を介して作動機構(7)に動力が伝達される。これ
によって、作動機構(7)により第1支持機構(6)、第3支
持機構(30)及び第2支持機構(32)が突出し、第2可動踏
板(28)が第1支持機構(6)に、第3可動踏板(14)が第2
支持機構(32)に、補助可動体(33)が第3支持機構(30)に
それぞれ支持される。そして、第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)により第2車用踏段(26)の第2可動踏板(2
8)を介して第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)が支持
されて、第1車用踏段(5)に対して第3車用踏段(12)の
第3基体(13)の位置に段差があるときには、図7に示す
ように伝動機構(21)を介して車止め片(25)が突出位置に
配置される。
【0060】このため、車用運転の方向が上昇、下降の
いずれであっても、車用運転開始の早期から車用運転終
了の直前まで車止め片(25)が突出位置に配置され、特に
主枠(1)の上部乗降口(3)において第1車用踏段(5)に対
して第3車用踏段(12)の第3基体(13)に段差のある状態
では車止め片(25)が突出する。このため、車用運転行程
の大部分において車椅子等の転落を防止する作用が得ら
れ、特に下降の車用運転時の上部乗降口(3)において安
全性を向上することができる。したがって、詳細な説明
を省略するが図6及び図7の実施例においても図3〜図
5の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0061】実施例4.図8も、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図3相当図であり、図8の他は図3
〜図5と同様に構成されている。図において、図3〜図
5と同符号は相当部分を示し、(36)は複数のリンクが相
互に枢着されてX字状に配置されてなる副伝動機構で、
下端が車用踏段(12)の基体(13)に係合され、上端は車用
踏段(12)の可動踏板(14)に係合されている。
【0062】(21)は伝動機構で、中間が可動踏板(14)に
枢着されたへ字状のリンク(22)及びリンク(22)の一端に
枢着されて車用踏段(12)の基体(13)の水平溝(23)に案内
される転子(24)によって構成されている。(25)は伝動機
構(21)のリンク(22)の反転子(24)側に下端が枢着されて
可動踏板(14)の主枠(1)下端寄りの縁部に配置された車
止め片で、常時は引退位置に保持されて伝動機構(21)の
動作により突出位置に変位する。
【0063】(37)は循環路(2)の往路(2a)に沿って主枠
(1)に設けられた作動用レールで、横断面溝形をなし溝
の開口部が水平方向に配置されている。(38)は車用踏段
(12)の基体(13)に設けられた作動機構で、基体(13)に固
定された案内筒体(39)に摺動可能に嵌合され上端が副伝
動機構(36)のリンクに係合された作動体(40)、一端が案
内筒体(39)にピン(41)により連結され他端は副伝動機構
(36)のリンクに連結されてリンクを倒伏方向に付勢する
引きばね(42)及び図示が省略してあるが要時に作動用レ
ール(37)の溝内方向に移動する移動機構を介して腕体(4
0)の下端に装着された作動用転子(43)により構成されて
いる。
【0064】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、通常時は作動用転子(43)が移動機
構により作動用レール(37)から離れた位置に配置され、
また、副伝動機構(36)のリンクは引きばね(42)により基
体(13)に対して倒伏位置に保持される。そして、車用踏
段(12)の可動踏板(14)は下降位置に、また車止め片(25)
も引退位置に保持される。この状態で通常踏段(4)、車
用踏段(12)がそれぞれ水平姿勢を保って主枠(1)内を循
環昇降移動する。
【0065】また、車椅子使用者等の車類を搬送する車
用運転時には、主枠(1)端部の乗降口(3)において移動機
構を介して作動用転子(43)が作動用レール(37)の溝に嵌
合した位置に変位する。そして、この状態で例えば車椅
子使用者の車椅子が車用踏段(12)及び車用踏段(12)の主
枠(1)上端寄りの隣接した通常踏段(4)の上面に載置さ
れ、今、上方へ車用踏段付エスカレータが運転されると
する。この場合には、通常踏段(4)及び車用踏段(12)の
移動によって作動用転子(43)が作動用レール(37)に係合
しているので腕体(40)が上昇して引きばね(42)の付勢力
に抗して副伝動機構(36)のリンクを押し上げて車用踏段
(12)の可動踏板(14)を図8に示すように基体(13)に対し
て上昇させる。
【0066】これによって、車用踏段(12)及び車用踏段
(12)の主枠(1)上端寄りの隣接した通常踏段(4)の上面に
形成された一つの平面に車椅子が搭載されて搬送され
る。また、車用踏段(12)の可動踏板(14)が基体(13)から
上昇することによって、伝動機構(21)のリンク(22)が回
動し車止め片(25)が上昇して可動踏板(14)面から突出す
る。そして、突出した車止め片(25)によって搭載された
車椅子が搭載面から移動することが阻止される。このよ
うにして、車椅子が主枠(1)の他端の乗降口(3)へ搬送さ
れる。
【0067】このように、主枠(1)に設けられた仕掛け
装置(17)及びこの仕掛け装置(17)を介して動作する作動
機構(16)を要することなく、車用踏段(12)の可動踏板(1
4)が基体(13)から上昇することによって、伝動機構(21)
のリンク(22)が回動し車止め片(25)が上昇して可動踏板
(14)面から突出する。したがって、詳細な説明を省略す
るが図8の実施例においても図1及び図2の実施例と同
様な作用が得られることは明白である。
【0068】実施例5.図9も、この発明の他の実施例
を示す図で、前述の図3相当図であり、図9の他は図3
〜図5と同様に構成されている。図において、図3〜図
5と同符号は相当部分を示し、(21)は伝動機構で、第3
車用踏段(12)の第3基体(13)蹴上げ板(18)寄りに設けら
れて第3可動踏板(14)の上昇経路に沿って湾曲したラッ
ク(44)、第3基体(13)の部材にラック(44)に対応して湾
曲して設けられた溝穴(45)、及びラック(44)に一側が噛
み合い溝穴(45)に軸が昇降可能に嵌合されて案内される
ピニオン(46)によって構成されている。
【0069】(25)は伝動機構(21)のピニオン(46)の他側
に噛み合うラック(47)が設けられて第3可動踏板(14)の
主枠(1)下端寄りの縁部に配置された車止め片で、常時
は引退位置に保持されて第3可動踏板(14)の第3基体(1
3)に対する上昇により伝動機構(21)の動作を介して突出
位置に変位する。
【0070】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、通常時は第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)が引退位置に保持され、第3車用踏段(12)
の第3可動踏板(14)が下降位置に保持されて、また車止
め片(25)も引退位置に保持される。この状態で通常踏段
(4)、第1車用踏段(5)及び第3車用踏段(12)がそれぞれ
水平姿勢を保って主枠(1)内を循環昇降移動する。ま
た、車椅子使用者等の車類を搬送する車用運転時には、
第1車用踏段(5)の第1支持機構(6)が突出して第3車用
踏段(12)の第3可動踏板(14)を支持する。そして、通常
踏段(4)、第1車用踏段(5)及び第3車用踏段(12)の移動
により第1車用踏段(5)の第1支持機構(6)により支持さ
れた第3可動踏板(14)が第3基体(13)に対して上下方向
に相対変位する。
【0071】これにより、第1車用踏段(5)及び上昇し
た第3可動踏板(14)により一つの平面が構成されて車椅
子使用者の車椅子が搬送され、また、第3可動踏板(14)
が第3基体(13)に対して上下方向に相対変位することに
より作動機構(21)の動作によって車止め片(25)が上昇し
て第3可動踏板(14)面から突出する。したがって、詳細
な説明を省略するが図9の実施例においても図1及び図
2の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0072】実施例6.図10も、この発明の他の実施
例を示す図で、前述の図3相当図であり、図10の他は
図3〜図5と同様に構成されている。図において、図3
〜図5と同符号は相当部分を示し、(21)は伝動機構で、
中間が第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)に枢着され
たレバー(221)及びレバー(221)の下端に枢着されて第3
車用踏段(12)の第3基体(13)の水平溝(23)に案内される
転子(24)によって構成されている。
【0073】(25)は第3可動踏板(14)の主枠(1)下端寄
りの縁部に配置された車止め片で、上下方向に摺動可能
に装備され押しばね(48)によって上昇方向へ付勢され、
側面にレバー(221)の上端に押圧される突子(49)が設け
られている。
【0074】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、通常時は第1車用踏段(5)の第1
支持機構(6)が引退位置に保持され、第3車用踏段(12)
の第3可動踏板(14)が下降位置に保持されて、また車止
め片(25)も突子(49)がレバー(221)に押圧されて引退位
置に保持される。この状態で通常踏段(4)、第1車用踏
段(5)及び第3車用踏段(12)がそれぞれ水平姿勢を保っ
て主枠(1)内を循環昇降移動する。また、車椅子使用者
等の車類を搬送する車用運転時には、第1車用踏段(5)
の第1支持機構(6)が突出して第3車用踏段(12)の第3
可動踏板(14)を支持する。そして、通常踏段(4)、第1
車用踏段(5)及び第3車用踏段(12)の移動により第1車
用踏段(5)の第1支持機構(6)により支持された第3可動
踏板(14)が第3基体(13)に対して上下方向に相対変位す
る。
【0075】これにより、第1車用踏段(5)及び上昇し
た第3可動踏板(14)により一つの平面が構成されて車椅
子使用者の車椅子が搬送され、また、第3可動踏板(14)
が第3基体(13)に対して上下方向に相対変位することに
より作動機構(21)が動作してレバー(221)が回動して突
子(49)の押圧が解除される。そして、押しばね(48)の押
圧力によって車止め片(25)が上昇して第3可動踏板(14)
面から突出する。したがって、詳細な説明を省略するが
図10の実施例においても図1及び図2の実施例と同様
な作用が得られることは明白である。
【0076】また、図10の実施例において第3車用踏
段(12)の第3基体(13)に対して第3可動踏板(14)が上下
方向に相対変位することにより、作動機構(21)のレバー
(221)による突子(49)の押圧が早期に解除されて車止め
片(25)が直ちに上昇して可動踏板(14)面から突出する。
これにより、車用運転行程の大部分において車椅子等の
転落防止作用が得られ安全性を向上することができる。
なお、車止め片(25)が第3可動踏板(14)の上面から必要
以上に突出しないようにすることも容易に可能である。
【0077】実施例7.図11も、この発明の他の実施
例を示す図で、前述の図3相当図であり、図11の他は
図3〜図5と同様に構成されている。図において、図3
〜図5と同符号は相当部分を示し、(25)は伝動機構(21)
のリンク(22)の反転子(24)側に下端が枢着されて第3可
動踏板(14)の蹴上げ板(19)の上縁寄りから突出するよう
に構成された車止め片で、常時は引退位置に保持されて
伝動機構(21)の動作により突出位置に変位する。
【0078】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、車椅子使用者等の車類を搬送する
車用運転時には、図示が省略してあるが作動機構(7)に
より第1支持機構(6)、第3支持機構(30)及び第2支持
機構(32)が突出し、第2可動踏板(28)が第1支持機構
(6)に、第3可動踏板(14)が第2支持機構(32)に、補助
可動体(33)が第3支持機構(30)にそれぞれ支持される。
そして、第1車用踏段(5)の第1支持機構(6)により第2
車用踏段(26)の第2可動踏板(28)を介して第3車用踏段
(12)の第3可動踏板(14)が支持されて、第1車用踏段
(5)に対して第3車用踏段(12)の補助可動体(33)の位置
に段差があるとき、すなわち、第3車用踏段(12)の第3
可動踏板(14)と主枠(1)下端側の通常踏段(4)との間に図
11に示す段差yがあるときには、図11に示すように
車止め片(25)が突出位置に配置される。
【0079】このため、車用運転の方向が上昇、下降の
いずれであっても、車用運転開始の早期から車用運転終
了の直前まで車止め片(25)が突出位置に配置されるの
で、車用運転行程の大部分において車椅子等の転落を防
止する作用が得られる。したがって、詳細な説明を省略
するが図11の実施例においても図3〜図5の実施例と
同様な作用が得られることは明白である。
【0080】また、図11の実施例において、車止め片
(25)が第3可動踏板(14)の蹴上げ板(19)の上縁寄りから
突出するので、第1車用踏段(5)、第2車用踏段(26)の
第2可動踏板(28)及び第3車用踏段(12)の第3可動踏板
(14)からなる図11に示す車のための広い搭載スペース
xが得られて、搬送する車類の大型化に対応することが
できる。また、第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)と
主枠(1)下端側の通常踏段(4)との間に図11に示す段差
y発生後に車止め片(25)が突出が突出するので、車止め
片(25)が主枠(1)下端側の通常踏段(4)に当たることがな
い。
【0081】実施例8.図4又は図7に示す構成の車用
踏段付エスカレータ装置において、車用運転時に主枠
(1)端部の乗降口(3)で、作動機構(7)により第1支持機
構(6)、第3支持機構(30)及び第2支持機構(32)が突出
し、第2可動踏板(28)が第1支持機構(6)に、第3可動
踏板(14)が第2支持機構(32)に、補助可動体(33)が第3
支持機構(30)にそれぞれ支持される動作は、車用踏段付
エスカレータ装置の運転中に行うことが可能である。し
かし、車類の乗降の際の安全確保のために主枠(1)端部
の乗降口(3)での車類の乗り降り時には車用踏段付エス
カレータ装置をいったん停止させることが望ましい。
【0082】また、乗降のために車用踏段付エスカレー
タ装置をいったん停止させる場合は、主枠(1)下端の乗
降口(3)での乗降においては車止め片(25)が突出してい
ると車類の移動ができないので、図4に示す状態で停止
させることが必要である。また、主枠(1)上端の乗降口
(3)での乗降においては車止め片(25)が突出していない
と車類を移動するときに車類が下方へ転落する恐れがあ
るので、図7に示す状態で停止させることが必要であ
る。
【0083】実施例9.図12も、この発明の他の実施
例を示す図で、前述の図4相当図であり、図12の他は
図3〜図5と同様に構成されている。図において、図3
〜図5と同符号は相当部分を示し、(17)は主枠(1)に設
けられて乗降口(3)よりも主枠(1)下端寄りに配置された
仕掛装置、(50)は第1車用踏段(5)に設けられた第1支
持機構(6)の動作確認作動片、(51)は第2車用踏段(26)
に設けられた第3支持機構(30)、第2支持機構(32)の動
作確認作動片、(52)は第3車用踏段(12)に設けられた第
3可動踏板(14)等の可動部材の動作確認作動片である。
【0084】(53)は乗降口(3)よりも主枠(1)中間寄りに
設けられて動作確認作動片(50),(51),(52)に押圧され
て動作する中間寄り確認スイッチ、(54)は乗降口(3)よ
りも主枠(1)端部寄りに設けられて動作確認作動片(5
0),(51),(52)に押圧されて動作する端部寄り確認スイ
ッチである。
【0085】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、車椅子使用者等の車類を搬送する
車用運転時には、作動機構(7)により第1支持機構(6)、
第3支持機構(30)及び第2支持機構(32)が突出し、第2
可動踏板(28)が第1支持機構(6)に、第3可動踏板(14)
が第2支持機構(32)に、補助可動体(33)が第3支持機構
(30)にそれぞれ支持される。そして、第1車用踏段(5)
の第1支持機構(6)により第2車用踏段(26)の第2可動
踏板(28)を介して第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)
が支持されて、第1車用踏段(5)に対して第3車用踏段
(12)の補助可動体(33)の位置に段差があるとき車止め片
(25)が突出位置に配置される。
【0086】このため、車用運転の方向が上昇、下降の
いずれであっても、車用運転開始の早期から車用運転終
了の直前まで車止め片(25)が突出位置に配置されるの
で、車用運転行程の大部分において車椅子等の転落を防
止する作用が得られる。したがって、詳細な説明を省略
するが図12の実施例においても図3〜図5の実施例と
同様な作用が得られることは明白である。
【0087】また、車止め片(25)は第1車用踏段(5)に
対する第3車用踏段(12)の補助可動体(33)の位置の段差
発生によって突出し、段差解消によって引退する。この
ため図12の実施例において、乗降口(3)よりも主枠(1)
下端寄りに配置された仕掛装置(17)を介して作動機構
(7)により第1支持機構(6)、第3支持機構(30)及び第2
支持機構(32)を乗降口(3)よりも主枠(1)下端寄り位置に
おいて突出動作させることが可能となる。また、車止め
片(25)の引退のための第3車用踏段(12)等の移動距離が
不要であるので乗降口(3)における水平移動踏段数を3
とすることができ、主枠(1)の全長が徒に長くなること
を防ぐことができ、製造費を節減することができる。
【0088】また、下降の車用運転が制動された場合
に、下降する第3車用踏段(12)が反転部(2b)の循環路
(2)曲線に進入する前に停止する図12に示す停止距離
z1よりも手前に端部寄り確認スイッチ(54)が設けられ
ている。これにより、第1支持機構(6)、第3支持機構
(30)及び第2支持機構(32)の少なくとも1つが引退しな
い状態で下降運転されたときには対応した動作確認作動
片(50),(51),(52)により端部寄り確認スイッチ(54)が
動作する。そして、端部寄り確認スイッチ(54)の動作に
より車用踏段付エスカレータ装置が異常停止されるの
で、不引退の支持機構等の破損を防ぐことができる。ま
た、図12の端部寄り確認スイッチ(54)相当のものを主
枠(1)上端側に容易に設置することができて、上昇の車
用運転時に主枠(1)上端側において主枠(1)下端側と同様
な、不引退の支持機構等の破損防止作用を得ることがで
きる。
【0089】また、上昇の車用運転が制動された場合に
上昇する第1車用踏段(5)が往路(2a)の循環路(2)水平線
から曲線に進入する前に停止する図12に示す停止距離
z2よりも手前に中間寄り確認スイッチ(53)が設けられ
ている。これにより、第1支持機構(6)、第3支持機構
(30)及び第3支持機構(32)の少なくとも1つが突出しな
い状態で上昇運転されたときには、対応した動作確認作
動片(50),(51),(52)により中間寄り確認スイッチ(53)
が動作する。そして、中間寄り確認スイッチ(53)の動作
により車用踏段付エスカレータ装置が異常停止されるの
で、不突出の支持機構のために第1車用踏段(5)、第2
車用踏段(26)の第2可動踏板(28)及び第3車用踏段(12)
の第3可動踏板(14)の不突出の支持機構に対応した踏板
等の相互間に段差が生じることによって生じる搭載され
た車椅子等の傾斜等の不具合を防ぐことができる。
【0090】また、図12の中間寄り確認スイッチ(54)
相当のものを主枠(1)上端側に容易に設置することがで
きて、主枠(1)上端側において下降の車用運転時に主枠
(1)下端側と同様な、搭載された車椅子等の傾斜等の発
生防止作用を得ることができる。
【0091】実施例10.図13も、この発明の他の実
施例を示す図で、前述の図4相当図であり、図13の他
は図3〜図5と同様に構成されている。図において、図
3〜図5と同符号は相当部分を示し、(55)は第3車用踏
段(12)に設けられて車止め片(25)が引退したとのに上昇
する動作確認作動片、(56)は乗降口(3)よりも主枠(1)中
間寄りに設けられて下降した動作確認作動片(55)に押圧
されて動作する車止め片確認スイッチである。
【0092】上記のように構成された車用踏段付エスカ
レータ装置において、車椅子使用者等の車類を搬送する
車用運転時には、作動機構(7)により第1支持機構(6)、
第3支持機構(30)及び第2支持機構(32)が突出し、第2
可動踏板(28)が第1支持機構(6)に、第3可動踏板(14)
が第2支持機構(32)に、補助可動体(33)が第3支持機構
(30)にそれぞれ支持される。そして、第1車用踏段(5)
の第1支持機構(6)により第2車用踏段(26)の第2可動
踏板(28)を介して第3車用踏段(12)の第3可動踏板(14)
が支持されて、第1車用踏段(5)に対して第3車用踏段
(12)の補助可動体(33)の位置に段差があるとき車止め片
(25)が突出位置に配置される。
【0093】このため、車用運転の方向が上昇、下降の
いずれであっても、車用運転開始の早期から車用運転終
了の直前まで車止め片(25)が突出位置に配置されるの
で、車用運転行程の大部分において車椅子等の転落を防
止する作用が得られる。したがって、詳細な説明を省略
するが図12の実施例においても図3〜図5の実施例と
同様な作用が得られることは明白である。
【0094】また、図13の実施例において、下降の車
用運転が制動された場合に、下降する第3車用踏段(12)
が乗降口(3)到達する前に停止する図13に示す停止距
離z3よりも手前に車止め片確認スイッチ(56)が設けら
れている。これにより、車止め片(25)が引退しない状態
で下降運転されたときには、下降した動作確認作動片(5
5)に押圧されて車止め片確認スイッチ(56)が動作する。
そして、車止め片確認スイッチ(56)の動作により車用踏
段付エスカレータ装置が異常停止されるので、不引退の
車止め片(25)の破損を防ぐことができる。また、図13
の車止め片確認スイッチ(56)相当のものを主枠(1)上端
側に容易に設置することができて、上昇の車用運転時に
主枠(1)上端側において主枠(1)下端側と同様な、不引退
の車止め片(25)の破損防止作用を得ることができる。
【0095】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、車用運転時に車用踏段に設けられた伝動
機構の動作を介して、車用踏段の基体から可動踏板が上
昇変位することによって車止め片が突出し、車用踏段の
基体に可動踏板が下降変位することによって車止め片が
引退する。これによって、主枠に設けられる車止め片作
動用の装置が不要になって装置構成が簡素になり製作費
を節減することができ、また、伝動機構を介して車止め
片が突出するので、主枠の車止め片作動用装置の作動不
全に起因する車止め片の動作不完全による車椅子の転
落、車止め片と乗降口との衝突等の事故を未然に防止す
る効果がある。
【0096】また、この発明の請求項2記載の発明は以
上説明したように、車用運転時に第1車用踏段、第2車
用踏段の第2可動踏板及び第3車用踏段の第3可動踏板
が同平面に配置され、第3車用踏段の第3可動踏板が第
3車用踏段の補助可動体に対して上昇する。この第3車
用踏段の第3可動踏板の上昇変位により伝動機構の動作
を介して車止め片が突出し、また、第3車用踏段の第3
可動踏板が補助可動体に対して下降変位することによっ
て車止め片が引退する。
【0097】これによって、主枠に設けられる車止め片
作動用の装置が不要になって装置構成が簡素になり製作
費を節減することができ、また、伝動機構を介して車止
め片が突出するので、主枠の車止め片作動用装置の作動
不全に起因する車止め片の動作不完全による車椅子の転
落、車止め片と乗降口との衝突等の事故を未然に防止す
る効果がある。また、車用運転時に第1車用踏段に対し
て第3車用踏段の補助可動体の位置に段差があるときに
は車止め片が突出位置に配置される。したがって、車用
運転開始の早期から車用運転終了の直前まで車止め片が
突出位置に配置されるので、車用運転行程の大部分にお
いて車椅子等の転落防止作用が得られ安全性を向上する
効果がある。
【0098】また、この発明の請求項3記載の発明は以
上説明したように、車用運転時に第1車用踏段、第2車
用踏段の第2可動踏板及び第3車用踏段の第3可動踏板
が同平面に配置され、第3車用踏段の第3可動踏板が第
3車用踏段の第3基体に対して上昇する。この第3車用
踏段の第3可動踏板の上昇変位により伝動機構の動作を
介して車止め片が突出し、また、第3車用踏段の第3可
動踏板が第3基体に対して下降変位することによって車
止め片が引退する。
【0099】これによって、主枠に設けられる車止め片
作動用の装置が不要になって装置構成が簡素になり製作
費を節減することができ、また、伝動機構を介して車止
め片が突出するので、主枠の車止め片作動用装置の作動
不全に起因する車止め片の動作不完全による車椅子の転
落、車止め片と乗降口との衝突等の事故を未然に防止す
る効果がある。また、車用運転時に第1車用踏段に対し
て第3車用踏段の第3基体の位置に段差があるときには
車止め片が突出位置に配置される。したがって、車用運
転開始の早期から車用運転終了の直前まで車止め片が突
出位置に配置され、特に主枠の上部乗降口において第1
車用踏段に対して第3車用踏段の第3基体に段差がある
状態では車止め片が突出するので、車用運転行程の大部
分において車椅子等の転落防止作用が得られ安全性を向
上する効果がある。また、特に下降の車用運転における
上部乗降口において安全性を向上する効果がある。
【0100】また、この発明の請求項4記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車用運
転時に可動踏板が主枠上端側に配置された踏段部材に設
けられた支持機構に支持されることにより上昇する。こ
れによって、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果を得ること
ができる。
【0101】また、この発明の請求項5記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車用運
転時に可動踏板が主枠に設けられた作動用レールに案内
される作動機構に押し上げられることにより上昇する。
これによって、請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果を得るこ
とができる。
【0102】また、この発明の請求項6記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車止め
片を動作させる伝動機構が車用踏段に設けられたリンク
機構により構成されて、このリンク機構により車止め片
が動作する。これによって、請求項1ないし請求項3の
いずれかに記載の車用踏段付エスカレータ装置と同様な
効果を得ることができる。
【0103】また、この発明の請求項7記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車止め
片を動作させる伝動機構が車用踏段に設けられた歯車機
構により構成されて、この歯車機構により車止め片が動
作する。これによって、請求項1ないし請求項3のいず
れかに記載の車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果
を得ることができる。
【0104】また、この発明の請求項8記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車止め
片をばねにより突出方向へ付勢し、車止め片を動作させ
る伝動機構がレバー機構によって構成されて、常時はば
ねによる車止め片の突出が阻止され、車用運転時に車用
踏段と主枠上端寄りの踏段との段差発生によって動作
し、車止め片の突出阻止が解除されて車止め片が突出す
る。これによって、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果を得
ることができる。また、車用運転時に車用踏段と主枠上
端寄りの踏段との段差発生により早期に車止め片が突出
するので安全性を向上する効果がある。
【0105】また、この発明の請求項9記載の発明は以
上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車用運
転時に車用踏段の可動踏板と主枠の下端寄り踏段との間
の段差発生後に、車用踏段における可動踏板の蹴上げ板
の上縁寄りから車止め片が突出する。これによって、請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エ
スカレータ装置と同様な効果を得ることができる。ま
た、車用運転時に車用踏段における可動踏板の蹴上げ板
上縁寄りから車止め片が突出するので、広い車用搭載ス
ペースを得る効果があり、また、車用運転時に車用踏段
の可動踏板と主枠の下端寄り踏段との段差発生後に車止
め片が突出するので、主枠の下端寄り踏段に車止め片が
当たる不具合を防止する効果がある。
【0106】また、この発明の請求項10記載の発明は
以上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車用
運転時には、主枠上端寄りの乗降口では車止め片が突出
した位置に車用踏段が停止し、主枠下端寄りの乗降口で
は車止め片が引退した位置に車用踏段が停止する。これ
によって、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果を得ることが
できる。また、車用運転時に主枠上端寄りの乗降口では
車止め片が突出した状態で停止して車類の乗降を安全化
し、主枠下端寄りの乗降口では車止め片が引退した状態
で停止して車類の乗降を容易化する効果がある。
【0107】また、この発明の請求項11記載の発明は
以上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、主枠
に設けられ主枠の乗降口よりも主枠端部寄りに配置され
た仕掛装置によって、可動踏板を上昇させる機構が動作
する。これによって、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の車用踏段付エスカレータ装置と同様な効果を
得ることができる。また、車用踏段が乗降口よりも主枠
端部寄りにある状態で仕掛装置が動作するので、乗降口
における水平移動踏段数を少なくすることができて、主
枠全長の短縮が可能になり製造費を低減する効果があ
る。
【0108】また、この発明の請求項12記載の発明は
以上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、踏段
に設けられて車用運転時に可動踏板を上昇させる機構の
動作を確認する動作確認作動片により、主枠に設けられ
た確認スイッチが非作動の動作確認作動片に係合して動
作し、非作動の動作確認作動片に対応した車用踏段の異
常発生以前に車用運転を停止させる。これによって、請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エ
スカレータ装置と同様な効果を得ることができる。ま
た、車用運転時に非作動の動作確認作動片に対応した車
用踏段の異常発生以前に車用運転が停止するので、可動
踏板を上昇させる機構の異常発生時に、異常が発生した
車用踏段の機構等の損壊を未然に防止する効果がある。
【0109】また、この発明の請求項13記載の発明は
以上説明したように、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の車用踏段付エスカレータ装置において、車用
踏段に設けられて車用運転時に車止め片を突出させる機
構の動作を確認する動作確認作動片により、主枠に設け
られた車止め片確認スイッチが非作動の動作確認作動片
に係合して動作し、非作動の車止め片が主枠の乗降口に
衝突する前に車用運転を停止させる。これによって、請
求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エ
スカレータ装置と同様な効果を得ることができる。ま
た、車用運転時に車止め片が非作動であるときに動作確
認作動片を介して車止め片確認スイッチにより、車止め
片の異常発生以前に車用運転が停止するので、車止め片
を突出させる機構の異常発生時に車止め片の損壊を未然
に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図であり、後述する
図14の要部を拡大して示す相当図。
【図2】図1の踏段の昇降移動状態を示す図。
【図3】この発明の実施例2を示す図で、前述の図2相
当図。
【図4】図3における踏段が主枠の乗降口に配置された
状態を示す図。
【図5】図4における踏段の傾斜移動の初期状態を示す
図。
【図6】この発明の実施例3を示す図で、前述の図3相
当図。
【図7】図6における踏段の傾斜移動の初期状態を示す
図。
【図8】この発明の実施例4を示す図で、前述の図3相
当図。
【図9】この発明の実施例5を示す図で、前述の図3相
当図。
【図10】この発明の実施例6を示す図で、前述の図3
相当図。
【図11】この発明の実施例7を示す図で、前述の図3
相当図。
【図12】この発明の実施例9を示す図で、前述の図4
相当図。
【図13】この発明の実施例10を示す図で、前述の図
4相当図。
【図14】従来の車用踏段付エスカレータ装置を概念的
に示す要部側面図。
【符号の説明】
1 主枠 4 通常階段 5 第1車用踏段 6 第1支持機構 12 車用踏段、第3車用踏段 13 基体、第3基体 14 可動踏板、第3可動踏板 17 仕掛装置 21 伝動機構 22 リンク 25 車止め片 26 第2車用踏段 27 第2基体 28 第2可動踏板 30 第3支持機構 32 第2支持機構 33 補助可動体 37 作動用レール 38 作動機構 44 ラック 46 ピニオン 47 ラック 50 動作確認作動片 51 動作確認作動片 52 動作確認作動片 53 中間寄り確認スイッチ 54 端部寄り確認スイッチ 55 動作確認作動片 56 車止め片確認スイッチ 221 レバー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数が連結されて傾斜した主枠に配置さ
    れ水平姿勢を保って循環昇降移動する通常踏段と、基体
    及びこの基体に係合され車用運転時に上記主枠上端側に
    隣接した踏段の上昇変位と共に上昇自在に構成された可
    動踏板からなり、上記通常踏段の間に設けられて循環昇
    降移動する車用踏段と、一側が上記基体に他側が上記可
    動踏板に係合され上記基体からの上記可動踏板の上昇変
    位によって動作する伝動機構と、上記伝動機構に連結さ
    れ常時は引退位置に保持されて上記伝動機構の動作によ
    り突出位置に変位する車止め片とを備えた車用踏段付エ
    スカレータ装置。
  2. 【請求項2】 多数が連結されて傾斜した主枠に配置さ
    れ水平姿勢を保って循環昇降移動する通常踏段と、上記
    通常踏段の間に設けられ循環昇降移動する第1車用踏段
    と、第2基体及びこの第2基体に係合され車用運転時に
    上記第1車用踏段の上昇と共に上昇自在に構成された第
    2可動踏板からなり上記第1車用踏段の上記主枠下端側
    に配置されて循環昇降移動する第2車用踏段と、第3基
    体、この第3基体に係合され車用運転時に上記第2車用
    踏段の第2基体の上昇と共に上昇自在に構成された補助
    可動体及び上記第3基体に係合されて上記補助可動体の
    上側に配置され車用運転時に上記第2車用踏段の第2可
    動踏板の上昇と共に上昇自在に構成された第3可動踏板
    からなり上記第2車用踏段の上記主枠下端側に配置され
    て循環昇降移動する第3車用踏段と、一側が上記第3車
    用踏段の補助可動体に他側が上記第3車用踏段の第3可
    動踏板に係合され上記補助可動体からの上記第3可動踏
    板の上昇変位によって動作する伝動機構と、上記伝動機
    構に連結され常時は引退位置に保持されて上記伝動機構
    の動作により突出位置に変位する車止め片とを備えた車
    用踏段付エスカレータ装置。
  3. 【請求項3】 多数が連結されて傾斜した主枠に配置さ
    れ水平姿勢を保って循環昇降移動する通常踏段と、上記
    通常踏段の間に設けられ循環昇降移動する第1車用踏段
    と、第2基体及びこの第2基体に係合され車用運転時に
    上記第1車用踏段の上昇と共に上昇自在に構成された第
    2可動踏板からなり上記第2車用踏段の上記主枠下端側
    に配置されて循環昇降移動する第2車用踏段と、第3基
    体、この第3基体に係合され車用運転時に上記第2車用
    踏段の基体の上昇と共に上昇自在に構成された補助可動
    体及び上記第3基体に係合されて上記補助可動体の上側
    に配置され車用運転時に上記第2車用踏段の第2可動踏
    板の上昇と共に上昇自在に構成された第3可動踏板から
    なり上記第2車用踏段の上記主枠下端側に配置されて循
    環昇降移動する第3車用踏段と、一側が上記第3車用踏
    段の第3基体に他側が上記第3車用踏段の第3可動踏板
    に係合され上記第3基体からの上記第3可動踏板の上昇
    変位によって動作する伝動機構と、上記第3車用踏段の
    第3可動踏板に設けられ上記伝動機構に連結され常時は
    引退位置に保持されて上記伝動機構の動作により突出位
    置に変位する車止め片とを備えた車用踏段付エスカレー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 主枠上端側に配置された踏段部材に設け
    られて車用運転時に可動踏板を上昇させる支持機構を備
    えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の車用踏段付エスカレータ装置。
  5. 【請求項5】 主枠に設けられた作動用レールに案内さ
    れて、車用運転時に可動踏板を上昇させる作動機構を備
    えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の車用踏段付エスカレータ装置。
  6. 【請求項6】 車止め片を動作させる伝動機構を、車用
    踏段に設けられたリンク機構からなるものとしたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    車用踏段付エスカレータ装置。
  7. 【請求項7】 車止め片を動作させる伝動機構を、車用
    踏段に設けられた歯車機構からなるものとしたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車
    用踏段付エスカレータ装置。
  8. 【請求項8】 車止め片が突出方向へ付勢され、車止め
    片を動作させる伝動機構を、車用踏段に設けられて常時
    は上記車止め片の突出動作を阻止し、車用運転時に上記
    車用踏段と主枠上端寄りの踏段との段差発生によって動
    作して上記車止め片を全突出させる機構からなるものと
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の車用踏段付エスカレータ装置。
  9. 【請求項9】 車用踏段に設けられ車用運転時に上記車
    用踏段の可動踏板に設けられた蹴上げ板の上縁寄りから
    突出する車止め片を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エスカレー
    タ装置。
  10. 【請求項10】 車用運転時の乗降口における車用踏段
    の停止位置を、主枠上端寄りの上記乗降口では車止め片
    が突出した位置とし、上記主枠下端寄りの上記乗降口で
    は上記車止め片が引退した位置としたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付
    エスカレータ装置。
  11. 【請求項11】 主枠に設けられ上記主枠の乗降口より
    も上記主枠端部寄りに配置されて可動踏板を上昇させる
    機構を動作させる仕掛装置を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エ
    スカレータ装置。
  12. 【請求項12】 踏段に設けられて車用運転時に可動踏
    板を上昇させる機構の動作を確認する動作確認作動片
    と、主枠に設けられて非作動の上記動作確認作動片に係
    合して動作し、上記非作動の上記動作確認作動片に対応
    した車用踏段の異常発生以前に上記車用運転を停止させ
    る位置に配置された確認スイッチとを備えたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用
    踏段付エスカレータ装置。
  13. 【請求項13】 車用踏段に設けられて車用運転時に車
    止め片を突出させる機構の動作を確認する動作確認作動
    片と、主枠に設けられ非作動の上記動作確認作動片に係
    合して動作し、非作動の上記車止め片が主枠の乗降口に
    衝突する前に上記車用運転を停止させる位置に配置され
    た車止め片確認スイッチとを備えたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載の車用踏段付エ
    スカレータ装置。
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