JPH0724791Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JPH0724791Y2
JPH0724791Y2 JP1989124649U JP12464989U JPH0724791Y2 JP H0724791 Y2 JPH0724791 Y2 JP H0724791Y2 JP 1989124649 U JP1989124649 U JP 1989124649U JP 12464989 U JP12464989 U JP 12464989U JP H0724791 Y2 JPH0724791 Y2 JP H0724791Y2
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JP
Japan
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coaxial connector
base end
tip
width
connecting piece
Prior art date
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Application number
JP1989124649U
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JPH0364484U (ja
Inventor
敏夫 西川
祐市 丸山
知芳 大西
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69033945T priority patent/DE69033945T2/de
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、同軸ケーブルの接続に使用される同軸コネク
タに関する。
従来の技術 配線基板に取付ける同軸コネクタとして、第4図に示す
ものが知られている。材質が例えばセラミック等からな
る配線基板20の表面にはプラグ側の同軸コネクタ10が取
付けられており、この同軸コネクタ10は、中心導体12
と、これとは絶縁状態でその周囲に配設された外導体13
とを有する。この外導体13は、第5図に示すように中心
導体12の外側全域ではなく、一部を包囲するように形成
されている。
前記中心導体12は、板状をした接続片14の先端部14aに
立設状態に形成され、この先端部14aに繋がった基端部1
4bの一部と、外導体13の一部と、中心導体12を露出させ
て全体が樹脂15にてモールドされている。
かかる同軸コネクタ10の配線基板20への取付けは、外導
体3の下面、接続片14の基端部14bを配線基板20の表面
に形成したアースパターン21、ストリップライン22に夫
々半田付けして行われる。
そして、この同軸コネクタ10にジャック側の同軸コネク
タ30を連結して、マイクロ波はジャック側の同軸コネク
タ30に接続した同軸ケーブル40に伝送される構成になっ
ている。尚、両同軸コネクタ10,30の連結、即ち電気的
接続はジャック側の同軸コネクタ30のソケット状をなす
中心導体31を前記中心導体12に、かつ外導体32を前記外
導体13に係合して行われる。このとき、係合させ易いよ
うに、ジャック側の同軸コネクタ30は、第6図に示すよ
うに、外導体32に割溝32aが形成されている。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記接続片14は、第7図に示すように、中心
導体12を設けた先端部14aが円形状に形成されており、
基端部14bは全体的にほぼ帯状に形成され、先端部14a側
を狭幅になした狭幅部分Aと、上記ストリップラインに
接続する側を広幅になした広幅部分Bとを有する。な
お、ジャック側同軸コネクタの結合・離合を繰り返して
も、先端部14aが樹脂15から脱落しないように、先端部1
4aのほぼ全周縁部は樹脂15内に埋設させてある。
上述のように接続片14の基端部14bを幅違いにしたの
は、第8図に示すように、広幅部分Bから立上げて狭幅
部分Aを高くなしてあり、この狭幅部分Aの下のモール
ド用の樹脂15が存在するため、配線基板20の下面から狭
幅部分Aまでの高さと、同じく広幅部分Bまでの高さが
異なり、狭幅部分Aの下側の実効誘電率と広幅部分Bの
下側の実効誘電率とが違うからである。つまり、このよ
うに実効誘電率が違っても、後述のように接続片14の幅
を変えることにより狭幅部分Aと広幅部分Bの所望の特
性インピーダンスに整合させることができるからであ
る。
しかしながら、先端部14aについては、形状を円形とな
してあるため、他の部分とは特性インピーダンスを整合
させることができないでいた。このため、例えば特性イ
ンピーダンスを50Ωに揃えようとしても、不整合を示す
部分が多く現れて、2GHZのときに電圧定在波比(VSWR)
を1.2以下に収めることが困難であった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであり、不整
合となる箇所を少なくし特性インピーダンスが全体にわ
たって一定となしてあるチップタイプの同軸コネクタを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、中心導体と、該中心導体の周囲に絶縁状態で
配設した外導体とを備えた同軸コネクタにおいて、前記
中心導体が板状接続片の先端部に立設状態に設けられ、
この接続片は先端部が円形で基端部が帯状をしていると
共に、基端側から最も遠い円形部分の一部が円弧状に切
欠かれており、かつその切欠長さが円形部分近傍の帯状
部分の幅寸法と同一になしてあることを特徴とする。
作用 本考案にあっては、接続片の先端部が、円形の一部が円
弧状に切欠かれた形状に形成され、しかもその切欠部の
切欠長さが基端部の先端部と繋がっている部分の幅寸法
と同一になしてあるので、接続片が等価的に先端から基
端にわたって幅を規定された帯状のものの両側部に円弧
状の突起を有するものと見做される。そして、この突起
は、従来と同様に樹脂中に埋設して、先端部の固定用と
して利用できる。よって、前記突起をモールド樹脂に固
定させると、ジャック側の同軸コネクタと結合・離合を
繰り返しても、脱落することを防止した状態で全体にわ
たって整合をとれる。
実施例 第1図は本考案に係る同軸コネクタを示す断面図、第2
図及び第3図はその要部たる接続片の近傍を示す平面図
と側面図であり、第4図と同一部分には同一の番号を付
している。
この同軸コネクタは、プラグ側の同軸コネクタ1の一部
を除き、他の部分は全て従来と同一になしてある。具体
的には、接続片4の形状を、第2,3図に示す如く変えて
いる。
かかる接続片4は、中心導体12が設けられる先端部4a
と、これに繋がった基端部4bとを有する。基端部4bは、
従来と同様に先端部4a側に狭幅部分Aが、その反対側に
広幅部分Bが形成され、しかも幅が変わる箇所で折り曲
げられて狭幅部分Aが広幅部分Bよりも高くなってい
る。
一方、狭幅部分Aと同じ高さになしてある先端部4aにつ
いては、前記基端部4bが繋がっている箇所と反対側が円
弧状に切欠かれて切欠部Cが形成されている。
この切欠部Cの切欠長さlや、上記広幅部分Bの幅W、
狭幅部分Aの幅W′は、接続片4全体にわたって整合を
図るべく寸法を規定しており、WとW′については、前
述のように配線基板20の下面から広幅部分Bや狭幅部分
Aまでの高さ及びその間の誘電率により定まり、lにつ
いてはW′と同一になしている。
次に、これらW、W′及びlについての寸法算出内容を
説明する。
先ず、WとW′について求める。このうちWは、整合さ
せる特性インピーダンスZ0が決まっていると、このZ
0と、配線基板20の下面から広幅部分Bまでの高さh
と、その高さh部分、つまり配線基板20の誘電率ε
と、下記(1),(3)式とに基づき算出すると共
に、(1),(3)式の代わりに(2),(3)式を用
いて前同様にして2通りの値を算出する。
εeff=(ε+1)/2+(ε−1)[(1+12h/w)
-0.5+0.04(1−w/h)2] …(1) εeff=(ε+1)/2+(ε−1)[1+12h/w)
-0.5〕 …(2) Z0=60log[8h/w+w/(4h)]÷(εerr0.5
(3) 但し、εeffは実効誘電率を指す。
そして、算出された値のうち(1),(3)式を用いた
ものが、W/h≦1を満足するか、或いは(2),(3)
式を用いたものがW/h>1を満足するかを確かめ、満足
する方の値を採用する。即ち、(1)式はW/h≦1のと
きに使用する式であり、一方の(2)式はW/h>1のと
きに使用する式であるからである。
一方のW′については、配線基板20の下面から狭幅部分
Aまでの高さh′をhとして、また、その間にセラミッ
クやアルミナ等からなる配線基板とは材質の異なるモー
ルド用の樹脂15が存在するため、この樹脂15を考慮した
誘電率ε′をεとして用いて前同様に算出する。
そして、求まったW′と同じ値にlを定める。
前記接続片4は、このようにして寸法が求まったW、
W′及びlを満足するように作製されているので、基端
部4bの狭幅部分Aから先端部4aにかけては、等価的には
W′で規定された一定幅の帯状部分の両側部に円弧状の
突起4c,4cを有するものと見做される。
整合を図る上からは、本質的に上記突起4cが無いのがよ
いのであるが、この突起4cの形成が無いとモールド形成
した樹脂15にて先端部4aを十分に固定できないからであ
る。
なお、上記実施例では接続片4における基端部4bの幅が
途中で変えてあるが、本考案はこの場合に限らず、基端
部4bがその全長にわたって幅一定としてある場合や、幅
を途中の2箇所以上で3レベル以上に変えてある場合に
も同様にして適用できることは勿論である。
考案の効果 以上詳述した如く本考案による場合には、接続片の先端
部が、円形の一部が円弧状に切欠かれた形状に形成さ
れ、しかもその切欠部の切断長さが基端部の先端部と繋
がっている部分の幅寸法と同一になしてあるので、接続
片が等価的に幅が規定された帯状のものの両側部に円弧
状の突起を有するものと見做されるため、前記突起をモ
ールドに固定させると、ジャック側の同軸コネクタと結
合・離合を繰り返しても、脱落することのを防止した状
態で全体にわたって整合をとることが可能となる。この
ため、例えばアルミナからなる配線基板に本案品を実装
した場合、電圧定在波比を2GHzのときに1.09と1.2以下
に収めることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る同軸コネクタの一実施例の全体を
示す断面図、第2図及び第3図はその要部たる接続片の
近傍を示す平面図と側面図、第4図は従来の同軸コネク
タの全体を示す断面図、第5図は第4図におけるプラグ
側の同軸コネクタを示す平面図、第6図は第4図におけ
るジャック側の同軸コネクタを示す側面図、第7図及び
第8図は従来の接続片の近傍を示す平面図と側面図であ
る。 1…プラグ側の同軸コネクタ、4…接続片、4a…先端
部、C…切欠部、4b…基端部、A…狭幅部分、B…広幅
部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心導体と、該中心導体の周囲に絶縁状態
    で配設した外導体とを備えた同軸コネクタにおいて、 前記中心導体が板状接続片の先端部に立設状態に設けら
    れ、この接続片は先端部が円形で基端部が帯状をしてい
    ると共に、基端側から最も遠い円形部分の一部が円弧状
    に切欠かれており、かつその切欠長さが円形部分近傍の
    帯状部分の幅寸法と同一になしてあることを特徴とする
    同軸コネクタ。
JP1989124649U 1989-09-25 1989-10-25 同軸コネクタ Expired - Lifetime JPH0724791Y2 (ja)

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