JPH07247866A - エンジン負圧の回復装置 - Google Patents

エンジン負圧の回復装置

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JPH07247866A
JPH07247866A JP6034870A JP3487094A JPH07247866A JP H07247866 A JPH07247866 A JP H07247866A JP 6034870 A JP6034870 A JP 6034870A JP 3487094 A JP3487094 A JP 3487094A JP H07247866 A JPH07247866 A JP H07247866A
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JP
Japan
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negative pressure
engine
pressure recovery
engine negative
recovery device
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Application number
JP6034870A
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English (en)
Inventor
Taiji Yamamoto
泰司 山本
Yukisada Sunabashiri
行貞 砂走
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン負圧を無駄なく回復できる装置を提
供する。 【構成】 エンジン負圧を利用して倍力を行う機構を備
えた車両に付設されるエンジン負圧の回復装置であっ
て、エンジン負圧を検出する圧力センサ13と、検出さ
れたエンジン1の負圧が所定値以下のときエンジン負圧
を回復させる少なくとも一つの操作を実行するエンジン
コントロールユニット12とを備える。好ましくは、車
両の運転状態に関連した情報を検出する運転状態検出器
14〜18を設け、エンジンコントロールユニット12
により運転状態検出器14〜18の検出情報に基づいて
エンジン負圧を回復させる複数の操作の中から実行すべ
き操作を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン負圧を利用し
て倍力を行う機構を備えた車両のエンジン負圧回復装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気系に発生する負圧を利用
して倍力を行う車両用の制動装置では、エンジン負圧が
減少すると倍力効果も低下する。そこで、従来は、車両
の運転状態に関連した種々の情報(例えば車速、エンジ
ン冷却水温、外気温等)からエンジン負圧との関連性が
高い情報を幾つか選び出し、これらの情報が一定条件に
該当したときエンジン負圧が規定量以下に低下したと見
做して空調装置のコンプレッサを一時停止させエンジン
負圧の回復を図っていた。なお、本明細書では、エンジ
ン負圧と大気圧との差が拡大する状態を負圧の回復と呼
ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
エンジン負圧を直接検出していないため、十分な負圧が
発生しているにも拘らずコンプレッサが無駄に停止し、
その結果空調性能が必要以上に損われることがあった。
また、車両の運転状態によっては、負圧を回復させる操
作としてコンプレッサの停止操作よりも有利な操作があ
るにも拘らず、そのような操作は実施されていなかっ
た。
【0004】本発明の目的は、エンジン負圧を無駄なく
回復できる装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は、エンジン負圧
を利用して倍力を行う機構を備えた車両に付設されるエ
ンジン負圧の回復装置に適用され、エンジン負圧を検出
する負圧検出手段13と、検出されたエンジンの負圧が
所定値以下のとき、エンジン負圧を回復させる少なくと
も一つの操作を実行する負圧回復実行手段12とを備え
ることにより上述した目的を達成する。請求項2の発明
は、請求項1のエンジン負圧の回復装置に対して車両の
運転状態に関連した情報を検出する運転状態検出手段1
4〜18が設けられる。そして、負圧回復実行手段12
は、エンジン負圧が所定値以下のとき運転状態検出手段
14〜18の検出情報に基づいてエンジン負圧を回復さ
せる複数の操作の中から実行すべき操作を選択する。請
求項3の発明では、負圧回復実行手段12が、エンジン
負圧を回復させる操作として車両の変速機の変速操作に
同期したエンジン吸入空気量の絞り込み操作を実行可能
である。請求項4の発明では、負圧回復実行手段12
が、エンジン負圧を回復させる操作としてエンジン1に
駆動されるオルタネータの発電量の低減操作を実行可能
である。請求項5の発明では、負圧回復実行手段12
が、エンジン負圧を回復させる操作としてパワーステア
リング装置のアクチュエータへ圧油を供給する油圧ポン
プ11の駆動負荷をエンジン1から切り離す操作を実行
可能である。請求項6の発明では、運転状態検出手段1
4〜18が車速に対応した情報を検出可能とされる。そ
して、負圧回復実行手段12は、車速が所定値を越える
とき、エンジン負圧を回復させる操作として変速機の変
速操作に同期したエンジン吸入空気量の絞り込み操作を
実行可能である。請求項7の発明では、運転状態検出手
段14〜18が外気温およびエンジン冷却水の水温に対
応した情報を検出可能とされる。そして、負圧回復実行
手段12は、外気温および水温がそれぞれの所定値以下
のとき、エンジン負圧を回復させる操作としてエンジン
冷却水を冷却するための電動ファン9の停止操作を実行
可能である。請求項8の発明では、運転状態検出手段1
4〜18が、パワーステアリング装置の作動および非作
動を検出可能とされる。そして、負圧回復実行手段12
は、パワーステアリング装置が非作動状態のとき、エン
ジン負圧を回復させる操作としてパワーステアリング装
置のアクチュエータへ圧油を供給する油圧ポンプ11の
駆動負荷をエンジン1から切り離す操作を実行可能であ
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、負圧検出手段13により
エンジン負圧が検出され、その値が所定値以下のとき負
圧回復実行手段12によりエンジン負圧を回復させる少
なくとも一つの操作が実行される。請求項2の発明で
は、負圧検出手段13で検出されるエンジン負圧が所定
値以下のとき、運転状態検出手段14〜18が検出した
情報に基づいてエンジン負圧を回復させる複数の操作の
一つが選択され、選択された操作が実行される。請求項
3の発明では、エンジン吸入空気量の絞り込み操作によ
りエンジン負圧が回復する。絞り込み操作を変速操作に
同期して行うことによりエンジン回転数の低下に伴うエ
ンジンブレーキの作用が抑制される。請求項4の発明で
は、オルタネータの発電量の低減に伴ってオルタネータ
の駆動負荷が低下し、エンジン1の負荷が低下してエン
ジン負圧が回復する。請求項5の発明では、油圧ポンプ
11の駆動負荷がエンジン1から切り離されてエンジン
負圧が回復する。請求項6の発明では、エンジン負圧が
所定値以下でかつ車速が所定値を越えたときに、変速操
作に同期してエンジン吸入空気量の絞り込み操作が実行
される。車速が一定以上のため、エンジン吸入空気量が
絞り込まれてエンジン回転数が下がっても慣性により車
両が走行を続ける。請求項7の発明では、エンジン負圧
が所定値以下で外気温および水温がそれぞれの所定値以
下のときに電動ファン9が停止する。電動ファン9の停
止によりオルタネータの発電量が低減されてエンジン負
圧が回復する。電動ファン9を停止しても外気温および
水温が低いので水温に与える影響は小さい。請求項8の
発明では、エンジン負圧が所定値以下でパワーステアリ
ング装置が非作動状態のとき油圧ポンプ11の駆動負荷
がエンジン1から切り離され、エンジン負圧が回復す
る。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は本実施例のエンジン負圧回復
装置の概略を車両のエンジン廻りの構成とともに示すも
ので、1はエンジン、2はエンジン1のシリンダへ空気
を取り込むためのインテークマニホールド、3はエンジ
ン1への吸入空気量を増減するためのスロットルバルブ
である。スロットルバルブ3は、運転席に設けられたア
クセルペダルと不図示のリンク機構を介して連結され、
アクセルペダルの踏込み量に応じて開閉駆動される。ま
た、本実施例では、アクセルペダルの踏込み量に拘わり
なくスロットルバルブ3を開閉駆動するアクチュエータ
4が設けられる。なお、アクセルペダルの踏込み量に応
じたスロットルバルブ3の開閉もアクチュエータ4で行
うようにしてもよい。
【0009】5は車両のブレーキ装置に付設された負圧
ブースタである。負圧ブースタ5には、管路6を介して
インテークマニホールド2の負圧が作用する。この負圧
と大気圧との差に応じてブレーキペダル7の踏力が増幅
されて不図示のブレーキマスタシリンダへ伝達される。
【0010】8はエンジン1の冷却水が導かれるラジエ
ータ、9はラジエータ8に通風するための電動ファン、
10は空調装置の冷媒の圧縮を行うコンプレッサ、11
は不図示のパワーステアリング装置のアクチュエータへ
圧油を供給する油圧ポンプ、12はエンジン1の燃焼状
態の制御や後述するエンジン負圧の回復処理等を実行す
るエンジンコントロールユニット(以下、ECUと呼
ぶ。)である。コンプレッサ10および油圧ポンプ11
はマグネットクラッチ10c,11cを備える。マグネ
ットクラッチ10c,11cが励磁されるとエンジン1
の出力軸の回転がコンプレッサ10、油圧ポンプ11に
伝達され、マグネットクラッチ10c,11cが消磁さ
れると、エンジン1からコンプレッサ10、油圧ポンプ
11への回転伝達が絶たれる。
【0011】ECU12には、車両の運転状態に関連す
る情報として、管路6に設けた圧力センサ13が検出す
るインテークマニホールド2の負圧Pin、不図示のAT
装置(自動変速装置)に設けたニュートラルセンサ14
が検出するAT装置の変速段の中立状態、外気温センサ
15が検出する外気温Tamb、車速センサ16が検出す
る車速v、パワーステアリングスイッチ17のオン・オ
フ信号、水温センサ18が検出するエンジン冷却水の温
度Twが入力される。この他にも、例えばスロットルバ
ルブ3の開度やインテークマニホールド2の空気流量等
の情報もECU12に入力されるが、本実施例のエンジ
ン負圧回復処理では直接使用しないのでそれらのセンサ
類の図示は省略する。なお、パワーステアリングスイッ
チ17は、パワーステアリング装置のアクチュエータに
供給される油圧が操舵操作に応答して上昇したときにオ
ンとなる。水温センサ18はエンジン冷却水温が検出で
きる位置であればどこに取り付けてもよい。
【0012】ECU12は、上述した各種のセンサやス
イッチ類からの情報に基づいてリレー19をオン・オフ
して電動ファン9のモータ9mの起動および停止を切換
え制御し、リレー20をオン・オフしてコンプレッサ1
0のマグネットクラッチ10cの励磁および消磁を切換
え制御し、リレー21をオン・オフして油圧ポンプ11
のマグネットクラッチ11cの励磁および消磁を切換え
制御する。例えば、電動ファン9に関しては、水温Tw
が所定値以上に上昇しかつ車速vが所定値以下のときモ
ータ9mを起動してラジエータ8の通過風量を増加させ
る。また、コンプレッサ10に関しては、車室の空調パ
ネルに設けたエアコンスイッチやファンスイッチがオフ
されたとき、あるいは加速時等にリレー20をオフして
コンプレッサ10の回転によるエンジン出力の消費を防
止する。
【0013】そして、圧力センサ13が検出するインテ
ークマニホールド2の負圧Pinが、負圧ブースタ5で十
分な倍力効果を得るために必要な負圧P0以下に低下す
ると、ECU12は図2に示すエンジン負圧回復処理を
割込み実行する。以下その手順を説明する。なお、図2
の処理は、電動ファン9、コンプレッサ10および油圧
モータ11がすべて駆動中の場合のものである。
【0014】図2に示すように、ECU12はまずステ
ップS1にて車速vが所定値v0以下か否か判断する。
所定値v0以下であればステップS2へ進み、外気温Ta
mbが所定温度T1以下か否か判断する。所定温度T1以下
であればステップS3へ進み、水温Twが所定温度T2
以下か否か判断する。所定温度T2以下であればステッ
プS4へ進み、電動ファン9のモータ9mを所定秒時t
1だけ停止させる。
【0015】ステップS1にて車速vが所定値v0を越
えるときはステップS5へ進み、車両の変速機の中立位
置を経由した変速操作に同期してアクチュエータ4を駆
動し、アクセルペダルの踏込み量に拘わりなくスロット
ルバルブ3の開度を一時的に減少させる。なお、中立位
置を経由した変速操作はニュートラルセンサ14からの
中立状態を示す信号により検出する。ステップS2にて
外気温Tambが所定温度T1を越えるときはステップS6
へ進み、パワーステアリングスイッチ17がオンか否か
を判断する。オンであればステップS7へ進み、コンプ
レッサ10を所定秒時t2だけ停止させる。オンでなけ
ればステップS8へ進み、油圧ポンプ11を所定秒時t
3だけ停止させる。ステップS3にて水温Twが所定温
度T2を越えるときはステップS7の処理を実行する。
ステップS4,S5,S7,S8の終了後はエンジン負
圧回復処理前の処理に復帰する。なお、時間t1〜t
3は、インテークマニホールド2の負圧が回復し、その
負圧が負圧ブースタ5に作用するのに要する時間を考慮
して定めるが、長くても数秒程度設定すれば十分であ
る。
【0016】以上の処理では、ステップS7,S8のコ
ンプレッサ10や油圧ポンプ11の停止操作により、エ
ンジン1の負荷が一時的に減少してインテークマニホー
ルド2の負圧が回復する。また、ステップS4により電
動ファン9のモータ9mが一時停止すると、モータ9m
に電力を供給する不図示のオルタネータの発電量が減少
する。オルタネータはエンジン1に駆動され、その駆動
負荷は発電量が小さいほど軽くなるから、結局電動ファ
ン9の停止によってもエンジン1の負荷が減少してイン
テークマニホールド2の負圧が回復する。ステップS5
でスロットルバルブ3を閉じ操作したときには、エンジ
ン1への吸入空気量そのものが絞り込まれてインテーク
マニホールド2の負圧が回復する。これらの負圧回復操
作は圧力センサ13が検出するインテークマニホールド
2の負圧Pinが所定値P0以下に低下したときに限って
行われるから、負圧Pinが十分に大きくても負圧回復操
作が無駄に実行されることはない。なお、車速v等に応
じて各種の負圧回復操作を使い分ける理由は以下の通り
である。
【0017】変速機の中立位置を経由した変速操作に同
期してスロットルバルブ3を閉じた場合は、エンジン1
の回転数が一時的に低下しても変速機が中立状態である
ためにエンジンブレーキが作用せず、車速vが高ければ
慣性も大きいので車両はそのまま走行を続けることがで
きる。しかも、スロットルバルブ3の閉じ操作はエンジ
ン1への吸入空気量を絞り込む操作であるから、負圧の
回復に対して最も直接的で効果が高い。そこで、車速v
が所定値v0を越えるときはスロットルバルブ3の閉じ
操作を優先的に行うこととした。
【0018】一方、車速vが低いときは慣性が小さくて
走行抵抗等による車速の低下が大きく、スロットルバル
ブ3を閉じ操作したのでは車両の運転状態に与える変化
が大きい。そこで、車速vが所定値v0以下のときには
ステップS4,S7,S8の処理を使い分ける。ここ
で、外気温Tambおよび水温Twがともに低いときは電
動ファン9を短時間停止しても水温Twが急上昇するこ
とはない。このため、外気温Tambおよび水温Twが所
定値T1,T2以下のときは電動ファン9を優先的に停止
する。
【0019】外気温Tambや水温Twが高い場合は電動
ファン9の停止は好ましくない。そこで、外気温Tamb
や水温Twが所定値T1,T2を越えるときはコンプレッ
サ10や油圧ポンプ11を停止する。ここで、外気温T
ambが低いときはコンプレッサ10を停止しても車室へ
の吹出し温度に与える影響が小さいのでコンプレッサ1
0を停止させても支障がない。これに対して外気温Tam
bが高いときはコンプレッサ10の停止をなるべく避け
たい。そこで、パワーステアリング装置が非作動状態で
あれば油圧ポンプ11の駆動も不要である点に着目し、
非作動状態であれば油圧ポンプ11を停止させ、作動中
であればコンプレッサ10を停止させることとした。
【0020】なお、電動ファン9のモータ9mの停止以
外にも、例えば空調装置のファンモータや空気清浄器の
ファンモータを減速または停止し、あるいはリアウイン
ドの曇除去用の熱線への通電を停止した場合でもオルタ
ネータの発電量が減少してエンジン1の負荷が軽減され
る。したがって、例えば図2のステップS1に先立って
曇除去用の熱線や上記のファンモータ等への通電の有無
を検出し、通電があればそれらへの通電を優先的に遮断
してもよい。また、ステップS1,S5を省略するな
ど、図2の処理の一部のみを実行してもよい。コンプレ
ッサ10の停止操作のみなど単一の操作のみを実行する
場合でも、圧力センサ13によりインテークマニホール
ド2の負圧を検出しているので、従来よりも無駄のない
負圧回復操作が可能である。
【0021】以上の実施例においては、圧力センサ13
が負圧検出手段を、ニュートラルセンサ14、外気温セ
ンサ15、車速センサ16、パワーステアリングスイッ
チ17および水温センサ18が運転状態検出手段を、E
CU12が負圧回復実行手段をそれぞれ構成する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではエンジ
ン負圧を検出し、その値が所定値以下のときにエンジン
負圧を回復させる操作を実行するので、十分な負圧が生
じているにも拘らず負圧回復操作が無駄に実行されるこ
とがない。また、請求項2の発明では、運転状態検出手
段が検出した情報に基づいてエンジン負圧を回復させる
複数の操作の中から実行すべき操作を選択するので、車
両の運転状態に応じて最も有利な操作を選択し、実行し
て無駄なくエンジン負圧を回復できる。請求項3,6の
発明では、エンジンの吸入空気量そのものを絞り込むの
で、エンジン負圧の回復効果が高い。絞り込み操作を変
速操作に同期して行うことによりエンジン回転数の低下
に伴うエンジンブレーキの作用が抑制される。特に請求
項6の発明では車速が一定以上のときに絞り込み操作を
実行するため、車両が慣性により走行を続けることがで
きる。請求項4,7の発明では、オルタネータの発電量
の低減に伴ってオルタネータの駆動負荷が低下し、エン
ジン1の負荷が低下してその負圧が回復する。特に請求
項7の発明では、外気温およびエンジンの冷却水温がと
もに低いときにエンジン冷却水の冷却用の電動ファン9
を停止するので、冷却水温に与える影響が小さい。請求
項5,8の発明では、油圧ポンプの駆動負荷がエンジン
から切り離されてエンジンの負圧が回復する。請求項8
の発明では油圧ポンプの駆動を必要としないパワーステ
アリング装置の非作動状態に合せて油圧ポンプの駆動負
荷をエンジンから切り離すのでパワーステアリング装置
の動作に影響がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】図1のECU12によるエンジン負圧回復処理
の手順を示す図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 インテークマニホールド 3 スロットルバルブ 4 スロットルバルブのアクチュエータ 5 負圧ブースタ 8 ラジエータ 9 電動ファン 10 コンプレッサ 11 パワーステアリング装置の油圧ポンプ 12 エンジンコントロールユニット 13 圧力センサ 14 AT装置のニュートラルセンサ 15 外気温センサ 16 車速センサ 17 パワーステアリングスイッチ 18 水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01P 7/04 A F02D 29/04 G Z 29/06 H 45/00 310 P Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン負圧を利用して倍力を行う機構
    を備えた車両に付設されるエンジン負圧の回復装置であ
    って、 前記エンジン負圧を検出する負圧検出手段と、 検出されたエンジンの負圧が所定値以下のとき、エンジ
    ン負圧を回復させる少なくとも一つの操作を実行する負
    圧回復実行手段とを備えることを特徴とするエンジン負
    圧の回復装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン負圧の回復装置
    において、 車両の運転状態に関連した情報を検出する運転状態検出
    手段が設けられ、 前記負圧回復実行手段は、前記エンジン負圧が所定値以
    下のとき、前記運転状態検出手段の検出情報に基づいて
    前記エンジン負圧を回復させる複数の操作の中から実行
    すべき操作を選択することを特徴とするエンジン負圧の
    回復装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のエンジン負圧の
    回復装置において、 前記負圧回復実行手段は、前記エンジン負圧を回復させ
    る操作として、車両の変速機の変速操作に同期したエン
    ジン吸入空気量の絞り込み操作を実行可能であることを
    特徴とするエンジン負圧の回復装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のエンジン負圧の
    回復装置において、 前記負圧回復実行手段は、前記エンジン負圧を回復させ
    る操作として、エンジンに駆動されるオルタネータの発
    電量の低減操作を実行可能であることを特徴とするエン
    ジン負圧の回復装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のエンジン負圧の
    回復装置において、 前記負圧回復実行手段は、前記エンジン負圧を回復させ
    る操作として、パワーステアリング装置のアクチュエー
    タへ圧油を供給する油圧ポンプの駆動負荷をエンジンか
    ら切り離す操作を実行可能であることを特徴とするエン
    ジン負圧の回復装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のエンジン負圧の回復装置
    において、 前記運転状態検出手段が車速に対応した情報を検出可能
    とされ、 前記負圧回復実行手段は、前記車速が所定値を越えると
    き、前記エンジン負圧を回復させる操作として変速機の
    変速操作に同期したエンジン吸入空気量の絞り込み操作
    を実行可能であることを特徴とするエンジン負圧の回復
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のエンジン負圧の回復装置
    において、 前記運転状態検出手段が外気温およびエンジン冷却水の
    水温に対応した情報を検出可能とされ、 前記負圧回復実行手段は、前記外気温および前記水温が
    それぞれの所定値以下のとき、前記エンジン負圧を回復
    させる操作としてエンジン冷却水を冷却するための電動
    ファンの停止操作を実行可能であることを特徴とするエ
    ンジン負圧の回復装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のエンジン負圧の回復装置
    において、 前記運転状態検出手段が、パワーステアリング装置の作
    動および非作動を検出可能とされ、 前記負圧回復実行手段は、前記パワーステアリング装置
    が非作動状態のとき、前記エンジン負圧を回復させる操
    作として前記パワーステアリング装置のアクチュエータ
    へ圧油を供給する油圧ポンプの駆動負荷をエンジンから
    切り離す操作を実行可能であることを特徴とするエンジ
    ン負圧の回復装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0816196A2 (en) 1996-06-28 1998-01-07 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Manifold pressure regulation for pneumatic brake booster in a lean-burn engine
JPH11129892A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Denso Corp ブレーキブースタの制御装置及び記録媒体
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