JP3256451B2 - エアコン制御方法 - Google Patents

エアコン制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を走行用
の動力源とする車両の室内空調用エアコンに関し、特に
減速時にエアコンのオン/オフ制御を行なうエアコン制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に代表される内燃機関を走行用
の動力源とする車両の車内空調用エアコンは、一般的に
吸入した空気を一旦冷却し、これより下流側においてリ
ヒート(再加熱)して車内温度をコントロールするもの
である。この吸入空気の冷却は、圧縮機(コンプレッ
サ)、凝縮器(コンデンサ)、受液器(レシーバタン
ク)、膨張弁(エキスパンションバルブ)、蒸発器(エ
バポレータ)の順に冷媒を還流させる熱サイクルにおい
て、吸入空気の熱をエバポレータで吸収させることによ
り行なわれる。しかして、この熱サイクルの動力は、内
燃機関たるエンジンでコンプレッサを駆動させることに
よって得ている。
【0003】したがって、エアコンを作動させると、エ
ンジンに車両の走行に関係しない負荷がかかることか
ら、従来、加速時等で走行にエンジンの出力を必要とす
る場合には、エアコンを作動させないいわゆるエアコン
カットを行なったり、アイドル時でエンジンの出力が小
さい場合には、スロットルバルブを操作してエンジンの
アイドル回転を上昇させたりする制御を行なっていた。
また、エンジンの吸気管圧力である吸入負圧をブレーキ
ブースタ内に取り入れ、この吸入負圧によってブレーキ
ペダルの踏力を低減させる機能を有した車両において
は、エアコンを作動させるとエンジンに負荷がかかっ
て、エアコンを作動させない場合に比べ、吸入負圧が小
さくなる。その結果、ブレーキブースタによるブレーキ
の増力が低下し、このブレーキの増力の低下度によって
は、必要とするブレーキペダルの踏力が大きくなるとい
ったフィーリング上の不具合が生じる。したがって、従
来、この問題点を排除すべくブレーキペダルを踏む可能
性のある減速時においては、エアコンカットを行い、十
分な吸入負圧を確保していた。このようなエアコン制御
例は特開平6−143993号公報等に記載されてい
る。また、暖機運転中に減速する場合のエアコン制御例
は、例えば図3のフローチャートに示すようにスロット
ルバルブの全閉信号や、車速信号等からの状況によって
行なうものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、減速時とい
う条件においてエアコンカットを行なうと、ブレーキペ
ダルを踏んでいない場合や、吸入負圧が十分確保されて
おり、エアコンカットをしなくてもブレーキペダルの踏
力を十分低減できる場合でも、不必要なエアコンカット
が行われる。したがって、例えば降坂時や街中等での走
行に代表される減速を頻繁に行なう場合には、頻繁にエ
アコンのオン/オフが行われ、エアコンの空調性能と車
両のドライバビリティとの低下を招くことがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、減速時において、内燃機関の吸気管
圧力の大きさによる判断をエアコンカットの条件に追加
し、エアコンカットを必要としている運転条件を絞りこ
むことによって、エアコンカットの頻度を低減し、エア
コンの空調性能と車両のドライバビリティとの向上を図
ったものである。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、内燃機関の
吸気管圧力を利用しブレーキペダルの踏力を減少させる
機能を有した車両の室内空調用エアコンにおいて、減速
時にエンジンの吸気管圧力を検出し、この吸気管圧力が
予め設定した所定範囲内である場合には、エアコンの作
動を許容するようにしたことを特徴とするエアコン制御
方法である。
【0007】このようなものであれば、吸気管圧力の所
定範囲をブレーキペダルの踏力の低減に十分必要な範囲
に設定しておくことによって、減速時であっても、ブレ
ーキペダルの踏力を十分低減できる場合には、エアコン
カットを行なわなくなる。したがって、エアコンカット
の頻度が低くなり、エアコンの空調性能と車両のドライ
バビリティとを向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1および図2を参
照して説明する。本実施例によるエアコンは、図1に概
略的に示すように、図示しない内燃機関たるエンジンの
吸入管圧fを図示しないブレーキブースタに導いて、ブ
レーキペダル2の踏力を低減させる機能を有した車両1
に搭載したもので、例えば次のような経路を介して吸入
した空気10aの温度調整を、別に設けた電子制御装置
14によって行なうものである。すなわち、空気吸入口
近傍に配設したブロア4により内外気切換ダンパ3を介
して空気10aを吸入し、この吸入空気10aをブロア
4下流に設けたエバポレータ5を通過させて冷却すると
ともに除湿する。この空気10aの冷却は、前述したよ
うに、冷媒を還流させる熱サイクルによって行われ、そ
の動力源たるコンプレッサ12を、マグネットクラッチ
13を介してエンジンに連結し駆動している。そして、
この冷却した空気10aを、エアミックスダンパ7によ
り2分化し、その一方をヒータコア8を通過させてリヒ
ートし、他方と再び混合する。この際、エアミックスダ
ンパ7により、2分化する空気10aの比率を変え、そ
の温度を調整する。最終的に、この温度調整した空気1
0aを、吹出口切換ダンパ9を介して、車両室内1aに
導く。
【0009】電子制御装置14は、中央演算処理装置1
5、記憶装置16、入力インターフェース17および出
力インターフェース18等を備えるようにした、いわゆ
るマイコン装置として一般に知られているものである。
特にエアコンに関わる部分を述べると、記憶装置16に
は、エアコン1を制御するためのプログラムを少なくと
も記憶させている。入力インタフェース17にはアイド
ルスイッチ信号a、エンジン始動からの経過時間b、シ
フト位置c、エンジン水温d、車速e、吸気管圧力fを
少なくとも入力するようにしている。この他には図示し
ない室温センサからの室温信号gや、エバポレータ5の
空気出口部に設けられたエバポレータセンサ6からのエ
バポレータ温度信号h、あるいはエアコン操作パネル1
1に設けた図示しないパネルスイッチからのエアコンオ
ン/オフ信号j、設定室温信号k等を入力している。そ
して、これらの信号および前述のプログラムに基づいて
中央演算処理装置16により、出力インタフェース18
から、マグネットクラッチの駆動信号lを出力し、エア
コンのオン/オフ制御を行なっている。さらに、本実施
例においては詳述しないが、この他にブロア駆動信号m
や、エアミックスダンパ駆動信号n、あるいはエンジン
アイドルアップ信号p等も出力インタフェース18から
出力するようにし、これらの制御も行なっている。
【0010】このような構成でのエアコン制御例を、図
2に示すフローチャートを参照に説明すると、まず、上
述したアイドルスイッチ信号a、エンジン始動からの経
過時間b、シフト位置c、エンジン水温d、車速eおよ
び吸気管圧力fの情報により、次の条件(i)〜(v
i)の判定を行なう。 (i)スロットルバルブが全閉(アイドルスイッチ信号
aがオン)であること・・・ステップP1 (ii)エンジン始動後所定時間内であること・・・ス
テップP2 (iii)所定のシフト位置であること・・・ステップ
P3 (iv)エンジン温度が所定温度以下であること・・・
ステップP4 (v)車速eが所定範囲内であること・・・ステップP
5 (vi)吸気管圧力fが所定圧を上回っていること・・
・ステップP6 そして、これらの条件(i)〜(vi)を全て満たした
場合、エアコンカットを行い(ステップP7)、上記条
件(i)〜(vi)を1つでも満たさない場合、エアコ
ンカットは行なわない(ステップP8)。このエアコン
カットとは、上述したマグネットクラッチ駆動信号lに
よりマグネットクラッチ13を切り、コンプレッサ12
の作動を停止させることであり、同時に、図示しない
が、エアコン作動時に行なっているアイドルアップも、
アイドルアップ信号pをオフして行なわないようにする
ことなどが含まれる。なお、これらの条件(i)〜(v
i)中、条件(i)、(iii)、(v)が主に減速か
どうかの判断に係る部分であり、条件(ii)、(i
v)が主にエンジン暖機中かどうかの判断に係る部分で
ある。また、本実施例においては、吸気管圧力fが大気
圧からおよそ200mmHg以上下回ればブレーキブー
スタによる増力機能が十分作用するので、吸気管圧力f
の前記所定圧を大気圧からおよそ200mmHg下回っ
た値に設定している。
【0011】したがって、これらの条件(i)〜(v
i)中、吸気管圧力fによるエアコンオン/オフの判断
部分である条件(vi)が成立しない場合、すなわち、
吸気管圧力fが所定圧を下回る場合には、他の条件
(i)〜(v)が成立しても、エアコンカットは行なわ
ないことになる。ただし、図示しないが、この他のエア
コンカット条件としてエバポレータ5のフロスト温度等
があり、このような条件により、たとえ条件(i)〜
(vi)によってエアコンカットを行なわないとした場
合でも、エアコンカットを行なう場合がある。
【0012】すなわち、本実施例によれば、減速時に、
吸気管圧力fが予め設定した所定範囲内であることを十
分条件として、エアコンの作動を許容する。したがっ
て、減速時であっても、ブレーキペダル2の踏力の低減
に十分必要な吸入負圧fが確保されている場合には、エ
アコンカットを行なわなくなるため、エアコンカットの
頻度が低くなり、エアコンの空調性能と車両1のドライ
バビリティとを向上させることができる。
【0013】なお、本発明は以上示した実施例のみに限
定されるものではない。例えば本実施例においては、減
速時であってなおかつエンジン暖機中である場合に限っ
て、吸気管圧力fを判断基準としてエアコンのオン/オ
フ制御を行なっているが、減速時でさえあればよいとい
う条件に拡張して行なってもよい。また、吸気管圧力f
の所定範囲の設定は、実施例に限ったものではなく、ブ
レーキブースタの種類等で変更されるのはもちろんであ
る。
【0014】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0015】
【発明の効果】すなわち、本発明は、内燃機関の吸気管
圧力を利用しブレーキペダルの踏力を低減させる機能を
有した車両の室内空調用エアコンにおいて、減速時にお
いては、内燃機関の吸気管圧力を検出し、この吸気管圧
力が予め設定した所定範囲内である場合には、エアコン
の作動を許容するものである。したがって、本発明によ
れば、減速時にエアコンカットをするものと比べ、エア
コンカットを必要としている運転条件をさらに限定でき
るため、エアコンカットの頻度が低くなり、エアコンの
空調性能と車両のドライバビリティとを向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図。
【図2】同実施例におけるプログラムのフロ−チャー
ト。
【図3】従来例におけるプログラムのフロ−チャート。
【符号の説明】
1・・・車両 2・・・ブレーキペダル f・・・吸気管圧力(吸入負圧)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−230450(JP,A) 特開 平6−143993(JP,A) 特開 平7−323722(JP,A) 特開 昭58−78823(JP,A) 特開 昭55−87617(JP,A) 実開 昭63−54506(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気管圧力を利用しブレーキペ
    ダルの踏力を低減させる機能を有した車両の室内空調用
    エアコンにおいて、減速時に、内燃機関の吸気管圧力を
    検出し、この吸気管圧力が予め設定した所定範囲内であ
    る場合には、エアコンの作動を許容するようにしたこと
    を特徴とするエアコン制御方法。
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