JPH0724780Y2 - 電気コネクター - Google Patents

電気コネクター

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JPH0724780Y2
JPH0724780Y2 JP1989030234U JP3023489U JPH0724780Y2 JP H0724780 Y2 JPH0724780 Y2 JP H0724780Y2 JP 1989030234 U JP1989030234 U JP 1989030234U JP 3023489 U JP3023489 U JP 3023489U JP H0724780 Y2 JPH0724780 Y2 JP H0724780Y2
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勝久 森
久蔵 山方
裕二 中嶋
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電気コネクターに関し、特に被覆電線の端部を
圧入接続する圧入式電気コネクターに関するものであ
る。
〈従来の技術〉 従来、電気絶縁性のプラスチック材料で成型されたケー
シングに被覆電線圧入用スリットを備えた接続部材を装
着し、この接続部材のスリットに被覆電線の端部を圧入
してこれの被覆を破り導線と接続部材との電気的接続を
行うようにしたものは既に知られている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、かかる従来コネクターの問題は、ケーシングに
装着された接続部材の被覆電線圧着挟持力が充分ではな
く、確実かつ強固に接続されていないという点にある。
従って、例えば電気掃除機や自動車等のような継続的に
振動が行われる機器に取り付けられたとき、長期使用中
にケーシングの接続部材スリット内に圧入固定された導
線に緩みが発生し、不完全な接続状態が生じて発熱等の
原因になると共に、被覆電線に引き抜き作用が生じると
容易に接続部材から遊離することがある。
そこで本考案は、接続部材のスリットに圧入された被覆
電線を確実かつ強固に結合保持することが出来ると共
に、ケーシング内の接続部材やこれに接続された被覆電
線の運動を制限して安定した接続状態を維持することの
出来る機能を備えた新規な電気コネクターを提供するこ
とを主たる目的とするものである。
〈かつを解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案に係る電気コネクタ
ーにあっては、両端が貫通し上面に向かって開口した凹
溝(11)を有する電気絶縁性ケーシング(1)と、前記
凹溝(11)に嵌合保持された金属製接続部材(2)とか
ら成り、前記接続部材(2)は、長尺の水平な基盤(2
1)の長さ方向に沿った両端部分で基盤両側から垂直に
上方に折り曲げられた夫々一対の平行な側壁(22),
(22),(22′),(22′)を含み、該側壁(22),
(22),(22′),(22′)はその両端部に内側に折り
曲げられた端板(23)…を夫々備え、この相対する左右
の端板の間に被覆電線圧入用のスリット(24),(2
4),(24′),(24′)が形成されており、これによ
り夫々長さ方向に適当な間隔をへだてた二つの被覆電線
圧入用スリットを持つ被覆電線圧着部(25),(25′)
が接続部材(2)の両端部分に形成されており、更に前
記凹溝(11)の上面開口部を閉じる蓋体(3)を含み、
該蓋体(3)は前記被覆電線圧着部(25),(25′)に
装着される被覆電線(A)の上面を押圧する押圧凸部
(32)を備えている構造としたものである。
〈作用〉 上記のごとく構成された電気コネクターに於いて、第2
図乃至第5図に示すように、被覆電線圧着部(25),
(25′)のスリット(24),(24),(24′),(2
4′)に夫々被覆電線(A),(A)を圧入すると、被
覆電線(A)の被覆部分が破れて内部の導線(a)がス
リット端縁に接触して接続部材(2)と電気的接続がな
される。この時、被覆電線(A),(A)は夫々軸線方
向に離れた2カ所の位置でスリット(24),(24),
(24′),(24′)により安定良く挟着保持されるので
確実な電気的接続が得られると共に使用中の導線(a)
の緩みを防止することが出来る。また、蓋体(3)をケ
ーシング(1)に取り付けることによって、前記凸条部
(31)…の下面から突設された押圧凸部(32)…が、前
記接続部材の圧着部(25),(25′)に装着された被覆
電線(A),(A)の上面に接当してこれを押圧し、こ
れにより被覆電線(A)の軸線方向への運動や上下方向
の運動を制限して被覆電線に不慮の引っ張り作用が生じ
た場合でもこれに対処するに充分な抵抗力を付与させる
ことができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面を参照にして説明す
る。
第1図乃至第5図において、符号(1)は電気絶縁性の
プラスチック材料で成型された平面長方形のケーシング
であって、平行に配設された複数の、例えば図示するよ
うな4列の細長い凹溝(11)…が設けられている。この
凹溝(11)…はケーシング(1)の長さ方向に沿って延
び、その上面が開口し両端が貫通している。
而して、符号(2)…は前記凹溝(11)…に嵌入保持さ
れた導体金属から成る板金製接続部材であって、該接続
部材(2)は、長尺の水平な基盤(21)の長さ方向両端
部分で基盤両側から垂直に上方に折り曲げられた夫々一
対の平行な側壁(22),(22),(22′),(22′)を
含み、該側壁(22),(22),(22′),(22′)はそ
の前後端部に内側に折り曲げられた端板(23)…を夫々
備え、これら相対する左右の端板(23),(23)の間に
被覆電線(A)を圧入するためのスリット(24),(2
4),(24′),(24′)が形成されている。これによ
り夫々長さ方向に適当な間隔を隔てた二つの被覆電線圧
入用スリットを持つ被覆電線圧着部(25),(25′)が
接続部材(2)の前後両端部分に形成されている。尚、
前記スリット(24),(24′)はこれに被覆電線(A)
を圧入したときに被覆電線(A)の被覆部分が破れて内
部の導線(a)がスリット端縁に接触して電気的接続が
成されるように、その隙間の寸法が被覆電線の直径に合
わせて予め設定されている。
更に本考案の電気コネクターは、前記ケーシング(1)
の凹溝(11)…の上面開口部を閉じる蓋体(3)を含
む。この蓋体(3)はその下面に前記凸溝(11)…の上
部に嵌入する凸条部(31)…が形成されている。この凸
条部(31)…は、蓋体(3)をケーシング(1)に取り
付けた時に凸条部の先端が接続部材(2)の側壁上端縁
に接当して該接続部材(2)の抜脱を阻止する寸法に設
計されている。更に前記凸条部(31)…の下面から押圧
凸部(32)…が突設されている。この押圧凸部(32)…
は、前記接続部材の圧着部(25),(25′)に装着され
た被覆電線(A)の上面に接当してこれを押圧するよう
な寸法に設計されている。而して、図中(26),(26)
は接続部材の補強用リブである。
上記のごとく構成された電気コネクターによって被覆電
線(A),(A)を接続する時は、第2図乃至第5図に
示すように被覆電線圧着部(25),(25′)のスリット
(24),(24),(24′),(24′)に夫々被覆電線
(A),(A)を圧入することによって簡単に両被覆電
線(A),(A)を電気コネクターを介して接続するこ
とができる。この時、被覆電線(A),(A)は夫々軸
線方向に離れた2カ所の位置でスリット(24),(2
4),(24′),(24′)により安定良く挟着保持され
ているので確実な電気的接続が得られると共に使用中の
導線(a)の緩みを防止することが出来る。
また、前記凹溝(11)…に蓋体(3)を取り付けること
によって、凸条部(31)の先端が接続部材(2)の側壁
上端縁に接当して該接続部材(2)を安定よく保持す
る。また、同時に前記凸条部(31)…の下面から突設さ
れた押圧凸部(32)…が、前記接続部材の圧着部(2
5),(25′)に装着された被覆電線(A),(A)の
上面に接当してこれを押圧する。これにより被覆電線
(A)の軸線方向への運動や上下方向の運動を制限し、
不慮の引っ張り作用を受けた場合でもこれに対処するこ
とができる。またこの押圧凸部(32)の存在によって接
続部材(2)の長さ方向に沿ったスライドが確実に阻止
することができる。
尚、前記蓋体(3)は第6図乃至第8図に示すように、
ケーシング(1)に対して折り返し可能なヒンジ(4)
を介して一体的に成型することがコストの面から好まし
い。この場合、蓋体(3)の自由端に設けたフック(3
3)がケーシング(1)の係合凹部(14)に係合するこ
とによって蓋体の閉鎖姿勢が維持される。又この実施例
では前記したような接続部材(2)を押し付ける凸条部
(31)が省略されていて、被覆電線(A)を押圧する押
圧凸部(32)が直接蓋体下面に形成されている。
尚、本考案において、前記した一方の被覆電線圧着部
(25)のスリット(24)と、他方の被覆電線圧着部(2
5′)のスリット(24′)の隙間の寸法をかえておけ
ば、該スリットの寸法に合わせて左右異なる径の被覆電
線を接続させることもできるものである。
以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本考
案は必ずしも上記の実施例構造のみに限定されるもので
なく、本考案の構成要件並びに効果を有する範囲内で適
宜変更して実施出来ることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上詳述したごとく本考案は、ケーシングに装着された
接続部材の被覆電線圧着部は夫々長さ方向に適当な間隔
を隔てた2カ所の位置で被覆電線圧入用スリットを備え
ているので、これに圧入された被覆電線は夫々軸線方向
に離れた2カ所の位置でスリットにより安定良く挟着保
持することができ、これにより確実な電気的接続が得ら
れると共に使用中の導線の緩みや、遊離を未然に防止す
ることが出来、加えて前記凸条部の下面から突設された
押圧凸部が、前記接続部材の圧着部に装着された被覆電
線の上面に接当してこれを押圧し、これにより被覆電線
の軸線方向への運動や上下方向の運動を制限して被覆電
線に不慮の引っ張り作用が生じた場合でもこれに対処す
るに充分な抵抗力を付与させることができて前記した導
線の緩みや遊離を一層確実に防止することができると共
に、前記押圧凸部の存在によって接続部材の長さ方向に
沿ったスライドが規制出来、これにより蓋体をセッティ
ングするだけでビス等の固定手段によることなく接続部
材を所定位置に定着させることが出来、かくて製作工程
の簡略化と、金属板の折り曲げ加工による接続部材並び
にプラスチック成型品によるケーシング並びに蓋体の簡
潔な構成によって、コストの低減化を図ることができ
る。更に加えて本考案では、接続部材(2)の両端部分
に被覆電線圧着部(25),(25′)が左右対称的に形成
されているので、使用に際して左右勝手がなく容易に使
用することが出来ると共に、左右から被覆電線をスリッ
トに押し込むだけで簡単にバラの被覆電気を直線状に接
続することができ、更にこの接続部材(2)が複数列形
成されているので、複数の電線を同時に直線状に接続す
ることができ、加えて、蓋体(3)は前記被覆電線圧着
部(25),(25′)に装着される全ての被覆電線(A)
…の上面を同時に押圧する押圧凸部(32)…を備えてい
るので、1つの蓋体(3)を閉じるだけで接続すべき多
数の電線を同時に圧着部に圧入することができて複数の
電線の接続が容易迅速に行うことができる等の種々の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部分解斜視図、第2
図は被覆電線を本考案の電気コネクターに接続する状態
を示す断面図、第3図は被覆電線を本考案の電気コネク
ターに接続した状態を示す断面図、第4図は第3図のIV
−IV線に沿った断面図、第5図は第3図のV−V線に沿
った断面図、第6図は本考案にかかる電気コネクターの
他の実施例を示す側面図、第7図は第6図で示した電気
コネクターによって被覆電線を接続した状態を示す断面
図、第8図は第7図におけるVIII−VIII線に沿った断面
図である。 図中(1)はケーシング、(11)は凹溝、(2)は接続
部材、(21)は基盤、(22),(22′)は側壁、(23)
は端板、(24),(24′)はスリット、(25),(2
5′)は被覆電線圧着部、(3)は蓋体、(32)は押圧
凸部、(A)は被覆電線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−216373(JP,A) 実開 昭60−189956(JP,U) 実開 昭57−145276(JP,U) 特公 昭50−34234(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が貫通し上面に向かって開口した複数
    の平行な凹溝(11)を有する電気絶縁性ケーシング
    (1)と、前記凹溝(11)に嵌合保持された複数の金属
    板製接続部材(2)…とから成り、前記接続部材(2)
    は、長尺の水平な基盤(21)の長さ方向に沿った両端部
    分で基盤両側から垂直に上方に折り曲げられた夫々一対
    の平行な側壁(22),(22),(22′),(22′)を含
    み、該側壁(22),(22),(22′),(22′)はその
    両端部に内側に折り曲げられた端板(23)…を夫々備
    え、この相対する左右の端板の間に被覆電線圧入用のス
    リット(24),(24),(24′),(24′)が形成され
    ており、これにより夫々長さ方向に適当な間隔をへだて
    た2つの被覆電線圧入用スリットを持つ左右対称的な被
    覆電線圧着部(25),(25′)が接続部材(2)の両端
    部分に形成されており、更に凹溝(11)の上面開口部を
    閉じる蓋体(3)を含み、該蓋体(3)は前記被覆電線
    圧着部(25),(25′)に装着される全ての被覆電線
    (A)…の上面を同時に押圧する押圧凸部(32)…と接
    続部材(2)の側壁上端縁に接当する凸条部(31)とを
    備えている電気コネクター
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