JP2553899Y2 - ケーブル用圧接コネクタ - Google Patents

ケーブル用圧接コネクタ

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JP2553899Y2
JP2553899Y2 JP1990127483U JP12748390U JP2553899Y2 JP 2553899 Y2 JP2553899 Y2 JP 2553899Y2 JP 1990127483 U JP1990127483 U JP 1990127483U JP 12748390 U JP12748390 U JP 12748390U JP 2553899 Y2 JP2553899 Y2 JP 2553899Y2
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JP1990127483U
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敬一 篠田
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住友スリーエム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電線対である小ピッチのフラット・ケーブル
の保持に適したケーブル用圧接コネクタに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、フラット・ケーブルのコネクタは、第2図の下
方に位置した雌コネクタ2のように、接点要素8がイン
サート成形により固定されているが、これは、インサー
ト金型内に固定された接点要素8の周囲に樹脂を射出す
ることで接点要素8を保持してなるものであった。
また、ヒルアンドデール型のコネクタには、特公昭60
−16071号公報に開示のような、接点要素を通す穴を有
する絶縁性本体の底部に形成した凹部に、接点要素の保
持タブが嵌合するようにして保持したコネクタが知られ
ている。
[考案が解決しようとする課題] このようなインサート成形により接点要素を保持した
コネクタにおいては、絶縁性本体に複雑な形状が要求さ
れる場合にインサート金型自体そしてその内部での接点
要素の保持等の問題から複雑な形状に対応することがで
きなかった。
また、ヒルアンドデール型コネクタにおいては、接点
要素の保持タブが開放した凹部に嵌合するのみで、その
他の部分は、真っすぐな穴に差し込まれているだけであ
るが、接点要素の確実な保持とはいえないだけでなく、
そのために加工を多く必要とする接点要素の製造に時間
がかかることになった。
さらに、このようなコネクタにおいては、ピッチの小
さいケーブルを保持するのに、コネクタ細部が複雑にな
り、全体を薄く作らねばならず、このようなケーブルを
接点要素に圧接するのに、約3kgの力が必要であること
からすると、強度上も耐えられず、製造の過程で壊され
ることにもなっていた。
本考案は、従来の上記のような問題点に鑑みてなされ
たものであり、部品の製造に時間を要せず、複雑な形状
を有したものにも対応でき、ケーブルの圧接の力に耐え
られる強度を有したケーブル用圧接コネクタを提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案のケーブル用圧接
コネクタは、ピッチの小さいケーブルを保持するための
コネクタであって、一方の表面に平行に配置された複数
個の電線支持溝を形成した頂部と、該頂部に形成された
孔と共に連続する複数個の貫通した孔を形成した底部と
を有し、前記孔の各々が各電線支持溝を横切って延びる
ことから絶縁性本体、 前記絶縁性本体により担持された接点本体を有する複
数個の接点要素にして、それぞれが絶縁はがし兼導線接
続用の二またの端部を有し、該二またの端部が前記絶縁
性本体の各孔を貫通して配置された前記電線支持溝に支
持された電線と電気的に接続する接点要素、および 絶縁性本体に対して前記ケーブルを圧接するためのカ
バーにして、前記絶縁性本体の前記電線支持溝に対し補
完的な平行な電線支持溝を一方の表面に形成されたカバ
ー、 を有することからなるケーブル用圧接コネクタにおい
て、 前記電線支持溝に配置された各接点要素が、前記二ま
た端部から前記接点本体と並行して延びる短片からなる
脚部を有し、前記底部と頂部との間の当接部において、
前記脚部が前記底部の上面に接するように位置決めされ
るとともに、前記接点本体が前記底部の上面に沿う形状
に曲接されていて、この曲接された部分が底部の上面と
頂部の下面とにより挟持つれている。
[作用] 上記のようなケーブル用圧接コネクタにおいては、二
また端部とその下方に接点本体と短片からなる脚部を並
行して有する接点要素が絶縁性本体の頂部の孔に貫通し
て配置され、二また端部が絶縁性本体の頂部の電線支持
溝に位置されるとともに、接点本体が頂部の底部への当
接部において曲折されるとともに、接点本体と並行する
脚部が底部の上面に接するように位置決めされる。そし
て、接点本体が絶縁性本体の底部の孔を貫通されて、頂
部が底部に対して当接される。その当接部においては、
接点要素の接点本体の曲折部が頂部の底面と底部の上面
との間に挾持される。このようにしてなる接点要素を配
置した絶縁性本体の電線支持溝上にピッチの小さいフラ
ットケーブルが配置されて、この電線支持溝と補完的な
電線支持溝を有するカバーを押圧すれば、接点要素の二
また端部が絶縁をはがして、ケーブルは接点要素に圧接
され、両者を電気的に接続することができる。
このケーブル用圧接コネクタは、接点要素が絶縁性本
体に二また端部を孔を通して電線支持溝に位置させた
後、その頂部の底面に接点本体を曲折して接するように
位置決めされて底部との間で挾持して配置されるので、
ケーブルのピッチが小さくなって、構造が複雑で、全体
が薄手のものになっても、配置、位置決めを容易になす
ことができ、接点要素そのものの形状も製造時間を格別
要せず作ることができるものである。
[実施例] 実施例について図面を参照して以下の如く説明する。
本考案の一実施例であるケーブル用圧接コネクタを、
第1図に示すようなヒールアンドデール型の圧接コネク
タについて説明する。第1図には、雄コネクタ1のみを
示しているが、第2図の断面図に示すように、通常の使
用状態では雌コネクタ2が組み合わせられる。この雄コ
ネクタ1は、ポリブチレン・テレフタレート(PVT)等
の樹脂からなる絶縁性本体、カバー9、そして接点要素
7を備えている。この絶縁性本体は、組立を容易にする
ためその頂部4およびその底部3からなっている。雄コ
ネクタ1には、その上面に複数個の平行な電線支持溝41
が形成されている。この電線支持溝41は、第1図におい
て一部分のみを示したフラットケーブルのような支持さ
れるケーブル10とともに一部分だけが示されている。雄
コネクタ1と雌コネクタ2の電線支持溝41は、それぞれ
第2図の中心線Cに対して対称になるように形成され、
おのおの横断方向の段部45を形成するように、電線支持
用の上部平面46と下部平面47とが設けられている。隣接
する電線支持溝41に形成された段部45においては、下部
平面47から上部平面46への立ち上がりが逆になるように
されており、2つの上部平面46の間に1つの下部平面47
が位置している。雄コネクタ1の電線支持溝22の下部平
面47には、交差するように接点要素7用の孔42が頂部4
の下部平面43に開口している。
接点要素7は、第3図および第4図に示すように、絶
縁性本体の底部3の下方空間31に位置する接点本体71
と、電線支持溝41に横切るように位置する二また端部7
2、および接点本体71と並行し底部3の上面33に接する
ように位置する短片からなる脚部73とを有している。こ
の接点本体71は、雄コネクタ1の絶縁性本体にばね力を
保存するように押されたわんだ状態に支持されるよう
に、頂部4と底部3との当接部36において、頂部4の孔
42の下端部で曲折され、上記のように73は底部3の上面
33に接し、さらに接点本体71が曲折されて底部3の穴32
を通って空間31に位置決めされ、雄コネクタ1の接点の
摺接部を形成する。一方、二また端部72は、ケーブル10
の絶縁を剥ぎ取り、導線と接続するために、各電線支持
溝41に雄コネクタ1の孔42を貫通して位置されている
が、電線支持用の下部平面47上に支持される電線と電気
的に接続される。この二また端部72は、接点本体71と隣
接する電線支持溝41間の間隔の半分に等しい距離だけ接
点本体71の中心線から離れるように接点本体71からずれ
た位置関係になっている。
このような絶縁性本体の雄コネクタ1においては、そ
の底部3の空間31に位置するように、長方形のリブ34が
垂直方向に一体に形成され、その側壁に接点本体71の摺
接部が位置するようになっている。
雄コネクタ1のカバー9には、第1図において雄コネ
クタ1から取り外されて、上向きの状態で示されている
が、その一方の面に段付きの平行な電線支持溝91が形成
され、この電線支持溝91は雄コネクタ1の絶縁性本体の
電線支持溝41と補完的に形成されている。したがって、
カバー9の電線支持溝91の上部平面92は、絶縁性本体の
電線支持用の下部平面47に係合することができ、電線支
持溝41内の電線を接点要素7の二また端部72内に押し込
むことができる。雄コネクタ1の絶縁性本体の電線支持
用の上部平面46は、カバー9の電線支持用の下部平面93
に係合して絶縁被覆電線をしっかりと保持する。カバー
9は、その両端部に係合部95を有し、絶縁性本体のスロ
ット内側に設けた突起11に係合し、補完的な電線支持溝
41,91の整合によってカバー9を雄コネクタ1に保持
し、電線支持溝内の電線を支持固定し、電気接続させ
る。
上記のような構成の説明は、雄コネクタ1についてで
あるが、第2図に示されたコネクタにおいては、雌コネ
クタ2が従来のインサート成形によって形成されてい
る。しかしながら、雄コネクタ1と同様に接点要素8を
取り付けることにより絶縁性本体の雌コネクタ2を形成
してもよいことは、言うまでもない。即ち、雌コネクタ
2は、絶縁性本体として底部5に頂部6が当接状態で嵌
合され、頂部6には第3図に示すような接点要素8を雄
コネクタ1と同様に孔を通してその下面に脚部が接し、
そこで曲折することにより配置される。その際、接点要
素8の接点本体は、雄コネクタ1の接点要素7の接点本
体71の外側から弾性をもって摺接するようにわん曲され
ている。
上記のような構成の圧接コネクタにおいては、従来の
1.27mmピッチの半分の0.635mmピッチのケーブルにも対
応できるように、絶縁性本体が複雑で薄手の構造になっ
ても、接点要素の頂部への取付けが容易であり、取り付
け後の頂部と底部の挾持によってその固定も確実になさ
れる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、以下の
ような効果を奏する。
上記構成の接点要素のケーブル用圧接コネクタは、接
点要素7が電線と電気的な接続をなすための二また端部
と、それと連続して並行する短片からなる脚部および摺
接部をなす接点本体を有するのみで、特別な加工を必要
とせず、部品製造に時間が取られることがないだけでな
く、雄コネクタ1の絶縁性本体における頂部4におい
て、上面側の電線支持溝41に交差して開口する孔42を二
また端部72が貫通し横切って配置されるとともに、底部
の上面において、脚部が接するとともに接点本体が頂部
の下面との間に挾持されるように曲折され、そして、再
度接点本体が曲折された絶縁性本体の底部の穴を通して
配置され、頂部と底部との間で挾持、固定されることに
よる接点要素の確実な取付がなされ、雄コネクタを構成
するようにしたので、従来の接点要素のインサート成形
による絶縁性本体への取付の場合に比べ、たとえば、頂
部の一方の表面において複雑な形状設計が可能となり、
また、ピッチの小さくなったケーブルを用いることによ
り薄手構造になった絶縁性本体がケーブルを接点要素に
圧接する際に壊れることもないという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるのにケーブル用圧接コ
ネクタの雄コネクタの斜視図、第2図は本考案にしたが
った通常の使用状態にある雄コネクタ雌コネクタの断面
図、および第3図は第1および第2図に示す各コネクタ
に用いられる接点要素の平面図、および第4図は第3図
の接点要素の曲接された状態を示す斜視図である。 1…絶縁性本体を構成する雄コネクタ、2…雌コネク
タ、3,5…底部、4,6…頂部、7,8…接点要素、9…カバ
ー、10…ケーブル、33…底部上面、41…電線支持溝、42
…孔、71…接点本体、72…二また端部、73…脚部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピッチの小さいケーブルを保持するための
    コネクタであって、 一方の表面に平行に配置された複数個の電線支持溝を形
    成した頂部と、該頂部に形成された孔と共に連続する複
    数個の貫通した孔を形成した底部とを有し、前記孔の各
    々が各電線支持溝を横切って延びることからなる絶縁性
    本体、 前記絶縁性本体により担持された接点本体を有する複数
    個の接点要素にして、それぞれが絶縁はがし兼導線接続
    用の二またの端部を有し、該二またの端部が前記絶縁性
    本体の各孔を貫通して前記電線支持溝に支持された電線
    と電気的に接続する接点要素、および 前記絶縁性本体に対して前記ケーブルを圧接するための
    カバーにして、前記絶縁性本体の前記電線支持溝に対し
    補完的で平行な電線支持溝を一方の表面に形成したカバ
    ー、 を有することからなるケーブル用圧接コネクタにおい
    て、 前記電線支持溝に配置された各接点要素が、前記二また
    の端部から前記接点本体と並行して延びる短片からなる
    脚部を有し、前記底部と頂部との間の当接部において、
    前記脚部が前記底部の上面に接するように位置決めされ
    るとともに、前記接点本体が前記底部の上面に沿う形状
    に曲折されていて、この曲折された部分が前記底部の上
    面と前記頂部の下面とにより挟持されていること、 を特徴とするケーブル用圧接コネクタ。
JP1990127483U 1990-11-29 1990-11-29 ケーブル用圧接コネクタ Expired - Lifetime JP2553899Y2 (ja)

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