JPH07247667A - 床支持脚 - Google Patents

床支持脚

Info

Publication number
JPH07247667A
JPH07247667A JP3393694A JP3393694A JPH07247667A JP H07247667 A JPH07247667 A JP H07247667A JP 3393694 A JP3393694 A JP 3393694A JP 3393694 A JP3393694 A JP 3393694A JP H07247667 A JPH07247667 A JP H07247667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
rubber material
floor
proof
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3393694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kurosawa
正樹 黒澤
Kazumasa Araki
一誠 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP3393694A priority Critical patent/JPH07247667A/ja
Publication of JPH07247667A publication Critical patent/JPH07247667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮音性能に優れると共にたわみを少なくして
居住性を向上させた床支持脚を提供する。 【構成】 床材5に雌ねじを有する上部部材2を取り付
け、床基盤6上に防振材4を設置し、防振材4により雌
ねじを有する下部部材3を支持し、支持ボルト1の上下
端部をそれぞれ上部部材2、下部部材3に螺合する。防
振材4を円筒台座状の内部防振ゴム材41の上部に目付
量1000〜1400g/m2のフェルト材43を設
け、これらの外周に内部防振ゴム材41より硬い円筒状
の外部防振ゴム材42を被せて形成する。下部部材3の
下端鍔部31を外部防振ゴム材42内に挿入し、内部防
振ゴム材41上のフェルト材43上面に載せ、内部防振
ゴム材41下面を床基盤6に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物のコンクリートス
ラブ等の床基盤上に、支持脚を備えた床単位体を載置し
て床を形成する乾式置床工法における床支持脚に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の床支持脚として、例えば
本出願人が先に提案した実開平2−36547号公報に
記載されたものが知られている。この先願の床支持脚
は、図4の如く、支持ボルト7の上端部が床材5に取り
付けられた上部部材8に螺合され、下端部が床基盤6上
に設置された防振材9により支持された下部部材10に
螺合され、防振材9が台座状の内部防振ゴム材91の外
周に筒状の外部防振ゴム材92が被せられて形成され、
内部防振ゴム材91が外部防振ゴム材92より柔らかい
ゴム硬度となされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の床支持脚は、防振材を内部防振ゴム材と外部防振
ゴム材とに分離し、内部防振ゴム材が外部防振ゴム材よ
り柔らかいゴム硬度とすることにより、遮音性能を向上
させ、荷重がかかった時の防振材のたわみを少なくする
のに効果があるが、未だ十分とはいえず、より優れたも
のが要望されていた。
【0004】本発明はかかる要望に応えるべく遮音性能
に優れ、かつ荷重がかかった時の防振材のたわみを少な
くした居住性のよい床を形成しうる床支持脚を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は防振材を内部防振ゴム材と外部防振ゴム材
とに分離し、これにフェルト材やさらには高比重ゴム材
を付加したものである。
【0006】すなわち、本発明床支持脚は、床材に取り
付けられた上部部材と、床基盤上に設置された防振材に
より支持された下部部材とが支持ボルトを介して連結さ
れ、床材を床基盤から高さ調整可能に支持するようにな
された床支持脚において、防振材が50〜70度のゴム
硬度を有する台座状の内部防振ゴム材の上部に目付量1
000〜1400g/m2のフェルト材が設けられ、こ
れらの外周に60〜80度のゴム硬度を有する筒状の外
部防振ゴム材が被せられて形成され、内部防振ゴム材が
外部防振ゴム材より柔らかいゴム硬度となされ、上記下
部部材の下端鍔部が内部防振ゴム材上のフェルト材上面
に載置されて外部防振ゴム材との間に挟着され、内部防
振ゴム材の下面が床基盤に当接されたものである。
【0007】あるいは又、上記防振材が、外部防振ゴム
材内に設けた板状の高比重ゴム材を含み、高比重ゴム材
が外部防振ゴム材内に挿入された下部部材の下端鍔部上
面に貼着されたものである。
【0008】
【作用】防振材を内部防振ゴム材と外部防振ゴム材とフ
ェルト材から形成することにより、遮音性能とくに軽量
床衝撃音に対する性能が向上し、荷重がかかった時の防
振材のたわみを少なくできる。又、外部防振ゴム材内に
設けた高比重ゴム材が下部部材の下端鍔部上面に貼着さ
れていることから、下部部材の微振動が抑制され、遮音
性能が向上する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、1は支持ボルト、2は上部部
材、3は下部部材、4は防振材、5は床材、6はコンク
リートスラブ等の床基盤である。
【0010】支持ボルト1は、図1や図2の如く、床材
5に取り付けられた上部部材2と、床基盤6上に設置さ
れた防振材4により支持された下部部材3を連結し、床
基盤6上に床材5を所定高さに支持するようになされて
いる。支持ボルト1は金属製となされ、一般にその上下
端部の雄ねじが、それぞれ上部部材2、下部部材3の雌
ねじに螺合され、支持ボルト1を回転させることにより
床材5の高さ調整が可能となされている。
【0011】上部部材2は一般に下端部外周に鍔状受部
21を有する金属製の筒状となされ、内部に雌ねじが設
けられている。この上部部材2は、床材5に設けられた
支持孔に嵌め込まれ、鍔状受部21が床材5の下面に当
接されて固定されている。
【0012】下部部材3は一般に下端部外周に鍔部31
を有する金属製の筒状となされ、内部に雌ねじが設けら
れている。この下部部材3は、図1や図2の如く、鍔部
31が防振材4内に包み込まれ、筒部が防振材4の上部
に突出するようにして防振材4により支持されている。
【0013】防振材4は下部部材3を支持する台座とな
されている。この防振材4は、例えば図1の場合は、円
筒台座状の内部防振ゴム材41の上部にリング板状のフ
ェルト材43が設けられ、これらの外周に筒状の外部防
振ゴム材42が被せられて形成されている。詳しくは、
下部部材3の下端鍔部31が内部防振ゴム材41上のフ
ェルト材43上面に載置されて外部防振ゴム材42との
間に挟着され、内部防振ゴム材41の下面が床基盤6に
当接され、床衝撃音が床基盤6に伝わりにくくなされて
いる。
【0014】上記内部防振ゴム材41は外部防振ゴム材
42よりゴム硬度が柔らかくなされている。一般に、内
部防振ゴム材41のゴム硬度は50〜70度となされ、
外部防振ゴム材42のゴム硬度は60〜80度となされ
ている。
【0015】又、内部防振ゴム材41は、図3の如く、
上下面の少なくとも一方に同心円状の突条45が設けら
れ、外周面に上下方向に溝条46が設けられることによ
り防振効果を向上させるようになされている。
【0016】すなわち、上記突条45が設けられている
と、床材5にかかった荷重により内部防振ゴム材41が
圧縮変形する場合、バネ定数の低い突条45が本体部よ
り先に潰れて本体部に達するまで変形した後、バネ定数
の高い本体部が変形することから急激に変形の仕方が少
なくなる。このため突条45の変形により、とくに軽量
床衝撃音に対して振動を有効に吸収できる。上記溝条4
6が設けられていると、溝条46のない同ゴム硬度のも
のに比べバネ定数を低くして弾力性を付与でき、床材5
に荷重がかかると内部防振ゴム材41の変形により、と
くに重量床衝撃音に対して振動を有効に吸収できる。
【0017】又、内部防振ゴム材41の外周面には周方
向に係合突条47が設けられ、外部防振ゴム材42と係
合するようになされている。又、外部防振ゴム材42
は、図3の如く、内部防振ゴム材41より大きい円筒状
となされ、内周面に上記係合突条47と係合する係合溝
48が設けられている。
【0018】フェルト材43は目付量1000〜140
0g/m2で厚み10〜20mm程度のものが使用され
る。フェルト材43の目付量は少なすぎると荷重がかか
った時のたわみが大きくなり、逆に多すぎると遮音性能
が悪くなることから上記範囲が好ましい。又、このフェ
ルト材43は厚み10〜20mm程度のものが厚み3〜
4mm程度まで圧縮された状態で防振材4内に組み込ま
れ、残留たわみを少なくして使用される。
【0019】又、防振材4は、図2の場合には、上記内
部防振ゴム材41、外部防振ゴム材42、フェルト材4
3に加え、リング板状の高比重ゴム材44が設けられて
形成されている。この場合は、上記図1の場合の外部防
振ゴム材42内に高比重ゴム材44が設けられ、この高
比重ゴム材44が外部防振ゴム材42内に挿入された下
部部材3の下端鍔部31の上面に貼着されている。
【0020】上記高比重ゴム材44は、ゴム硬度が50
〜70度、比重2.5前後であって、一般にブチルゴム
と合成樹脂を主成分としたものが好適に使用される。高
比重ゴム材44は下部部材3の鍔部31の上面にアクリ
ル系樹脂等の粘着剤により貼着されて下部部材3と一体
化されることにより、荷重がかかっても高比重ゴム材4
4自身はたわまず、下部部材3の微振動を抑え、且つた
わみも抑え、遮音効果を高めるようになされている。な
お、高比重ゴム材44の比重は2.5程度が好ましい
が、上記効果を奏すべく通常のゴム材に比べて大きくな
されておればよい。なお又、高比重ゴム材44は一般に
厚み3mm程度のものが使用されるが、必ずしもこれに
限定されない。
【0021】次に、本発明床支持脚と従来の床支持脚を
使用した置床工法による床衝撃音レベルの測定(JIS
A 1418に準ずる)を行い、その結果を表1に示
した。床衝撃音として人が歩く程度の軽量床衝撃音と、
人が飛び跳ねる程度の重量床衝撃音の2種類の測定を行
った。又、同時に床支持脚1個当たりの荷重とたわみ量
の関係を測定し、その結果を表2に示した。なお、表2
において、残留たわみは、荷重は荷重をかけない初期状
態から400kgfまで順次加重し、荷重除去後5分後
のたわみ量とした。
【0022】実施例1として、図1の如き床支持脚を使
用し、防振材として内部防振ゴム材が高さ18mm、ゴ
ム硬度60度、外部防振ゴム材がゴム硬度65度のもの
を使用し、フェルト材として目付量1200g/m2
厚み15mmのものを厚み3mmに圧縮して使用した。
実施例2として、図2の如き床支持脚を使用し、防振材
として実施例1と同様のものに加え、高比重ゴム材とし
てゴム硬度65度、比重2.5、厚み3mmのものを使
用した。又、比較例として、図4の如き床支持脚を使用
し、防振材として内部防振ゴム材が高さ21mm、ゴム
硬度60度、外部防振ゴム材がゴム硬度65度のものを
使用した。
【0023】なお、実施例1、実施例2、比較例とも防
振材の構造以外は同条件で測定し、床材として、12m
m厚の合板と20mm厚のパーティクルボードを重ねた
ものを使用し、床基盤から床材下面までの高さを175
mmとした。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明床支持脚は、
防振材が内部防振ゴム材の上部に目付量1000〜14
00g/m2のフェルト材が設けられ、これらの外周に
外部防振ゴム材が被せられて形成され、内部防振ゴム材
が外部防振ゴム材より柔らかいゴム硬度となされ、下部
部材の下端鍔部が内部防振ゴム材上のフェルト材上面に
載置されて外部防振ゴム材との間に挟着され、内部防振
ゴム材の下面が床基盤に当接されているので、床衝撃音
が防振材を介して床基盤に伝播しにくく、床衝撃音とく
に軽量床衝撃音に対する遮音性能を向上させることがで
きる。しかも、荷重がかかった時、とくに重荷重になる
に従いの防振材のたわみを抑えることができ、居住性の
よい床を得ることができる。
【0027】又、外部防振ゴム材内にさらに高比重ゴム
材が設けられ、高比重ゴム材が外部防振ゴム材内に挿入
された下部部材の下端鍔部上面に貼着されているので、
下部部材の微振動を抑えることができ、上記遮音性能を
より向上させることができると共に、荷重がかかった
時、高比重ゴム材自身のたわみが発生せず、防振材のた
わみも抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明床支持脚の一実施例を示す一部切欠断面
図である。
【図2】本発明床支持脚の他の実施例を示す一部切欠断
面図である。
【図3】本発明における防振材の例を示す分解斜視図で
ある。
【図4】従来の床支持脚の例を示す一部切欠断面図であ
る。
【符号の説明】
1 支持ボルト 2 上部部材 3 下部部材 4 防振材 41 内部防振ゴム材 42 外部防振ゴム材 43 フェルト材 44 高比重ゴム材 5 床材 6 床基盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材に取り付けられた上部部材と、床基
    盤上に設置された防振材により支持された下部部材とが
    支持ボルトを介して連結され、床材を床基盤から高さ調
    整可能に支持するようになされた床支持脚において、防
    振材が50〜70度のゴム硬度を有する台座状の内部防
    振ゴム材の上部に目付量1000〜1400g/m2
    フェルト材が設けられ、これらの外周に60〜80度の
    ゴム硬度を有する筒状の外部防振ゴム材が被せられて形
    成され、内部防振ゴム材が外部防振ゴム材より柔らかい
    ゴム硬度となされ、上記下部部材の下端鍔部が内部防振
    ゴム材上のフェルト材上面に載置されて外部防振ゴム材
    との間に挟着され、内部防振ゴム材の下面が床基盤に当
    接された床支持脚。
  2. 【請求項2】 防振材が、外部防振ゴム材内に設けた板
    状の高比重ゴム材を含み、高比重ゴム材が外部防振ゴム
    材内に挿入された下部部材の下端鍔部上面に貼着された
    請求項1記載の床支持脚。
JP3393694A 1994-03-03 1994-03-03 床支持脚 Pending JPH07247667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3393694A JPH07247667A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 床支持脚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3393694A JPH07247667A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 床支持脚

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07247667A true JPH07247667A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12400403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3393694A Pending JPH07247667A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 床支持脚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07247667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119993A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社井村木工場 置床式床構造および支持部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119993A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社井村木工場 置床式床構造および支持部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03197758A (ja) 二重床防音方法
JPH08334113A (ja) アンカーボルトとこれを用いた取付構造
JPH0717704Y2 (ja) 防振支持体
JPH0629354Y2 (ja) 床支持脚
JPH07247667A (ja) 床支持脚
JPH04140362A (ja) 二重床
JP3737439B2 (ja) 防振支持具
JPH06264598A (ja) 床支持脚
JPH1151113A (ja) 支承用防振材
JPH09196116A (ja) 構造物の免震構造
JP2577746Y2 (ja) 床支持体
JPS6028153Y2 (ja) 機器の脚装置
JPH0660128U (ja) 変圧器
JPS6319445Y2 (ja)
JP4342699B2 (ja) 床支持具及び床支持具用クッション部材
JP2640388B2 (ja) フローリング用のパネルボードの支持脚
JPS5816423B2 (ja) 置床下地沈み込み防止床工法
JPH0678660B2 (ja) 床構造
JP2763918B2 (ja) フローリング用パネルボードの支持脚
JPH0649742Y2 (ja) 床支持具
JPH05125820A (ja) 遮音二重床の支持脚構造
JPH0546079Y2 (ja)
JPH0547221Y2 (ja)
JPH03123038U (ja)
JP2005320818A (ja) 防振用床支持脚構造