JPH0724755A - 結合装置 - Google Patents

結合装置

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JPH0724755A
JPH0724755A JP16810893A JP16810893A JPH0724755A JP H0724755 A JPH0724755 A JP H0724755A JP 16810893 A JP16810893 A JP 16810893A JP 16810893 A JP16810893 A JP 16810893A JP H0724755 A JPH0724755 A JP H0724755A
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JP
Japan
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coupling
coupling member
guide
members
engaging portion
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Application number
JP16810893A
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English (en)
Inventor
Kenichi Otani
健一 大谷
Tetsuya Yanai
徹也 梁井
Naoya Ezawa
直也 江沢
Yuji Saito
祐二 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0724755A publication Critical patent/JPH0724755A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの結合部材を結合させる係合部及びこれ
を動作させる駆動機構にかかる負荷を軽減する。 【構成】 一方の結合部材100には、複数の指102
が開閉動作可能に設けられていると共に、他方の結合部
材200方向に突出したガイド凸部140が形成されて
いる。他方の結合部材200には、指102が閉動作す
ることにより係合して両部材を結合させる被係合部20
2を有していると共に、両部材の結合時にガイド凸部1
40が嵌まり込むガイド凹部240が形成されている。
ガイド凹部240には、他方の結合部材200へ近づく
方向への一方の結合部材100の移動に対して、ガイド
凸部140の先端部が接触すると、ガイド凸部140を
ガイド凹部240に完全に嵌まり込む方向へ導く案内面
242が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】二つの部材を備え、両部材を結合
させる結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の結合装置としては、例えば、特開
平1-169121号公報に記載されているものや、米国特許4,
545,723号公報に記載されているものがある。
【0003】前者の結合装置は、一方の結合部材がリン
ク機構を備えており、このリンク機構の一部を構成する
爪が開いて、他方の結合部材と結合するというものであ
る。この結合装置は、結合部材相互の概略位置決めをマ
ニピュレータで行い、爪が開く過程で、この爪で他方の
結合部材を目的の位置まで移動させて、結合部材相互の
最終的な位置決めを行うと共に結合部材相互の結合を行
っている。また、両結合部材の結合時における結合力
は、もっぱら爪にかかっている。
【0004】また、後者の結合装置は、一方の結合部材
には、一対の爪が設けられていると共に、この爪の側方
に外付けされた形で雌側のコネクタが設けられ、他方の
結合部材には、一方の結合部材の爪が把持する断面が菱
形上の結合柱が設けられていると共に、雄側のコネクタ
が設けられているものである。この結合装置も、結合部
材相互の概略位置決めをマニピュレータで行い、他方の
結合部材に設けられている結合柱を一方の結合部材の爪
で把持することで、結合部材相互の最終的な位置決めを
行うと共に結合部材相互及びコネクタ相互の結合を行っ
ている。また、この結合装置においても、両結合部材の
結合時における結合力は、もっぱら爪にかかっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の従来技術においても、結合部材相互の最終的な位置決
めを爪による結合動作で行っているため、この結合動作
過程で他方の部材を移動させる荷重が爪及びこの爪を駆
動させる機構に掛る。また、結合時においても、結合状
態を維持するための結合力のほとんどが爪及びこの爪を
駆動させる機構ににかかる。すなわち、いずれの従来技
術においても、爪等に過大な負荷が掛り、この爪等がこ
のような過大な負荷に対して破損するのを回避するため
には、爪やこの爪を駆動させる機構を大型化しなければ
ならず、結局、結合装置が大型化してしまうという問題
点がある。このように結合装置が大型化すると、単に、
結合装置の移動等が不便になるばかりか、この結合装置
が搭載されるマニピュレータも大型化しなければならな
くなる。このことは、特に、宇宙で結合装置を使用する
場合、これを宇宙に持っていく際に大きな問題となる。
【0006】そこで、本発明の目的は、爪に掛る負担を
軽減し、小型化を図ることができる結合装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の結合装置は、結合部材Aには、結合部材Bと結合する
ための係合部が動作可能に設けられていると共に、該係
合部を動作させる駆動機構が設けられ、前記結合部材B
は、前記係合部が係合して前記結合部材Aと該結合部材
Bとを結合させる被係合部を有し、前記結合部材Aと前
記結合部材Bとのうち、一方の部材には、両部材が対向
し合っている結合直前の他方の部材の方向へ突出したガ
イド凸部が形成され、前記他方の部材には、両部材が結
合した際に前記ガイド凸部が嵌まり込むガイド凹部が形
成されていると共に、該他方の部材へ近づく方向成分を
有する方向への該一方の部材の相対的移動に対して、該
一方の部材の該ガイド凸部の先端部が接触すると、該ガ
イド凸部を該ガイド凹部に完全に嵌まり込む方向へ導く
案内面が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】また、前記目的を達成するための他の結合
装置は、結合部材Aには、前記結合部材Bと結合するた
めの係合部が動作可能に設けられていると共に、該係合
部を動作させる駆動機構が設けられ、前記結合部材B
は、前記係合部が係合して前記結合部材Aと該結合部材
Bとを結合させる被係合部を有し、前記結合部材Aと前
記結合部材Bとのうち、一方の部材には、他方の部材に
近づくに連れて前記係合部が前記被係合部に係合可能な
位置にくるよう該他方の部材を相対的に導くための案内
面が該係合部又は該被係合部以外の箇所に形成され、該
他方の部材には、該案内面に対応する被案内面が該被係
合部又は該係合部以外の箇所に形成されていることを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】結合部材Aと結合部材Bとの相対的な概略位置
決めが終了した後、結合部材Aを結合部材Bに対して相
対的に近付けて行く。この過程で、結合部材Aのガイド
凸部の先端部が結合部材Bの案内面に接すると、ガイド
凸部の先端部は案内面に沿って移動して行き、ガイド凸
部はガイド凹部に完全に嵌まり込み、両部材の最終的な
位置決めが完了する。この時点で、少なくとも、ガイド
凸部の突出方向に対して垂直な方向における両部材の相
対的位置関係が拘束される。位置決めが完了すると、駆
動機構を動作させて、結合部材Aの係合部を結合部材B
の被係合部に係合させ、両部材を結合させる。この係合
部と被係合部との係合により、いまだ拘束されていない
方向における両部材の相対的位置関係が拘束され、両部
材は完全に結合する。
【0010】以上のように、指がなくても、両部材の相
対的な位置決めを確実に行うことができる。また、位置
決めが完了して、ガイド凸部がガイド凹部に嵌まり込む
と、少なくとも、ガイド凸部の突出方向に対して垂直な
方向における両部材の相対的位置関係が拘束されるた
め、結合状態時において、この拘束された方向の力は、
係合部にはほとんどかからず、ガイド凸部及びガイド凹
部がほとんど受けることになる。従って、位置決め過程
においても、結合状態時においても、係合部及びこれを
動作される駆動機構への負担が軽減され、結合部材の小
型化を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る各種実施例について、図
面を用いて説明する。まず、本発明に係る結合装置の第
1の実施例について、図1〜図6を用いて説明する。
【0012】本実施例の結合装置は、図1に示すよう
に、一方の結合部材100と他方の結合部材200とを
有して構成されている。一方の結合部材100の先端部
107側には、図1及び図5に示すように、3本の指1
02,102,102が放射状に、且つその基端部相互
間が所定距離を有するように配されている。各指102
は、その基端部がピン101により支持されている。指
102の中央部には、ピン103を介してリンク104
の一端部が連結されている。このリンク104の他端部
には、ピン105を介して前後(図1中、z方向)動可
能に設けられている押板106が連結されている。押板
106の一部には、ボールナット115が設けられてお
り、これにz方向に伸びるスクリュー114が螺合して
いる。スクリュー114は、減速機113と連結されて
おり、この減速機113にはギア112、111を介し
て指開閉動作用モータ110が接続されている。
【0013】一方の結合部材100の先端部107に
は、放射状に配されている3本の指102,102,1
02の中心部に、図1に示すように、他方の結合部材2
00方向(図1中、z方向)へ突出した円柱状のガイド
凸部材140が設けられている。このガイド凸部材14
0は、図6に示すように、基部側から基部側円柱部14
5と、この基部側円柱部145の先端側から他方の部材
200方向へ向かうに連れて径が小さくなるようなテー
パ面(被案内面)142が側周に形成されているテーパ
部143と、テーパ部143の先端側から形成されてい
る先端側円柱部146と、テーパ部のテーパ面及び基端
側円柱部の側周面にかけて放射方向に突出する3つの回
転規制凸部141,141,141とが形成されてい
る。
【0014】このガイド凸部材140及び押板106の
中心部には、他方の結合部材200方向へ貫通する貫通
孔が形成されており、ここに、先端部にソケットレンチ
125が設けられているトルク伝達軸124が回転可能
に配されている。一方の結合部材100内には、このト
ルク伝達軸124を回転駆動させる伝達軸駆動用モータ
120が設けられており、これがギア121,122及
び減速機123を介してトルク伝達軸124と接続され
ている。放射状に配されている3本の指102、10
2、102の相互間には、外部と電力または信号の受渡
しをするための電気コネクタ130,130が設けられ
ており、これにケーブル131,131が接続されてい
る。
【0015】一方の結合部材100は、これを三次元空
間内において移動させるマニピュレータ400の先端部
に取付けられている。一方の結合部材100のマニピュ
レータ400側には、力センサ410が設けられてい
る。この力センサ410は、前述した各種モータ11
0,120やマニピュレータ400の関節動作を制御す
る制御装置500と信号線510で接続されている。
【0016】他方の結合部材200は、図3及び図4に
示すように、中空円筒状のものである。他方の結合部材
200の外側周には、一方の結合部材100に放射状に
配されている3本の指102,102,102が閉じた
際に、これらの先端部108,108,108が入り込
んで係合する被係合部202,202,202が形成さ
れていると共に、一方の結合部材100の電気コネクタ
130,130と接続される電気コネクタ230,23
0が設けられている。被係合部202は、その溝幅が、
その溝口において指102の先端部108の幅より広
く、その溝深さ方向(他方の結合部材200のz方向に
平行な中心軸に向かう方向)に向かうにつれて狭まるよ
うに形成されている。また、この電気コネクタ230に
は、ケーブル231が接続されている。他方の結合部材
200の中央部には、一方の結合部材100のガイド凸
部材140が嵌合するガイド凹部240が形成されてい
る。このガイド凹部240には、ガイド凸部材140の
テーパ面142に対応したテーパ面(案内面)242
と、ガイド凸部材140の先端側円柱部146が嵌入す
る嵌入凹部246と、ガイド凸部材140の3つの回転
規制凸部141,141,141が係合する3つの回転
規制凹部241,241,241が形成されている。ガ
イド凹部240のテーパ面242は、他方の結合部材2
00の半径方向における幅がガイド凸部材140のテー
パ面142の対応する幅よりも大きくなるよう、形成さ
れている。すなわち、ガイド凹部240のテーパ面24
2の面積は、ガイド凸部材140のテーパ面142の面
積よりも大きい。
【0017】ガイド凹部240の中心部には、トルク伝
達軸224が配されており、その一方の結合部材100
側の端部にソケットレンチ125に嵌まり込むボルトヘ
ッド225が設けられている。他方の結合部材200に
は、弾性材310を介してペイロード300が設けられ
ている。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
なお、以下の説明を容易にするため、一方の結合部材1
00の他方の結合部材200に対する遠近方向をz方
向、このz方向に対して垂直な平面内における互いに垂
直な方向をそれぞれx方向及びy方向とする。
【0019】結合部材100,200相互の結合前は、
図1に示すように、指102,102,102は最も開
いた状態になっている。結合部材100、200相互を
結合させるべく、まず、マニピュレータ400を駆動
し、他方の結合部材200に対する一方の結合部材10
0のx方向及びy方向の概略位置決めを行なう。その
後、マニピュレータ400をさらに駆動して、一方の結
合部材100をz方向へ移動させて、他方の結合部材2
00に近付ける。一方の結合部材100が他方の結合部
材200に近づけていくと、一方の結合部材100のガ
イド凸部材140の先端側円柱部146の先端が、ま
ず、他方の結合部材200のテーパ面242に接触し、
このテーパ面242に沿って移動する。この結果、一方
の結合部材100のz方向に平行な中心軸と他方の結合
部材200のz方向に平行な中心軸とが近づき、最終的
に両者100,200の中心軸は同一直線上に位置する
ことになる。この過程で、一方の結合部材100をz方
向に平行な中心軸回りに回転させる。すると、ガイド凸
部材140の回転規制突起142,142,142がガ
イド凹部240の回転規制凹部242,242,242
に嵌まり込む。コーン状部材140の突起142,14
2,142がガイドホール240の凹部242,24
2,242に僅かに嵌まり込むと、一方の結合部材10
0は他方の結合部材に対する相対的な回転(z方向に平
行な中心軸まわりの回転)ができなくなることから、一
方の結合部材100の回転を中止する。そして、更に、
一方の結合部材100を他方の結合部材200の方向へ
移動させ、図2に示すように、一方の結合部材100の
テーパ面142と他方の結合部材200のテーパ面24
2とを接触させる。両部材100,200のテーパ面1
42,242が接した時点で、ガイド凸部材140の先
端側円柱部146がガイド凹部240の嵌入凹部246
に嵌入して、ガイド凸部材140がガイド凹部240に
完全に嵌合する。
【0020】以上の一連の動作において、制御装置50
0は、力センサ410からの信号に基づき、マニピュレ
ータ400の動作を制御する。制御装置500は、基本
的には、力センサ410からの信号で検出される力とモ
ーメントが小さくなるような制御を実行する。
【0021】ガイド凸部材140がガイド凹部240に
完全に嵌合すると、x方向、y方向、z方向、及びx軸
回り、y軸回り、z軸回りの位置決めは実現されると共
に、z方向を除く、x方向、y方向、及びx軸回り、y
軸回り、z軸回りに関する両部材100,200の相対
的位置関係が拘束される。更に、電気コネクタ130,
230相互の結合、及びソケットレンチ125とボルト
ヘッド210との結合が完了し、電力または信号の授受
が可能になると共に、トルク伝達が可能となる。三次元
的に正確な位置決めが終了すると、次に、指開閉動作用
モータ110が駆動してスクリュー114が回転し、押
板106がボールナット115と共に前方(他方の結合
部材200に近づく方向)に移動する。押板106の前
方移動により、リンク104及び指102の中央部が前
方に押し出されて、指102は、ピン101を基点とし
て揺動し、次第に閉じて行き、図2に示すように、被係
合部202に係合する。この指102と被係合部202
との係合により、z方向における両部材100,200
の相対的位置関係が拘束され、両部材100,200の
結合が完全に終了する。
【0022】結合が完了して所定の作業を終了した後、
指開閉動作用モータ110を逆回転することにより、結
合と逆の順序で結合が解除され、一方の結合部材100
と他方の結合部材200とが切離される。
【0023】以上のように、ガイド凸部材140とガイ
ド凹部240との存在により、x方向、y方向、z方
向、及びx軸回り、y軸回り、z軸回りの両部材10
0,200の位置決めは実現されると共に、z方向を除
く、x方向、y方向、及びx軸回り、y軸回り、z軸回
りに関する両部材100,200の相対的位置関係が拘
束される。従って、位置決めの過程において、指102
やこの指の駆動機構にはまったく負荷がかからず、さら
に結合状態時においては、指102にはz方向における
両部材100,200の相対的位置関係を拘束する力が
確保されていれば、結合状態を維持できるので、指10
2やこの指の駆動機構にかかる負荷が小さくなり、これ
らの損傷を防ぐことができると共にこれらの小型化を図
ることができる。
【0024】また、本実施例では、一方の結合部材10
0の指102が閉じた状態で、他方の結合部材200と
結合するので、指が開いた状態で他方の結合部材と結合
するものと比較して、他方の結合部材200が小型化
し、小型のペイロードでもハンドリングが可能となる。
また、電気接点群である電気コネクタ130を放射状に
配した3本の指102、102、102の相互間に設け
たので、閉状態の指102から電気コネクタ130まで
の距離を小さくすることができ、電気コネクタ相互の結
合に必要なモーメント力を小さくすることができる。こ
の結果、比較的大きな電気コネクタまたは複数の電気コ
ネクタ相互をも結合することができる。
【0025】さらに、放射状に配した3本の指102、
102、102の放射の中心に、z軸回りの回転力を伝
達するトルク伝達軸124を設け、このトルク伝達軸1
24で回転力を伝達する際、ガイド凸部材140の回転
規制凸部141とガイド凹部240の回転規制凹部24
1とで反トルクを受け、指102にはほとんどこの反ト
ルクがかからないため、比較的大きなトルクでも伝達す
ることが可能である。また、伝達トルク軸124を設け
た結果、駆動力を必要とする各種ツールを他方の結合部
材200に装着できるので、例えば、作業台にペイロー
ド300を固定する場合、固定用ラッチの締め上げ及び
解除のためのトルク供給等、作業内容を豊富にすること
ができる。
【0026】次に、本発明に係る結合装置の第2の実施
例について、図7を用いて説明する。本実施例は、指1
02aにこの先端108と反対方向に伸びた部分108
aを形成して、指102aの先端108が閉じた際に、
反対側の部分108aが開き、この部分108aを一方
の結合装置100の表面から突出するようにしたもの
で、その他の構成は第1の実施例と同様である。
【0027】このように、結合状態時において、指10
2aの一部108aが一方の結合部材100の表面から
突出して、この部分108aを外部から視認することが
できるので、指102aの開・閉状態を容易に認識する
ことができる。従って、確実に結合されていること目視
等により確認でき、安全性を確保することができる。
【0028】次に、本発明に係る第3の実施例につい
て、図8及び図9を用いて説明する。本実施例は、指が
開くことにより、一方の結合部材と他方の結合部材とが
結合するものである。本実施例の一方の結合部材100
は、図8に示すように、第1の実施例のものとまったく
同一である。但し、この一方の結合部材100を使用す
る場合、結合前の状態においては、第1の実施例と異な
り、指102,102,102を閉じた状態にしてお
く。
【0029】他方の結合部材600の中央部には、第1
の実施例と同様に、一方の結合部材100のガイド凸部
材140が嵌合するガイド凹部640が形成されてい
る。このガイド凹部640は、ガイド凸部材140がガ
イド凹部640に嵌入した後、閉じていた指102,1
02,102が開くことができるように、指102,1
02,102と対応する位置が部分的に切り欠かれてい
る。他方の結合部材600には、ガイド凹部640回り
を覆う側周壁601を有している。この側周壁601に
は、一方の結合部材100に放射状に配されている3本
の指102,102,102が開いた際に、これらに係
合する被係合孔602,602,602が形成されてい
る。他方の結合部材600のペイロード700側には、
弾性材710が設けられており、ペイロード700は、
この弾性材710を介して他方の結合部材600と結合
している。他方の結合部材600には、他に、電気コネ
クタ630、そのケーブル631、トルク伝達軸624
が、第1の実施例同様に設けられている。
【0030】結合部材100,600相互を結合させる
場合、前述したように、結合前においては、指102,
102,102を全閉状態にしておく(図8に示
す。)。そして、マニピュレータ400を駆動して、第
1の実施例と同様に、両部材100,600の位置決め
を行う。両部材100,600の位置決めが完了する
と、指開閉動作用モータ110を駆動させて、図9に示
すように、全閉状態の指102,102,102に開動
作させ、他方の結合装置600の被係合孔602,60
2,602に係合させて、両部材100,600の結合
を完了させる。
【0031】以上のように、本実施例では、指102が
開いた状態で結合する以外、基本的に第1の実施例と同
様なので、第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。但し、本実施例では、指102が開いた状態で結合
するので、他方の部材600が第1の実施例の他方の部
材200よりも大型化してしまう。
【0032】次に、本発明に係る結合装置の第4の実施
例について図10及び図11を用いて、第5の実施例に
ついて図12及び図13を用いて説明する。これらの実
施例は、以上の実施例におけるガイド凸部及びガイド凹
部の他の例を示すものである。このため、実施例の内容
を理解し易くするため、図中、指、指開閉機構、指が係
合する被係合部等を省略している。
【0033】これらの実施例は、一方の結合部材80
0,900に3個のガイド凸部801,901を設け、
ガイド凸部801,901の数量に対応して他方の結合
部材850,950に3個のガイド凹部851,951
を設けたものである。3個のガイド凸部801,901
は、一方の結合部材800,900の中心軸を中心とし
て放射状に配されている。また、3個のガイド凹部85
1,951も、他方の結合部材850,950の中心軸
を中心として放射状に配されている。
【0034】図10及び図11に示すように、第4の実
施例において、ガイド凸部801は、他方の結合部材8
50方向に突出した円錐状のもので、この側周面がテー
パ面(被案内面)802を形成している。また、ガイド
凹部851は、ガイド凸部801の形状に対応して円錐
状にへこんでいるもので、その内周面がテーパ面(案内
面)852を形成している。また、第5の実施例におい
て、図12及び図13に示すように、ガイド凸部901
は、他方の結合部材側からの投影形状が扇型を成し、そ
の側断面が直角三角形を成すもので、この直角三角形の
斜辺に該当する面がテーパ面(被案内面)902を形成
している。また、ガイド凹部951は、ガイド凸部90
1の形状に対応した形状でへこんでいるものであり、そ
の側断面において直角三角形の斜辺に該当する面がテー
パ(案内面)952を形成している。
【0035】これらの実施例においても、両部材がある
程度位置決めされた時点で、一方の結合部材800,9
00を他方の結合部材850,950の方向(z方向)
へ近付けて行き、ガイド凸部801,901の先端部が
ガイド凹部851,951のテーパ面852,952に
接すると、ガイド凸部801,901の先端部がテーパ
面852,952に沿って移動する。この結果、一方の
結合部材800,900のz方向に平行な中心軸と他方
の結合部材850,950のz方向に平行な中心軸とが
近づき、最終的に両部材の中心軸は同一直線上に位置す
ることになり、両部材の位置決めが完了する。
【0036】以上のように、これらの実施例において
も、最終的な両部材の位置決めを指がなくても行うこと
でき、以上の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、これらの実施例では、xy平面内において複数の
ガイド凸部を設けたので、第1の実施例のようにガイド
凸部140の側周に回転規制凸部141を設けなくと
も、z軸回りの回転を拘束することができる。また、こ
れらの実施例において、第1の実施例のように、3個の
指を設ける場合には、3個のガイド凸部の相互間に設け
ることが好ましい。
【0037】なお、以上の実施例において、3本の指を
設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、4
以上の指を用いてもよい。また、本実施例における指を
開閉動作させる機構は、一例であって、他の機構によっ
て開閉動作させるようにしてもよい。また、以上の本実
施例では、放射状に配された3本の指相互間に電気コネ
クタを設けたが、ここには電気コネクタ以外の機械的な
コネクタを設けてもよい。ただし、機械的コネクタが回
転トルクを伝達するようなものである場合には、前述し
た理由により、これを放射状に設けることが好ましい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、指等の係合部がなくて
も、両部材の相対的な位置決めを確実に行うことができ
る。また、位置決めが完了して、ガイド凸部がガイド凹
部に嵌まり込むと、少なくとも、ガイド凸部の突出方向
に対して垂直な方向における両部材の相対的位置関係が
拘束されるため、結合状態時において、この拘束された
方向の力は、係合部にはほとんどかからず、ガイド凸部
及びガイド凹部がほとんど受けることになる。従って、
位置決め過程においても、結合状態時においても、係合
部及びこれを動作される駆動機構への負担が軽減され、
結合部材の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例の結合装置の断面図
(結合前)である。
【図2】本発明に係る第1の実施例の結合装置の断面図
(結合時)である。
【図3】本発明に係る第1の実施例の他方の結合部材の
正面図である。
【図4】本発明に係る第1の実施例の他方の結合部材の
要部切欠き側面図である。
【図5】本発明に係る第1の実施例の一方の結合部材の
正面図である。
【図6】本発明に係る第1の実施例のガイド凸部の斜視
図である。
【図7】本発明に係る第2の実施例の結合装置の断面図
(結合時)である。
【図8】本発明に係る第3の実施例の結合装置の断面図
(結合前)である。
【図9】本発明に係る第3の実施例の結合装置の断面図
(結合時)である。
【図10】本発明に係る第4の実施例の結合装置の要部
断面図である。
【図11】本発明に係る第4の実施例の一方の結合部材
の正面図である。
【図12】本発明に係る第5の実施例の結合装置の要部
断面図である。
【図13】本発明に係る第5の実施例の一方の結合部材
の正面図である。
【符号の説明】
100,800,900…一方の結合部材、102,1
02a…指(係合部)、104…リンク、106…押
板、110…指開閉動作用モータ、120…伝達軸駆動
用モータ、124,224、624…トルク伝達軸、1
25…ソケットレンチ、130…一方の電気コネクタ、
140,801,901…ガイド凸部、141…回転規
制凸部、142,802,902…テーパ面(被案内
面)、200,600,850,950…他方の結合部
材、202,602…被係合部、225,625…ボル
トヘッド、230…他方の電気コネクタ、240,85
1,951…ガイド凹部、241…回転規制凹部、24
2,852,952…テーパ面(案内面)、300,7
00…ペイロード、310,710…弾性材、400…
マニピュレータ、410…力センサ、500…制御装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江沢 直也 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 斉藤 祐二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの結合部材(以下、これらの結合部材
    を結合部材A、結合部材Bとする。)を備え、2つの結
    合部材相互を結合する結合装置において、 前記結合部材Aには、前記結合部材Bと結合するための
    係合部が動作可能に設けられていると共に、該係合部を
    動作させる駆動機構が設けられ、 前記結合部材Bは、前記係合部が係合して前記結合部材
    Aと該結合部材Bとを結合させる被係合部を有し、 前記結合部材Aと前記結合部材Bとのうち、一方の部材
    には、両部材が対向し合っている結合直前の他方の部材
    の方向へ突出したガイド凸部が形成され、 前記他方の部材には、両部材が結合した際に前記ガイド
    凸部が嵌まり込むガイド凹部が形成されていると共に、
    該他方の部材へ近づく方向成分を有する方向への該一方
    の部材の相対的移動に対して、該一方の部材の該ガイド
    凸部の先端部が接触すると、該ガイド凸部を該ガイド凹
    部に完全に嵌まり込む方向へ導く案内面が形成されてい
    ることを特徴とする結合装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド凸部は、円柱状を成し、該ガイ
    ド凸部の側周に放射方向に突出する回転規制凸部が形成
    され、 前記ガイド凹部は、前記ガイド凸部が嵌まり込むよう、
    該ガイド凸部の前記回転規制凸部に対応する回転規制凹
    部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の結
    合装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド凸部は、前記一方の部材に複数
    形成されていると共に、前記ガイド凹部は、前記他方の
    部材に該ガイド凸部の数量に対応して複数形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の結合装置。
  4. 【請求項4】2つの結合部材(以下、これらの結合部材
    を結合部材A、結合部材Bとする。)を備え、2つの結
    合部材相互を結合する結合装置において、 前記結合部材Aには、前記結合部材Bと結合するための
    係合部が動作可能に設けられていると共に、該係合部を
    動作させる駆動機構が設けられ、 前記結合部材Bは、前記係合部が係合して前記結合部材
    Aと該結合部材Bとを結合させる被係合部を有し、 前記結合部材Aと前記結合部材Bとのうち、一方の部材
    には、他方の部材に近づくに連れて前記係合部が前記被
    係合部に係合可能な位置にくるよう該他方の部材を相対
    的に導くための案内面が該係合部又は該被係合部以外の
    箇所に形成され、該他方の部材には、該案内面に対応す
    る被案内面が該被係合部又は該係合部以外の箇所に形成
    されていることを特徴とする結合装置。
  5. 【請求項5】前記結合部材Aの前記係合部は、放射状に
    配されている3以上の指を有して構成され、前記駆動機
    構は、放射状に配されている3以上の指がその中心側の
    基部を基点として、それぞれを揺動させて開閉動作させ
    る指開閉動作機構を有して構成され、 前記結合部材Bの前記被係合部は、3以上の前記指が閉
    じた状態でそれぞれが係合するよう形成されていること
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の結合装置。
  6. 【請求項6】前記結合部材Aには、電気的又は機械的な
    接続端部の一方が設けられ、 前記結合部材Bには、両部材が結合した際に前記接続端
    部の一方と接続される接続端部の他方が設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の結
    合装置。
  7. 【請求項7】前記結合部材Aは、力センサを有し、 前記結合部材Aを移動させるマニピュレータと、前記力
    センサからの信号に基づき、該マニピュレータを動作さ
    せる制御手段とを備えていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の結合装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000271891A (ja) * 1999-03-19 2000-10-03 Toshiba Corp ロボット用把持装置
JP2014054720A (ja) * 2012-09-14 2014-03-27 Gifu Univ 人間型電動ハンド
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CN115535313A (zh) * 2022-10-20 2022-12-30 哈尔滨工业大学 一种具有锁紧功能与转矩输出功能于一体的快换装置

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