JPH0614092Y2 - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

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JPH0614092Y2
JPH0614092Y2 JP1986136686U JP13668686U JPH0614092Y2 JP H0614092 Y2 JPH0614092 Y2 JP H0614092Y2 JP 1986136686 U JP1986136686 U JP 1986136686U JP 13668686 U JP13668686 U JP 13668686U JP H0614092 Y2 JPH0614092 Y2 JP H0614092Y2
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JP
Japan
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cylindrical member
steel ball
holes
steel
driving shaft
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Application number
JP1986136686U
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English (en)
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JPS6342932U (ja
Inventor
征二 川合
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はトルクリミッタに関し、原動軸と被駆動軸との
間のガタを除去しトルクの円滑な伝達を行ない得るよう
工夫したものである。
B.考案の概要 本考案は円筒状部材とこの円筒状部材に嵌入される円柱
状部材とを、凹部とこの凹部にバネ力により一部が嵌入
される鋼球とにより連結するようになっているトルクリ
ミッタにおいて、回転方向に関し相互に反対側に鋼球を
ずらし、一方の鋼球が凹部の一方の肩部に、また他方の
鋼球が凹部の他方の肩部に当接するようにしたものであ
る。
C.従来の技術 機械装置において動力を伝達する装置の破損を防止する
ためには、トルクリミッタが汎用され、伝達しようとす
るトルクが設定値以上になった場合に滑動して相手側へ
の過大なトルクの伝達を防止している。
従来技術に係るこの種のトルクリミッタを第6図及び第
7図に示す。両図に示すように、原動軸1の端面には、
軸方向に開口している円筒状部材2が固着されており、
また被駆動軸3の端面には、円筒状部材2に嵌入される
円柱状部材4が固着されている。このとき、円筒状部材
2には軸方向と直角な方向に穿設した孔で形成した凹部
2a,2bを有しており、また円柱状部材4には軸方向
と直角な方向に穿設された孔4aを有している。孔4a
の中には、バネ5及びこのバネ5の両端に夫夫当接し径
方向外方に向かうバネ力を付与されている鋼球6a,6
bが配設されている。かくて、鋼球6a,6bは夫々の
一部が凹部2a,2bに嵌入されることにより原動軸1
と被駆動軸3とを連結している。このとき孔4aの径H
>鋼球6a,6bの径D>凹部2a,2bの径Cの関係
が成立している。
かかるトルクリミッタによれば、通常のトルクの場合に
は、鋼球6a,6bの一部がバネ力により凹部2a,2
bに嵌入・押圧されることにより原動軸1と被駆動軸3
とを連結する。一方過大なトルクの場合には、鋼球6
a,6bがバネ力に抗して孔4aの径方向内方に移動し
凹部2a,2bに対する嵌入が解除される。この結果、
このときの原動軸1若しくは被原動軸3の回転トルクは
相手側には伝達されない。
D.考案が解決しようとする問題点 上記トルクリミッタによれば、安定したトルク設定はで
きるが、鋼球6a,6bと孔4aとの間の隙間に起因
し、この隙間が原動軸1と被駆動軸3との間の動力伝達
の際のバックラッシュとなってしまう。このことは、特
に原動軸1及び被駆動軸3がマスタ・スレーブマニピュ
レータのアーム等である場合不都合なものとなる。即
ち、この種の装置では、原動軸1の姿勢を正確に被駆動
軸3に伝達する必要があるが、前述の隙間により両者の
姿勢にズレを生起し、それ丈制御精度が阻害される。
本考案は、上記従来技術に鑑み、鋼球とこれを収納して
いる孔との間の隙間に起因する原動軸と被駆動軸との間
の回転方向に関するガタを除去し得るトルクリミッタを
提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 上記目的を達成する本考案の構成は、円筒状部材とこの
円筒状部材に嵌入される円柱状部材とを、凹部とこの凹
部にバネ力により一部が嵌入される鋼球とにより連結す
るようになっているトルクリミッタにおいて、回転方向
に関し相互に反対側に鋼球をずらし、一方の鋼球が凹部
の一方の肩部に、また他方の鋼球が凹部の他方の肩部に
当接するようにしたものである。
F.作用 上記構成の本考案によれば、一方向への回転に関して
は、回転方向に関する凹部の一方の肩部と一方の孔の他
方の肩部に隙間なく当接する一方の鋼球を介して、また
反対方向への回転に関しては、回転方向に関する凹部の
他方の肩部と他方の孔の一方の肩部に隙間なく当接する
他方の鋼球を介して夫々トルクが伝達される。
G.実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。な
お、従来技術と同一部分には同一番号を付し重複する説
明は省略する。
第1図及びこの第1図のB−B線矢視図である第2図に
示すように、本実施例の円柱状部材4には孔4aととも
に孔4bが形成してある。この孔4bは円柱状部材4の
径方向に関し僅かな角度θだけ傾斜しており、即ち孔4
aに対して回転方向に関し偏位しており、その中にはバ
ネ7及びこのバネ7の両端に夫々当接し径方向外方に向
かうバネ力を付与されている鋼球8a,8bが配設され
ている。かくて、鋼球6aは、凹部2aの回転方向に関
する一方(第2図中右側)の肩部2cと孔4aの他方
(第2図中左側)の肩部4cとに隙間なく当接してお
り、鋼球6bは、凹部2bの回転方向に関する他方の肩
部2dと孔4aの一方の肩部4dとに隙間なく当接して
いる。一方、鋼球8aは、鋼球6aとは反対に、凹部2
aの他方の肩部2e(第2図中左側)と孔4bの一方の
肩部4eとに、また鋼球8bは、鋼球6bとは反対に、
凹部2bの一方の肩部2f(第2図中右側)と孔4bの
他方の肩部4fとに夫々隙間なく当接している。即ち、
第2図において点対称となっている鋼球6b,8aに関
しては、第2図中の左側に、また鋼球6a,8bに関し
ては反対側に、隙間Gが集中している。
かかる本実施例においては、第2図中における時計方向
への回転の際には鋼球6a,6bを介してガタを生起す
ることなく一方のトルクが他方に伝達されるとともに、
反時計方向への回転の際には鋼球8a,8bを介して同
様に一方のトルクが他方に伝達される。即ち、何れの回
転方向に対しても原動軸1と被駆動軸3との間では、一
方を他方に精確に追随させて回転させることができる。
上記実施例と同様の作用は、第3図に示す実施例によっ
て得ることができる。同図に示すように、本実施例では
円柱状部材4の中心線に対し左右に同量だけ偏位させて
孔4a,4bを設けてある。即ち、孔4a,4bの中心
線はEだけ離れている。
なお、実際には、第4図に示すように、一方の鋼球8a
が凹部2aに入り込んだとき、他方の鋼球6aが凹部2
aの途中に入り込んだ状態としなければ、原動軸1と被
駆動軸3との間のバックラッシュを完全に除去すること
はできない。このようなことは、第4図中に二点鎖線で
示す鋼球8a,6aが図面左方に移動して鋼球8aが先
に凹部2aに入り込み図中の実線の位置に定着するとき
に起きる。ところが、かかる状態では、凹部2aの肩部
2e,2cから鋼球8a,6aが夫々受ける分力J,K
を比較すると、J<Kとなり、この結果回転方向により
トルクが大幅に異なり好ましくない。
この点を改良したのが、第5図に示す実施例である。同
図に示すように、本実施例では凹部2a(凹部2bも同
様であるのでここでは凹部2aについてのみ説明する)
の横断面形状が軸中心に向かって裾が広がる台形状とな
るよう加工した。
かかる実施例においては、第5図に示すように、鋼球8
a,6aの凹部2aに対する嵌入状態が多少異なっても
鋼球8a,6aに作用する分力L,Mは等しくなる範囲
がある。このため、バックラッシュがない状態になるよ
う加工し易いと同時に、正、逆各回転方向のトルクの差
がなくなる。
なお、上記実施例では円筒状部材2を原動軸1に固着
し、円柱状部材4を被駆動軸3に固着したが、この関係
は逆でも良い。また、孔4a,4bは軸方向と直角な方
向としたが、これは軸方向と平行な方向に形成しても良
い。
H.考案の効果 以上実施例とともに具体的に説明したように、本考案に
よれば一方向への回転の際には一方の鋼球を介して、ま
た反対方向への回転の際には他方の鋼球を介してトルク
が伝達されるので、原動軸と被駆動軸間のバックラッシ
ュを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す縦断面図、第2図
はそのB−B線断面図、第3図は本考案の第2の実施例
を示す横断面図、第4図は第1及び第2の実施例におけ
る鋼球と凹部の位置関係を示す説明図、第5図は本考案
の第3の実施例を示す説明図、第6図は従来技術を示す
縦断面図、第7図はそのA−A線断面図である。 図面中、 1は原動軸、 2は円筒状部材、 2a,2bは凹部、 3は被駆動軸、 4は円柱状部材、 4a,4bは孔、 5,7はバネ、 6a,6b,8a,8bは鋼球である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動軸若しくは被駆動軸の端部に一体的に
    固着されて軸方向に開口している円筒状部材と、 被駆動軸若しくは原動軸の端部に一体的に固着されて円
    筒状部材に嵌入されている円柱状部材と、 回転方向に関し、相互に反対方向にずらして円柱状部材
    若しくは円筒状部材に径方向に亘り形成した少なくとも
    1組の複数個の孔と、 円筒状部材若しくは円柱状部材に前記孔とそれぞれ相対
    向するように形成した少なくとも1個の凹部と、 前記孔の一方に収納され、バネにより前記凹部に向かう
    バネ力を付与されるとともに回転方向に関する凹部の一
    方の肩部に当接する第1の鋼球と、 前記孔の他方に収納され、バネにより前記凹部に向かう
    バネ力を付与されるとともに回転方向に関する凹部の他
    方の肩部に当接する第2の鋼球とを有することを特徴と
    するトルクリミッタ。
JP1986136686U 1986-09-08 1986-09-08 トルクリミッタ Expired - Lifetime JPH0614092Y2 (ja)

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JP1986136686U JPH0614092Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 トルクリミッタ

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JP1986136686U JPH0614092Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08 トルクリミッタ

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JPS6342932U JPS6342932U (ja) 1988-03-22
JPH0614092Y2 true JPH0614092Y2 (ja) 1994-04-13

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ID=31040038

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4653623A (en) * 1985-07-18 1987-03-31 Deere & Company Snubber mechanism for ratchet-type slip clutch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6342932U (ja) 1988-03-22

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