JPH07247299A - 4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセノン誘導体、その製造のための方法および中間製品ならびに該化合物を含有する医薬品 - Google Patents

4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセノン誘導体、その製造のための方法および中間製品ならびに該化合物を含有する医薬品

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JPH07247299A
JPH07247299A JP5000557A JP55793A JPH07247299A JP H07247299 A JPH07247299 A JP H07247299A JP 5000557 A JP5000557 A JP 5000557A JP 55793 A JP55793 A JP 55793A JP H07247299 A JPH07247299 A JP H07247299A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モチリン作動薬的性質を有し、胃腸管の運動
性を有利に刺激し、また食道の下部括約筋の緊張を強め
る作用を有する4,13−ジオキサビシクロ[8.2.
1]トリデセノン誘導体。 【構成】 一般式I: 【化1】 で示される[2R,3R(2R′,3R′),6R,7
S,8S,9R,10R]−3−(2′,3′−ジヒド
ロキシペント−2′−イル)−2,6,8,10,12
−ペンタメチル−4,13−ジオキサビシクロ[8.
2.1]トリデセ−12−エン−5−オン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規のN−置換[2R,
3R(2R′,3R′),6R,7S,8S,9R,1
0R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−2′
−イル)−7−[(2,6−ジデオキシ−3−C−メチ
ル−3−0−メチル−α−L−リボ−ヘキスピラノシ
ル)−オキシ]−9−[(3,4,6−トリデオキシ−
3−アミノ−β−D−キシロ−ヘキソピラノシル)−オ
キシ2,6,8,10,12−ペンタメチル−4,13
−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセ−12−エ
ン−5−オンのモチリン作動薬的性質を有する化合物、
およびその酸付加塩ならびに該化合物を含有する医薬調
剤およびその化合物の製造のための方法および中間製品
に関する。本発明の化合物はエリスロマイシンAの環縮
小N−デスメチル−N−イソプロピル誘導体である。
【0002】
【従来の技術】抗生物質エリスロマイシンAは、周知の
ように抗生物質的作用の他に、抗生物質として望ましく
ない消化器への副作用、なかでも胃腸領域で収縮活動の
激しい増大が起こり、これには痙攣、腸痙攣、吐き気、
嘔吐および下痢を伴う。
【0003】エリスロマイシンAを変化させて、抗生物
質的作用は実際的にすでに存在しないが、胃腸管の運動
性に作用する誘導体を得るための多数の研究がなされて
いる。ヨーロッパ特許出願公開第0349100A2号
明細書により、消化器運動促進(Gastroprok
inetisch)作用物質として環縮小エリスロマイ
シンA誘導体またはその第四級塩を含有するか、また胃
の運動性をコリン作動機構により強化させる医薬調剤は
公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、抗生物質的
作用がなく、また胃腸管の運動性に有利に作用するエリ
スロマイシンAの新規の環縮小誘導体を開発するという
課題に基づく。
【0005】
【課題を解決するための手段】エリスロマイシンAの新
規の環縮小N−デスメチル−N−イソプロピル誘導体
が、モチリン作動薬的性質を有し、胃腸管の運動性を有
利に刺激し、また食道の下部括約筋の緊張を強める作用
を示すことを見い出した。その作用の性格から、本発明
の物質は胃腸管の運動性障害の治療に適し、またさらに
優れた認容性を示す。
【0006】したがって本発明は、一般式I
【0007】
【化5】
【0008】[式中、R1はメチル基または水素を表
す]の新規の[2R,3R,(2R′,3R′),6
R,7S,8S,9R,10R]−3−(2′,3′−
ジヒドロキシペント−2′−イル)−2,6,8,1
0,12−ペンタメチル−4,13−ジオキサビシクロ
[8.2.1]トリデセ−12−エン−5−オン−誘導
体、およびその安定で生理的に認容性の酸付加塩に関す
る。
【0009】有利には、R1がメチル基を表す式Iの化
合物である。
【0010】式Iの化合物は、一般式II
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R1は前記のものを表す]の[2
R,3R,(2R′,3R′),6R,7S,8S,9
R,10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント
−2′−イル)−2,6,8,10,12−ペンタメチ
ル−4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデ
セ−12−エン−5−オン−誘導体化合物に自体公知の
方法によりイソプロピレン基を導入し、必要な場合には
式I[式中、R1は水素を表す]の得られた化合物中に
メチル基R1を導入するかまたは式I[式中、R1はメチ
ル基を表す]の得られた化合物中でメチル基R1を分離
し、また必要な場合には式Iの遊離化合物をその酸付加
塩に導くかまたは酸付加塩を式Iの遊離化合物に導いて
得ることができる。
【0013】イソプロピル基の導入のためには、式II
の化合物を自体公知の方法でアルキル化できる。有利に
はアルキル化は、還元性アルキル化として自体公知の方
法で式Iの化合物とアセトンとの還元性条件下での反応
で行われる。例えば、式IIの化合物をアセトンと一緒
に還元剤、例えば水素化ホウ素錯化合物、例えばシアノ
ホウ水素化ナトリウム、トリアセトキシホウ水素化ナト
リウムまたはホウ水素化ナトリウムの存在で反応させ
る。必要な場合には、アルキル化は、殊に式II[式中
1はメチル基を表す]の化合物と、ハロゲン化イソプ
ロピル、殊にはヨウ化イソプロピル、または硫酸イソプ
ロピルまたはイソプロピルスルホン酸エステルとの反応
により行われてもよい。有利には、アルキル化は、反応
条件下で不活性な有機溶剤中で行われる。還元性アルキ
ル化のためには、例えば過剰のアセトンが溶剤として使
用できる。さらに溶剤として環状エーテル、例えばテト
ラヒドロフランまたはジオキサン、芳香族炭化水素、例
えばトルエンまたは低級アルコールも好適である。アル
キル化は、室温と溶剤の沸騰温度の間の温度で行われて
もよい。イソプロピル誘導体、例えばハロゲン化イソプ
ロピル例えばヨウ化イソプロピルによるアルキル化の場
合に、有利には塩基、例えば炭酸アルカリ金属または第
四級有機アミンの存在で処理される。
【0014】式I[式中、R1は水素を表す]の得られ
た化合物は、必要に応じて事後に自体公知の方法で、相
応するN−メチル化合物にアルキル化されることができ
る。アルキル化は自体公知の方法によりハロゲン化メチ
ルとの反応、または還元性条件下でのホルムアルデヒド
との反応による還元性アルキル化により行わせることが
でき、また例えばこの化合物のアルキル化の際に、式I
Iの化合物について記載した条件下で行われることがで
きる。
【0015】式I[式中、R1はメチル基を表す]の化
合物中から、必要な場合にはメチル基R1が事後に分離
されてもよい。脱メチル化は自体公知の方法により、こ
の化合物をハロゲン、殊にはヨウ素および/または臭素
で不活性溶剤中で、好適な塩基の存在下に処理すること
によって行うことができる。塩基としては、例えば水酸
化アルカリ金属および有機弱酸のアルカリ金属塩が好適
である。脱メチル化は、加水分解の副反応を避けるため
に、有利には9以下の有利には弱いアルカリ性pHの範
囲で行われる。
【0016】式Iの化合物は、自体公知の方法で反応混
合物から分離され、精製される。酸付加塩は通例の方法
により遊離塩基に変換されることができ、またこれは必
要な場合には公知の方法により薬理学的に認容性の酸付
加塩に変換されてもよい。加水分解の副反応を避けるた
めに、塩の生成には当量の酸だけを使用するのが有利で
ある。
【0017】式Iの化合物の薬理学的に許容できる酸付
加塩としては、例えば無機酸、例えば炭酸、ハロゲン化
水素酸、殊には塩化水素酸と、または有機酸、例えば低
級脂肪族モノ−またはジカルボン酸例えばマレイン酸、
フマル酸、乳酸、酒石酸または酢酸との塩が好適であ
る。
【0018】式IIの出発化合物は、文献中にはこれま
で記載されていない。本発明によると、式IIの化合物
は薬理学的に活性な化合物、例えば式Iの化合物の製造
のために価値のある中間製品となる。
【0019】式IIの化合物は式III
【0020】
【化7】
【0021】のエリスロマイシンAから出発して、自体
公知の方法により得ることができる。すなわち、エリス
ロマイシンAは先ず自体公知の方法により、例えばドイ
ツ特許出願公開(DE−OS)第2154032号明細
書により、公知の方法によりハロゲン、有利にはヨウ素
と、不活性溶剤中で好適な塩基の存在で反応させてモノ
−またはジ脱メチル化させることができる。塩基として
は、例えば水酸化アルキル金属、炭酸アルキル金属およ
び弱カルボン酸のアルカリ金属塩、例えば酢酸アルカリ
金属またはプロピオン酸アルカリ金属が好適である。有
利には脱メチル化すべきエリスロマイシン化合物の量に
対して、ハロゲン1〜5当量を使用する。塩基の量は、
加水分解およびアルコーリシス副反応を避けるために、
有利にはpH値が5〜9の範囲に維持できるように選択
される。溶剤としては、メタノール、環状エーテル例え
ばジオキサンまたはテトラヒドロフラン、ジメチルホル
ムアミドまたはこれらの溶剤と水との混合物が好適であ
る。脱メチル化は、室温ないし50℃の間の温度で行う
のが有利である。反応は光、例えば石英または耐熱性ガ
ラス(例えばパイレックス(Pyrex)(登録商
標))のフィルターを有する低圧水銀ランプからの波長
290nm以上の光の照射により促進させることができ
る。反応はモノ脱メチル化またはジ脱メチル化製品を、
主として使用したハロゲンの量に関係して生成する。当
量のハロゲンを使用すると、主としてモノ脱メチル化製
品が得られ、2当量またはそれ以上のハロゲンを使用す
ると、主としてジ脱メチル化製品が得られる。必要な場
合には、ジ脱メチル化製品を得るために、すでにモノ脱
メチル化した製品から出発してもよい。
【0022】モノ−またはジ脱メチル化したエリスロマ
イシンAは、公知の方法の温和な酸処理により、一般式
IV
【0023】
【化8】
【0024】[式中、R1はメチル基または水素を表
す]の相応するモノ−またはジ脱メチル化8,9−アン
ヒドロエリスロマイシン−A−6,9−ヘミケタールに
変換することができる。ヘミケタールの生成は、例えば
氷酢酸または希薄鉱酸の処理により、室温から約50℃
の間の温度で行うことができる。
【0025】式IVの化合物の中で、公知の方法で分子
内ラクトン交換反応(Translactonisie
rung)により、エリスロマイシン骨格の14員ラク
トン環の12員ラクトン環への環縮小が相応する式II
の化合物を生成するように行わせることができる。この
ためには、式IVの化合物は自体公知の方法で低級アル
コール中で塩基の存在で、例えば温度40〜70℃、有
利には反応混合物の沸点まで昇温させる。塩基として
は、殊には炭酸アルカリ金属、また有機塩基、例えばt
−アミン、ことにはt−低級アミンが好適である。この
環縮小の場合に、キラリティー中心の立体配置は変わら
ない。
【0026】式Iの新規の化合物およびその生理的に認
容性の塩付加塩は、重要な薬理学的性質、殊に胃腸管の
運動性を刺激するモチリン作動薬的性質を有する。これ
らは抗生物質的作用がなく、モチリン受容体に高い選択
的親和性を有し、一方これらはモチリン作動薬として作
用する処方量の範囲では、その他の胃腸管の受容体、例
えばアドレナリン−、アセチルコリン−、ヒスタミン
−、ドーパミン−またはセロトニン−受容体には実際的
に有効な親和性は示さない。
【0027】摂取した食物の制御された消化を確保する
ために、健康な状態では胃腸管の自立神経系統とホルモ
ンは一緒に作用するが、これは胃腸管の制御された収縮
運動が食物摂取の直後だけでなく、胃腸管が空の場合に
も作動するためである。モチリンは公知の胃腸のペプチ
ドホルモンであり、これは胃腸管の作動を刺激し、食物
が入っていない場合でも、また食物摂取の後でも全胃腸
管の統一された運動性を誘導する。
【0028】式Iの化合物は、モチリン類似の生理的作
用を示すが、すなわちこれらはモチリン受容体に対する
作動薬として作用する。このようにして式Iの化合物は
胃腸領域内および下部食道括約筋に優れた刺激作用を示
す。これらは殊に胃からの排出の促進および食道括約筋
の安静時の緊張に対する持続した上昇の作用がある。そ
のモチリン類似の作用の性格から、胃腸管中の運動性障
害および/またはビジュク(キームス)の胃から食道へ
の逆流に関係する病状の処置に好適である。したがって
式Iの化合物は、例えば種々の原因による胃不全マヒ、
胃排出の障害および胃−食道の逆流、消化不良、結腸の
異常、例えば過敏な結腸(過敏腸症候群、略称IBS)
で起こる異常および手術後の運動性障害、例えば腸閉塞
(Ileus)に処方される。
【0029】式Iの化合物の胃腸関係の作用性は、イン
ビトロおよびインビボにおける薬理学的な標準試験法に
より証明できる。
【0030】試験方法の説明 1.モチリン受容体に対する試験物質の結合能力の測
定。
【0031】モチリン受容体への式Iの化合物の親和性
は、ウサギの幽門洞からの組織ホモジネートのフラクシ
ョンについて試験管内で測定される。モチリン放射性標
識を付けたヨウ素化モチリンの受容体結合からの試験物
質による阻害が測定される。
【0032】受容体結合試験は、ボルマン(Borma
nn)等(RegulatoryPeptides 第
15巻(1986)、143〜153)の方法の変形法
により行われた。125ヨウ素標識モチリンの製造のため
に、モチリンを自体公知の方法、例えばブルーム(Bl
oom)等(Scand.J.Gastroenter
ol.第11巻(1976)47〜52)に記載の方法
と同様に、酵素的にラクトペルオキシダーゼを使用して
ヨウ化した。
【0033】試験に使用したウサギの幽門洞からの組織
ホモジネートのフラクションを得るために、粘膜を取り
除いた幽門洞は細分され、10倍の体積の低温のホモジ
ナイジング緩衝溶液(トリス(Tris)−HCl−緩
衝剤50mM、スクロース250ml、KCl 25m
M、Mg2Cl2 10mM、pH7.4)にインヒビタ
ー(ヨードアセトアミド1mM、ぺプスタチン1μM、
フッ化メチルスルホニド0.1mM、トリプシンインヒ
ビター0.1g/l、バクトラシン(bactraci
n)0.25g/l)を加え、ホモジナイザーを用いて
15秒間、1分間1500回転でホモジナイズされる。
ホモジネートは引き続き15分間、1000gで遠心分
離され、得られた残留物を4回ホモジナイジング緩衝溶
液により洗浄し、最後に0.9%塩化ナトリウム溶液
(幽門洞の重量の5倍に相当する体積)に再び懸濁され
る。このようにして得られた組織フラクションは、「粗
製膜調製物」と呼ばれ、試験に使用される。
【0034】結合試験には、緩衝溶液A(トリス−HC
l−緩衝剤50mM、BSA 1.5%、MgCl2
0mM、pH8.0)400μl中の粗製膜フラクショ
ン(0.5〜1mgタンパク質)200μlが、緩衝溶
液B(トリス−HCl−K緩衝剤10mM、BSA 1
%、pH8)中のヨウ素化モチリン100μlと一緒に
して希釈され(最終濃度50pM)、60分間、30℃
で定温培養される。反応は、低温の緩衝溶液B3.2m
lを加えて停止され、結合状態および非結合状態のモチ
リンは、遠心分離(1000g,15分間)により互い
に分離される。遠心分離の後にペレット状で得られる残
留物は、緩衝溶液Bで洗浄され、ガンマ計数器内で正確
に計数される。阻害試験は、培養媒体中に順次増加する
量の試験物質を加えて行われる。試験物質溶液として
は、水溶液が使用され、これは60×10-4モルの親水
溶液の適切な希釈により製造される。水に難溶性の試験
物質は、先ず60%エタノール中の溶かし、この溶液
は、試験する溶液中のエタノールが1.6容積%を越え
ないように水で希釈される。得られた試験データから、
それぞれ試験物質のIC50として、ヨウ素化モチリンの
モチリン受容体への特定の結合を50%阻害する作用と
なるその濃度を決定する。これから相応するpIC50
が計算される。上記の方法により、実施例1の物質に対
してpIC50値8.32が得られる。
【0035】2.胃排出速度に対する試験物質の影響の
生体内測定。
【0036】胃排出速度の測定は、ビーグル犬について
行い、この犬は試験の前に手術のより食道フィステルを
取りつけ、十二指腸カニューレを埋設された。試験物質
を十二指腸に投与した15分後に、胃が空で目を覚まし
ている犬に半固体のカロリーのある試験食物285gを
食道フィステルを通して与える。胃から排出される内容
物は、15分間隔で十二指腸カニューレを通して集め
る。集めた胃内容物の量から、胃の50%排出となる時
間間隔が計算される。時間間隔は胃排出の尺度とみなさ
れる。
【0037】この試験モデルでは、実施例1の化合物は
著しい排出の促進を0.46μモル/kgの投与で示
す。胃の50%排出の時間は、比較動物群の46分か
ら、試験物質を投与された動物の27分に減少する。
【0038】3.食道括約筋の安静時緊張に対する試験
物質の影響の生体内測定。
【0039】この測定は、訓練され、覚醒し、胃が空の
ビーグル犬について行い、犬には試験前に食道フィステ
ルおよび十二指腸カニューレが取りつけられた。下部食
道括約筋の圧力は、圧力測定器および記録計と連結され
横側に開口がある灌流型カテーテル系により測定され
る。カテーテルは食道フィステルを通って胃内に導か
れ、次にゆっくりと手動で引き出される(移動圧力測定
法)。横側に開口のあるカテーテル部分が下部食道括約
筋の高圧領域を通過すると、ピークが記録される。この
ピークから圧力mmHgが測定される。
【0040】この方法で、先ず食道括約筋の基礎圧力が
比較値として測定される。引き続き試験物質を十二指腸
内に投与し、15分後に下部食道括約筋の圧力が2分間
隔で46分間測定される。試験物質投与後の圧力上昇
は、前に測定した基礎圧力と比較して計算される。
【0041】この試験で、食道括約筋の基礎緊張は、実
施例1の物質0.251μモル/kgの投与により、2
倍以上に上昇した。この効果は、45分の試験の全期間
継続した。
【0042】胃腸管中へのこの作用から見て、式Iの化
合物は胃腸病学において、大型哺乳類、殊にヒトに対し
て、胃腸管の運動性障害の予防および治療のための医薬
として好適である。
【0043】使用すべき投与量は、それぞれに異なるこ
とができ、治療すべき状態および使用形態の種類により
当然変化する。例えば、非経口の配合は、経口製剤と比
較して一般に少量の作用物質を含有する。しかし、一般
に大型哺乳類、殊にヒトに対して、作用物質含有量は一
回の投与量に5〜200mgの医薬形が好適である。
【0044】薬剤として、式Iの化合物は通例の医薬助
剤と一緒に、ガレーヌス調剤、例えば錠剤、カプセル、
坐薬または溶液として含有できる。このガレーヌス調剤
は、自体公知の方法により製造され、通例の固体担体、
例えば乳糖、デンプンまたはタルクまたは液体希釈剤、
例えば水、油脂または液体パラフィンを使用し、また医
薬に通例の助剤、例えば錠剤崩壊剤、溶解補助剤または
保存剤を使用することができる。
【0045】下記の実施例は、本発明をさらに詳細に説
明するためのもので、その範囲を制限するものではな
い。
【0046】
【実施例】例 1 [2R,3R(2R′,3R′),6R,7S,8S,
9R,10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペン
ト−2′−イル)−7−[(2.6−ジデオキシ−3−
C−メチル−3−0−メチル−α−L−リボ−ヘキスピ
ラノシル)−オキシ]−9−[(3,4,6−トリデオ
キシ−3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−
β−D−キシロ−ヘキソピラノシル)−オキシ]−2,
6,8,10,12−ペンタメチル−4,13−ジオキ
サビシクロ[8.2.1]トリデセ−12−エン−5−
オン(=式Iの化合物、R1=メチル基) A)N−デスメチルエリスロマイシンAの製造 エリスロマイシンA20g(=27.2ミリモル)およ
び酢酸ナトリウム11.2g(=136.2ミリモル)
はメタノール/水8:2の混合物200ml中に溶かさ
れた。溶液は47℃に加熱された。引き続きヨウ素6.
9g(=136.2ミリモル)が加えられた。pH値
は、希薄水酸化ナトリウム水溶液を加えて8〜9に保た
れた。3時間後に反応混合物は処理のために水1 lお
よび水酸化アンモニウム溶液20mlの混合物中に注入
された。反応混合物は酢酸エチルエステルにより抽出さ
れ、有機抽出物は水酸化アンモニウムを含有する水によ
り洗浄され、濃縮された。溶剤を除去した後に残った粗
製品は、アセトン/水酸化アンモニウム水溶液50:3
から再結晶された。融点143〜148℃。
【0047】B)N−デスメチル−8,9−アンヒドロ
エリスロマイシン−A−6,9−ヘミケタール(式IV
の化合物、R1=メチル基)の製造 A)で得られた製品21gは、氷酢酸110ml中に溶
かされ、溶液は1時間室温で撹拌された。引き続き反応
混合物は、処理のために氷で冷却しながら濃厚水酸化ア
ンモニウム溶液400ml中に滴下された。反応混合物
は酢酸エチルエステルにより抽出され、有機抽出物は水
で洗浄され、溶剤を除去された。残留物として残った粗
製品は、先ずエーテル、次にメタノールから再結晶され
た、融点145℃の純製品14gが得られた。
【0048】C)[2R,3R(2R′,3R′),6
R,7S,8S,9R,10R]−3−(2′,3′−
ジヒドロキシペント−2′−イル)−7−[(2,6−
ジデオキシ−3−C−メチル−3−0−メチル−α−L
−リボ−ヘキスピラノシル)−オキシ]−9−[(3,
4,6−トリデオキシ−3−メチルアミノ−β−D−キ
シロ−ヘキソピラノシル)−オキシ]−2,6,8,1
0,12−ペンタメチル−4,13−ジオキサビシクロ
[8.2.1]トリデセ−12−エン−5−オン(=式
IIの化合物、R1=メチル基)の製造 B)で得られた製品9.4g(=13.4ミリモル)
は、メタノール中の炭酸カルシウム1.9g(=13.
4ミリモル)と一緒にして2.5時間還流を付して煮沸
された。処理のために反応混合物は濃縮され、水で希釈
され、酢酸エチルエステルにより抽出された。溶剤を除
去した後に残った粗製品はイソプロパノールから再結晶
された。融点199〜200℃、旋光角[α]20 D−3
1.6゜(c=1、メタノール)の純製品7.1gが得
られた。
【0049】D)標題化合物の製造 前記のC)で得られた製品2g(=2.8ミリモル)
は、メタノールに溶解され、溶液のpHは、希薄塩酸溶
液を加えて4に調節された。溶液にモレキュラーシーブ
(珪酸カルシウムアルミニウム、細孔径4Å)2g、過
剰のアセトンおよびシアノホウ水素化ナトリウム0.4
g(=6.4ミリモル)を加えられた。反応混合物は1
2時間撹拌された。処理のためにモレキュラーシーブか
ら濾別され、濾液は濃縮され、水と混合され、酢酸エチ
ルエステルにより抽出された。酢酸エチルエステル抽出
物の濃縮の後に残留物として残った粗製品は、カラムク
ロマトグラフによりシリカゲル(溶離剤は酢酸エチルエ
ステル/メタノール95:5)を通して精製された。融
点130〜134℃、旋光角[α]20 D−32.8゜の
標題化合物1.4gが得られた。
【0050】例 2 [2R,3R(2R′,3R′),6R,7S,8S,
9R,10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペン
ト−2′−イル)−7−[(2,6−ジデオキシ−3−
C−メチル−3−0−メチル−α−L−リボ−ヘキスピ
ラノシル)−オキシ]−9−[(3,4,6−トリデオ
キシ−3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−
β−D−キシロ−ヘキソピラノシル)−オキシ]−2,
6,8,10,12−ペンタメチル−4,13−ジオキ
サビシクロ[8.2.1]トリデセ−12−エン−5−
オン(=式Iの化合物、R1=メチル基) A)N−デスメチルエリスロマイシンAの製造 エリスロマイシンA5gおよび酢酸ナトリウム4.7g
(×3H2O)はメタノール/水8:2の混合物200
ml中に溶解された。溶液にヨウ素1.75gが加えら
れ、反応混合物は引き続き室温で20分間石英ランプで
照射された。引き続き溶剤の半分が蒸発除去され、残っ
た反応混合物は水140mlおよびアンモニア10ml
の混合物中に注入された。反応混合物はメチル−t−ブ
チルエーテル20mlにより3回抽出された。エーテル
抽出物は分離され、エーテルを一部蒸発除去された。引
き続き反応製品は晶出され、アセトンから再結晶され
た。N−デスメチルエリスロマイシンA2gを得た。
【0051】B)N−デスメチル−8,9−アンヒドロ
エリスロマイシン−A−6,9−ヘミケタール(式IV
の化合物、R1=メチル基)の製造のために、A)で得
られた製品2gは、実施例1B)の記載と同様にして処
理された。ヘミケタール2.3gが無定形の固体として
得られた。
【0052】C)[2R,3R(2R′,3R′),6
R,7S,8S,9R,10R]−3−(2′,3′−
ジヒドロキシペント−2′−イル)−7−[(2,6−
ジデオキシ−3−C−メチル−3−0−メチル−α−L
−リボ−ヘキスピラノシル)−オキシ]−9−[(3,
4,6−トリデオキシ−3−メチルアミノ−β−D−キ
シロ−ヘキソピラノシル)−オキシ]−2,6,8,1
0,12−ペンタメチル−4,13−ジオキサビシクロ
[8.2.1]トリデセ−12−エン−5−オン(=式
IIの化合物、R1=メチル基)の製造のために、前記
から得られた製品2.3gは実施例1C)の記載と同様
にして処理された。得られた粗製品は酢酸エチルから再
結晶された。融点199〜202℃の純製品1.3gが
得られた。
【0053】D)前記から得られた製品1.3gは、ア
セトン26mlおよび酢酸0.11mlから成る混合物
中に加えられた。反応混合物に、トリアセトキシホウ水
素化ナトリウム0.6gが窒素雰囲気下で少量づつ加え
られ、反応混合物は4時間室温で撹拌された。引き続き
溶剤の2/3が蒸発除去され、残留物は酢酸エチル40
mlで希釈された。激しく撹拌しながら、飽和炭酸水素
ナトリウム溶液65mlが加えられた。生成した透明な
溶液から有機相を分離し、水相は再び酢酸エチル20m
lにより洗浄された。一緒にした有機相は水13mlに
より洗浄され、硫酸ナトリウムの上で乾燥された。溶剤
を蒸発除去し、残留物はトルエン20ml中に取り出さ
れ、これは引き続き蒸発除去された。得られた粗製品は
酢酸エチルを溶離剤として酸化アルミニウムカラム(2
5gAl23,活性段階II/III)を通す濾過で精
製された。引き続き溶剤を蒸発除去し、残留物は沸騰酢
酸エチル中に溶かされた。引き続きn−ヘキサンが混合
物が濁るまで加えられた。製品を冷間で晶出させた。こ
の生成した結晶は減圧下で濾別され、n−ヘキサンによ
り洗浄された。融点128〜135℃の標題化合物0.
8gが得られた。
【0054】E)酢酸塩に変換させるために、標題化合
物1g(=1.3ミリモル)がメタノール中に溶かさ
れ、溶液は氷酢酸0.08ml(=1.3ミリモル)と
混合された。引き続き溶剤は減圧下で除去され、生成し
た標題化合物の酢酸塩は乾燥された。標題化合物の酢酸
塩の融点:145〜150℃。旋光角[α]20 D:−3
0.8゜(c=1,メタノール)例 I 1錠当たり下記の組成の錠剤を製造した。
【0055】 [2R,3R(2R′,3R′),6R,7S,8S,9R,10 R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−2′−イル)−7 −[(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−0−メチル−α −L−リボ−ヘキスピラノシル)−オキシ]−9−[(3,4,6 −トリデオキシ−3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)− β−D−キシロ−ヘキソピラノシル)−オキシ]−2,6,8,1 0,12−ペンタメチル−4,13−ジオキサビシクロ[8.2. 1]トリデセ−12−エン−5−オン(=式Iの化合物、R1=メ ル基) 20mg トウモロコシデンプン 60mg 乳 糖 135mg ゼラチン(10%溶液として) 6mg 作用物質、トウモロコシデンプンおよび乳糖は、10%
ゼラチン溶液と一緒に濃縮された。ノリ状物は細分さ
れ、生成した顆粒は適当な板の上に置かれ、45℃で乾
燥された。乾燥された顆粒は粉砕機械を通し、さらに混
合機中で下記の助剤と混合された。
【0056】 タルク 5mg ステアリン酸マグネシウム 5mg トウモロコシデンプン 9mg 引き続き、240mgの錠剤にプレスされた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルフ プロイショフ ドイツ連邦共和国 ユールツェン 5 マ イヤーホルツヴェーク 5 (72)発明者 クリスティアン エークホート ドイツ連邦共和国 バート ピルモント ドクトル シュトゥルムタールシュトラー セ 7

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、R1はメチル基または水素を表す]の[2R,
    3R,(2R′,3R′),6R,7S,8S,9R,
    10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−
    2′−イル)−2,6,8,10,12−ペンタメチル
    −4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセ
    −12−エン−5−オン−誘導体、およびその安定で生
    理的に認容性の酸付加塩。
  2. 【請求項2】 R1がメチル基を表す請求項1の化合
    物。
  3. 【請求項3】 薬理学的に有効な量の請求項1による化
    合物および通例の製薬学的助剤および/または担持剤を
    含有する医薬品。
  4. 【請求項4】 一般式I 【化2】 [式中、R1はメチル基または水素を表す]の[2R,
    3R,(2R′,3R′),6R,7S,8S,9R,
    10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−
    2′−イル)−2,6,8,10,12−ペンタメチル
    −4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセ
    −12−エン−5−オン−誘導体、およびその安定で生
    理的に認容性の酸付加塩の製造法において、一般式II 【化3】 [式中、R1は前記のものを表す]の[2R,3R,(2
    R′,3R′),6R,7S,8S,9R,10R]−
    3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−2′−イル)
    −2,6,8,10,12−ペンタメチル−4,13−
    ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセ−12−エン
    −5−オン−誘導体内にイソプロピレン基を導入し、必
    要な場合には式I[式中、R1は水素を表す]の得られ
    た化合物中にメチル基R1を導入するかまたは式I[式
    中、R1はメチル基を表す]の得られた化合物中でメチ
    ル基R1を分離し、また必要な場合には式Iの遊離化合
    物をその酸付加塩に変換するかまたは酸付加塩を式Iの
    遊離化合物に変換する方法。
  5. 【請求項5】 一般式II 【化4】 [式中、R1はメチル基または水素を表す]の[2R,
    3R,(2R′,3R′),6R,7S,8S,9R,
    10R]−3−(2′,3′−ジヒドロキシペント−
    2′−イル)−2,6,8,10,12−ペンタメチル
    −4,13−ジオキサビシクロ[8.2.1]トリデセ
    −12−エン−5−オン−誘導体。
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