JPH07247261A - ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤 - Google Patents

ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤

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JPH07247261A
JPH07247261A JP31995594A JP31995594A JPH07247261A JP H07247261 A JPH07247261 A JP H07247261A JP 31995594 A JP31995594 A JP 31995594A JP 31995594 A JP31995594 A JP 31995594A JP H07247261 A JPH07247261 A JP H07247261A
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carbon atoms
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halogen atom
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JP31995594A
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Taro Hirose
太郎 広瀬
Hiroki Tomioka
広樹 富岡
Toshiaki Taki
敏晃 瀧
Hiroshi Kishida
博 岸田
Shigeru Saito
茂 斉藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 化1 【化1】 〔式中、Xはハロゲン原子を表わし、R1 は水素原子等
を表わし、R2 はハロゲン原子で置換されていてもよい
炭素数1〜16のアルキル基等を表わす。〕で示される
ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤。 【効果】 優れた殺虫効力を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドラゾン化合物および
それを有効成分として含有する殺虫剤に関する。
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、例えば米国特許第4,344,893号明細書にあ
る種のヒドラゾン化合物が殺虫剤の有効成分として使用
しうることが記載されているが、該化合物は哺乳動物に
対する急性毒性等の観点から殺虫剤の有効成分として必
ずしも常に満足すべきものではなかった。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み、優れた殺虫効力を有しかつ哺乳動物に対
する毒性の低い化合物を見い出すべく鋭意検討を重ねた
結果、下記一般式 化4で示されるヒドラゾン化合物が
優れた殺虫効力を有しかつ哺乳動物に対する急性毒性も
比較的低いことを見い出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、一般式 化4
【化4】 〔式中、Xはハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、フッ
素原子、ヨウ素原子等)を表し、R1 は水素原子を表す
か、またはハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1〜
3のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜4
のアルキル基を表わすか、またはハロゲン原子で置換さ
れていてもよい炭素数1〜4のアルコキシ基を表わす。
2 はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜
16のアルキル基を表わすか、またはハロゲン原子、炭
素数1〜10のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原
子で置換されていてもよい)もしくはニトロ基で置換さ
れていてもよいフェニル基を表すか、あるいは、一般式
化5
【化5】 で示される基{式中、R3 およびR4 は同一または相異
なり、ハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1〜16
のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜16
のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭
素数3〜16のアルケニル基、ハロゲン原子で置換され
ていてもよい炭素数3〜16のアルキニル基、ハロゲン
原子もしくは炭素数1〜10のアルキル基(該アルキル
基はハロゲン原子で置換されていてもよい)で置換され
ていてもよいフェニル基、ハロゲン原子もしくは炭素数
1〜10のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子で
置換されていてもよい)で置換されていてもよい炭素数
7〜16のフェニルアルキル基、全炭素数2〜16のア
ルコキシカルボニル基、または、全炭素数3〜16のア
ルコキシカルボニルアルキル基を表すか、または、R3
とR4 は末端で結合して、C4 〜C7 アルキレン基(該
アルキレン基はC1 〜C4 アルキル基で置換されたり、
酸素原子もしくは硫黄原子を含んでいてもよい)(例え
ば、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、−CH2
2 OCH2 CH2 −、−CH2 CH2SCH2 CH2
−等)またはC4 〜C7 アルケニレン基(該アルケニレ
ン基はC 1 〜C4 アルキル基で置換されたり、酸素原子
もしくは硫黄原子を含んでいてもよい)(例えば、−C
2 CH= CHCH2 −、−CH= CHCH2 CH
2 −、−CH2 CH= CHCH2 CH2 −等)を表わ
す。}を表わすか、または、一般式 化6
【化6】 (式中、XおよびR1 は前記と同じ意味を表わす。)で
示される基を表わす。〕で表されるヒドラゾン化合物
(以下、本発明化合物と記す。)およびそれを有効成分
とする殺虫剤を提供するものである。
【0002】本発明化合物において、Xが塩素原子であ
り、R1 が炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜
4のアルコキシ基であり、R2 がトリクロロメチル基で
あるか、あるいは、一般式 化2で示される基{式中、
3 およびR4 が同一または相異なり、炭素数1〜4の
アルキル基であるか、または、ハロゲン原子もしくは炭
素数1〜4のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子
で置換されていてもよい)で置換されていてもよいベン
ジル基であるか、または、全炭素数2〜3のアルコキシ
カルボニル基であるか、または、全炭素数3〜5のアル
コキシカルボニルアルキル基である。}である化合物が
好ましく、その中でも、R1 が炭素数1〜4のアルコキ
シ基であり、R2 が一般式 化2で示される基{式中、
3 およびR4 が同一または相異なり、炭素数1〜4の
アルキル基、ベンジル基、全炭素数2〜3のアルコキシ
カルボニル基または全炭素数3〜5のアルコキシカルボ
ニルアルキル基である。}である化合物が好ましく、そ
の中でも、R1 がメトキシ基またはエトキシ基である化
合物が特に好ましい。
【0003】本発明化合物において、R1 で示される、
ハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1〜3のアルコ
キシ基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ジフル
オロメチル基、トリフルオロメチル基、1,1,2,
2,−テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル
基、クロロメチル基、ブロモメチル基、2−クロロエチ
ル基、4−クロロブチル基、シアノメチル基、2−シア
ノエチル基、4−シアノブチル基、メトキシメチル基、
エトキシメチル基、イソプロポキシメチル基、ブトキシ
メチル基、2−メトキシエチル基、2−プロポキシエチ
ル基、3−メトキシプロピル基、4−メトキシブチル
基、4−ブトキシブチル基等があげられ、ハロゲン原子
で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルコキシ基と
しては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、2−クロロエト
キシ基、2−フルオロエトキシ基,4−クロロブトキシ
基等があげられる。R2 で示される、ハロゲン原子で置
換されていてもよい炭素数1〜16のアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ウンデシル基、ヘキサ
デシル基、クロロメチル基、トリクロロメチル基、ジフ
ルオロクロロメチル基、6−クロロヘキシル基、16−
フルオロヘキサデシル基等が挙げられ、ハロゲン原子、
炭素数1〜10のアルキル基(ハロゲン原子で置換され
ていてもよい)もしくはニトロ基で置換されてもよいフ
ェニル基としては、例えばフェニル基、4−クロロフェ
ニル基、4−ブロモフェニル基、4−フルオロフェニル
基、2,4−ジクロロフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−エチルフェニル基、4−ヘキシルフェニル基、
4−デシルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニ
ル基、4−ニトロフェニル基、2−ニトロフェニル基、
2,4−ジニトロフェニル基、4−クロロ−2−ニトロ
フェニル基等が挙げられる。R3 およびR4 で示され
る、ハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1〜16の
アルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜16の
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、
sec−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、ウンデシ
ル基、ヘキサデシル基、クロロメチル基、クロロエチル
基、5−クロロペンチル基、10−クロロデシル基、1
5−クロロペンタデシル基、10−フルオロデシル基、
シアノメチル基、2−シアノエチル基、5−シアノペン
チル基、10−シアノデシル基、15−シアノペンタデ
シル基、メトキシメチル基、2−メトキシエチル基、3
−メトキシプロピル基、10−メトキシデシル基、15
−メトキシペンタデシル基、3−(ヘキシルオキシ)プ
ロピル基、3−(ウンデシルオキシ)プロピル基、3−
(ヘキサデシルオキシ)プロピル基等が挙げられ、ハロ
ゲン原子で置換されてもよい炭素数3〜16のアルケニ
ル基としては、例えば、2−プロペニル基、2−ブテニ
ル基、2−テトラデセニル基、2−ヘキサデセニル基、
3−クロロプロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニル基、9−クロロ−2−ノネニル基、16−クロロ
−2−ヘキサデセニル基等があげられ、ハロゲン原子で
置換されてもよい炭素数3〜16のアルキニル基として
は、例えば、2−プロピニル基、2−ブチニル基、2−
ノニニル基、2−ヘキサデシニル基、3−ヨード−2−
プロピニル基、8−クロロ−2−オクチニル基、16−
クロロ−2−ヘキサデシニル基等があげられ、ハロゲン
原子もしくは炭素数1〜10のアルキル基(ハロゲン原
子で置換されていてもよい)で置換されてもよいフェニ
ル基としては、例えば、フェニル基、4−クロロフェニ
ル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジクロロフェ
ニル基、3,5−ジクロロフェニル基、4−メチルフェ
ニル基、4−ペンチルフェニル基、4−デシルフェニル
基、4−トリフルオロメチルフェニル基、4−(5−ク
ロロペンチル)フェニル基、4−(10−クロロデシ
ル)フェニル基等があげられ、ハロゲン原子もしくは炭
素数1〜10のアルキル基(ハロゲン原子で置換されて
いてもよい)で置換されていてもよい炭素数7〜16の
フェニルアルキル基としては、例えば、ベンジル基、4
−クロロベンジル基、β−フェネチル基、3−フェニル
プロピル基、4−エチルベンジル基、2−(4−デシル
フェニル)エチル基、2−(4−クロロフェニル)エチ
ル基、4−(トリフルオロメチル)ベンジル基、2−
(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル基等が
あげられ、全炭素数2〜16のアルコキシカルボニル基
としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシ
カルボニル基、ブトキシカルボニル基、デシルオキシカ
ルボニル基、ペンタデシルオキシカルボニル基等があげ
られ、全炭素数3〜16のアルコキシカルボニルアルキ
ル基としては、例えばメトキシカルボニルメチル基、エ
トキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチ
ル基、ブトキシカルボニルメチル基、ヘキシルオキシカ
ルボニルメチル基、2−(メトキシカルボニル)エチル
基、2−(エトキシカルボニル)エチル基、2−(プロ
ポキシカルボニル)エチル基、2−(イソプロポキシカ
ルボニル)エチル基、2−(ブトキシカルボニル)エチ
ル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、2
−(オクチルオキシカルボニル)エチル基、2−(ドデ
シルオキシカルボニル)エチル基、2−(トリデシルオ
キシカルボニル)エチル基、3−(メトキシカルボニ
ル)プロピル基等があげられる。
【0004】本発明化合物は、例えば、下記の製造法A
により製造することができる。 (製造法A)一般式 化7
【化7】 〔式中、XおよびR1 は前記と同じ意味を表す。〕で示
される化合物と、一般式 化8
【化8】Z−S−R2 〔式中、R2 は前記と同じ意味を表し、Zは塩素原子ま
たは臭素原子を表す。〕で示される化合物とを反応させ
ることにより製造する方法。反応は通常塩基の存在下に
行なう。用いられる塩基としては、例えば、トリエチル
アミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基、水酸化ナ
トリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等
の有機金属塩基等があげられる。製造法Aにおいて溶媒
は必ずしも必要ではないが、通常は不活性溶媒中で行な
い、溶媒を用いる場合、用いる塩基の種類によっても異
なるが、通常例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリジン
類、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン、1,1,1−トリクロロエタン、テトラクロロエチ
レン、トリクロロエチレン、クロルベンゼン、o−ジク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサ
ン等の脂環式炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類等
あるいはそれらの混合溶媒が用いられる。製造法Aにお
いて用いられる反応試剤の量は、一般式 化7で示され
る化合物1モルに対して、塩基は通常1〜100モルの
割合、一般式 化8で示される化合物は通常1〜100
モルの割合であり、該反応の反応温度は、通常摂氏−7
8〜200度、反応時間は、通常5分〜100時間であ
る。反応終了後は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処
理を行なうことにより、目的の本発明化合物を単離する
ことができる。必要に応じ、クロマトグラフィーや再結
晶などの方法によりさらに精製することもできる。
【0005】製造法Aにおいて原料として用いられる一
般式 化7で示される化合物は、例えば、以下に示す製
造法aにより製造することが出来る。 (製造法a)一般式 化9
【化9】 〔式中Xは前記と同じ意味を表す。〕で示される化合物
と一般式 化10
【化10】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表し、Wは、塩素原
子、臭素原子、または−OCOR1 基を表す。〕で示さ
れる化合物とを反応させる方法。該製造法において、反
応は通常塩基の存在下で行う。用いられる塩基として
は、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、4−N,N
−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジエチルアニリン
等の有機塩基、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、
炭酸カリウム等の無機塩基、ブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミド等の有機金属塩基等があげられ
る。該製造法において、溶媒は必ずしも必要ではない
が、一般的には不活性溶媒中で行なうのが好ましく、溶
媒を用いる場合、Wや用いる塩基の種類によっても異な
るが、一般的には例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリ
ジン類、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロ
エタン、1,1,1−トリクロロエタン、テトラクロロ
エチレン、トリクロロエチレン、クロルベンゼン、o−
ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキ
サン等の脂環式炭化水素類、メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性
極性溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の
エーテル類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケ
トン類、水等あるいはそれらの混合溶媒が用いられる。
該製造法において用いられる反応試剤の量は、式 化9
で示される化合物1モルに対して、塩基は通常1〜10
0モルの割合、一般式 化10で示される化合物は1〜
100モルの割合であり、該反応の反応温度は、通常摂
氏−20〜200度、反応時間は、通常5分〜100時
間である。反応終了後は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常
の後処理を行なうことにより、一般式 化7で示される
化合物を単離することができる。
【0006】製造法aの原料化合物として用いられる式
化9で示される化合物は公知化合物であり、例えば米
国特許第 4,344,893号明細書に記載された方法により製
造することができる。本発明化合物には、ヒドラジン部
分のC=N二重結合についての立体配置により2種の幾
何異性体が存在するが、本発明にはその2種の幾何異性
体(EおよびZ)およびその混合物が含まれる。本発明
化合物の例を表1〜表10に示す。
【0007】
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】
【表3】
【0010】
【表4】
【0011】
【表5】
【0012】
【表6】
【0013】
【表7】
【0014】
【表8】
【0015】
【表9】
【0016】
【表10】
【0017】本発明化合物が防除効力を示す害虫として
は、たとえば下記のものがあげられる。 半翅目害虫 ヒメトビウンカ (Laodelphax striatellus) 、トビイ
ロウンカ (Nilaparvata lugens) 、セジロウンカ (So
gatella furcifera) などのウンカ類、ツマグロヨコ
バイ (Nephotettix cincticeps) 、タイワンツマグロ
ヨコバイ (Nephotettix virescens) などのヨコバイ
類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガ
ラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類など 鱗翅目害虫 ニカメイガ (Chilo suppressalis) 、コブノメイガ
( Cnaphalocrocis medinalis ) 、ヨーロピアンコー
ンボーラー (Ostrinia nubilalis ) 、シバツトガ (Pa
rapediasia teterrella) 、ワタノメイガ (Notarcha
derogata) 、ノシメマダラメイガ (Plodia interpunct
ella) などのメイガ類、ハスモンヨトウ (Spodoptera
litura) 、アワヨトウ (Pseudalitia separata) 、ヨ
トウガ (Mamestra brassicae ) 、タマナヤガ (Agroti
s ipsilon ) 、トリコプルシア属、ヘリオティス属、
ヘリコベルパ属などのヤガ類、モンシロチョウ (Pieris
rapae crucivora ) などのシロチョウ類、アドキソ
フィエス属、ナシヒメシンクイ (Grapholita molesta
) 、コドリングモス (Cydia pomonella ) などのハ
マキガ類、モモシンクイガ (Carposina niponensis)
などのシンクイガ類、リオネティア属などのハモグリガ
類、リマントリア属、ユープロクティス属などのドクガ
類、コナガ (Plutella xylostella) などのスガ類、ワ
タアカミムシ (Pectinophora gossypiella ) などのキ
バガ類、アメリカシロヒトリ (Hyphantria cunea ) など
のヒトリガ類、イガ (Tinea translucens ) 、コイガ
(Tineola bisselliella) などのヒロズコガ類など 双翅目害虫 アカイエカ (Culex pipiens pallens )、コガタア
カイエカ (Cules tritaeniorhynchus ) などのイエカ
類、 Aedes aegypti Aedes albopictusなどのエー
デス属、 Anopheles sinensisなどのアノフェレス属、
ユスリカ類、イエバエ (Musca domestica ) 、オオイ
エバエ (Muscina stabulans ) などのイエバエ類、ク
ロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ (De
lia platura ) 、タマネギバエ (Delia antigua)
などのハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チ
ョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバ
エ類など 鞘翅目害虫 ウエスタンコーンルートワーム (Diabrotica virgifer
a ) 、サザンコーンルートワーム (Diabrotica undeci
mpunctata ) などのコーンルートワーム類、ドウガネブ
イブイ (Anomala cuprea) 、ヒメコガネ (Anomala
rufocuprea) などのコガネムシ類、メイズウィービル
(Sitophilus zeamais ) 、イネミズゾウムシ (Lissorh
optrus oryzophilus ) 、アルファルファタコゾウム
シ (Hypera pastica ) 、アズキゾウムシ (Calosobruchy
s chienensis )などのゾウムシ類、チャイロコメノゴ
ミムシダマシ (Tenebrio molitor ) 、コクヌストモド
キ(Tribolium castaneum ) などのゴミムシダマシ
類、ウリハムシ (Aulacophora femoralis ) 、キスジ
ノミハムシ (Phyllotreta striolata ) 、コロラドハ
ムシ (Leptinotarsa decemlineata) などのハムシ類、
シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ (Epilachna
vigintioctopunctata ) などのエピラクナ類、ヒラタキ
クイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、ア
オバアリガタハネカクシ (Paederus fuscipes)など 直翅目網翅類害虫 チャバネゴキブリ (Blattella germanica ) 、クロゴ
キブリ (Periplaneta fuliginosa) 、ワモンゴキブリ (P
eriplaneta americana ) 、トビイロゴキブリ (Perip
laneta brunnca ) 、トウヨウゴキブリ (Blatta ori
entalis) など アザミウマ目害虫 ミナミキイロアザミウマ (Thrips palmi ) 、ネギアザ
ミウマ (Thrips tabaci) 、ハナアザミウマ (Thrips
hawaiiensis ) など 膜翅目害虫 アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ
等のハバチ類等直翅目害虫 ケラ、バッタ等 隠翅目害虫 ヒトノミ (Purex irritans) 等 シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケジラミ (Phthirus pubis)等 等翅目害虫 ヤマトシロアリ (Reticulitermes speratus )、イエシ
ロアリ (Coptotermesformosanus)等 等 さらに既存の殺虫剤に対し抵抗性の発達した害虫にも有
効である。
【0018】本発明化合物を殺虫剤の有効成分として用
いる場合は、他の何らの成分も加えず、そのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担
体、餅等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製
剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブ
ル剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤(フォッギング
等)、毒餌等に製剤して使用する。これらの製剤には、
有効成分として本発明化合物を、通常、重量比で0.01%
〜95%含有する。製剤化の際に用いられる固体担体と
しては、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合
成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性
白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物
(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、
塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体
担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノー
ル、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチ
ルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン
等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、
灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル
等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリ
ル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキ
サン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭
化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化
炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の
植物油等があげられ、ガス状担体、すなわち噴射剤とし
ては、たとえばフロンガス、ブタンガス、LPG(液化
石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等があげられ
る。界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸エステ
ル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホ
ン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオ
キシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル
類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等
があげられる。固着剤や分散剤等の製剤用補助剤として
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。毒餌の基材としては、た
とえば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成
分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイ
アレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、
トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香
料等の誘引性香料等があげられる。
【0019】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。用い
られる殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤としては、例えばフ
ェニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル
−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェン
チオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート〕、ダイ
アジノン〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−
6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエー
ト〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,
5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエー
ト〕、アセフェート〔O,S−ジメチルアセチルホスホ
ラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒ
ドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジ
アゾール−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロ
ジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S
−2−エチルチオエチルホスホロチオエート〕,DDV
P〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート〕、
スルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フ
ェニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノ
ホス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホス
ホロチオエート〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ
−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2
−スルフィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S
−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェー
ト〕、フェントエート〔エチル 2−ジメトキシホスフ
ィノチオイルチオ(フェニル)アセテート〕、マラチオ
ン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サ
クシネート〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2
−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、
アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル−
O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロト
ホス〔ジメチル(E)−1−メチル−2−(メチルカル
バモイル)ビニルホスフェート〕、エチオン〔0,0,
0’,0’−テトラエチル S,S’−メチレンビス
(ホスホロジチオエート)〕等の有機リン系化合物、B
PMC〔2−sec −ブチルフェニルメチルカルバメー
ト〕、ベンフラカルブ〔エチル N−〔2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカ
ルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプルピル−
β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イソプロポキ
シフェニル N−メチルカルバメート〕、カルボスルフ
ァン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベン
ゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチ
ルカーバメート〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メ
チルカーバメート〕、メソミル〔S−メチル−N−
〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデー
ト〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)
フェニルメチルカーバメート〕、アルジカルブ〔2−メ
チル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−
メチルカルバモイルオキシム〕、オキサミル〔N,N−
ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−
(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−
4−フェノキシブチル)−N,N−ジメチルチオカーバ
メート〕等のカーバメート系化合物、エトフェンプロッ
クス〔2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロ
ピル−3−フェノキシベンジルエーテル〕、フェンバレ
レート〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチル
ブチレート〕、エスフェンバレレート〔(S)−α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル(S)−2−(4−クロ
ロフェニル)−3−メチルブチレート〕、フェンプロパ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ
−3−フェノキシベンジル(1RS,3RS)−(1R
S,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、ペル
メトリン〔3−フェノキシベンジル(1RS,3RS)
−(1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル(Z)−(1RS,3RS)−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、
デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−m−フェノキシ
ベンジル(1R,3R)−3(2,2−ジブロモビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、シクロプロスリン〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル(RS)−2,2−ジクロロ−1−
(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート〕、フルバリネート(α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオ
ロ−p−トリル)−D−バリネート)、ビフェンスリン
(2−メチルビフェニル−3−イルメチル)(Z)−
(1RS)−cis −3−(2−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシラート、アクリナスリン(〔1
R−{1α(S* ),3α(Z)}〕−2,2−ジメチル
−3−〔3−オキソ−3−(2,2,2−トリフルオロ
−1−(トリフルオロメチル)エトキシ−1−プロペニ
ル〕シクロプロパンカルボン酸 シアノ(3−フェノキ
シフェニル)メチルエステル、2 −メチル−2−(4−
ブロモジフルオロメトキシフェニル)プロピル (3−
フェノキシベンジル)エーテル、トラロメスリン〔(1
R,3S)3〔(1'RS)(1', 2', 2', 2'−テトラブ
ロモエチル)〕−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボン酸(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジルエ
ステル、シラフルオフェン〔4−エトキシフェニル〔3
−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピ
ル〕ジメチルシラン等のピレスロイド化合物、ブプロフ
ェジン(2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−
5−フェニル−1,3,5−トリアジアジナン−4−オ
ン)等のチアジアジン誘導体、イミダクロプリド〔1−
(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミ
ダゾリジン−2−インデンアミン〕等のニトロイミダゾ
リジン誘導体、カルタップ(S,S’−(2−ジメチル
アミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)〕、チ
オシクラム〔N,N−ジメチル−1,2,3−トリチア
ン−5−イルアミン〕、ベンスルタップ〔S,S’−2
−ジメチルアミノトリメチレン ジ(ベンゼンチオサル
フォネート)〕等のネライストキシン誘導体、アセタミ
プリド(NI−25)〔N−シアノ−N’−メチル−
N’−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミ
ジン〕等のN−シアノアミジン誘導体、エンドスルファ
ン〔6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,
5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタ
ノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイ
ド〕、γ−BHC(1,2,3,4,5,6−ヘキサク
ロロシクロヘキサン〕、ケルセン〔1,1−ビス(クロ
ロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール〕等
の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアズロン〔1−
(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフル
オロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−3
−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア)、テフル
ベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフル
オロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−(4−(2−
クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フ
ルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、
アミトラズ〔N,N’〔(メチルイミノ)ジメチリジ
ン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメホルム
〔N’−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N
−ジメチルメチニミダミド〕等のホルムアミジン誘導
体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジイソプロピ
ル−4−フェノキシフェニル)−N’−tert−ブチルカ
ルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、フィプロニル〔5
−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリ
フルオロ−p−トリル)−4−トリフルオロメチルスル
フィニルピラゾール−3−カルボニトライト〕、テブフ
ェノジド〔N−tert−ブチル−N’−(4−エチルベン
ゾイル)−3,5−ジメチルベンゾヒドラジド〕、クロ
ルフェナピル〔4−ブロモ−2−(4−クロロフェニ
ル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチルピ
ロール−3−カルボニトリル〕、ブロモプロピレート
〔イソプロピル 4,4’−ジブロモベンジレート〕、
テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,5−トリ
クロロフェニルスルホン〕、キノメチオネート〔S,S
−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカル
ボネート〕、プロパルゲイト〔2−(4−tert−ブチル
フェノキシ)シクロヘキシル プロプ−2−イル スル
ファイト〕、フェンブタティン オキシド〔ビス〔トリ
ス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン〕オキ
シド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS、5RS)−5−
(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メ
チル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボ
キサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−ビス(2−ク
ロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、ピリダ
ベン〔2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベン
ジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オ
ン〕,フェンピロキシメート〔tert−ブチル(E)−4
−〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−
4−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベンゾエー
ト〕、テブフェンピラド〔N−4−tert−ブチルベンジ
ル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラ
ゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプレックス
〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン〕、ミル
ベメクチン、アベルメクチン、イバーメクチン、アザジ
ラクチン〔AZAD〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−
N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジ
メチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−
4−アミン、ピメトロジン〔2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−3−オキソ−4−〔(ピリジン−3−イル)−メ
チレンアミノ〕−6−メチル−1,2,4−トリアジ
ン〕等があげられる。
【0020】本発明化合物を農業用殺虫剤として用いる
場合、その施用量は10アールあたり、通常、0.1g〜
100gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で
希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、0.1ppm〜
500ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈することな
く製剤のままで施用する。また、防疫用殺虫剤として用
いる場合には、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通
常、水で0.1ppm〜500ppm に希釈して施用し、油剤、
エアゾール、煙霧剤、毒餌等についてはそのまま施用す
る。これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種
類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害
程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわるこ
となく増加させたり、減少させたりすることができる。
【0021】以下、本発明を製造例、製剤例および試験
例でさらに詳しく説明するが、本発明は、これらに限定
されるものではない。まず、本発明化合物の製造例を示
す。 製造例1 4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルスルホニルオ
キシ)ベンゾフェノン−N−(エトキシカルボニル)ヒ
ドラゾン0.5gのテトラヒドロフラン(6ml)溶液に窒
素雰囲気下、室温で撹拌しつつ水素化ナトリウム60%
(W/W)を含む水素化ナトリウムのオイル混合物50
mgを一度に加えた。室温下15分撹拌して、水素ガスの
発生が無くなった後、この混合物を−78℃に冷却し、
クロロ−{N−(2−エトキシカルボニルエチル)−N
−イソプロピルアミノ}スルフィド0.3gを3分間で滴
下した。4時間かけて室温まで昇温した後、反応混合物
を氷水中に注加した。さらに飽和食塩水を加え、水層を
酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせて無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、目的とする4−クロ
ロ−4’−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ベ
ンゾフェノン−N−エトキシカルボニル−N−{N’−
(2−エトキシカルボニルエチル)−N’−イソプロピ
ルアミノスルフェニル}ヒドラゾン(化合物7)0.2g
を得た。 nD 22.3 1.53531 H-NMR(CDCl3 /TMS),δ(ppm):7.1-7.8(8H,m),4.0-4.4
(4H,m),3.47(2H,m),3.38(1H,m),2.67(2H,t),1.1-1.5(12
H,m)
【0022】製造例2 4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルスルホニルオ
キシ)ベンゾフェノン−N−アセチルヒドラゾン0.5g
のテトラヒドロフラン(6ml) 溶液に窒素雰囲気下、室
温で撹拌しつつ水素化ナトリウム60%(W/W)を含
む水素化ナトリウムのオイル混合物50mgを一度に加え
た。室温下15分撹拌して、水素ガスの発生が無くなっ
た後、この混合物を−78℃に冷却し、クロロ−{N−
(2−エトキシカルボニルエチル)−N−イソプロピル
アミノ}スルフィド0.3gを3分間で滴下した。4時間
かけて室温まで昇温した後、反応混合物を氷水中に注加
した。さらに飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで抽
出し、有機層を合わせて無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、目的とする4−クロロ−4’−(ト
リフルオロメチルスルホニルオキシ)ベンゾフェノン−
N−アセチル−N−{N’−(2−エトキシカルボニル
エチル)−N’−イソプロピルアミノスルフェニル}ヒ
ドラゾン(化合物3)0.2gを得た。 nD 23.7 1.53681 H-NMR(CDCl3 /TMS),δ(ppm):7.0-7.9(8H,m),4.05-4.4
(2H,m),3.52(2H,m),3.33(1H,m),2.74(2H,m),1.1-1.5(12
H,m) 製造例3 4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルスルホニルオ
キシ)ベンゾフェノン−N−(エトキシカルボニル)ヒ
ドラゾン0.5gのテトラヒドロフラン(6ml)溶液に窒
素雰囲気下、室温で撹拌しつつ水素化ナトリウム60%
(W/W)を含む水素化ナトリウムのオイル混合物50
mgを一度に加えた。室温下15分撹拌して、水素ガスの
発生が無くなった後、この混合物を−78℃に冷却し、
トリクロロメタンスルフェニルクロライド0.3gを3分
間で滴下した。4時間かけて室温まで昇温した後、反応
混合物を氷水中に注加した。さらに飽和食塩水を加え、
水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせて無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、目的とする4
−クロロ−4’−(トリフルオロメチルスルホニルオキ
シ)ベンゾフェノン−N−エトキシカルボニル−N−
(トリクロロメタンスルフェニル)ヒドラゾン(化合物
10)0.2gを得た。 nD 23.9 1.54401 H-NMR(CDCl3 /TMS),δ(ppm):7.1-7.8(8H,m),4.2(2H,b
r q),1.3(3H,m) 本発明化合物の例を表11に示す。
【0023】
【表11】 化合物1のNMRデータ:1 H-NMR(CDCl3 /TMS),δ(pp
m):7.1-7.9(8H,m),3.1(4H,br d),2.4(3H,s),1.6(4H,m),
1.3(4H,m),0.95(6H,m)
【0024】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
わす。 製剤例1 乳剤 本発明化合物1〜11の各々10部をキシレン35部お
よびジメチルホルムアミド35部に溶解し、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテル14部ドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合し
て各々の10%乳剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物1〜11の各々20部をラウリル硫酸ナト
リウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成
含水酸化珪素微粉末20部および珪藻土54部を混合し
た中に加え、ジュースミキサーで撹拌混合して各々の2
0%水和剤を得る。 製剤例3 粒剤 本発明化合物1〜11の各々5部にドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびク
レー60部を加え、充分撹拌混合する。次いで、これら
の混合物に適量の水を加え、さらに撹拌し、造粒機で製
粒し、通風乾燥して各々の5%粒剤を得る。 製剤例4 粉剤 本発明化合物1〜11の各々1部を適当量のアセトンに
溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.
3部およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサーで
撹拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%粉剤を
得る。 製剤例5 フロアブル剤 本発明化合物1〜11の各々10部をポリビニルアルコ
ール6部を含む水溶液40部中に加え、ミキサーで撹拌
し、分散剤を得る。この中に、キサンタンガム0.05部お
よびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む
水溶液40部を加え、さらに、プロピレングリコール1
0部を加えて緩やかに撹拌混合して各々の10%水中乳
濁剤を得る。 製剤例6 油剤 本発明化合物1〜11の各々0.1部をキシレン5部およ
びトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.
9部に混合して各々の0.1%油剤を得る。 製剤例7 油性エアゾール 本発明化合物1〜11の各々0.1部、テトラメスリン0.
2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロエタン10
部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾール容
器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分
を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填して
各々の油性エアゾールを得る。 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物1〜11の各々0.2部、d−アレスリン0.
2部、d−フェノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭灯
油3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラスケミ
カル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、純水
50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り
付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)4
0部を加圧充填して各々の水性エアゾールを得る。
【0025】次に、本発明化合物が殺虫剤の有効成分と
して有用であることを試験例により示す。なお、本発明
化合物は表11に記載の化合物番号で示し、比較対照に
用いた化合物は下記の化合物記号で示す。 化合物A:4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−アセチルヒドラ
ゾン(米国特許第4,344,893号特許明細書に記
載の一般式に含有される化合物) 化合物B:4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルス
ルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−(エトキシカル
ボニル)ヒドラゾン(米国特許第4,344,893号
特許明細書カラム20に記載の化合物83番) 試験例1 (ハスモンヨトウに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、その水による
希釈液(500ppm)2mlを、直径11cmのポリエチレン
カップの中にあらかじめ調整しておいたハンモスヨトウ
用人工飼料13gに浸み込ませた。その中にハンモスヨ
トウ4令幼虫10頭を放ち、6日後にその生死を調査
し、死虫率を求めた。その結果、以下の化合物は死虫率
80%以上を示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(8) 、
(9) 、(10)、(11) なお、無処理区は死虫率0%であった。 試験例2 (コナガに対する殺卵、殺幼虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、その水による
希釈液(50ppm)に、100〜150個のコナガの卵を
産卵させた播種後5〜6日の大根芽出し2本と未産卵の
大根芽出し2本の計4本を30秒間浸漬し、風乾した
後、これを、直径5.5cmのポリエチレンカップに入れ、
6日後の孵化の有無および幼虫の生死を調査し、殺卵率
および殺幼虫率を求めた。その結果、以下の化合物は殺
卵率または殺虫率90%以上を示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(9) 、(10)、(11) 試験例3 (サザンコーンルートワーム幼虫に対する殺
虫試験) 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷
き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水
による希釈液(50ppm)1mlを濾紙上に滴下した。この
濾紙上にサザンコーンルートワーム卵約30個を置き、
餌としてトウモロコシの芽出し1個を入れた。8日後に
フ化幼虫の生死を調査した。その結果、以下の化合物は
死虫率90%以上を示した。 (1) 、(3) 、(4) 、(9) 、(10)、(11)
【0026】試験例4 (チャバネゴキブリに対する殺
虫試験) 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷
き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水
による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙上に滴下し、餌
としてショ糖約30mgを均一に入れた。その中に、チャ
バネゴキブリ雄成虫10頭を放ち、蓋をして6日後にそ
の生死を調査し、死虫率を求めた。その結果、以下の化
合物は死虫率100%を示した。 (1) 、(2) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(9) 尚、無処理区は死虫率0%を示した。 試験例5 (アカイエカに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、それを水で希
釈し、その液0.7mlを100mlのイオン交換水に加えた
(有効成分濃度3.5ppm)。その中にアカイエカ終令幼虫
20頭を放ち、1日後の死虫率を調査した。その結果、
以下の化合物は死虫率90%以上を示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(8) 、
(9) 、(10)、(11)
【0027】試験例6 (マウス経口急性毒性試験) 供試化合物の各々をコーンオイルで所定濃度に希釈し、
ICR系6週令雄マウス(体重24〜31g)を約20
時間絶食後、1頭につき、体重10gあたり希釈液0.
1mlずつを強制的に胃内に投与した。投与4時間後か
ら餌と水とを与えて、ケージ内で飼育した。投与7日後
にその生死を調査し、死亡率を求めた(1群5頭)。結
果を表12に示す。
【表12】
【0028】
【発明の効果】本発明化合物は優れた殺虫効力を示し、
哺乳動物に対する急性毒性も比較的低い。
フロントページの続き (72)発明者 岸田 博 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 茂 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、R1 は水素原子を表
    すか、またはハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1
    〜3のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜
    4のアルキル基を表わすか、またはハロゲン原子で置換
    されていてもよい炭素数1〜4のアルコキシ基を表わ
    す。R2 はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
    1〜16のアルキル基を表わすか、またはハロゲン原
    子、炭素数1〜10のアルキル基(該アルキル基はハロ
    ゲン原子で置換されていてもよい)もしくはニトロ基で
    置換されていてもよいフェニル基を表すか、または、一
    般式 化2 【化2】 で示される基{式中、R3 およびR4 は同一または相異
    なり、ハロゲン原子、シアノ基もしくは炭素数1〜16
    のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜16
    のアルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭
    素数3〜16のアルケニル基、ハロゲン原子で置換され
    ていてもよい炭素数3〜16のアルキニル基、ハロゲン
    原子もしくは炭素数1〜10のアルキル基(該アルキル
    基はハロゲン原子で置換されていてもよい)で置換され
    ていてもよいフェニル基、ハロゲン原子もしくは炭素数
    1〜10のアルキル基(該アルキル基はハロゲン原子で
    置換されていてもよい)で置換されていてもよい炭素数
    7〜16のフェニルアルキル基、全炭素数2〜16のア
    ルコキシカルボニル基、または、全炭素数3〜16のア
    ルコキシカルボニルアルキル基を表すか、または、R3
    とR4 は末端で結合して、C4 〜C7 アルキレン基(該
    アルキレン基はC1 〜C4 アルキル基で置換されたり、
    酸素原子もしくは硫黄原子を含んでいてもよい)または
    4 〜C7 アルケニレン基(該アルケニレン基はC1
    4 アルキル基で置換されたり、酸素原子もしくは硫黄
    原子を含んでいてもよい)を表わす。}を表わすか、ま
    たは、一般式 化3 【化3】 (式中、XおよびR1 は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される基を表わす。〕で表されるヒドラゾン化合物。
  2. 【請求項2】Xが塩素原子であり、 R1 が炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4の
    アルコキシ基であり、 R2 がトリクロロメチル基であるか、あるいは、一般式
    化2で示される基{式中、R3 およびR4 が同一また
    は相異なり、炭素数1〜4のアルキル基であるか、また
    は、ハロゲン原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基
    (該アルキル基はハロゲン原子で置換されていてもよ
    い)で置換されていてもよいベンジル基であるか、また
    は、全炭素数2〜3のアルコキシカルボニル基である
    か、または、全炭素数3〜5のアルコキシカルボニルア
    ルキル基である。}である、請求項1記載のヒドラゾン
    化合物。
  3. 【請求項3】R1 が炭素数1〜4のアルコキシ基であ
    り、 R2 が一般式 化2で示される基{式中、R3 およびR
    4 が同一または相異なり、炭素数1〜4のアルキル基、
    ベンジル基、全炭素数2〜3のアルコキシカルボニル基
    または全炭素数3〜5のアルコキシカルボニルアルキル
    基である。}である、請求項2記載のヒドラゾン化合
    物。
  4. 【請求項4】R1 がメトキシ基またはエトキシ基であ
    る、請求項3記載のヒドラゾン化合物。
  5. 【請求項5】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−エトキシカル
    ボニル−N−{N’−(2−エトキシカルボニルエチ
    ル)−N’−ベンジルアミノスルフェニル}ヒドラゾン
  6. 【請求項6】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−エトキシカル
    ボニル−N−(N’−エトキシカルボニル−N’−メチ
    ルアミノスルフェニル)ヒドラゾン
  7. 【請求項7】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−エトキシカル
    ボニル−N−{N’−(2−エトキシカルボニルエチ
    ル)−N’−イソプロピルアミノスルフェニル}ヒドラ
    ゾン
  8. 【請求項8】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−エトキシカル
    ボニル−N−(N’,N’−ジブチルアミノスルフェニ
    ル)ヒドラゾン
  9. 【請求項9】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルホニルオキシ)ベンゾフェノン−N−エトキシカル
    ボニル−N−トリクロロメチルスルフェニルヒドラゾン
  10. 【請求項10】請求項1記載のヒドラゾン化合物を有効
    成分として含有することを特徴とする殺虫剤。
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