JPH07246827A - 車両用送風装置 - Google Patents

車両用送風装置

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Publication number
JPH07246827A
JPH07246827A JP4211494A JP4211494A JPH07246827A JP H07246827 A JPH07246827 A JP H07246827A JP 4211494 A JP4211494 A JP 4211494A JP 4211494 A JP4211494 A JP 4211494A JP H07246827 A JPH07246827 A JP H07246827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
intake
unit
opening area
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4211494A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Inoue
誠二 井上
Takao Koike
隆夫 小池
Kimihito Sakakibara
君仁 榊原
Yasunori Fujita
泰範 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP4211494A priority Critical patent/JPH07246827A/ja
Publication of JPH07246827A publication Critical patent/JPH07246827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インテークユニットを大型化することなく、
インテークユニットの内気吸入口の開口面積を適切に設
定することにより、車両用空調装置の性能を十分に確保
できる車両用送風装置を提供すること。 【構成】 車両に搭載された空調装置の上流側に設けら
れて、内部に装着されたインテークドアにより外気吸入
口と内気吸入口とを択一的に選択するインテークユニッ
トと、前記外気吸入口又は内気吸入口から取り入れられ
た空気をファンによりダクトの下流側へ供給するブロア
ユニットと、を備えた車両用送風装置であって、前記イ
ンテークユニットの内気吸入口の開口面積を、前記ブロ
アユニットの空気の導入口の開口面積の1.75〜2.
0倍に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置のダク
トの最上流側に設けられて内気と外気とを切り換え、フ
ァンにより空気を下流側へ供給する車両用送風装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用空調装置のダクトの最上
流側には、外気と内気とを切り換えるインテークユニッ
トと、ファンにより空気をダクトの下流側へ供給するブ
ロアユニットとを備えた車両用送風装置が設けられてい
る。
【0003】インテークユニットは、ブロアユニットの
空気の導入口を覆うようにブロアユニットに取付けられ
ており、外気を導く外気吸入口と、車室内の内気を導く
内気吸入口と、これらの外気吸入口と内気吸入口とを開
閉動作により択一的に選択するインテークドアとが設け
られている。
【0004】前記ブロアユニットの空気の導入口の周縁
部には、インテークユニットからの吸入空気をより効率
よく送給できるようにベルマウスが形成され、このベル
マウスを有する導入口の近傍には、モータにより回転駆
動するシロッコファンが設けられており、そして前記イ
ンテークドアにより選択された外気吸入口又は内気吸入
口から、空気の導入口を通じて取り入れられた空気を、
ファンの回転によりダクトの下流側に送給する。
【0005】また、インテークユニットには、1つの外
気吸入口、内気吸入口及びインテークドアが設けられた
ものや、1つの外気吸入口と、2つの内気吸入口及びイ
ンテークドアが設けられたものがある。
【0006】更に、これらのインテークユニットでは、
内気吸入口の面積が、車両のレイアウトの関係上、許さ
れる範囲で極力大きくとれるように設計されるが、現実
には、ブロアユニットのモータの車室内への張出寸法と
の関係から、インテークユニットに2つの内気吸入口を
設けたとしても、内気吸入口の最大開口面積としては、
ブロアユニットの導入口に対し1.6倍程度に形成され
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の送風
装置においては、内気吸入口の最大開口面積が、ブロア
ユニットの導入口に比べ1.6倍程度に形成されてはい
ても、空調装置における性能を十分に満たすものとはい
えず、車両のレイアウトによって制限されたものとなっ
ていた。
【0008】すなわち、この種の車両用空調装置は、夏
季にベント吹出し口から内気導入で車室冷房(REC−
VENT−COOL)する場合が最大風量となるが、こ
のような場合の最大風量を確保することは従来では十分
になされておらず、空調装置の性能を十分に確保するこ
とができないという不都合があった。
【0009】また、近年において、高性能のモータ、例
えば、ブラシレスモータ等のような小形のモータの登場
により、インテークユニットの内気吸入口の開口面積を
より大きくとれる可能性が出てきた。
【0010】そこで、本発明は、インテークユニットを
大型化することなく、インテークユニットの内気吸入口
の開口面積を適切に設定することにより、車両用空調装
置の性能を十分に確保できる車両用送風装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、車両に搭載された空調装置の上流側に設けられて、
内部に装着されたインテークドアにより外気吸入口と内
気吸入口とを択一的に選択するインテークユニットと、
前記外気吸入口又は内気吸入口から取り入れられた空気
をファンによりダクトの下流側へ供給するブロアユニッ
トと、を備えた車両用送風装置であって、前記インテー
クユニットの内気吸入口の開口面積を、前記ブロアユニ
ットの空気の導入口の開口面積の1.75〜2.0倍に
形成したものである。
【0012】
【作用】外気吸入時には、インテークユニットのインテ
ークドアにより内気吸入口が閉塞されて、外気吸入口か
ら外気がインテークユニット内に取り入れられ、また、
内気吸入時には、インテークドアにより外気吸入口が閉
塞されて、内気吸入口から内気がインテークユニット内
に取り入れられる。そして、インテークドアにより選択
された外気吸入口又は内気吸入口からの空気は、導入口
を通じてファンの回転によりダクトの下流側に送給され
る。
【0013】この場合、インテークユニットの内気吸入
口の開口面積が、ブロアユニットの空気導入口の開口面
積の1.75〜2.0倍となっているので、各車種に対
応した必要最大風量を確実に確保することが可能とな
り、車両用空調装置の性能を十分に活用することが可能
となる。また、インテークユニットの内気吸入口の開口
面積を所定の範囲内で適切に設定すればよいので、イン
テークユニットが必要以上に大型化することを防止でき
る。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基いて説
明する。
【0015】図1において、本実施例の車両用送風装置
1は、車両用空調装置(図示省略)のダクト2の上流側
に設けられており、インテークユニット3とブロアユニ
ット14とから構成されている。
【0016】前記インテークユニット3は、ブロアユニ
ット14の空気の導入口を覆うようにブロアユニット1
4に取り付けられており、そのケーシング4には、外気
を導く1つの外気吸入口5と、車室内の内気を導く2つ
の内気吸入口6,7とが設けられている。
【0017】また、インテークユニット3内には、2つ
のインテークドア8,9が、各々の一端側の支軸10,
11をそれぞれ中心にして揺動可能に枢支され、図示し
ない駆動機構により連動して開閉動作を行うようになさ
れている。
【0018】前記一方のインテークドア8は一方の内気
吸入口6を閉塞できる面積に形成され、他方のインテー
クドア9は他方の内気吸入口7を閉塞できる面積に形成
されている。
【0019】そして、外気吸入時には各々のインテーク
ドア8,9が揺動して、それぞれの内気吸入口6,7を
閉塞して外気吸入口5から外気が取り入れられ、内気吸
入時には双方のインテークドア8,9がインテークユニ
ット3内に設けられた係止部材12に当接するまで揺動
して、双方のインテークドア8,9により外気吸入口5
が閉塞されて双方の内気吸入口6,7から内気が取り入
れられる。
【0020】このようにして各インテークドア8,9の
開閉動作により、1つの外気吸入口5と、2つの内気吸
入口6,7とを択一的に開放するように選択される。
【0021】前記ブロアユニット14はダクト2の最上
流側に連結され、このブロアユニット14のケーシング
15には、インテークユニット3からの吸入空気を導入
する空気の導入口16が設けられている。また、前記空
気の導入口16の周縁部にはインテークユニット3から
の吸入空気をより効率よく送給できるようにベルマウス
16aが形成されている。前記ブロアユニット14内の
前記ベルマウス16aを有する導入口16の近傍には、
モータ17に連結されて回転駆動するシロッコファン1
8が配設され、前記インテークドア8,9により選択さ
れた外気吸入口5又は内気吸入口6,7から空気の導入
口16を通じて取入れられた空気をファン18の回転に
よりダクト2の下流側に送給できるように構成されてい
る。
【0022】更に、本実施例では、インテークユニット
3の内気吸入口6の開口面積A1及び内気吸入口7の開
口面積A2の双方の開口面積(A1+A2)と、ブロア
ユニット14の空気の導入口16の開口面積Bとの面積
比(A1+A2)/Bとの間で、インテークユニット3
の双方の内気吸入口6,7を合わせた開口面積(A1+
A2)が、ブロアユニット14の空気の導入口16の開
口面積Bの1.75〜2.0倍の範囲となるように形成
されている。
【0023】このように内気吸入口6、7の開口面積
(A1+A2)を空気の導入口16の開口面積Bの1.
75〜2.0倍にしたのは、以下の理由によるものであ
る。
【0024】車両の空調装置において最大風量が必要と
されるのは、夏季における急冷房時であり、この場合に
は内気吸入でベント吹出し口から冷風を吹出す、所謂、
REC−VENT−COOLのモードにより車室内の急
冷が行われる。
【0025】このような最大風量は、今後の見通しも含
めて、大衆車では約500m3/hが必要であり、LL
クラスの大型車でも約600m3/hが必要と考えられ
る。
【0026】そこで、本発明者は、風量が500m3
hの場合、550m3/hの場合、600m3/hの場合
のそれぞれについて、開口面積比(内気吸入口6,7の
開口面積(A1+A2)の空気の導入口16に対する割
合)と、ファン18の吐出側圧力(Pa:ファンにより
空気を押し出せる圧力)との関係を試験してみたとこ
ろ、図2に示す結果が得られた。
【0027】すなわち、図2に示すように、各風量にお
いて開口面積比(A1+A2)/Bを1.0から次第に
増大していくと、吐出側圧力(Pa:図1中のa点)が
次第に上昇し、或る開口面積比から一定の吐出側圧力と
なる。そして、風量が500m3/h、550m3/h、
600m3/hの吐出側圧力が一定となる時点p123
は図2に示す圧力低下曲線Pとして得られ、この圧力低
下曲線Pの図2中左側が吐出側圧力が低下する領域とな
る。この圧力低下曲線Pの範囲は、開口面積比の1.7
5〜2.0倍の範囲となり、空気の導入口16の開口面
積Bの内気吸入口6,7の開口面積(A1+A2)に対
する割合を1.75〜2.0の範囲に設定することによ
り、車両用空調装置が必要とする最大空気量をカバーす
ることが可能となる。これに対して、従来においては、
図2中にA,B,Cで示すように、開口面積比(A1+
A2)/Bが最大で1.6程度にしか設定されていなか
ったので、各風量において十分な吐出側圧力Paを確保
することができず、空調装置のマックス性能を対応に確
保できなかったことがわかる。
【0028】従って、本実施例では、インテークユニッ
トの内気吸入口の開口面積をブロアユニットの空気導入
口の開口面積の1.75〜2.0倍に形成したことによ
り、各車種に対応した必要最大風量を確実に確保するこ
とが可能となり、車両用空調装置の性能を十分に活用す
ることが可能となる。
【0029】また、インテークユニットの内気吸入口の
開口面積を所定の範囲内で適切に設定すればよいので、
インテークユニットが必要以上に大型化することを防止
することができる。
【0030】尚、前記実施例では、インテークユニット
に2つの内気吸入口及びインテークドアを備えた場合に
ついて説明したが、これに限らず、図3に示すように、
1つの内気吸入口6及びインテークドア8を備えた場合
にも適用することが可能である。この場合にも、同様
に、内気吸入口6の開口面積A1を空気の導入口16の
開口面積Bに対して1.75〜2.0倍に設定すること
により、前記実施例同様の効果を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用送
風装置によれば、インテークユニットの内気吸入口の開
口面積をブロアユニットの空気導入口の開口面積の1.
75〜2.0倍に形成したことにより、各車種に対応し
た必要最大風量を確実に確保することが可能となり、車
両用空調装置の性能を十分に活用することが可能とな
る。
【0032】また、インテークユニットの内気吸入口の
開口面積を所定の範囲内で適切に設定すればよいので、
インテークユニットが必要以上に大型化することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、車両用送風装置を示
す縦断面である。
【図2】ファン吐出圧力とインテークユニットの吸入口
の開口面積比との関係を示す特性図である。
【図3】本発明の他の実施例に係り、車両用送風装置を
示す縦断面である。
【符号の説明】
1 車両用送風装置 2 ダクト 3 インテークユニット 5 外気吸入口 6,7 内気吸入口 8,9 インテークドア 14 ブロアユニット 16 空気の導入口 18 ファン A1,A2 内気吸入口の開口面積 B 空気の導入口の開口面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 泰範 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された空調装置の上流側に設
    けられて、内部に装着されたインテークドアにより外気
    吸入口と内気吸入口とを択一的に選択するインテークユ
    ニットと、前記外気吸入口又は内気吸入口から取り入れ
    られた空気をファンによりダクトの下流側へ供給するブ
    ロアユニットと、を備えた車両用送風装置において、 前記インテークユニットの内気吸入口の開口面積を、前
    記ブロアユニットの空気の導入口の開口面積の1.75
    〜2.0倍に形成したことを特徴とする車両用送風装
    置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された空調装置の上流側に設
    けられて、内部に装着されたインテークドアにより外気
    吸入口と内気吸入口とを択一的に選択するインテークユ
    ニットと、前記外気吸入口又は内気吸入口から取り入れ
    られた空気をファンによりダクトの下流側へ供給するブ
    ロアユニットと、を備えた車両用送風装置において、 前記インテークユニットが複数の内気吸入口を備えると
    ともに、これらのインテークユニットの内気吸入口の開
    口面積を、前記ブロアユニットの空気の導入口の開口面
    積の1.75〜2.0倍に形成したことを特徴とする車
    両用送風装置。
JP4211494A 1994-03-14 1994-03-14 車両用送風装置 Pending JPH07246827A (ja)

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JP4211494A JPH07246827A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 車両用送風装置

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JP4211494A JPH07246827A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 車両用送風装置

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JPH07246827A true JPH07246827A (ja) 1995-09-26

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JP4211494A Pending JPH07246827A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 車両用送風装置

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JP (1) JPH07246827A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021037855A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2021037859A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021037855A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2021037859A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 株式会社デンソー 車両用空調装置

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