JPH0724669B2 - 夜間の歯の食いしばりおよび歯ぎしりならびにいびきを軽減または防止する装置 - Google Patents

夜間の歯の食いしばりおよび歯ぎしりならびにいびきを軽減または防止する装置

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JPH0724669B2
JPH0724669B2 JP4500524A JP50052492A JPH0724669B2 JP H0724669 B2 JPH0724669 B2 JP H0724669B2 JP 4500524 A JP4500524 A JP 4500524A JP 50052492 A JP50052492 A JP 50052492A JP H0724669 B2 JPH0724669 B2 JP H0724669B2
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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
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    • A61F5/566Intra-oral devices

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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、夜間の歯の食いしばりおよび歯ぎしりまたは
いびきを防止または軽減する目的で設計された装置に関
する。
人の睡眼中無意識に発音されたいびきおよびその他の不
明な音を妨げるため、幾つかの方法が実験されている。
これらの方法の基本的な特徴は、舌(舌の根)および口
蓋(特にその軟質部分)が互いに閉鎖しないようにする
機構により、舌と口蓋との間に疎外されない気道が得ら
れることである。この種の装置は、特許明細書EP A 01
82387、DE 407949およびUS 3132647に記載されてい
る。これらの方法の中で、最初に挙げられたものは患者
に対して最少の不快感しか生じないが、可成り複雑であ
る。この方法によれば、硬質な口蓋の後部領域内のアク
リル樹脂スペーサを介し、上部後方きゅう歯の両側にア
クリル樹脂バーが取り付けられる。この装置はある程度
までいびきを防止できるが、その使用は不便であり、ま
た可成り複雑で、作るのに費用が掛かる。更にそれは、
夜間の歯ぎしりや歯の過度の食いしばりを軽減または防
止するのに不適当である。
達成すべき目的は、上記諸欠陥を除去することにより、
それに慣れることが容易であり且つ当初の諸設計のそれ
よりもその使用が便利な、より簡易な方法を容易するこ
とであり、その装置は、同時に若しくは付加的に、いび
きを防止し、夜間の歯ぎしりや歯の過度の食いしばりを
軽減しまたは阻止することができる。
上記目的を達成すべく開発された本願発明の装置は、患
者の口の空洞内に位置され、夜間の歯の圧迫および歯ぎ
しりを防止または軽減すると共にいびきを阻止する装置
であって、 上部および下部歯列1,2のほぼ閉じた位置での上記口の
空洞に適合する貝殻形の要素10,20,30を有し、 この貝殻形の要素10,20,30の内表面は、患者の舌3の先
端を全面的に囲んでいる事を特徴とする。
上記装置を舌や歯列や口蓋の何れに固定するためにもク
ランプ要素は全く用いられず、本発明は、口内に置かれ
た前記の適切に付形された要素に慣れる短期間後は固定
が全く不要である、という認識に基づいており、前記装
置は、舌の優れた神経支配能力の故に、睡眼という無意
識状態においても定位置に保持されている。前記要素の
わずかな変位の場合にも条件反射が作用するようにな
り、要素の適切な位置を回復するに必要な調整が遂行さ
れる。この反射の補整的な介入は、要素の左程長くない
期間の使用後、次第に効果的になる。
同じ認識により、上記の貝殻形Bの装置は同様に、歯ぎ
しりや歯のくいしばりを阻止し若しくは防止するのに適
している。
いびきの防止に役立つ要素には、防止の意図に従う要素
が、口が広く開いた場合には過度に傾斜しないようにす
る抗傾斜延長部が設けられている。
歯の歯ぎぎしりを阻止するのに役立つ要素の外側アーチ
は歯列の内側へ、それまたはこう合に垂直な方向に、か
たくはめ込まれ、それにより、(歯ぎしりの方向におけ
る)上部および下部歯列間の横方向への相対的な移動が
防止される。
歯の食いしばりを妨げる要素は、わずかに開いた状態に
ある口の空洞に適合するように、即ちこう合の方向の平
面内のアーチを、口のわずかに開いた位置で歯列および
口蓋の形状にきつく適合させて設計される。歯の食いし
ばりに際しては、要素のこの形状の故に、口内に発生す
る不快な圧迫感は、寝入っている間でも口のわずかな開
きにより本能的に解放される。
本発明ならびにその更にほかの諸特徴村および諸利点
を、添付図面に例として示した実施例に関連して説明す
る。
第1図は、歯の食いしばりを阻止する本発明の実施例、 第2図は、歯の歯ぎしりを防止する本発明の実施例、 第3図は、いびきを阻止する本発明の実施例、 第4図は、歯列をわずかに開いた位置にした口内に挿入
して示される保持部材を備えた本発明の実施例である。
第5図は、こう合の方向に垂直な平面内における、使用
中の、本発明による装置の相対位置ならびに舌および歯
列のそれを示し、 第6図は、いびきの防止に役立つ本発明による装置の実
施例である。
第1図には、使用者の舌の前端部または先端の1/3から1
/4の部分を囲む、歯の食いしばりを阻止する装置10が示
されている。装置10は、使用者の上部および下部歯列1,
2のわずかに開いた位置で、上部および下部歯列1,2およ
び、それぞれ、口の空洞内の歯列1,2の内部前方部分へ
厳密に適合する。装置10および舌3を可成りの範囲まで
後方へ引込めた後にのみ歯列1、2を妨げられずに食い
しばり得ることは容易にわかる。しかしその場合、一方
では装置10が口の空洞の部分と接触して不快な感覚を生
じ、他方では上記範囲までの舌の引込みが矢張り使用者
に対し不便を生じ、従って患者は寝入っている場合に
も、所要の効果を達成し得るように、その歯列1,2を完
全に閉じることはない。第1図に示す装置はまた、歯の
食ぎしりを防止するためにも使用できる。この目的のた
めには、より小さい装置20の方が適している。この装置
20は歯列の内側へ横方向に適合し、あごはクランプされ
たままにされるか、漸増するこう合の高さに応じわずか
に開かれる(即ち、上部および下部の歯は、それらの閉
じた位置から垂直方向へわずかに移動される)。
歯列1,2のこう合位置からの横方向位置および、従って
歯の歯ぎしりは、横方向の適合により防止される。睡眼
中、装置20は、使用者の舌によって所望の位置に維持さ
れる。
第3図、第5図および第6図には抗いびき装置30が示さ
れている。この装置の内表面は患者の舌3の前方の1/3
から1/4の部分に、またその表面は歯の閉じた列1,2およ
び前記列に隣接する口の空洞の部分に適合する。装置30
には、舌のじん帯を受容すべく、その中間部分にくぼみ
を備えた抗傾斜延長部31が設けられている。患者の舌3
は装置30により下方および上方からほとんど同等に囲ま
れており、換言すれば、装置30の半分は舌3の上側に、
他の半分はその下側に位置している。
第5図および第6図には、使用者の口内へ挿入された本
発明の装置30が示されている。特に第6図からは、装置
30の形状が口の空洞に良く適合し、その所望の位置から
の移動が抗傾斜延長部31により効果的に防止されること
を明確に知ることができる。
本発明の装置10,20,30は、無毒の弾性または剛性材料、
例えば歯科医療で用いられるある種のプラスチック、望
ましくはアクリル樹脂、で作られる。肉厚は、使用され
る材料の強さや患者の生理学的才能に応じ、約2から3m
mの間である。この装置の個別の形成を可能にすべく、
口の空洞のそれぞれの部分から印像をとることはできる
が、それは、これが所望の結果を得る最も安全な方法で
あり、同時に、適応問題を最小することもできるからで
ある。
本発明による装置10,20,30の使用は、それらによって患
者の舌の位置を変更されることがないので、容易に慣熟
することができる。装置の夜間使用の開始前、数日間に
わたる適応のため、望ましくは夜寝る前に目覚めている
状態で着用するのが妥当である。適応期間中、着用時間
は徐々に増すことができ、一方、口内の異物は次第に許
容されるようになる。夜間使用は数日後に試みることが
でき、(半睡眼でも)最初の睡眼からの覚せいの際に
は、この装置を取り除いても良い。
それに容易に慣熟し且つそれが安全でるにも拘わらず、
若干の患者は、本発明による装置を使用することの4安
を感ずる。この精神的な抑制を回避し且つ、第4図に示
30性もしくは剛性結合部材34により、または例えば歯牙
用麻糸により安全性を増やすために、呼吸を阻害しない
大形且つ軽量の抑止要素35を取り付けることができる
が、それは精神的抑制の終息後に棄却できる。これは優
れた舌の神経支配によって直ぐ可能となり、患者が寝入
っている際にもこの装置を所望の位置に保つことを可能
にさせ、一方、最もわずかな移動で即座の補正反応が生
起される。但し、結合要素はこう合の高さを増す(一般
的に、これは全ての実施例にみられる2可能性がある
が、この増大は障害となるものではない。
数百の事例から成る証拠によれば、本発明による装置
は、適切に使用されるならば、使用者の睡眼を妨げるこ
となく安全に利用し且つ容易に習熟することができる。
えん下や吸入(気管内への吸込み)の事例は一度も生じ
ていない。明らかに、本発明による装置は、口を閉じた
ままに保ち得ない場合、換言すれば、発熱状態における
せき、くしゃみ、鼻漏や、枠中の発作に続く状態におけ
る顔面麻ひや、ショーグレン症候群(口の慢性乾燥)に
おけるてんかん、ぜん息により鼻を通じて呼吸が阻止さ
れる全ての場合に使用することができないが、その使用
は、大脳硬化症があり若くしはその他知能的に遅れた患
者により、催眼剤や麻薬の影響下にある間、アルコール
の影響の下で、且つ一般的に、その使用に危険を伴う全
ての場合に回避されるべきである。この危険は、言うま
でもなく、本発明の装置10,20,30を乳児用おしゃぶりの
如くに作用させる保持要素35により軽減または防止され
る。
本発明の装置により、空気の通路をふさぐ無定形のかた
まりとして舌が滑り戻ることが防止されることが経験に
よっても示されている。それが、窒息に近い状態の進展
しない理由であり、さもなければ、夜毎に何回にも及ぶ
いびきの特質により、心臓および血液循環に過度の負担
が加えられる。患者達の睡眼は平穏となり、彼等は以前
よりも素早く目覚める。持続的な使用の後、睡眼中に条
件反射作用も発達し、若干の事例においては、より少な
い頻度でこの装置を利用でき、またはそれを完全に省略
することもできる。ある事例においては、1ないし2か
月後に装置のサイズを縮小することができ、1晩置きに
それを口内に置くだけで良い。
最初の睡眼または半睡眼中から覚せい時に本装置を取り
除いても、少なくとも大部分の事例においては、その残
りの夜の間に歯のけいれん性圧迫や歯ぎしりがもはや再
生起されることはない。この見方はいびきには適用され
ないが、それは、この種の病気の場合、本発明による装
置30は概して、睡眼の全期間中、挿入されたままに保た
れなければならないからである。
言うまでもなく、装置10,20,30を用いることの成果はま
た、睡眼中にとられた姿勢に依存する。最も好都合な姿
勢は横向きに寝ることであるが、あお向けに寝る場合に
はいびきが、またうつ向きに寝る場合には歯の食いしば
りおよび歯ぎしりがそしゃく筋の緊張状態の故に、最も
蓋然的に生起されるものである。
ある事例においては、ある期間後は装置10,20,30の使用
を全く省略し得ることが、経験により示されている。省
略の時機を前以て示すことはできないが、それは、これ
がとりわけ、患者の年令、病気の厳しさおよび病気がい
かに長く存続しているか、に依存しているためである。
省略は徐々に試みられるべきであり、さもなければ、装
置のサイズを縮小することができる。しかし、特にいび
きの場合には、頻繁な再発が生起される可能性がある。
このような場合には、連続的な数夜の期間にわたる本装
置の反復使用により条件反射を迅速に再作動させること
ができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の口の空洞内に位置され、夜間の歯の
    圧迫および歯ぎしりを防止または軽減すると共にいびき
    を阻止する装置において、 上部および下部歯列(1,2)のほぼ閉じた位置での上記
    口の空洞に適合する貝殻形の要素(10,20,30)を有し、 この貝殻形の要素(10,20,30)の内表面は、患者の舌
    (3)の先端を全面的に囲んでいることを特徴とする、
    夜間の歯の圧迫および歯ぎしりを防止または軽減すると
    共にいびきを阻止する装置。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の装置において、
    舌(3)の下に位置する部分に延長部(31)があり、そ
    こにじん帯(33)を受容するくぼみ(32)が設けられ、
    該装置の外表面(30)は、患者のほとんど閉鎖された歯
    の列(1,2)に適合することを特徴とする、請求の範囲
    第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項あるいは第2項の装置に
    おいて、要素(10)の吸い込みを防止する寸法の結合要
    素(34)を介して貝殻形の要素(10)の外表面に結合さ
    れた保持部材(35)を有することを特徴とする、請求の
    範囲第1項あるいは第2項の装置。
JP4500524A 1990-11-28 1991-11-27 夜間の歯の食いしばりおよび歯ぎしりならびにいびきを軽減または防止する装置 Expired - Lifetime JPH0724669B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
HU907672A HU206452B (en) 1990-11-28 1990-11-28 Device for locking teeth in the night for decreasing respectively preventing the bruxomania and shoring
HU7672/90 1990-11-28
PCT/HU1991/000049 WO1992009249A1 (en) 1990-11-28 1991-11-27 Device to reduce or prevent night clenching and grinding of the teeth and snoring

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06501637A JPH06501637A (ja) 1994-02-24
JPH0724669B2 true JPH0724669B2 (ja) 1995-03-22

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US (1) US5666973A (ja)
EP (1) EP0559720B1 (ja)
JP (1) JPH0724669B2 (ja)
AT (1) ATE153848T1 (ja)
CA (1) CA2097284A1 (ja)
DE (1) DE69126442T2 (ja)
HU (1) HU206452B (ja)
WO (1) WO1992009249A1 (ja)

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