JPH0724633U - ショルダーサポート - Google Patents

ショルダーサポート

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JPH0724633U
JPH0724633U JP056371U JP5637193U JPH0724633U JP H0724633 U JPH0724633 U JP H0724633U JP 056371 U JP056371 U JP 056371U JP 5637193 U JP5637193 U JP 5637193U JP H0724633 U JPH0724633 U JP H0724633U
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JP
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shoulder support
seat
support portion
shoulder
swing
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JP056371U
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宏 中平
栄治 杉本
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/50Seat suspension devices
    • B60N2/502Seat suspension devices attached to the base of the seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/38Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles specially constructed for use on tractors or like off-road vehicles
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要なときにショルダーサポートによって肩
部を確実にサポートする。 【構成】 シートバック上部両側のショルダーサポート
部をその外端側が前後方向に揺動するように設け、磁石
体への通電による磁気的反発力又は吸引力とばね部材の
付勢力とによってショルダーサポート部を前方に揺動さ
せ後方に揺復帰させる。また、磁気的な力に代え、シー
トバック側揺動リンクとショルダーサポート部側操作リ
ンクとを連携させ、操作ワイヤーの操作力とばね部材の
付勢力とによってショルダーサポート部を前方に揺動さ
せ後方に揺復帰させてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ショルダーサポートに関し、特に自動車のコーナリング時等、必 要なときに乗員を肩部を支持できるようにしたショルダーサポートに関する。以 下では便宜上、自動車用シートを例にとって説明する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のコーナリング時には、乗員に遠心力が作用し、身体がシートに対して 外方に傾いて安定した着座感が損なわれることがある。
【0003】 そこで従来の自動車用シートには、コーナリング時に乗員の身体が遠心力と反 対方向に傾くようにシートを傾動させ、乗員の着座姿勢を安定させるようにした ローリングシートが種々提案されているが(例えば、実公昭63−1620号公 報等参照)、頭部や肩部等、上半身については支えがなく、依然として遠心力の 影響を受けて外方にふられ易く、この点で改善の余地があった。
【0004】 他方、スポーツカーにおいては、シートバック上部両側にショルダーサポート を形成し、コーナリング時において乗員の上半身を支えてこれが外方にふられる のを防止することが行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のショルダーサポートは乗員の身体に合わせて製作されており、 これを一般の自動車に適用すると、体格の大きな乗員は常に肩部を強く押されて 窮屈さを感じ、却って快適さが損なわれるばかりでなく、肩の動きが拘束されて ハンドルが操作し難くなる一方、体格の小さな乗員は確実に肩部をサポートされ ないという問題があった。
【0006】 この考案は、かかる問題点に鑑み、必要なときに肩部を確実にサポートできる ようにしたショルダーサポートを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案に係るショルダーサポートは、シートのシートバック上部両側 にはショルダーサポート部を設け、ショルダーサポート部をその外端側が前後方 向に揺動するようにシートバックに上下方向の軸で支承し、ショルダーサポート 部及びシートバックには通電によって相互に磁気的反発又は吸引する少なくとも 一対の磁石体をシート前後方向に対向して設ける一方、ショルダーサポート部を 磁気的反発又は吸引の方向と反対方向にばね部材にて付勢するようにしたことを 特徴とする。
【0008】 磁石体は一方を永久磁石、他方を電磁石としてもよく、両方を電磁石としても よい。ショルダーサポート部の前後方向の揺動は1段であってもよく、又電圧制 御等によって段階的に行ってもよい。磁石体はショルダーサポート部の前方への 揺動に使用してもよく、前方に揺動したショルダーサポートを後方に復帰させる ために使用してもよい。例えば、磁気的反発力にてショルダーサポート部を前方 に揺動させてばね部材の付勢力にて後方に復帰させることができる。また、ばね 部材の付勢力にてショルダーサポート部を前方に揺動させて磁気的吸引力にて後 方に復帰させることもできる。
【0009】 また、本考案に係るショルダーサポートは、シートのシートバック上部両側に はショルダーサポート部を設け、ショルダーサポート部をその外端側が前後方向 に揺動するようにシートバックに上下方向の軸で支承し、シートバックには揺動 リンクを上下方向の軸回りに揺動自在に取付けて操作ワイヤーにて揺動操作可能 となし、ショルダーサポート部には操作リンクを取付けて揺動リンクに連携させ てショルダーサポート部を揺動リンクの揺動にて揺動操作可能となす一方、ショ ルダーサポート部を操作ワイヤーによる揺動方向と反対方向にばね部材にて付勢 するようにしたことを特徴とする。
【0010】 操作ワイヤーはレバー等の手操作によって押し引きしてもよいが、操作性を考 慮すると、駆動モータによって押し引き操作されるのがよい。例えば、揺動可能 に枢支した操作レバーの先端に操作ワイヤーを連結し、操作レバーを駆動モータ にて揺動させて操作ワイヤーを押し引き操作することができる。操作ワイヤーは ショルダーサポート部の前方への揺動に使用してもよく、前方に揺動したショル ダーサポートを後方に復帰させるために使用してもよい。例えば、操作ワイヤー の操作にてショルダーサポート部を前方に揺動させてばね部材の付勢力にて後方 に復帰させることができる。また、ばね部材の付勢力にてショルダーサポート部 を前方に揺動させて操作ワイヤーの操作にて後方に復帰させることもできる。
【0011】 本考案に係るショルダーサポートは自動車用シート、特に自動車用ローリング シートに適用すればその効果が大きいが、自動車の運転や飛行機の操縦等のシュ ミレーションゲームを楽しむゲーム機のローリングシートにも適用でき、快適な サポート感が得られてゲームの臨場感をアップできる。
【0012】 ローリングシートに適用する場合、ショルダーサポート部の外端側を前方に揺 動させた後にローリングシートを傾動させると、肩部が確実にサポートされた状 態でシートが傾動するので、乗員の身体を確実にサポートできる。
【0013】
【作用及び考案の効果】
磁石体が通電されて磁気的反発力が発生するか又は通電が停止されて吸引力が なくなると、磁気的反発力又はばね部材の付勢力によってショルダーサポート部 の外端側が上下方向の軸回りに前方に揺動され、あるいは操作ワイヤーが押し引 き操作されると、揺動リンクが操作ワイヤーの操作力又はばね部材の付勢力にて 揺動されてこれに連携された操作リンクがショルダーサポート部の外端側を上下 方向の軸回りに前方に揺動させる。
【0014】 従って、自動車のコーナリング時等において、体格の小さな乗員であっても肩 部がショルダーサポート部で確実に支持され、上半身が安定に支持されて外方に ふられるのを確実に防止できる。
【0015】 他方、通電が停止されて磁気的反発力がなくなるか又は通電されて吸引力が発 生すると、ばね部材の付勢力又は磁気的吸引力によってショルダーサポート部の 外端側が上下方向の軸回りに後方に揺動され、あるいは操作ワイヤーが逆方向に 操作されると、ばね部材の付勢力又は操作ワイヤーの操作力によってショルダー サポート部の外端側が上下方向の軸回りに後方に揺動される。
【0016】 従って、自動車の通常走行時等において、体格の大きな乗員であっても窮屈さ を感じることはなく、又肩の動きが拘束されず、円滑なハンドル操作性を確保で きる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図8 は本考案の一実施例によるショルダーサポートを示し、これは自動車用ローリン グシートに適用した例である。図において、車室フロア上にはシート1が配設さ れ、シート1とフロアとの間にはローリング機構2が設けられてシート1は左右 方向に傾動しうるようになっている。
【0018】 上記ローリング機構2において、車室フロアにはベース20が取付けられ、該 ベース20の前部上面にはロアフレーム21が固定され、又シート1のシートク ッション10前部下面にはアッパフレーム22が固定され、該アッパフレーム2 2とロアフレーム21とはシート幅方向略中央にて前後方向の軸23によって回 転自在に連結されている。
【0019】 また、シートクッション10の後部下面及びベース20の後部上面にはシート 幅方向略中央にて取付ブラケット24、25がボルト等で取付けられ、両取付ブ ラケット24、25は前後方向の軸26によって相互に回転自在に連結されてお り、こうしてアッパフレーム22は前後方向の軸23、26によってロアフレー ム21に対して左右方向に傾動可能に設けられている。
【0020】 また、ロアフレーム21の両側には円弧状リンク27の中心部及びL字状リン ク28の中央部が枢支ピン29によって回転自在に枢支され、円弧状リンク27 の上端縁部30及びL字状リンク28の一端部31には連結ピン32が取付けら れ、該連結ピン32はアッパフレーム22両側に形成された長孔33に嵌入され ている。
【0021】 上記円弧状リンク27の下端縁部34及びL字状リンク28の他端部35には 連結ピン36によってアーム37が連結され、該アーム37の中央部下側にはセ クタギア38が形成され、該セクタギア38にはピニオンギア39が常に噛合さ れている。セクタギア38の曲率はピニオンギア39の外径及びリンク27、2 8の寸法から設定するのがよい。
【0022】 また、ロアフレーム21には駆動モータ40が取付けられ、該駆動モータ40 の回転軸41にはウオームギア42が固定され、該ウオームギア42はウオーム ホイール43に噛合され、該ウオームホイール43の回転軸44には上記ピニオ ンギア39が固定されており、こうして駆動モータ40の回転がウオームギア4 2及びウオームホイール43を経てピニオンギア39に伝達され、セクタギア3 8とピニオンギア39との噛合位置が連続的に変化しながらアーム37が上方又 は下方に変位しつつ左方向又は右方向に移動し、リンク27、28が枢支ピン2 9の回りに回転してアッパフレーム22を軸23、26の回りに左右方向に傾動 させるようになっている。
【0023】 また、シート1のシートバック11背面下部には凹所12が形成され、該凹所 12内には一対のダンパー5がシート幅方向に配設され、該ダンパー5のロッド 50はシートバック11の取付ブラケット52に取付ピン53によって揺動自在 に取付けられ、ダンパー5のシリンダ51はベース20の取付ブラケット54に 取付ピン55によって揺動自在に取付けられており、シート1が通常着座位置に 所定の保持力をもって位置決めされている。
【0024】 また、ダンパー5には比較的弱いコイルばね6が外装され、該コイルばね6の 一端はばね座60を介して上記取付ピン53に、他端はシート側にばね座61を 介して上記取付ピン55に支持されており、伸長し収縮したダンパー5の元の状 態への復帰を促進するようになっている。なお、コイルばね6のばね力は弱いの で、シート1の傾動動作を阻害することはない。
【0025】 また、シートバック11の両側上方部には左右のショルダーサポート部12L 、12Rが設けられている。このショルダーサポート部12L、12Rの背面に はショルダープレート70が取付けられ、又シートバック11のフレームには取 付ブラケット71が固定され、該取付ブラケット71にはショルダープレート7 0が上下方向の取付ピン72によって回転自在に支承されており、ショルダーサ ポート部12L、12Rは外端側が前後に揺動しうるように構成されるとともに コイルばね73によって後方に揺動付勢されている。
【0026】 上記ショルダープレート70の背面には永久磁石74が固定され、又取付ブラ ケット71には電磁石75が前後方向に永久磁石74と対向して取付けられてこ れと永久磁石74との磁気的反発力によってショルダーサポート部12L、12 Rの外端側が前方に揺動されるようになっている。なお、76はショルダーサポ ート部12L、12Rの外端側が後方に揺動復帰したときに取付ブラケット71 と当接して位置決めするゴムである。
【0027】 図6はローリング機構2及びショルダーサポートの制御系の構成を示す。図に おいて、80は演算処理を行うマイクロコンピュータ、81はハンドルの操舵角 を検出する舵角センサー、82は車速を検出する車速センサー、83はショルダ ーサポート部12L、12Rを手操作にて駆動させるマニュアルスイッチ、84 は電磁石75のコイル85L、85Rに通電する駆動回路、86はローリング機 構2の駆動モータ40に通電する駆動回路である。なお、舵角センサー81及び 車速センサー82に代えてジャイロセンサーを使用してもよい。
【0028】 次に、作用効果について説明する。通常走行時においては、セクタギア38の 略中央部がピニオンギア39と噛合し、アーム37は中立状態にあってアッパフ レーム22は水平な状態に保持され、シート10が通常着座状態に設定され、又 同時にシート1は左右のダンパー5の保持力によって通常着座状態に位置決めさ れている。
【0029】 かかる通常着座状態にて乗員が身体をずらせたりして体重を左右に移動すると 、ギア38、39のバックラッシュに起因するシートのガタツキが懸念されるが 、本例のローリングシートでは通常着座状態にて乗員の体重移動があると、一方 のダンパー5のロッド50がわずかに縮み、他方のダンパー5のロッド50がわ ずかに伸びて体重移動のエネルギーを吸収するので、シート1がガタツクことは なく、不快なガタ感やカタカタ音を解消できる。
【0030】 また、シート1と車室フロアとの間にダンパー5を介設しているので、車室フ ロアからシート1に伝わるショックをダンパー5で吸収軽減でき、快適な着座感 を得ることができる。
【0031】 また、通常着座状態ではショルダーサポート部12L、12Rはコイルばね7 3の付勢力にてその外端側が後方に揺動され、位置決め用ゴム76が取付ブラケ ット71と当接して位置決めされている。
【0032】 かかる状態ではショルダーサポート部12L、12Rが左右に広がってシート バック11は広くなっているので、乗員の体格が大きな場合にも乗員は窮屈さを 感じることはなく、又肩の動きが拘束されないので、円滑なハンドル操作性を確 保できる。
【0033】 他方、コーナリング時になると、センサー81、82によってステアリングの 舵角及び車速が検出され、マイクロコンピュータ80で信号処理されて駆動回路 84が旋回外方側の電磁石75のコイル85L、85Rに通電し、電磁石75と 永久磁石74との間には舵角及び車速、即ちコーナリングによる横方向の加速度 に応じた磁気的反発力が発生して旋回外方側のショルダーサポート部12L、1 2Rの外端側が前方に揺動され、乗員の旋回外方の肩部がショルダーサポート部 12L、12Rによってサポートされる。図8には右側ショルダーサポート部1 2Rが前方に揺動した状態を示している。
【0034】 その後、舵角及び車速に応じて駆動回路86が駆動モータ40を駆動し、駆動 モータ40の回転がウオームギア42、ウオームホイール43を経てピニオンギ ア39に伝達され、セクタギア38がピニオンギア39との噛合位置を連続的に 変化させながら、アーム37が左斜め上方又は右斜め上方に平行に移動してリン ク27、28を揺動させ、アッパフレーム22が軸23、26の回りに左方向又 は右方向に傾動され、シート1は遠心力と反対方向に傾斜される。
【0035】 従って、シート1の傾動とショルダーサポート部12L、12Rによる乗員の 肩部の確実な支持とが相まって安定した着座感が得られる。特に、シート1の傾 動前にショルダーサポート部12L、12Rを前方に揺動させているので、予め 乗員の肩部を支持した後に乗員の身体全体がシート1とともに傾くので、傾動時 の身体をより確実に支持できる。
【0036】 また、ショルダーサポート部12L、12Rは磁気的反発力によって前方揺動 状態に保持され、剛体で保持する場合に比して弾力的な保持であるので、乗員が ハンドル操作する際に肩部を動かしてもショルダーサポート部12L、12Rが 加わる荷重に応じて前後に少し揺動して肩部を動きに迅速に対応し、円滑なハン ドル操作性を確保できる。また、コーナリング時等における横加速度による肩部 の動きにも同様に弾力的に対応できる。
【0037】 また、急峻な遠心力に起因する大きな荷重がシート1前側のピニオンギア39 とセクタギア38との噛合と、シート1後方のダンパー5とで受けられるので、 ピニオンギア39及びセクタギア38の負担を軽減でき、モジュール及び歯厚の 小さなギア39、38を採用できるとともに安全性をより一層向上できる。
【0038】 さらに、シート1の前後方向の軸23、26とダンパー5とでシート1に作用 する荷重を受けているので、ダンパー5が強度補強部材として機能し、特にシー ト1の後方側をヒンジのみで支持する場合に比してシート1後方側の強度を向上 でき、強度上の信頼性をアップできる。
【0039】 通常走行状態に戻ると、駆動回路84が電磁石75のコイル85L、85Rへ の通電を停止し、電磁石75と永久磁石74との間に磁気的反発力がなくなるの で、旋回外方側のショルダーサポート部12L、12Rはコイルばね73の付勢 力によって後方に揺動復帰され、又駆動回路86が駆動モータ40を逆転させて シート1は通常着座状態に復帰する。
【0040】 また、ショルダーサポート部12L、12Rについてはマニュアルスイッチ8 3によって操作することもできる。
【0041】 次に、図7のフローチャートを用いてマイクロコンピュータ80の処理につい て説明する。マイクロコンピュータ80の処理が開始されると、まずマニュアル スイッチ83がONされたか否かが判定され(ステップS1)、マニュアルスイ ッチ83がONされた場合にはスイッチ操作に応じて左又は右の電磁石75のコ イル85L、85Rが通電されてショルダーサポート部12L、12Rが前方に 揺動され(ステップS2)、マニュアルスイッチ83がOFFされると電磁石7 5のコイル85L、85Rへの通電が停止されてショルダーサポート部12L、 12Rは元の状態に復帰する(ステップS3)。
【0042】 また、舵角センサー81及び車速センサー82の信号から横加速度Gが演算さ れ(ステップS4)、横加速度Gが第1の設定値G1より大きいが否かが判定さ れ(ステップS5)、大きい場合には横加速度Gの大きさ及び方向に応じて左又 は右の電磁石75のコイル85L、85Rが通電されてショルダーサポート部1 2L、12Rが前方に揺動され(ステップS6)、横加速度Gが第1の設定値G 1より小さくなった場合には電磁石75のコイル85L、85Rへの通電が停止 されてショルダーサポート部12L、12Rは元の状態に復帰する。なお、横加 速度Gが第1の設定値G1より小さい場合にはショルダーサポート部12L、1 2Rは後方に揺動された状態のままである(ステップS7)。
【0043】 さらに、横加速度Gが第2の設定値G2(>G1)より大きいが否かが判定さ れ(ステップS8)、横加速度Gが大きい場合にはローリング機構2の駆動モー タ40が駆動されてシート1 が横加速度Gの大きさ及びその方向に応じて傾動さ れ(ステップS6)、横加速度Gが第2の設定値G2より小さくなった場合には 駆動モータ40が逆方向に駆動されてシート1は通常の着座状態に復帰する。な お、横加速度Gが第2の設定値G2より小さい場合にはシート1は傾動されず、 通常着座状態のままである(ステップS10)。
【0044】 また、図9ないし図12は本考案の第2の実施例によるショルダーサポートを 示す。ショルダーサポート部12L、12Rの背面にはショルダープレート90 が取付けられ、該ショルダープレート90には取付ベースを介して上下一対の操 作リンク91が取付けられている。
【0045】 シートバック11のフレーム13には略コ字状をなす取付ブラケット93が固 定され、該取付ブラケット93間には操作リンク91が収納されて上下方向の取 付ピン92によって揺動自在に取付けられており、ショルダープレート90が取 付ピン92の回りに回転してショルダーサポート部12L、12Rの外端側が前 後に揺動しうるように構成されている。
【0046】 また、取付ブラケット93には揺動リンク94の一端側が取付ピン92より外 方側(図9の右方側)で上下方向の取付ピン95によって取付られ、該取付ピン 95には揺動リンク94を揺動付勢するコイルばね99が外装され、又揺動リン ク94には略円弧状のガイド溝97が形成されている。他方、上下の操作リンク 91には連携ピン96が上下方向に延びて取付けられ、該連携ピン96は揺動リ ンク94のガイド溝97内に収納されて揺動リンク94と操作リンク91とが連 携されている。
【0047】 さらに、取付ブラケット93の側壁には操作ワイヤー98が取付けられ、その 先端は揺動リンク94の他端側に連結され、該操作ワイヤー98の他端側はシー トバック11の背面に沿って下方に延びている。
【0048】 また、シートバック11のフレーム下方部には左右一対の取付ブラケット10 0が左右のショルダーサポート部12L、12Rに対応してボルト等で取付けら れ、該取付ブラケット100の上面には減速機付きの駆動モータ101が取付け られている。駆動モータ101のシャフト102は軸受103とプレート109 とに支承され、該シャフト102の中間部分には操作レバー104が回り止めさ れて装着されてナット105で固定され、該操作レバー104の先端ピンには操 作ワイヤー98の後端が係止されている。
【0049】 また、取付ブラケット100の裏面側にはガイドブロック106が取付けられ 、該ガイドブロック106には収納スリットが形成され、該収納スリット内には 操作ワイヤー98の後端側が収納され保持されている。さらに、取付ブラケット 100の裏面側には操作レバー104にてON・OFFされる一対のリミットス イッチ107、108が設けられ、該リミットスイッチ107、108はショル ダーサポート部12L、12Rの前方及び後方への最大揺動位置にて駆動モータ 101を停止させるようになっている。
【0050】 次に、動作について簡単に説明する。駆動モータ101が駆動されると、シャ フト102が回転又は逆転し、操作レバー104がシャフト102の回りに揺動 され、操作ワイヤー98を図11の矢印E方向に押し引きする。
【0051】 今、操作ワイヤー98が図10の矢印A方向に引張操作されると、揺動リンク 94が取付ピン95の回りにコイルばね99の付勢力に抗して図10の矢印B方 向に揺動され、揺動リンク94がガイド溝97の内周縁によって連携ピン96を 同方向に押し、操作リンク91は取付ピン92の回りに図10の矢印C方向に揺 動し、ショルダープレート90、従ってショルダーサポート部12L、12Rは 外端側が前方に揺動される。
【0052】 ショルダーサポート部12L、12Rが前方への最大揺動位置に達すると、操 作レバー104の後端側が図11の矢印F方向に揺動しリミットスイッチ107 がONされて駆動モータ101を停止させるので、ショルダーサポート部12L 、12Rは前方最大揺動位置に停止される。
【0053】 他方、操作ワイヤー98が逆方向に操作されると、揺動リンク94がコイルば ね99の付勢力によって逆方向に揺動復帰し、これによって上記と逆の動作が行 われてショルダーサポート部12L、12Rの外端側が後方に復帰される。後方 への最大揺動位置に達すると、リミットスイッチ108が操作レバー104によ って蹴られてONとなり、駆動モータ101が停止されてショルダーサポート部 12L、12Rは後方最大揺動位置に停止される。
【0054】 なお、制御方法及びローリング機構2との関係については上記実施例と略同様 であり、容易に理解できるので、その詳細な説明は省略する。
【0055】 また、図13及び図14は本考案の第3の実施例を示し、図10及び図11と 同一符号は同一又は相当部分を示す。本実施例はリンク機構をモータ駆動してシ ョルダーサポート部12L、12Rを前後に揺動させる点で第2実施例と同様で あるが、1つの駆動モータ101で両ショルダーサポート部12L、12Rを一 緒に前後方向に揺動させるようにしている。
【0056】 即ち、駆動モータ101のシャフト102には2つの操作レバー104が上下 にかつ回り止めされて装着されてナット105で固定され、両操作レバー104 の先端ピンには左右のショルダーサポート部12L、12Rから延びる操作ワイ ヤー98の後端が各々係止されている。他方、ガイドブロック106には上下両 面に収納スリットが形成され、両収納スリット内に両操作ワイヤー98の後端側 が各々収納され保持されている。
【0057】 駆動モータ101が駆動されると、左右の操作ワイヤー98が共に押し引き操 作され、左右のショルダーサポート部12L、12Rは共に前方に揺動され、後 方に復帰する。なお、他の動作は上記実施例と同様であり、容易に理解できるの で、その詳細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるショルダーサポート
を有する自動車用ローリングシートを示す一部切開側面
図である。
【図2】 上記シートを示す背面図である。
【図3】 上記シートのローリング機構2を示す正面構
成図である。
【図4】 上記シートのローリング機構2を示す分解斜
視図である。
【図5】 上記ショルダーサポートの平面構成及びショ
ルダープレート70の形状を示す図である。
【図6】 上記シートにおける制御系を示す構成図であ
る。
【図7】 上記シートにおける制御系の処理フローを示
す図である。
【図8】 上記シートにおけるショルダーサポートの作
動状態を示す概略斜視図である。
【図9】 本考案の第2の実施例によるショルダーサポ
ートを示す平面構成図である。
【図10】 図9の要部斜視図である。
【図11】 上記ショルダーサポートにおける駆動系を
示す背面構成図である。
【図12】 上記ショルダーサポートにおける駆動系を
示す分解斜視図である。
【図13】 本考案の第3の実施例によるショルダーサ
ポートにおける駆動系を示す側面構成図である。
【図14】 上記ショルダーサポートにおける駆動系を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…シート 2…ローリング機構 11…シートバック 12L…ショルダーサポート部 12R…ショルダーサポート部 72…取付ピン(上下方向の軸) 73…コイルばね 74…永久磁石 75…電磁石 91…操作リンク 92…取付ピン(上下方向の軸) 94…揺動リンク 96…連携ピン 98…操作ワイヤー 99…コイルばね 101…駆動モータ 104…操作レバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートのシートバック上部両側にはショ
    ルダーサポート部が設けられ、該ショルダーサポート部
    はその外端側が前後方向に揺動するようにシートバック
    に上下方向の軸で支承されており、 上記ショルダーサポート部及びシートバックには通電に
    よって相互に磁気的反発又は吸引する少なくとも一対の
    磁石体がシート前後方向に対向して設けられている一
    方、上記ショルダーサポート部がばね部材にて上記磁気
    的反発又は吸引の方向と反対方向に付勢されていること
    を特徴とするショルダーサポート。
  2. 【請求項2】 シートのシートバック上部両側にはショ
    ルダーサポート部が設けられ、該ショルダーサポート部
    はその外端側が前後方向に揺動するようにシートバック
    に上下方向の軸で支承されており、 上記シートバックには揺動リンクが上下方向の軸回りに
    揺動自在に取付けられて操作ワイヤーにて揺動操作可能
    であり、ショルダーサポート部には操作リンクが取付け
    られて上記揺動リンクに連携され、ショルダーサポート
    部が揺動リンクの揺動にて揺動操作可能である一方、 上記ショルダーサポート部がばね部材にて操作ワイヤー
    による揺動方向と反対方向に付勢されていることを特徴
    とするショルダーサポート。
  3. 【請求項3】 上記操作ワイヤーは揺動可能に枢支され
    た操作レバーの先端に連結され、該操作レバーが駆動モ
    ータにて揺動されて操作ワイヤーが押し引き操作される
    請求項2記載のショルダーサポート。
  4. 【請求項4】 上記シートがモータ駆動にて左右方向に
    傾動可能なローリングシートであり、上記ショルダーサ
    ポート部の外端側が前方に揺動された後に上記ローリン
    グシートが傾動される請求項1ないし3のいずれかに記
    載のショルダーサポート。
JP056371U 1993-10-19 1993-10-19 ショルダーサポート Pending JPH0724633U (ja)

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