JPH0724625B2 - 圧力鍋 - Google Patents

圧力鍋

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JPH0724625B2
JPH0724625B2 JP2054381A JP5438190A JPH0724625B2 JP H0724625 B2 JPH0724625 B2 JP H0724625B2 JP 2054381 A JP2054381 A JP 2054381A JP 5438190 A JP5438190 A JP 5438190A JP H0724625 B2 JPH0724625 B2 JP H0724625B2
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JP
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steam
weight valve
lid
weight
valve
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勝訓 中山
弘嗣 青野
毅 向達
毅 長谷川
恒子 森下
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓋体の蒸気抜きノズルに冠合した錘り弁に手
を触れることなく蒸気抜きが確実に行なえて、火傷等の
必配を解消することのできる安全な圧力鍋に関する。
(従来の技術) 元来、圧力鍋は、加熱調理を行なった後、容体開口部へ
圧嵌した蓋体を開ける前に容体内の蒸気抜きを必要とし
た。
この蒸気抜き手段としては、蓋体に蒸気抜きノズルを設
けて、この蒸気抜きノズルの上端開口部に規定重量の錘
り弁を嵌脱自在に冠合させた重錘式によるものが多く採
用され、この種の構成によるもので調理時、蒸気抜きを
行なう場合は、直接錘り弁に指をかけるか、又は錘り弁
を単に傾動する操作体によりこれを傾けて蒸気抜きノズ
ルを開放し、容体内の蒸気を抜いたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この重錘式によるものは、加熱調理時、容体の
内部圧力が高まった状態で蒸気抜きを行なう場合、ノズ
ルに冠合した錘り弁を指先で摘んでこれを傾け蒸気抜き
ノズルを開放して蒸気を抜くが、その際、錘り弁へ直接
指が触れるため、又は、錘り弁の操作体を単に傾動する
ことで操作側に放出蒸気が散乱状態に噴出して、この錘
り弁下部より勢いよく出る蒸気に対し、婦女子等におい
ては火傷の恐怖心を抱くことがあって、普通の鍋より高
性能を発揮するにもかかわらずその使用が敬遠される傾
向にあり、事実、排出される蒸気により手、指先等に火
傷を負う虞れを有するものであった。
本発明は、前記した従来の課題を解消するためになされ
たもので、圧力鍋における蓋体か蓋体の持手に、錘り弁
へ手を触れることなく内部蒸気の排出を可能とした傾倒
手段を備える蒸気排出操作機構を設けて、錘り弁に直接
触れることなく蒸気抜きが操作側とは逆側の安全な設定
方向へ確実に行なえて火傷等を負う恐怖心を解消し、
又、実際に火傷することなく安全に使用できる圧力鍋を
提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するための本発明の手段は、容体の開
口部へ冠合させる蓋体に蒸気抜きノズルとこれに対応す
る錘り弁とを設け、且つこの錘り弁に連係する蒸気排出
操作機構を備えた持手付きの圧力鍋において、蓋体か蓋
体の持手に、前記錘り弁を傾倒する手段を備える蒸気排
出操作機構を配設するとともに、前記傾倒手段は上記容
体の開口部の開口面と平行な方向に移動操作することに
より錘り弁へ当接して該錘り弁上部を蒸気排出操作機構
側へ傾倒し、鍋内の放出蒸気が蒸気排出操作機構側とは
逆側に抜けるように配設したことを特徴とする圧力鍋の
構成にある。
(作用) 本発明の圧力鍋は、容体内に煮沸用の調理物を収容して
開口部に蓋体を冠むせ、これを密閉手段により容体へ密
着させるとともに、蓋体の蒸気抜きノズルに錘り弁を嵌
めてノズルの開口部を閉じてから、容体をガスコンロ等
の加熱器に載せ所定時間かけて加熱調理した後、鍋内の
蒸気抜きを行なう場合は、蓋体に設けた蒸気排出操作機
構を操作し、これに連動する傾倒手段を上記容体の開口
部の開口面と平行な方向に移動操作することにより錘り
弁へ当接して、錘り弁上部を蒸気排出操作機構側へ傾け
れば、前記蒸気抜きノズルが開放して、鍋内の放出蒸気
は蒸気排出操作機構側とは逆側に抜けるもので、その
際、蒸気が操作側に放出することのないようにして、放
出蒸気による火傷等の虞れをなくして安全性を確実と
し、又、鍋内の放出蒸気を錘り弁に指を触れることなく
迅速、円滑に放出することができる。
(実 施 例) 次に本発明に係る圧力鍋の第1実施例を図面第1図〜第
4図cに基づいて説明すると、この実施例によるものは
片手兼両手鍋によるスライド式の圧力鍋Aを示し、摺動
形式の蒸気排出操作機構イを備えたもので、図において
1はアルミニウム製かステンレス製などの金属で形成し
た容体を示し、周壁の一側に容体持手2を、他側に持手
3を夫々突設し、又、上端開口部には後記蓋体の係止屈
曲部を係合する折曲げ片からなる係止突起4を外側に向
かい所定間隔を隔て複数突設してある。
この容体1の開口部に冠合する蓋体5は、周壁内部に蒸
気抜き舌縁aを構成する断面略コ字形とした柔軟性のパ
ッキング6が嵌込んであり、又、周壁下縁に前記容体1
の係止突起4へ圧した状態で係止する係止屈曲部7を間
隔的に設けるとともに、一側に蓋持手8を突設しこの蓋
持手8を持って容体1と蓋体5を回動しスライドさせ
て、前記内装パッキング6を圧した状態で前記係止屈曲
部7を容体1の係止突起4へ係合させ、蓋持手8を容体
持手2に重ねて蓋体5を容体1へ圧嵌し、容体1の密閉
を保持する。この蓋持手8内にピストン式の加圧表示弁
9を備えた加圧表示bが、又、蓋中央部には蒸気抜きc
が設けてあって、これは蓋体5を貫通させた蒸気抜きノ
ズル10がねじ11止めされ、この蒸気抜きノズル10のノズ
ル孔先端に、規定重量の錘り弁12が嵌脱自在に対応させ
てある。この錘り弁12は金属製の錘主体13とこの錘主体
13に套設した耐熱樹脂で形成したヘルメット形の外装体
14とより構成し、錘主体13には凹部15を形成してこの凹
部15底に前記ノズル孔開口へ嵌合載置する略円錐形の突
起16を設け、これの円錐部がノズル孔開口に嵌まって蒸
気抜きを防ぎ、容体1内の内部蒸気圧が規定値に達した
とき、錘り弁12を浮かすか傾動させてノズル孔を開放し
鍋内の蒸気を放出する。
前記蓋体5には更に安全弁をなす蒸気抜きdを設けてあ
って、内部に期定重量の弁体17とスプリングとを内装し
た弁筐18を蓋体5に通してねじ止めし、これに放気孔を
穿設したねじ蓋19を螺合してあって、前記蒸気抜きノズ
ル10等に目ずまり等が生じたときこの蒸気抜きdが作用
するように作動規定値を設定してある。
次に符号イは前記蓋体5に配設した蒸気排出操作機構を
示し、蒸気抜きノズル10に嵌合する錘り弁12へ当接して
これを傾ける傾倒手段ロと、この傾倒手段ロへ連係させ
た摺動手段ハと、該摺動手段ハへ連結した手動操作手段
ニとより構成し、前記傾倒手段ロは、錘り弁12の外周下
端部の下支面と側面とへ当接し静態する錘り弁12を押し
て傾動する略L形状の当接段部を備える蒸気抜き作動部
20からなる。なお、当接段部は、断面L形状、輪状、略
U字形及び成形体、板体、線体等を後記する作動杆と一
体又は一体的に之等を適宜選定すればよい。
摺動手段ハは、先端を前記蒸気抜き作動駒部20に取付け
るとともに、蓋体5の上面に形成した案内溝21を摺動す
る作動杆22と、一端をこの作動杆22の後端寄りに軸支
し、他端を手動操作手段ニへ軸支する連結杆23とよりな
る。
手動操作手段ニは、前記作動杆22の案内溝21に対し直角
方向に設けたL字形又はT字形等の案内溝24へ摺動自在
で傾き変化の回動状に嵌めるとともに、連結杆23へ軸支
した手動操作部25を設けてある。
前記摺動手段ハと、手動操作手段ニは蓋体5に突設した
蓋持手8外に(図示してないが持手内に納めてもよい)
設けた構成で、今、鍋A内の蒸気を放出する場合は、蒸
気排出操作手段イの手動操作手段ニの手動操作部25を案
内溝24に沿って押せば、連結杆23が回動し、この連結杆
23の回動に伴って作動杆22が蒸気抜きノズル10側へ摺動
するとともに、傾倒手段ロの蒸気抜き作動部20が錘り弁
12へ当接して錘り弁12の上部を蒸気排出操作機構イ側へ
傾ける。即ち錘り弁12の下部が前記イ則と逆に傾け、蒸
気抜きノズル10を開放し、鍋A内の放出蒸気は前記蒸気
排出操作機構イ側とは逆側に抜ける。これによって錘り
弁12に指を触れることなく蒸気抜きが行なえて、放出蒸
気による火傷の心配を解消する。蒸気抜き後、錘り弁12
を元に戻す場合は、前記手動操作駒を逆方向に引けば、
連結杆23の回動により作動杆22が蓋持手8側に移動して
蒸気抜き作動部20は錘り弁12より外れて、その錘り弁12
は、自重により傾斜した状態から突起16の中心が垂直の
状態に戻り、孔突起16によりノズル孔の開口を閉じる。
次に図面第5図〜第6図cに基づいて本発明の第2実施
例を説明すると、この実施例によるものは前記蒸気排出
操作機構イ′の手動操作手段ニ′にクランク機構を採用
したものを示し、蒸気抜きノズル10aに嵌めた錘り弁12a
を傾けてノズル孔を開放する傾倒手段ロ′と、この傾倒
手段ロ′へ連係した摺動手段ハ′と、以下第1実施例と
同様にした該摺動手段ハ′へ連結した手動操作手段ニ′
とより構成し、前記傾倒手段ロ′は、錘り弁12aの外周
下端へ当接して静態する錘り弁12aを押して傾動する当
接段部付きの蒸気抜き作動部20aからなる。
摺動手段ハ′は、先端を前記蒸気抜き作動部20aに取付
けるとともに、蓋体5aの上面に形成した案内溝21aを摺
動する作動杆22aと、一端をこの作動杆22aの後端寄りに
軸支し、他端を手動操作手段ニ′へ軸支するクランク状
の連結杆26、23とよりなる。
手動操作手段ニ′は、蓋持手8a外へ回転自在に軸支した
指掛け手動操作部27付きの円状、扇状の回動体28からな
り、この回動体28の周端寄りに持手8a内部に納まる前記
クランク26、23の端部を軸支する。
本実施例による蒸気排出操作機構イ′に基づいて、鍋内
の蒸気を放出する場合は、回動体28を所定に回転すれ
ば、これに連結したクランク状の連結杆26、23が回動し
て、摺動手段ハ′の作動杆22aが蒸気抜きノズル10a側へ
摺動するとともに、傾倒手段ロ′の蒸気抜き作動部20a
を錘り弁12aへ当接して錘り弁12a上部を蒸気排出操作機
構イ′側へ傾け、蒸気抜きノズル10aを開放するもの
で、鍋内の放出蒸気は前記蒸気排出操作機構イ′側とは
逆側に抜ける。これによって錘り弁12aに指を触れるこ
となく蒸気抜きが行なえて、蒸気による火傷の恐怖心を
解消する。蒸気抜き後、錘り弁12aを元に戻す場合は、
前記回動体28を逆方向に回転すれば、クランク状の連結
杆26、23の回動により作動杆22aが蓋持手8a側に移動し
て蒸気抜き作動部20aは錘り弁12aより外れて、その錘り
弁12aは、自重により傾斜した状態から突起の中心が垂
直の状態に戻り、その突起によりノズル孔開口を閉じ
る。
次に本発明の第3実施例を第7図〜第8図cに基いて説
明すると、この実施例によるものは前記蒸気排出操作機
構イ″の傾倒手段ロ″と摺動手段ハ″と手動操作手段
ニ″とを一体に形成したもので、前記傾倒手段ロ″は、
蒸気抜きノズル10bが内側に囲む位置となるように凹部
を設け、その左右に直角三角形又は定形等の蒸気抜き作
動突片状の作動部29、29を設けて、この蒸気抜き作動部
29、29の斜縁を錘り弁12bの下端に当接して、錘り弁12b
を傾動させる。
なお、傾倒手段ロ″の作動部29は、輪状等の成形体に適
宜変えられる。
摺動手段ハ″は、蓋持手8bの内外に設けた案内溝21bへ
摺動自在に遊嵌させ、且つ中間部に設けた長孔29aに納
め一端を舌片29bに他端を折曲げ片29cへ当接したスプリ
ング30を設けて、このスプリング30により摺動手段ハ″
を蓋持手8bとは反対側へ押圧されている。
手動操作手段ニ″は、摺動手段ハ″に延設して操作用の
指掛け部である手動操作部31を設けたものである。
本実施例による蒸気排出操作機構イ″により鍋内の蒸気
を抜く場合、前記手動操作手段ニ″に指を掛けてこれを
蓋持手8b側へ引けば、スプリング30により蒸気抜きノズ
ル10bの錘り弁12bより離れていた蒸気抜き作動部29、29
が手前に移動しその斜縁で錘り弁12bの下端を押しなが
ら、錘り弁12bにおける蓋持手8bとは反対側の下端を上
方へ案内させて全体を傾動させ、蒸気抜きノズル10bを
開放して鍋内の蒸気を抜くが、このとき鍋内の蒸気は前
記蒸気排出操作機構イ″側とは逆側に抜ける。これによ
って錘り弁に指を触れることなく蒸気抜きが行なえて、
放出蒸気による火傷の心配を解消する。蒸気抜き後、錘
り弁12aを元に戻す場合は、前記手動操作手段ニ″より
指を離せば、スプリング30の弾性により摺動手段ハ″の
摺動に伴い蒸気抜き作動部29、29は後退し錘り弁12aよ
り外れて、その錘り弁12aは、自重により傾斜した状態
から突起の中心が垂直の状態に戻り、突起によりノズル
孔開口を閉じる。
次に本発明の第4実施例を第9図及び第10図に基づいて
説明すると、この実施例によるものは、両手鍋による重
ね蓋式の圧力鍋Bに蒸気排出操作機構イ′を備えたもの
を示し、圧力鍋Bはアルミニウム製やステンレス製等の
金属による鍋体32の周壁左右に、蓋体33中央に突設した
螺杆34を昇降する昇降杆35係止用の鈎形係止部36、36を
備える持手37、37を突設するとともに、前記螺杆34に昇
降杆35を上げ下げする螺筒38を螺合させて、この螺筒38
に螺筒操作用の摘み39を連係させたもので、この摘み39
を回転させると螺筒38が上がって螺筒38に支持させた昇
降杆35も上がり、これの両端が鈎形係止部36、36に係止
して、更に螺筒38の螺杆34への緊締を進めることにより
蓋体33は鍋体32へ気密的に圧嵌する。又、蓋体33を外す
場合は、摘み39を逆方向に回転すれば螺筒38は下がりこ
れに伴い昇降杆35も下がって、鈎形係止部36、36から外
れることにより鍋体32からの蓋体33の取り外しを可能と
する。
符号40は蓋体33に設けた蒸気抜きノズルで、鍋体32に冠
合する蓋体33の螺杆33と周端との中間に位置しその蓋体
33を貫通させて内側より螺子41止めし、且つ外部に突設
するノズル孔の先端に規定重量の錘り弁42が嵌脱自在に
嵌めてある。
イ′は前記錘り弁42に対応させた蒸気排出操作機構を示
し、錘り弁42へ当接して該錘り弁42上部をこの蒸気排出
操作機構イ′側へ傾倒し、鍋体32内の放出蒸気が蒸気排
出操作機構イ′側とは逆側に抜けるように配設しもの
で、錘り弁42の傾倒手段43と、傾倒手段43の摺動手段44
と、該摺動手段44の手動操作手段45とより構成し、傾倒
手段43は、錘り弁42の外周下端へ当接して静態する錘り
弁42を押して傾動する当接段部を備える蒸気抜き作動部
46からなる。
摺動手段44は、蓋座板50の摺動孔部へ摺動可能に配設さ
れ、先端に傾倒手段43の蒸気抜き作動部46を設け、中間
部には蓋座板50を止着する前記螺杆34へ遊挿する長孔47
を備える長板状等の作動部よりなり、長孔47内には一端
を螺杆34を納め他端をこの長孔47の舌片を介してこの孔
内に納めたスプリング48を設けて、傾倒手段43を常時は
螺杆34側に位置させ錘り弁42より離隔するようにする。
手動操作手段45は、前記摺動手段44に延設した操作片か
らなり、これに指掛けの手動操作部49を設けたもので、
調理時において鍋体32内の蒸気を抜く場合は、前記スプ
リング48により錘り弁42より離隔された手動操作手段45
に指を掛けてこれを押し、傾倒手段43の蒸気抜き作動部
46を錘り弁42の下端へ当接させて押し傾けることによ
り、蒸気抜きノズル40が開放し、鍋B内の蒸気は、前記
蒸気排出操作機構イ′側とは逆側に抜ける。これによっ
て錘り弁42へ指を触れることなく円滑な蒸気抜きが行な
えて、放出蒸気による火傷の恐怖心を解消する。蒸気抜
き後、錘り弁42を元に戻す場合は、手動操作手段45より
指を離せば、前記スプリング48の反発作用により摺動手
段44がスライドし、傾倒手段43は錘り弁42より外れて、
その錘り弁42は、自重により傾斜した状態から垂直の状
態に戻り、錘り弁42によりノズル孔開口を閉じる。
加うるに前記実施例の蒸気排出操作機構は、蓋体中心方
向に向かっての可動を蓋体円周方向に転換する機構を採
用しているので、その操作性を高める。又、圧力鍋の不
完全嵌合時の昇圧防止装置等と連動させることのできる
効果を有する。
(発明の効果) 本発明に係る圧力鍋によれば、持手を握るときは垂直な
方向、つまり容体の開口部の開口面と直角な方向に力が
加わるが、傾倒手段は容体の開口部の開口面と平行な方
向に移動操作することにより錘り弁へ当接する。つま
り、持手を握っただけでは傾倒手段が誤って操作される
ことはない。積極的に傾倒手段を操作することにより初
めて錘り弁が傾倒し、蒸気が放出されることになる。こ
のように、蒸気を抜くには積極的操作が必要で、しかも
放出方向は排出操作機構側とは逆側であるから、二重に
安全となる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本発明に係る圧力鍋の第1実施例を示す一
部を縦断した正面図、第2図は第1図に示す鍋の平面
図、第3図a〜第3図c及び第4図a〜第4図cは錘り
弁の傾動を示す説明図、第5図は第2実施例を示す平面
図、第6図a〜第6図cは第2実施例の錘り弁の傾動を
示す説明図、第7図は第3実施例を示す平面図、第8図
a〜第8図cは第3実施例の錘り弁の傾動を示す説明
図、第9図は第4実施例を示す一部を縦断した正面図、
第10図は第4実施例を示す一部を切欠いた状態を示す平
面図である。 図において1……容体、2……持手、5……蓋体、8…
…持手、10……蒸気抜きノズル、12……錘り弁、イ……
蒸気排出操作機構、A及びB……圧力鍋、ロ……傾倒手
段。
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 毅 静岡県静岡市曲金3丁目2番1号 理研軽 金属工業株式会社内 (72)発明者 森下 恒子 静岡県静岡市曲金3丁目2番1号 理研軽 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−49120(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容体の開口部へ冠合させる蓋体に上記抜き
    ノズルとこれに対応する錘り弁とを設け、且つこの錘り
    弁に連係する上記排出操作機構を備えた持手付きの圧力
    鍋において、蓋体か蓋体の持手に、前記錘り弁を傾倒す
    る手段を備える上記排出操作機構を配設するとともに、
    前記傾倒手段は上記容体の開口部の開口面と平行な方向
    に移動操作することにより錘り弁へ当接して該錘り弁上
    部を上記排出操作機構側へ傾倒し、鍋内の放出蒸気が上
    記排出操作機構側とは逆側に抜けるように配設したこと
    を特徴とする圧力鍋。
JP2054381A 1990-03-06 1990-03-06 圧力鍋 Expired - Lifetime JPH0724625B2 (ja)

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