JPH07246050A - 電動リールの自動糸巻き上げ装置 - Google Patents

電動リールの自動糸巻き上げ装置

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JPH07246050A
JPH07246050A JP3702394A JP3702394A JPH07246050A JP H07246050 A JPH07246050 A JP H07246050A JP 3702394 A JP3702394 A JP 3702394A JP 3702394 A JP3702394 A JP 3702394A JP H07246050 A JPH07246050 A JP H07246050A
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electric reel
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Shinichi Morimoto
伸一 森本
Takao Saka
賢夫 坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動リールを用いて置き竿を可能にする。 【構成】 この電動リールの自動糸巻き上げ装置は、釣
り糸が巻かれるスプール12をハンドル2及び駆動モー
タ13で回転可能であり、スプール駆動系にドラグ機構
22及びクラッチ24を備えた装置であり、制御部10
0等からなるすべり検出手段と、同様に制御部100か
らなるモータ制御手段とを備えている。すべり検出手段
はドラグ機構22においてすべりが生じたことを検出す
る。モータ制御手段は、すべり検出手段の検出結果をも
とにドラグ機構22に所定のすべりが生じたことを判断
し、釣り糸が巻き上げられるように駆動モータ13を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動リールの自動糸巻
き上げ装置、特に、釣り糸が巻かれるスプールをハンド
ル及び駆動モータで回転可能であり、スプール駆動系に
ドラグ機構を備えた電動リールの自動糸巻き上げ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】釣り竿に装着されるリールとして、電動
リールが提供されている。電動リールは、釣り糸が巻か
れるスプールをハンドル及び駆動モータで回転させるこ
とが可能であり、釣り糸を所定の深さまで繰り出した後
にモータオンスイッチを押せば、スプールが糸巻き取り
方向に回転させられる。
【0003】このような電動リールでは、モータやクラ
ッチ機構を電気的に制御することが可能であるので、各
種の動作モードを設定することが可能である。たとえば
従来の電動リールでは、所定の深さに釣り針が到達した
時点でクラッチをオンして釣り針の落下を止め、この深
さ位置を棚位置として記憶させることが可能である。そ
して、次回からはその棚位置で自動的にスプールの回転
を止めることができるようになっている。このような自
動棚停止モードを利用することによって、釣り針を常に
所望の棚位置に到達させて維持させることが可能とな
る。
【0004】また、特開平3−94627号公報には、
釣り針が棚位置に停止した後に、魚の当たりがあったこ
とを検出して、その旨を報知するようにした電動リール
が開示されている。さらに、特開平3−164122号
公報には、釣り針を棚位置に停止した後、魚の当たりが
あった場合に自動的に釣り糸を巻き上げるようにした電
動リールが開示されている。このような電動リールで
は、釣り人の手間をあまり煩わすことなく釣りが可能と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の公報に示された
電動リールでは、クラッチがオンされた状態でスプール
が逆回転したことを検知し、魚の当たりと判断して報知
している。しかし、巻き上げハンドルを逆回転させたと
きには、前記と同様の状況が生じ、魚の当たりがないに
もかかわらず誤報知してしまうという問題がある。
【0006】さらに後者の公報に示された電動リールで
は、スプールの回転が規制された状態でスプールの逆回
転を検知し、魚の当たりを判断している。そして、スプ
ールの回転を規制するために、ストップ歯車等を含むブ
レーキ機構を設けている。このため、構造が複雑になる
という問題がある。本発明の目的は、簡単な構成で置き
竿が可能であり、しかも誤検知を少なくすることにあ
る。
【0007】本発明の別の目的は、操作性が良好でかつ
置き竿を可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動糸巻き
上げ装置は、釣り糸が巻かれるスプールをハンドル及び
駆動モータで回転可能であり、スプール駆動系にドラグ
機構を備えた電動リールに設けられており、ドラグ機構
においてすべりが生じたことを検出するすべり検出手段
と、モータ制御手段とを備えている。モータ制御手段
は、すべり検出手段の検出結果をもとにドラグ機構に所
定量のすべりが生じたことを判断し、釣り糸が巻き上げ
られるように駆動モータを制御する手段である。
【0009】本発明の他の見地に係る自動糸巻き上げ装
置は、釣り糸が巻かれるスプールをハンドル及び駆動モ
ータで回転可能であり、スプール駆動系にドラグ機構を
備えた電動リールに設けられており、ドラグ機構におい
てすべりが生じたことを検出するすべり検出手段と、自
動巻き上げモードを指定あるいは自動巻き上げモードの
解除を指定するためのモード指定手段と、モータ制御手
段とを備えている。モータ制御手段は、モード指定手段
で自動巻き上げモードが指定されたとき、すべり検出手
段の検出結果をもとにドラグ機構に所定量のすべりが生
じたことを判断し、釣り糸が巻き上げられるように駆動
モータを制御する手段である。
【0010】なお、所定長さの釣り糸が繰り出されたこ
とを検出する糸繰り出し量検出手段と、釣り糸が所定長
さ繰り出されていない状態でドラグ機構に所定量のすべ
りが生じたとき、釣糸の巻き上げを禁止する巻き上げ禁
止手段とをさらに備えているのが好ましい。また、すべ
り検出手段によってドラグ機構のすべりが検出されたと
き、ドラグ機構のドラグ力を強めるためのドラグ力制御
手段をさらに備えているのが好ましい。また、前記ドラ
グ機構に所定量のすべりが生じたことを判断して第1ア
ラームを発生する第1アラーム発生手段を備えているこ
とが好ましい。
【0011】本発明のさらに他の見地に係る自動糸巻き
上げ装置は、連続すべり検出手段と第2アラーム発生手
段とをさらに備えることが好ましい。連続すべり検出手
段は、モータ制御手段により糸の巻き上げが開始された
後にドラグ機構が連続して所定量のすべりを生じている
ことを検出する手段である。第2アラーム発生手段は、
連続すべり検出手段により連続すべりが検出されたとき
第2アラームを発生する手段である。前記連続すべり検
出手段により連続すべりが検出されたとき、ドラグ機構
のドラグ力を強めるためのドラグ力制御手段をさらに備
えていることが好ましい。また、連続すべり検出手段に
より連続すべりが検出されたとき、駆動モータの回転を
停止させるモータ停止手段をさらに備えているのが好ま
しい。
【0012】本発明のさらに他の見地に係る電動リール
の自動糸巻き上げ装置は、電動リールは、スプール駆動
系に設けられたクラッチ機構と、ハンドルの逆回転を防
止するためのストッパー機構とを有しており、すべり検
出手段は、ストッパー機構によって巻き上げハンドルの
逆回転が防止されかつクラッチ機構が接続状態のとき、
スプールが糸繰り出し方向に回転したことを検出するも
のである。
【0013】本発明のさらに他の見地に係る電動リール
の自動糸巻き上げ装置は、電動リールは、スプール駆動
系に設けられたクラッチ機構と、ハンドルの逆回転を防
止するためのストッパー機構と、ハンドルからクラッチ
機構への回転力伝達系においてクラッチ機構の上流側に
設けられたメインギアとを有しており、すべり検出手段
は、ストッパー機構によって巻き上げハンドルの逆回転
が防止された状態で、スプール及びメインギアが糸繰り
出し方向に回転したことを検出する。
【0014】前記すべり検出手段が検出するすべり量を
指定するためのすべり指定手段をさらに備えていること
が好ましい。
【0015】
【作用】本発明に係る電動リールの自動糸巻き上げ装置
では、すべり検出手段によってドラグ機構のすべりが検
出される。ドラグ機構は、通常、釣り糸が所定の棚位置
で停止しており、クラッチオン状態で魚が掛かり、釣り
針が魚によって引っ張られたときにすべりが生じる。し
たがって、ドラグ機構のすべりを検出することによって
魚の掛かりを検出できる。そして、ドラグ機構のすべり
が検出されると、釣り糸が巻き上げられるように駆動モ
ータが制御される。
【0016】ここでは、魚が掛かったことをドラグ機構
のすべりによって検出して釣り糸を巻き上げるので、置
き竿が可能となる。本発明の他の見地に係る自動糸巻き
上げ装置では、モード指定手段によって、自動巻き上げ
モードを設定したり、あるいは自動巻き上げモードの設
定を解除することができる。そして、モード指定手段で
自動巻き上げモードが設定され、かつドラグ機構に所定
量のすべりが生じたときに釣り糸が巻き上げられるよう
に駆動モータが制御される。ここでは、自動巻き上げモ
ードの設定を任意に設定できるので、前記作用がより有
効になる。
【0017】本発明のさらに他の見地に係る自動糸巻き
上げ装置では、糸繰り出し量検出手段により所定長さの
釣り糸が繰り出されたことが検出され、釣り糸が所定長
さ繰り出されていない状態でドラグ機構に所定量のすべ
りが生じたとき、釣り糸の巻き上げが禁止される。ここ
では、たとえばクラッチ機構がオン状態で釣り糸が釣り
人によって繰り出されたとき、自動で釣り糸が巻き上げ
られるのが禁止され、操作性が良好になる。
【0018】なお、すべり検出手段によってドラグ機構
のすべりが検出されたとき、ドラグ機構のドラグ力を強
めるためのドラグ力制御手段をさらに備えた場合は、魚
が掛かった後に釣り人がドラグ機構を操作する必要がな
く、前記作用がより有効になる。ドラグ機構に所定量の
すべりが生じたことを判断して第1アラームを発生する
第1アラーム発生手段を設けた場合には、釣り人に魚が
掛かったことを報知でき、前記作用がより有効になる。
【0019】モータ制御手段により釣り糸の巻き上げが
開始された後に前記ドラグ機構が連続して所定量のすべ
りを生じていることを検出する連続すべり検出手段と、
連続すべり検出手段によりすべりが検出されたとき第2
アラームを発生する第2アラーム発生手段とをさらに設
けた場合には、操作者に魚の引きが非常に強いことを報
知できる。また、連続すべり検出手段により連続すべり
が検出されたとき、ドラグ機構のドラグ力を強めるため
のドラグ力制御手段をさらに備えた場合には、前記作用
がより有効になる。
【0020】連続すべり検出手段により連続すべりが検
出されたとき、駆動モータの回転を停止させるモータ停
止手段をさらに備えた場合には、駆動モータに過負荷が
連続して作用するのを防止でき、駆動モータの損傷を避
けることができる。電動リールがハンドルの逆回転を防
止するためのストッパ機構を有し、すべり検出手段が、
ストッパ機構によって巻き上げハンドルの逆回転が防止
されかつクラッチ機構が接続状態のとき、スプールが糸
繰り出し方向に回転したことを検出するものである場合
は、配置すべきセンサの個数が少なくなる。
【0021】また、電動リールが、ハンドルの逆回転を
防止するストッパ機構と、ハンドルからクラッチ機構へ
の回転力伝達系路においてクラッチ機構の上流側に設け
られたメインギアとを有し、すべり検出手段が、ストッ
パ機構によって巻き上げハンドルの逆回転が防止された
状態で、スプール及びメインギアが糸繰り出し方向に回
転したことを検出するものである場合は、センサの構成
が簡単になる。
【0022】すべり検出手段が検出するすべり量を指定
するためのすべり指定手段をさらに備えた場合には、操
作性がより良好になり、前記作用がより有効になる。
【0023】
【実施例】図1及び図2に示す本発明の一実施例による
電動リールは、リールボディ1と、リールボディ1の側
方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル
2のリールボディ1側に配置されたドラグ調整用のスタ
ードラグ3とを備えている。リールボディ1の上部には
操作パネル4が固定されている。操作パネル4には、深
さ位置等を示すための液晶表示部5と、各種の操作キー
6とが配置されている。操作キー6としては、モータの
オン/オフスイッチ、動作モードを設定するためのスイ
ッチ、巻き上げ速度を高速あるいは低速に切り換えるた
めのスイッチ等が含まれる。
【0024】リールボディ1は、対向して配置された1
対の側板を有するフレーム10と、フレーム10の両側
方に配置されたカバー11とを有している。フレーム1
0の中央部には釣り糸が巻き付けられるスプール12が
回転自在に配置されている。スプール12の内部にはモ
ータ13が設けられており、その出力軸14はカバー1
1側に延びている。モータ13は、その磁石が希土類元
素で構成された、いわゆる希土類モータであり、小型で
かつ強力なパワーを得ることが可能である。
【0025】スプール12の内部及びカバー11内部に
は、スプール12を回転駆動するための駆動系が設けら
れている。駆動系は、スプール12の内部に配置された
遊星歯車列からなる減速機構20と、カバー11内に配
置されハンドル軸21に装着されたドラグ機構22と、
ドラグ機構22と減速機構20との間に配置されたピニ
オンギア26及びクラッチ機構24とを有している。
【0026】減速機構20は、モータ13の出力軸14
に固定された第1太陽ギア25と、これに噛み合う第1
遊星ギア26と、第1遊星ギア26を回転自在に支持す
る第1キャリア27に固定された第2太陽ギア28と、
この第2太陽ギア28に噛み合う第2遊星ギア29とを
備えている。第1及び第2遊星ギア26,29は、スプ
ール12の内周面に形成された内歯ギア30に噛み合っ
ている。第2遊星ギア29は第2キャリア31に回転自
在に支持されている。両遊星ギア26,29のキャリア
27,31は筒状軸となっており、内部をモータ13の
出力軸14が貫通している。
【0027】ドラグ機構22は、メインギア35と、こ
のメインギヤ35内に収容された複数の摩擦プレート及
び中間プレートと、皿バネとから構成されており、スタ
ードラグ3を調整することによってそのドラグ力を変更
することが可能である。なお、スタードラグ3とドラグ
機構22との間には、スタードラグ3と一体的に組み込
まれたスラストベアリング32と、ハンドル軸21をカ
バー11に対して支持するボールベアリング33とが設
けられている。
【0028】ピニオンギア36はメインギア35に噛み
合っている。ピニオンギア36はカバー11に支持され
た支持軸37の周りに回転自在に支持されている。また
クラッチ機構24はピニオンギア36の一端と第2キャ
リア31の一端とによって構成されている。これらの対
向する端部同士は噛み合いが可能であり、ピニオンギア
36を第2キャリア31から離す方向に移動させるとク
ラッチが解除された状態(クラッチオフ)となり、また
逆方向に移動させることによってクラッチが接続された
状態(クラッチオン)となる。
【0029】また、スプール12の一端側には第1ギア
40が一体で形成されており、この第1ギア40は中間
ギア列41を介して螺軸駆動ギア42と噛み合ってい
る。螺軸駆動ギア42は螺軸43の一端に固定されてお
り、螺軸43の表面には螺旋溝が形成されている。モー
タ13の他端側には、図3に示すように、モータカバー
50が設けられている。モータカバー50はアルミニウ
ム等の放熱性の良好な金属で形成されており、その外周
には周方向あるいは軸方向に冷却用の溝が形成されてい
る。なお、スプール12とカバー50との間には軸受5
1が配置されている。また、スプール12の他端側でカ
バー50の外方には、スプール12の両端フランジ部の
外周を覆うように保護部10aが配置されている。フレ
ーム10は全体は樹脂で成形されているが、この保護部
10aはアルミニウムで形成されている。このような保
護部10aを設けることにより、モータ13が高温にな
っても直接手が触れるのを防止できる。
【0030】クラッチ機構24は、図4に示すように、
カバー11内に設けられたクラッチ操作機構によってク
ラッチをオン/オフすることが可能である。クラッチ操
作機構は、カバー11から上方に突出するクラッチレバ
ー60と、クラッチプレート61と、クラッチヨーク6
2と有している。操作レバー60は回動自在に設けられ
ており、その回動中心部にはカム63が形成されてい
る。カム63の一部には突起部63aが設けられてい
る。この突起部63aは、クラッチプレート61の上部
に設けられた長孔61aに係合している。クラッチプレ
ート61は斜め上下方向にスライド自在であり、かつそ
のほぼ中間部に設けられた支持ピン64を中心に回動自
在である。また、クラッチプレート61にはカム面61
bが形成されている。クラッチヨーク62はカム面61
bに当接しており、クラッチプレート61が斜め方向に
スライドすることによって図4の紙面垂直方向にスライ
ドが可能である。クラッチヨーク62はピニオン36に
係合しており、このクラッチヨーク62がスライドする
ことによってピニオン36をモータ13の出力軸方向に
スライドさせることが可能である。なお、クラッチヨー
ク62はリターンスプリングによって常にピニオンギア
36を第2キャリア31側(クラッチオン側)に付勢し
ている。
【0031】クラッチプレート61の下方には、クラッ
チプレート61を下降させた図5に示す状態で維持する
ためのロック部材65が設けられている。ロック部材6
5はフレーム10に取り付けられたソレノイド66及び
そのロッドに装着されたリンク部材67によって斜め方
向に昇降させることが可能である。このため、図5に示
すように、クラッチプレート61とロック部材65とが
噛み合ってクラッチプレート61がクラッチオフ位置に
維持された状態でソレノイド66をオンすると、リンク
部材67を介してロック部材65が下降し、そのロック
を解除することが可能である。また、ハンドル軸21に
はラチェット70が固定されており、このラチェット7
0はストッパーレバー71によってその回転が禁止され
るようになっている。ラチェット70にはロック解除用
のロッド72が設けられている。このため、図5に示す
ように、クラッチがオフされた状態でハンドル軸21を
回すと、ラチェット70が図5において時計方向に回転
し、そのロック解除用ロッド72がクラッチプレート6
1に当接してその下端を上方に押す。すると、クラッチ
プレート61は支持ピン64を中心に反時計回りに回動
し、ロック部材65とのロックが外れる。これによりク
ラッチプレート61はバネ73によって上昇させられ、
クラッチはオン状態となる。なお、クラッチレバー60
もスプリング74によって常にクラッチオン側の姿勢に
付勢されている。
【0032】なお、この電動リールは、図1に示すよう
に、電源コード80によって図示しないバッテリーに接
続される。電源コード80には中間ボックス81が設け
られており、この中間ボックス81には図6に示すよう
なリレー回路82が収納されている。リレー回路82
は、電源側の第1ライン83及び第2ライン84と、リ
ール側の正極ライン85及び負極ライン86と、これら
のラインの接続を切り換えるスイッチ87と、スイッチ
87を制御するためのリレー用コイル88とを有してい
る。また、電源側の第2ライン84とリレー用コイル8
8との間にはダイオード89が設けられている。正極ラ
イン85は第1端子85a及び第2端子85bを有して
おり、また負極ライン86も同様に第1端子86a及び
86bを有している。
【0033】このようなリレー回路81では、第1ライ
ン83がバッテリーの正端子に、第2ライン84が負端
子にそれぞれ接続されたとき、リレー用コイル88によ
ってスイッチ87が切り換え制御され、第1ライン83
は正極ライン85の第1端子85aに、第2ライン84
は負極ライン86の第1端子86aにそれぞれ接続され
る。一方、逆に第1ライン83がバッテリーの負端子
に、第2ライン84が正端子にそれぞれ接続されたと
き、スイッチ87が切り換え制御され、第1ライン83
は負極ライン86の第2端子86bに、第2ライン84
は正極ライン85の第2端子85bにそれぞれ接続され
る。
【0034】ここでは、バッテリー側のコードの接続に
かかわりなく、バッテリーの正極が電動リール側の正極
ライン85に接続され、負極が負極ライン86に接続さ
れることとなる。このため、誤操作による電動モータの
誤動作や損傷を避けることができる。またこの電動リー
ルは図7に示すように制御部100を有している。制御
部100は、RAM、ROM及びCPU等を含むマイク
ロコンピュータを備えている。制御部100には、各種
の操作キー6と、ストッパーが作用しているか否かを検
出するためのストッパーセンサ101と、メインギア3
5が回転しているか否かを検出するためのメインギア回
転センサ102と、スプール12が回転しているか否か
を検出するためのスプール回転センサ103とが接続さ
れている。また制御部100には、アラーム104と、
モータ13と、液晶表示部5と、他の入出力部とが接続
されている。
【0035】次に、制御部100によって行われる制御
処理を図8以降のフローチャートにしたがって説明す
る。電動リールが電源コード80を介してバッテリーに
接続されると、ステップS1において初期設定を行う。
この初期設定では、カウント表示を「0」にしたり、動
作モードを予め設定された初期のモードに設定する。
【0036】次にステップS2では、操作パネル4上の
各種のキー6が押されたか否かを判断する。またステッ
プS3ではスプールが回転されたか否かを判断し、ステ
ップS4ではその他の指令や入力がなされたか否かを判
断する。キー入力がなされた場合にはステップS2から
ステップS5に移行してキー入力処理を実行する。また
スプールの回転が検出された場合にはステップS3から
ステップS6に移行し、各モード処理を実行する。その
他の指令あるいは入力がなされた場合にはステップS4
からステップS7に移行して他の処理を実行する。
【0037】キー入力処理は、図9に示すように、まず
ステップS10でモータのオン/オフスイッチが押され
たか否かを判断する。またステップS11では自動巻き
上げモードを設定するためのキーが押されたか否かを判
断し、ステップS12では棚位置のセットキーが押され
たか否かを判断し、ステップS13ではその他のキーが
押されたか否かを判断する。モータのオン/オフキーが
押された場合にはステップS10からステップS15に
移行する。ステップS15では、既にモータがオンして
いるか否かを判断する。モータが既にオンしている場合
にはステップS16に移行し、モータをオフする。また
モータがオフしている場合にはステップS15からステ
ップS17に移行しモータをオンする。自動巻き上げモ
ードキーが押された場合にはステップS11からステッ
プS18に移行する。ステップS18では、自動巻き上
げモードが既にセットされているか否かを判断する。既
にセットされている場合にはステップS19に移行し、
自動巻き上げモードを解除する。また自動巻き上げモー
ドがセットされていない場合にはステップS18からス
テップS20に移行する。ステップS20では、自動巻
き上げモードを設定しステップS21に移行する。ステ
ップS21では、ドラグのすべり量を変更するか否かの
表示を表示部に対して行う。操作者によってすべりを変
更しない旨の指示がなされた場合にはメインルーチンに
戻る。またすべり量を変更する旨の指示がなされた場合
にはステップS21からステップS22に移行し、操作
者(釣り人)からのデータを受け付ける。また棚セット
キーが押された場合にはステップS12からステップS
25に移行する。ステップS25では、棚セットキーが
押された時点でのカウント値を棚位置として記憶する。
その他のキーが押された場合にはステップS13からス
テップS27に移行し、押されたキーに応じた処理を実
行する。
【0038】次に、各モード処理について説明する。ま
ずステップS30では、スプールの回転が繰り出し方向
であるか否かを判断する。繰り出し方向の場合には、ス
テップS31に移行してカウント値をインクリメントし
ていく。そしてステップS32では、自動棚停止モード
が設定されているか否かを判断する。自動棚停止モード
が設定されている場合にはステップS32からステップ
S33に移行し、自動棚停止処理を実行する。自動棚停
止モードが設定されていない場合にはステップS32か
らステップS34に移行する。ステップS34では自動
巻き上げモードが設定されているか否かを判断する。自
動巻き上げモードが設定されている場合にはステップS
35に移行し、自動巻き上げ処理を実行する。
【0039】スプールの回転が巻き取り方向の場合には
ステップS30からステップS36に移行する。ステッ
プS36では、カウント値をデクリメントする。次にス
テップS37では船べり停止モードが設定されているか
否かを判断する。船べり停止モードが設定されている場
合にはステップS38に移行し、船べり停止処理を実行
する。船べり停止モードが設定されていない場合にはス
テップS37からステップS39に移行する。ステップ
S39では、カウント値が所定値であるか否かを判断す
る。所定値の場合にはステップS40に移行し、モータ
をオフする。
【0040】自動棚停止処理では、図11に示すよう
に、まずステップS45においてカウント値が設定され
た値であるか否かを判断する。カウント値が設定された
値になった場合には釣り針が所定の棚位置に落下したと
判断できるので、ステップS45からステップS46に
移行する。ステップS46では、ソレノイド66をオン
してクラッチをオンする。これにより釣り針が予め設定
された棚位置で停止する。
【0041】自動巻き上げ処理では、図12に示すよう
に、ステップS50においてドラグ機構にすべりが生じ
ているか否かを判断する。このドラグ機構がすべってい
るか否かは、ストッパー機構によってハンドルの逆回転
が防止されかつクラッチがオンのとき、スプールが繰り
出し方向に回転していることによって検出する。また他
の検出方法としては、ストッパー機構によってハンドル
の逆回転が防止された状態で、スプール及びメインギア
またはそれに連動して回転しているギアが糸繰り出し方
向に回転していることによって検出することもできる。
ドラグ機構にすべりが生じている場合にはステップS5
1に移行する。ステップS51では、駆動モータ13が
オンしているか否かを判断する。オンしていない場合に
はステップS52に移行する。ステップS52では、ド
ラグのすべりが所定量に達したか否かを判断する。ここ
で、所定量とは、たとえばスプールの1〜3回転を示
す。所定量に達した場合にはステップS53に移行す
る。ステップS53では釣り針が設定された深さ以上で
あるか否かを判断する。ここで、ステップS53で釣り
針が設定深さ以上であるか否かを判断するのは、釣り人
が、クラッチオン状態で釣り糸を引き出したときに自動
巻き上げが開始されるのを防止するためである。設定深
さ以上である場合には、ドラグのすべりによって魚の当
たりがあったと判断できるので、この場合にはステップ
S53からステップS54に移行する。ステップS54
では、第1アラームを発生して釣り人に魚がかかったこ
とを報知する。次にステップS55に移行して駆動モー
タ13をオンし、巻き上げを開始する。
【0042】一方、ドラグ機構がすべっており、しかも
このときすでに駆動モータ13がオンされている場合に
は、ステップS50及びステップS51を介してステッ
プS56に移行する。この場合には、魚がかかって駆動
モータ13によって巻き上げを行っているにもかかわら
ず魚の引きが強くてドラグ機構がすべり続けていること
を意味しており、この場合には第2アラームを発生して
釣り人にその旨を知らせる。
【0043】このような実施例では、たとえば自動棚停
止した後に魚がかかった後には第1アラームの発生によ
って魚がかかったことを釣り人に知らせることができ
る。このため、釣り人は魚のかかりを注意する必要がな
く、置き竿が可能となる。また自動巻き上げを開始する
タイミング、すなわちドラグ機構のすべり量を釣り人が
任意に設定できるので、操作性が良好となる。さらに、
自動巻き上げ中に魚の引きが強い場合には第2アラーム
が発生されるので、釣り人はドラグ機構のドラグ力を強
める等の調整を行うことができ、たとえばモータの焼き
付き等を防止できる。
【0044】〔他の実施例〕 (a) 図13に示すように、スタードラグ110の一
部にウォームホイール111を一体で形成し、これに噛
み合うウォームギア112を設け、さらにこのウォーム
ギア112をモータ113によって回転することによ
り、ドラグ力を制御部100からの制御によって調整す
ることができる。
【0045】図13に示した実施例の制御フローチャー
トを図14に示す。この実施例におけるステップS60
〜ステップS63での処理は図12におけるステップS
50〜ステップS53での処理と同様である。この実施
例では、設定深さ以上においてドラグ機構が所定量すべ
った場合にはステップS63からステップS64に移行
する。ステップS64では第1アラームを発生する。次
にステップS65では、ウォームギア112を回転して
スタードラグ110を回転させ、ドラグ力を高める。こ
の状態でステップS66に移行し、駆動モータ13をオ
ンする。また駆動モータ13をオンして自動巻き上げ最
中にドラグ機構がすべった場合にはステップS61から
ステップS67に移行する。ステップS67では、前述
のステップS56と同様に第2アラームを発生する。そ
してステップS68に移行し、ステップS65での処理
と同様にドラグ力を高める。 (b) 図15に自動巻き上げ処理の他の実施例を示
す。この実施例におけるステップS70〜ステップS7
5で処理は図12におけるステップS50〜ステップS
55の処理と同様である。
【0046】この実施例において自動巻き上げ最中にド
ラグ機構がすべった場合には、ステップS70及びステ
ップS71を介してステップS76に移行する。ステッ
プS76では第2アラームを発生する。次にステップS
77に移行し前記実施例と同様の操作によってドラグ力
を高める。次にステップS78では、ドラグ力を高めた
後においても連続すべりが所定量に達しているか否かを
判断する。所定量に達している場合にはステップS79
に移行し、駆動モータ13を停止させる。
【0047】この実施例では、魚の引きが非常に強い場
合に、駆動モータ及びドラグ機構での焼き付きを防止で
きる。なお、モータ13を停止させる代わりに減速して
もよい。 (c) 駆動モータ13として希土類モータを用いた場
合は、発熱量が多くなる。したがって、図16に示すよ
うに、スプール12の端面に、スプール12の回転によ
ってリール内部に冷却風を導入できるようなフィン12
aを設けてもよい。この場合、フレーム10の保護部1
0a部分に、外部に通じる孔10bを形成するのが好ま
しい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動糸巻き
上げ装置では、魚がかかったことをドラグ機構のすべり
によって検出して釣り糸を巻き上げるので、置き竿が可
能となる。本発明の他の見地に係る自動糸巻き上げ装置
では、自動巻き上げモードを設定したり、あるいは自動
巻き上げモードの設定を解除することができるので、置
き竿が可能になるとともに、操作性が良好になる。
【0049】本発明のさらに他の見地に係る自動糸巻き
上げ装置では、釣り糸が所定長さ繰り出されていない状
態でドラグ機構に所定量のすべりが生じたとき、釣り糸
の巻き上げを禁止するので、たとえばクラッチ機構がオ
ン状態で釣り糸が釣り人によって繰り出されたとき、自
動で釣り糸が巻き上げられるのが禁止され、操作性が良
好になる。
【0050】なお、すべり検出手段によってドラグ機構
のすべりが検出されたとき、ドラグ機構のドラグ力を強
めるためのドラグ力制御手段をさらに備えた場合は、魚
が掛かった後に操作者がドラグ機構を操作する必要がな
く、前記効果がより顕著になる。ドラグ機構に所定量の
すべりが生じたことを判断して第1アラームを発生する
第1アラーム発生手段を設けた場合には、釣り人に魚が
かかったことを報知でき、前記効果がより顕著になる。
【0051】モータ制御手段により釣り糸の巻き上げが
開始された後にドラグ機構が連続して所定量のすべりを
生じている場合に、第2アラームを発生する第2アラー
ム発生手段を設けた場合には、釣り人に魚の引きが非常
に強いことを報知できる。また、連続すべりが検出され
たときドラグ機構のドラグ力を強めるためのドラグ力制
御手段を備えた場合には、前記効果がより顕著になる。
【0052】連続すべりが検出されたとき、駆動モータ
の回転を停止させるモータ停止手段を設けた場合には、
駆動モータに過負荷が連続して作用するのを防止でき、
駆動モータの損傷が避けられる。ストッパ機構によって
巻き上げハンドルの逆回転が防止されかつクラッチ機構
が接続状態のとき、スプールが糸繰り出し方向に回転し
たことによってドラグ機構のすべりを検出する場合は、
配置すべきセンサの個数が少なくなる。
【0053】また、ストッパ機構によって巻き上げハン
ドルの逆回転が防止された状態で、スプールが糸繰り出
し方向に回転したこと及び回転力伝達系のメインギアが
回転したことを検出してドラグ機構のすべりを検出する
場合は、センサの構成が簡単になる。すべり検出手段が
検出するすべり量を指定するためのすべり指定手段を備
えた場合には、操作性がより良好になり、前記効果がよ
り顕著になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電動リールの平面図。
【図2】前記電動リールの断面部分図。
【図3】前記電動リールの断面部分図。
【図4】前記電動リールの断面側面部分図。
【図5】前記電動リールの断面側面部分図。
【図6】電源コードに設けられたリレー回路の回路図。
【図7】前記電動リールの制御ブロック図。
【図8】前記電動リールのメインフローチャート。
【図9】キー入力処理のフローチャート。
【図10】各モード処理のフローチャート。
【図11】自動棚停止処理のフローチャート。
【図12】自動巻き上げ処理のフローチャート。
【図13】本発明の他の実施例による電動リールの平面
部分図。
【図14】図13に示した実施例の自動巻き上げ処理の
フローチャート。
【図15】本発明のさらに他の実施例による自動巻き上
げ処理のフローチャート。
【図16】本発明のさらに他の実施例による電動リール
の図3に相当する図。
【符号の説明】
2 ハンドル 3 スタードラグ 4 操作パネル 5 表示部 6 操作キー 12 スプール 13 駆動モータ 22 ドラグ機構 23 クラッチ機構 35 メインギア 36 ピニオンギア 100 制御部 101 ストッパーセンサ 102 メインギア回転センサ 103 スプール回転センサ 104 アラーム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り糸が巻かれるスプールをハンドル及び
    駆動モータで回転可能であり、スプール駆動系にドラグ
    機構を備えた電動リールの自動糸巻き上げ装置であっ
    て、 前記ドラグ機構においてすべりが生じたことを検出する
    すべり検出手段と、 前記すべり検出手段の検出結果をもとに前記ドラグ機構
    に所定量のすべりが生じたことを判断し、釣り糸が巻き
    上げられるように前記駆動モータを制御するモータ制御
    手段と、を備えた電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  2. 【請求項2】釣り糸が巻かれるスプールをハンドル及び
    駆動モータで回転可能であり、スプール駆動系にドラグ
    機構を備えた電動リールの自動糸巻き上げ装置であっ
    て、 前記ドラグ機構においてすべりが生じたことを検出する
    すべり検出手段と、 自動巻き上げモードを指定あるいは自動巻き上げモード
    の解除を指定するためのモード指定手段と、 前記モード指定手段で自動巻き上げモードが指定された
    とき、前記すべり検出手段の検出結果をもとに前記ドラ
    グ機構に所定量のすべりが生じたことを判断し、釣り糸
    が巻き上げられるように前記駆動モータを制御するモー
    タ制御手段と、を備えた電動リールの自動糸巻き上げ装
    置。
  3. 【請求項3】所定長さの釣り糸が繰り出されたことを検
    出する糸繰り出し量検出手段と、 前記釣り糸が所定長さ繰り出されていない状態で前記ド
    ラグ機構に所定量のすべりが生じたとき、前記釣り糸の
    巻き上げを禁止する巻き上げ禁止手段と、をさらに備え
    た請求項1又は2に記載の電動リールの自動糸巻き上げ
    装置。
  4. 【請求項4】前記すべり検出手段によって前記ドラグ機
    構のすべりが検出されたとき、前記ドラグ機構のドラグ
    力を強めるためのドラグ力制御手段をさらに備えてい
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の電動リールの
    自動糸巻き上げ装置。
  5. 【請求項5】前記ドラグ機構に所定量のすべりが生じた
    ことを判断して第1アラームを発生する第1アラーム発
    生手段をさらに備えている、請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  6. 【請求項6】前記モータ制御手段により釣り糸の巻き上
    げが開始された後に前記ドラグ機構が連続して所定量の
    すべりを生じていることを検出する連続すべり検出手段
    と、 前記連続すべり検出手段により連続すべりが検出された
    とき第2アラームを発生する第2アラーム発生手段とを
    さらに備えている、請求項1ないし5のいずれかに記載
    の電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  7. 【請求項7】前記連続すべり検出手段により連続すべり
    が検出されたとき、前記ドラグ機構のドラグ力を強める
    ためのドラグ力制御手段をさらに備えている、請求項6
    に記載の電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  8. 【請求項8】前記連続すべり検出手段により連続すべり
    が検出されたとき、前記駆動モータの回転を停止させる
    モータ停止手段をさらに備えている、請求項6に記載の
    電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  9. 【請求項9】前記電動リールは、スプール駆動系に設け
    られたクラッチ機構と、ハンドルの逆回転を防止するた
    めのストッパ機構とを有しており、 前記すべり検出手段は、前記ストッパ機構によって巻き
    上げハンドルの逆回転が防止されかつ前記クラッチ機構
    が接続状態のとき、前記スプールが糸繰り出し方向に回
    転したことを検出するものである、請求項1ないし8の
    いずれかに記載の電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  10. 【請求項10】前記電動リールは、スプール駆動系に設
    けられたクラッチ機構と、前記ハンドルの逆回転を防止
    するためのストッパ機構と、前記ハンドルからクラッチ
    機構への回転力伝達系において前記クラッチ機構の上流
    側に設けられたメインギアとを有し、 前記すべり検出手段は、前記ストッパ機構によって巻き
    上げハンドルの逆回転が防止された状態で、前記スプー
    ル及びメインギアが糸繰り出し方向に回転したことを検
    出するものである、請求項1ないし8のいずれかに記載
    の電動リールの自動糸巻き上げ装置。
  11. 【請求項11】前記すべり検出手段が検出するすべり量
    を指定するためのすべり指定手段をさらに備えている、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の電動リールの自動
    糸巻き上げ装置。
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