JPH07246045A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH07246045A
JPH07246045A JP6037022A JP3702294A JPH07246045A JP H07246045 A JPH07246045 A JP H07246045A JP 6037022 A JP6037022 A JP 6037022A JP 3702294 A JP3702294 A JP 3702294A JP H07246045 A JPH07246045 A JP H07246045A
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rotor
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arm
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広和 平山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラインローラが設けられたアームと対向する
アーム部側の重量を重くすることなく回転時のアンバラ
ンスを抑える。 【構成】 このスピニングリールは、リール本体2とロ
ータ3とスプール4とを備えている。ロータ3は、リー
ル本体2の前部に回転自在に支持され、回転軸を挟むよ
うに対向して配置された第1アーム部31及び第2アー
ム部32と、第1アーム部31の先端に装着され先端に
ラインローラ41を有する第1ベール支持部材40と、
第2アーム部32の先端に装着された第2ベール支持部
材43と、ベール45とを有している。スプール4は、
第1アーム部31と第2アーム部32との間に配置され
ている。そしてロータ3の回転軸芯Xから第2ベール支
持部材43の重心までの距離は、ロータ3の回転軸芯X
からラインローラ40を含む第1ベール支持部材40の
重心までの距離より長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピニングリール、特
に対向して配置された1対のアーム部を有するロータが
リール本体に回転自在に支持されたスピニングリールに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、釣り
糸が巻かれるスプールとを有している。ロータは、回転
軸を挟むように対向して配置された第1アーム部及び第
2アーム部と、各アーム部の先端に揺動自在に装着され
た揺動アームと、両揺動アーム間に設けられたベールと
を有している。このベールは、両揺動アームとともに揺
動し糸開放姿勢と糸巻き取り姿勢とを取り得る。また、
一方の揺動アームの先端には、釣り糸を案内する糸案内
部が設けられている。糸案内部は、ラインローラと呼ば
れる回転部材で一般的に構成されている。そして釣り糸
巻き取り時には、釣り糸がベールを介して糸案内部に導
かれ、糸案内部からスプールに巻き付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、スピニ
ングリールでは第1アーム部の先端にラインローラが設
けられているので、第1アーム部側の部材の合成重心は
比較的前方側に位置している。このため、第2アーム部
側にバランサを設けても、第1アーム部側の部材の合成
重心と第2アーム部側のバランサを含む部材の合成重心
とは軸方向において一致させるのが困難である。したが
って従来のスピニングリールでは、第2アーム部側にバ
ランサを設けても回転時のアンバランスは解消されず、
スムーズな巻き取り操作が困難である。
【0004】また、第2アーム部先端の揺動アームの重
量を重くしてバランサとして機能させ、回転時のアンバ
ランスを解消することも提案されているが、揺動アーム
を重くする従来のスピニングリールでは、ロータ全体の
重量が重くなってしまう。さらに、実開昭52−558
92号公報には、各アームをロータ本体と分離形成し、
各アームの半径方向の位置を変更可能としたものが提案
されている。この場合には、一方のアームを偏位させる
ことによって回転時のアンバランスを抑えることが可能
である。しかし、部品点数が多くなるとともに、ロータ
全体の重量が重くなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、バランサを設けたり、ま
たロータ全体の重量を増加させることなく回転時のアン
バランスを抑えることにある。本発明の別の目的は、対
向するアーム部の部材の合成重心をロータの回転軸芯方
向で一致させやすいようにすることにある。本発明のさ
らに別の目的は、対向するアーム部の部材の合成重心
を、特別な部材を設けることなく簡単な構成でロータの
回転軸芯方向で一致させやすいようにすることにある。
【0006】本発明のさらに別の目的は、リールを大型
化させることなくアンバランスを小さくすることにあ
る。本発明のさらに別の目的は、ベールに起因するアン
バランスを簡単な構成で抑えることにある。本発明のさ
らに別の目的は、ロータのアーム部に糸が引っ掛かりに
くいようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピニング
リールは、ハンドルを有し釣竿に装着可能なリール本体
と、ロータと、スプールとを備えている。ロータは、リ
ール本体の前部に回転自在に支持された円筒部と、円筒
部の側方に回転軸芯を挟んで対向配置され円筒部と一体
成形された第1アーム部及び第2アーム部と、第1アー
ム部の先端に装着され先端に糸案内部を有する第1ベー
ル支持部材と、第2アーム部の先端に装着された第2ベ
ール支持部材と、第1ベール支持部材から第2ベール支
持部材にわたって設けられたベールとを有し、ハンドル
によって回転させられる。スプールは第1アーム部と第
2アーム部との間に配置されている。そして、ロータの
回転軸芯から第2ベール支持部材の重心までの距離は、
ロータの回転軸芯から糸案内部を含む第1ベール支持部
材の重心までの距離より長い。
【0008】本発明の別の見地に係るスピニングリール
は、第1ベール支持部材及び第2ベール支持部材は、そ
れぞれ第1アーム部及び第2アーム部の外周側に取り付
けられており、ロータの回転軸芯から第2アーム部の第
2ベール支持部材取付け座面までの距離は、ロータの回
転軸芯から第1アーム部の第1ベール支持部材取付け座
面までの距離より長い。
【0009】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールは、第1ベール支持部材は第1アーム部の内周側
に、第2ベール支持部材は第2アーム部の外周側にそれ
ぞれ取り付けられており、ロータの回転軸芯から第2ベ
ール支持部材の回転軸芯側の側面までの距離は、ロータ
の回転軸芯から第1ベール支持部材の回転軸芯側の側面
までの距離より長い。
【0010】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールは、第2アーム部は、先端側に行くにしたがって
ロータの回転軸芯からより遠ざかるように傾斜してい
る。本発明のさらに別の見地に係るスピニングリールで
は、第1及び第2アーム部のそれぞれの基端部は、ロー
タの回転軸芯から同距離に位置している。本発明のさら
に別の見地に係るスピニングリールでは、第1ベール支
持部材及び第2ベール支持部材はそれぞれ揺動自在に装
着されており、ベールは、両ベール支持部材とともに揺
動して糸開放姿勢と糸巻き取り姿勢とをとることが可能
である。そして、第1及び第2アーム部は、ロータの回
転軸芯に対して糸解放姿勢のベールが位置する側に偏位
している。
【0011】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第1及び第2アーム部は、先端部は糸解放
姿勢のベールが位置する側に位置しかつ基端部は糸巻き
取り姿勢のベールが位置する側に位置するように傾斜し
ている。本発明のさらに別の見地に係るスピニングリー
ルは、第1及び第2アーム部のうちの重心がより前方に
位置するアーム部側で、かつベール支持部材よりリール
本体側に配置されたバランス手段をさらに備えている。
【0012】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、バランス手段は、第1及び第2アーム部の
うちの重心がより前方に位置するアーム部の外周に装着
され、ロータを構成する部材の比重より大きい比重を有
する部材で形成された蓋体で構成されている。本発明の
さらに別の見地に係るスピニングリールでは、第2ベー
ル支持部材後端部と前記第2アーム部とは滑らかに連続
している。
【0013】
【作用】本発明に係るスピニングリールでは、ロータの
回転軸芯から第2ベール支持部材の重心までの距離が、
ロータの回転軸芯から糸案内部を含む第1ベール支持部
材の重心までの距離より長くなっている。ここでは、第
2アーム部先端の第2ベール支持部材が回転軸芯から遠
ざかっているので、第2ベール支持部材の重量が小さく
ても回転時の遠心力が大きくなる。このため、第2ベー
ル支持部材の重量を大きくすることなく回転時のアンバ
ランスを抑えることが可能となる。また、ロータの円筒
部と両アーム部とは一体成形されているので、部品点数
の増加や重量の増加を招かない。
【0014】本発明の別の見地に係るスピニングリール
では、第1ベール支持部材及び第2ベール支持部材が、
それぞれ第1アーム部及び第2アーム部の外周側に取り
付けられており、ロータの回転軸芯から第2アーム部の
第2ベール支持部材取付け座面までの距離は、ロータの
回転軸芯から第1アーム部の第1ベール支持部材取付け
座面までの距離より長い。ここでは、前記作用がより有
効となる。
【0015】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールは、第1ベール支持部材は第1アーム部の内周側
に、第2ベール支持部材は第2アーム部の外周側にそれ
ぞれ取り付けられており、ロータの回転軸芯から第2ベ
ール支持部材の回転軸芯側の側面までの距離は、ロータ
の回転軸芯から第1ベール支持部材の回転軸芯側の側面
までの距離より長い。このため、前記作用がより有効と
なる。
【0016】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第2アーム部は、先端側に行くにしたがっ
てロータの回転軸芯からより遠ざかるように傾斜してい
るので、前記作用がより有効となり、しかもロータのリ
ール本体側の寸法が抑えられる。本発明のさらに別の見
地に係るスピニングリールでは、第1及び第2アーム部
のそれぞれの基端部がロータの回転軸芯からほぼ同距離
に位置しているので、リール本体の竿取付け部との干渉
を避けることができる。このため、リール全体が大型化
するのが抑えられる。
【0017】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、ベールは、第1及び第2ベール支持部材と
ともに揺動して糸開放姿勢と糸巻き取り姿勢とをとる。
そして、第1及び第2アーム部はロータの回転軸芯に対
して糸解放姿勢のベールが位置する側に偏位しているの
で、この偏位により、ベールに起因するアンバランスを
抑えられる。
【0018】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第1及び第2アーム部の先端部は糸解放姿
勢のベールが位置する側に位置しているので、ベールに
起因するアンバランスを抑えることができ、さらに両ア
ーム部の基端部は糸巻き取り姿勢のベールが位置する側
に位置しているので、この基端部とベールとの合成重心
をリール本体側(後方)に設定でき、対向する側にバラ
ンサを設けてアンバランスを抑えることが容易になる。
【0019】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第1及び第2アーム部のうちの重心がより
前方に位置するアーム部側で、かつベール支持部材より
リール本体側にバランス手段が設けられている。このた
め、重心がより前方に位置するアーム部側のバランス手
段を含めた合成重心がリール本体側(後方)に設定さ
れ、対向する側にバランサを設けてアンバランスを抑え
ることが容易になる。
【0020】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、前記バランス手段が、アーム部の外周に装
着された蓋体で構成されている。この蓋体はアーム部内
の部材を覆うために必要な部材であるので、特別なバラ
ンサを設けることなく簡単な構成でアンバランスを抑え
ることが可能となる。本発明のさらに別の見地に係るス
ピニングリールでは、第2ベール支持部材後端部と第2
アーム部とが滑らかに連続しているので、釣糸の引っ掛
かりがより少なくなる。
【0021】
【実施例】図1に示す本発明の一実施例によるスピニン
グリールは、ハンドル1を備えたリール本体2と、リー
ル本体2の前部に回転自在に支持されたロータ3と、ロ
ータ3の前部に配置され釣り糸を巻き取るスプール4と
を備えている。リール本体2はボディ2aを有してお
り、その上部にはスピニングリールを釣竿に取り付ける
ための取り付け部2bが形成されている。ボディ2aの
内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構
5と、スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動
させてスプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのレベ
ルワインド機構6とが設けられている。
【0022】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れた軸10とともに回転するマスターギア11と、この
マスターギア11と噛み合うピニオンギア12と有して
いる。ピニオンギア12は筒状に形成されており、その
前部12aはロータ3の中心部を貫通してスプール4側
に延びている。ピニオンギア12の後端部はリール本体
2のボディ2aと一体に形成された軸受部15に回転自
在に支持され、前部12aはボディ2aに支持されたボ
ールベアリング13に支持されている。そして、ピニオ
ンギア12の中心部には、スプール軸14が回転軸芯X
に沿って前後方向に移動自在に貫通して設けられてい
る。ピニオンギア12の内径とスプール軸14の外径と
の間には、図2に拡大して示すように、隙間Aが形成さ
れている。また、ピニオンギア12の前部12aの先端
内径部12bは、他の部分に比較して小径であり、スプ
ール軸14の支持部となっている。
【0023】軸受部15には、図2で拡大して示すよう
に、スプール軸14を支持する第1支持部15aと、ピ
ニオンギア12を支持する第2支持部15bとが同心で
形成されている。このような軸受部15の構成では、ピ
ニオンギア12が第2支持部15bに確実に支持され、
またスプール軸14も軸受部15の第1支持部15aに
確実に支持される。このため、前記隙間Aと併せてピニ
オンギア12の内周部とスプール軸14の外周部との接
触を避けることができ、摩擦による抵抗力が小さくな
る。
【0024】レベルワインド駆動機構6は、スプール軸
14の下方に配置された螺旋溝軸16と、螺旋溝軸16
に沿って前後方向に移動するスライダー17と、螺旋溝
軸16の先端に固定されたギア18とを有している。螺
旋溝軸16はスプール軸14と並行に配置されており、
ボディ2aに回転自在に支持されている。また螺旋溝軸
16の外周部には螺旋溝16aが形成されている。そし
て、この螺旋溝16aにスライダー17が噛み合ってお
り、スライダー17の上端にはスプール軸14の後端が
固定されている。また、ギア18はピニオンギア12に
噛み合っている。このような構成により、螺旋溝軸16
はピニオンギア12によって回転され、スライダー17
が前後方向に移動し、スプール軸14及びスプール4が
前後方向に移動させられる。
【0025】また、ボディ2a後部には、リール本体2
の前方側に設けられたラチェット機構20を操作するた
めの操作レバー21が設けられている。ラチェット機構
20と操作レバー21とは第1回動軸22及び第2回動
軸23を介して連結されている。操作レバー21は、図
3に示すように、第2回動軸23の後端が連結される連
結部21aと、操作者が指を当てる操作部21bとから
なっている。連結部21aには、第2回動軸23の後端
が挿入される長孔21cが形成され、また側部には連結
部21aに挿入された第2回動軸23を固定するための
ビスが挿入されるねじ孔21dが形成されている。この
操作レバー21では、長孔21cの一方が開放されてお
り、このため組立時に操作レバー21を最終工程で取り
付けることができ、組付け作業が容易になる。
【0026】なお、ラチェット機構20は、作用状態と
非作用状態とに操作レバー21によって切り換えられ
る。作用状態では、ハンドル1の糸繰り出し方向への回
転が阻止される。一方非作用状態では、ハンドル1の糸
巻き取り方向及び糸繰り出し方向の両方向の回転が許容
される。ロータ3は樹脂成形あるいはアルミダイカスト
で形成されており、円筒部30と、円筒部30の側方に
互いに対向して設けられた第1アーム部31及び第2ア
ーム部32とを有している。円筒部30と両アーム部3
1,32とは一体成形されている。円筒部30の前部に
は前壁33が形成されており、この前壁33の中央部に
はボス33aが形成されている。ボス33aの中心部に
は貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギア
12の前部12a及びスプール軸14が貫通している。
また前壁33を貫通したピニオンギア12の先端部には
ねじ部12cが形成されており、このねじ部12cにナ
ット34が螺合している。
【0027】ナット34部分の詳細を図4に分解して示
している。この図に示すように、ナット34の外周に
は、円環状のプレート部材からなるリテーナー35がビ
ス36によって前壁33に固定される。前壁33にはビ
ス36が固定されるねじ孔33bが形成されている。リ
テーナー35の中央部にはナット34の角部が係合し得
るロック用の孔35aが形成されている。またリテーナ
ー35の外周部には、ビス36が貫通する孔35bと、
円弧状の長孔35c,35dが形成されている。このよ
うなナット固定構造では、ビス36が固定されるので回
転時のアンバランスが発生する要因となる。しかし、ビ
ス36のねじ部36aはねじ孔33bと相殺され、また
ビス36の頭部36bの重量はリテーナー35の長孔3
5c,35dと相殺されるので、ビス36による回転時
のアンバランスを抑えられる。
【0028】第1アーム部31の先端(前方側)の外周
側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に取り付け
られている。この第1ベール支持部材40の先端には釣
り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が
装着されている。第2アーム部32は、図1及び図5に
示すように、基端部から先端側に行くにしたがってロー
タ3の回転軸芯Xから遠ざかるように傾斜している。そ
して、その先端の外周側には、第2ベール支持部材43
が揺動自在に装着されている。ここで、第2アーム部3
2は先端側が回転軸芯Xから遠ざかるように傾斜してい
るので、回転軸芯Xから第2アーム部32の第2ベール
支持部材取付け座面32bまでの距離R2は、回転軸芯
Xから第1アーム部31の第1ベール支持部材取付け座
面31bまでの距離R1より長くなっている。これによ
り、回転軸芯Xから第2ベール支持部材43の重心まで
の距離は、回転軸芯Xからラインローラ41を含む第1
ベール支持部材40の重心までの距離より長くなってい
る。一方、回転軸芯Xから第1アーム部31及び第2ア
ーム部32のそれぞれの基端部までの距離は共に等しい
距離R3となっている。第2ベール支持部材43の後端
部43aの外表面は、第2アーム部32の外表面に滑ら
かに連続しており、糸が第2ベール支持部材43の後端
部で引っ掛からないようになっている。
【0029】第1ベール支持部材40先端に設けられた
ラインローラ41と第2ベール支持部材43との間に
は、ベール45が設けられている。第1アーム部31の
内部には空間が形成されており、この空間にトッグル機
構46が配置されている。このトッグル機構46によっ
て第1ベール支持部材40、第2ベール支持部材43及
びベール45は糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢との2位置
に切り換え維持されるようになっている。
【0030】トッグル機構46が配置された内部空間
は、第1アーム部31の外周部に取り付けられる蓋体3
1aによって覆われている。蓋体31aは、ロータ3を
形成する樹脂あるいはアルミニウムより比重の大きい亜
鉛ダイカストで形成されており、その重心は、図6から
明らかなように、回転軸芯Xに対して糸巻き取り姿勢の
ベール45が位置する側で、かつ第1ベール支持部材4
0よりもリール本体側(後方)である。このような蓋体
31aはバランサとして機能し、蓋体31aが設けられ
ていない場合に比較して、第1アーム部31に装着され
た部材の合成重心はリール本体側に偏位する。
【0031】また、図6に示すように、第1アーム部3
1及び第2アーム部32は、それらの先端部は回転軸芯
Xに対して糸解放姿勢のベール45が位置する側に位置
し、基端部は逆側の糸巻き取り姿勢のベール45が位置
する側に位置している。そして、第2ベール支持部材4
3の揺動中心は回転軸芯Xから糸解放姿勢側にDだけ変
位している。
【0032】スプール4はロータ3の第1アーム部31
及び第2アーム部32の間に配置されており、スプール
軸14の先端にドラグ装置50を介して装着されてい
る。このスプール4は、図7に示すように、後端側に形
成された筒状のスカート部4aと、スカート部4aの前
方側に形成された糸巻き胴部4bと、糸巻き胴部4bの
先端に形成されたフランジ部4cとを有している。スカ
ート部4a内部には、ロータ3の円筒部30が挿入され
ている。糸巻き胴部4bの内部にも空間が形成されてお
り、この空間に摩擦多板式のドラグ装置50が設けられ
ている。ドラグ装置50の前方側にはドラグ力を調節す
るための調節つまみ51が設けられている。調節つまみ
51の後端側には円筒状の押し付け部51aが形成され
ており、この円筒部51aの内部にナット部材52が埋
設されている。ナット部材52はスプール軸14先端に
形成されたねじ部に螺合している。また調節つまみ51
の円筒部51aの外周とスプール4の糸巻き胴部4b内
周との間にはボールベアリング53が配置されている。
【0033】このような構成では、調節つまみ51の締
め付けを調節することによってドラグ装置50を構成す
るプレートへの押圧力を変更でき、ドラグ力を調節する
ことが可能である。また調節つまみ51とスプール4と
がボールベアリング53によって支持されているので、
ドラグ力を緩めた場合にもスプールががたつくのを防止
することができる。
【0034】また、図7に示すように、スプール4のス
カート部4aの外表面には糸止めガイド54が設けられ
ている。この糸止めガイド54の他端はスプール4に形
成された孔4d(図8参照)を貫通してスカート部4a
の内部にビス止めされている。糸止めガイド54の両側
方において孔4dの縁部には、外方に突出する突起部4
eが形成されている。このような構造では、図8に示す
ように、糸Wを糸止めガイド54に係止する場合、突起
4eと糸止めガイド54によって確実に係止され、糸止
めガイド54からの糸抜けを防止することが可能とな
る。
【0035】次に、主に糸巻き取り時に着目して本実施
例の動作を説明する。糸巻き取り時には、ベール45を
糸巻き取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を回転
させると、この回転力はハンドル軸10及びマスターギ
ア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピ
ニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア前
部12aを介してロータ3に伝達される。
【0036】一方、ピニオンギア12に噛み合うギア1
8によって螺旋溝軸16が回転し、この螺旋溝軸16の
螺旋溝16aに噛み合うスライダ17が前後方向に移動
する。このためスプール軸14及びスプール4が回転軸
芯Xに沿って前後方向に往復動し、ベール45及びライ
ンローラ41によってスプール4に案内された糸は、糸
巻き胴部4bに前後方向に均一に巻き取られる。
【0037】ここで、ロータ3を回転させるとベール4
5も同様に回転する。糸巻き取り時には、ベール45は
一方側(糸巻き取り姿勢側)に位置しているので、たと
えばベール支持部材40,43の揺動中心軸が回転軸芯
Xを通るように各アーム部31,32を配置すると、ベ
ール45に起因して回転時のアンバランスが生じる。そ
こで、本実施例では、前述のように揺動中心軸を回転軸
芯XからDだけ糸解放姿勢側に偏位させている。この偏
位によって、ベール45によるアンバランスが解消され
る。また、両アーム部31,32の基端部は糸巻き取り
姿勢のベール側に位置しており、第1アーム部31の蓋
体31aは亜鉛ダイカストで形成されている。このた
め、ベール45及びラインローラ40と蓋体31aとの
合成重心はリール本体側(後方)に位置することとな
る。このため、対向する側にバランサを設けて回転時の
アンバランスを抑えることが容易になる。
【0038】また、第1アーム部31にはラインローラ
41を含む第1ベール支持部材40が設けられているの
で、これらの重量に起因する回転時のアンバランスを解
消するために、対向する第2アーム部32側にも重り等
のバランス手段が必要となる。このとき本実施例では、
第2ベール支持部材40が第1ベール支持部材43に比
較して回転軸芯Xからより遠くに位置している。このた
め、第2ベール支持部材43の重量が小さいにも拘らず
その遠心力は大きくなり、小さい第2ベール支持部材4
3によってラインローラ41等に起因する回転時のアン
バランスを小さくすることができる。また同様の理由に
より第2ベール支持部材43を外方側に大きく突出させ
る必要がないので、第2ベール支持部材43の後端側に
おいて糸の引っ掛かりを少なくすることができる。
【0039】なお、第2アーム部32の基端部は外方に
変位していないので、ボディ2aの取付部2bをロータ
3外周からあまり離間させる必要がない。このため、高
さ寸法を抑えることができる。 〔他の実施例〕 (a)前記実施例では、第2アーム部32を基端部から
先端側に行くにしたがって回転軸芯Xからより遠ざかる
ように傾斜して設けたが、第2アーム部の形状は前記実
施例に限定されない。
【0040】例えば図9に示す実施例では、第2アーム
部60は回転軸芯Xとほぼ平行に形成されており、先端
部だけでなく基端部においても、第1アーム部31の基
端部に比較して回転軸芯Xからより離れた位置に形成さ
れている。この場合にも、前記同様に第2アーム部60
の第2ベール支持部材取付け座面60bは、第1アーム
部31の第1ベール支持部材取付け座面31bよりも回
転軸芯Xからより離れている。したがって、第2ベール
支持部材43の重心は、ラインローラ41を含む第1ベ
ール支持部材40の重心よりも、より回転軸芯Xから離
れている。したがって、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0041】(b)図10に第2アーム部のさらに他の
実施例を示す。この実施例における第2アーム部61は
階段状に形成されており、中間部より後部側は回転軸芯
Xに対して第1アーム部31の対向する部分と回転軸芯
Xに対して略対称に形成されている。一方中間部から前
方側は、第1アーム部31の先端部に比較して回転軸芯
Xからより遠ざかるように配置されている。
【0042】このような実施例によっても、第2アーム
部61の第2ベール支持部材取付け座面は、第1アーム
部31の第1ベール支持部材取付け座面よりも回転軸芯
Xからより離れており、したがって、第2ベール支持部
材43の重心は、ラインローラ41を含む第1ベール支
持部材40の重心よりも、より回転軸芯Xから離れてい
る。このため、前記実施例と同様の効果が得られる。
【0043】(c)前記実施例では、両アーム部を傾斜
させたが、図11に示すように、両アーム部を回転軸芯
Xと平行に形成してもよい。この場合は、ロータ3のリ
ール本体側の端部にバランサ65を配置するのが好まし
い。バランサ65は、回転軸芯Xよりラインローラが設
けられた第1アーム部31側でかつ糸巻き取り姿勢のベ
ール45が位置する側に配置されている。このバランサ
65により、第1ベール支持部材40、ラインローラ4
1及びバランサ65の合成重心は、バランサ65が設け
られていない場合に比較してリール本体側に偏位してお
り、対向する側でのバランサの配置が容易になる。
【0044】(d)蓋体31aに代えてバランサ(重り
部材)を第1アーム部に装着してもよい。 (e)図12にさらに他の実施例を示す。この実施例で
は、第1アーム部65の先端の内周側(回転軸芯X側)
に取付け座面が形成されており、この取り付け座面に第
1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。一
方、第2アーム部66は第1アーム部65と回転軸芯X
に対して対称に配置されている。また、第2アーム部6
6の先端の外周側に取り付け座面が形成されており、こ
の取付け座面に第2ベール支持部材43が揺動自在に装
着されている。
【0045】ここでは、回転軸芯Xから第2ベール支持
部材43の回転軸芯側の側面までの距離R2は、回転軸
芯Xから第1ベール支持部材40の回転軸芯側の側面ま
での距離R1より長くなっている。このため、第2ベー
ル支持部材43の重心は、ラインローラ41を含む第1
ベール支持部材40の重心よりも回転軸芯Xから離れて
いる。
【0046】この場合にも、前記同様の効果が得られ
る。 (f)図13にさらに他の実施例を示す。この実施例で
は、第1アーム部67の先端に第1ベール支持部材40
が揺動自在に装着され、また第2アーム部68の先端に
第2ベール支持部材69が揺動自在に装着されている。
そして、第2ベール支持部材69の揺動中心は、第1ベ
ール支持部材40の揺動中心よりも前方側に位置してお
り、揺動軸芯Yが回転軸芯Xに対して直交していない。
さらに、第2アーム部68には、基端側から先端側に向
けて所定深さの空洞が設けられている。
【0047】このような実施例では、第2アーム部側の
各部材を含めた合成重心がより前方に位置することとな
り、ラインローラ41を含めた第1ベール支持部材40
に起因するアンバランスをより抑えやすくなる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明に係るスピニングリ
ールでは、糸案内部が設けられた第1アーム部の先端部
に比較して、対向する第2アーム部側の先端部を回転軸
芯からより遠ざけている。このため、第2アーム部側に
バランサを設けることなく、あるいは第2アーム部側の
カムを小型にしたまま回転時のアンバランスを抑えるこ
とができる。
【0049】本発明の別の見地に係るスピニングリール
では、第2アーム部が先端側に行くにしたがってロータ
の回転軸芯からより遠ざかるように傾斜しているので、
第2アーム部側の重心をより前方側に位置させることが
でき、第1アーム部側の合成重心の位置に近づけること
が可能となる。本発明のさらに別の見地に係るスピニン
グリールでは、第1及び第2アーム部の基端部がロータ
の回転軸芯からほぼ同距離に位置しているので、リール
取付け部をよりロータ側に近づけることができるのでリ
ール全体が小型になる。
【0050】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第1及び第2アーム部はロータの回転軸芯
に対して糸解放姿勢のベールが位置する側に偏位してい
るので、この偏位により、ベールに起因するアンバラン
スを抑えられる。本発明のさらに別の見地に係るスピニ
ングリールでは、第1及び第2アーム部の基端部は糸巻
き取り姿勢のベールが位置する側に位置しているので、
この基端部とベールとの合成重心をリール本体側(後
方)に設定でき、対向する側にアンバランスを抑えるた
めのバランサを設けること容易になる。
【0051】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、バランス手段により、重心がより前方に位
置するアーム部側の部材の合成重心をリール本体側に設
定しているので、対向する側にアンバランスを抑えるた
めのバランサを設けることが容易になる。本発明のさら
に別の見地に係るスピニングリールでは、アーム部外周
に装着された蓋体でバランス手段を構成しているので、
特別なバランサを設けることなく簡単な構成でアンバラ
ンスを抑えることが可能となる。
【0052】本発明のさらに別の見地に係るスピニング
リールでは、第2ベール支持部材後端部と第2アーム部
とが滑らかに連続しているので、釣糸の引っ掛かりがよ
り少なくなる。本発明のさらに別の見地に係るスピニン
グリールでは、第2ベール支持部材の揺動中心が第1ベ
ール支持部材の揺動中心よりも前方側に位置しているの
で、第1ベール支持部材等に起因するアンバランスを抑
えやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピニングリールの正
面部分断面図。
【図2】前記スピニングリールのピニオン支持部の拡大
図。
【図3】操作レバーの斜視図。
【図4】ピニオン固定部の分解斜視図。
【図5】ロータの正面図。
【図6】ロータの側面図。
【図7】スプールの正面図。
【図8】図7のVIII−VIII断面図。
【図9】本発明の他の実施例によるロータの正面図。
【図10】本発明のさらに他の実施例によるロータの正
面図。
【図11】本発明のさらに他の実施例によるロータの正
面図。
【図12】本発明のさらに他の実施例によるロータの正
面図。
【図13】本発明のさらに他の実施例によるロータの正
面図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 31 第1アーム部 31a 蓋体 31b,32b 取付け座面 32 第2アーム部 40 第1ベール支持部材 41 ラインローラ(糸案内部) 43 第2ベール支持部材 45 ベール

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿に装着されるスピニングリールであっ
    て、 ハンドルを有し、釣竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体の前部に回転自在に支持された円筒部
    と、前記円筒部の側方に回転軸芯を挟んで対向配置され
    前記円筒部と一体成形された第1アーム部及び第2アー
    ム部と、前記第1アーム部の先端に装着され先端に糸案
    内部を有する第1ベール支持部材と、前記第2アーム部
    の先端に装着された第2ベール支持部材と、前記第1ベ
    ール支持部材から第2ベール支持部材にわたって設けら
    れたベールとを有し、前記ハンドルによって回転させら
    れるロータと、 前記第1アーム部と第2アーム部との間に配置されたス
    プールとを備え、 前記ロータの回転軸芯から前記第2ベール支持部材の重
    心までの距離は、前記ロータの回転軸芯から前記糸案内
    部を含む第1ベール支持部材の重心までの距離より長
    い、スピニングリール。
  2. 【請求項2】前記第1ベール支持部材及び第2ベール支
    持部材は、それぞれ前記第1アーム部及び第2アーム部
    の外周側に取り付けられており、 前記ロータの回転軸芯から前記第2アーム部の第2ベー
    ル支持部材取付け座面までの距離は、前記ロータの回転
    軸芯から前記第1アーム部の第1ベール支持部材取付け
    座面までの距離より長い、請求項1に記載のスピニング
    リール。
  3. 【請求項3】前記第1ベール支持部材は前記第1アーム
    部の内周側に、前記第2ベール支持部材は前記第2アー
    ム部の外周側にそれぞれ取り付けられ、 前記ロータの回転軸芯から前記第2ベール支持部材の回
    転軸芯側の側面までの距離は、前記ロータの回転軸芯か
    ら前記第1ベール支持部材の前記回転軸芯側の側面まで
    の距離より長い、請求項1に記載のスピニングリール。
  4. 【請求項4】釣竿に装着されるスピニングリールであっ
    て、 ハンドルを有し、釣竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体の前部に回転自在に支持された円筒部
    と、前記円筒部の側方に回転軸芯を挟んで対向配置され
    前記円筒部と一体成形された第1アーム部及び第2アー
    ム部と、前記第1アーム部の外周側先端に装着され先端
    に糸案内部を有する第1ベール支持部材と、前記第2ア
    ーム部の外周側先端に装着された第2ベール支持部材
    と、前記第1ベール支持部材から第2ベール支持部材に
    わたって設けられたベールとを有し、前記ハンドルによ
    って回転させられるロータと、 前記第1アーム部と第2アーム部との間に配置されたス
    プールとを備え、 前記ロータの回転軸芯から前記第2アーム部の第2ベー
    ル支持部材取付け座面までの距離は、前記ロータの回転
    軸芯から前記第1アーム部の第1ベール支持部材取付け
    座面までの距離より長い、スピニングリール。
  5. 【請求項5】釣竿に装着されるスピニングリールであっ
    て、 ハンドルを有し、釣竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体の前部に回転自在に支持された円筒部
    と、前記円筒部の側方に回転軸芯を挟んで対向配置され
    前記円筒部と一体成形された第1アーム部及び第2アー
    ム部と、前記第1アーム部の内周側先端に装着され先端
    に糸案内部を有する第1ベール支持部材と、前記第2ア
    ーム部の外周側先端に装着された第2ベール支持部材
    と、前記第1ベール支持部材から第2ベール支持部材に
    わたって設けられたベールとを有し、前記ハンドルによ
    って回転させられるロータと、 前記第1アーム部と第2アーム部との間に配置されたス
    プールとを備え、 前記ロータの回転軸芯から前記第2ベール支持部材の回
    転軸芯側の側面までの距離は、前記ロータの回転軸芯か
    ら前記第1ベール支持部材の回転軸芯側の側面までの距
    離より長い、スピニングリール。
  6. 【請求項6】前記第2アーム部は、先端側に行くにした
    がって前記ロータの回転軸芯からより遠ざかるように傾
    斜している、請求項1ないし5のいずれかに記載のスピ
    ニングリール。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2アーム部のそれぞれの基
    端部は、前記ロータの回転軸芯から略同距離に位置して
    いる、請求項1ないし6のいずれかに記載のスピニング
    リール。
  8. 【請求項8】前記第1ベール支持部材及び第2ベール支
    持部材はそれぞれ揺動自在に装着されており、 前記ベールは、前記両ベール支持部材とともに揺動して
    糸開放姿勢と糸巻き取り姿勢とをとることが可能であ
    り、 前記第1及び第2アーム部は、前記ロータの回転軸芯に
    対して糸解放姿勢のベールが位置する側に偏位してい
    る、請求項1ないし7のいずれかに記載のスピニングリ
    ール。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2アーム部は、基端部側か
    ら先端部に向けて糸解放姿勢のベールが位置する側に傾
    斜しており、前記先端部は前記回転軸芯より糸解放姿勢
    のベールが位置する側に位置している、請求項1ないし
    8のいずれかに記載のスピニングリール。
  10. 【請求項10】前記第1及び第2アーム部の基端部は、
    前記回転軸芯より糸巻き取り姿勢のベールが位置する側
    に位置している、請求項9に記載のスピニングリール。
  11. 【請求項11】前記第1及び第2アーム部のうちの重心
    がより前方に位置するアーム部側で、かつ前記ベール支
    持部材より前記リール本体側に配置されたバランス手段
    をさらに備えている、請求項1ないし10のいずれかに
    記載のスピニングリール。
  12. 【請求項12】前記バランス手段は、前記第1及び第2
    アーム部のうちの重心がより前方に位置するアーム部の
    外周に装着され、前記ロータを構成する部材の比重より
    大きい比重を有する部材で形成された蓋体で構成されて
    いる、請求項11に記載のスピニングリール。
  13. 【請求項13】前記第2ベール支持部材後端部と前記第
    2アーム部とは滑らかに連続している、請求項1ないし
    12のいずれかに記載のスピニングリール。
  14. 【請求項14】前記第2ベール支持部材は、その揺動中
    心が前記第1ベール支持部材の揺動中心よりも前方側に
    位置している、請求項8ないし13のいずれかに記載の
    スピニングリール。
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