JPH0724592Y2 - 燃料タンクの取付構造 - Google Patents

燃料タンクの取付構造

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JPH0724592Y2
JPH0724592Y2 JP9604390U JP9604390U JPH0724592Y2 JP H0724592 Y2 JPH0724592 Y2 JP H0724592Y2 JP 9604390 U JP9604390 U JP 9604390U JP 9604390 U JP9604390 U JP 9604390U JP H0724592 Y2 JPH0724592 Y2 JP H0724592Y2
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JP
Japan
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fuel tank
tank
screw
mounting structure
crankcase
Prior art date
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JP9604390U
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JPH0454945U (ja
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富也 加藤
芳雄 小林
徹 住藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は2サイクルエンジンの燃料タンクの取付構造に
関する。
〔従来の技術〕 第3〜4図は従来例を示し小型エンジン1の燃料タンク
4の一部にタンク取付用溝部4a,4bを相対向して両側に
設け、一方の溝4aにはクランクケース側壁7に設けた突
起8が、他方の溝4bにはクランクケース2に対向する側
壁7′に設置されたねじ9の先端部がそれぞれタンパ1
1,11′を介して前記溝部に係合して固定する燃料タンク
の支持装置が使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが従来構造では締付ねじ長さのバラツキ、又はタ
ンクの相対向するタンク固定用の凹部の寸法バラツキに
より固定状態に誤差を生じ、タンク押え代の大きい場合
にはタンクにストレスクラックを生じ、押え代の小さい
場合はタンクのガタツキによりエンジン及び搭載作業機
の振動に悪影響を及ぼす場合がある等の欠点があった。
本考案の目的は前記従来装置の欠点を解消し、確実な固
定が可能なタンク取付構造を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の燃料タンクの取付構造は、タンク本体と一体に
フランジ30aを設けファン側クランクケースにねじ41に
より締付け上下,左右の振れを防止するとともに、これ
に加えて一方をプラケット31、他方をファンケース43の
締付ねじ42の先端を利用し、ともにパット32および46を
介してタンク本体を押圧して固定し、タンク本体の前後
方向の振れを防止することを特徴としている。
〔作用〕
タンク本体にフランジ30a(ブロー成形の場合は金型の
カミ切り部)を設け、ファン側ケースにねじ41により締
ける。これによりタンク本体は上下,左右の振れがなく
締付られるが、締付ねじ中心を支点として、矢印のタン
ク前後方向(締付ねじ方向)に動く。これを防止するた
め、一方をブラケット31により、他方をファンケース締
付ねじ42の先端を利用しタンク本体をパット32および46
を介して押圧固定する。これによりタンクは一定位置に
固定でき、又矢印方向に振られることなく安価に確実に
固定でき、従来の欠点を解消することができる。
〔実施例〕
以下第1〜2図を参照し本考案の一実施例について説明
する。
第1図は第1実施例に係るエンジンの出力側よりの外観
図、第2図は第1図のB−B断面図である。
燃料タンク本体30はブロー成形等で製作され、ファン側
クランクケース33に設けた2ケの締付用ボス33aに締付
けるための2ケのフランジ30aを備えており、締付ネジ4
1によりファン側クランクケース33に締付られる、さら
にタンクの一方の側面に凹部30bを設け、出力側ケース3
4に設けたねじボス34aに先端にゴム等柔軟性を有するパ
ッド32をそなえたブラケット31を凹部30bに押圧する様
にねじ40により締付ける。この場合タンク本体30はファ
ンケース43側へ矢印のように動こうとする。これを防止
するためファンケース43の締付座43aをファン側クラン
クケース33のねじボス部33bに締結している締付ビスを
利用する。
即ち、該締付ビス42の先端をファン側クランクケースね
じボス33bのイ面より突出させ、これにゴム等の柔軟材
より製作されたパット46をかぶせる様に取付け、その先
端がタンク30の他の側面の凹部30cに当るように構成す
る。この場合タンク本体30の側面の凹部30bと30cの位置
は、ほぼ同一高さとし締付ねじ41との水平間隔寸法Hは
可能な限り大きく設定する。
このようにすることにより、タンク本体30の位置は締付
ねじ41を締付けることにより決まり、上下,左右のタン
クの動きは皆無となり、さらにタンク30の両矢印方向の
動きは両側面の凹部30b,30cにより固定される。このた
めタンク30はエンジンに確実にホールドされ取付けの信
頼性を高めると同時にタンク30自体の振動がエンジン又
は搭載作業機の全体の振動に悪影響を及ぼす等の問題点
は解消される。
この考案の燃料タンクの組立構造の組立順序は、ファン
ケース締付ねじ42を締付後、パッド46をねじの先端に取
付け、タンク本体30をタンク締付ねじ41によりファン側
クランクケース33に締付ける。次にブラケット31の先端
に取付けたパッド32をタンク30の凹部30bに挿入し、ブ
ラケット締付ねじ40により出力側ケース34に締付けて完
了する。
図中34bはエンジンを図示しない作業機に搭載するため
のねじボスであり、35はシリンダカバー、36はマフラカ
バー、37はインシュレータ、38は気化器、39はエアクリ
ーナ、40は点火プラグキャップ、44はリコイルスター
タ、45は出力側クランク軸である。
〔考案の効果〕
本考案は前記のとおり構成されており燃料タンク本体と
一体的に設けられたフランジが締付けられているので上
下,左右方向の動きが皆無となり、さらにタンク本体の
前後の動きがパット付のブラケット及び締付ビスを介し
て両面より押圧して防止されているため、タンク自体の
振動がエンジン全体又は搭載作業機に悪影響を及ぼすこ
とがなくなり、取付に対する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案に係わるもので、第1図はエンジン
の外観図、第2図は第1図のB−B断面図、第3図は従
来の構造図、第4図は第3図のA−A断面図である。 30……燃料タンク、30a……フランジ、31……ブラケッ
ト、33……ファン側クランクケース、30b,30c……凹
部、42……締付ビス、43……ファンケース、32,46……
パッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクを備えた小形2サイクルエンジ
    ンにおいて、燃料タンク(30)に締付用フランジ(30
    a)を前記タンクと一体的に設けてクランクケースに締
    付けると同時に、前記フランジ面とセンタが直交する凹
    部を燃料タンクの両側面に形成し、一方の、凹部はファ
    ンケース(43)締付ねじ(42)の先端部が、他方の凹部
    はブラケット(31)の先端部が柔軟材であるパットを介
    して燃料タンク本体を両面より押圧固定したことを特徴
    とする燃料タンクの取付構造。
JP9604390U 1990-09-14 1990-09-14 燃料タンクの取付構造 Expired - Lifetime JPH0724592Y2 (ja)

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JPH0454945U JPH0454945U (ja) 1992-05-12
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