JPH0334534Y2 - - Google Patents

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JPH0334534Y2
JPH0334534Y2 JP1983142792U JP14279283U JPH0334534Y2 JP H0334534 Y2 JPH0334534 Y2 JP H0334534Y2 JP 1983142792 U JP1983142792 U JP 1983142792U JP 14279283 U JP14279283 U JP 14279283U JP H0334534 Y2 JPH0334534 Y2 JP H0334534Y2
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JP
Japan
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bimetal
valve seat
valve
valve body
pipe
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JP1983142792U
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JPS6051373U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車内燃機関における空燃比補償
を目的に使用されるホツトアイドルコンペンセー
タ(以下HICという)に例えば用いる温度感知弁
に関するものである。
〔従来技術〕
従来の温度感知弁として、実開昭57−109371号
公報に記載されたものがある。かかる従来例で
は、バイメタル固定面に傾斜を設けたり、バイメ
タルを所定形状に予め成形したりし、かつバイメ
タルをバルブ本体にめ固定した構造となつてい
る。
しかしながら、この従来例ではバイメタルおよ
びバイメタルの固定面の形状を加工する際に、こ
れらの形状が少しでもばらついてしまうと、バイ
メタルの一端に固定されたバルブ本体が弁座の全
周を均一な力で圧接することができず、弁座の周
の一部より気密が破壊されるというシールの問題
が生じてしまう。
〔考案の目的〕
本考案は、バルブ本体と弁座とのシールを良好
にできる温度感知弁を提供しようとするものであ
る。
〔考案の構成〕
そこで本考案では、ある半径で描いた円に接す
る互いに離間した2つの接線と円との接点に、パ
イプの端部に形成された弁座を閉塞可能とするバ
ルブ本体と弾性力を有するバイメタルとの固定
点、およびバイメタルと該バイメタルを固定する
取り付けベースとの固定点を配置し、かつバイメ
タルはパイプの軸方向に対し、バイメタルとバル
ブ本体との固定点に配置された接線の方向が略垂
直をなすように、弁座側に凸な仮想円弧線に沿つ
た形状とされることにより、バイメタルが前記バ
ルブ本体の弁座に弾性的に圧接するようにした構
成を成す感知弁を提供するものである。
〔作用〕
本考案は上記構成を採用することによつて、単
に所定の固定点に弾性力を有するバイメタルを設
けることによつて、バイメタルを弁座側に凸な仮
想円弧件に沿つた形状となし、バイメタルをバル
ブ本体の弁座に弾性的に圧接させるとともに、パ
イプの弁座において、バイメタルをほぼ仮想円弧
線の接線方向に設けることができる。そのため、
この接線方向がパイプの軸方向に対して略垂直を
なすので、バイメタルの一端に設けられたバルブ
本体とこのバイメタルにより、弁座に対して垂直
方向に力が加えられ、パイプの弁座の全周を均一
な力で圧接することができ、シール性を格段に向
上させることができる。
〔実施例〕
以下本考案を図に示す実施例により説明する。
まず、本考案の一実施例であるHICを用いたシス
テムにつき説明する。第1図において、HIC2は
エアクリーナケース1のクリーンサイド側に搭載
されている。このHIC2は、キヤブレタ側へ吸入
される空気温度を感知してバルブ本体を開弁せし
め、吸気管3へ空気を直接に供給するものであ
る。
次に、上記HIC2の具体的構成を説明する。第
2図において、4,5はそれぞれ板状のバイメタ
ルであり、同一の材質で構成してある。このうち
一方のバイメタル4の一端には、ゴム製のバルブ
本体6を焼付けたバルブホルダ7がめ固定され
ている。上記他方のバイメタル5はバイメタル4
の背面に位置し、該バイメタル5の一端はループ
状に屈曲されてバイメタル4の背面に圧接してい
る。
上記両バイメタル4,5のそれぞれの他端は、
取付けベース8にリベツト9を介して固定してあ
る。10はパイプであり、内部に通孔10aなら
びにオリフイス孔10bを有していて、該パイプ
10は上記取付けベース8に溶接してある。
11はバイメタル4,5の変形温度を調整する
調整ねじ、12は保護壁であり、上記取付けベー
ス8に互いに距離を隔てて一体に設けてある。1
3はゴムパツキンであり、パイプ10に通して取
付けベース8の背面に接触させてある。上記のバ
ルブ本体6とパイプ10の弁座10cとは互いに
円弧状に形成されている。
ところで、上記実施例において、バイメタル4
とバルブ本体6との固定点、ならびにバイメタル
4と取付けベース8との固定点は次のような関係
にある。即ち、第3図において、ある半径Rで描
いた円Zに接する、互いに離間した2つの接線
X,Yと円Zとの接点に上記の各固定点B,Cが
配置してある。なお、本実施例では上記接線X,
Yの交点Aと固定点Bとの距離ならびに交点Aと
固定点Cとの距離を互いに同じにしてあつて、点
A,B,Cを結ぶ三角形を二等辺三角形としてあ
る。この第3図から理解されるごとく、上記関係
を満足するようにバイメタル4(第2図)をバル
ブ本体6、取付けベース8に固定すると、該バイ
メタル4は上記点B,Cを結ぶ弁座側に凸な仮想
円弧線に沿つた形状に湾曲することになる。さら
には、接線Xの方向とパイプの軸方向とが略垂直
をなすことになる。
この第3図に示した関係から、バイメタル4を
加工することなしで、バイメタル4を弁座側に凸
な仮想円弧線に沿つた形状とするので、パイプ1
0の弁座10cにおいて、バイメタル4をほぼ仮
想円弧線の接線方向に設けることができる。その
ため、この接線方向がパイプの軸方向と略垂直を
なすので、バイメタル4の一端に設けられたバル
ブ本体6はこのバイメタル4により、弁座10c
に対して垂直方向に弾性力が加えられ、パイプ1
0の弁座10cの全周を均一な力で圧接すること
ができ、シール性を格段に向上させることができ
る。
第4図乃至第9図に本考案の他の実施例につい
て説明する。
第4図および第5図は、第2図の実施例におけ
るバルブホルダ7を廃止し、バルブ本体6を直接
にバイメタル4に固定したものである。
第6図も上記第4図および第5図と同様の趣旨
である。
第7図は、バイメタル4のバーリング穴部にね
じ部4aを設け、バルブホルダ7に設けたねじ部
7aにバイメタル4のねじ部4aを螺合したもの
であり、第2図における調整ねじ11の機能をバ
ルブホルダ7にもたせるものである。なお、開弁
温度の調整後はナツト14でロツクする。
第8図はバルブ本体6をバイメタル4に直接に
固定するとともに、パイプ10にOリング15を
取付けて弁座としたものである。
第9図は第8図の変形例を示している。
本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、次のごとく変形が可能である。
(1) バイメタルは2つ備えているが、1つでも可
能である。
(2) 第2図の実施例では、第3図のごとく、点
A,B,Cを結ぶ三角形を二等辺三角形にした
が、二等辺三角形にしなくてもよい。要は、点
B,Cが円の互いに離間した2つの接線と円と
の接点位置にあればよいのである。
(3) 本考案は、HICに限らず、要は温度感知弁で
あれば、用途は問わない。
〔考案の効果〕
以上要するに、本考案は作動温度外において、
バイメタルを加工することなしで、バイメタルを
弁座側に凸な仮想円弧線に沿つた形状となるた
め、弁座においては、バイメタルはほぼ仮想円弧
線の接線方向に形成されるので、バイメタルの一
端に設けたバルブ本体を弁座の全周を均一な力で
圧接させることができ、従つてシール不良を解消
することができ、この点で実用上の効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一用途例であるHICのシステ
ム図、第2図は本考案の一実施例を示す部分断面
図、第3図は第2図の構造の取付け状態を説明す
る模式図、第4図〜第9図は本考案の他の実施例
を示す部分断面図である。 4……バイメタル、6……バルブ本体、8……
取付けベース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ある半径で描いた円に接する、互いに離間した
    2つの接線と前記円との接点に、パイプの端部に
    形成された弁座を閉塞可能とするバルブ本体と弾
    性力を有するバイメタルとの固定点、および前記
    バイメタルと該バイメタルを固定する取り付けベ
    ースとの固定点を配置し、かつ前記バイメタル
    は、前記パイプの軸方向に対し、前記バイメタル
    と前記バルブ本体との固定点に配置された前記接
    線の方向が略垂直をなすように、前記弁座側に凸
    な前記仮想円弧線に沿つた形状とされることによ
    り、前記バイメタルが前記バルブ本体の弁座に弾
    性的に圧接することを特徴とする温度感知弁。
JP14279283U 1983-09-15 1983-09-15 温度感知弁 Granted JPS6051373U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14279283U JPS6051373U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 温度感知弁

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JP14279283U JPS6051373U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 温度感知弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6051373U JPS6051373U (ja) 1985-04-11
JPH0334534Y2 true JPH0334534Y2 (ja) 1991-07-22

Family

ID=30318937

Family Applications (1)

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JP14279283U Granted JPS6051373U (ja) 1983-09-15 1983-09-15 温度感知弁

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JP (1) JPS6051373U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4872728A (ja) * 1971-12-06 1973-10-01
JPS52143519A (en) * 1976-05-26 1977-11-30 Hitachi Ltd Temperature detecting valve

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57109371U (ja) * 1980-12-26 1982-07-06
JPS56148167U (ja) * 1981-03-31 1981-11-07

Patent Citations (2)

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JPS4872728A (ja) * 1971-12-06 1973-10-01
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Publication number Publication date
JPS6051373U (ja) 1985-04-11

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