JPH0437247Y2 - - Google Patents

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JPH0437247Y2
JPH0437247Y2 JP13088285U JP13088285U JPH0437247Y2 JP H0437247 Y2 JPH0437247 Y2 JP H0437247Y2 JP 13088285 U JP13088285 U JP 13088285U JP 13088285 U JP13088285 U JP 13088285U JP H0437247 Y2 JPH0437247 Y2 JP H0437247Y2
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negative pressure
mounting groove
diaphragm
diameter
pressure piston
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主吸気通路と摺動自在に交叉して可変
ベンチユリを形成する負圧ピストンと、該負圧ピ
ストンの可変ベンチユリ形成側とは反対側の端部
に固定されたダイアフラムとを備え、該ダイアフ
ラムの一方の面には大気圧が、他方の面には前記
可変ベンチユリ部の負圧が導かれる構成の定負圧
式気化器の前記負圧ピストンと前記ダイアフラム
との結合構造の改良に関する。
従来技術 第7図はダイアフラムを使用した定負圧式気化
器の一般的な従来構成を示し、符号1は主吸気通
路、2は負圧ピストンで前記主吸気通路1と摺動
自在に交叉して可変ベンチユリ3を形成してい
る。4はダイアフラムで前記可変ベンチユリ3に
発生した負圧が導かれる負圧室5と大気圧室6と
を画成している。前記負圧ピストン2は図でいえ
ば上端部に小径の段部が形成され、該小径の段部
に環状の板7、前記ダイアフラム4の内周縁部、
環状の板8が順次挿入され加締めによつて負圧ピ
ストン2に固定されている。9は加締め部を示
し、10はスプリングで、前記負圧ピストン2が
可変ベンチユリ3の開口面積を最小とする方向
に、前記負圧ピストン2を付勢している。しかる
にダイアフラム4の内周縁を負圧ピストン2に固
定する前述の方法は2個の環状の板7及び8を必
要とし加締め工数を必要としてコスト高となるた
め実開昭60−43160号によつて第8図に示す構成
が提案されている。第8図において符号2が負圧
ピストン、4がダイアフラムであることは第7図
の場合と同様であるほか4−1はダイアフラム4
の内周縁にそつて形成された環状の厚肉部。4−
2は前記厚肉部4−1内に鋳込まれている金属体
からなる環状の心金、4−3は前記厚肉部4−1
の内周面に形成された環状のリブである。一方負
圧ピストン2の上端(図面上)部に負圧ピストン
2の外径よりも小径の段部2−1が形成され、該
段部2−1の外周面には環状溝2−2が設けられ
いて、前記ダイアフラム4の内周縁に形成された
厚肉部4−1の内周面の環状のリブ4−3と係合
して、負圧ピストン2とダイアフラム4の内周縁
部相互間の位置決めが行なわれる構成となつてい
る。なお2−3はダイアフラム4が負圧ピストン
2から脱落するのを防止する鍔と解釈される。
従来技術の問題点 前述した実開昭60−43160号開示の構成は負圧
ピストン2とダイアフラム4との結合が瞬時に行
なわれ、而も部品点数が減少するという利点を有
するが一方以下に示す問題点がある。
(1) 前記環状の厚肉部4−1と同心に心金4−2
を鋳込むことが困難であり、心金を鋳込むこと
自体コスト高を招く。
(2) 可変ベンチユリ3を最小開口面積とする負圧
ピストン2の位置が前記環状の厚肉部4−1の
下面と大気圧室6の底面との当接によつて与え
られるが、鍔2−3が小径で、該鍔2−3の外
周と、気化器筐体の負圧ピストン2の案内面と
大気圧室6の底面との交線の間には環状の厚肉
部4−1の径方向に距離があるため鍔2−3が
厚肉部4−1を押し下げる力と大気圧室6の底
面が受ける反力との間に偶力によつて、たとえ
心金4−2が鋳込まれていても、該心金4−2
のまわりに厚肉部4−1の弾力的捩れを含む変
形を生じ、この変形度合いが厚肉部4−1の下
面と大気圧室6の底面とが当接するときの衝撃
の度合いによつて異なり、可変ベンチユリ3の
最小開口面積は厚肉部4−1の下面と大気圧室
6の底面との当接の都度僅かながら異なる。エ
ンジンの吸気流量が同一のもとにおいて最小開
度が異なると流速が異なり、従つて可変ベンチ
ユリ3に発生する負圧も異なつて吸込まれる燃
料流量にも影響が与えられる。
問題点を解決するための手段 (1) ダイアフラム内周縁の環状の厚肉部4−1に
作用する力を受けるのに十分径の大きい第1の
鍔を負圧ピストン2の端部に、前記第1の鍔よ
り小径の第2の鍔を前記第1の鍔に隣接して負
圧ピストン2と一体に形成し、前記第1の鍔と
前記第2の鍔との間にダイアフラム内周縁の環
状の厚肉部4−1の装着溝を形成させる。大径
の第1の鍔の存在によつてダイアフラム4内周
縁の環状の厚肉部4−1が心金を使用した場合
よりも安定する。
(2) 前記第2の鍔に接して前記装着溝と反対側に
は前記装着溝よりも谷径が小さい仮装着溝を設
けて、ダイアフラム4の負圧ピストン2への装
着を容易にする。(第1の鍔の径が大きいため
装着が困難となるのを防ぐ。) 考案の構成 主吸気通路と摺動自在に交叉して可変ベンチユ
リを形成する負圧ピストンと、該負圧ピストンの
可変ベンチユリ形成側とは反対側の端部に固定さ
れたダイアフラムとを備え、該ダイアフラムの一
方の面には大気圧が、他方の面には前記可変ベン
チユリ部の負圧が導かれる構成の定負圧式気化器
において、前記負圧ピストンは前記反対側の端部
から、前記負圧ピストンが板状のときは板厚、筒
状のときは外径よりも大径の第1の鍔と、前記第
1の鍔よりも小径の第2の鍔とを順次前記負圧ピ
ストンと一体に形成し、前記第1の鍔と前記第2
の鍔との間には前記ダイアフラム内周縁の環状厚
肉部の装着溝を、前記第2の鍔に接して前記装着
溝と反対側には谷径が前記装着溝の谷径よりも小
径の、前記ダイアフラム内周縁の前記環状厚肉部
の仮装着溝を備え、前記第1の鍔の外径を、前記
装着溝の谷径と略々等しい内径を有する前記ダイ
アフラムの内周縁の前記環状厚肉部の内周を2本
の直線状に変形させた長さ、すなわち π×前記装着溝の谷径/2以下の長さ に選定することによつて、前記ダイアフラムの内
周縁の前記環状厚肉部が前記第1の鍔を乗越えて
前記仮装着溝に位置する過程における弾力的伸張
を軽減し、前記仮装着溝の谷径を、該谷径の2分
の1と前記第2の鍔の径の2分の1との和が前記
装着溝の谷径以下となる径に選定することによつ
て、前記ダイアフラムを、前記環状厚肉部の内周
の一部が前記仮装着溝の谷面に接する位置に偏心
させて、前記一部と相対する他の一部を、前記第
2の鍔の外周よりも外方に位置させ、該他の一部
から逐次残余の環状厚肉部を前記装着溝内に挿入
して、前記環状厚肉部を装着溝に装着することを
可能とし、該過程においても、前記環状厚肉部の
弾力的伸張を軽減してダイアフラムの装着を容易
とした構成。
実施例 第1図乃至第4図は本考案の定負圧式気化器の
負圧ピストンの実施例を示し、第1図は負圧ピス
トンが板状のときの斜視図、第2図、第3図はそ
れぞれその側面図及び正面図、第4図は負圧ピス
トンが筒状のときの断面図である。第1図乃至第
4図を通じて符号2は負圧ピストン、201は負
圧ピストン2の可変ベンチユリ形成側とは反対側
の端部(以下上端部という)に負圧ピストン2と
一体に形成された第1の鍔で、負圧ピストン2が
板状のときは板厚、筒状のときは外径よりも大径
に形成されている。202は前記第1の鍔201
よりも小径に負圧ピストン2と一体に形成されて
いる。203は後述するダイアフラム4の内周縁
に形成された環状の厚肉部401を装着する装着
溝であつて前記第1の鍔201と前記第2の鍔2
02との間に位置する。204は前記環状の厚肉
部401の仮装着溝で前記第2の鍔202に接し
て前記装着溝203とは反対側に設けられてい
る。仮装着溝204の谷径は装着溝203の谷径
よりも小さい。
次にダイアフラム4を負圧ピストン2に装着す
る手順を負圧ピストン2が筒状のときを例にとつ
て説明する。第5図aで示すように符号4はダイ
アフラムで該ダイアフラム4内周縁に形成された
環状の厚肉部401の一部を前記仮装着溝204
に挿入して、他の部分に第1の鍔201を乗越え
させ、第5図bに示すように環状の厚肉部401
を仮装着溝204に仮装着する。もし環状の厚肉
部401の一部を装着溝203に挿入すると、装
着溝203の谷径が仮装着溝204の谷径より大
きいため、他の部分が第1の鍔201を乗越える
ことができない。
次に環状の厚肉部401を仮装着溝204から
装着溝203に移して第5図cの状態として装着
を完了する。第2の鍔202の外径は第1の鍔2
01の外径より小さいから容易に乗越えることが
できる。装着状態ではダイアフラムの張力によつ
て環状の厚肉部401の内周面に備えたリブ40
2と装着溝203の谷面が密着して気密を保つこ
とができるが、環状の厚肉部401を形成する2
つの平面の各々にもリブ403を設けておけば、
ダイアフラム4、従つて環状の厚肉部401が燃
料によつて膨潤して張力を失い、第6図に示すよ
うにリブ402と装着溝203の谷面とが密着し
なくなつたときにもリブ403と装着溝203を
形成する平面との密着によつて気密を保持するこ
とができる。リブ403と平面との間の密着は膨
潤によつて却つて向上する。
作用及び効果 (1) 第7図に示す従来構成の定負圧式気化器より
も部品点数、工数の減少によつてコストが低減
される。
(2) 第8図に示すダイアフラムのように心金を使
用する必要がなく製造容易でありコスト的にも
有利である。
第1の鍔の径が負圧ピストンの板厚又は径より
も大きく可変ベンチユリが最小開口面積のときダ
イアフラム内周縁の環状の厚肉部が受ける力は大
気圧室の底面と第1の鍔の下面とによる単なる圧
縮であつて第8図の構成におけるダイアフラム内
周縁の環状の厚肉部の様に前述した偶力による変
形を生じないから、可変ベンチユリの最小開口面
積は第7図に示した従来構成の定負圧式気化器と
同様、常に一定となり、同一の吸気流量のもとに
おいては同一の吸気流速、同一のベンチユリ負
圧、同一の燃料流量が得られて、同一の空気流量
のもとにおいては空燃比も一定となる。
又第2の鍔の径が負圧ピストンの板厚又は径よ
り大きくても第1の鍔、第2の鍔の外径、装着溝
の谷径、仮装着溝の谷径の関係が考案の構成に示
す関係にある限りダイアフラム4の内周縁の装着
溝への装着は容易であり、比の場合も可変ベンチ
ユリの最小開口面積は第2の鍔の下面と大気圧室
6の底面とによつて一定に与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の定負圧式気化器の
負圧ピストンの実施例を、第5図a,b,cは実
施例の負圧ピストンにダイアフラムを装着する手
順を、第6図はダイアフラムが燃料で膨潤したと
きにも気密が保持される状態を、第7図は定負圧
式気化器の従来構成を、第8図は実開昭60−
43160号開示の負圧ピストン及びダイアフラムの
構成をそれぞれ示す図である。 符号の説明、2……負圧ピストン、4……ダイ
アフラム、201……第1の鍔、202……第2
の鍔、203……装着溝、204……仮装着溝、
401……環状の厚肉部、402……内周面のリ
ブ、403……平面のリブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主吸気通路1と摺動自在に交叉して可変ベン
    チユリ3を形成する負圧ピストン2と、該負圧
    ピストン2の可変ベンチユリ形成側とは反対側
    の端部に固定されたダイアフラム4とを備え、
    該ダイアフラム4の一方の面には大気圧が、他
    方の面には前記可変ベンチユリ3部の負圧が導
    かれる構成の定負圧式気化器において、前記負
    圧ピストン2は前記反対側の端部から、前記負
    圧ピストン2が板状のときは板厚、筒状のとき
    は外径よりも大径の第1の鍔201と、前記第
    1の鍔201より小径の第2の鍔202とを順
    次前記負圧ピストン2と一体に形成し、前記第
    1の鍔201と前記第2の鍔202との間には
    前記ダイアフラム4内周縁の環状厚肉部401
    の装着溝203を、前記第2の鍔202に接し
    て前記装着溝203と反対側には谷径が前記装
    着溝203の谷径よりも小径の、前記ダイアフ
    ラム4内周縁の前記環状厚肉部401の仮装着
    溝204を備え、前記第1の鍔201の外径
    を、前記装着溝203の谷径と略々等しい内径
    を有する前記ダイヤアフラム4の内周縁の前記
    環状厚肉部401の内周を2本の直線状に変形
    させた長さ、すなわち π×前記装着溝203の谷径/2以下の長 さ に選定することによつて、前記ダイアフラム4
    の内周縁の前記環状厚肉部401が前記第1の
    鍔201を乗越えて前記仮装着溝204に位置
    する過程における弾力的伸張を軽減し、前記仮
    装着溝204の谷径を、該谷径の2分の1と前
    記第2の鍔202の径の2分の1との和が前記
    装着溝203の谷径以下となる径に選定するこ
    とによつて、前記ダイアフラム4を、前記環状
    厚肉部401の内周の一部が前記仮装着溝20
    4の谷面に接する位置に偏心させて前記一部と
    相対する他の一部を前記第2の鍔202の外周
    よりも外方に位置させ、該他の一部から逐次残
    余の環状厚肉部401を前記装着溝203内に
    挿入して、前記環状厚肉部401を装着溝20
    3に装着することを可能とし、該過程において
    も前記環状厚肉部401の弾力的伸張を軽減し
    てダイアフラムの装着を容易としたことを特徴
    とする定負圧式気化器の負圧ピストン。 (2) 前記ダイアフラム4内周縁の前記環状の厚肉
    部401は、該環状の厚肉部401を形成する
    両平面と内周面の各々に環状のリブ402及び
    403を備えていて、該各々のリブによつて前
    記環状の厚肉部401と前記装着溝203との
    間の気密を保つ前記実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の定負圧式気化器の負圧ピストン。
JP13088285U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0437247Y2 (ja)

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