JPH07245905A - 密閉型単相電動圧縮機のハーメチック端子 - Google Patents

密閉型単相電動圧縮機のハーメチック端子

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JPH07245905A
JPH07245905A JP6216994A JP6216994A JPH07245905A JP H07245905 A JPH07245905 A JP H07245905A JP 6216994 A JP6216994 A JP 6216994A JP 6216994 A JP6216994 A JP 6216994A JP H07245905 A JPH07245905 A JP H07245905A
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JP
Japan
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terminal
auxiliary
hermetic
main
auxiliary winding
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Application number
JP6216994A
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English (en)
Inventor
Norio Tsuchiya
紀男 土屋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転コンデンサ等を介さず、焼損の危険のあ
る補助巻線への電源の直接接続ミスを防止できるように
改良したハーメチック端子を備える、密閉型単相電動圧
縮機を提供する。 【構成】 電動圧縮機の上蓋ケース部9に取り付けたハ
ーメチック端子10において、その補助巻線端子3Aに
装着した接続片15は残りの主巻線端子2と共通端子4
に取り付けられている接続片2b,4bと形状を異なら
せる。これにより補助巻線端子3Aを他の2端子2,4
と区別でき、補助巻線と主巻線に電源からのリード線を
ミスなく配線できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機等に用いら
れる密閉型電動圧縮機に関し、特に該圧縮機を駆動する
ための単相電動機への給電のための電源接続端子の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、密閉型電動圧縮機1は図8に示
すようにその内部に設けた単相誘導電動機(以下、電動
機と略す)への外部電源との接続用端子として主巻線端
子2、補助巻線端子3及び共通端子4の3端子を本体ケ
ース1Aの外部に突出しているハーメチック端子を有し
ている。
【0003】このハーメチック端子10は、端子取付体
である金属キャップ5に前記端子2,3,4を貫通し、
その挿通部を硝子部材6で絶縁及び密封した構造であ
る。尚、7はターミナルカバー取付ネジであり、8a,
8bは冷媒吐出管及び吸込管であり、そして上記ハーメ
チック端子3等を取付固定した上蓋ケース部9が下部ケ
ース部1Aの上面開口に溶接により密閉固定されて、電
動圧縮機1の本体ケースが形成されている。
【0004】ここで、前記端子2,3,4にはその各端
子棒部2a,3a,4aの先端に同一形状の接続片2
b,3b,4bがスポット溶接により取付固定されてい
る。また、各接続片2b,3b,4bには接続用の係合
凹部(ディンプル)2c,3c,4cが形成されてい
る。
【0005】ところで、これら端子2,3,4と固定子
用巻線として主巻線と補助巻線を有する電動機との回路
接続関係は、例えば運転コンデンサを有させた電動機の
場合図9に示すように主巻線11Mの一端が主巻線端子
2に接続され、この主巻線端子2に外部電源12の一端
12aが接続される。また、補助巻線11Sの一端が補
助巻線端子3に接続されると共に、この補助巻線端子3
には主巻線端子2との間に接続される運転コンデンサ1
3を介して、上記外部電源12の一端12aが接続され
る。そして、主巻線11Mと補助巻線11Sの各他端子
は共通接続されて共通端子4を介して外部電源12の他
端12bに接続されることとなる。また、電動機を保護
するサーマルプロテクタ20を電動機1内部で主巻線1
1Mと補助巻線11Sとの共通接続点Pと共通端子4と
の間に直列接続し、共通端子4に電源12の他端12b
を接続している。
【0006】ここで、主巻線端子2と共通端子4に対す
る外部電源12との接続は、前記各端子2,4に取り付
けている接続片2b,4bと嵌合する接続端子、所謂リ
セプタクル端子を外部電源12からのリード線の先端に
有させて行っている。また、運転用コンデンサ13はリ
ード線接続により主巻線端子2と補助巻線端子3間に接
続している。
【0007】一方、図10に示す正特性サーミスタ装置
を用いた始動方式の場合には、補助巻線11Sに正特性
サーミスタ装置14と起動用コンデンサ15を直列に接
続させ該起動用コンデンサ15の他端が前記主巻線端子
2並びに外部電源12の一端12aに共通接続されてい
る。また、サーマルプロテクタ20を電動機1外で共通
端子4と電源12の他端12bとの間に接続している。
【0008】この場合、外部電源12からのリード線の
先端に有させたリセプタクル端子を主巻線端子2及び共
通端子4の各接続片2b,4bに結合して接続を行う。
また、正特性サーミスタ装置14もその一端に設けたリ
セプタクル端子を使い、補助巻線端子3への接続を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記3端
子2,3,4には外部電源12及び運転コンデンサ13
並びに正特性サーミスタ装置14等と所定の接続が行わ
れなければならないが、上記各端子2,3,4に備わっ
ている接続片2b,3b,4bが従来は全く同形状であ
ったので三端子の見分けがつかず接続ミスが発生してし
まうことがあった。
【0010】例えば、補助巻線11Sに対する接続を間
違え補助巻線端子3に直接電源12の一端12aが接続
されるミスがあると、そのままでは電動機が焼損してし
まう。
【0011】これは、一般に補助巻線は主巻線より細い
線が使用され、直接電源と繋ぐ使用となっていないの
に、前述の接続ミスにより運転コンデンサや始動装置接
点を通らないで直接電源から補助巻線に通電されること
で焼損となる。
【0012】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、接続端子に改良を施して補助巻線への接続ミスを確
実に防止し、不良品の発生頻度を極力少なくし得るよう
に図った密閉型単相電動圧縮機のハーメチック端子を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機ケース
に密封して取り付けられ、外部電源と固定子の主コイ
ル、補助コイル及びこれら主,補助コイルの接続部とを
接続する主コイル端子、補助コイル端子及び共通端子が
突設するハーメチック端子を備えた密閉型単相電動圧縮
機において、前記補助コイル端子の形状を、前記他の2
端子の形状と異ならせたものである。
【0014】また本発明は、電動機ケースに密封して取
り付けられ、外部電源と固定子の主コイル、補助コイル
及びこれら主,補助コイルの接続部とを接続する主コイ
ル端子、補助コイル端子及び共通端子が突設するハーメ
チック端子を備えた密閉型単相電動圧縮機において、前
記補助コイル端子の先端部に取り付けられている接続片
の形状を、前記他の2端子の接続片の形状と異ならせた
ものである。
【0015】更に本発明は、電動機ケースに密封して取
り付けられ、外部電源と固定子の主コイル、補助コイル
及びこれら主,補助コイルの接続部とを接続する主コイ
ル端子、補助コイル端子及び共通端子が突設するハーメ
チック端子を備えた密閉型単相電動圧縮機において、前
記補助コイル端子の接続片は、前記外部電源の接続端子
を横より結合させるように側方に延出形成させたもので
ある。
【0016】
【作用】ハーメチック端子の補助巻線と繋がっている補
助巻線端子を残りの2端子、即ち主巻線に繋がる主巻線
端子及び主,補助巻線に共通接続の共通端子と異なる形
状として補助巻線端子の識別を可能としたので、補助巻
線端子には運転コンデンサや始動装置を介して正しく接
続するという注意を作業者に促すことができ、従来のよ
うに三端子が同一形状であることで電源を補助巻線に直
接繋げてしまうというミスをなくせる。
【0017】また、補助巻線端子の接続片の形状を他の
2端子のものと異ならせるだけで区別視させることがで
き、従来のハーメチック端子を大幅に変更させなくても
済む。
【0018】更に、横向きの接続片の場合は、電源の方
の接続端子との接続が外れ難くくなり、より確実な接続
となると共に、接続する時の作業性も向上する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、従来装置と同一または同等の構成部は同一番
号で示す。
【0020】図1及び図2に示すように、上蓋ケース部
9に設けられるハーメチック端子10において、主巻線
端子2と共通端子4に取付固定した接続片2b,4bは
同一形状のものとなっている。
【0021】これに対し、補助巻線端子3Aに取付固定
した接続片15は、上記略矩形状の両接続片2b,4b
は異なる形状の上向きコ字型のものとなっている。
【0022】よって、この接続片12の形状的差異によ
り補助巻線端子3Aが他の2端子2,4と明確に区別で
き、運転コンデンサや正特性サーミスタ装置を介さず電
源の一端を補助巻線端子3Aに接続し、補助巻線に電源
が直接印加され、電動機を焼損させてしまうという配線
の接続ミスを防止できる。
【0023】即ち、電源12からのリード線の夫々先に
ある両リセプタクル端子は主巻線端子2及び共通端子4
の接続片2b,4bには合致して結合できるが、補助巻
線端子3Aにある接続片15とは形状が異なるので、こ
の補助巻線端子3Aには接続できず誤接続するようなこ
とは起こらない。
【0024】前記接続片15には接続用の係合凹部(デ
ィンプル)15aが形成され、一方相手側のリセプタク
ル端子はこの係合凹部(ディンプル)15aと嵌合する
突起が設けられている。
【0025】図3及至図7に示す補助巻線端子3Aは他
の実施例を示す。この場合は補助巻線端子3Aに対して
リセプタクル端子を横方向から接続させて、図1,図2
に示す上下方向からの接続の場合より抜け難くしてより
確実な接続を得られるようにしている。このため、接続
片15B,15C,15D,15E,15Fは側方に突
出した格好で端子棒部12dに夫々スポット溶接22に
て固着されている。
【0026】ここで、図3に示す接続片15Dは単純な
板状のものであり、図4,図5及び図6に示すものはL
字型に折曲した形状の接続片15C,15D,15Eで
あり、更に図7に示すものはU字状に折り曲げた形の接
続片15Fである。
【0027】そして、図5に示すものは切欠部18の形
成された接続片15Dであるためリセプタクル端子が押
入して接続される時、変形をしないように切欠部18で
は曲げない形に工夫している。
【0028】以上のような横向きに突出している接続片
15B,15C,15D,15E,15Fにより、電源
との接続が確実に且つ正しく配線接続することができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、密閉式単
相電動圧縮機において、ハーメチック端子の主巻線端
子、共通端子及び補助巻線端子のうち補助巻線端子を他
の2端子と異形状として、この端子を容易に区別視でき
るようにしたので、補助巻線に電源を直接配線して電動
機を焼損させてしまうというような接続ミスを防止する
ことができる。これにより、配線ミスによる不良品の発
生率を低減できると共に配線作業が容易となって電動圧
縮機の量産性も上げられる。
【0030】そして、補助巻線端子を他の2端子と区別
可能とするには補助巻線端子に取り付ける接続片の形状
を他の2端子のそれと異ならせるという単純な手段で対
応でき、装置的にも簡易でコスト的にも安価にして達成
できる。
【0031】更に、この接続片は側方へ延出したものと
することで補助巻線端子に外部電源の接続端子を外れ難
くい方向から接続させて、確実な端子同士の接続を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハーメチック端子を有する電動圧
縮機の構成部品である上蓋ケース部の斜視図。
【図2】ハーメチック端子の斜視図。
【図3】本発明に係る接続片を設けた補助巻線端子の斜
視図。
【図4】他の実施例に係る補助巻線端子の斜視図。
【図5】別の実施例に係る補助巻線端子の斜視図。
【図6】更に他の実施例に係る補助巻線端子の斜視図。
【図7】更に別の実施例に係る補助巻線端子の斜視図。
【図8】従来のハーメチック端子を有する電動圧縮機の
構成部品である上蓋ケース部の斜視図。
【図9】運転コンデンサを有しているタイプの電動機回
路図。
【図10】正特性サーミスタ装置を用いた起動方式の場
合の電動機回路図。
【符号の説明】
2 主巻線端子 3,3A 補助巻線端子 4 共通端子 11M 主巻線 11S 補助巻線 13 運転コンデンサ 14 正特性サーミスタ装置 15,15B,15C,15D,15E,15F 接続

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機ケースに密封して取り付けられ、
    外部電源と固定子の主コイル、補助コイル及びこれら
    主,補助コイルの接続部とを接続する主コイル端子、補
    助コイル端子及び共通端子が突設するハーメチック端子
    を備えた密閉型単相電動圧縮機において、 前記補助コイル端子の形状を、前記他の2端子の形状と
    異ならせたことを特徴とする密閉型単相電動圧縮機のハ
    ーメチック端子。
  2. 【請求項2】 電動機ケースに密封して取り付けられ、
    外部電源と固定子の主コイル、補助コイル及びこれら
    主,補助コイルの接続部とを接続する主コイル端子、補
    助コイル端子及び共通端子が突設するハーメチック端子
    を備えた密閉型単相電動圧縮機において、 前記補助コイル端子の先端部に取り付けられている接続
    片の形状を、前記他の2端子の接続片の形状と異ならせ
    たことを特徴とする密閉型単相電動圧縮機のハーメチッ
    ク端子。
  3. 【請求項3】 電動機ケースに密封して取り付けられ、
    外部電源と固定子の主コイル、補助コイル及びこれら
    主,補助コイルの接続部とを接続する主コイル端子、補
    助コイル端子及び共通端子が突設するハーメチック端子
    を備えた密閉型単相電動圧縮機において、 前記補助コイル端子の接続片は、前記外部電源の接続端
    子を横より結合させるように側方に延出形成されている
    ことを特徴とする密閉型単相電動圧縮機のハーメチック
    端子。
JP6216994A 1994-03-08 1994-03-08 密閉型単相電動圧縮機のハーメチック端子 Pending JPH07245905A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247113A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバ構造
WO2019017096A1 (ja) * 2017-07-20 2019-01-24 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 ハーメチック端子、ターミナルブロック、ハーメチック端子ユニットおよび圧縮機

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