JPH0724569A - 管材切断装置 - Google Patents
管材切断装置Info
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- JPH0724569A JPH0724569A JP5169434A JP16943493A JPH0724569A JP H0724569 A JPH0724569 A JP H0724569A JP 5169434 A JP5169434 A JP 5169434A JP 16943493 A JP16943493 A JP 16943493A JP H0724569 A JPH0724569 A JP H0724569A
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- JP
- Japan
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- cutting
- steel pipe
- ring
- ring body
- lifting
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 架台1の中央部に昇降自在に設けられるとと
もに鋼管Aを載置する昇降台6と、この昇降台6を昇降
させる第1昇降装置7と、昇降台6の両側部に立設され
た左右の支柱体と、これら両支柱体に水平軸心回りで揺
動自在に支持されたリング体52と、このリング体52の揺
動角を設定する角度設定装置と、リング体52に旋回自在
に支持された上部リング84と、この上部リング84を旋回
させる旋回装置と、上部リング84に取り付けられた鋼管
Aの切断機51とから構成したものである。 【効果】 鋼管を昇降台上に載置してリング体を所定角
度に揺動させ、そして旋回装置によりリング体を旋回さ
せながら切断機を作動させるだけで、鋼管を斜めに切断
でき、したがって管径が大きくなった場合でも、装置自
体を大掛かりなものにする必要がないととももに、切断
機自体の移動を制御する必要もない。
もに鋼管Aを載置する昇降台6と、この昇降台6を昇降
させる第1昇降装置7と、昇降台6の両側部に立設され
た左右の支柱体と、これら両支柱体に水平軸心回りで揺
動自在に支持されたリング体52と、このリング体52の揺
動角を設定する角度設定装置と、リング体52に旋回自在
に支持された上部リング84と、この上部リング84を旋回
させる旋回装置と、上部リング84に取り付けられた鋼管
Aの切断機51とから構成したものである。 【効果】 鋼管を昇降台上に載置してリング体を所定角
度に揺動させ、そして旋回装置によりリング体を旋回さ
せながら切断機を作動させるだけで、鋼管を斜めに切断
でき、したがって管径が大きくなった場合でも、装置自
体を大掛かりなものにする必要がないととももに、切断
機自体の移動を制御する必要もない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋼管を斜めに切
断するための切断装置に関するものである。
断するための切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼管を斜めに切断する場合、鋼管
を回転支持台に載置して、鋼管を回転させながら、例え
ばガスバーナなどの切断機を使用して、切断されてい
た。
を回転支持台に載置して、鋼管を回転させながら、例え
ばガスバーナなどの切断機を使用して、切断されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の切
断装置によると、切断する鋼管の径が大きい場合(例え
ば、径が1000mm〜2400mm程度)には、それを回転させる
回転支持台も大きくなり、したがって回転支持台自体の
製作コストが高くなるという問題があるとともに、鋼管
の回転に伴って、ガスバーナなどの切断機の移動を制御
する必要があり、制御装置も複雑なものを必要とする問
題もあった。
断装置によると、切断する鋼管の径が大きい場合(例え
ば、径が1000mm〜2400mm程度)には、それを回転させる
回転支持台も大きくなり、したがって回転支持台自体の
製作コストが高くなるという問題があるとともに、鋼管
の回転に伴って、ガスバーナなどの切断機の移動を制御
する必要があり、制御装置も複雑なものを必要とする問
題もあった。
【0004】そこで、本発明は上記問題を解消し得る管
材切断装置を提供することを目的とする。
材切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の管材切断装置は、架台の中央部に昇降自在
に設けられるとともに管材を載置する昇降台と、この昇
降台を昇降させる昇降装置と、昇降台の両側部に立設さ
れた左右の支柱体と、これら両支柱体に水平軸心回りで
揺動自在に支持された環状支持体と、この環状支持体の
揺動角を設定する角度設定装置と、上記環状支持体に旋
回自在に支持された旋回リングと、この旋回リングを旋
回させる旋回装置と、上記旋回リングに取り付けられた
管材の切断機とから構成したものである。
め、本発明の管材切断装置は、架台の中央部に昇降自在
に設けられるとともに管材を載置する昇降台と、この昇
降台を昇降させる昇降装置と、昇降台の両側部に立設さ
れた左右の支柱体と、これら両支柱体に水平軸心回りで
揺動自在に支持された環状支持体と、この環状支持体の
揺動角を設定する角度設定装置と、上記環状支持体に旋
回自在に支持された旋回リングと、この旋回リングを旋
回させる旋回装置と、上記旋回リングに取り付けられた
管材の切断機とから構成したものである。
【0006】
【作用】上記の構成によると、管材を斜めに切断する場
合、管材を昇降台上に載置するとともに、昇降台を上昇
させて切断機に対応する高さに移動させた後、切断機が
設けられた環状支持体を所定の切断面に合うように揺動
させ、そして切断機が直接支持された旋回リングを旋回
装置により旋回させるだけで、管径の大小に拘らず、簡
単にかつ自動的に、管を斜めに切断をすることができ
る。
合、管材を昇降台上に載置するとともに、昇降台を上昇
させて切断機に対応する高さに移動させた後、切断機が
設けられた環状支持体を所定の切断面に合うように揺動
させ、そして切断機が直接支持された旋回リングを旋回
装置により旋回させるだけで、管径の大小に拘らず、簡
単にかつ自動的に、管を斜めに切断をすることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図12に基
づき説明する。図1〜図5において、1は例えばピット
P内に配置された架台で、その平面視形状が矩形状にさ
れるとともに、その中央には空間部1aが形成されてお
り、またこの架台1の左右位置には、前後一対の支柱材
3およびこれら支柱材3同士を連結する連結材4よりな
る支柱体2がそれぞれ立設されている。
づき説明する。図1〜図5において、1は例えばピット
P内に配置された架台で、その平面視形状が矩形状にさ
れるとともに、その中央には空間部1aが形成されてお
り、またこの架台1の左右位置には、前後一対の支柱材
3およびこれら支柱材3同士を連結する連結材4よりな
る支柱体2がそれぞれ立設されている。
【0008】上記架台1の空間部1a内には、鋼管Aを
載置する昇降台6が昇降自在に配置されるとともに、架
台1側には、この昇降台6を昇降させる第1昇降装置7
が設けられている。
載置する昇降台6が昇降自在に配置されるとともに、架
台1側には、この昇降台6を昇降させる第1昇降装置7
が設けられている。
【0009】すなわち、上記昇降台6は、水平方向で設
けられた前後一対の主梁材12と、これら両主梁材12
同士を連結する連結梁材13とからなり、かつ中央部が
円形状に膨出された昇降台本体11と、この昇降台本体
11の上面に配置されたガイドレール14上を移動する
ガイドローラ(図示せず)を有して、昇降台本体11上
で回転自在に配置された円形テーブル15と、この円形
テーブル15を回転させる回転装置(図示せず)と、上
記円形テーブル15の四方にかつ放射状に配置されると
ともに載置された鋼管Aを直接固定するための固定具1
6とから構成され、また上記各主梁材12の両端部に
は、上記支柱材3側に上下方向で設けられたガイドレー
ル17に90度異なる方向から接触する2個のガイドロ
ーラ(なお、この2個のガイドローラは各支柱材3に設
けられているが、図3においては、1箇所しか図示して
いない)18が取り付けられており、これらのガイドロ
ーラ18により昇降台6が上下方向で案内される。
けられた前後一対の主梁材12と、これら両主梁材12
同士を連結する連結梁材13とからなり、かつ中央部が
円形状に膨出された昇降台本体11と、この昇降台本体
11の上面に配置されたガイドレール14上を移動する
ガイドローラ(図示せず)を有して、昇降台本体11上
で回転自在に配置された円形テーブル15と、この円形
テーブル15を回転させる回転装置(図示せず)と、上
記円形テーブル15の四方にかつ放射状に配置されると
ともに載置された鋼管Aを直接固定するための固定具1
6とから構成され、また上記各主梁材12の両端部に
は、上記支柱材3側に上下方向で設けられたガイドレー
ル17に90度異なる方向から接触する2個のガイドロ
ーラ(なお、この2個のガイドローラは各支柱材3に設
けられているが、図3においては、1箇所しか図示して
いない)18が取り付けられており、これらのガイドロ
ーラ18により昇降台6が上下方向で案内される。
【0010】上記回転装置は、図示していないが、円形
テーブル15の外周側面に巻装されたチェーンと、上記
昇降台本体11内に配置されるとともにこのチェーンに
噛み合うスプロケットを回転させる回転用電動機とから
構成されている。
テーブル15の外周側面に巻装されたチェーンと、上記
昇降台本体11内に配置されるとともにこのチェーンに
噛み合うスプロケットを回転させる回転用電動機とから
構成されている。
【0011】上記各固定具16は、中央に溝部21aが
設けられた載置部材21と、この載置部材21の溝部2
1a内に回転自在に配置されたねじ棒22と、上部の当
接部23aが載置部材21の上面を摺動案内されるとと
もに下部のめねじ部23bが上記ねじ棒22に螺合され
たスライド片23と、上記ねじ棒22を回転させてスラ
イド片23を溝部21aに沿って、すなわち放射方向で
移動させるハンドル24とから構成されている。
設けられた載置部材21と、この載置部材21の溝部2
1a内に回転自在に配置されたねじ棒22と、上部の当
接部23aが載置部材21の上面を摺動案内されるとと
もに下部のめねじ部23bが上記ねじ棒22に螺合され
たスライド片23と、上記ねじ棒22を回転させてスラ
イド片23を溝部21aに沿って、すなわち放射方向で
移動させるハンドル24とから構成されている。
【0012】したがって、上記回転用電動機を駆動する
ことにより、円形テーブル15を水平面内で自由に回転
させることができ、またハンドル24を回転させること
により、四方のスライド片23を放射方向ですなわち半
径方向で移動させて、鋼管Aを把持固定することができ
る。
ことにより、円形テーブル15を水平面内で自由に回転
させることができ、またハンドル24を回転させること
により、四方のスライド片23を放射方向ですなわち半
径方向で移動させて、鋼管Aを把持固定することができ
る。
【0013】また、上記第1昇降装置7は、図1および
図5に示すように、架台1の中央位置でかつ左右に沿っ
て配置されるとともに軸受31を介して回転自在に支持
された駆動側回転軸体32と、この駆動側回転軸体32
と平行にかつその前後位置(左右方向と直交する方向を
前後方向と称する)に回転自在に配置された一対の従動
側回転軸体33A,33Bと、これら各従動側回転軸体
33A,33Bに対応する位置で各支柱材3の上部に回
転自在に配置された上部回転軸体34と、駆動側回転軸
体32の左右の端部位置に取り付けられた中間スプロケ
ット41と、従動側回転軸体33A,33Bの左右の端
部位置に取り付けられた従動スプロケット42および下
部案内スプロケット43と、上部回転軸体34に取り付
けられた上部案内スプロケット44と、駆動側回転軸体
32の左右の端部位置の中間スプロケット41とこれに
対応する前後位置の各従動スプロケット42とに亘って
巻回された連動用チェーン45と、主梁材12の左右端
部位置において、それぞれ一端部が主梁材12の端部側
に連結されるとともに他端側が上下部の案内スプロケッ
ト43,44を巻回され、さらにその端部側が主梁材1
2の端部に連結された(すなわち、無端状にされてい
る)昇降用チェーン46と、架台1の左右部にそれぞれ
配置された第1昇降用電動機47と、これら各第1昇降
用電動機47の出力軸部に取り付けられた駆動スプロケ
ット48と、この駆動スプロケット48とこれに対応す
る駆動用中間スプロケット(駆動側回転軸体32に設け
られている)49とに亘って巻回された駆動用チェーン
50とから構成されている。
図5に示すように、架台1の中央位置でかつ左右に沿っ
て配置されるとともに軸受31を介して回転自在に支持
された駆動側回転軸体32と、この駆動側回転軸体32
と平行にかつその前後位置(左右方向と直交する方向を
前後方向と称する)に回転自在に配置された一対の従動
側回転軸体33A,33Bと、これら各従動側回転軸体
33A,33Bに対応する位置で各支柱材3の上部に回
転自在に配置された上部回転軸体34と、駆動側回転軸
体32の左右の端部位置に取り付けられた中間スプロケ
ット41と、従動側回転軸体33A,33Bの左右の端
部位置に取り付けられた従動スプロケット42および下
部案内スプロケット43と、上部回転軸体34に取り付
けられた上部案内スプロケット44と、駆動側回転軸体
32の左右の端部位置の中間スプロケット41とこれに
対応する前後位置の各従動スプロケット42とに亘って
巻回された連動用チェーン45と、主梁材12の左右端
部位置において、それぞれ一端部が主梁材12の端部側
に連結されるとともに他端側が上下部の案内スプロケッ
ト43,44を巻回され、さらにその端部側が主梁材1
2の端部に連結された(すなわち、無端状にされてい
る)昇降用チェーン46と、架台1の左右部にそれぞれ
配置された第1昇降用電動機47と、これら各第1昇降
用電動機47の出力軸部に取り付けられた駆動スプロケ
ット48と、この駆動スプロケット48とこれに対応す
る駆動用中間スプロケット(駆動側回転軸体32に設け
られている)49とに亘って巻回された駆動用チェーン
50とから構成されている。
【0014】したがって、左右の第1昇降用電動機47
を駆動させて、駆動側回転軸体32および従動側回転軸
体33A,33B並びに上部回転軸体34を介して、昇
降用チェーン46を駆動させることにより、昇降台本体
11を任意の高さに移動させることができる。
を駆動させて、駆動側回転軸体32および従動側回転軸
体33A,33B並びに上部回転軸体34を介して、昇
降用チェーン46を駆動させることにより、昇降台本体
11を任意の高さに移動させることができる。
【0015】そして、上記架台1の左右位置の支柱体2
側には、鋼管Aを切断するための切断機51が設けられ
たリング体(環状支持体)52が昇降自在にかつ水平軸
心回りで揺動自在に支持されている。
側には、鋼管Aを切断するための切断機51が設けられ
たリング体(環状支持体)52が昇降自在にかつ水平軸
心回りで揺動自在に支持されている。
【0016】すなわち、図1および図2に示すように、
左右の支柱材3側に立設された支持体5には、それぞれ
筒状部材53が鉛直に設けられるとともに、この筒状部
材53の貫通穴部内には支柱部材54が昇降自在に挿入
されるとともに、この支柱部材54を昇降させる第2昇
降装置55が設けられている。
左右の支柱材3側に立設された支持体5には、それぞれ
筒状部材53が鉛直に設けられるとともに、この筒状部
材53の貫通穴部内には支柱部材54が昇降自在に挿入
されるとともに、この支柱部材54を昇降させる第2昇
降装置55が設けられている。
【0017】この第2昇降装置55は、支柱部材54の
側部に取り付けられたラック部材56と、支持体5側に
配置されるとともに上記ラック部材56に噛合するピニ
オン(図示せず)を、減速機57を介して回転させる第
2昇降用電動機58とから構成されている。
側部に取り付けられたラック部材56と、支持体5側に
配置されるとともに上記ラック部材56に噛合するピニ
オン(図示せず)を、減速機57を介して回転させる第
2昇降用電動機58とから構成されている。
【0018】したがって、架台1の左右位置に配置され
た両第2昇降用電動機58を駆動させて、左右の両支柱
部材54を同調して昇降させることにより、リング体5
2を所定高さに亘って昇降させることができる。
た両第2昇降用電動機58を駆動させて、左右の両支柱
部材54を同調して昇降させることにより、リング体5
2を所定高さに亘って昇降させることができる。
【0019】また、上記リング体52は、図2および図
7に示すように、両側の支柱部材54の上端部に設けら
れた支持台61に、連結支持部材62を介して、水平軸
心回りで揺動自在に支持されるとともに、角度設定装置
63によりその揺動位置が設定できるようにしている。
7に示すように、両側の支柱部材54の上端部に設けら
れた支持台61に、連結支持部材62を介して、水平軸
心回りで揺動自在に支持されるとともに、角度設定装置
63によりその揺動位置が設定できるようにしている。
【0020】すなわち、リング体52の左右部分にそれ
ぞれ介装される連結支持部材62は、支持台61側に支
持された水平支持ピン65が取り付けられた連結ブラケ
ット66と、と、上記リング体52側に取り付けられた
支持ブラケット67と、これら両ブラケット66,67
同士を連結する連結ピン68とから構成されている。
ぞれ介装される連結支持部材62は、支持台61側に支
持された水平支持ピン65が取り付けられた連結ブラケ
ット66と、と、上記リング体52側に取り付けられた
支持ブラケット67と、これら両ブラケット66,67
同士を連結する連結ピン68とから構成されている。
【0021】そして、またこの連結ピン68の位置は、
上記水平支持ピン65の支持中心位置よりも所定高さ
(h)だけ下方の位置に設けられている。また、上記角
度設定装置63は、図2および図3に示すように、水平
支持ピン65の端部に取り付けられた扇形ウォームホイ
ール71と、支柱部材54側に配置されるとともに、上
記扇形ウォームホイール71に噛合するウォーム72
と、このウォーム72を回転させるハンドル部73とか
ら構成されている。
上記水平支持ピン65の支持中心位置よりも所定高さ
(h)だけ下方の位置に設けられている。また、上記角
度設定装置63は、図2および図3に示すように、水平
支持ピン65の端部に取り付けられた扇形ウォームホイ
ール71と、支柱部材54側に配置されるとともに、上
記扇形ウォームホイール71に噛合するウォーム72
と、このウォーム72を回転させるハンドル部73とか
ら構成されている。
【0022】したがって、ハンドル部73を回転させる
ことにより、ウォームギヤ機構を介して、リング体52
を、任意の角度でもって、水平面に対して揺動すなわち
傾動させることができる。
ことにより、ウォームギヤ機構を介して、リング体52
を、任意の角度でもって、水平面に対して揺動すなわち
傾動させることができる。
【0023】なお、上記水平支持ピン65には、リング
体52の揺動姿勢を示す針75が設けられるとともに、
支柱部材54側には、その揺動角度を示す目盛り板76
が設けられている。
体52の揺動姿勢を示す針75が設けられるとともに、
支柱部材54側には、その揺動角度を示す目盛り板76
が設けられている。
【0024】また、上記リング体52は、支持台61側
に支持される環状支持部材81と、この環状支持部材8
1上に支持された旋回軸受82とから構成されている。
この旋回軸受82は、図7に示すように、例えば環状支
持部材81に直接支持される下部リング83と、この下
部リング83に所定間隔置きに配置された多数の軸受用
球体85を介して旋回自在に支持された上部リング(旋
回リング)84とから構成されており、また上部リング
84が、下部リング83から浮き上がるのを防止するた
めに、上部リング84の内側面には、ガイド部材86が
突設されるとともに、下部リング83の内側面には、上
記ガイド部材86の上面から当接するガイドローラ(ま
たはカムフォロワ)87が、複数箇所に取り付けられて
いる。
に支持される環状支持部材81と、この環状支持部材8
1上に支持された旋回軸受82とから構成されている。
この旋回軸受82は、図7に示すように、例えば環状支
持部材81に直接支持される下部リング83と、この下
部リング83に所定間隔置きに配置された多数の軸受用
球体85を介して旋回自在に支持された上部リング(旋
回リング)84とから構成されており、また上部リング
84が、下部リング83から浮き上がるのを防止するた
めに、上部リング84の内側面には、ガイド部材86が
突設されるとともに、下部リング83の内側面には、上
記ガイド部材86の上面から当接するガイドローラ(ま
たはカムフォロワ)87が、複数箇所に取り付けられて
いる。
【0025】そして、上記リング体52側、すなわち上
部リング84に、鋼管Aを切断するための切断機51が
取り付けられている。この切断機51は、図1および図
6に示すように、上部リング84に取り付けられた取付
台91と、この取付台91にリング体52の半径方向に
沿って配置されたシリンダー装置92と、このシリンダ
ー装置92のロッド部先端に取り付けられた取付板93
と、この取付板93に取り付けられたガスバーナの火口
94と、上記取付板93に取り付けられて上記火口94
を鋼管Aの外面に沿って案内させるガイドローラ(図示
せず)とから構成されている。
部リング84に、鋼管Aを切断するための切断機51が
取り付けられている。この切断機51は、図1および図
6に示すように、上部リング84に取り付けられた取付
台91と、この取付台91にリング体52の半径方向に
沿って配置されたシリンダー装置92と、このシリンダ
ー装置92のロッド部先端に取り付けられた取付板93
と、この取付板93に取り付けられたガスバーナの火口
94と、上記取付板93に取り付けられて上記火口94
を鋼管Aの外面に沿って案内させるガイドローラ(図示
せず)とから構成されている。
【0026】そして、さらに上記切断機51を支持する
上部リング84を旋回させるための旋回装置101が設
けられている。すなわち、この旋回装置101は、図3
および図7に示すように、上部リング84の外周面に沿
って巻き付けられたチェーン体102と、下部リング8
3の所定箇所に突設された支持板103上に載置される
とともに上記チェーン体102に噛み合わされた駆動ス
プロケット104を回転駆動させる旋回用電動機105
とから構成されている。
上部リング84を旋回させるための旋回装置101が設
けられている。すなわち、この旋回装置101は、図3
および図7に示すように、上部リング84の外周面に沿
って巻き付けられたチェーン体102と、下部リング8
3の所定箇所に突設された支持板103上に載置される
とともに上記チェーン体102に噛み合わされた駆動ス
プロケット104を回転駆動させる旋回用電動機105
とから構成されている。
【0027】したがって、旋回用電動機105を駆動す
ることにより、上部リング84を介して、切断機51を
旋回させることができる。また、上記リング体52の支
持部間の中央前後位置の複数箇所には、リング体52の
撓みを防止するための支持具111が設けられている。
この支持具111は、環状支持部材81と地上側(架台
側でもよい)とに亘って取り付けられた長さ調整機構付
き、例えばターンバックルが途中に介在された支持棒に
より構成されている。
ることにより、上部リング84を介して、切断機51を
旋回させることができる。また、上記リング体52の支
持部間の中央前後位置の複数箇所には、リング体52の
撓みを防止するための支持具111が設けられている。
この支持具111は、環状支持部材81と地上側(架台
側でもよい)とに亘って取り付けられた長さ調整機構付
き、例えばターンバックルが途中に介在された支持棒に
より構成されている。
【0028】さらに、上記旋回される切断機51側に、
ガス、酸素、電気などの用役供給用ケーブル122を供
給するためのケーブル案内装置121が設けられてい
る。すなわち、このケーブル案内装置121は、図9〜
図12に示すように、上部リング84側に、上部取付ブ
ラケット123を介して上部リング84の上方位置で取
り付けられた環状の可動ガイドレール124と、環状支
持部材81側でかつその一方の揺動支持部側にかつ可動
ガイドレール124より下方位置で、下部取付ブラケッ
ト125を介して取り付けられた円弧形状(楕円形状に
近い形状)の固定ガイドレール126と、上記可動ガイ
ドレール124および固定ガイドレール126に滑車1
27などにより移動自在にそれぞれ吊持された複数個の
ケーブル吊持体128と、可動ガイドレール124側に
配置された上側ケーブル吊持体128Aを牽引するため
の牽引具129と、上記固定ガイドレール126に対応
する環状支持部材81側に取付ブラケット131を介し
て取り付けられるとともに、この部分において、上側ケ
ーブル吊持体128Aの牽引を解除するための所定長さ
の円弧形状のガイド板132とから構成されている。
ガス、酸素、電気などの用役供給用ケーブル122を供
給するためのケーブル案内装置121が設けられてい
る。すなわち、このケーブル案内装置121は、図9〜
図12に示すように、上部リング84側に、上部取付ブ
ラケット123を介して上部リング84の上方位置で取
り付けられた環状の可動ガイドレール124と、環状支
持部材81側でかつその一方の揺動支持部側にかつ可動
ガイドレール124より下方位置で、下部取付ブラケッ
ト125を介して取り付けられた円弧形状(楕円形状に
近い形状)の固定ガイドレール126と、上記可動ガイ
ドレール124および固定ガイドレール126に滑車1
27などにより移動自在にそれぞれ吊持された複数個の
ケーブル吊持体128と、可動ガイドレール124側に
配置された上側ケーブル吊持体128Aを牽引するため
の牽引具129と、上記固定ガイドレール126に対応
する環状支持部材81側に取付ブラケット131を介し
て取り付けられるとともに、この部分において、上側ケ
ーブル吊持体128Aの牽引を解除するための所定長さ
の円弧形状のガイド板132とから構成されている。
【0029】上記牽引具129は、図11に示すよう
に、上側ケーブル吊持体128Aの内側に突設された棒
状体141と、上部取付ブラケット123にガイド筒1
42を介して昇降自在に設けられた昇降部材143と、
この昇降部材143の上端部から垂下されて上記棒状体
141に係脱自在な牽引棒144と、上記昇降部材14
3の下端部に取り付けられるとともに上記ガイド板13
2上を転動案内されるガイドローラ145とから構成さ
れている。
に、上側ケーブル吊持体128Aの内側に突設された棒
状体141と、上部取付ブラケット123にガイド筒1
42を介して昇降自在に設けられた昇降部材143と、
この昇降部材143の上端部から垂下されて上記棒状体
141に係脱自在な牽引棒144と、上記昇降部材14
3の下端部に取り付けられるとともに上記ガイド板13
2上を転動案内されるガイドローラ145とから構成さ
れている。
【0030】そして、上記ケーブル122の配設状態
は、図10に示すように、まず固定ガイドレール126
側に移動自在に吊持された複数個の下側ケーブル吊持体
128Bにより支持された後、可動ガイドレール124
側に移動自在に支持された上側ケーブル吊持体128A
に支持され、その先端部が切断機51側に連結されてい
る。なお、ケーブル122の先端側のほぼ1/4円周部
分(図9の0度〜90度の範囲にて示す)は、可動ガイ
ドレール124側に固定されており、また切断機51へ
のケーブル122連結部の前方位置における可動ガイド
レール124側には、ストッパー151が設けられてい
る。
は、図10に示すように、まず固定ガイドレール126
側に移動自在に吊持された複数個の下側ケーブル吊持体
128Bにより支持された後、可動ガイドレール124
側に移動自在に支持された上側ケーブル吊持体128A
に支持され、その先端部が切断機51側に連結されてい
る。なお、ケーブル122の先端側のほぼ1/4円周部
分(図9の0度〜90度の範囲にて示す)は、可動ガイ
ドレール124側に固定されており、また切断機51へ
のケーブル122連結部の前方位置における可動ガイド
レール124側には、ストッパー151が設けられてい
る。
【0031】また、上側ケーブル吊持体128Aについ
ては、ガイド板132がある範囲内においては、昇降部
材143がガイド板132により上昇されているため、
牽引棒144が棒状体141から離れた状態となり、こ
の部分では、強制的な上側ケーブル吊持体128Aの移
動は行われない。
ては、ガイド板132がある範囲内においては、昇降部
材143がガイド板132により上昇されているため、
牽引棒144が棒状体141から離れた状態となり、こ
の部分では、強制的な上側ケーブル吊持体128Aの移
動は行われない。
【0032】したがって、最初、図9および図12に示
すように、上側ケーブル吊持体128Aの巻付け部付近
(図9の0度位置付近)に集まった状態になっており、
この状態で、上部リング84が回転されると、その回転
とともにケーブル122が順次矢印a方向に引っ張られ
て繰り出される。
すように、上側ケーブル吊持体128Aの巻付け部付近
(図9の0度位置付近)に集まった状態になっており、
この状態で、上部リング84が回転されると、その回転
とともにケーブル122が順次矢印a方向に引っ張られ
て繰り出される。
【0033】この時、牽引棒144はガイド板132に
より上昇されているため、上側ケーブル吊持体128A
は自然に引き出され、そしてガイド板132の部分から
外れると、牽引棒144が下がり、所定の上側ケーブル
吊持体128Aの棒状体141に係合し、上側ケーブル
吊持体128Aが順次昇降部材143により牽引され、
すなわち所定間隔置きに引き出されることになる。
より上昇されているため、上側ケーブル吊持体128A
は自然に引き出され、そしてガイド板132の部分から
外れると、牽引棒144が下がり、所定の上側ケーブル
吊持体128Aの棒状体141に係合し、上側ケーブル
吊持体128Aが順次昇降部材143により牽引され、
すなわち所定間隔置きに引き出されることになる。
【0034】そして、可動ガイドレール124が270
度回転すると、最初90度付近に位置されていたストッ
パー151が、0度付近にある最後尾の上側ケーブル吊
持体128Aを押し出し、残りの0度〜90度の範囲を
回転させることになる。この90度の範囲については、
固定ガイドレール126に案内される下側ケーブル吊持
体128Bは、上側ケーブル吊持体128Aの移動に伴
って自然に追従されることになる。
度回転すると、最初90度付近に位置されていたストッ
パー151が、0度付近にある最後尾の上側ケーブル吊
持体128Aを押し出し、残りの0度〜90度の範囲を
回転させることになる。この90度の範囲については、
固定ガイドレール126に案内される下側ケーブル吊持
体128Bは、上側ケーブル吊持体128Aの移動に伴
って自然に追従されることになる。
【0035】また、上記牽引棒144の棒状体141へ
の当接方向は、例えば2本づつその当接する方向が逆方
向となるようにされており、ケーブル122の繰り出し
方向と、繰り込み方向との両方向の回転に、ケーブル吊
持体128Aが強制的に追従し得るように考慮されてい
る。なお、最後尾の上側ケーブル吊持体128Aについ
ては、ストッパー151により繰り出し方向(a)に回
転されるが、繰り込み方向(b)においては、それに対
応する牽引具129における牽引棒144により、逆方
向の回転が行われる。
の当接方向は、例えば2本づつその当接する方向が逆方
向となるようにされており、ケーブル122の繰り出し
方向と、繰り込み方向との両方向の回転に、ケーブル吊
持体128Aが強制的に追従し得るように考慮されてい
る。なお、最後尾の上側ケーブル吊持体128Aについ
ては、ストッパー151により繰り出し方向(a)に回
転されるが、繰り込み方向(b)においては、それに対
応する牽引具129における牽引棒144により、逆方
向の回転が行われる。
【0036】このように、長くかつ重量のあるケーブル
122を、切断機51の回転にスムースに追従させるた
めに、固定ガイドレール126と可動ガイドレール12
4との両方を使用するとともに、可動ガイドレール12
4に案内される上側ケーブル吊持体128Aの繰り出し
および繰り込みを、牽引具129により行うようにして
いる。
122を、切断機51の回転にスムースに追従させるた
めに、固定ガイドレール126と可動ガイドレール12
4との両方を使用するとともに、可動ガイドレール12
4に案内される上側ケーブル吊持体128Aの繰り出し
および繰り込みを、牽引具129により行うようにして
いる。
【0037】ところで、上記環状支持部材81を支持す
る連結ピン68の位置が、水平支持ピン65の支持中心
位置よりも所定高さ(h)だけ下方の位置に設けている
と説明したが、これは、環状支持部材81を、所定角度
(例えば30度程度)だけ揺動(傾動)させた際に、図
8に示すように、上部リング84上に載置されている切
断機51の火口94の高さにおいて、その火口94から
切断される鋼管Aまでの距離(L1 ,L2 )がほぼ等し
くなるようにするためである。例えば、水平支持ピン6
5を、環状支持部材81に直接連結すると、その支持軸
位置から火口94までの高さが高くなり、したがって環
状支持部材81を所定角度でもって傾斜させた際に、旋
回時における火口94から鋼管A表面までの距離が、旋
回最上方位置と旋回最下方位置とで異なり、切断条件が
変化してしまう。
る連結ピン68の位置が、水平支持ピン65の支持中心
位置よりも所定高さ(h)だけ下方の位置に設けている
と説明したが、これは、環状支持部材81を、所定角度
(例えば30度程度)だけ揺動(傾動)させた際に、図
8に示すように、上部リング84上に載置されている切
断機51の火口94の高さにおいて、その火口94から
切断される鋼管Aまでの距離(L1 ,L2 )がほぼ等し
くなるようにするためである。例えば、水平支持ピン6
5を、環状支持部材81に直接連結すると、その支持軸
位置から火口94までの高さが高くなり、したがって環
状支持部材81を所定角度でもって傾斜させた際に、旋
回時における火口94から鋼管A表面までの距離が、旋
回最上方位置と旋回最下方位置とで異なり、切断条件が
変化してしまう。
【0038】また、図示してないが、環状支持部材81
側の適当箇所には、例えば旋回装置101などの揺動軸
心に対する偏荷重をできるだけ打ち消すように、バラン
スウエイトが配置されている。
側の適当箇所には、例えば旋回装置101などの揺動軸
心に対する偏荷重をできるだけ打ち消すように、バラン
スウエイトが配置されている。
【0039】次に、鋼管を斜めに切断する作業について
説明する。まず、クレーンなどを使用して切断すべき鋼
管Aを昇降台6の昇降台本体11上に載置した後、固定
具16により固定する。勿論、この時、鋼管Aの中心
と、上部リング84の旋回中心とが一致するように、位
置決めがなされる。なお、この位置決め時に、円形テー
ブル15を回転させるようにしてもよい。
説明する。まず、クレーンなどを使用して切断すべき鋼
管Aを昇降台6の昇降台本体11上に載置した後、固定
具16により固定する。勿論、この時、鋼管Aの中心
と、上部リング84の旋回中心とが一致するように、位
置決めがなされる。なお、この位置決め時に、円形テー
ブル15を回転させるようにしてもよい。
【0040】次に、第1昇降用電動機47を駆動して昇
降台6を昇降させ、鋼管Aの切断位置がリング体52の
上部リング84に支持された切断機51の位置に合うよ
うにする。なお、場合によっては、昇降台6を概略位置
まで上昇させておき、切断機51のバーナの火口94の
位置と、鋼管Aの切断位置とを一致させるのに、第2昇
降用電動機58を駆動して支柱部材54を昇降させるこ
とにより行うようにしてもよい。
降台6を昇降させ、鋼管Aの切断位置がリング体52の
上部リング84に支持された切断機51の位置に合うよ
うにする。なお、場合によっては、昇降台6を概略位置
まで上昇させておき、切断機51のバーナの火口94の
位置と、鋼管Aの切断位置とを一致させるのに、第2昇
降用電動機58を駆動して支柱部材54を昇降させるこ
とにより行うようにしてもよい。
【0041】次に、角度設定装置63のハンドル部73
により、鋼管Aの切断面に沿うように、リング体52を
揺動、すなわち上部リング84を傾斜させる。この時、
環状支持部材81を支持する支持具111における支持
棒の長さ調節も同時に行われる。
により、鋼管Aの切断面に沿うように、リング体52を
揺動、すなわち上部リング84を傾斜させる。この時、
環状支持部材81を支持する支持具111における支持
棒の長さ調節も同時に行われる。
【0042】そして、切断機51のバーナの火口94の
位置を、シリンダー装置92により、鋼管Aの径に合わ
せて切断に適した位置に設定した後、ガスバーナに点火
するとともに、旋回用電動機105を駆動して、所定速
度でもって、上部リング84を旋回させれば、鋼管Aを
自動的に斜めに切断することができる。
位置を、シリンダー装置92により、鋼管Aの径に合わ
せて切断に適した位置に設定した後、ガスバーナに点火
するとともに、旋回用電動機105を駆動して、所定速
度でもって、上部リング84を旋回させれば、鋼管Aを
自動的に斜めに切断することができる。
【0043】勿論、この時、ガス、酸素などの用役を切
断機51に供給するケーブル122は、両ガイドレール
126,124に案内されるケーブル吊持体128が牽
引具129により移動されるため、切断機51の旋回に
スムースに追従する。
断機51に供給するケーブル122は、両ガイドレール
126,124に案内されるケーブル吊持体128が牽
引具129により移動されるため、切断機51の旋回に
スムースに追従する。
【0044】このように、鋼管Aを斜めに切断する場
合、鋼管Aを昇降台6上に載置するとともに、昇降台6
を上昇させて切断機51に対応する高さに移動させた
後、切断機51が設けられたリング体52を所定の切断
面に合うように揺動させ、そして切断機51が直接支持
された上部リング84を旋回装置101により、旋回さ
せるだけで、管径の大小に拘らず、簡単にかつ自動的
に、管を斜めに切断をすることができる。
合、鋼管Aを昇降台6上に載置するとともに、昇降台6
を上昇させて切断機51に対応する高さに移動させた
後、切断機51が設けられたリング体52を所定の切断
面に合うように揺動させ、そして切断機51が直接支持
された上部リング84を旋回装置101により、旋回さ
せるだけで、管径の大小に拘らず、簡単にかつ自動的
に、管を斜めに切断をすることができる。
【0045】また、鋼管Aを斜めに切断するのに、単
に、揺動すなわち傾斜された環状支持部材81上で上部
リング84を旋回させるだけでよく、したがって、従来
のように、鋼管を水平に支持させて回転させながら、ガ
スバーナの火口を移動させる場合に比べて、火口の移動
の制御機構を殆ど必要としない。
に、揺動すなわち傾斜された環状支持部材81上で上部
リング84を旋回させるだけでよく、したがって、従来
のように、鋼管を水平に支持させて回転させながら、ガ
スバーナの火口を移動させる場合に比べて、火口の移動
の制御機構を殆ど必要としない。
【0046】ところで、上記実施例においては、切断機
をガスバーナとして説明したが、ガスバーナに限定され
るものではなく、例えばプラズマ切断機などを使用して
もよい。
をガスバーナとして説明したが、ガスバーナに限定され
るものではなく、例えばプラズマ切断機などを使用して
もよい。
【0047】また、上記実施例において、例えば小径の
鋼管を切断する場合には、円形テーブル上に、さらにそ
の円形テーブルと同様の固定具を有する小径の円形テー
ブル、すなわち子円形テーブルを載置して、この子円形
テーブルに小径の鋼管が固定されるとともに、切断機5
1の火口94の位置を調節するために、図6の仮想線に
て示すように、補助取付板131が使用される。
鋼管を切断する場合には、円形テーブル上に、さらにそ
の円形テーブルと同様の固定具を有する小径の円形テー
ブル、すなわち子円形テーブルを載置して、この子円形
テーブルに小径の鋼管が固定されるとともに、切断機5
1の火口94の位置を調節するために、図6の仮想線に
て示すように、補助取付板131が使用される。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、管
材を斜めに切断する場合、管材を昇降台上に載置すると
ともに、昇降台を上昇させて切断機に対応する高さに移
動させた後、切断機が設けられた旋回リングを所定の切
断面に合うように揺動させ、そして旋回リングを旋回装
置により旋回させて管材を斜めに切断するようにしたの
で、従来のように、管材を水平に支持して回転させる装
置に比べて、管径が大きくなった場合でも、それ程、装
置自体を大掛かりなものにする必要がないととももに、
切断機自体の移動を制御する必要がなく、したがって装
置自体の製作コストの低減化を図ることができる。
材を斜めに切断する場合、管材を昇降台上に載置すると
ともに、昇降台を上昇させて切断機に対応する高さに移
動させた後、切断機が設けられた旋回リングを所定の切
断面に合うように揺動させ、そして旋回リングを旋回装
置により旋回させて管材を斜めに切断するようにしたの
で、従来のように、管材を水平に支持して回転させる装
置に比べて、管径が大きくなった場合でも、それ程、装
置自体を大掛かりなものにする必要がないととももに、
切断機自体の移動を制御する必要がなく、したがって装
置自体の製作コストの低減化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例における管材切断装置の一部
切欠全体側面図である。
切欠全体側面図である。
【図2】図1のB−B矢視図である。
【図3】同実施例における管材切断装置の全体平面図で
ある。
ある。
【図4】同実施例の管材切断装置における昇降装置を示
す一部切欠側面図である。
す一部切欠側面図である。
【図5】同実施例の管材切断装置における昇降装置の駆
動系統を示す斜視図である。
動系統を示す斜視図である。
【図6】同実施例の管材切断装置における切断機の平面
図である。
図である。
【図7】同実施例の管材切断装置におけるリング体の要
部断面図である。
部断面図である。
【図8】同実施例の管材切断装置におけるリング体の傾
動時の概略断面図である。
動時の概略断面図である。
【図9】同実施例の管材切断装置におけるケーブル案内
装置の平面図である。
装置の平面図である。
【図10】図9のC−C断面図である。
【図11】同実施例の管材切断装置におけるケーブル案
内装置の要部断面斜視図である。
内装置の要部断面斜視図である。
【図12】同実施例の管材切断装置におけるケーブル案
内装置の使用状態を示す側面図である。
内装置の使用状態を示す側面図である。
A 鋼管 1 架台 1a 空間部 2 支柱体 6 昇降台 7 第1昇降装置 11 昇降台本体 12 主梁材 15 円形テーブル 16 固定具 32 駆動側回転軸体 33A,33B 従動側回転軸体 47 第1昇降用電動機 51 切断機 52 リング体 54 支柱部材 55 第2昇降装置 58 第2昇降用電動機 63 角度設定装置 81 環状支持部材 82 旋回軸受 83 下部リング 84 上部リング 92 シリンダー装置 94 火口 101 旋回装置 105 旋回用電動機
Claims (1)
- 【請求項1】架台の中央部に昇降自在に設けられるとと
もに管材を載置する昇降台と、この昇降台を昇降させる
昇降装置と、昇降台の両側部に立設された左右の支柱体
と、これら両支柱体に水平軸心回りで揺動自在に支持さ
れた環状支持体と、この環状支持体の揺動角を設定する
角度設定装置と、上記環状支持体に旋回自在に支持され
た旋回リングと、この旋回リングを旋回させる旋回装置
と、上記旋回リングに取り付けられた管材の切断機とか
ら構成したことを特徴とする管材切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169434A JPH0724569A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 管材切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5169434A JPH0724569A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 管材切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724569A true JPH0724569A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15886532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5169434A Pending JPH0724569A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 管材切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724569A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102806404A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-05 | 山东豪迈机械制造有限公司 | 管子相贯线切割装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS566779A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 | Nippon Steel Corp | Pipe working device |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5169434A patent/JPH0724569A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS566779A (en) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 | Nippon Steel Corp | Pipe working device |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102806404A (zh) * | 2012-09-04 | 2012-12-05 | 山东豪迈机械制造有限公司 | 管子相贯线切割装置 |
CN102806404B (zh) * | 2012-09-04 | 2015-01-21 | 山东豪迈机械制造有限公司 | 管子相贯线切割装置 |
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