JPH07245209A - 圧粉コアおよびその製造方法 - Google Patents

圧粉コアおよびその製造方法

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JPH07245209A
JPH07245209A JP6056695A JP5669594A JPH07245209A JP H07245209 A JPH07245209 A JP H07245209A JP 6056695 A JP6056695 A JP 6056695A JP 5669594 A JP5669594 A JP 5669594A JP H07245209 A JPH07245209 A JP H07245209A
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ferromagnetic metal
phosphoric acid
metal powder
particles
core
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JP6056695A
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Asako Kajita
朝子 梶田
Shinko Karatsu
真弘 唐津
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強磁性金属粉末を加圧成形した圧粉コアにお
いて、渦電流損を小さくし、しかも機械的強度を高くす
る。 【構成】 強磁性金属粒子の表面にリン酸を付着させる
リン酸処理工程と、リン酸が付着した強磁性金属粒子か
らなる強磁性金属粉末を加圧成形する成形工程とを有す
る圧粉コアの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気・電子機器に
用いられる圧粉コアと、その製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気・電子機器の小型化がすす
み、小型で高効率の圧粉コアが要求されている。圧粉コ
アの材料にはフェライト粉末や強磁性金属粉末が用いら
れている。強磁性金属粉末はフェライト粉末に比べ飽和
磁束密度が高いが、抵抗率が低いため渦電流損が大きく
なる。このため、強磁性金属粒子表面には、通常、絶縁
膜が形成される。絶縁膜としては、水ガラスの被膜が一
般的である(特開昭56−155510号公報等)。
【0003】しかし、表面に水ガラス被膜を形成した強
磁性金属粒子を用いた場合、コアの機械的強度が低下す
るという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強磁性金属
粉末を加圧成形した圧粉コアにおいて、渦電流損を小さ
くし、しかも機械的強度を高くすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(13)の構成により達成される。 (1) 強磁性金属粒子の表面にリン酸を付着させるリ
ン酸処理工程と、リン酸が付着した強磁性金属粒子から
なる強磁性金属粉末を加圧成形する成形工程とを有する
ことを特徴とする圧粉コアの製造方法。 (2) リン酸処理工程において、リン酸が溶解してい
る処理液と強磁性金属粉末とを接触させた後、強磁性金
属粉末を乾燥させる上記(1)の圧粉コアの製造方法。 (3) 強磁性金属粉末に対するリン酸の比率が0.1
〜2重量%である上記(1)または(2)の圧粉コアの
製造方法。 (4) リン酸処理工程と成形工程との間に、強磁性金
属粉末と常温で固体の有機潤滑剤とを混合する有機潤滑
剤添加工程を有する上記(1)〜(3)のいずれかの圧
粉コアの製造方法。 (5) 常温で固体の有機潤滑剤として、脂肪酸、脂肪
酸金属塩およびワックスから選択される少なくとも1種
を用いる上記(4)の圧粉コアの製造方法。 (6) 強磁性金属粉末に対する常温で固体の有機潤滑
剤の比率が0.1〜1重量%である上記(4)または
(5)の圧粉コアの製造方法。 (7) 成形工程後に、強磁性金属粒子の焼鈍工程を有
する上記(1)〜(6)のいずれかの圧粉コアの製造方
法。 (8) 平均粒子径が50μm 以下であり、粒子径が1
25μm 以上の強磁性金属粒子の個数が10%以下であ
る強磁性金属粉末を用いる上記(1)〜(7)のいずれ
かの圧粉コアの製造方法。 (9) 前記強磁性金属粉末中において、粒子径が90
μm 以上の強磁性金属粒子の個数が2%以上である上記
(8)の圧粉コアの製造方法。 (10) 表面にリン酸が付着した強磁性金属粒子から
なる強磁性金属粉末を含むことを特徴とする圧粉コア。 (11) 前記強磁性金属粉末の平均粒子径が50μm
以下であり、前記強磁性金属粉末中において、粒子径が
125μm 以上の強磁性金属粒子の個数が10%以下で
ある上記(10)の圧粉コア。 (12) 記強磁性金属粉末中において、粒子径が90
μm 以上の強磁性金属粒子の個数が2%以上である上記
(11)の圧粉コア。 (13) E型のコア半体を有する上記(10)〜(12)
のいずれかの圧粉コア。
【0006】
【作用および効果】本発明では、表面にリン酸を付着さ
せた強磁性金属粒子からなる粉末を加圧成形して圧粉コ
アを製造する。粒子表面に付着したリン酸は、粒子間を
電気的に絶縁する作用を示す。従来、絶縁膜としては水
ガラス被膜が多用されており、この水ガラス被膜がコア
の機械的強度を低下させる原因となっているが、本発明
にしたがって強磁性金属粒子表面にリン酸を付着させた
場合には、水ガラス被膜を形成した粒子を用いたときよ
りも高い強度が得られるのはもちろん、未処理のときよ
りも高い機械的強度が得られる。すなわち、粉末にリン
酸処理を施すことにより、損失が減少すると共に機械的
強度も向上する。
【0007】また、水ガラスを用いる場合には、水ガラ
ス被膜形成後に、互いに固着した粒子を解砕する必要が
あるが、リン酸処理では粒子の固着は生じないので、解
砕工程を設ける必要がない。このため、本発明により生
産性も改善される。
【0008】粒子表面にリン酸を付着させることにより
絶縁効果が生じ、渦電流損は十分に低くなるが、平均粒
子径および粒度分布が上記した範囲の強磁性金属粉末、
すなわち、圧粉コアに従来用いられているものよりも小
径の強磁性金属粉末を用いれば、渦電流損はさらに低く
なる。
【0009】なお、特開平1−294804号公報に
は、強磁性金属粉末を鉱酸処理する方法が開示されてい
る。しかし、同公報記載の鉱酸処理は、強磁性金属粒子
表面の凸部を除去するためのものであり、実際、同公報
に具体的に開示されている鉱酸は、塩酸、硝酸、硫酸だ
けであり、弱酸であるリン酸については開示がない。し
かも、同公報において粒子表面に水ガラス等の絶縁層を
形成していることから明らかなように、塩酸等の強酸で
処理する方法は粒子間の絶縁確保に全く効果がないの
で、同公報記載の鉱酸処理は本発明におけるリン酸処理
とは全く異なる。
【0010】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0011】本発明の圧粉コアの製造方法の主要な構成
を、図1に示す。この方法は、強磁性金属粒子の表面に
リン酸を付着させるリン酸処理工程と、リン酸が付着し
た強磁性金属粒子からなる強磁性金属粉末を加圧成形す
る成形工程とを少なくとも有する。
【0012】強磁性金属粒子としては、Fe系強磁性金
属からなる粒子を用いることが好ましい。Fe系強磁性
金属としては、Fe、Fe−Al−Si(センダス
ト)、Fe−Ni(パーマロイ)、Fe−Co、Fe−
Si、Fe−P、Fe−Mo−Ni(スーパーマロイ)
等の少なくとも1種であり、これらから適宜選択すれば
よい。渦電流損を少なくするためには、強磁性金属粉末
の平均粒子径を好ましくは50μm 以下、より好ましく
は40μm 以下とし、さらに、粉末中における粒子径1
25μm 以上の強磁性金属粒子の個数を、好ましくは1
0%以下、より好ましくは5%以下とする。ただし、粒
子径が90μm 以上の粒子の個数は、好ましくは2%以
上、より好ましくは5%以上であり、好ましくは20%
以下、より好ましくは15%以下である。粒子径90μ
m 以上の大径粒子をあえて混在させるのは、粉末の流動
性を確保して成形性を向上させるためである。粒子径9
0μm以上の粒子の混在率が2%以上、特に5%以上で
あれば、流動性が大幅に向上し、しかも粒子径90μm
以上の粒子を含まない粉末を用いた場合に比べ、コアロ
スの増加はほとんどない。
【0013】なお、平均粒子径の下限は特に設けない
が、平均粒子径が10μm 未満であると圧粉が困難にな
ることから、平均粒子径は一般に10μm 以上であるこ
とが好ましい。
【0014】本明細書における平均粒子径とは数平均粒
子径D50を意味し、強磁性金属粉末を構成する粒子の数
を粒径の小さい方から積算し、この積算値が粉末全体の
粒子数の50%に達したときの粒子の径である。この場
合の粒子径は、光散乱法を用いた粒度分析計で測定した
粒子径である。光散乱法を用いた粒度分析とは、試料を
例えば循環しながらレーザー光やハロゲンランプ等を光
源としてフランホーファ回折あるいはミィ散乱を利用
し、粒度分布を測定するものである。この詳細は、例え
ば「粉体と工業」VOL.19 No.7(1987) に記載されてい
る。上記D50は、このような粒度分析計により得られた
粒度分布により決定することができる。また、粒子径9
0μm 以上の粒子の割合や粒子径125μm 以上の粒子
の割合も、このようにして得られた粒度分布から求める
ことができる。
【0015】粉末の粒度分布の制御にはフルイなどによ
る分級を用いてもよく、所望の粒度分布をもつ市販の粉
末を利用してもよい。
【0016】強磁性金属粉末の製造方法は特に限定され
ず、水アトマイズ法、ガスアトマイズ法等のアトマイズ
法や、冷却基体を用いた急冷凝固法、還元法などから適
宜選択すればよい。水アトマイズ法では、ノズルから流
下させた原料合金の溶湯に高圧水を噴射して冷却し、凝
固・粉末化する。粉末化は、粉末の酸化を防ぐために非
酸化性雰囲気中で行なうことが好ましい。
【0017】なお、本発明では、必要に応じて強磁性金
属粒子を偏平化してもよい。トロイダル状のコアや、E
型コアであってすべての足が直方体状であるものなどで
は、使用時の磁路方向に対し垂直な方向に加圧して成形
するいわゆる横押し成形が可能である。横押し成形で
は、圧粉コア中において偏平状粒子の主面を磁路とほぼ
平行とすることが容易であるため、偏平状粒子を用いる
ことにより容易に透磁率を向上させることができる。偏
平化手段は特に限定されないが、ボールミル、ロッドミ
ル、振動ミル、アトリションミル等の圧延・剪断作用を
もつ手段を用いることが好ましい。偏平化率は特に限定
されないが、通常、アスペクト比(径/厚さ)で5〜1
5程度とすることが好ましい。
【0018】一方、横押し成形が不可能なコア、例え
ば、E型コアであっても足の断面外形の少なくとも一部
が弧状であるものなど(いわゆるEPC型コアやER型
コアに用いるコア半体など)では、成形時の加圧方向が
足の軸方向(磁路方向)と一致するいわゆる縦押し成形
を用いる。縦押し成形では、偏平状粒子を用いる利点は
ないため、水アトマイズ法やガスアトマイズ法などで得
られる不定形状や球状の粒子をそのまま用いることが好
ましい。
【0019】本発明では、成形前に強磁性金属粉末にリ
ン酸処理を施す。リン酸処理工程では、リン酸が溶解し
ている処理液と強磁性金属粉末とを接触させた後、強磁
性金属粉末を乾燥させる。これにより、強磁性金属粒子
表面にはリン酸が付着する。
【0020】本発明では、通常、リン酸としてオルトリ
ン酸および/または二リン酸(ピロリン酸)を用いる。
リン酸処理後に焼鈍処理を行なった場合、強磁性金属粒
子表面のオルトリン酸や二リン酸が脱水縮合し、少なく
とも一部がより重合度の高いポリリン酸に変化すると考
えられるが、本発明ではリン酸処理後に焼鈍処理を行な
った場合でも行なわない場合でも、リン酸処理による効
果は実現する。
【0021】なお、粒子表面のリン酸の存在形態は明ら
かではないが、リン酸処理により粒子間の絶縁性が著し
く高くなることから、粒状のリン酸が粒子表面に比較的
高密度で存在しているか、あるいは粒子表面にリン酸被
膜が形成されていると考えられる。特に、オルトリン酸
の熱処理により生成する二リン酸は、通常、ガラス状ま
たは結晶状であるため、焼鈍処理後には粒子表面で膜状
化していると考えられる。
【0022】リン酸の使用量は、強磁性金属粉末に対し
好ましくは0.1〜2重量%、より好ましくは0.3〜
0.9重量%である。リン酸の使用量が少なすぎるとリ
ン酸処理による効果が不十分となり、使用量が多すぎる
とコアの透磁率が低くなってしまう。
【0023】処理液調製に際して用いるリン酸の溶媒は
特に限定されないが、強磁性金属粒子の酸化を防ぐため
には有機溶媒を用いることが好ましい。具体的には、ア
ルコールやエーテル等の各種有機溶媒を用いることがで
きるが、沸点等が適当で溶媒蒸発工程での作業が容易で
あることから、メタノール、エタノール、1−プロパノ
ール、2−プロパノール(IPA)等のアルコール系溶
媒を用いることが好ましい。
【0024】処理液中のリン酸の濃度は特に限定され
ず、強磁性金属粉末と処理液との混合が容易に行なえ、
かつ、溶媒の蒸発が迅速に行なえるように適宜設定すれ
ばよいが、通常、10〜100g/l 程度とすることが好
ましい。
【0025】強磁性金属粉末を処理液と接触させた後、
溶媒を蒸発させることにより、強磁性金属粒子表面には
リン酸が付着する。溶媒の蒸発には、加熱および/また
は減圧を利用することが好ましい。そして、溶媒蒸発
後、100〜150℃で5〜12時間程度加熱すること
により、強磁性金属粉末をほぼ完全に乾燥することがで
きる。粉末をほぼ完全に乾燥させることにより、透磁率
の周波数特性の劣化および渦電流損の増加を防ぐことが
できる。これは、加熱乾燥によりリン酸の付着強度が向
上して、成形の際の絶縁破壊が抑えられるためと考えら
れる。
【0026】リン酸処理工程後、成形工程の前に、強磁
性金属粉末と常温で固体の有機潤滑剤とを混合する有機
潤滑剤添加工程を設けることが好ましい。常温で固体の
有機潤滑剤は、成形時の粒子間の潤滑性を高めたり、金
型からの離型性を向上させたりする。常温で固体の有機
潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸金属塩、ワックス等の
少なくとも1種を用いることが好ましい。脂肪酸として
は、炭素数10以上の直鎖飽和高級脂肪酸、例えば、ス
テアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸等が挙げられ
るが、入手が容易で扱いやすいことから、特にステアリ
ン酸またはこれを主体とする混合物を用いることが好ま
しい。脂肪酸金属塩としては、前記各高級脂肪酸の金属
塩が好ましく、また、無毒性の点で、亜鉛塩、カルシウ
ム塩またはマグネシウム塩が好ましい。具体的には、入
手が容易で扱いやすいことから、ステアリン酸の金属塩
またはこれを主体とする混合物が好ましい。有機潤滑剤
の添加量は、強磁性金属粉末に対し好ましくは0.1〜
1重量%、より好ましくは0.3〜0.5重量%であ
る。有機潤滑剤の添加量が少なすぎると添加による効果
が不十分となり、また、焼鈍処理の際に強磁性金属粉末
の焼結が進んで絶縁破壊が生じ、渦電流損が増大しやす
い。一方、有機潤滑剤の添加量が多すぎると、コアの透
磁率が低くなってしまう他、コアの強度が低くなってし
まう。
【0027】成形工程では、強磁性金属粉末を加圧して
所望の形状に成形する。本発明が適用されるコア形状は
特に限定されず、いわゆるトロイダル型、EE型、EI
型、ER型、EPC型、ドラム型、ポット型、カップ型
等の各種形状のコアの製造に本発明は適用できるが、本
発明では機械的強度を著しく向上させることができるの
で、折損しやすいE型のコア半体を有するコアに本発明
は特に好適である。成形条件は特に限定されず、強磁性
金属粒子の種類や形状、寸法、目的とするコア形状やコ
ア寸法、コア密度などに応じて適宜決定すればよいが、
通常、最大圧力は6〜20t/cm2 程度、最大圧力に保持
する時間は0.1秒間〜1分間程度とする。
【0028】成形後には、焼鈍処理を施すことが好まし
い。焼鈍処理は、成形の際に強磁性金属粒子に生じたス
トレスを解放するためのものであり、粒子を機械的に偏
平化した場合には、それによるストレスも解放すること
ができる。また、焼鈍処理により成形体の密度が増大し
て機械的強度が向上する。焼鈍処理の条件は、強磁性金
属粒子の種類や、成形条件、偏平化条件などに応じて適
宜決定すればよいが、保持温度は好ましくは300〜6
00℃、より好ましくは400〜500℃とし、温度保
持時間は好ましくは30分間〜2時間とする。処理温度
が低すぎると焼鈍が不十分となり、高すぎると粉末が焼
結しやすくなる。焼鈍処理の際には、上記した有機潤滑
剤は、通常、その一部が揮発する。
【0029】成形後、あるいは焼鈍処理後に、必要に応
じ、巻線やコア半体同士の組み付け、ケース装入などを
行なう。
【0030】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0031】<実施例1>水アトマイズ法により製造し
た鉄粉をフルイにより分級して、数平均粒子径D50が3
3μm 、粒子径が125μm 以上の粒子の数が0%、粒
子径が90μm 以上の粒子の数が7%である鉄粉を得
た。鉄粉の粒度分布は、光散乱を利用した粒度分析計
{日機装(株)製マイクロトラック粒度分析計}により
測定した。次に、IPAにリン酸(オルトリン酸)を溶
解して、リン酸濃度の異なる複数の処理液を調製した。
処理液のリン酸濃度は、10〜115g/l の範囲とし
た。各処理液を攪拌しながら、分級した鉄粉を各処理液
中に投入した。IPAの使用量は投入する鉄粉の15重
量%とした。表1に、鉄粉に対するリン酸の使用量を示
す。鉄粉投入後も室温で30分間攪拌を続けた後、さら
に攪拌を続けながらウォーターバス上でIPAを蒸発さ
せた。次いで、鉄粉をステンレスバットに展開し、オー
ブンにより120℃で12時間乾燥させた。
【0032】なお、比較のために、リン酸処理を施さな
い鉄粉も用意した。
【0033】リン酸処理前の鉄粉の走査型電子顕微鏡写
真を図2に、リン酸処理(リン酸0.6重量%)後の鉄
粉の走査型電子顕微鏡写真を図3に示す。図2では、水
アトマイズ法に由来する鉄粒子表面の凹凸が明瞭に認め
られるが、リン酸処理後の図3では、図2に比べ粒子表
面が滑らかになっていることがわかる。しかし、図5に
示すように、リン酸処理後の鉄粒子表面の拡大写真で
は、粒子表面に微小な粒状物が存在することがわかる。
この微小な粒状物はリン酸処理前の鉄粒子表面の拡大写
真(図4)にはみられなかったものであり、また、処理
液のリン酸濃度の増大に伴なってこの粒状物の存在密度
は高くなる。
【0034】次に、リン酸処理後の鉄粉に、常温で固体
の有機潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を混合し、表1に
示す各成形材料を得た。鉄粉に対するステアリン酸亜鉛
の添加量を表1に示す。
【0035】なお、比較のために、リン酸処理の替わり
に鉄粉に水ガラス被膜を形成し、その他は上記と同様に
して成形材料を作製した。水ガラス被膜は、以下のよう
にして形成した。まず、水ガラスを等量の水で希釈して
処理液を調製し、この処理液を攪拌しながら鉄粉を投入
した。次いで、温風乾燥機(120℃)により鉄粉を乾
燥した後、整粒機で解砕した。鉄粉に対する水ガラスの
使用量は6重量%、ステアリン酸亜鉛の使用量は0.4
重量%とした。
【0036】各成形材料を10t/cm2 の圧力で加圧成形
し、トロイダル状(外径14mm、内径8mm、高さ2.6
mm)の圧粉コアとした。次いで、各コアに焼鈍処理(4
00℃に0.5時間保持)を施した。焼鈍処理後の各コ
アの密度を表1に示す。また、焼鈍処理後に、表1の成
形材料No. 4−3を用いたコアを、高さ方向を含む断面
が露出するように切断し、断面を研磨した後、走査型電
子顕微鏡写真を撮影した。この写真を図6に示す。
【0037】焼鈍処理後の各コアについて、以下の特性
を測定した。結果を表1に示す。初透磁率 100kHz および1MHz のそれぞれにおける初透磁率を
求めた。直流重畳特性 磁界強度1000A/m または6000A/m に相当するバ
イアス電流を流し、100kHz における透磁率を求め
た。コアロス 100kHz 、0.1Tにおけるコアロスを求めた。圧環強度 コアの直径方向に力を加え、コアが破壊されたときの力
を圧環強度とした。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示される結果から本発明の効果が明
らかである。すなわち、リン酸処理を施さない成形材料
(No. 1−1〜1−4)を用いたコアおよび水ガラス被
膜を形成した成形材料(No. 1−5)を用いたコアに対
し、リン酸処理を施した成形材料を用いたコアでは、コ
アロスが著しく低くなると共に圧環強度が著しく向上し
ている。また、上記各コアと同形状かつ同寸法のフェラ
イトコアを作製し、これについても圧環強度を測定した
ところ、15kgf であったので、本発明によりフェライ
トコアと同等以上の機械的強度を示す圧粉コアが得られ
ることがわかる。
【0040】<実施例2>実施例1で用いた成形材料N
o. 1−5(水ガラス被膜)、3−2、4−2、5−2
をそれぞれ用い、E型のコア半体{形状および寸法は、
E−10.2−5.50−4.70(JIS C 2514-1989
)}を作製した。また、比較のために、同形状および
同寸法のフェライトコア半体を作製した。成形圧力は1
0t/cm2 とし、成形後に400℃で0.5時間の焼鈍処
理を施した。
【0041】これらのコア半体について、JIS C 2514-1
989 の「M強度」に準じて強度試験を行ない、コアを破
損させるために必要な力を調べた。結果を表2に示す。
なお、M強度測定試験では、通常、E型コアの外足の付
け根付近が破損する。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示される結果から、E型のコア半体
においても本発明により著しく強度が向上し、フェライ
トコアと同等以上の強度が得られることがわかる。
【0044】なお、表2に示す各E型コア半体同士を突
き合せてEE型コアを作製し、これらについてコアロス
を測定したところ、用いた成形材料に応じて、表1に示
す結果と同様に、本発明によりコアロスが減少すること
が確認された。
【0045】<実施例3>表3に示す粒度分布の鉄粉を
用いて成形材料を製造し、各成形材料を用いて実施例1
と同様にしてトロイダル状コアを作製した。各成形材料
におけるリン酸量とステアリン酸亜鉛量とは、実施例1
の成形材料No. 4−2と同様とした。なお、表3のトロ
イダルコアNo. 1に用いた鉄粉は、実施例1で用いた鉄
粉である。各成形材料の流動度と各コアのコアロスとを
表3に示す。なお、表3に示す流動度は、JIS Z 2502に
基づき、漏斗を使用して測定した。
【0046】
【表3】
【0047】表3に示される結果から、数平均粒子径D
50、粒子径125μm 以上の粒子の比率および粒子径9
0μm 以上の粒子の比率が本発明範囲内である鉄粉を用
いた成形材料は、流動度が良好であり、しかも、このよ
うな成形材料を用いたコアでは、コアロスが低いことが
わかる。なお、表3のトロイダルコアNo. 3に用いた成
形材料は、流動度測定の途中で漏斗中において流動しな
くなり、測定が不可能となった。ただし、金型中への投
入および圧粉は可能であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧粉コアの製造方法の構成例を示すフ
ローチャートである。
【図2】粒子構造を示す図面代用写真であって、リン酸
処理前の鉄粉の表面状態を示す走査型電子顕微鏡写真で
ある。
【図3】粒子構造を示す図面代用写真であって、リン酸
処理後の鉄粉の表面状態を示す走査型電子顕微鏡写真で
ある。
【図4】粒子構造を示す図面代用写真であって、リン酸
処理前の鉄粉の表面状態の詳細を示す走査型電子顕微鏡
写真である。
【図5】粒子構造を示す図面代用写真であって、リン酸
処理後の鉄粉の表面状態の詳細を示す走査型電子顕微鏡
写真である。
【図6】粒子構造を示す図面代用写真であって、コアの
断面を示す走査型電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 41/02 D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性金属粒子の表面にリン酸を付着さ
    せるリン酸処理工程と、リン酸が付着した強磁性金属粒
    子からなる強磁性金属粉末を加圧成形する成形工程とを
    有することを特徴とする圧粉コアの製造方法。
  2. 【請求項2】 リン酸処理工程において、リン酸が溶解
    している処理液と強磁性金属粉末とを接触させた後、強
    磁性金属粉末を乾燥させる請求項1の圧粉コアの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 強磁性金属粉末に対するリン酸の比率が
    0.1〜2重量%である請求項1または2の圧粉コアの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 リン酸処理工程と成形工程との間に、強
    磁性金属粉末と常温で固体の有機潤滑剤とを混合する有
    機潤滑剤添加工程を有する請求項1〜3のいずれかの圧
    粉コアの製造方法。
  5. 【請求項5】 常温で固体の有機潤滑剤として、脂肪
    酸、脂肪酸金属塩およびワックスから選択される少なく
    とも1種を用いる請求項4の圧粉コアの製造方法。
  6. 【請求項6】 強磁性金属粉末に対する常温で固体の有
    機潤滑剤の比率が0.1〜1重量%である請求項4また
    は5の圧粉コアの製造方法。
  7. 【請求項7】 成形工程後に、強磁性金属粒子の焼鈍工
    程を有する請求項1〜6のいずれかの圧粉コアの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 平均粒子径が50μm 以下であり、粒子
    径が125μm 以上の強磁性金属粒子の個数が10%以
    下である強磁性金属粉末を用いる請求項1〜7のいずれ
    かの圧粉コアの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記強磁性金属粉末中において、粒子径
    が90μm 以上の強磁性金属粒子の個数が2%以上であ
    る請求項8の圧粉コアの製造方法。
  10. 【請求項10】 表面にリン酸が付着した強磁性金属粒
    子からなる強磁性金属粉末を含むことを特徴とする圧粉
    コア。
  11. 【請求項11】 前記強磁性金属粉末の平均粒子径が5
    0μm 以下であり、前記強磁性金属粉末中において、粒
    子径が125μm 以上の強磁性金属粒子の個数が10%
    以下である請求項10の圧粉コア。
  12. 【請求項12】 前記強磁性金属粉末中において、粒子
    径が90μm 以上の強磁性金属粒子の個数が2%以上で
    ある請求項11の圧粉コア。
  13. 【請求項13】 E型のコア半体を有する請求項10〜
    12のいずれかの圧粉コア。
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